はじめに言っておく
2007年6月10日 放送中のアニメの感想とか『天元突破グレンラガン』第11話
物語の構造を現実世界の思想構造と比べるまでもなく、アニキなんて古今東西どこにも居はしなかった。よく言う「みんながんばってるからがまんしなさい」の「みんな」のような情報化があまり進んでおらず相対化することが難しい環境において成り立つ幻想と同様の類でしょう。
むしろ、そんなことはどうでもよくて、シモンが立ち直る過程でも勢いを保ったままであったことが、この作品の持ち味だろう。
まあ、ボーイミーツガールにパッケージングされてしまったら、カムバックはなさそうで、こうする他ないというのは少し残念ではある。アニキ幻想を捨てても、実際に現実の個人がガールにミーツされるとは限りませんしする必要もないな。とか、メタ分析とかし易そうで、ほくそ笑む輩もいるんだろうな。ああ、くだらない。
シモンが引き継いでも悪くなかったけど、ちょっと違うんだよ。小西さんの声で訳が分からないけど胸焼けする前口上の勢いだから好きでたまらんのよ。それが、アニキ幻想に囚われているってこととは違うわな。
物語の構造を現実世界の思想構造と比べるまでもなく、アニキなんて古今東西どこにも居はしなかった。よく言う「みんながんばってるからがまんしなさい」の「みんな」のような情報化があまり進んでおらず相対化することが難しい環境において成り立つ幻想と同様の類でしょう。
むしろ、そんなことはどうでもよくて、シモンが立ち直る過程でも勢いを保ったままであったことが、この作品の持ち味だろう。
まあ、ボーイミーツガールにパッケージングされてしまったら、カムバックはなさそうで、こうする他ないというのは少し残念ではある。アニキ幻想を捨てても、実際に現実の個人がガールにミーツされるとは限りませんしする必要もないな。とか、メタ分析とかし易そうで、ほくそ笑む輩もいるんだろうな。ああ、くだらない。
シモンが引き継いでも悪くなかったけど、ちょっと違うんだよ。小西さんの声で訳が分からないけど胸焼けする前口上の勢いだから好きでたまらんのよ。それが、アニキ幻想に囚われているってこととは違うわな。
真面目に不真面目
2007年6月9日 放送中のアニメの感想とか『出ましたっ!パワパフガールズZ』第49話
ラブラブビームの曲と振り付けの珍妙さが面白いが、大方の予想通り空回りになってしまう。でも、放送回数も後数話となれば、ガチでこの技を極め技にしてしまうことも考えられる。そう考えられるようになったことは、この作品が定番を作り出せたということだと思う。
ラブラブビームの曲と振り付けの珍妙さが面白いが、大方の予想通り空回りになってしまう。でも、放送回数も後数話となれば、ガチでこの技を極め技にしてしまうことも考えられる。そう考えられるようになったことは、この作品が定番を作り出せたということだと思う。
想定外
2007年6月8日 放送中のアニメの感想とか『爆丸 バトルブローラーズ』第10話
不器用だったり、役者気取りだったりとやりたい放題になってきた喋る爆丸。今回は、ゴーレム。そう石のあれです。格好よく投げないとポップアウトしなかったり、いざしてみればド級というべき大きさで回りを鳥が飛び回っている。しかも、持ち主を肩に乗せる。どう見ても、ジャイアント・ゴーレム。こんな感じにやりたい放題で、思った以上に爆丸バトルは戦略があってテンポも良く、面白い。
不器用だったり、役者気取りだったりとやりたい放題になってきた喋る爆丸。今回は、ゴーレム。そう石のあれです。格好よく投げないとポップアウトしなかったり、いざしてみればド級というべき大きさで回りを鳥が飛び回っている。しかも、持ち主を肩に乗せる。どう見ても、ジャイアント・ゴーレム。こんな感じにやりたい放題で、思った以上に爆丸バトルは戦略があってテンポも良く、面白い。
野暮ですが
2007年6月7日 放送中のアニメの感想とか『ながされて藍蘭島』第10話
今回も総作画監督が原画にクレジットされていて、書き起こしにせよ、書き直しにせよ、力が入っていた。願望充足の記号で話の構造を作ることはできるが、らしさやそのための見せ方には高い水準の作画や演出が要求される。
今回は前回以上に作品にとって大事な回なので、それが出来ていることは大きい。それに、願望充足系の作品で連続性も仕掛けもなく淡々としているのに、しっかり間を持たせていたことは希であるし凄い。
今回も総作画監督が原画にクレジットされていて、書き起こしにせよ、書き直しにせよ、力が入っていた。願望充足の記号で話の構造を作ることはできるが、らしさやそのための見せ方には高い水準の作画や演出が要求される。
今回は前回以上に作品にとって大事な回なので、それが出来ていることは大きい。それに、願望充足系の作品で連続性も仕掛けもなく淡々としているのに、しっかり間を持たせていたことは希であるし凄い。
真価の試験中
2007年6月7日 放送中のアニメの感想とか『ウエルベールの物語』第9話
話の妥当性はさておき、これまで旅をしてきた7話によって絆と信頼が生じるために必要な論理は組み上げてある。とはいえ、それは視聴者にとってはほとんど全てであり長い時間であっても、キャラクターの生涯にとっては長いようで短いという具合に差があって、目で見たことが偽りだと信じるには弱い。ゆえに、揺らぐ。今回は、原因となるちょっとした行き違いや裏目が畳み掛けるように連続していて、冷静になるための時間が途中で断絶されてしまっている。そういうちょっとした機微に対する配慮が上手かった。
来週も継続して作品の真価を問われる回なので、目が離せない。
話の妥当性はさておき、これまで旅をしてきた7話によって絆と信頼が生じるために必要な論理は組み上げてある。とはいえ、それは視聴者にとってはほとんど全てであり長い時間であっても、キャラクターの生涯にとっては長いようで短いという具合に差があって、目で見たことが偽りだと信じるには弱い。ゆえに、揺らぐ。今回は、原因となるちょっとした行き違いや裏目が畳み掛けるように連続していて、冷静になるための時間が途中で断絶されてしまっている。そういうちょっとした機微に対する配慮が上手かった。
来週も継続して作品の真価を問われる回なので、目が離せない。
『TAMA&FRIENDS 探せ!魔法のプニプニストーン』第1話
世界征服のため、魔法のプニプニストーンを求めて犬の世界にやって来た猫3匹。まあ、懐かしの3丁目のタマとお友達ですかね。
これが、可愛い。でも、その可愛さは自覚していて、それに対する親切や反応を逆手にとって世界征服の足掛かりにする。
世界征服だといった所で悪意が殺がれているし、空回りしてドタバタしつつも、やっぱり可愛いといった展開になることは容易に想像できる。そういうパターンに対して、新しさも感じたし、やっぱり可愛い。腹黒く振舞っても可愛い。
世界征服のため、魔法のプニプニストーンを求めて犬の世界にやって来た猫3匹。まあ、懐かしの3丁目のタマとお友達ですかね。
これが、可愛い。でも、その可愛さは自覚していて、それに対する親切や反応を逆手にとって世界征服の足掛かりにする。
世界征服だといった所で悪意が殺がれているし、空回りしてドタバタしつつも、やっぱり可愛いといった展開になることは容易に想像できる。そういうパターンに対して、新しさも感じたし、やっぱり可愛い。腹黒く振舞っても可愛い。
ああ演出
2007年6月5日 放送中のアニメの感想とか『DEATH NOTE』第31話
リードがミスリードに変わっていく過程のスピード感。そこに加わる魅上の書き込みの疾走感。絵自体はそれほど激しく動いていなくても、眼光の軌跡が産む疾走感がそれを補って余りある。久しぶりにこの演出を見ました。枚数以外で動きを出せる演出は、長らくテレビベースのためにリミッテッドでやってきたからこその発想でしょうか。だから、テレビアニメはやめられない。
リードがミスリードに変わっていく過程のスピード感。そこに加わる魅上の書き込みの疾走感。絵自体はそれほど激しく動いていなくても、眼光の軌跡が産む疾走感がそれを補って余りある。久しぶりにこの演出を見ました。枚数以外で動きを出せる演出は、長らくテレビベースのためにリミッテッドでやってきたからこその発想でしょうか。だから、テレビアニメはやめられない。
メモ-先出しの後出し-
2007年6月4日 放送中のアニメの感想とかフィクションである現実の問題に対する提起やイデオロギーが有効に機能するには、そのフィクションが物語としてある程度優れていたり、娯楽としての体感が高いものでないと、浮くのではないかなと。
現実に、人間の理性も思想も世界から悪意を無くすことは出来なかったわけで、人間は不完全だなと。その人間が想像して創造したフィクションも不完全だと思うわけで。そこに現実の問題に対する提起やイデオロギーを持ち出した所で、結局は不完全なものではないか。人間は伝聞したものや架空の体験に感じることはできるが、その体験と己の行動が同じような構造であったとしても、そうは気付かないし、気付いても容易に止められない。
フィクションは現実味を感じさせることが目的であって、現実に干渉するには乱暴なのだろう。たぶん、フィクションはそれでいい。
社会問題に干渉せずとも、心躍るドンパチが作品内の演出だけで、仮想現実としての現実味を感じさせてくれれば十分だと思う。でも、ロボットでドンパチやる世界の構築が難しいのも確かだ。作品構造の基にした何かの選択には思想が滲む。しかし、作品を構造で読み解く方法が広まった現代で、思想なしに構造を組むのは難しい。そこで、社会問題を基にそういうドンパチの成立する物語とそれが成立する世界にらしさを与えてやる。あくまで、構造に滲む思想はらしさや見せ方のための装置であって、らしさや見せ方が出来ていないと考慮に値しない。でも、色々な考証が雑だとらしくないと思われる。らしいと思わせる考証でも、映像娯楽としての体感を下げるような考証だと駄目。
僕にとって、フィクションの構造も重要だけど、らしさや見せ方がもっと重要だなと。要は、舞台装置の取捨選択をどうこう言うよりは、舞台での見せ方を楽しんでいるってことか。
まあ、、某00のキャッチコピーを見たので、展開への先出しジャンケンをキャッチコピーを受けて後出ししてみただけですわ。
現実に、人間の理性も思想も世界から悪意を無くすことは出来なかったわけで、人間は不完全だなと。その人間が想像して創造したフィクションも不完全だと思うわけで。そこに現実の問題に対する提起やイデオロギーを持ち出した所で、結局は不完全なものではないか。人間は伝聞したものや架空の体験に感じることはできるが、その体験と己の行動が同じような構造であったとしても、そうは気付かないし、気付いても容易に止められない。
フィクションは現実味を感じさせることが目的であって、現実に干渉するには乱暴なのだろう。たぶん、フィクションはそれでいい。
社会問題に干渉せずとも、心躍るドンパチが作品内の演出だけで、仮想現実としての現実味を感じさせてくれれば十分だと思う。でも、ロボットでドンパチやる世界の構築が難しいのも確かだ。作品構造の基にした何かの選択には思想が滲む。しかし、作品を構造で読み解く方法が広まった現代で、思想なしに構造を組むのは難しい。そこで、社会問題を基にそういうドンパチの成立する物語とそれが成立する世界にらしさを与えてやる。あくまで、構造に滲む思想はらしさや見せ方のための装置であって、らしさや見せ方が出来ていないと考慮に値しない。でも、色々な考証が雑だとらしくないと思われる。らしいと思わせる考証でも、映像娯楽としての体感を下げるような考証だと駄目。
僕にとって、フィクションの構造も重要だけど、らしさや見せ方がもっと重要だなと。要は、舞台装置の取捨選択をどうこう言うよりは、舞台での見せ方を楽しんでいるってことか。
まあ、、某00のキャッチコピーを見たので、展開への先出しジャンケンをキャッチコピーを受けて後出ししてみただけですわ。
ことの是非はさておき、スッキリしたのは確か
2007年6月3日 放送中のアニメの感想とか『ガン×ソード』第21話
現代において、セックスが通過儀礼として扱われているのは確かで、童貞の扱いは全体的に酷い。そこにちょっとでも他のマイナス要素が合わされば、人格を否定される場合もあるわけだ。
要するに、今回のファサリナの台詞はどう考えても「セックスしましょ」を手を変え品を変えているだけなのは明白で、それを受けてヴァンが叫ぶ「悪いな、俺童貞なんだ。てめえに俺の純潔は渡せねえな」は、童貞ならセックスしたいだろうから篭絡できるだろうという考えと、それに乗って愛のないセックスをした所で大した意味のない現実に対する強烈な反撃を分かり易過ぎる暗喩に乗せているわけだ。
要は、色々な盆暗達を暗喩にして、それが怒れる相手を見つけて怒るというだけの話。それを物語に組込んで娯楽に仕上げてあるので、この作品が作品足りえているのだろう。他にも暗喩は盛り沢山で、最終決戦に向けて盛り上らないわけがない。
まあ、人生の充実に壁を感じない人には全く薦められませんけどね。
現代において、セックスが通過儀礼として扱われているのは確かで、童貞の扱いは全体的に酷い。そこにちょっとでも他のマイナス要素が合わされば、人格を否定される場合もあるわけだ。
要するに、今回のファサリナの台詞はどう考えても「セックスしましょ」を手を変え品を変えているだけなのは明白で、それを受けてヴァンが叫ぶ「悪いな、俺童貞なんだ。てめえに俺の純潔は渡せねえな」は、童貞ならセックスしたいだろうから篭絡できるだろうという考えと、それに乗って愛のないセックスをした所で大した意味のない現実に対する強烈な反撃を分かり易過ぎる暗喩に乗せているわけだ。
要は、色々な盆暗達を暗喩にして、それが怒れる相手を見つけて怒るというだけの話。それを物語に組込んで娯楽に仕上げてあるので、この作品が作品足りえているのだろう。他にも暗喩は盛り沢山で、最終決戦に向けて盛り上らないわけがない。
まあ、人生の充実に壁を感じない人には全く薦められませんけどね。
宝の何とやら
2007年6月2日 放送中のアニメの感想とか『神曲奏界ポリフォニカ』第9話
神曲という、この作品最大のコンセプト。それがスランプによって演奏できなくなってしまう話。途中は小さくまとまっていて良かったのに、肝心の神曲を演奏する場面も小さくまとまっていて、悪くはないが折角のコンセプトが生かせずじまいで残念だった。
神秘的な力と雰囲気があるとされる神曲、そのライブ感をキャラクターが感じるものと同一にするためには、きりの良い所まで曲を流すとか、作画の勢いに乗せるといったことが必要だったのではないか。まあ、作画水準が高くないこの作品にそれを求めるのも酷ではある。
神曲という、この作品最大のコンセプト。それがスランプによって演奏できなくなってしまう話。途中は小さくまとまっていて良かったのに、肝心の神曲を演奏する場面も小さくまとまっていて、悪くはないが折角のコンセプトが生かせずじまいで残念だった。
神秘的な力と雰囲気があるとされる神曲、そのライブ感をキャラクターが感じるものと同一にするためには、きりの良い所まで曲を流すとか、作画の勢いに乗せるといったことが必要だったのではないか。まあ、作画水準が高くないこの作品にそれを求めるのも酷ではある。
ここにあったわけか
2007年6月1日 放送中のアニメの感想とか『きらりん☆レボリューション』第60話
久しぶりに見たわけだが、初期と比べると聞くに堪えないレベルからはましになっていたことと、マスコットキャラクターの恐ろしいまでの作品内地位に驚いた。OPや内容もかなりアイドルしていた。話の内容とかリアクションは見ていて辛いが、マスコットキャラクターの可愛さと師匠っぷりが面白かったので良し。僕の中で、なーさんは某軍曹と並ぶ師匠です。
久しぶりに見たわけだが、初期と比べると聞くに堪えないレベルからはましになっていたことと、マスコットキャラクターの恐ろしいまでの作品内地位に驚いた。OPや内容もかなりアイドルしていた。話の内容とかリアクションは見ていて辛いが、マスコットキャラクターの可愛さと師匠っぷりが面白かったので良し。僕の中で、なーさんは某軍曹と並ぶ師匠です。
型
2007年5月31日 放送中のアニメの感想とか『銀魂』第58話
新章突入もキャラクター達は相変わらずの無軌道。それぞれがちぐはぐでギリギリのやりとりを繰り広げて、それが本線へと繋がっていく作り。ドタバタで繋いでちょっとだけシリアスに話を進めたり落としたりといったパターンはとも言えて、手馴れたもので次回へ続く話の回では最後が引きになっていて上手い。提供クレジット時の文字も漫画の柱を思わせたり仕込があったりと、それらがアニメ版『銀魂』の持ち味。
新章突入もキャラクター達は相変わらずの無軌道。それぞれがちぐはぐでギリギリのやりとりを繰り広げて、それが本線へと繋がっていく作り。ドタバタで繋いでちょっとだけシリアスに話を進めたり落としたりといったパターンはとも言えて、手馴れたもので次回へ続く話の回では最後が引きになっていて上手い。提供クレジット時の文字も漫画の柱を思わせたり仕込があったりと、それらがアニメ版『銀魂』の持ち味。
願望充足はかくあるべし
2007年5月30日 放送中のアニメの感想とか『ながされて藍蘭島』第9話
恥らいが新鮮という程に開けっぴろげなキャラクターだらけだったことが浮き彫りになるが恥じらいの基準がずれていて、結局は開けっぴろげという話。総作画監督も参加しているだけあって弾力や肉感があって全体的に良好な作画。話の中身は薄いしくだらないことだからこそ、全体的に良好な作画が保たれていることは賞賛に値することだと思う。
恥らいが新鮮という程に開けっぴろげなキャラクターだらけだったことが浮き彫りになるが恥じらいの基準がずれていて、結局は開けっぴろげという話。総作画監督も参加しているだけあって弾力や肉感があって全体的に良好な作画。話の中身は薄いしくだらないことだからこそ、全体的に良好な作画が保たれていることは賞賛に値することだと思う。
見ていて辛い
2007年5月29日 放送中のアニメの感想とか『ぼくらの』第8話
全体の色調が暗めで音楽も暗め。キャラクターも軽薄で、特に今回出てきた先生の軽薄さときたら……。前回の予告で見たままの結果で、何度も気持ち悪いと地獄に堕ちろを連呼してしまった。出来は良い方だと思いますけどね。
全体の色調が暗めで音楽も暗め。キャラクターも軽薄で、特に今回出てきた先生の軽薄さときたら……。前回の予告で見たままの結果で、何度も気持ち悪いと地獄に堕ちろを連呼してしまった。出来は良い方だと思いますけどね。
穴埋
2007年5月28日 放送中のアニメの感想とか『天元突破グレンラガン』第9話
作品の方向性というか作品そのものを象徴していたキャラクターの退場。それはあまりにも大きく、雨雲に覆われ全体的に暗い画面が作品内の輝きが失われたことを分かりやすく見せている。しかしながら、分かりやすいヒロインの登場とそれによって巻き起こる事件が主人公と作品の再起となることが想像できるので心配はなさそうだ。ちょっとダイモスっぽいかな。あしたのジョーといい、制作者の好みが直球で分かりやすくて良い。
少年、兄貴分、ドリル、ロボット、合体とくれば、残るはヒロインでしょう。
作品の方向性というか作品そのものを象徴していたキャラクターの退場。それはあまりにも大きく、雨雲に覆われ全体的に暗い画面が作品内の輝きが失われたことを分かりやすく見せている。しかしながら、分かりやすいヒロインの登場とそれによって巻き起こる事件が主人公と作品の再起となることが想像できるので心配はなさそうだ。ちょっとダイモスっぽいかな。あしたのジョーといい、制作者の好みが直球で分かりやすくて良い。
少年、兄貴分、ドリル、ロボット、合体とくれば、残るはヒロインでしょう。
あれれ
2007年5月27日 放送中のアニメの感想とか『Yes!プリキュア5』第17話
記憶違いじゃなければ、今シリーズ二度目の青山充1人原画回ではないかと。作画フル稼働状態の今、こういう豪勢なことをするのは今まで以上に作品へ力を入れようという姿勢に見える。内容も充実でキャラクターのやり取りの面白さはシリーズで一番に思える。慣れてしまっていないのが良い。
記憶違いじゃなければ、今シリーズ二度目の青山充1人原画回ではないかと。作画フル稼働状態の今、こういう豪勢なことをするのは今まで以上に作品へ力を入れようという姿勢に見える。内容も充実でキャラクターのやり取りの面白さはシリーズで一番に思える。慣れてしまっていないのが良い。
すっ飛ばし過ぎ
2007年5月27日 放送中のアニメの感想とか『神曲奏界ポリフォニカ』第8話
全体的に動機たりうる論理性がすっ飛ばされていて唐突に感じる。1話完結の形式ゆえにある程度しかたないにしても、キャラクターがこれまで過ごしてきた中での辛さの説明が二言三言と数カット程度で良しとするのは少々乱暴だ。この作品では絵がまだましな方だったのがせめてもの救いか。
全体的に動機たりうる論理性がすっ飛ばされていて唐突に感じる。1話完結の形式ゆえにある程度しかたないにしても、キャラクターがこれまで過ごしてきた中での辛さの説明が二言三言と数カット程度で良しとするのは少々乱暴だ。この作品では絵がまだましな方だったのがせめてもの救いか。
妬み
2007年5月26日 放送中のアニメの感想とか『瀬戸の花嫁』第8話
20XX年、学校は荒廃していた。といった感じで荒んだ空気の中で繰り広げられる異質な歌謡勝負。トリップした観客達との壮絶で簡略な肉弾戦。緊張した歌謡勝負と弛緩した肉弾戦の緩急が上手い。CD販促だろうと何だろうと歌謡勝負には力入っているなと。何だかんだで居候も増えてといったお約束も踏まえ、勢いは最高潮でこれぞドタバタ。一通りの面子は揃ったと思われるので、次回以降の展開にも注目したい。
20XX年、学校は荒廃していた。といった感じで荒んだ空気の中で繰り広げられる異質な歌謡勝負。トリップした観客達との壮絶で簡略な肉弾戦。緊張した歌謡勝負と弛緩した肉弾戦の緩急が上手い。CD販促だろうと何だろうと歌謡勝負には力入っているなと。何だかんだで居候も増えてといったお約束も踏まえ、勢いは最高潮でこれぞドタバタ。一通りの面子は揃ったと思われるので、次回以降の展開にも注目したい。
真価が問われる
2007年5月25日 放送中のアニメの感想とか『ひとひら』第8話
作中での半年間の積み重ねをこれまでの7話の回想によって感じるキャラクター。それと同様に見ているこちらも作中での半年間を感じられるか。そこに、これまで積み重ねてきた演出とその真価が問われていることは確かだろう。
実際に、そのシーンに至るまでのシーンは作画に力をいれていることが分かるし、原画の人数からも逆算できる。キャラクターの感情を絵の力に変換して喚起することは、見ている側に伝わり易いと思うし、台詞や演技との相乗効果も大きい。
正直、先輩達の確執とそこに至る過程の見せ方が不十分だとは思う。それでも、麦が奮起できるなとは思えたので良かった。
作中での半年間の積み重ねをこれまでの7話の回想によって感じるキャラクター。それと同様に見ているこちらも作中での半年間を感じられるか。そこに、これまで積み重ねてきた演出とその真価が問われていることは確かだろう。
実際に、そのシーンに至るまでのシーンは作画に力をいれていることが分かるし、原画の人数からも逆算できる。キャラクターの感情を絵の力に変換して喚起することは、見ている側に伝わり易いと思うし、台詞や演技との相乗効果も大きい。
正直、先輩達の確執とそこに至る過程の見せ方が不十分だとは思う。それでも、麦が奮起できるなとは思えたので良かった。
構造上の問題
2007年5月24日 放送中のアニメの感想とか『ロミオ×ジュリエット』第6話
革命とその中での恋愛による2枚看板の構成でいくことがはっきりと感じられた。ロミオとジュリエットが惹かれあうことは見せ方として弱いけど、作画や演出にそういう決まりだと割り切らなくても受け入れられる力はある。
この先、革命に伴って名もなき者達の意思が熱を帯びていくのは必死であろう。その時になって、ロミオとジュリエットの愛だ恋だといった私的でミクロなことを革命という公的でマクロなことと並列されていくことで、彼らが軽薄に見えてしまうのではないか。毎回の予告で「本当に実らぬ恋なのでしょうか」という台詞を聞く度に不安に駆られる。
私的な恋愛と公的な革命を物語として破綻なく見せるための手腕に注目していきたい。
革命とその中での恋愛による2枚看板の構成でいくことがはっきりと感じられた。ロミオとジュリエットが惹かれあうことは見せ方として弱いけど、作画や演出にそういう決まりだと割り切らなくても受け入れられる力はある。
この先、革命に伴って名もなき者達の意思が熱を帯びていくのは必死であろう。その時になって、ロミオとジュリエットの愛だ恋だといった私的でミクロなことを革命という公的でマクロなことと並列されていくことで、彼らが軽薄に見えてしまうのではないか。毎回の予告で「本当に実らぬ恋なのでしょうか」という台詞を聞く度に不安に駆られる。
私的な恋愛と公的な革命を物語として破綻なく見せるための手腕に注目していきたい。