『たまごっち!』第38話
Aパートは史上最大の作戦と盛大な名前が付いているが、何のことはない只の勘違いで進行していく内容が素敵。何か既視感があるなと思ったが、ニコチャン大王ですな。なるほど、『アラレちゃん』の系譜に当たるわけか。
Bパートは田舎に泊まろうの名前通りに同局での同名番組のパロディー。本当にアポ無しで、GOTCHIMANは人気が今一つなのでことごとく断られる。いよいよ次で決まらないと撮影にならないという場面で選ばれるのが、まめっちの家とくる手続きが上手い。GOTCHIMANも最強ショタのまめっちの好き過ぎて迷惑になる行動に一応慌てもするが、痛いファンではあるが純粋な子供の行動に胸が熱くなるのはGOTCHIMANだけでなくこちらも同じだ。色々合って一晩明けて、また一つ気持ちが深まる落ちで、この二人の間にある感情は良いものだが複雑で説明が難しい。GOTCHIMANは今一なヒーローだけど、馬鹿にして笑いにしない誠実さが好きだ。

安定の不安

2010年7月22日 1話雑感
『戦国BASARA弐』第1話
相変わらずのテンションで満を持しての登場といったところ。川中島で両雄合間見えるところに割って入るごつめの秀吉と美形の半兵衛が狙い過ぎの感はあるがこの作品らしい。まあ、Pにいつもの病原が見られたので、秀吉陣営が残酷に描かれて辟易しそうな展開にならずに1クールを走りきって欲しいとお祈り。
『ハートキャッチプリキュア!』第22話
サブタイトル通りではあるが、終了直前にそれとなく誰が三人目か分かるような構成だった。
ここぞという時はEDとCMの順番を変えたりと夏休み前に猛攻を繰り出してきた。合間のCMも見てればというか、演者的に一人しか居ませんわな。新しいバンクとOPやEDに期待したい。

降ってきた

2010年7月20日 1話雑感
『あそびにいくヨ!』第1話
どう見ても人型の人外だけど、コスプレの変な姉ちゃんに見えなくも無い。そこを差っ引けば、落ちものの延長にある作品だと思う。まあ、異能力者と変な組織の集団が主人公の周りをというか周りに固まっている点は、お約束と呼ぶには厳しい制約だ。でも、主人公が鈍いだけで、極端な屁垂れでもなく優しい奴なので大体大丈夫そう。

新旧合一

2010年7月20日 1話雑感
『ぬらりひょんの孫』第1話
タイトル通り妖怪の総大将の孫であり、人間との混血である主人公が秘めたる力を発揮することで、日常の平穏が崩れていくというか日常を崩していく妖怪バトル作品だろうか。大まかな設定を一通り説明しつつ次回への種を蒔く第1話らしい内容だった。男女共に綺麗所も揃っていて、ベテランも配置されているとなれば、類型的な演技を脱した新たな境地に期待したくなるところ。まあ、何で放送枠が深夜なのかと思う内容ではあるが、EDはそういう仕様になっていた。
『世紀末オカルト学院』第1話
オカルトを題材にしているものの、最早オカルトは冗談として扱われる中で、本来の超常現象としてフィクションに落とし込もうとしているように思えた。まあ、ノストラダムスの大予言が現実化した世界観と言われても、現実の世界とは別の仮想の歴史であることは、覆りようの無い事実なので、昔の心霊スペシャルの持っていた胡散臭さと実現するかもしれない雰囲気は出しようが無い。言うなれば、メタノストラダムスの大予言といったところか。第1話としては、情報量も適当で良かった。

素直で宜しい

2010年7月19日 1話雑感
『セキレイ~pure engagement~』第1話
セキレイの力を使い自衛隊らしき軍隊を蹴散らす場面から始まって、唐突さと酷い描写の類型に眩暈がした。まあ、直ぐに日常のドタバタに移行したので、引き摺るほどでもなかったのは良かった。一応それらしい場面から始めたものの、距離感が随分と日常に寄っていて、サービス要員のあざとさが突出していた。親王になろうとする輩には罰が当たってきた歴史や素朴な優しさが、問題を解決するのは見えている。ならば、日常がこのまま続く現実的妥当性はない点との整合をこの作品らしく見せられれば良さそう。

分岐点

2010年7月19日 1話雑感
『オオカミさんと七人の仲間たち』第1話
突っ張っている少女と視線恐怖症の屁垂れが生徒会的組織でワキャワキャする話のようだ。
演者のも含めた類型的な配置を悪いことだとは思わないが、キャラクターの掘り下げにはよくよく注意が必要だと思う。類型的だから分かるでしょってのは、補助であって演出ではないのだから、掘り下げていないキャラクター群になってしまうと内輪受けにしか見えなくて、内輪受けをやるにはテンポも含めてかなりの技術が必要だろう。省こうとした労力が、反って要求されては本末転倒だ。さて、どうなることやら。
『さらい屋五葉』
時間が経つに連れて各々が抱える事情がよく分かって人間臭さが垣間見られた。それにより、人はどこかしらで繋がっており、知ってか知らずかお互いを助け合いながら生きている様が浮き彫りとなった。全体的に、ハイライトを抑え、基調とする色使いがそれぞれを表す対比になっており、演技も抑え目で如何にも作り物でアニメな方向性とは別の方向性の作品だった。言うなれば地味なのだが、類型的なやり方では難しい雰囲気に華があった。

箱庭

2010年7月17日 1話雑感
『祝福のカンパネラ』第1話
クランやアイテム技師にオートマタといった用語が出てくるものの、全体的にほのぼのとした雰囲気で西洋風の街並みが上手く表現されている。物語の目的は見えてこないものの、どういう世界観の作品なのかを台詞に頼らず巧みに表現しており、そういう丁寧に作った雰囲気が気に入った。後は、物語の目的が上手く乗れば上々。
『四畳半神話大系』
彩る名調子が後押ししつつ新たに登場する人物によって、全ての世界を通して繰り返され巡る季節から徐々に見えてくる全貌の匙加減が上手かった。現状に悲観することなく、なるようになる様とこの作品における重要なことが何だったのかを強く意識させる落ちの付け方だった。平行世界や繰り返しの世界を物語的に個別でありながら大枠の中に落とし込める演出の手腕は流石。

仕切りなおし

2010年7月17日 1話雑感
『スティッチ!~ずっと最高のトモダチ~』第1話
いざよい島の学校が廃校になるから大きな島に転校すると。中々に現実的な事情を加味しつつ、新しい展開に上手く移行出来たと思う。特に、妖怪やエイリアンに対して外野の人間をメタとして盛り込めていたことが上手い。

重複

2010年7月16日 ネットアイドル
初めて、他にもあるのだろうか。重複なので削除。
『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』
5クール続いただけあって、エピローグも用意されており、綺麗な締め方になったと思う。全体としては、軍部がホムンクルスに唆されて錬金術で暴走したという反軍が喜びそうな連中を、主人公達が体制側も含めたパルチザンで対抗する形の作品だった。要所要所で見応えのある回もあり、原作に沿った物語が完結まで描かれたことは喜ばしいことで、エドの選択が似非革命主義者とは一線を画すものだったことが何より良かった。
『伝説の勇者の伝説』第1話
第1話らしからぬ内容は、時系列順を変えてのことなのだろう。世界観の概要と主人公達の立ち位置は説明出来ていたが、肝心の主人公は邪気眼的な魔法を複製出来る眼を持っていながら面倒臭いと口で言うだけで脱力している立ち振る舞いに見えず、同行するキャラと途中で登場するキャラに好かれているような雰囲気との整合が全く感じられなかった。屁垂れだろうが、脱力系だろうが、優しさを見せておけば大体大丈夫と思っているのだが、どうしたんでしょうね。
『閃光のナイトレイド』
東京裁判史観を後出しで踏襲する嫌らしさ。この作品では、中国と言っても清王朝なのであり、日中戦争の相手は中華民国である。どちらも、現体制の中華人民共和国ではないが、その辺を分かって作ってあるのかさえ不安になった。終盤での新型爆弾、要するに原子力爆弾だが、それを使った抑止力を語るまでは良いが、なぜか他国には諜報も含めて原理と威力を推し量らせるのではなく、世界の列強が割譲する上海に落とそうとしたのは何だったのか。
結果だけ見ると、売れ線の超能力とスパイアクションに、東京裁判史観への阿り、南京大虐殺を想定するかの如き大量虐殺をしようとする軍人と、上海万博の時期に自国や周辺地域において、虐殺を行い、強制収容による強制労働を課し、言論やその他諸々の文化的な最低限度の生活を送る権利を封殺している支那への朝貢を行った作品に見えた。
唯一、葉加瀬太郎の作曲であろうテーマだけは気持ち良かったが、後半になるに連れて掛からなくなっていったのが残念だった。まあ、展開の都合か、断りが入ったのかは気になるところではある。
逆に、これが戦後の集大成とでもいうべきプロパガンダだと考えれば、分かりやす過ぎてありがたかったと考えるべきか。
『イナズマイレブン』第88、89話
ゲーム発売に合わせた商魂の塊のような回。話数としては2話構成だが、スペシャルとしては1話にまとまっている。
88話は、円堂が必殺技を破られた次に、壁山が間に入った連係で止められるも壁山が負傷。交代で入るは我らが染岡さん。勿論、新必殺技での切り込みが冴える。この時を待ってたぜ。その後、追加点を狙うも高速パスに定評がある染岡さんらしく、まさかの打ち返し。今度は円堂が新必殺技という名のどこかで見た技で防ぐ。前に主題歌だった曲の編曲版を劇判にした一連のお膳立てが、商魂と分かっていても気持ち良かった。
89話では、試合後の円堂の発言に触発された立向居が、自分はコピーのコピーであることを感じて新必殺技習得の為に奮闘する話を中心に、チームの絆を深めつつ新たな話の種を蒔く話。最初は、一年生組だけで必殺技を完成させようと奮闘するも上手く行かない。そこで現れるのが綱海。サッカーは新参ながらも、立向居に接する綱海がムゲン・ザ・ハンド習得時以上に異国の地でも年上の兄貴分として活躍しつつ、春奈もマネージャーとして上手く関わっていたと思う。まあ、綱海のいい加減というか乗りというか自然体の適当発言が切欠になるのが、地道な練習との対比になって面白い。こちらの話も練習場面で前に主題歌だった別曲の編曲版が劇判になっていた。この商魂の逞しさこそが、テレビアニメの本質であり、それだけでなく物語と演出によって作られる画面への矜持が志である。
『荒川アンダー ザ ブリッジ』
変人連合にとってみれば、一般人の中のずれた奴程度では、常識人に見えてくる対比がこの作品のらしさだったと思う。まあ、ドタバタの雰囲気は確かに悪くないし、ニノは可愛かったが、暴力を背景にはしゃぐとか、大人に対してただ不遜なだけの子供とかが大嫌いなので、全体を楽しめたかというとそうでもない。演出の調子自体もいつものな感じで、慣れてしまえば逆に広がりに期待出来ない気がしてくる。第2期ではそうした閉塞感を打ち破ってくれると期待したい。
『スティッチ!~いたずらエイリアンの大冒険~』
一応物語としては一段落が付く形でいざよい島編が終わった。まあ、新キャラを出しにくい状況で限界を迎えつつあったので、看板を付け替えて再始動するための茶番的な最終回ではあった。全体としては家族の温かみのある島での暮らしが現実離れしているものの、理想的な状態を作り上げていた。まあ、締めに銀河連邦とか出てきて、所詮は共和国のマスコットを題材にした作品なのだなと。
『GIANT KILLING』第13話
弱小チームとして溜め込んだ鬱憤を一気に晴らす大勝利は、思いのほか実感に乏しい。勝ち慣れていないからこその反応ともいえるが、積み上げてきたものが実を結んだのは事実であり、勝負を扱った作品で1クールも勝ちが遠い印象で引っ張ってきたのだから感慨も大きい。ただ、前話からの回想が長くなってきて冗長になっている点が気にはなる。

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