『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』って立ち位置が『ベルセルク』だと思った。二人の今後で強く臭う臭いもそれが原因ちゃうかな。『ベルセルク』にも変なイデオロギーはないし、上手いイタダキとちゃうかな。
最近仕切り直した作品の仕切り直し前後の感想。


『アイカツ!』
スターライト学園入学の一年目は、冒険家兼NGOだか政府機関職員といったいちごの父親の熱い家族の応援によって締めくくられた。
二年生になっての作中での成長と売り出し中の演者の成長とが同調して良い感じに引き締まってきた輪に新キャラの後輩が加わり、先輩としての貫禄を身につけていくという一つの育成の形を実践している。美月に挑戦する「フレッシュガールズカップ」で、美月の相手役を探すとの学園長の発言や、先の親父さんも匂わせていたことからも学園長と母親のようなユニットを目指す展開か。小慣れた感じと初々しい感じの面々が出世していく様は、ガチンコサクセスストーリーですな。

『たまごっち!~ゆめキラドリーム~』
ドリームタウンでの生活に始まり、まめっちのホームステイ先のツンデレの元祖な頑固親父のいかりっちの話も、新キャラのピアニっちの活躍もあり一段落する。名前の通りに音楽を嗜むピアニっちの登場もあって、まさかのバンド結成展開。パパピアニっちは力兄でチャラ親父で、ちょっと練習に付き合ってくれただけで、まめっちの音痴も直ると。いい加減、音痴でやれやれ展開も微妙だったので、これは好判断。枠移動後は、OPとEDがそれぞれのバンドが担当している体になっており、バンド展開からの想定通り。ゆめきらバッグを軸にバンドや準レギュキャラもフィチャーしての夢に関連したイベント展開が目白押しだ。漫画家回での「ドリームイレブン」みたいなパロ要素も導入しており、何が来るか楽しみだ。かと思えば、更なる仕切り直しと来た。
音痴を笑いにするのを止めて、バンド路線に入ったかと思えば、ひめスペっちの離脱と来た。空き地に1日で出来たコフレサロンに現れしは「コフレっち」、メイクアップが好きでお手伝いしている転校生だ。携帯電話、デジカメ、楽器、飾り付け、変身バッグと来て、今度はメイクと来た。これは見事にお子様の需要総当り状態。その「コフレっち」だが、演者にウィスパー能登と来た。
メイクの玩具でキラキラな場面では自作の歌を歌っているが、昔聞いた歌はかなり酷かったわけで、ぎりぎりありにはなっているものの際どさが癖になりそう。おまけに、ひめスペっちの千兵衛博士よろしくな美化妄想で口数の多かった後釜だけあって、思い込んだら捲くし立てながら突っ走る。ウィスパーだから、控えめと誰が決めた。毎度のことながら、それなりに実績のある演者に他所でやらないキャラをやらせるってのが面白い。
バンドのメンバーであり仲の良かった友人が去ったことで生じた隙間、そこによく似たキャラが同じパートを引継いで埋める。前髪のなかったひめスペっちと違いふわっとした前髪が可愛い。これで、主要な女の子は全員ふんわりした前髪で固めてきたことになる。以前は、のぺっとしている回もあったが、最近はふんわり揺らすようになっているので、女児向けのトレンドなのだろうね。

『聖闘士星矢Ω』
旧作からの連続した時間軸で、旧作のキャラも登場し、それに合わせた演者の配置も世代分けされてバランスよい。なのに、どこか違うのよ。全体的に作業ゲーみたいな感じがあって、新十二宮編の終盤には星矢役の古谷さんのナレが随分と救いになっていた。
新章に入ってからは、弟分的なスチール聖闘士(キャラは新人ぽいが中身はベテラン)が加わって、新たな敵との闘いや修復されて石から旧作のような箱入りに変化するとか、テコ入れという名の迷走とも取れる部分が多い。徹底して喋らないで来ていた紫龍が喋ったのもちょっとエッって感じ、クロスといい折角保ってきた設定を別に盛り上がりもしないのに放棄するってのは負け宣言的でなんか悲しいね。

『ポケットモンスターベストウイッシュ シーズン2 エピソードN』
トレーナーとポケモンとの絆、古代遺跡に伝説のポケモンに特異な力を持ったN、ポケモン洗脳装置で暗躍するプラズマ団とストーリー的にも作品メタ的にも盛り上がる内容であった。
特にトレーナーに否定的なNの存在が大きかった。Nはゲームそのものの根幹を否定せんとするものの、サトシの舐めプともいえる相性やら厳選やらを度外視してのポケモンとの絆でのゴリ押しが、良い塩梅にガチさの抜けたトレーナーとしての姿を示し和解へと繋げるとは上手い。
加えて、ボルテッカーを忘れてまで覚えたエレキボールが、崖の下から上へのアニメ特有の距離概念によって活躍出来たのも良かった。ゲーム的にガチではない二人が出会ったことで起きる効果は、ポケモンバトルをゲームの再現ではなく、映像としての見た目で攻略して魅せた。

『ポケットモンスターベストウイッシュ シーズン2 デコロラドアドベンチャーDa!』
言い難い名前になったが、今回はマサラタウンまでの船旅の途中で通る南海の諸島での海洋冒険といった趣きだ。また、先のエピソードでのロケット団の活躍からか、手の込んだ作戦が多い印象を受ける。偽の客船を用意し乗船券を摩り替えてのド畜生なやり方に始まり、輸送車でポケモン保護に来た巡査を装ったりと、豪華客船での旅に合わせたかのように豪華だ。ミジュマルが家政婦のような見たで見抜いたり、メイン3人が別の変装をしていても同じ車だと見抜いたりと何時になく察しが良いのもテンポがよくて面白い。
ハチミツの島で懐かしのスピアーやクマに追いかけられたりと、過去に登場したポケモンをフィーチャーしてのジム戦のない豪華で気楽な旅は、イベントも目白押しで陽気な雰囲気も相まって妙に楽しい。

『イナズマイレブンGO クロノ・ストーン』
何だかんだいっても、未来人からゲンシクンまで取り揃えた面子に、戦国武将から三国志にジャンヌに維新志士、円卓騎士団やら恐竜、果ては台風と何でもありの時空最強のイレブンの設定からして、サブやバックアップに当たるモブを露骨に排除している。結局はサッカーと友情の二本柱で無理繰り押し込むとはいえ、ラスボスへのモブの無力さが妙にメタ的なのね。三連戦の勝敗数によって勝利陣営を決める展開で三チーム編成になった時、三国さんが負けられない試合のために強技を習得していたのは色々笑えた。だが、フェイの親父てめえは駄目だ。ロリコンめ、うらやまけしからん。

『イナズマイレブンGO ギャラクシー』
今度は世界大会編。日本代表の選出から、初陣といったところ。ただし、監督は顔の傷はあるもののまんま影山で、メインの雷門の3人以外は素人が8人選出されただけという謎っぷり。必殺技からのインフレはあれど、一応敵が逸脱した強さでサッカーにならなかった以外はサッカーしてきたはずなのに、化身やらミキシマックスやらが禁止で初期の『キャプテン翼』のゲームを思わせたサッカーに戻るのかと思えば、素人の舐めプで大敗する場面を延々と見せられる。真面目にサッカーに取り組もうという姿勢だけは良かったと思っていたが、モブを押しのけてもっとモブをゴリ押してくるのは流石にきついぞ。観客はブーイングに物を投げてと怒っていたが、見ているこちらは呆れた。まあ、回想で三国さんがどんな気持ちでシュートを入れられていると思っているんだ(わざとじゃなくても本編の9割方は吹っ飛んでた)の場面を選んでいる辺りのお遊びが笑えただけましか。
素人集団が金で雇われた連中で、世界大会予選で才能を開花させていく展開のようだが、前の素人1人ありの世界大会編の時と比べると、素人8人はシナリオ以前にサッカーを馬鹿にしており、負けさせる他国代表のチームに申し訳なくなってくる。パワーインフレやらゲームデザインの限界から、作品の強みを放棄したのかな。
『TIGER & BUNNY』第17話
黄昏のオッサンの決断。能力減退を前に一度田舎へ帰ることにした虎鉄。久方ぶりの里帰りなのに素っ気無い家族。思いかけず見てしまった娘の楓のバーナビーコレクション。その慎みの無さでむくれられ、と良いとこ無しだが、そういう弱り目こそ見せ場とばかりに機微を察するやり取りで見せる。元気そうな楓だが、祖母さんが倒れたことに予想外にうろたえるも、当の虎鉄は母親相手に察しが悪く無神経な言葉の数々で、楓に益々嫌われてしまう。そして、大雨の中行方知れずとなり、それを虎鉄が探し出し危機を助ける。亡き妻との約束、楓を助けることを通しての引退の決意。仕事としてはヒーローを辞めてしまっても娘にとってはヒーローであり続けよう。そんなオッサンの背中が光る回でした。まあ、何だかんだで楓が能力に目覚めたりと、状況に流されて引退を切り出せない予感がプンプンですがね。
『逆境無頼カイジ-破戒録篇-』第15話
大勝負の前の大仕掛け。懲りずに遠藤を引き入れて秘策を実行に移す。カイジは本当に人生を崩しかかっている連中をまとめるのが上手い。不意に虚無僧姿で沼を打ちに来た坂崎。負けるのも織り込み済みとばかりに、持っていた仏像で暴れる暴れる。上手い具合にストッパーを叩き壊し、信心に頼った振りをしながらも、前回の破滅覚悟の覇気の無さを見抜いた一条にカイジの事務所進入の本陣取りを察知させることで狙いからの視点を巧みに外す。しかしながら、代償の拷問器具での責めは見ているこちらも痛みが伝わってくる程だ。失うもの無くして得るもの無しを地で行くこの作品らしさ。作中キャラの心理誘導と同時にこちらの読み筋も誘導し外してくる上でスカッとさせる。それが売りですな。
『バトルスピリッツ ブレイヴ』第42話
新旧の白いライバル対決。キモ艦長にまさかの相手役出現と色々あった宇宙からの帰還も束の間、地上では硯の報せで急行したゾルダーをバローネが迎え撃つ。互いに手に入れた十二宮Xレアを賭けてのバトルが始まった。バトルはゾルダー先生がラグナロックを光臨させないから、バローネ君がここぞとばかりに獅子座の十二宮Xレアで大はしゃぎ。掟破りどころか掟は俺が作るとばかりの怒涛の連続攻撃が可能なスピリット、しかもホーク・ブレイカーとのブレイヴは正に虎に翼といった風貌。それ以前にすっごいゼロシュナイダーにストームソーダーだかフェニックスがユニゾンして、一体どんなゾイドかと思ったら、ビットが対戦相手でござった。と、色々と誰得な回であった。
『たまごっち!』第88話
Aパートは、「たまごっち星を征服する。そんな風に考えていた時期が俺にもありました」な話。いつもの調子でワールカフェに行ったスペブラだったが、店の前でびびりまくる。そこにあねもりりりっちと小悪魔なたまごっちがやってきた。その小悪魔なあげっちに心を奪われたスペイシーっち。確かにこのたまごっちらしからぬ艶やかさと半目は俺でも色んな意味でドキドキするぞ。自分が恋しているとも知らず、現を抜かしてたまごっち星征服を忘れるも、子分達は愛想を尽かせた振りをしてまで応援してくれる。夜の浜辺で雰囲気良さ気に見えるも、結局は子ども扱いされるだけで、ネクタイっちがお気に入りだとふられてしまう。柄じゃなかったと再び結束を強めるスペブラであった。何たるオッサンホイホイ。
Bパートは、由緒正しき魔女っ子。へんしんじょを使って再び地獄デビル三姉妹の世界が繰り広げられる。まじょっこフラワーを人質に、助けに向かった一行を一網打尽にする。しかも、人質は魔法で化けた偽者と中々の策士振りだ。が、事態を知った本人の手によって、由緒正しき魔女っ子展開でやっつけられてしまう。中々活躍させる機会のないふらわっちが、ここぞとばかりに可愛く活躍する姿。ようござんした。
ベタを基本に捻りを加えたこの作品らしい内容でした。
『たまごっち!』第87話
Aパートは、パシャリンに残されていた三枚の写真の場所を探す話。
遠出のお供であるラブリンカーだが、そこは普通車だけあってガタガタの道だから揺れる揺れる。お次は上り坂を越えての下り坂。段々とスピードが増して眼前には崖のお約束。危機一髪で停止すると、丁度一枚目の写真の場所が見つかる。しかし、先を行こうにも道がない。そこで「こんなこともあろうかと」と、発明小僧が鼻高々に何かを手動ポンプで膨らませ始める。「手伝ってくれても良いんですよと」と笑いを挟み、膨らんだそれをラブリンカーに装備しての空の旅。風船おじさんイズムを継承したのはよいものの、本当に飛ぶのか疑問だ。が、どうやら特別なポンプなので注入する空気が軽くなるらしい。相変わらず凄いぜ。で、風船とくれば、割りに来る鳥。不時着して、一雨過ぎて、二枚目の写真の湖が見つかる。今度は湖から出ている川を行こうと思い付くも、車で川下りとはこれ如何に。と来れば、待ってましたの「こんなこともあろうかと」でBパートへ。
Bパートは、Aパートの続き。
また何やら膨らませ始めるまめっち。同じポンプなので、当然さっきと同じ展開が待っている。今度は、ラブリンカーに膨らませたゴムボートとシュノーケルを装備して川下り。川下りと来れば、お約束の岩。ポンプのチューブに空気を大量に溜め、一気に放出することで回避して行く。だが、もう一つのお約束の滝が待っていた。滝壺へ真っ逆さまかと思ったが、三段になっていて事なきを得る。それでも、一気に三連続で滝を落ちる様は、カメラワークもあって迫力があった。一難あれば、謎が解けるとばかりに、最後の写真の場所が見つかり、岸に上がるとパシャリンが走り出す。その先には街があり、辿り着いた写真屋の店主に見覚えがあるそうだ。それもそのはず、彼はパシャリンの生みの親であり、手違いで人の手に渡ってしまったことが語られる。もりりっちの手に渡り、命が宿ってたまともが出来、里帰りを果たしたパシャリンと一行が噛み締める幸せで〆る。
冒険のお約束とアクションが楽しく、冒険に欠かせないお宝もあって良い話でした。
『バカとテストと召喚獣にっ!』第1話
早速海で水着回から始める。その旺盛さがこの作品の魅力でもありましたな。海に向かう車中では、俯瞰図でそれぞれを表すマークを使っての表現があったりと、適度にかつ分かるように省略された作りは相変わらず健在のようだ。で、海で水着とくれば、ムッツリーニの出番。だけでなく、ナンパを始める明久と雄二。女連れで来ておきながら、そっちのけで勤しむものの、最後に声を掛けたどう見ても見覚えのある二人組みが腕を引っ張って、スタッフクレジットと共にその後の場面が右から左へロールされていく演出が面白い。段々と華々しい音楽や絵がふにゃふにゃになって行く様と、おしおきの落ちであのバカな奴らが帰ってきたといった感じ。
召喚獣バトルが無いとテンポよく進むから良いね。
『バトルスピリッツ ブレイヴ』第39話
極点探しのために宇宙へ出ることになった一行が、訓練を受ける話。訓練でクラッキーがグロッキーになったりと笑いを挟み。平行して、袂を分かったバローネに着いて行った魔ゐの初陣を描く。
志を同じくするも、立場上別の道を進むこととなったダンとバローネのブレイヴな関係に対し、前作から引きずって惰性で着いて来ているだけとなっていた魔ゐ。人類軍のバトルはダンやダンベルマンやユースと揃っているので、余ったバローネ側に回ったとも見られる形だが、出来ることをするとバトルを買って出る。その心意気に打たれたメムノンがガスパールなる前作でよく見た戦艦の運転手の生まれ変わりらしき男を寄越し、いよいよ前作のキャラが全て揃ってこの戦後に渇を入れる時が来た。
時流に乗って傭兵から下克上を試みる魔族に対して画面分割で割り込み、分割した画面の相手を押し込みつつカメラPANしての「でも覚えておいて、こんな時代だって正義はあるの。誰かに押し付けられたものじゃない、自分自身の心の底から溢れ出す正義ってものが……」と啖呵を切るのが良い。駆るは超神星龍&滅神星龍を搭載したデッキ。清濁を織り交ぜ立場と同調する分かりやすいデッキであり、それぞれの龍が持ち主の切り札だった時のスタイルと同じくライフをギリギリまで追い込み、コスト軽減マジックからの一気に並ぶ両龍の雄雄しさ。久しぶりの痺れる台詞と驚きのデッキで飾るヴィオレ魔ゐの復帰戦は華がある。相変わらず暗い雰囲気は残るが、新たな日の出を予感させるものがあった。
バトスピのアニメの良い所は可愛い女の子もバトルするところなんだよ。と、後出しで言っておく。だって、辛気臭い餓鬼共とむさ苦しいオッサンだけだと、玩具売りの浅ましさを隠しきれないってば。
『逆境無頼カイジ-破戒録篇-』第9話
伝説博神サブちゃん接触編。
班長との大勝負に勝利し、大金を手にした45組。カイジの博打の才能に賭けて、その全額を託す。託されたカイジは久しぶりの娑婆へと繰り出すが、6000万を超える全員の借金を返すための博打をやる気持ちから緩んでいることに気付く。気を引き締め直して裏カジノを躍起になってうろつくものの、とても一発で返せそうな博打は見当たらない。店を後にしたカイジを恐喝しようと男達が絡んで来るが、慣れた手つきで縫合された後の指を見せて凄んで追い返す。そこに別の男が声を掛けてくる。サブちゃ、もとい坂崎なる男は一目見てカイジの只者ではない空気を見極めたようだ。大博打があると坂崎は言う。大勝負の予感にオラわくわくしてきたぞ。
まあ、それ以上にチョーさんの次がサブちゃんとは、お腹が一杯で堪らんね。
『たまごっち!』第82話
Aパートは新しい玩具、もといたまともが加わる話。もりりっちが片付けをしていて見つけたパシャリンなる昔遊んでいたカメラの玩具。どうも壊れて動かないことから、発明小僧に修理を依頼しに来た。何だかんだと皆が集まってワイワイとやっていたところ、修理マシンに色々なものが混ざってしまう。結果、パシャリンは小奇麗になって命を持つに至る。と、映画版のハピハピっちと同じような形で予期せぬたまともが誕生したのであった。映画も知っていると、ちょっと得した気分で嬉しい。
Bパートはパシャリンのお披露目兼掘り下げの話。命を持ったパシャリンはもりりっちやあねもりりっちのことを思い出す。後は、新商品×新商品とばかりにパシャリンをたまもる展開で、気を良くしたパシャリンが写真を撮りまくる。結果、充電が切れて元気が無くなってくる。それを抱きしめるもりりっちの優しさと偶然により、パシャリンに付いているハートマークをこすると充電されることが分かる。流石はまめっちの発明品が起こした奇跡だけあって次元が違う。
まあ、メタ視点では写真をたまもっての売り込み攻勢なのだが、キャラクターは至って真剣によくしようとしてやっていることばかりなのでホッとするわけだ。
『バトルスピリッツ ブレイヴ』第37話
百瀬勇貴と百瀬華実が時を超えて再び出会う話。
クールな勇貴は、暑苦しいダンベル男のゾルダーに。優しく穏やかな華実は、裏表のあるぶりっこなフローラにと。前世とは対照的ながらも、デッキ内容が酷似したミラーマッチでお互いが運命に引き合わされる。バトルは流石に勇貴の生まれ変わりと思しきだけあって、ゾルダーが転生の仕方も含め常に一歩勝る形で勝利する。負けてしゅんとしたのか何なのか、フローラがゾルダーを兄様と呼び出しての落ちは流石に笑った。
まあ、予告の時点で「運命の人は、ダンベル男!?」と言っていただけあって、何とも箸休めな回でした。かと思えば、次回はバローネに思うところあっての決別のバトルと、緩急で魅せる。
『ダンボール戦機』第14話
仙道はイノベーターの刺客ではなかった。となれば残るは決勝の対戦相手である海道ジンしかいないわけで……。そのジンは、クール悪役かと思えば、勝てば父親の居場所を教えてやるとのことで、意外と良い奴か。
バンは、ジ・エンペラーの闘いぶりを見るにつけ、小細工は効かないとアキレスを真正面からぶつかる基本装備に変更する。大勝負に基本装備や初期装備ってのは熱くなる展開だ。勝負は一進一退といった感じで、お互い本気には至らないといったところ。均衡を破るのはアキレス。Vモードの発動で一気に決めに行くが、本気を出したジ・エンペラーに文字通り捌かれてしまう。ジンの高速かつ精密な指捌きのカットが印象的に挟まれ、圧倒的な強さで追い込まれ、それをバンが押し返したところで、更なる力の差に押される。これに勝つってのは、無理かなと思ったら、操作に処理速度が間に合わずのオーバーヒート落ち。結果、バンが一応の優勝をし、父親の居場所も教えてもらえる。
大枠では気になる部分が多いものの、迫力のあるLBXバトルや目先の話の摺合せが上手いので、何とか見られる以上の楽しみがある。
『逆境無頼カイジ-破戒録篇-』第8話
班長制裁編。
回る賽を押さえ、班長のイカサマを見破り白日の下に晒したカイジ。今までイカサマの被害にあったであろう者も含め、観衆の怒りに火が付き暴動寸前となる。状況を打開するため、班長は謝罪しつつも目はまだ出ていないので勝負は無効だと主張する。都合の良過ぎる話だが、最終的には互いに用意したサイコロを使って45組それぞれと勝負をやり直す形で認めるカイジ。ホッとして456賽を振る班長だったが、返しにカイジが振ったのは驚異のオールピンの賽。ピンゾロは6倍付なので、全員が振れば単純に6倍の負けを喫する。班長があやを付けるも、互いに用意したサイコロを使っての部分を都合よく解釈して釣られて承諾してしまった言質がある以上如何ともしがたい。当然の6倍付の全負けで、貯め込んだ金庫を持ってきての支払い。意気消沈し金庫をしまいに行こうとするのだが、承諾したのは親番2回と指摘される。当たり前のようにさっき6倍付で勝った全額での勝負が待っていた。まさに破滅、因果応報、ぐにゃあでございます。
溜め込んだ鬱屈と共に畳み掛けるように重ねる理が生み出す痛快な結果。溜めて放つってのは気持ちが良いね。
『たまごっち!』第81話
Aパートは、広がる友達の輪な話。「ラブリンのたまともキッチンの輪」なる番組は、ラブリンがたまともを訪ね料理を振舞われる内容。それぞれの属性や設定にあった料理を提供するたまとも達だが、そこは安心と信頼の食いしん坊のくちぱっちをお供にどんどん食べていく。中でも異彩を放ったのは、まめっちの自動料理マシンだろう。無駄にピタゴラ装置な大仕掛けだが、予想通りに暴走してくちぱっちが平らげるってのは笑った。自分達の所にも来るはずと待っていたスペブラ達の落ちもベタで、何だかんだで達者な連中だ。しかし、たまカフェを実家とうっかり漏らしたのは今後の布石なのだろうか。
Bパートは、ぐまっちの再利用。ピクニックにやってきたまめっち達の弁当の匂いに誘われてぐまっちが現れる。再登場の復習も兼ねて熊だから怖がられる定番ネタを挟ぬ。誤解が解けた後は、ぐりぐりっちに怖がられて困っているとお悩み相談。仲直りを申し出るはずが、どんぐりなぐりぐりっちを拾って食べようとしたくちぱっちも合わせて、ぐりぐりっちファミリーによる排除決議がなされる始末。ぐまっちとくちぱっちでコスプレしてみたり、泣いた赤鬼よろしくな作戦を繰り広げて仲直り。ぐりぐりっちは融通が効かない危険な連中だったが、何だかんだでカツラやコスプレが似合うくちぱっちに和んだ。
次回は、カメラが動きます。って、携帯電話の次はデコるカメラの新商品とはね。
『ジュエルペット サンシャイン』第8話
Aパートは、チャロットに恋人がいるらしい話。メールを受け取っている姿や放課後の校舎裏でのイチャイチャだが、相手がさっぱり見えないので妄想の可能性も捨てきれない。カトリなる恋人の正体はイルカ先生から明かされる。空席だと思っていた席の主がそうらしい。しかし、虫眼鏡の拡大で映し出されるのが蚊ってのは腹が痛くなった。で、校舎裏に蚊が湧いているからと殺虫剤を散布する展開で当のチャロットにカトリの見分けがつかないことが分かって落ちと。野生のヤギに、ロボット、ワニ人間に、蚊と来たか。このクラスは魔境だ。
Bパートは、新しいジュエルペットのイケメンが登場する話。掃除を日課とする御影の一面から始まって、御影と真砂の部屋にジュエルペットのイケメンなジャスパーが厄介になることに。イケメン同士ゆえというよりは、綺麗好きの御影に対して部屋を汚しても平気なジャスパーの態度から一色触発な状況になる。わだかまりを解決するためのスポーツでの直接対決の結果、御影のお掃除教室にジャスパーが取り込まれ、最後は何だかんだと準レギュラーがまた一人加わったのであった。ジャスパーを演じるのがKENNで、何かもう満足。
『神のみぞ知るセカイII』第7話
ちひろ編の最後。長々と引っ張っている感があるだけあって、どう考えても桂馬に気持ちが傾いているのが伺える。しかし、流石は落とし神と呼ばれるだけあって、誰でも効果のある技だったとはね。ぐだぐだ引っ張っておいて、最後は情が移ってってのはリア充すな。デレがあるってのは素晴らしい。
『ダンボール戦機』第13話
郷田からハカイオーの腕のパーツを託され挑む3回戦、相手は一度負けた仙道。ハカイオーの腕だけあって、力強い攻撃を繰り出すアキレスだが、仙道のジョーカーには一太刀も浴びせられない。仙道が不敵な笑みを浮かべると、ジョーカーが分身攻撃を始める。一方的に攻撃を受け続けるアキレスだったが、Vモードが発動する。発動したは良いのだが、操作不能で困るのも変わらず、そこに謎の男からプレゼントと称したVモードでも操作可能になるプログラムを受け取る。あなたは父さんですよね。で、ジョーカーの分身のからくりが四身の拳よろしくで、まとめて倒してことなきを得る。ストーリーは気になるけど、LBXバトルが中心の回は見応えがあってそれだけで楽しい。
『Steins;Gate』第8話
ジョン・タイターの言葉を信じたのか、単なる好奇心からか、オペレーション・ウルドなる作戦を発動する岡部。萌郁に「携帯の機種変更をするな」とDメールを送ったことで、岡部は世界線が変動した感覚に襲われ、過去が改変される。その結果のやり取りを立ち聞きしていたるかから、女の子になりたいと打ち明けられる。携帯電話の無い時代へメールを送る手段をとくれば、ポケベルと来て、文字数の制限やら何やらと懐かしい話が続く。色々あって、野菜をたくさん食べると女の子が生まれるという俗説に則った「やさいたべるとげんきなこをうめる」を文字数制限に合わせ、「やさいくうとげんきなこをうめる」と送信する。その結果世界線の変動が起こる。しかし、何が変わったというわけでもなく、ラボで戯れるるかを見つめるアップで引き。女に変わったと思われる引き方だが、嬉しい気がするはずのことなのに、過去を変えることの不安感が煽られる内容だった。まあ、そもそも画面の色味が暗めなので、不安感を孕んだ世界観ではあるけどね。
『逆境無頼カイジ-破戒録篇-』第7話
いよいよ大勝負。1回目の賽振りで、微動だにしないカイジ。他の45組の連中もわざとらしいと呼ぶには過ぎる大げさな驚きぶりだ。班長はそれすらも擬態ではないかと疑うも、456になりそこないの目無しになった2回目ですら微動だにしないカイジを見て、やけになっただけではないかと疑い出す。イカサマは見抜いていても、イカサマのタネまでは知らないと見て、これまでで一番わかりやすい形で賽のすり替えを行う。見ているこちらからしても、分かっている加減が分からないのでハラハラする。イカサマで目を出したら、賽に近い班長側でさらってしまおうとすることに。その距離を絶対防衛線と呼び、俯瞰気味に畳縁が文字通り線状に見える面白さ、虚を突いたカイジの行動に教会の鐘の如く揺れて祝福を与える白熱電球の傘。3回賽振るだけなのに面白いわ。

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