『地獄少女 二籠』は千葉繁+映画ネタで駄目男に群がる女達と地獄流しの映画が面白い。こういう掘り下げ無用なネタが30分でやるには丁度良い感じ。

メモ-原作とは-

2006年12月9日 メモ
そもそも、一定のファンを見込めるからこその原作付きであることに留意。

・原作を忠実に再現した場合
シナリオの良し悪しを論じても、元となった原作の出来によると事が大きい。また、再現度や再現方法による所も大きい。

・原作をアレンジした場合
アレンジのやり方、特にシナリオの取捨選択や追加についての良し悪しによる所が大きい。

・原作にないオリジナルにした場合
シナリオの良し悪しや、原作を受けての広げ方による所が大きい。

・まとめ
シナリオや元となる原作を論じるだけでは推し量れない部分がある。共感や快感以外の評価軸が必要か。
『幕末機関説 いろはにほへと』はいよいよ新撰組が出てきた。沖田は盛り上るよ。作品の発端が坂本竜馬だし、歴史ものは実在の人物の、とりわけ創作に出てくるような人物を扱うと盛り上る。
『ときめきメモリアル 〜Only Love〜』はネットゲーぽい変な設定はあるものの、ほとんどがベタで構成されている。特に面白い部分が無いのが気になるが、全体の色を合わせた上で続けるのなら、特に面白さの無いベタもありかなとは思う。

メモ-鉄の掟-

2006年12月6日 メモ
男児向けの作品では、修行やパワーアップによって困難を解決する場合が多い。一方、女児向け作品では、新しい玩具である新アイテムのおかげ解決される場合が多い。所有欲求には、追体験装置と所有による自己価値の上昇の側面があると思われるが、女児向けの場合、所有による自己価値の上昇を目的としたであろう描写が多い。また、男児向けの場合は、ごっこ遊びの道具や並べて観賞することでの追体験装置としての描写が多い。女児向けでは、戦闘ものであっても自己の鍛錬以外の要素によって勝利する。これは、所有による自己価値の上昇の側面を強調しているからだろう。
『D.Gray-man』は全体的に掘り下げが甘い。動機がよく解らないまま話は進んでいくでは、相当の脳内補完や予想が必要となってくる。もちろん、それに対する解答はない。これでは、カタルシスにもならないし、快感も得にくい。そこに、コミカルパートが挟まれたら、悪い内輪受けでしかない。負の連鎖を断ち切る丁寧さが必要だと思われる。
『ぷるるんっ!しずくちゃん』の狙いは子供であろうことは容易に想像がついたが、肝心の玩具がどんなものなのか想像がつかなかった。それが、ミニハウスときた。まあ、番組自体は面白いので、子供に受けているのか疑問ではあるが、小物が来れば大きなお友達も買えるしで、必勝の構えにはなりそうである。
『夜明け前より瑠璃色な Crescent Love 』は、いよいよ身分違いの恋の話になってきたが、シリアスな展開の中でも、必要以上のコミカルパートが残っていて、それはたぶんゲームだと許容できるのだろうけど、アニメでは許容できないのではないかと。深夜で子供向けでもないのだから、真面目な話は真面目にやれば良いと思います。

メモ-共有-

2006年12月2日 メモ
個人にとって、絶対的な価値尺度といえる感性。それが常に共有できるとは限らない。そこで、感性を言語のような具体的なもので表し、共有しようとする。つまり、「面白かった」という感性よりは、その感性を言語化することや、「〜なので面白かった」と理由も述べた方が共有し易いと思われる。また、「面白かった」という感性を述べるよりは、それが感性によるものだと理由を付け加えた方が共有しやすい。また、単に「面白かった」という感性を述べることが、理由を付け加えて述べることと比べて、劣っていることはない。ただ、同じ感性を持たない人間にとって、それを共有することは難しい。

・まとめ
「面白かった」という感性自体に優劣はないが、理由を付け加えて述べた方が感性を共有し易い。
『RED GARDEN』の唐突に歌い出す演出の意図は分からない。しかし、それのセルフパロディーになっているDVDのCMが糞面白い。このためにやっているのかと思えてしまう。現時点でいくつかのバージョンがあるようなのでGONZO提供番組でCMは飛ばせないなと。

差が激しい

2006年11月30日 1話雑感
『あさっての方向』
ちょっと暗めの話にファンタジーが味付けされた感じ。特筆すべきは光の使い方。入射光のみならず、カットが変わるたびに変わる光源に対し陰影も対応している。また、光と闇といった演出意図も含まれていると思われる。そういうものとファンタジーの融合がなされるかどうかが見所か。
かつて、上映会や個人のライブラリとして扱われていた作品達。それも今や、容易にただ乗り(厳密には設備費用と時間は必要)出来る時代となった。そして、それはいつでも追える視聴形態である。設備さえあればいつでも上映できるが、時間を必要とするので、その気になればという条件を含む。その流れの中で、個人が作品についてあれこれ述べることは、かつての上映会における上映予定への干渉に相当する。要は、お勧め作品上映会の上映場所が個人の領域になっても、お勧めしたがる人はいるってことです。

メモ-波乗り-

2006年11月28日 メモ
放映中アニメの数が膨大となってきた。どの番組が面白くて、どの番組に時間を割くのか。これは、時間配分の最適化という名の良いとこ取りに他ならない。僕から言えることは、新番組を全部見る気概が無いのなら、テレビアニメは追いかけるだけの水準を保っていないということだ。

・まとめ
どの番組を見ればいいのか?
面白そうなのを全部見たら良いんですよ。

メモ-分類-

2006年11月27日 メモ
リズムに合わせたカットの切り替えの快感は、感覚寄りの快感。
歌詞の内容や本編の内容またはそれを連想させるものに合わせた絵の快感は、論理寄りの快感。
とはいえ、映像は流れて行き感覚として残る部分に寄っているとも思えるので、これらの相乗効果はやや感覚寄りかなと。
『出ましたっ!パワパフガールズZ』はカレ登場。これは飛ばしてくれるに違いないという期待を抱く顔見せ。パターンとキャラクターが一通り揃って、やっと暖まってきたというところか。
『ゴーストハント』は何時もの面子が集まってきて、謎解きをやるだけで捻りが、夢のシーンしかない。その夢を見ることが能力のように見受けるが、外部刺激が依頼人と周辺だけってのは内輪内輪し過ぎかなと。

後発

2006年11月24日 関西の新番組
『あさっての方向』MBS : 11/25(土) 26:30〜
http://www.tbs.co.jp/asatteno/

切なる願い

2006年11月23日 映画
http://dora-world.com/dora2007/top.html
アフレコ技術+声と息遣いのみの演技力が必要な上に、超重要な役。金銭的利益は分配して終了だが、作品は何十年も残る。商業での作品とは、商業としての作品であり、芸術としての作品でもある。商業的な要請である客寄せと、芸術的な要請である映画の完成度が両立し得るだけの技量があるのか。いや、あって欲しい。
全ての映画のアフレコ挑戦ゲストの演技よ上手くなれ、チンカラホイ。

羅列

2006年11月22日 アニメ・マンガ
今期の気にいったOPについてのあれこれを羅列

・『ネギま!?』
行き過ぎた記号化をスピードでやっつけて笑えるけど見れて、ラストが上手いなと。

・『武装錬金』
アップテンポな曲に抜群のタイミングと歌詞の内容から連想できる絵作りが良い。

・『幕末機関説 いろはにほへと』
和風の曲に突き出した刀で花弁が切れるのが好きだ。また、全体的に、史実に嘘を織り交ぜるバランス感覚を感じさせるのも良い。

・『ぷるるんっ!しずくちゃん』
変てこな曲に乗せて、ぷるぷるするのがとても可愛い。

・『すもももももも 〜地上最強のヨメ〜』
出だしからして、「おい。」と言わずにいられない曲にタイミングが合っていて、それがまた「おい。」と言ってしまう。さらに、作品の系統を容易に理解できるのが良い。

・『くじびき アンバランス』
曲に合わせたタイミングが上手く、作品の系統を容易に理解できるのが良い。
『N・H・Kにようこそ!』が熱い。山崎の葛藤と気遣いと結果が、これでもかという密度で描かれている。まあ、この番組自体が、そういう勝手な感傷とも取れるものを扱っていて結果も辛いので、辛いことの追体験や上手くいかないままでいることを見るのが嫌な人には向かないなと、だからこそ僕は大好きなのです。

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