『最強武将伝~三国演義』第1話
特段三国志に詳しいわけではないが、英雄と敵が典型的なと重ねたくなる程ステレオタイプで、足早なようでもたつく緩急の付け方も好みの違いといえばそれまでなのかもしれないが、俳優起用による声の演技の上手い下手以前の問題として気になった。ステレオタイプの表現は大筋では手段であると思うが、この作品ではステレオタイプの表現自体が目的化しているように思えるので違和感がある。
特段三国志に詳しいわけではないが、英雄と敵が典型的なと重ねたくなる程ステレオタイプで、足早なようでもたつく緩急の付け方も好みの違いといえばそれまでなのかもしれないが、俳優起用による声の演技の上手い下手以前の問題として気になった。ステレオタイプの表現は大筋では手段であると思うが、この作品ではステレオタイプの表現自体が目的化しているように思えるので違和感がある。
『Angel Beats!』第1話
主人公が記憶喪失でよく分からんが学校風の死後の世界に居て、よく分からんが天使と闘うことになる。キャラの情報とこちらの情報は同程度なので、キャラがよく分かるようになれば、こちらもよく分かるようになると思われる。今一つ世界観がよく分からないのに出てくるライブシーンは、演出意図もよく分からない。まあ、従順に学生生活を過ごすと成仏するらしいので、反抗した生活を過ごすと考えるなら、あのライブがロックで反抗ってことになると最大限好意的に解釈したとしても、ロックが反抗ってのは歴史として知っているだけなので実感がないから共感の仕様がない。これでライブが単発だったらと思うと先が思いやられるが、質感が3Dに思えたので今後の意味ある演出に使われることに期待したい。
バブルと消えるか実体があるのか注目したいところではあるが、全体が調和していないように思える状態を我慢出来るだろうか。
主人公が記憶喪失でよく分からんが学校風の死後の世界に居て、よく分からんが天使と闘うことになる。キャラの情報とこちらの情報は同程度なので、キャラがよく分かるようになれば、こちらもよく分かるようになると思われる。今一つ世界観がよく分からないのに出てくるライブシーンは、演出意図もよく分からない。まあ、従順に学生生活を過ごすと成仏するらしいので、反抗した生活を過ごすと考えるなら、あのライブがロックで反抗ってことになると最大限好意的に解釈したとしても、ロックが反抗ってのは歴史として知っているだけなので実感がないから共感の仕様がない。これでライブが単発だったらと思うと先が思いやられるが、質感が3Dに思えたので今後の意味ある演出に使われることに期待したい。
バブルと消えるか実体があるのか注目したいところではあるが、全体が調和していないように思える状態を我慢出来るだろうか。
『戦う司書 The Book of Bantorra』
ティーン以上を対象にしたアニメで、まさか1クール目の終わりになって面白くなるとは思わなかった。本当に意外だったとしか言いようがない。といっても、アクション自体は安定して面白かったので、話が着いて来れば面白くなるのは当然か。あるがままを懸命に生きる人々の人生が集まって力となる最終決戦への盛り上げ方や、拗ねた奴が素直になる流れは定番ながらも見事。あるがままを懸命に生きる人々とその死後に本となって残る記憶を賛美した結末は、切ないけど感傷的という程でもない格好良いものだった。
根本的な部分が王道だった。だから、気持ち良い。ありがとう。
ティーン以上を対象にしたアニメで、まさか1クール目の終わりになって面白くなるとは思わなかった。本当に意外だったとしか言いようがない。といっても、アクション自体は安定して面白かったので、話が着いて来れば面白くなるのは当然か。あるがままを懸命に生きる人々の人生が集まって力となる最終決戦への盛り上げ方や、拗ねた奴が素直になる流れは定番ながらも見事。あるがままを懸命に生きる人々とその死後に本となって残る記憶を賛美した結末は、切ないけど感傷的という程でもない格好良いものだった。
根本的な部分が王道だった。だから、気持ち良い。ありがとう。
小さいのは伊達じゃない
2010年4月10日 1話雑感『SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors』第1話
SDガンダムなので、大軍での会戦描写には期待薄だが、一般の民衆はジム顔で悪党はザクといった具合にモビルスーツの当て嵌め方が上手い。短いながらも短いからこそ、一つの出来事を取り上げる形でまとまっているので期待出来そうだ。
SDガンダムなので、大軍での会戦描写には期待薄だが、一般の民衆はジム顔で悪党はザクといった具合にモビルスーツの当て嵌め方が上手い。短いながらも短いからこそ、一つの出来事を取り上げる形でまとまっているので期待出来そうだ。
『トランスフォーマー アニメイテッド』第1話
アニメイテッドというよりは、アゴメイテッドなロボやアメリカチックな人間キャラといったデザインはさておき、演者の豪華さと掛け合いの面白さはそれを差し引いて引っ張るだけの力がある。初っ端から御大の掛け声とともに何でも鑑定団ネタから始まるのを筆頭に掛け合いが楽しい。サイバトロンは辛うじて真面目な体裁を保てているものの、御大のトゥランスフォォォムゥとかチョーさんのラップとかデストロンはコント集団なので期待出来そうだ。
声オタは今すぐ集合せよ。
アニメイテッドというよりは、アゴメイテッドなロボやアメリカチックな人間キャラといったデザインはさておき、演者の豪華さと掛け合いの面白さはそれを差し引いて引っ張るだけの力がある。初っ端から御大の掛け声とともに何でも鑑定団ネタから始まるのを筆頭に掛け合いが楽しい。サイバトロンは辛うじて真面目な体裁を保てているものの、御大のトゥランスフォォォムゥとかチョーさんのラップとかデストロンはコント集団なので期待出来そうだ。
声オタは今すぐ集合せよ。
『バカとテストと召喚獣』
パロディーは面白かったが、全体を通して話が面白いと思うことはなかった。にも拘らず、見終わってみると不思議と悪い気はしない。そんな作品だった。それは、試験召喚戦争の独自性というより、学校、クラス、グループといった共同体で悪くない人柄の連中が仲良く面白おかしくやっている姿を眺めるのが心地良かったからだろう。単に各種お約束を主人公がバカで自覚していないから嫌味に感じないともいえる。共同体幻想なのかもしれないが、現実での存在が薄ければ薄い程に惹かれるのも事実だろう。ただ、その感情はシリーズを通して見た短期的なものなので、埋没する前に続編シリーズが始まることを願いたい。
パロディーは面白かったが、全体を通して話が面白いと思うことはなかった。にも拘らず、見終わってみると不思議と悪い気はしない。そんな作品だった。それは、試験召喚戦争の独自性というより、学校、クラス、グループといった共同体で悪くない人柄の連中が仲良く面白おかしくやっている姿を眺めるのが心地良かったからだろう。単に各種お約束を主人公がバカで自覚していないから嫌味に感じないともいえる。共同体幻想なのかもしれないが、現実での存在が薄ければ薄い程に惹かれるのも事実だろう。ただ、その感情はシリーズを通して見た短期的なものなので、埋没する前に続編シリーズが始まることを願いたい。
『ひだまりスケッチ×☆☆☆』
後輩達が加わる直前の話と加わった後の新生ひだまり荘の話を時系列を入れ替えながら、後輩という外からの視点を通して改めて作品世界を見直す部分とキャラ毎に個別な視点から継続して見た部分で構成されていた。
後輩達が加わってからトマトを一緒に植えたり、カーテンを買いに行ったり、朝の体操をやったり、皆で食事をしたりして友好を深めながら、最後にトマトの収穫話を持ってきたことで、後輩達がより強くひだまり荘という共同体の一員になったことを印象付けた。このように、日常の小さな物語を時系列をバラバラにしながらも、通しでの意味付けを与えて大きな物語に仕上げている。毎度ながらも、今回は一層上手かったと思う。願わくばシリーズの継続と完結を見たいものだ。
後輩達が加わる直前の話と加わった後の新生ひだまり荘の話を時系列を入れ替えながら、後輩という外からの視点を通して改めて作品世界を見直す部分とキャラ毎に個別な視点から継続して見た部分で構成されていた。
後輩達が加わってからトマトを一緒に植えたり、カーテンを買いに行ったり、朝の体操をやったり、皆で食事をしたりして友好を深めながら、最後にトマトの収穫話を持ってきたことで、後輩達がより強くひだまり荘という共同体の一員になったことを印象付けた。このように、日常の小さな物語を時系列をバラバラにしながらも、通しでの意味付けを与えて大きな物語に仕上げている。毎度ながらも、今回は一層上手かったと思う。願わくばシリーズの継続と完結を見たいものだ。
『おおきく振りかぶって~夏の大会編~』第1話
前シリーズからの続きになるが、振り返らずに始めていてホッとした。相変わらずの布陣と細かい所作まで拘った作りは健在で、一々説明せんでも見てりゃ分かるだろを地で行くのに十分だ。まあ、そもそも試合と試合の間の話から始まっているので、雰囲気に改めて馴染める間になっている。
前シリーズからの続きになるが、振り返らずに始めていてホッとした。相変わらずの布陣と細かい所作まで拘った作りは健在で、一々説明せんでも見てりゃ分かるだろを地で行くのに十分だ。まあ、そもそも試合と試合の間の話から始まっているので、雰囲気に改めて馴染める間になっている。
『B型H系』第1話
分類するならエロコメになるのか。ゆかりんで初っ端から荒唐無稽なエロ妄想が来たかと思えば、ほっちゃんとのホットラインにウィスパーと非常に訓練生向けの布陣になっている。なんだかオラわくわくしてきたぞ。
話の内容はHしたい少女の病的な妄想の詰め合わせで気楽に見られるのだけど、息遣いや雰囲気が気恥ずかしくて赤面してしまった。間の作り方が良かったので、このまま作画の水準を保てれば大丈夫そうだ。
分類するならエロコメになるのか。ゆかりんで初っ端から荒唐無稽なエロ妄想が来たかと思えば、ほっちゃんとのホットラインにウィスパーと非常に訓練生向けの布陣になっている。なんだかオラわくわくしてきたぞ。
話の内容はHしたい少女の病的な妄想の詰め合わせで気楽に見られるのだけど、息遣いや雰囲気が気恥ずかしくて赤面してしまった。間の作り方が良かったので、このまま作画の水準を保てれば大丈夫そうだ。
『HEROMAN-ヒーローマン-』第1話
ゆったりとした第1話で、総合するに主人公がギークとかナードで、ヒロインがチアでその兄は体系からするとアメフトとかスポーツマンですかね。と、アメリカっぽさを漂わせながらも、根っこのヒーローマンに関しては『魔神英雄伝ワタル』シリーズの龍神丸との出会いに近い。本格的なヒーローマンの活躍は次回以降になるので話の流れはまだ分からないが、どう日本人向けの部分を作るのか、防衛が持つ素朴な正義感に期待したい。
ゆったりとした第1話で、総合するに主人公がギークとかナードで、ヒロインがチアでその兄は体系からするとアメフトとかスポーツマンですかね。と、アメリカっぽさを漂わせながらも、根っこのヒーローマンに関しては『魔神英雄伝ワタル』シリーズの龍神丸との出会いに近い。本格的なヒーローマンの活躍は次回以降になるので話の流れはまだ分からないが、どう日本人向けの部分を作るのか、防衛が持つ素朴な正義感に期待したい。
『のだめカンタービレフィナーレ』
シリーズ全部を通して考えてみると、主要な人物は他の人物との依存が少なかったように思える。それは、音楽については依存することなく独立した個として向き合う姿勢で臨んでいるからであり、そんな職人気質の人物達で彩られていたからだと思う。今回のシリーズではそれが一層強かった。
その中で、のためが不意に見せた強烈な依存心と諦めに幻滅する千秋の心情はよく分かる。そこから立ち直る切っ掛けは音楽であり、二人の原点である。しかしながら、立ち直らせた直接の要因は音楽と向き合ったことであり、この作品が徹底してきたものが実った形になる。
音楽自体の微細な良し悪しは分からないけど、物語の流れに合わせて演奏を流し続けてきた。そうした反復が音楽と映像を親和させる演出として機能していた。音楽も含め、硬軟織り交ぜた楽しい作品をありがとう。
シリーズ全部を通して考えてみると、主要な人物は他の人物との依存が少なかったように思える。それは、音楽については依存することなく独立した個として向き合う姿勢で臨んでいるからであり、そんな職人気質の人物達で彩られていたからだと思う。今回のシリーズではそれが一層強かった。
その中で、のためが不意に見せた強烈な依存心と諦めに幻滅する千秋の心情はよく分かる。そこから立ち直る切っ掛けは音楽であり、二人の原点である。しかしながら、立ち直らせた直接の要因は音楽と向き合ったことであり、この作品が徹底してきたものが実った形になる。
音楽自体の微細な良し悪しは分からないけど、物語の流れに合わせて演奏を流し続けてきた。そうした反復が音楽と映像を親和させる演出として機能していた。音楽も含め、硬軟織り交ぜた楽しい作品をありがとう。
『KIDDY GiRL-AND キディ・ガーランド』
銀河を救う物語にしては爽快感がない。死んだ二人の意味が特に感じられないとか、簡単な特務は話も簡単だったとか、個々の小さな物語が温度差も含めて上手く繋がっていないからそう思える。また、ラスボスが世界との繋がりが希薄なシスコンのオッサンなのは、そういうオッサンが世界を滅ぼしたくなる様式美としては優れているが、主人公達と世界との繋がりも希薄なので対比にはなっていない。結局、前シリーズ同様に可愛い女の子が抜けているけど決める所は決める話ではあるが、目新しさや連動がキャラ以外になく真面目さにも欠けていた。
まあ、毎回のアイキャッチや本筋に関係ないサービス回単体では面白かった。
銀河を救う物語にしては爽快感がない。死んだ二人の意味が特に感じられないとか、簡単な特務は話も簡単だったとか、個々の小さな物語が温度差も含めて上手く繋がっていないからそう思える。また、ラスボスが世界との繋がりが希薄なシスコンのオッサンなのは、そういうオッサンが世界を滅ぼしたくなる様式美としては優れているが、主人公達と世界との繋がりも希薄なので対比にはなっていない。結局、前シリーズ同様に可愛い女の子が抜けているけど決める所は決める話ではあるが、目新しさや連動がキャラ以外になく真面目さにも欠けていた。
まあ、毎回のアイキャッチや本筋に関係ないサービス回単体では面白かった。
『犬夜叉完結編』
話のテンポが上手く、タイトル通り完結したことは喜ばしい。
あれだけ引っ張っておきながら、奈落が愛されたかったオッサンだったこと、同じ境遇でもない主人公達に哀れみを受けたことには拍子抜けした。しかしながら、その気持ちを四魂の玉の演者による力技で捻じ伏せるのは流石で、それぞれのその後とこれから先の明日を見据えた終わりは希望を感じさせるものがあり、長編シリーズの完結を見届けた達成感がある。
話のテンポが上手く、タイトル通り完結したことは喜ばしい。
あれだけ引っ張っておきながら、奈落が愛されたかったオッサンだったこと、同じ境遇でもない主人公達に哀れみを受けたことには拍子抜けした。しかしながら、その気持ちを四魂の玉の演者による力技で捻じ伏せるのは流石で、それぞれのその後とこれから先の明日を見据えた終わりは希望を感じさせるものがあり、長編シリーズの完結を見届けた達成感がある。
『おまもりひまり』
前半のお気楽な雰囲気の話と後半の血生臭い雰囲気の話の中で、一貫して妖怪との共存を望む主人公の姿勢は悪くない。また、可愛い妖怪が押し寄せてくるから以外の根拠が争いが嫌いだけなのは深刻さの中にある気楽さでもある。反面、絶対に分かり合えない酒呑童子と争いが嫌だという理由だけでは和解出来ないこと、姫を守る王子的な展開で天賦の才によって闘いに勝ってしまうことは見慣れた型なのでカタルシスとして不十分に思えた。おまけに、全員主人公狙いとなると、一段落付けて物語の日常がこれからも続いていく終わり方以外に、この作品での平和な終わり方は難しく思える。となると、連載中作品ゆえのこれからも平和を目指して頑張るぞエンドは、案外理に叶っている。
整合性とか型破りに期待しないで、可愛いキャラを気楽に見る分にはしっかり作ってあるのでほどほどに眼福。
前半のお気楽な雰囲気の話と後半の血生臭い雰囲気の話の中で、一貫して妖怪との共存を望む主人公の姿勢は悪くない。また、可愛い妖怪が押し寄せてくるから以外の根拠が争いが嫌いだけなのは深刻さの中にある気楽さでもある。反面、絶対に分かり合えない酒呑童子と争いが嫌だという理由だけでは和解出来ないこと、姫を守る王子的な展開で天賦の才によって闘いに勝ってしまうことは見慣れた型なのでカタルシスとして不十分に思えた。おまけに、全員主人公狙いとなると、一段落付けて物語の日常がこれからも続いていく終わり方以外に、この作品での平和な終わり方は難しく思える。となると、連載中作品ゆえのこれからも平和を目指して頑張るぞエンドは、案外理に叶っている。
整合性とか型破りに期待しないで、可愛いキャラを気楽に見る分にはしっかり作ってあるのでほどほどに眼福。
『しゅごキャラパーティー!』
ぷっちぷちは、最後までしゅごキャラ達が仲良くコントを繰り広げる形式で統一されていて、これまでのシリーズを通して時に和みを時に内面からの声を担当してきたしゅごキャラの性格を上手く使って作られていた。何より、キャラデの可愛らしさと、最後にはあむもぷっちぷちのデザインで登場させて落ちに持ってくることも含めて全編の話の作り方が上手く、大好きでした。
本編は、りっかやひかるの成長と敗れた夢の象徴である×タマが新たな卵となって持ち主へと帰ること、それが今回のシリーズのテーマであり、最後にあむ達の卒業でもって『しゅごキャラ!』シリーズ全体の終わりと連動させていた。また、本編の時間は短くなったものの、りっかやひかるにややといった後輩への引継ぎを視野に入れた先輩として見守る視点での話が多かったことを挙げておきたい。そうした見守る視点が、単発で日常の話が中心になったことと連動して、見ているこちらが後輩を見守るような映像に仕上がっていた。最後に初代OP曲での後日談EDがあったこと。これは、シリーズの初めから見てきたことに対して、最大の賛辞になっていたと思う。
面白い話と誠実な作り、そして綺麗な終わり、良い作品をありがとう。
ぷっちぷちは、最後までしゅごキャラ達が仲良くコントを繰り広げる形式で統一されていて、これまでのシリーズを通して時に和みを時に内面からの声を担当してきたしゅごキャラの性格を上手く使って作られていた。何より、キャラデの可愛らしさと、最後にはあむもぷっちぷちのデザインで登場させて落ちに持ってくることも含めて全編の話の作り方が上手く、大好きでした。
本編は、りっかやひかるの成長と敗れた夢の象徴である×タマが新たな卵となって持ち主へと帰ること、それが今回のシリーズのテーマであり、最後にあむ達の卒業でもって『しゅごキャラ!』シリーズ全体の終わりと連動させていた。また、本編の時間は短くなったものの、りっかやひかるにややといった後輩への引継ぎを視野に入れた先輩として見守る視点での話が多かったことを挙げておきたい。そうした見守る視点が、単発で日常の話が中心になったことと連動して、見ているこちらが後輩を見守るような映像に仕上がっていた。最後に初代OP曲での後日談EDがあったこと。これは、シリーズの初めから見てきたことに対して、最大の賛辞になっていたと思う。
面白い話と誠実な作り、そして綺麗な終わり、良い作品をありがとう。
爽やかだけど何ともないぜ
2010年4月4日 シリーズ全体の感想『クロスゲーム』
恋の鞘当によって泥泥しない点は爽やかな青春ストーリーと銘打てるものだろう。だが、実態は恋の鞘当も含めた障壁の少ない、もしくは障壁を容易に時間の変遷によって解決する展開が繰り広げられた。勿論、上手くいっていること自体には不満はないのだけど、あまりに上手く出来過ぎているように見えてカタルシスや共感出来る部分の少ない作品だったと思う。
それでも、ある場面と別の場面とを見立てを使って繋げて見せる演出は説明台詞に頼らないもので、それを終始一貫して行った点は良かった。
恋の鞘当によって泥泥しない点は爽やかな青春ストーリーと銘打てるものだろう。だが、実態は恋の鞘当も含めた障壁の少ない、もしくは障壁を容易に時間の変遷によって解決する展開が繰り広げられた。勿論、上手くいっていること自体には不満はないのだけど、あまりに上手く出来過ぎているように見えてカタルシスや共感出来る部分の少ない作品だったと思う。
それでも、ある場面と別の場面とを見立てを使って繋げて見せる演出は説明台詞に頼らないもので、それを終始一貫して行った点は良かった。
『銀魂』
原作付きなのだけど、どこまでが原作でどこからがオリジナルなのか分からないが、楽屋落ちのラジオドラマ的な掛け合いとモザイクや音声消しのSEをわざと下手に使うネタに人情を盛り込んだ作品だった。原作の話に肉付けした続けられるだけ続けられる型を作り上げたが、原作付きだと原作に追いついてしまえば話も作る必要があり衰退する可能性もあるので、絶頂期に終わりを迎えられたのは幸福なことだろう。映画も控えているし、スペシャルやOVAで復活するかもしれないので期待したいところだ。
原作付きなのだけど、どこまでが原作でどこからがオリジナルなのか分からないが、楽屋落ちのラジオドラマ的な掛け合いとモザイクや音声消しのSEをわざと下手に使うネタに人情を盛り込んだ作品だった。原作の話に肉付けした続けられるだけ続けられる型を作り上げたが、原作付きだと原作に追いついてしまえば話も作る必要があり衰退する可能性もあるので、絶頂期に終わりを迎えられたのは幸福なことだろう。映画も控えているし、スペシャルやOVAで復活するかもしれないので期待したいところだ。
『テガミバチ』
後味に微妙感が残る作品だった。原因を考えると、この作品は感動させようオーラを全身に纏っているのだけど、伏線となる未公開情報が読み難いことと、本筋以外の話で作り込みを甘く感じることが多かった。何より、感動の秘話しか型がないので、泣きに行きたいわけでもない者にとっての泣き映画のような存在だったことが最大の原因だろうか。
二期が決まっているようなので、完結することを願うばかりだ。
後味に微妙感が残る作品だった。原因を考えると、この作品は感動させようオーラを全身に纏っているのだけど、伏線となる未公開情報が読み難いことと、本筋以外の話で作り込みを甘く感じることが多かった。何より、感動の秘話しか型がないので、泣きに行きたいわけでもない者にとっての泣き映画のような存在だったことが最大の原因だろうか。
二期が決まっているようなので、完結することを願うばかりだ。
『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』
この作品の状況を端的に表現すると売れ線と物語とのせめぎ合いの二正面作戦が相応しいだろう。そして、古今の例に倣うまでもなく、二正面作戦の難しさを露呈している。売れ線の数々の要素に台詞と視聴者の感性のみに委ねた空に響く音を重ね合わせて作られた物語は、共感不足に尽きる。それは、音楽が人の心を打って空に響くものだという前提が、特に演出によって積み重ねられることなく、最終局面でのみ物語の流れに左右する程に強く演出されたからだ。音楽と物語、特に映像作品とは親和性に難があると思われるので、ある程度の時間を使って物語の中で大なり小なり反復して音楽の力を演出していく場合が多いのはこの為だろう。1クールに色々詰め込まなければならない中でそういった手続きを疎かにしたことが、この作品の後味に独特の微妙感を残した。
悪い作品ではないが、良い作品でもない惜しい作品。アニメノチカラを再確認させられる作品だった。
この作品の状況を端的に表現すると売れ線と物語とのせめぎ合いの二正面作戦が相応しいだろう。そして、古今の例に倣うまでもなく、二正面作戦の難しさを露呈している。売れ線の数々の要素に台詞と視聴者の感性のみに委ねた空に響く音を重ね合わせて作られた物語は、共感不足に尽きる。それは、音楽が人の心を打って空に響くものだという前提が、特に演出によって積み重ねられることなく、最終局面でのみ物語の流れに左右する程に強く演出されたからだ。音楽と物語、特に映像作品とは親和性に難があると思われるので、ある程度の時間を使って物語の中で大なり小なり反復して音楽の力を演出していく場合が多いのはこの為だろう。1クールに色々詰め込まなければならない中でそういった手続きを疎かにしたことが、この作品の後味に独特の微妙感を残した。
悪い作品ではないが、良い作品でもない惜しい作品。アニメノチカラを再確認させられる作品だった。
関西2010年4月の新番組
2010年3月31日 関西の新番組『HEROMAN』テレビ大阪 : 04/01(木) 18:00~
http://www.heroman.jp/
『B型H系』KBS京都 : 04/01(木) 25:00~
http://www.bgata-hkei.com/
『おおきく振りかぶって~夏の大会編~』MBS : 04/01(木) 25:50~
http://www.oofuri.com/
2期
『トランスフォーマー アニメイテッド』テレビ大阪 : 04/03(土) 08:00~
http://www.tv-aichi.co.jp/TF-animated/
『SD ガンダム三国伝 Brave Battle Warriors』テレビ大阪 : 04/03(土) 10:15~
http://www.sdgundam3gd.net/tv/
『MAJOR 6th Series』NHK教育 : 04/03(土) 18:00~
http://www9.nhk.or.jp/anime/major/6th/
『Angel Beats!』MBS : 04/03(土) 25:58~
http://www.angelbeats.jp/
『ザ・ペンギンズ from マダガスカル』NHK教育 : 04/04(日) 07:00~
http://www.nickjapan.com/character/penguins/
『メタルファイト ベイブレード~爆~』テレビ大阪 : 04/04(日) 08:30~
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/mf-beyblade/
『ひめチェン!おとぎちっくアイドル リルぷりっ』テレビ大阪 : 04/04(日) 09:00~
http://lilpri.com/animation/
『最強武将伝 三国演義』テレビ大阪 : 04/04(日) 09:30~
http://www.tv-osaka.co.jp/sangokuengi/
『ジュエルペット てぃんくる☆』テレビ大阪 : 04/04(日) 10:30~
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/jewelpet2/
『GIANT KILLING』NHK-BS2 : 04/04(日) 23:00~
http://www9.nhk.or.jp/anime/giantkilling/
『薄桜鬼』サンテレビ : 04/05(月) 24:00~
KBS京都 : 04/05(月) 25:00~
http://www.geneonuniversal.jp/rondorobe/anime/hakuoki/
『WORKING!!』読売テレビ : 04/05(月) 25:44~(初回は26:14~)
http://www.wagnaria.com/
『荒川アンダー ザ ブリッジ』テレビ大阪 : 04/06(火) 26:05~
http://www.starchild.co.jp/special/arakawa_ub/
『いちばんうしろの大魔王』サンテレビ : 04/06(火) 26:10~
http://www.mmv.co.jp/special/daimao/
『迷い猫オーバーラン!』サンテレビ : 04/08(木) 26:10~
BS11 : 04/10(土) 24:00~
http://www.patisserie-straycats.com/
『真・恋姫†無双~乙女大乱~』サンテレビ : 04/09(金) 26:20~
http://www.mmv.co.jp/special/shinkoihime/
『閃光のナイトレイド』テレビ大阪 : 04/09(金) 26:35~
http://www.1931.tv/
『けいおん!!』MBS : 04/10(土) 26:28~
http://www.tbs.co.jp/anime/k-on/
2期
『会長はメイド様!』MBS : 04/10(土) 26:58~
http://www.tbs.co.jp/anime/maidsama/
『裏切りは僕の名前を知っている』サンテレビ : 04/13(火) 24:00~
KBS京都 : 04/14(水) 25:00~
http://www.uraboku.jp/
『一騎当千 XTREME XECUTOR』サンテレビ : 04/14(水) 26:10~
http://www.ikkitousen.com/
『さらい屋五葉』関西テレビ : 04/20(火) 25:59~
http://www.goyou-anime.jp/
『四畳半神話大系』関西テレビ : 04/27(火) 深夜
http://yojouhan.noitamina.tv/
http://www.heroman.jp/
『B型H系』KBS京都 : 04/01(木) 25:00~
http://www.bgata-hkei.com/
『おおきく振りかぶって~夏の大会編~』MBS : 04/01(木) 25:50~
http://www.oofuri.com/
2期
『トランスフォーマー アニメイテッド』テレビ大阪 : 04/03(土) 08:00~
http://www.tv-aichi.co.jp/TF-animated/
『SD ガンダム三国伝 Brave Battle Warriors』テレビ大阪 : 04/03(土) 10:15~
http://www.sdgundam3gd.net/tv/
『MAJOR 6th Series』NHK教育 : 04/03(土) 18:00~
http://www9.nhk.or.jp/anime/major/6th/
『Angel Beats!』MBS : 04/03(土) 25:58~
http://www.angelbeats.jp/
『ザ・ペンギンズ from マダガスカル』NHK教育 : 04/04(日) 07:00~
http://www.nickjapan.com/character/penguins/
『メタルファイト ベイブレード~爆~』テレビ大阪 : 04/04(日) 08:30~
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/mf-beyblade/
『ひめチェン!おとぎちっくアイドル リルぷりっ』テレビ大阪 : 04/04(日) 09:00~
http://lilpri.com/animation/
『最強武将伝 三国演義』テレビ大阪 : 04/04(日) 09:30~
http://www.tv-osaka.co.jp/sangokuengi/
『ジュエルペット てぃんくる☆』テレビ大阪 : 04/04(日) 10:30~
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/jewelpet2/
『GIANT KILLING』NHK-BS2 : 04/04(日) 23:00~
http://www9.nhk.or.jp/anime/giantkilling/
『薄桜鬼』サンテレビ : 04/05(月) 24:00~
KBS京都 : 04/05(月) 25:00~
http://www.geneonuniversal.jp/rondorobe/anime/hakuoki/
『WORKING!!』読売テレビ : 04/05(月) 25:44~(初回は26:14~)
http://www.wagnaria.com/
『荒川アンダー ザ ブリッジ』テレビ大阪 : 04/06(火) 26:05~
http://www.starchild.co.jp/special/arakawa_ub/
『いちばんうしろの大魔王』サンテレビ : 04/06(火) 26:10~
http://www.mmv.co.jp/special/daimao/
『迷い猫オーバーラン!』サンテレビ : 04/08(木) 26:10~
BS11 : 04/10(土) 24:00~
http://www.patisserie-straycats.com/
『真・恋姫†無双~乙女大乱~』サンテレビ : 04/09(金) 26:20~
http://www.mmv.co.jp/special/shinkoihime/
『閃光のナイトレイド』テレビ大阪 : 04/09(金) 26:35~
http://www.1931.tv/
『けいおん!!』MBS : 04/10(土) 26:28~
http://www.tbs.co.jp/anime/k-on/
2期
『会長はメイド様!』MBS : 04/10(土) 26:58~
http://www.tbs.co.jp/anime/maidsama/
『裏切りは僕の名前を知っている』サンテレビ : 04/13(火) 24:00~
KBS京都 : 04/14(水) 25:00~
http://www.uraboku.jp/
『一騎当千 XTREME XECUTOR』サンテレビ : 04/14(水) 26:10~
http://www.ikkitousen.com/
『さらい屋五葉』関西テレビ : 04/20(火) 25:59~
http://www.goyou-anime.jp/
『四畳半神話大系』関西テレビ : 04/27(火) 深夜
http://yojouhan.noitamina.tv/