『僕等がいた』
人が誰かを好きになるという描写には説得力が求められる。その辺のやりとりが実に上手かった。噛み合ったいるようで噛み合っていないやりとりも間の取り方が上手かった。ちょっと影のある話なので、今後が気になる。
『ゼロの使い魔』
どこかで見たような要素が多いが、状況を説明するのに過度に台詞に頼ることなく展開や画作りで見せたので好感が持てた。今後の展開に期待大。
『出ましたっ!パワパフガールズZ』
バンクシーンは良かったけど、本編はじゃれている間に町がの展開がちょっと無理があると思った。シリーズ構成が浦沢さんだという意味でも伸びしろはありそうなので今後に期待。

『おとぎ銃士 赤ずきん』
OVAのフィギュア+アニメの対象のままの作風に、お子様玩具のバンクシーンを挟んだので、テンポが致命的に悪い。あらゆる意味でどうなるか見もの。
『BLACK LAGOON』
嘘臭い「お姉ちゃん+ガンアクション」なんだけど、見せ方とか心理的描写とか質感や空気感がいい感じで楽しめた。
竹中にとっても視聴者にとっても、全然終わっていない。
2期シリーズに期待。

『夢使い』
「夢とは何か。悪夢とは何か。夢に罪はあるのか。」これらをメインテーマに据えつつ、エレクトラコンプレックス的な要素も加味して、成長で味付けした感じ。
善悪の判断をしない話や、結末を想像させる話を積み重ねながら、そういうものを最後に据えた作品。
それぞれの話は後味の悪い話もあったが、作りは丁寧で面白かった。

『獣王星』
最初の3話と最後の2話で短編にしても良いくらいに最期の2話で劇的に話が進んでしまっていて、語るべき部分や見せるべき部分を大きくすっ飛ばしたので、ちょっと呆気にとられた。
一見良い終わり方だが、よくよく考えると誰も救われていない。

『吉永さん家のガーゴイル』
普通の日常に非日常的な科学、その結晶であるガーゴイルが現れ、それに引き寄せられるが如く、次々と商店街に現れる非日常的存在の数々。
何時しかそれらも日常となり、何とも言えない暖かな日々が。そういうものがこの作品そのものでした。

『Soul Link』
ゲームのアニメ化における問題となる、数あるルート毎の描写の取捨選択。それを誤った感じ。
作画もへろへろだったり、変な画作りがあったりと、雑な作品でした。

『西の善き魔女 Astrea Testament』
若い2人がくっつくのかくっつかないのかという、ミクロのテーマを女王候補とか世界の危機とかのマクロのテーマの中で展開していただけ。
最終回で音と動きがあっていないと思われるシーンがあったりしたけど、概ね丁寧だったし、ハッピーエンドで悪くはない。
「今放送している中で、(物語の)面白いアニメが見たい。」

『涼宮ハルヒの憂鬱』はどうか。

「(物語が面白くない上に)世界系ぽいし、萌え系ぽいのも嫌だ。」

そうか、(動きとか)よく出来ていて面白いと思うけど。

「他に(物語の)面白いアニメはないか。」

・まとめ
互いが互いの面白いアニメの定義を理解していないので噛み合わない。
定義が違う雰囲気がしたら確認。
『となグラ!』サンテレビ : 07/10(月) 24:00〜
KBS京都 : 07/12(水) 25:30〜
http://www.starchild.co.jp/special/tonagra/

『N・H・Kにようこそ!』KBS京都 : 07/10(月) 25:30〜
http://www.kadokawa.co.jp/hikky/

『ちょこッとSister』サンテレビ:07/11(火) 24:00〜
http://www.chocosis.com/

『恋する天使アンジェリーク 〜心のめざめる時〜』ABC朝日放送 : 07/11(火) 26:51〜(時間変更多数)
http://www.gamecity.ne.jp/neoromance/tv/ange/

『RAY THE ANIMATION 』MBS :07/15(土) 26:55〜
http://ray.tv/

『内閣権力犯罪強制取締官 財前丈太郎』ABC朝日放送 : 07/19(水) 26:51〜
http://www.comicbunch.com/

『無敵看板娘』よみうりテレビ : 07/24(月) 26:26〜
数十秒から数分長い可能性有り。
http://www.onimaruhanten.com/

『花田少年史』よみうりテレビ : 07/24(月) 26:56〜
数十秒から数分長い遅れる可能性有り。関東では放送済み。
http://www.ntv.co.jp/hanada/

『イノセント・ヴィーナス』WOWOWノンスクランブル : 07/26(水) 24:00〜
http://www.innocent-v.com/
『出ましたっ!パワパフガールズZ』テレビ大阪 : 07/01(土) 07:00〜
http://www.toei-anim.co.jp/tv/ppgz/

『おとぎ銃士 赤ずきん』テレビ大阪 : 07/01(土) 09:00〜
http://www.akazukin.konami.jp/

『ゼロの使い魔』KBS京都 : 07/02(日) 25:15〜
サンテレビ : 07/05(水) 26:05〜
http://www.zero-tsukaima.com/

『僕等がいた』KBS京都:07/03(月) 26:00〜
http://www.bokuragaita.com/

『コヨーテ ラグタイムショー』サンテレビ : 07/03(月) 26:10〜
http://www.ufotable.com/coyote/

『つよきす Cool×Sweet』KBS京都 : 07/04(火) 25:30〜
サンテレビ : 07/04(火) 26:10〜
http://www.tsuyokiss.jp/

『ハチミツとクローバー2』関西テレビ:07/04(火) 25:25〜
http://www.hachikuro.net/

『学園ヘヴン』KBS京都 : 07/06(木) 25:30〜
http://www.gakuenheaven.com/

『まもって!ロリポップ』サンテレビ : 07/07(金) 07:00〜
KBS京都 : 07/07(金) 25:45〜
http://shop.kodansha.jp/bc/comics/eizou/
『Fate/stay night』
終始ぐだぐだだったけど、流石に最終回は光とかのエフェクトも丁寧で力が入ってた。急にノベルのような文字を前面に押し立てた演出があったが、最初からこの方針でやっていたら面白かったかもしれない。また、エピローグの日常では非日常にて失ったものに対する思いや業といったものに無頓着でこれまでの非日常は何だったんだろうと思った。そういうドラマの貧弱さが終始目立ったので勿体無かった。
『シュガシュガルーン』
身近な人間関係が世界の危機にまで発展するってのはフィクションらしい。その中で人と人との繋がりがあって、純粋な自己犠牲があって、救いがある。
ハートを集める、葛藤がある、愛が世界を救う、単純なんだけど、道筋の作り方がかなり丁寧で伏線もあったりして楽しめました。
『錬金3級 マジカル?ぽか〜ん』
最後までお馬鹿でお下品でエッチ、それでいてどこか愉快な作品でした。
EDの意味不明の歌詞に嵌る曲も楽しかったです。
『THE FROGMAN SHOW』
最低限の動きの中で繰り広げられるコント。その遣り取りの面白さはお話の面白さもアニメの重要な要素だということを再認識させた。
画や動きといった作り込みの凄さであるとか、キャラクターデザインを多少外れての簡略化や抽象的にした画が動く面白さ。
これらは話の面白さや綺麗な折り目正しい画の良さよりはかなり複雑な面白さになる。例えて言うならば、画を見ての感動よりも文章を読んで連想される画に対する感動とではその複雑さという意味で違う。(複雑であるからといって良いという程に単純でもない。)
また、極めて高度な技法によって描かれた絵画は、その事実やその技法の高度さを理解できない者には小児の落書きにしか見えない。
あるものの価値を決めている尺度を未知または理解できない者にはそのものの価値を見抜くことは不可能ということか。
『アイシールド21』は盛り上ってきているはずなのに面白くない。ただ、前にも言った通りOPは好きだ。あの感じで本編もやって欲しい。
『涼宮ハルヒの憂鬱』は画での演技づけとか、作り込みが非常に良く出来ている。そこにハルヒの演技が来てキョンの演技が嵌ってる。そんな感じで面白いのかなと、アニメの動きやそのための作り込みに注目がいったことは大きかったなと。残りでどう〆るのか楽しみだ。
『女子高生』
安っぽいんだけど、アヴァンタイトルや本編でのちょっとしたパロディーは丁寧だったりと、ドラマはないんだけどこれはこれで楽しかった。やっぱりEDには度肝抜かれたなと。
ああ、『プリキュア』って、女児向けアニメなんだよなと再認識。戦闘シーンがバトルアニメが見たいんだと思っても、それは別の視聴対象向けなんだよ。まあ、良い感じに葛藤が準備されてきて面白くはあるけど、パターンものとしては女児向け『遊戯王』みたいなものか。

出るか

2006年6月17日 お仕事
『シュガシュガルーン』の最終回の予告にお遊びの予感。OPのスタッフ総動員で石破ラブラブ天驚拳をかますのかも、ちょっと期待。要チェック。
『シムーン』はリマージョンの映像としての面白さや新鮮さがあることは以前にも触れたけど、いとも簡単にそれを行って敵が消滅を毎回繰り返してると飽きてくる。折角の空戦なんだから、ドッグファイトが見たい。
『Soul Link』は最終回前に総集編。あの時こう考えてましたをナレーションに入れて誤魔化してるけど、後半のナレーションはこちらの情報と制作側の情報の量も質も違い過ぎて、久方ぶりの心理学もどき。さて、次回が最終回だけど、どうなることやら。
子供向けアニメはしばしば子供向けであるということやパターンもので販促を前面に出している為か、批判を受けることがある。それらは単なる受け手の我がままではないか。

・そもそも子供向けとは
子供向けかどうか決めるのは子供ではない。より正確に言うならば、子供に人気があることや子供の人気を当て込んだ時間帯に放送するといった大人の都合である。

・単純な販促だと言うが
他の多くのアニメでDVDが発売され、その売り上げによって企画全体として資金回収が行われていることは公然の事実である。要するに、商品を買ってもらうためのイメージや品質(DVDの場合は本編の映像の完成度やその内容)の向上を行うのは当然である。また、ある集団(この場合は子供)に向けて作られたものがその事実のみによって批判が行われている。ミクロ的な視点でこういう批判を行うということは、マクロ的なマニア向けやマニアがいるジャンルであるがゆえの蔑視や批判と同種の行動である。

・まとめ
大人になっても子供向けアニメは面白い。

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