『11eyes』
与えられし力と思いの強さが運命を決める。それがこの作品の全てだった。というよりは、それしかない程に理不尽に振り回され、瞑想する暇も無く迷走して見えた。真面目にやっているのだろうが、説明不足な部分が多いため、唐突な印象を受けることが多かった。その唐突さは最大公約数を導き出すように、共通する雰囲気だけを凝縮したもので、説明不足をベタさと脳内補完に委ねて押し切ろうとする展開に何度も笑わされた。あまり良い笑いではないが、笑えないよりは大分ましだ。
与えられし力と思いの強さが運命を決める。それがこの作品の全てだった。というよりは、それしかない程に理不尽に振り回され、瞑想する暇も無く迷走して見えた。真面目にやっているのだろうが、説明不足な部分が多いため、唐突な印象を受けることが多かった。その唐突さは最大公約数を導き出すように、共通する雰囲気だけを凝縮したもので、説明不足をベタさと脳内補完に委ねて押し切ろうとする展開に何度も笑わされた。あまり良い笑いではないが、笑えないよりは大分ましだ。
『君に届け』第1話
正直に言って、見ようによって可愛く見えるというか、画面を見ているこちらに可愛く見えるキャラクターなので、根本の設定に違和感を感じる。まあ、私にとっては大体の少女漫画原作に共通することなので、いつも通りに黒子扱いするよう心掛ける。そのため、爽やか屁垂れと根暗系ウィスパーという、お互いを感化する関係になりそうな二人の模様を、あしながおじさん的に見守る作品かなと。
正直に言って、見ようによって可愛く見えるというか、画面を見ているこちらに可愛く見えるキャラクターなので、根本の設定に違和感を感じる。まあ、私にとっては大体の少女漫画原作に共通することなので、いつも通りに黒子扱いするよう心掛ける。そのため、爽やか屁垂れと根暗系ウィスパーという、お互いを感化する関係になりそうな二人の模様を、あしながおじさん的に見守る作品かなと。
『乃木坂春香の秘密 ぴゅあれっつぁ』
照れ隠しに付き合っていないと言い張っているだけで、実際は付き合っているどころか、ほとんど結婚の約束までしてしまう。どんな恋の障害が来ようと、決して揺らがない地盤のある展開だった。いやらしく聞こえるように台詞を切り取った毎回のサブタイトルや2回温泉回を用意するサービスの徹底振り、元よりこの2期自体が1期を見た人達へのサービスだったようにも思える。「ウィスパー」+「照れる」の圧倒的破壊力だけでなく、話としてもある程度区切りが付いて良かった。もし、卒業後の進路まで見せてくれる大サービスがあったらとても嬉しい気持ちになれそう。そんな作品でした。
照れ隠しに付き合っていないと言い張っているだけで、実際は付き合っているどころか、ほとんど結婚の約束までしてしまう。どんな恋の障害が来ようと、決して揺らがない地盤のある展開だった。いやらしく聞こえるように台詞を切り取った毎回のサブタイトルや2回温泉回を用意するサービスの徹底振り、元よりこの2期自体が1期を見た人達へのサービスだったようにも思える。「ウィスパー」+「照れる」の圧倒的破壊力だけでなく、話としてもある程度区切りが付いて良かった。もし、卒業後の進路まで見せてくれる大サービスがあったらとても嬉しい気持ちになれそう。そんな作品でした。
『生徒会の一存』
ほとんど生徒会室やそれに類する室内で駄弁っていただけの作品だったが、その徹底振りと直球パロ、特に角川系作品のそれは公認であり、杉崎いじりのワンパタだけで持たせるのに大いに役立った。硬軟の舵取りに微妙な感じもしたが、終わり方が硬い内容ではなく、軟らかくもない。それでいて、後に残る作品内での未来への先行きを感じられる。つまりは、終わり良ければですな。
ほとんど生徒会室やそれに類する室内で駄弁っていただけの作品だったが、その徹底振りと直球パロ、特に角川系作品のそれは公認であり、杉崎いじりのワンパタだけで持たせるのに大いに役立った。硬軟の舵取りに微妙な感じもしたが、終わり方が硬い内容ではなく、軟らかくもない。それでいて、後に残る作品内での未来への先行きを感じられる。つまりは、終わり良ければですな。
壊し屋
2009年12月28日 放送中のアニメの感想とか『バトルスピリッツ 少年激覇ダン』第15話
出涸らし魔女で自称お姉さんのおばちゃんが、この作品における大人で保護者の役割を一人で担ってきた。それが、昔馴染みで前の赤の戦士だったオッサンが登場したことで、保護者以外の深みを得た。その上で、おばちゃんの仲間と戦士の両方を継承する戦いが行われる。真っ直ぐに激突していくダンが激突によって、色々な壁を、それこそ心の壁すらも打ち砕いていく王道の展開によって、俄然盛り上がってきた。
出涸らし魔女で自称お姉さんのおばちゃんが、この作品における大人で保護者の役割を一人で担ってきた。それが、昔馴染みで前の赤の戦士だったオッサンが登場したことで、保護者以外の深みを得た。その上で、おばちゃんの仲間と戦士の両方を継承する戦いが行われる。真っ直ぐに激突していくダンが激突によって、色々な壁を、それこそ心の壁すらも打ち砕いていく王道の展開によって、俄然盛り上がってきた。
初めてだ
2009年12月28日 放送中のアニメの感想とか『戦う司書 The Book of Bantorra』第12話
1クールだとほぼ100%投げっぱなし落ちになると思っていた矢先、回想によって重要な基本設定が語られる。しかも、見ていて面白いという、この作品で初めての経験をした。まさか、惰性で見ている感のある作品が、12話目にして面白くなるとは思っていなかったのでとても驚いた。それと同時に、この構成は原作通りなのか、あえてそうしたのかとても気になった。
まだまだアニメも奥が深い。
1クールだとほぼ100%投げっぱなし落ちになると思っていた矢先、回想によって重要な基本設定が語られる。しかも、見ていて面白いという、この作品で初めての経験をした。まさか、惰性で見ている感のある作品が、12話目にして面白くなるとは思っていなかったのでとても驚いた。それと同時に、この構成は原作通りなのか、あえてそうしたのかとても気になった。
まだまだアニメも奥が深い。
無意味にある意味
2009年12月28日 放送中のアニメの感想とか『11eyes』第11話
行動予定表でもあるのかと思う程に、ヤンデレの最大公約数を導き出していく展開に圧倒された。ただ、赤い夜から逃げ出しておいて、戻って決着させようとするのなら、逃げる必要はないと思った。しかし、全ては先輩との交わりが赤い夜への扉を開けるという設定を満たすためだったのだ。その結果開いた空間の裂け目とそこからの一連の結果を受けて、「嘘だ」とこちらが「嘘ー」と言いたくなる絶叫で〆てきて今回の話を覆す展開に大笑いした。
行動予定表でもあるのかと思う程に、ヤンデレの最大公約数を導き出していく展開に圧倒された。ただ、赤い夜から逃げ出しておいて、戻って決着させようとするのなら、逃げる必要はないと思った。しかし、全ては先輩との交わりが赤い夜への扉を開けるという設定を満たすためだったのだ。その結果開いた空間の裂け目とそこからの一連の結果を受けて、「嘘だ」とこちらが「嘘ー」と言いたくなる絶叫で〆てきて今回の話を覆す展開に大笑いした。
『蒼天航路』
完結へ向けて盛り上がる途中で終わってしまったので、拍子抜けせざるを得ない。全ての作品は、完結してこそで、原作が完結している作品ならば、当然完結するものだと思っていただけに肩透かしをくらった。曹操の「ならばよし」の粘っこさが好きだった。完結編があれば良いな。
完結へ向けて盛り上がる途中で終わってしまったので、拍子抜けせざるを得ない。全ての作品は、完結してこそで、原作が完結している作品ならば、当然完結するものだと思っていただけに肩透かしをくらった。曹操の「ならばよし」の粘っこさが好きだった。完結編があれば良いな。
最低は最高の演出によって許される。
最低といっても、話の内容が論理的に破綻しているとか、論理的に表現された話の内容が面白くないとか、動かすことに力を入れ過ぎて話をそっちのけにして見えるとか、劇判や歌に全てを賭けていて他は駄目駄目とか、CGに力を入れているけど2Dに対して浮き過ぎ、露骨な宣伝にエロ、分かりやすくするため細かく台詞で説明等々色々ある。およそ、統制や調和、それから芸術には程遠い。納期、スポンサー、スタジオワークの負の面がにじみ出たそれらが、商業で作品を作るということの一面なのだろう。
ただ、話の内容が論理的に破綻していても、演出はあって、次の演出のための演出で様式美を作り上げる。表現される話の内容は面白くなくても、論理的な方法、つまりは演出が優れている。動かすことに力を入れ過ぎて話をそっちのけにして見えても、動かしている場面がとにかく格好良く見えるように演出されている。劇判や歌に全てを賭けていて他は駄目駄目でも劇判や歌が気持ち良く演出されていて、記憶に残る。CGに力を入れているけど2Dに対して浮き過ぎていても、CGと2Dそれぞれが持てる技術を使って別個に良い映像を演出している。露骨な宣伝にエロの演出、その露骨さが逆にパターンものとして受け入れられている。分かりやすくするため細かく台詞で説明しているけど、扱っている内容は普遍的なものやその時の今を捉え演出されている。そんな最高の演出によって意味を持たせることで、最低の存在は許される。
統制や調和、芸術的な作品には無い独特の荒々しさとでも言うべきか。そういう荒々しさは人によって好みが分かれるから褒め切れない。だから、作品の評価が難しく、嫌いな人だけが駄作と評する。そして、作品の消費ペースが早いから忘れ去られていく。
忘れないためには、時々思い出すことだ。
最低といっても、話の内容が論理的に破綻しているとか、論理的に表現された話の内容が面白くないとか、動かすことに力を入れ過ぎて話をそっちのけにして見えるとか、劇判や歌に全てを賭けていて他は駄目駄目とか、CGに力を入れているけど2Dに対して浮き過ぎ、露骨な宣伝にエロ、分かりやすくするため細かく台詞で説明等々色々ある。およそ、統制や調和、それから芸術には程遠い。納期、スポンサー、スタジオワークの負の面がにじみ出たそれらが、商業で作品を作るということの一面なのだろう。
ただ、話の内容が論理的に破綻していても、演出はあって、次の演出のための演出で様式美を作り上げる。表現される話の内容は面白くなくても、論理的な方法、つまりは演出が優れている。動かすことに力を入れ過ぎて話をそっちのけにして見えても、動かしている場面がとにかく格好良く見えるように演出されている。劇判や歌に全てを賭けていて他は駄目駄目でも劇判や歌が気持ち良く演出されていて、記憶に残る。CGに力を入れているけど2Dに対して浮き過ぎていても、CGと2Dそれぞれが持てる技術を使って別個に良い映像を演出している。露骨な宣伝にエロの演出、その露骨さが逆にパターンものとして受け入れられている。分かりやすくするため細かく台詞で説明しているけど、扱っている内容は普遍的なものやその時の今を捉え演出されている。そんな最高の演出によって意味を持たせることで、最低の存在は許される。
統制や調和、芸術的な作品には無い独特の荒々しさとでも言うべきか。そういう荒々しさは人によって好みが分かれるから褒め切れない。だから、作品の評価が難しく、嫌いな人だけが駄作と評する。そして、作品の消費ペースが早いから忘れ去られていく。
忘れないためには、時々思い出すことだ。
新たな始まりと終わりに向けて
2009年12月26日 放送中のアニメの感想とか『獣の奏者エリン』第48話
夜明けは、新たな一日の始まりであり、幸いなる日の始まりを予感させる。というよりは、そういう記号として、物語でも取り入れられる。
国の夜明け、それは喜ばしいことではあるが、痛みや悲しみといった苦難と共にある。それが恐らくはこの作品における夜明けで、獣にとっても夜明けとなる。そんな新たな始まりに、これまでの何かとさようならをする始まりが、鬱屈としていたこの作品の出す答えへ、一歩、また一歩と最後の歩みを、これからへ向けた歩みを進めていく。
夜明けの光は命の輝きなのだろうか。その答えも後少しで分かる。
夜明けは、新たな一日の始まりであり、幸いなる日の始まりを予感させる。というよりは、そういう記号として、物語でも取り入れられる。
国の夜明け、それは喜ばしいことではあるが、痛みや悲しみといった苦難と共にある。それが恐らくはこの作品における夜明けで、獣にとっても夜明けとなる。そんな新たな始まりに、これまでの何かとさようならをする始まりが、鬱屈としていたこの作品の出す答えへ、一歩、また一歩と最後の歩みを、これからへ向けた歩みを進めていく。
夜明けの光は命の輝きなのだろうか。その答えも後少しで分かる。
ノーカウント
2009年12月25日 放送中のアニメの感想とか『ミラクル☆トレイン~大江戸線へようこそ~』第10話
サブタイトルで八割方の内容は分かろうものだが、そうは問屋が卸さないというか、電車が客を降ろさないとでもいうべきか。駅名に大門があるだけで、この内容をやってしまえるのはちょっとズルイぞ。
何よりも注目なのはボートでの追跡ではなく、線路外での大江戸線の疾走、特にドリフトが圧巻だ。もう少し常識的なのかと思ったけど、そんなことは全くなくて、文字通りの脱線に大笑いした。かと思えば、刑事ドラマの王道哲学でそれなりに話をまとめてくる隙の無さ。
サブタイトルで八割方の内容は分かろうものだが、そうは問屋が卸さないというか、電車が客を降ろさないとでもいうべきか。駅名に大門があるだけで、この内容をやってしまえるのはちょっとズルイぞ。
何よりも注目なのはボートでの追跡ではなく、線路外での大江戸線の疾走、特にドリフトが圧巻だ。もう少し常識的なのかと思ったけど、そんなことは全くなくて、文字通りの脱線に大笑いした。かと思えば、刑事ドラマの王道哲学でそれなりに話をまとめてくる隙の無さ。
オンステージ
2009年12月24日 放送中のアニメの感想とか『そらのおとしもの』第10話
毎回、提供クレジットのデータ画面が本物ならば、そうした新しい技術を使って古くからある馬鹿馬鹿しいものを延々と目指していることが伺える。
フルオケの演奏がたぶん手書きで、かなり動いていたのにかなり驚いた。同じ町内で対立した私立のフルオケが、話の流れ上必要な絶対に勝てなさそうな相手に仕立てられていた。加えて、新大陸発見部のバンドが作品全体に影響するもので、未確認生物妄想コメディーかつ、心のあり様が見せ所になっている。実物は大概しょぼいステージだけど、文化祭の華々しさを象徴するだけに、対立の構図を描くにしても鼻に付くような善悪ではなく単純に内容で競う姿勢が気持ち良かった。
毎回、提供クレジットのデータ画面が本物ならば、そうした新しい技術を使って古くからある馬鹿馬鹿しいものを延々と目指していることが伺える。
フルオケの演奏がたぶん手書きで、かなり動いていたのにかなり驚いた。同じ町内で対立した私立のフルオケが、話の流れ上必要な絶対に勝てなさそうな相手に仕立てられていた。加えて、新大陸発見部のバンドが作品全体に影響するもので、未確認生物妄想コメディーかつ、心のあり様が見せ所になっている。実物は大概しょぼいステージだけど、文化祭の華々しさを象徴するだけに、対立の構図を描くにしても鼻に付くような善悪ではなく単純に内容で競う姿勢が気持ち良かった。
基軸
2009年12月23日 放送中のアニメの感想とか『たまごっち!』第9話
怪盗の衣装が盗まれて、予備が無いのを指摘しては野暮だが、ついつい探偵とか刑事ごっこをやりたくなる気持ちもよく分かる。そんななりきり刑事で本編のスピンオフを本編でするのも何でもありな感じで良い。刑事ドラマの最大公約数を行く王道振りに感心したが、思い付きで即断するプロデューサーには毎度ながら使いやすいキャラに仕上がったなと、名前こそ「たまPっち」と可愛いが辣腕ですぜ。そんなこんなで持ち上げておいて、突き詰め過ぎてゴチャゴチャした商魂丸出しの内容に落ちを持ってくる風刺が流石だ。この手の一話完結型作品は何でも出来そうな雰囲気を作ってしまえば、人気が続く限り続くので良い傾向だ。
怪盗の衣装が盗まれて、予備が無いのを指摘しては野暮だが、ついつい探偵とか刑事ごっこをやりたくなる気持ちもよく分かる。そんななりきり刑事で本編のスピンオフを本編でするのも何でもありな感じで良い。刑事ドラマの最大公約数を行く王道振りに感心したが、思い付きで即断するプロデューサーには毎度ながら使いやすいキャラに仕上がったなと、名前こそ「たまPっち」と可愛いが辣腕ですぜ。そんなこんなで持ち上げておいて、突き詰め過ぎてゴチャゴチャした商魂丸出しの内容に落ちを持ってくる風刺が流石だ。この手の一話完結型作品は何でも出来そうな雰囲気を作ってしまえば、人気が続く限り続くので良い傾向だ。
鬼の居ない世界
2009年12月22日 放送中のアニメの感想とか『クロスゲーム』第36話
感情の表現、要は含みなのだが、それを表現するのは上手い。台詞で説明するのではなく、仕草や画面の構成で説明する形を取っていて納得出来る。一方で、野球についての因果関係はかなり納得出来ない。普段の練習場面で物語にとって意味を与えられるものが少なく、運や天賦の才以外に裏付けるものも少ない。まるで、ただ作ろうとする物語に呼応する形で能力が決められている印象が強い。理不尽さを若葉の死という過去だけに背負わせて、現在で青春をやられても納得いかない。どうも、この作品は褒めきれない微妙な気持ちにさせられる。
感情の表現、要は含みなのだが、それを表現するのは上手い。台詞で説明するのではなく、仕草や画面の構成で説明する形を取っていて納得出来る。一方で、野球についての因果関係はかなり納得出来ない。普段の練習場面で物語にとって意味を与えられるものが少なく、運や天賦の才以外に裏付けるものも少ない。まるで、ただ作ろうとする物語に呼応する形で能力が決められている印象が強い。理不尽さを若葉の死という過去だけに背負わせて、現在で青春をやられても納得いかない。どうも、この作品は褒めきれない微妙な気持ちにさせられる。
ちょっとだけ違う
2009年12月21日 放送中のアニメの感想とか『ミラクル☆トレイン~大江戸線へようこそ~』第9話
いつも通りの乗客が乗車する直前で手違いのお客様が、って男でも乗れるのね。一応、悩みを解決しようとする駅達だが、キャラクターを交換しての物真似合戦が面白い。可愛い悩みが分かるに連れて、オタク趣味のメタファーに見えてきた。結局、振り回されてとくがわがつっこむ、いつも通りといえばいつも通りの内容でホッと一息。
いつも通りの乗客が乗車する直前で手違いのお客様が、って男でも乗れるのね。一応、悩みを解決しようとする駅達だが、キャラクターを交換しての物真似合戦が面白い。可愛い悩みが分かるに連れて、オタク趣味のメタファーに見えてきた。結局、振り回されてとくがわがつっこむ、いつも通りといえばいつも通りの内容でホッと一息。
耐久
2009年12月20日 放送中のアニメの感想とか『キディ・ガーランド』第8話
対立組織が選民思想に満ちたものだが、GTOの役割と意義が伝わってこないので対比として弱い。かといって、馬鹿の自己主張も弱い。要するに、飽きるほど見てきた選民思想対正義の馬鹿の構造なわけだが、根幹に関わるものなのでパロディーで濁すことも出来ない。終わり良ければとするためにも、真正面から作品を試す展開だろう。
対立組織が選民思想に満ちたものだが、GTOの役割と意義が伝わってこないので対比として弱い。かといって、馬鹿の自己主張も弱い。要するに、飽きるほど見てきた選民思想対正義の馬鹿の構造なわけだが、根幹に関わるものなのでパロディーで濁すことも出来ない。終わり良ければとするためにも、真正面から作品を試す展開だろう。
馬鹿馬鹿しい
2009年12月19日 放送中のアニメの感想とか『そらのおとしもの』第9話
天井人の文字通りの上から目線が結末に絡んできそうなものの、それは置いといて、助手に立候補した会長のコスプレと新大陸パンツに対し無言の守形の馬鹿馬鹿しさで切り替えが上手い。嘘を付いて人間らしく振舞おうとするイカロスだが、会長に対しての態度があれなのが面白い。フリマでお宝を発見した智樹の怪しいお店で一儲けしようとタワーをおっ建てたりぼこぼこにされたりの回り道の馬鹿馬鹿しさが人間臭い。お宝映像がCパートで流れるあたりもこの作品らしい本気の馬鹿馬鹿しさだ。
天井人の文字通りの上から目線が結末に絡んできそうなものの、それは置いといて、助手に立候補した会長のコスプレと新大陸パンツに対し無言の守形の馬鹿馬鹿しさで切り替えが上手い。嘘を付いて人間らしく振舞おうとするイカロスだが、会長に対しての態度があれなのが面白い。フリマでお宝を発見した智樹の怪しいお店で一儲けしようとタワーをおっ建てたりぼこぼこにされたりの回り道の馬鹿馬鹿しさが人間臭い。お宝映像がCパートで流れるあたりもこの作品らしい本気の馬鹿馬鹿しさだ。
こねこ
2009年12月18日 放送中のアニメの感想とか『こばと。』第8話
浮世離れ娘が子猫を拾ってくる鉄板の話。
放って置いた方が良いけど、放って置けない人情と子供のような純粋さがよく分かる。だけど、子猫を飼い続けるわけにもいかず、里親を探すことになる。その過程で今まで逢った人との縁が巡ってくる。この作品らしい人と人との関わりが暖かく味わい深い。その一方で、保育園の借金関連の厳しさもあるバランスが良い。
浮世離れ娘が子猫を拾ってくる鉄板の話。
放って置いた方が良いけど、放って置けない人情と子供のような純粋さがよく分かる。だけど、子猫を飼い続けるわけにもいかず、里親を探すことになる。その過程で今まで逢った人との縁が巡ってくる。この作品らしい人と人との関わりが暖かく味わい深い。その一方で、保育園の借金関連の厳しさもあるバランスが良い。
骨折り損
2009年12月17日 放送中のアニメの感想とか『たまごっち!』第8話
一般人のまめっち達を簡単にブッキングするプロデューサーはどうなのかと思うが、意外とラブりんが友人と絡んで良い面を見せるので、悪くないように思える。どこかで見た探検隊を思わせる内容の番組で、やらせ臭も漂う海賊の財宝なんて怪しい代物を探すのもベタだ。何やかやの内に収録途中で島に取り残されてしまうも、皆で協力して宝探しを続ける姿や見つけた宝はしょぼいけど、たま友と得たことを大事にする姿勢がこの作品らしい。去り際に本物の宝部屋がありそうに見せる描写が加わって、真の宝物がより強調されることが一層良い。
一般人のまめっち達を簡単にブッキングするプロデューサーはどうなのかと思うが、意外とラブりんが友人と絡んで良い面を見せるので、悪くないように思える。どこかで見た探検隊を思わせる内容の番組で、やらせ臭も漂う海賊の財宝なんて怪しい代物を探すのもベタだ。何やかやの内に収録途中で島に取り残されてしまうも、皆で協力して宝探しを続ける姿や見つけた宝はしょぼいけど、たま友と得たことを大事にする姿勢がこの作品らしい。去り際に本物の宝部屋がありそうに見せる描写が加わって、真の宝物がより強調されることが一層良い。
本命
2009年12月16日 放送中のアニメの感想とか『けんぷファー』第8話
文化祭あたりから露骨になってきた会長の態度が一気に加速した。ベタで温い関係を展開するヒロインにモヤモヤしていたが、今回は違う意味でモヤモヤした。主人公の鈍感さは今更言うのも野暮だが、結局はベタで温い関係のエンドレスに落ち着きそうな中で、上手く崩してきたなと。まあ、俺が会長を気に入っているだけという気もする。
文化祭あたりから露骨になってきた会長の態度が一気に加速した。ベタで温い関係を展開するヒロインにモヤモヤしていたが、今回は違う意味でモヤモヤした。主人公の鈍感さは今更言うのも野暮だが、結局はベタで温い関係のエンドレスに落ち着きそうな中で、上手く崩してきたなと。まあ、俺が会長を気に入っているだけという気もする。