『イナズマイレブン』第94話
中盤の主力選手と監督が試合開始に間に合わない中で、精神的支柱がどこにあるのか、試合の組み立てというか勝つために集中して使っている選手は誰なのかを考えさせられる内容。ここぞという時、弱気な1年生を引っ張る先輩達が部活の原点を思い出させる。
強いからと見下したり手抜きして驕る敵さんだが、まあ中学生以下なのでまだ分からないでもない。鉄壁と称されるが、派手な必殺重視で地の部分の上手さが出し辛いのはゲーム原作ゆえの難しさか。リーグ戦なので負けが濃厚だが、こういう嫌な奴は真っ直ぐ決勝で再戦するか、更なる強敵の噛ませ犬が相場なので、すっきりするのはお預けか。まあ、やられっ放しにも行かないので、控えや1試合に1、2カットの雑魚が頑張るしかないから、画面一杯活躍する姿を楽しめそうではある。
『遊戯王5D’s』第121話
チーム戦ならでは、かつスピードスペル1枚に付き800ダメージだからこそ、それに合わせた当たり前で堅実な戦術が気持ち良い中で、チーム太陽のもう一つの狙いである大技が炸裂する。最後は竜に頼った決め技にならざるを得ないチーム5D’sよりも、コモンカードのみの縛りで後は勝つために最も合理的な戦術を行うチーム太陽の方が、真に自由である展開は皮肉が利いている。まあ、最後にクロウが仕様もないカードをちょろっと出したが、相変わらず空気を読まん野郎だ。
この後のトーナメントの組み合わせからして茶番なのは見えているが、この試合が変な気取りや哲学が無くて一番面白かったと言いそうな予感がするのは気のせいということにしておきたい。
『祝福のカンパネラ』第5話
クランに休日が訪れるが、皆が各々やることはある。そんな中で、ミネットに初めてのおつかいのクエストが入ると。カレーの材料を買いに行くだけなのだけど、色々あやふやだったり誘惑があって真っ直ぐ買ってきて終わりとも行かない。メタな矢印や説明があるでもなく、淡々と見ているこちらも詳しく知らない街の中を探検していくような印象のカットが多かった。見守っていても、いざとなれば助けてくれる関係には安心感がありホッとする。興奮するような面白さとは違うが、客観の積み重ねが面白かった。
『デジモンクロスウォーズ』第5話
アヴァンからOPの流れを止めてAパートからOPに入る形に変更するようだ。3、4回で一つの世界を旅して、大体一話完結の体なので、特番による休止で間を空けても大丈夫なように保険掛けしている。そのせいか、酷くあっさりした感があったのだが、OPを挟んでBパートに入る流れに変わって少し厚みが出たように思えた。世界を回って新たな仲間の活躍と新たな合体の展開も分かりやすくて良い。過去の強力なデジモンを呼び出せる遺産のデジメモリが登場したものの、形状がフラッシュメモリそのままなので考える方も大変だなと思った。
『たまごっち!』第41話
Aパートは、スペブラがいよいよ秘密基地を作る展開に楽しくなってくるが、作る場所が学校の裏庭て……。秘密基地には地下室だろと穴掘ったり、拾ってきたごみで地上部分を作るのにパラボラもあって交信出来るように考えていたり、電気が通っている。そこに台風がやってくるのだが、台風さえもたまごっちにしてキャラクター化するところが旺盛で好きだ。台風一過に対してのまめっち亭の機械要塞化が垣間見れたりする。落ちは予想通りの展開だが、めげないスペブラだからまあいっか。
Bパートは、どこからともなく飛んできた種を植えて、夏休みの自由研究に観察することに。Aパートの裏庭で人目に付かないのも秘密基地なのも夏休みだったからかと思わせ、種のための丁度良い穴を掘ったことにもなっていて上手い。一日で育った植物に観察に来た順番に食べられるちょっと怖い展開を挟みつつも、何だかんだで植物を内側から助けることになる展開の切り替えが上手い。最後は、一日で育って種を飛ばして枯れる植物に命の受け渡しを強く感じさせられた。
『ハートキャッチプリキュア!』第25話
手術が成功して開放に向かっている兄を囲んでいつきに対し唐突感のある海合宿への誘い。いつき兄の頭撫で撫での妹キラーをよそに気持ちは海合宿へとOP。サンシャインの追加に加えて、おば、もといムーンライトさんも今後は入ってくるわけかと思わせる内容も追加。
気兼ねがなくなりファッション部に加われるいつき、新しくプリキュアに加わったサンシャインとを合宿によって既存の面子に馴染ませる内容になっていた。いつきのドレス姿が披露されて一気に距離が縮まったのに、少し距離感を感じている部員が居たりと次回への引きもある。そんなこんなに、砂漠の使途の三馬鹿も同じ海に強化合宿に来る都合の良い展開が加わって、水着が無くてもそれなりに楽しかったので良し。そもそも、エロくもない水着なぞ服の一種に過ぎん。
『夢色パティシエール』第43話
次の試合に向けて各々が三ツ星店で修行することに。街角の地味な店と高級ホテルの店とに分かれることになり、両者の対比が新しい場面毎に配置されていて、地味な店の地味さが際立つ。一方で、地味な店の質実剛健なお菓子作りが徐々に分かるようにも作られており、オレンジの木の下での人物対比も含め、対比を見せておいて両者に共通している核となる心を炙り出すやり方は淡々としているからこそ光る。作り手の心を伝えたり、心が伝わるように込める大切さ、真摯にもの作りに向き合う姿勢を描いた良い話だった。
『アマガミSS』第3話
全編が恥ずかしい。可愛げに焼き餅を焼いたかと思えば、そんなところを舐めるだと……。かと思えば、周りの生徒も引いてしまおうがお構い無しの仕様もないコントを客観視点で見せると。色々な意味でドキがムネムネしました。
『オオカミさんと七人の仲間たち』第4話
毎回、昔話を基にした話の組み立てが面白い。まあ、この作品に限ったことでもないが、トラウマ語りを出すために人が死んだ話が出てきくるのは何だかなと思う。恩返しせずにはいられない強い理由だったとしても、全体的に和気藹々としているのだから、怪我した程度でもトラウマ語りには良い気がするわけで……。ただ、今後も同様のトラウマ語りを出して統一感を出すための前座という可能性もあり得るか。
『イナズマイレブン』第93話
鬼道対偽鬼道のイタリア代表決定戦もいよいよ大詰め。偽の出す影山直伝のペンギンにわだかまりを超えて本家が進化させたペンギンで挑む分かりやす過ぎる展開。偽者は長期シリーズの華とでもいうべきもので展開も型通りになりがちだが、偽のチームメイトが数合わせではなく支える仲間だったり、何であの姿にする意味があるのかには触れなかったりと、少しの変化で魅せる仕上がりになっていて気持ち良い。まあ、本家があの姿を止めるのが筋かと思っていたが、それはお預けってことなのでしょう。しかし、日本代表の試合日程を弄っただけで、勝てば代表入れ替えで旨く、負けても円堂達を嵌められ旨い上に立向居の新技に向けた出番も作れる。いやはや、影山のせいってのは便利。
『遊戯王5D’s』第120話
敵チームの戦術が勝利という戦略に向けていることが伺えて俄然面白くなってきた。レアなしの本当にジャンクなデッキだけあって、二番手がやられたキーカードを出し直すところに今まで無かった新鮮さがある。それにしても、壁で粘ってスピードワールド2の強力過ぎるバーン効果を使う戦術と粘ることで逆転を狙う戦術の両方を地味ながらも貫く姿が良い。最近の勝利の拘りに対する寄せ方が一様に残念だった中でこの狙いは素晴らしい。まあ、それを新レアで粉砕するのはお約束だろうが、チームプレイを学んでいく相手としては噛ませ犬以上の良いキャラを作ったと思う。
『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』第3話
何が幸せかは意見の分かれるところだが、世界の秩序が崩壊したであろうと伺わせる見せ方と窮地においての徐々に進行する不和が描かれていてスカッとはしない。まあ、ゾンビが居ない世界が訪れても、最早幸せな終わりは望めないのだから、生き延びる話を描くと泥臭くはなるのは当然か。それをお洒落というかエロい絵柄でやるところに好感が持てる。
『ぬらりひょんの孫』第4話
あ、やっとバトルかと思ったが、百鬼夜行の影の見せ方が上手いものの、雑魚相手に数を競ったり、隠された力であっさり勝ったりと、百鬼夜行は見かけ以外に活きてこなかった。まあ、祖父さんの任せ方の妙や、ヒロインに印象付けられたので、正体がばれそうになってからの展開で見せ場があると願いたいところ。
『たまごっち!』第40話
Aパートは、とこなつ島にたまごっちタウンの親善大使として観光気分でやってきた一行がスイカの種飛ばし大会に参加することに。タネタメハ大王にとこなっち姫と南国を思わせる名前の付け方が上手い。タネタメハ大王の荒唐無稽な種マシンガンに対して立ち回れるたまこ姫
が頼りになる。種飛ばし大会の会場と回想が主で移動がほとんどないけど、気付いたら綺麗にまとまって終わっている間の使い方が上手かった。
Bパートは、ラブリン番組シリーズとでも呼ぶべきシチュエーションもの。人魚姫の話に絡めて、海賊や宝を巡るお話がテンポよく回る。語尾が犬の人魚にメタツッコミが入ったり、テルリンが船長の肩のオウムに扮する姿が面白く、船首像が絡んだりとおさらい的な要素もある。たぶん番組とか映画企画なのだろうけど、番組に出演するシリーズとは違って非日常の配置のまま落ちに持っていくところが好きだ。
『ハートキャッチプリキュア!』第24話
キュアサンシャイン誕生の引きから始まって、新しい玩具のために無双状態。残りの二人は次の玩具までお預けといった感じで東映の伝統を感じさせる。武道を嗜むだけあって今までに無かった本格肉弾戦要員になるわけだが、今後も綺麗に見せられるか気になるところ。後半の心の大樹さんは危険を冒して出てくるにしても、飛行形態を出すため以上に理由が無いのはどうかと思うが、ダークプリキュアも含めて全体が可愛かったので良し。玩具売って何ぼの現実に大活躍で応える気持ち良さが楽しさに繋がっているのが良い。
『あそびにいくヨ!』第2話
捕まったから助けに行くことに。主人公の周りで起こる急激な変化も含めて、2話にして最終回のような展開になったが、見せ方が最終回とは違った予定調和の雰囲気になっていた。ラブコメで女の子を集めてくるのに随分大掛かりな仕掛けを用意するなという気もするが、仕掛けを作って行こうとする姿勢は良い。まあ、地球より進んだ文明人だろうが色恋に疎いってのが肝ですかな。

打ち上げ

2010年7月27日 1話雑感
『アマガミSS』第1話
SSはショートショートかショートストーリーってことでよかござんすか。いきなり思わせぶりなキャラからってのも一抹の不安を感じさせるが、脇のキャラや今後のヒロインになるだろうキャラも日常に上手く絡んでいるのは良い傾向だろう。ゲームの編を並べてどういう形で全体をまとめるのか、それともまとめないのかは気になるところだ。
『NARUTO 疾風伝』第168話
ここまで引っ張っておいて四代目火影と無関係という訳にも行かない。むしろ、今回の闘いはこの為にあったと言っても過言ではない。凄い術で死後に再会するのは少しずるい気もするが、これまでの受け継がれる意志の話に持って行くことで問答無用に必然と思えるようになっていた。本筋とは関係ないものの、束の間の邂逅が映画に繋がっているところがまた憎い。
『祝福のカンパネラ』第2話
あ、この作品ってRPG的な世界観の作品だったのかと。それっぽい用語とかはあったけど、街の雰囲気を作りこんでおきながら、普通にクエストと称してバトルに繋がったのに驚いた。まあ、若手中心の中でベテランが大人として配置してあるのは、物語としても演者としても引き締まった印象を受けた。全体の穏やかな感じが良いですね。

A定食

2010年7月24日 1話雑感
『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』第1話
由緒正しきゾンビといった感じで、ゾンビに関する決まりごとだけ提示すれば、物語の中でゾンビが発生したもっともらしい理由とか無くてもなんとかなるジャンルだろう。(勿論、もっともらしい理由があるにこしたことはない)
エログロでオールOKといった感じだが、あえて挙げるとイケメンキャラ担当の多い演者に類型的でない声をさせたり、キャラ自体の扱い方で崩してくる姿勢が新しく面白いことをやろうとしている挑戦的な印象を受けた。
まあ、ホラーの定番のゾンビなので、安心して見られそうだ。

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