ハッピー
2010年2月18日 放送中のアニメの感想とか『夢色パティシエール』第19話
この作品では、キャラクターの作画よりは、出来上がったお菓子の作画の方が、物語の上で重要だと思っている。今回は、そんな中でもバレンタインの話だけあって、キャラもお菓子も良作画で話の盛り上がりに上手く呼応していた。嫌味なお嬢様も、親父が常識人だというだけで随分と可愛らしく見えるようになった。対決なのに勝ち負けが無いのもバレンタインの性質に合わせた落とし所で、今回は子供向け作品の醍醐味の季節ネタを美味しく頂きました。
この作品では、キャラクターの作画よりは、出来上がったお菓子の作画の方が、物語の上で重要だと思っている。今回は、そんな中でもバレンタインの話だけあって、キャラもお菓子も良作画で話の盛り上がりに上手く呼応していた。嫌味なお嬢様も、親父が常識人だというだけで随分と可愛らしく見えるようになった。対決なのに勝ち負けが無いのもバレンタインの性質に合わせた落とし所で、今回は子供向け作品の醍醐味の季節ネタを美味しく頂きました。
シュートで終える
2010年2月17日 放送中のアニメの感想とか『イナズマイレブン』第69話
今までのキャラクターが入り乱れての紅白戦は、見ているだけでも楽しい。アニメとしては些細なことなのだけど、この作品のプレイはシュートで終えることが多いので、何のこと無い場面も楽しいのかもしれない。選考会に呼ばれなかった雑魚は同じ演者が兼役する敵キャラにご期待下さいの中、風丸や栗松や壁山が代表に選ばれたことが嬉しい。目金のご兄弟が選ばれないのはギャグとして、染岡が選ばれなかったことを残念に思うが、予告を見る限り選ばれた者が選ばれなかった者の思いを背負う場面が用意されているようでホッとした。
今までのキャラクターが入り乱れての紅白戦は、見ているだけでも楽しい。アニメとしては些細なことなのだけど、この作品のプレイはシュートで終えることが多いので、何のこと無い場面も楽しいのかもしれない。選考会に呼ばれなかった雑魚は同じ演者が兼役する敵キャラにご期待下さいの中、風丸や栗松や壁山が代表に選ばれたことが嬉しい。目金のご兄弟が選ばれないのはギャグとして、染岡が選ばれなかったことを残念に思うが、予告を見る限り選ばれた者が選ばれなかった者の思いを背負う場面が用意されているようでホッとした。
別に何とも無かったぜ
2010年2月16日 放送中のアニメの感想とか『遊戯王5D’s』第96話
クロウがシグナーとして仲間になっての一大イベントを前に大はしゃぎしたばっかりに……。
まあ、この世界において事故や怪我は屁みたいなものなので、心配することはないのだけど、
LP8000をワンキル出来るデッキが、アニメだLP4000なので、普通に回るだけで見せ場が作り辛いから外されたか。しかし、この超展開にグリーン・バブーンデッキが相手とは、流石ドラマチックデュエル。
クロウがシグナーとして仲間になっての一大イベントを前に大はしゃぎしたばっかりに……。
まあ、この世界において事故や怪我は屁みたいなものなので、心配することはないのだけど、
LP8000をワンキル出来るデッキが、アニメだLP4000なので、普通に回るだけで見せ場が作り辛いから外されたか。しかし、この超展開にグリーン・バブーンデッキが相手とは、流石ドラマチックデュエル。
あれかこれか
2010年2月15日 放送中のアニメの感想とか『君に届け』第8話
友人との仲も深まって、またぞろイチャイチャしている所に、ベタ過ぎるライバルが登場するも、腹黒い雰囲気がしている。そうすると、何かに付けて主人公に落ち度がないのが腑に落ちない気もするが、キングオブ屁垂れとキングオブウィスパーが嬉し恥ずかしいことがこの作品の全てか。ニヤニヤするので、オッケイ。
友人との仲も深まって、またぞろイチャイチャしている所に、ベタ過ぎるライバルが登場するも、腹黒い雰囲気がしている。そうすると、何かに付けて主人公に落ち度がないのが腑に落ちない気もするが、キングオブ屁垂れとキングオブウィスパーが嬉し恥ずかしいことがこの作品の全てか。ニヤニヤするので、オッケイ。
『ハートキャッチプリキュア!』第1話
キャラデが『おジャ魔女』なら、もう肉弾バトル路線は終わりかと思っていたが、全くそんなことはなく、冒頭からシリアス組が正義のプリキュア対悪のプリキュアで、正義のプリキュアの演者が『セーラームーン』のマーキュリーで、『キャシャーン Sins』調のデザインで、『ドラゴンボールZ』的バトルとキャラデやスタジオの過去作品の蓄積したものを遺憾なく発揮した滑り出し。
主人公コンビが『おジャ魔女どれみ』のはづき風控え目眼鏡少女とハナちゃん風天然元気少女で、OPと目眼鏡少女の方が変身時に眼鏡を外すことから推察するに『おジャ魔女どれみ』で多用されていたデフォルメ描写を入れながら、『ドラゴンボールZ』的バトルを繰り広げるのではないかと思われる異常事態に期待は高まる。次回予告から、『セーラームーン』のタキシードのオッサンのポジションの兄ちゃんも 用意する周到さ。
勢いが気持ちの良いOPで、「ハートキャッチ」の歌詞に合わせての溜めの様式美は時代劇から続くお家芸だ。EDは前作同様にダンスだが、前作以上に足裁きと腰裁きが凄く、それを正面から見せるカットが気持ち良い。OP、ED共に曲が良いのも重要な点だ。
そんなスーパー東映大戦の様相を呈しているが、主人公コンビが花とファッションの二枚看板で抜かりないことも流石。水樹奈々主演で開始前から取り上げられていたが、そんなことは些細なこと。小さなお友達は勿論、大きなオタも達、もとい大きなお友達に優しい内容となっております。
キャラデが『おジャ魔女』なら、もう肉弾バトル路線は終わりかと思っていたが、全くそんなことはなく、冒頭からシリアス組が正義のプリキュア対悪のプリキュアで、正義のプリキュアの演者が『セーラームーン』のマーキュリーで、『キャシャーン Sins』調のデザインで、『ドラゴンボールZ』的バトルとキャラデやスタジオの過去作品の蓄積したものを遺憾なく発揮した滑り出し。
主人公コンビが『おジャ魔女どれみ』のはづき風控え目眼鏡少女とハナちゃん風天然元気少女で、OPと目眼鏡少女の方が変身時に眼鏡を外すことから推察するに『おジャ魔女どれみ』で多用されていたデフォルメ描写を入れながら、『ドラゴンボールZ』的バトルを繰り広げるのではないかと思われる異常事態に期待は高まる。次回予告から、『セーラームーン』のタキシードのオッサンのポジションの兄ちゃんも 用意する周到さ。
勢いが気持ちの良いOPで、「ハートキャッチ」の歌詞に合わせての溜めの様式美は時代劇から続くお家芸だ。EDは前作同様にダンスだが、前作以上に足裁きと腰裁きが凄く、それを正面から見せるカットが気持ち良い。OP、ED共に曲が良いのも重要な点だ。
そんなスーパー東映大戦の様相を呈しているが、主人公コンビが花とファッションの二枚看板で抜かりないことも流石。水樹奈々主演で開始前から取り上げられていたが、そんなことは些細なこと。小さなお友達は勿論、大きなオタも達、もとい大きなお友達に優しい内容となっております。
これまた古いネタ
2010年2月12日 放送中のアニメの感想とか『ケロロ軍曹』第300話
小野田少尉をモチーフとしたオノノ少尉のお話。旧来の軍人像を踏襲したオノノは若手の軍曹達には煙たがられ、時の流れに愕然となる。唯一その複雑な胸中を慮るのがギロロであるのが上手い。『リーンの翼』のサコミズを思い浮かべてしまうのは訓練生の性としても、力兄の熱演と、この作品の持ち味の心温まる展開が絡み合って良かった。
子供は分からそうな古いネタを、知らなくても楽しめて知っているともっと楽しめるように作品の色に合わせて使うことと、キャラクターの可愛らしさがこの作品の好きなところだ。
小野田少尉をモチーフとしたオノノ少尉のお話。旧来の軍人像を踏襲したオノノは若手の軍曹達には煙たがられ、時の流れに愕然となる。唯一その複雑な胸中を慮るのがギロロであるのが上手い。『リーンの翼』のサコミズを思い浮かべてしまうのは訓練生の性としても、力兄の熱演と、この作品の持ち味の心温まる展開が絡み合って良かった。
子供は分からそうな古いネタを、知らなくても楽しめて知っているともっと楽しめるように作品の色に合わせて使うことと、キャラクターの可愛らしさがこの作品の好きなところだ。
お家芸
2010年2月11日 放送中のアニメの感想とか『クレヨンしんちゃん』第693話
紅サソリ隊としんちゃんの何時ものコントかと思えば、果たし状が来たと、この作品らしからぬ展開。紅サソリ隊以外には決闘が知らされていないようで、埼玉の別のグループに応援を頼もうとなるのだけど、川下りのグループが出てきたり、以前出てきたレディースが北海道でエコ会議とか、細かいネタの連続で結局集まらず。いざ対決の段になってどこでやるのかと思えば演芸場で、紅サソリ隊としんちゃんの何時ものコントが大受けする。そら、紅サソリ隊にだけ送るのも納得の展開。
余韻覚めやらぬ内に、今度は家事代行サービスの無料お試しの話。業者名のアルマジロ・ママと相変わらずの切れ味で、お姉さんに期待するしんちゃんの期待をアルマジロみたいな丸っこいおばさんが来て裏切るお約束と相まって上手い。時間を計るために持ってきた時計のデザインも面白かったが、家事代行の場面は普通。当然、押入れか冷蔵庫が落ちに来るのは見えていたが、冷蔵庫が来て、賞味期限切れとか分別して片付けていく様が極端で笑えた。
紅サソリ隊としんちゃんの何時ものコントかと思えば、果たし状が来たと、この作品らしからぬ展開。紅サソリ隊以外には決闘が知らされていないようで、埼玉の別のグループに応援を頼もうとなるのだけど、川下りのグループが出てきたり、以前出てきたレディースが北海道でエコ会議とか、細かいネタの連続で結局集まらず。いざ対決の段になってどこでやるのかと思えば演芸場で、紅サソリ隊としんちゃんの何時ものコントが大受けする。そら、紅サソリ隊にだけ送るのも納得の展開。
余韻覚めやらぬ内に、今度は家事代行サービスの無料お試しの話。業者名のアルマジロ・ママと相変わらずの切れ味で、お姉さんに期待するしんちゃんの期待をアルマジロみたいな丸っこいおばさんが来て裏切るお約束と相まって上手い。時間を計るために持ってきた時計のデザインも面白かったが、家事代行の場面は普通。当然、押入れか冷蔵庫が落ちに来るのは見えていたが、冷蔵庫が来て、賞味期限切れとか分別して片付けていく様が極端で笑えた。
重い想い
2010年2月10日 放送中のアニメの感想とか『NARUTO 疾風伝』第146話
禁術の正体が継承者の体にある。要は人間爆弾なのだろうが、師弟関係に加えて、体に凶器を宿した者同士でもあることになる。これで、師弟関係、凶器を宿した自己存在に加え、己に凶器を宿させた家族や里との関係が加わった。更には、抜け忍として追われる身もある。そこに外野でありながら、関係や要素が同調しているナルトが我が事のように関わっていく。
真心や善意が織り上げたものを悪意が絡まらせる。そうした同調する何かがキャラクターに抱かせる想いをメタ視点から眺めるのは楽しい。
禁術の正体が継承者の体にある。要は人間爆弾なのだろうが、師弟関係に加えて、体に凶器を宿した者同士でもあることになる。これで、師弟関係、凶器を宿した自己存在に加え、己に凶器を宿させた家族や里との関係が加わった。更には、抜け忍として追われる身もある。そこに外野でありながら、関係や要素が同調しているナルトが我が事のように関わっていく。
真心や善意が織り上げたものを悪意が絡まらせる。そうした同調する何かがキャラクターに抱かせる想いをメタ視点から眺めるのは楽しい。
新展開
2010年2月9日 放送中のアニメの感想とか『イナズマイレブン』第68話
日本編が終了し、OPも新調されてインフレの流れを象徴する世界編へ。このOPは歌い出しの歌詞と絵のタイミングの取り方が気持ち良い。
総集編で流れたアヴァンの「日本代表はお前だ」に期待していたが、今まで一緒に闘ってきた仲間と母国代表として闘うことを予させる展開や地元の雄の登場は、規定の手続きなのだけどワクワクしてしまう。また、新たに召集された日本代表選考では、顔見せ程度の存在から新キャラまで10人以上も登場させる大盤振る舞い。勿論、曲者も居るし、マネージャーポジションに新たな幼馴染も増え、増えたキャラの演者も豪華で快調な発進といえる。
日本編が終了し、OPも新調されてインフレの流れを象徴する世界編へ。このOPは歌い出しの歌詞と絵のタイミングの取り方が気持ち良い。
総集編で流れたアヴァンの「日本代表はお前だ」に期待していたが、今まで一緒に闘ってきた仲間と母国代表として闘うことを予させる展開や地元の雄の登場は、規定の手続きなのだけどワクワクしてしまう。また、新たに召集された日本代表選考では、顔見せ程度の存在から新キャラまで10人以上も登場させる大盤振る舞い。勿論、曲者も居るし、マネージャーポジションに新たな幼馴染も増え、増えたキャラの演者も豪華で快調な発進といえる。
あっさり
2010年2月8日 放送中のアニメの感想とか『遊戯王5D’s』第95話
折角シグナーにしたのだから、対応する5竜を出すのは、商業上も物語り上も規定路線だろう。竜のカードのありかも丸分かりの手続きで受け継ぐことになる。むしろ、気になったのは竜が出てくる展開ではなく、それに絡んだ人の生き死にが出てきたことだろうか。何だかんだで悪役の不思議能力以外では人が死なないのが良さと思っていただけに、今回のサスペンス劇場的な殺人と罪に対する扱いの軽さが気になった。
折角シグナーにしたのだから、対応する5竜を出すのは、商業上も物語り上も規定路線だろう。竜のカードのありかも丸分かりの手続きで受け継ぐことになる。むしろ、気になったのは竜が出てくる展開ではなく、それに絡んだ人の生き死にが出てきたことだろうか。何だかんだで悪役の不思議能力以外では人が死なないのが良さと思っていただけに、今回のサスペンス劇場的な殺人と罪に対する扱いの軽さが気になった。
人が生き物である以上は避け難い欲求。それがエロだ。行為そのものだけでなく、行える者の関係性が倒錯していることもエロに含まれるだろう。また、服を着るのが当然となった現代では裸や、それに近い露出といったフェチ、定番となった触手、ありとあらゆる性的興奮に繋がるものは強い。
アホバカな話なのですが、なぜか集めたくなるんですよ、エロは。だから、不況でも強い。男も女も美形を揃えて乱舞されば、もうワッショ、ワッショイです。でも、狙い過ぎに見えて興醒めするので、一般向けでは最後の一欠けらの慎みを忘れない方が良いかと。
アホバカな話なのですが、なぜか集めたくなるんですよ、エロは。だから、不況でも強い。男も女も美形を揃えて乱舞されば、もうワッショ、ワッショイです。でも、狙い過ぎに見えて興醒めするので、一般向けでは最後の一欠けらの慎みを忘れない方が良いかと。
メモ-暴力の圧倒的存在感-
2010年2月6日 メモ暴力は有形無形を問わず効果的な手段だ。特に有形の暴力は映像にすると、激しい動きを伴わせることが可能だ。激しい動きは刺激が強い。刺激が強いと興奮する。その興奮には快感を伴う。
風が吹けば桶屋が儲かるような構造だが、無意味な暴力はほとんどない。悪党であれ、正義であれ、プロであれ、一般人であれ、暴力には理由と目的が伴う。理由無き暴力は、メタ視点で考えると、理由無き暴力を見せることが目的になる。ドカバキ、バンバン、ドッカンに対する根源的な娯楽性は軽視出来ない。世界には公開処刑に人々が群がった国と歴史がある。
ただし、理由と目的の演出を失敗すると、酷いだけのものになる。
風が吹けば桶屋が儲かるような構造だが、無意味な暴力はほとんどない。悪党であれ、正義であれ、プロであれ、一般人であれ、暴力には理由と目的が伴う。理由無き暴力は、メタ視点で考えると、理由無き暴力を見せることが目的になる。ドカバキ、バンバン、ドッカンに対する根源的な娯楽性は軽視出来ない。世界には公開処刑に人々が群がった国と歴史がある。
ただし、理由と目的の演出を失敗すると、酷いだけのものになる。
メモ-現実の時間と同調する物語-
2010年2月5日 メモ現実の時間と同調する物語の典型例を挙げると、成長物語が挙げられる。
成長物語というと、子供や未熟な者が「しなければならないこと」のイメージで語られがちだが、そこそこの腕前の者が一流へと磨かれて行くこともある。
共通しているのは、練習やコツを習うといった経験を蓄積することによって、起こる現象が物語の中に描かれるか、事実を物語的に並べることだ。そして、それにはある程度作品内での時間が掛かる。映像の場合はある程度の尺が掛かる。つまり、現実に視聴してきた時間と作品内での成長に掛かる時間とが同調することになる。
他の例として、関係の進展が挙げられるだろう。よく頑張った。成るべくして成った。見ることで必ず掛かる時間との同調は根強い形だ。それだけに、掛けた時間に見合った結果を提示出来ないと時間泥棒にでも遭った気分になる。
成長物語というと、子供や未熟な者が「しなければならないこと」のイメージで語られがちだが、そこそこの腕前の者が一流へと磨かれて行くこともある。
共通しているのは、練習やコツを習うといった経験を蓄積することによって、起こる現象が物語の中に描かれるか、事実を物語的に並べることだ。そして、それにはある程度作品内での時間が掛かる。映像の場合はある程度の尺が掛かる。つまり、現実に視聴してきた時間と作品内での成長に掛かる時間とが同調することになる。
他の例として、関係の進展が挙げられるだろう。よく頑張った。成るべくして成った。見ることで必ず掛かる時間との同調は根強い形だ。それだけに、掛けた時間に見合った結果を提示出来ないと時間泥棒にでも遭った気分になる。
メモ-ド級の安牌のホームドラマ-
2010年2月4日 メモホームドラマというと家族をテーマとしたドラマを指すが、集合で考えると居場所の話があって、個人の居場所の一つの代表的かつ最大のものが家族だと考えられる。よって、居場所の話をホームドラマと仮定する。加えて、居場所とは、体や心が居られ安らげる場所のことを指すものとする。
そうして眺めてみると、どんな作品にも大なり小なり絡む話であり、玩具を売るのじゃなワクワクの子供向けであれ、中高生以上を対象にハラハラドキドキさせるぜであれ、起伏のあるドラマがない萌えろ系であれ、目新しさが出辛いファミリー向けであっても居場所での日常や居場所の存続に関わる大なり小なりの事件が出てくる。
たとえ、それまでの内容がヘロヘロで圧倒的敗北を予見していようと、居場所の話が出てくると一気に引き締まった軟着陸を見せる。ホームドラマはいつでもド級の安牌。逆に考えると、そこを失敗したらやばい。
そうして眺めてみると、どんな作品にも大なり小なり絡む話であり、玩具を売るのじゃなワクワクの子供向けであれ、中高生以上を対象にハラハラドキドキさせるぜであれ、起伏のあるドラマがない萌えろ系であれ、目新しさが出辛いファミリー向けであっても居場所での日常や居場所の存続に関わる大なり小なりの事件が出てくる。
たとえ、それまでの内容がヘロヘロで圧倒的敗北を予見していようと、居場所の話が出てくると一気に引き締まった軟着陸を見せる。ホームドラマはいつでもド級の安牌。逆に考えると、そこを失敗したらやばい。
『フレッシュプリキュア!』
居場所があることとそこに居る人々との触れ合いをある程度積み重ねるまでは予定調和で印象の弱い作品だったが、積み重ねたものが定着してから一気にキャラクターを崩したり、ベタな展開を崩して粘り気が出てきた。
居場所があって、家族が友人が隣人が居て、シフォンの母親でもある。そんなホームドラマの要素の持つ根強さと、それを守り抜くために力強く闘う母性的なヒロインがこの作品を貫くテーマだったと思う。ベタさと中盤からの80年代的少年漫画イズムを継承した展開がとても楽しい作品だった。シリーズの転換期として、一から積み上げる手続きを忠実に行った粘り強い作品をありがとう。
居場所があることとそこに居る人々との触れ合いをある程度積み重ねるまでは予定調和で印象の弱い作品だったが、積み重ねたものが定着してから一気にキャラクターを崩したり、ベタな展開を崩して粘り気が出てきた。
居場所があって、家族が友人が隣人が居て、シフォンの母親でもある。そんなホームドラマの要素の持つ根強さと、それを守り抜くために力強く闘う母性的なヒロインがこの作品を貫くテーマだったと思う。ベタさと中盤からの80年代的少年漫画イズムを継承した展開がとても楽しい作品だった。シリーズの転換期として、一から積み上げる手続きを忠実に行った粘り強い作品をありがとう。
ふと気付く
2010年2月2日 放送中のアニメの感想とか『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』第4話
失われた技術に関する話が出てきたので、高度な近代文明が滅んで技術や文化が断絶した後の世界であることが明確に分かった。そうでなくては、この作品における歴史的に培ってきた合理性を排除し、女性だけで子供を含んだ隊があってなぜか音楽だけが残っている状況が釈然としない。もしかすると、この作品の世界はシミュラークルで、それはあらゆる作品が直面するオリジナルとコピー論争さえも視野に入れているのかもしれない。どこか『けいおん!』を思わせるデザインさえも作品のテーマに同調したものではないかと思った。身近でない軍隊で女の子がワーキャーするだけではと思っていたが、見続ければ答えに出会えそうだ。
失われた技術に関する話が出てきたので、高度な近代文明が滅んで技術や文化が断絶した後の世界であることが明確に分かった。そうでなくては、この作品における歴史的に培ってきた合理性を排除し、女性だけで子供を含んだ隊があってなぜか音楽だけが残っている状況が釈然としない。もしかすると、この作品の世界はシミュラークルで、それはあらゆる作品が直面するオリジナルとコピー論争さえも視野に入れているのかもしれない。どこか『けいおん!』を思わせるデザインさえも作品のテーマに同調したものではないかと思った。身近でない軍隊で女の子がワーキャーするだけではと思っていたが、見続ければ答えに出会えそうだ。
並列による直列
2010年2月1日 放送中のアニメの感想とか『テガミバチ』第17話
かつてディンゴだった老いた動物と死んでしまった女テガミバチとの関係が種族を超えた相棒との強い絆を見せる。そして、館長とそのテガミバチとの関係。色々なものが、ラグや別の誰かと共通する部分を持っており、両者の関係を思いつつもベタに見せる話がしっかりしていて切ない。
パッチワーク的とも見られるが似たような関係を素直に並べて見せる話のやり方が好きだ。
かつてディンゴだった老いた動物と死んでしまった女テガミバチとの関係が種族を超えた相棒との強い絆を見せる。そして、館長とそのテガミバチとの関係。色々なものが、ラグや別の誰かと共通する部分を持っており、両者の関係を思いつつもベタに見せる話がしっかりしていて切ない。
パッチワーク的とも見られるが似たような関係を素直に並べて見せる話のやり方が好きだ。
これぞアニメ
2010年1月31日 放送中のアニメの感想とか『スティッチ!~いたずらエイリアンの大冒険~』第12話
夢に入り込んで悪夢に変えるエイリアンによって、目覚めぬ悪夢に取り込まれたユウナを救うためジャンバ博士の発明でスティッチ一行が夢の世界へ入り込む。エイリアンとのやり取りはいつも通りといえばいつも通りだけど、ユウナの記憶を使ったクイズで幼少時に死別したユウナの母親に関する事柄が出てきて、よく思い出せないことが今回の話の重要点。色々あって顔を思い出せない母親と夢の中で会えることになるが、子守唄の思い出があるから止めとくと決める。これをCMを2回挟む本編の短さで出来る所が恐らくはアニメが培ってきた強みなのだろう。パターンもので話を練り込むことに関しては流石に国産といったところ。
むしろ、都合の良いエイリアンで無尽蔵に話が作れて、核となるオハナでありいざよい島の住人のアットホームな感じがこの作品の良い所だと再確認出来た。
夢に入り込んで悪夢に変えるエイリアンによって、目覚めぬ悪夢に取り込まれたユウナを救うためジャンバ博士の発明でスティッチ一行が夢の世界へ入り込む。エイリアンとのやり取りはいつも通りといえばいつも通りだけど、ユウナの記憶を使ったクイズで幼少時に死別したユウナの母親に関する事柄が出てきて、よく思い出せないことが今回の話の重要点。色々あって顔を思い出せない母親と夢の中で会えることになるが、子守唄の思い出があるから止めとくと決める。これをCMを2回挟む本編の短さで出来る所が恐らくはアニメが培ってきた強みなのだろう。パターンもので話を練り込むことに関しては流石に国産といったところ。
むしろ、都合の良いエイリアンで無尽蔵に話が作れて、核となるオハナでありいざよい島の住人のアットホームな感じがこの作品の良い所だと再確認出来た。
技あり
2010年1月30日 放送中のアニメの感想とか『たまごっち!』第16話
Aパートは、妹達が友達の語尾が「~だしー」な猿系の家でお泊り会をする話。まずは王族かと思うような両親の振舞に広い家とヘリコプターで仕事へ向かう金持ち振りを披露して先制打を決めたかと思えば、恐い話で盛り上がってトイレに行くのが恐くなったりと人並みの子供さは持っていて、落ちも執事を予想通りに持ってくる。キャラが多いだけに順次掘り下げる作業といえばそれまでだけど、金持ちのベタさが『たまごっち!』では浮いていて、それでAパート分きっちりと間を埋めるのが上手い。
かと思えば、Bパートではクールぶっていたくろまめっちが段々と仲良しグループの一員になっている自分のクールさが薄くなっていることを悩む話。なぜ旅に出るのかと言われると、それがクールだから。むしろ、ワルカフェに現れる伝説のワルが、声だけでそれとなく分かるようになっている落ちで、あの渋い声はあんたかよというギャップが面白かった。
Aパートは、妹達が友達の語尾が「~だしー」な猿系の家でお泊り会をする話。まずは王族かと思うような両親の振舞に広い家とヘリコプターで仕事へ向かう金持ち振りを披露して先制打を決めたかと思えば、恐い話で盛り上がってトイレに行くのが恐くなったりと人並みの子供さは持っていて、落ちも執事を予想通りに持ってくる。キャラが多いだけに順次掘り下げる作業といえばそれまでだけど、金持ちのベタさが『たまごっち!』では浮いていて、それでAパート分きっちりと間を埋めるのが上手い。
かと思えば、Bパートではクールぶっていたくろまめっちが段々と仲良しグループの一員になっている自分のクールさが薄くなっていることを悩む話。なぜ旅に出るのかと言われると、それがクールだから。むしろ、ワルカフェに現れる伝説のワルが、声だけでそれとなく分かるようになっている落ちで、あの渋い声はあんたかよというギャップが面白かった。