『みなみけ』
全体的に緩いながらも絶妙な間とともに落ちを見せる。緩いながらも、色々なネタがあって、特に三姉妹の掛け合いの間の取り方が上手かったと思う。全体的に安定した作画だったこともあって、作品の持つ魅力を膨らませることに成功したと思う。
全体的に緩いながらも絶妙な間とともに落ちを見せる。緩いながらも、色々なネタがあって、特に三姉妹の掛け合いの間の取り方が上手かったと思う。全体的に安定した作画だったこともあって、作品の持つ魅力を膨らませることに成功したと思う。
『True Tears』第1話
時代に忘れ去られた感のある青春の一コマ切り取り系を正統に受け継いだ作品。それだけに、多分にアニメ的な表現はあるものの、今ある近似ジャンルとは一線違う雰囲気がする。あとは、その雰囲気を最後まで保てればと祈るばかり。
時代に忘れ去られた感のある青春の一コマ切り取り系を正統に受け継いだ作品。それだけに、多分にアニメ的な表現はあるものの、今ある近似ジャンルとは一線違う雰囲気がする。あとは、その雰囲気を最後まで保てればと祈るばかり。
『シゴフミ』第1話
およそタイトルから想像できる内容を全て上手く外しており、その仕掛けは気持ちが良い。後は、淡々としていながらも後味の悪さが残る点を残したまま引っ張るのだろうから、説明台詞でぶち壊しにならないことを祈る。
およそタイトルから想像できる内容を全て上手く外しており、その仕掛けは気持ちが良い。後は、淡々としていながらも後味の悪さが残る点を残したまま引っ張るのだろうから、説明台詞でぶち壊しにならないことを祈る。
『俗・さよなら絶望先生』第1話
前シリーズから繋がっているようで繋がっていない発進の仕方で、かなり原作初期の雰囲気が取り込まれており上手い。相変わらず、安定感の中に冒険はあるので、十分に期待が持てる。
前シリーズから繋がっているようで繋がっていない発進の仕方で、かなり原作初期の雰囲気が取り込まれており上手い。相変わらず、安定感の中に冒険はあるので、十分に期待が持てる。
『ロザリオとバンパイア』第1話
特異な世界と美麗なキャラクターが定義できれば、あとはそれの取り得る範囲で上手く話に乗せられれば面白くなる。と言うだけなら簡単だが、実際に上手くまとめることは難しい。
内容は、ロザリオとバンパイアとパンツといった具合に、正統派H系ラブコメ。世界観の提示は上手いと思うので、この先キャラクターが内外ともに魅力的に作られていけば勝つと思う。
特異な世界と美麗なキャラクターが定義できれば、あとはそれの取り得る範囲で上手く話に乗せられれば面白くなる。と言うだけなら簡単だが、実際に上手くまとめることは難しい。
内容は、ロザリオとバンパイアとパンツといった具合に、正統派H系ラブコメ。世界観の提示は上手いと思うので、この先キャラクターが内外ともに魅力的に作られていけば勝つと思う。
見栄えするのかどうか
2008年1月6日 1話雑感『PERSONA−trinity soul−』第1話
詳しい説明こそないが、それとなく分かるような映像と不気味な雰囲気が漂っており、狙いは外れていない。ペルソナを巡る闘いや話が栄えるのかどうかが見所か。
詳しい説明こそないが、それとなく分かるような映像と不気味な雰囲気が漂っており、狙いは外れていない。ペルソナを巡る闘いや話が栄えるのかどうかが見所か。
『破天荒遊戯』第1話
設定を全く説明しないままに、事件とキャラクターを中心に進行していく展開は、破天荒というか何というか。二人目の男が何の説明もなく仲間になっている状態に繋げていたと思うけど、人物像をありがちな要素から逆算して類推する形になるので丁寧さには欠ける。たぶん、三人の掛け合いが楽しい作品だろうからそうしたのだろう。その掛け合いや、この先用意されるであろう脈絡が見所か。
設定を全く説明しないままに、事件とキャラクターを中心に進行していく展開は、破天荒というか何というか。二人目の男が何の説明もなく仲間になっている状態に繋げていたと思うけど、人物像をありがちな要素から逆算して類推する形になるので丁寧さには欠ける。たぶん、三人の掛け合いが楽しい作品だろうからそうしたのだろう。その掛け合いや、この先用意されるであろう脈絡が見所か。
『H2O・FOOTPRINTS IN THE SAND』第1話
いじめ、盲目とどうにもタブー臭い内容が結構丁寧に詰め込んであって驚いた。妖精みたいなのもいて、それがファンタジックで何とか上手く外せている感じがした。たぶん、他のヒロインも言わずもがなであろうし、結局の所色恋沙汰は好き嫌いが分かれる。
いじめ、盲目とどうにもタブー臭い内容が結構丁寧に詰め込んであって驚いた。妖精みたいなのもいて、それがファンタジックで何とか上手く外せている感じがした。たぶん、他のヒロインも言わずもがなであろうし、結局の所色恋沙汰は好き嫌いが分かれる。
『スカイガールズ』
まあ、ワームの設定が古臭かった以外は取り立てた部分もなかった。ただ、お祖父さんの言葉は少ないながらも全てを察した上でのやりとりが良かった。こういう基本的だけど、大事にしなくてはいけない場面がどれもそれなりに仕上がっていたので、好みはあれど悪くない作品でした。
まあ、ワームの設定が古臭かった以外は取り立てた部分もなかった。ただ、お祖父さんの言葉は少ないながらも全てを察した上でのやりとりが良かった。こういう基本的だけど、大事にしなくてはいけない場面がどれもそれなりに仕上がっていたので、好みはあれど悪くない作品でした。
『Myself;Yourself』
よくもまあこれだけ鬱々しくて面倒臭い設定を詰め込んだものだというほどでお腹一杯。それにもかかわらず、本筋が尺足らずな感じしかしなくて、落とし方も無理矢理着陸した感じ。終ぞOPの文化祭のような気持ちの良い映像は見ることが出来ませんでした。残念。
よくもまあこれだけ鬱々しくて面倒臭い設定を詰め込んだものだというほどでお腹一杯。それにもかかわらず、本筋が尺足らずな感じしかしなくて、落とし方も無理矢理着陸した感じ。終ぞOPの文化祭のような気持ちの良い映像は見ることが出来ませんでした。残念。
『ナイトウィザード The ANIMATION』
最終的な話の展開が想定通りだけど、それに対するキャラクターの意思や反応が、どうにもずれているように思えた。世界がどうとかの展開も理由が手垢塗れなのにひねりがないし、あの程度で絶望とか、もう見てらんないといった感じ。下がる男ネタも面白く出来てないのに、繰り返し見せられてもくどかっただけで、何とも面白みのない想定の範囲内でした。
最終的な話の展開が想定通りだけど、それに対するキャラクターの意思や反応が、どうにもずれているように思えた。世界がどうとかの展開も理由が手垢塗れなのにひねりがないし、あの程度で絶望とか、もう見てらんないといった感じ。下がる男ネタも面白く出来てないのに、繰り返し見せられてもくどかっただけで、何とも面白みのない想定の範囲内でした。
アニメにおいて自然な会話は少ない。あまりに喋りすぎる。といっても、会話のし過ぎというわけではない。実際の会話では、相槌や以心伝心に状況を察して間を置いたりなど、無言や途切れを挟みつつ、時に脱線し時に戻りながら進むことも多い。また、感情は直接の言葉ではなく、語気や見た目から伝わってくることも多い。そういう自然な会話と比べると、必要以上に説明してしまう台詞が見られる。
アニメは結局の所、絵でしかない。ふとした時に作り物感を意識してしまうことがあって、そうなると興醒めである。つまり、そういう台詞と相まってしまえば、容易に作り物感を意識してしまう。好きで見ている者は、その点にかなり寛容だ。しかし、そうでない一見や嵌るほどではないものにとっては、その点が気になり、不自然なものを劣るものとして見てしまうのではないか。
とはいえ、そのもの説明でなくとも、説明台詞でなくては説明できないものもあるとは思う。それとは別に、子供向けの作品の場合は察した上での省略が理解できない、もしくは理解できないと見なしたり、番組の放送中ずっと画面に集中できないことを見越した上で、説明台詞が必要だというのも一理ある。
ところが、深夜の明らかに中高生以上を対象としている作品でも、過剰な説明台詞が見られる。しかも、それが作品の物語の見せ場において見られることがある。それでは、それまでに積み立ててきたキャラクターに魅力があろうと、演者が卓越していようと、高密度な作画であろうと、演出が優れていようと、それら全てを台無しにしてしまうのではないか。物語の要素ばかりが注目され、分析され、作品そのものとして語られることが多いと思うが、見せ方についても今一度注目し、優れているものは、物語の内容が陳腐であろうと褒めていきたいと思う。
全ての要素を物語とその見せ方に乗せつつ乗って送り、そこに魅力がある。それが映像作品だ。
アニメは結局の所、絵でしかない。ふとした時に作り物感を意識してしまうことがあって、そうなると興醒めである。つまり、そういう台詞と相まってしまえば、容易に作り物感を意識してしまう。好きで見ている者は、その点にかなり寛容だ。しかし、そうでない一見や嵌るほどではないものにとっては、その点が気になり、不自然なものを劣るものとして見てしまうのではないか。
とはいえ、そのもの説明でなくとも、説明台詞でなくては説明できないものもあるとは思う。それとは別に、子供向けの作品の場合は察した上での省略が理解できない、もしくは理解できないと見なしたり、番組の放送中ずっと画面に集中できないことを見越した上で、説明台詞が必要だというのも一理ある。
ところが、深夜の明らかに中高生以上を対象としている作品でも、過剰な説明台詞が見られる。しかも、それが作品の物語の見せ場において見られることがある。それでは、それまでに積み立ててきたキャラクターに魅力があろうと、演者が卓越していようと、高密度な作画であろうと、演出が優れていようと、それら全てを台無しにしてしまうのではないか。物語の要素ばかりが注目され、分析され、作品そのものとして語られることが多いと思うが、見せ方についても今一度注目し、優れているものは、物語の内容が陳腐であろうと褒めていきたいと思う。
全ての要素を物語とその見せ方に乗せつつ乗って送り、そこに魅力がある。それが映像作品だ。
視聴作品数100本越え。内、全話視聴が90本前後。
最近のアニメはつまらんとか言ってる輩や、いつまでも演出の良さを評価しない輩が、間抜けに思えるくらいに豊作の年でした。
『ふたりはプリキュア スプラッシュスター』
キントレスキーはアニメ悪役史に名を刻むべきキャラクターだった。また、その悪役の正義を受けて主人公が正義を応えることは一度もなかったことが残念。
『まじめにふまじめかいけつゾロリ』
要は寅さんのお子様向け変形ですね。そういうのが好きなお国柄で、僕もそういう人間だったてことです。
『RED GARDEN』
アフレコ主流の中でのプレスコにより、演者の力が持つ意味を考えさせられた。
『お願いマイメロディ 〜クルクルシャッフル!〜』
可愛ければ何やっても良しを地で行くパワーがありました。
『妖逆門』
商業的にはどうだか分からないが、作品的には正しく少年向けでした。
『がくえんゆーとぴあ まなびストレート!』
パワーがあったなと。それは、1クール作品において正しい選択だと思う。
『武装錬金』
綺麗にまとまったなと、連載終了作品をアニメ化する意義を再確認できたと思う。
『コードギアス 反逆のルルーシュ』
馬鹿なことを真面目にやること、そういうギャップが笑いを生む。それを再確認できた。
『Master of Epic The Animation Age』
テレビで滅多にお目にかかれない際物芸人を見れた感じ。
『金色のコルダ 〜Primo Passo〜』
おそらくはルート選択型の原作であろうが、まだ他のルートに発展する余地を残しておきながらも、物語として完結するルートに仕上げたことは、同様の原作を持つ作品の完成形といえる。
『ロケットガール』
打ち上げに成功したロケットのように、見ていて清々しい作品でした。
『神曲奏界ポリフォニカ』
作画は屁垂れていたけど、話の筋とか音楽の使い方は好きでした。
『出ましたっ!パワパフガールズZ』
全部見ずに無印を褒める輩には、どちらも素晴らしいと伝えたい。
『英國戀物語エマ』
後出しジャンケン、特に歴史に対するそれは、俄然盛り上る。
『のだめカンタービレ』
音楽による感動をいかにして映像へと変換するか。よく出来ていると思う。
『らき☆すた』
やっぱり、動くってことは素晴らしい。細かいネタも面白かった。
『ぽてまよ』
OPも本編もコミカルで楽しい。
『ながされて藍蘭島』
何だかんだいっても予定調和が大好き。だけど、丁寧には作っていて欲しい。それに応えた作品。
『CODE−E』
設定至上主義に対する強烈なアンチテーゼ。
『ケンコー全裸系水泳部ウミショー』
予定調和と同じくらいにエロやバカも大好き。
『DARKER THAN BLACK・黒の契約者』
竹○病敗れたり。答えはモテ逃げだ。
『桃華月憚』
壮大な実験作として語り継がれるべき。
『史上最強の弟子 ケンイチ』
やっぱりベタな主人公の方が好み。あと、ヒロインが眼鏡の時も可愛かったのが良い。
『天元突破グレンラガン』
少なくとも全ての盆暗は見とくべけ。そうじゃない奴も見とくべし。
『ぷるるんっ!しずくちゃん』
子供向けもまだまだ余地がある。
『モノノ怪』
実験的な作品ながらも、一般を意識していて、そういう姿勢が今後に生きてくるはずだ。
『ヒロイック・エイジ』
説明台詞じゃない台詞を使って、ちゃんと物語った作品。
『怪物王女』
ウィスパー吸血鬼最高。
『瀬戸の花嫁』
00年代ギャグものの傑作。
『おおきく振りかぶって』
流石。制作会社が看板にしようと奮闘しただけのことはある。
『大江戸ロケット』
アニメにもまだまだ余地はある。
『電脳コイル』
見れば分かることの喜びを感じた。それを崩したキャラデザでやったことが凄い。
『ひぐらしのなく頃に解』
隠しルールの周知徹底とそれを踏まえた詰め将棋が、面白くなかったらおかしい。
『ご愁傷さま二ノ宮くん』
本気のファンサービス。それは低俗だけど、娯楽として正しい。
『ef−a tale of memories.』
止めの演出のデパート。これを見て、なおも物語だけで作品を評価する輩は度し難い。
『もやしもん』
クッションとか出たら欲しい。
『スケッチブック full color’s』
やっぱりネコとか動物は良いね。
『げんしけん2』
思った以上にBLは面白いのかも。というよりは、真面目に不真面目がってところかな。クッチーの飛ばし方も面白いし、久我山は良い奴やね。
最近のアニメはつまらんとか言ってる輩や、いつまでも演出の良さを評価しない輩が、間抜けに思えるくらいに豊作の年でした。
『ふたりはプリキュア スプラッシュスター』
キントレスキーはアニメ悪役史に名を刻むべきキャラクターだった。また、その悪役の正義を受けて主人公が正義を応えることは一度もなかったことが残念。
『まじめにふまじめかいけつゾロリ』
要は寅さんのお子様向け変形ですね。そういうのが好きなお国柄で、僕もそういう人間だったてことです。
『RED GARDEN』
アフレコ主流の中でのプレスコにより、演者の力が持つ意味を考えさせられた。
『お願いマイメロディ 〜クルクルシャッフル!〜』
可愛ければ何やっても良しを地で行くパワーがありました。
『妖逆門』
商業的にはどうだか分からないが、作品的には正しく少年向けでした。
『がくえんゆーとぴあ まなびストレート!』
パワーがあったなと。それは、1クール作品において正しい選択だと思う。
『武装錬金』
綺麗にまとまったなと、連載終了作品をアニメ化する意義を再確認できたと思う。
『コードギアス 反逆のルルーシュ』
馬鹿なことを真面目にやること、そういうギャップが笑いを生む。それを再確認できた。
『Master of Epic The Animation Age』
テレビで滅多にお目にかかれない際物芸人を見れた感じ。
『金色のコルダ 〜Primo Passo〜』
おそらくはルート選択型の原作であろうが、まだ他のルートに発展する余地を残しておきながらも、物語として完結するルートに仕上げたことは、同様の原作を持つ作品の完成形といえる。
『ロケットガール』
打ち上げに成功したロケットのように、見ていて清々しい作品でした。
『神曲奏界ポリフォニカ』
作画は屁垂れていたけど、話の筋とか音楽の使い方は好きでした。
『出ましたっ!パワパフガールズZ』
全部見ずに無印を褒める輩には、どちらも素晴らしいと伝えたい。
『英國戀物語エマ』
後出しジャンケン、特に歴史に対するそれは、俄然盛り上る。
『のだめカンタービレ』
音楽による感動をいかにして映像へと変換するか。よく出来ていると思う。
『らき☆すた』
やっぱり、動くってことは素晴らしい。細かいネタも面白かった。
『ぽてまよ』
OPも本編もコミカルで楽しい。
『ながされて藍蘭島』
何だかんだいっても予定調和が大好き。だけど、丁寧には作っていて欲しい。それに応えた作品。
『CODE−E』
設定至上主義に対する強烈なアンチテーゼ。
『ケンコー全裸系水泳部ウミショー』
予定調和と同じくらいにエロやバカも大好き。
『DARKER THAN BLACK・黒の契約者』
竹○病敗れたり。答えはモテ逃げだ。
『桃華月憚』
壮大な実験作として語り継がれるべき。
『史上最強の弟子 ケンイチ』
やっぱりベタな主人公の方が好み。あと、ヒロインが眼鏡の時も可愛かったのが良い。
『天元突破グレンラガン』
少なくとも全ての盆暗は見とくべけ。そうじゃない奴も見とくべし。
『ぷるるんっ!しずくちゃん』
子供向けもまだまだ余地がある。
『モノノ怪』
実験的な作品ながらも、一般を意識していて、そういう姿勢が今後に生きてくるはずだ。
『ヒロイック・エイジ』
説明台詞じゃない台詞を使って、ちゃんと物語った作品。
『怪物王女』
ウィスパー吸血鬼最高。
『瀬戸の花嫁』
00年代ギャグものの傑作。
『おおきく振りかぶって』
流石。制作会社が看板にしようと奮闘しただけのことはある。
『大江戸ロケット』
アニメにもまだまだ余地はある。
『電脳コイル』
見れば分かることの喜びを感じた。それを崩したキャラデザでやったことが凄い。
『ひぐらしのなく頃に解』
隠しルールの周知徹底とそれを踏まえた詰め将棋が、面白くなかったらおかしい。
『ご愁傷さま二ノ宮くん』
本気のファンサービス。それは低俗だけど、娯楽として正しい。
『ef−a tale of memories.』
止めの演出のデパート。これを見て、なおも物語だけで作品を評価する輩は度し難い。
『もやしもん』
クッションとか出たら欲しい。
『スケッチブック full color’s』
やっぱりネコとか動物は良いね。
『げんしけん2』
思った以上にBLは面白いのかも。というよりは、真面目に不真面目がってところかな。クッチーの飛ばし方も面白いし、久我山は良い奴やね。
『げんしけん2』
全体的に丁寧で、BLパートや異国からの客人なども上手く描かれていて、特に就活は辛い感じが強く出ていた。それにしては、あまりにあっさりと運んだ結果が腑に落ちない気もする。要は、ほんまもんの不適格者だと思い込むほど打ちのめされたけど、ほんまもんでなかっただけでしょうか。まあ、フィクションとしてはこれくらい救いがあった方が、見ていて気持ち良いけどね。
全体的に丁寧で、BLパートや異国からの客人なども上手く描かれていて、特に就活は辛い感じが強く出ていた。それにしては、あまりにあっさりと運んだ結果が腑に落ちない気もする。要は、ほんまもんの不適格者だと思い込むほど打ちのめされたけど、ほんまもんでなかっただけでしょうか。まあ、フィクションとしてはこれくらい救いがあった方が、見ていて気持ち良いけどね。
仕掛けだけが全てではない
2007年12月30日 シリーズ全体の感想『スケッチブック full color’s』
緩くて温かい日常が最後まで統一されていて、その中での幅を使って丁寧に作られていた。全編が日常の平坦な話なので、そこで起こるちょっとしたことやそれに対する反応全てが見せ所になるので、かなり丁寧かつ高度な演出を求められるだろう。それが、出来ていたと思う。
最後の主人公がちょっとだけ変化した様子が微笑ましく、次シリーズがあると良いなと思えた。
緩くて温かい日常が最後まで統一されていて、その中での幅を使って丁寧に作られていた。全編が日常の平坦な話なので、そこで起こるちょっとしたことやそれに対する反応全てが見せ所になるので、かなり丁寧かつ高度な演出を求められるだろう。それが、出来ていたと思う。
最後の主人公がちょっとだけ変化した様子が微笑ましく、次シリーズがあると良いなと思えた。
『プリズム・アーク』
学園ものとしても、ファンタジーやアクションとしても中途半端でパターンに頼りすぎな印象を受けた。特に、学園長が毎回言う、反語がくどくてつまらなかった。
また、王女かどうかということや、それがどちらであっても主人公がどうしたいのかや、王女であることの話の上での仕掛けと、どれをとっても良いとこ取りしようとしていて、全編を見せずにダイジェストだけ見せられたようで、物語として捉えると半端だったと思う。
学園ものとしても、ファンタジーやアクションとしても中途半端でパターンに頼りすぎな印象を受けた。特に、学園長が毎回言う、反語がくどくてつまらなかった。
また、王女かどうかということや、それがどちらであっても主人公がどうしたいのかや、王女であることの話の上での仕掛けと、どれをとっても良いとこ取りしようとしていて、全編を見せずにダイジェストだけ見せられたようで、物語として捉えると半端だったと思う。
『もやしもん』
物語としては途中で、作品の核である主人公が決意に至る過程が示されるまでの一区切りが描かれていた。
とにもかくにも、コミカルで愛らしい菌とそれが見えることやそのやりとりや話の面白さの印象が強い。それに対して、与えられた天賦の才に受動的な主人公の能動的な反応としての決意は、見ていて気持ちの良いもので、是非とも続きが見たいと思わせるものであった。
物語としては途中で、作品の核である主人公が決意に至る過程が示されるまでの一区切りが描かれていた。
とにもかくにも、コミカルで愛らしい菌とそれが見えることやそのやりとりや話の面白さの印象が強い。それに対して、与えられた天賦の才に受動的な主人公の能動的な反応としての決意は、見ていて気持ちの良いもので、是非とも続きが見たいと思わせるものであった。
『BLUE DROP・天使達の戯曲』
話としては、非日常に対する日常の対比であり、日常部分がかなり丁寧に描かれていたので良かった。ツンデレ、百合などのパターンで見られがちだが、丁寧に作られていたので、お嬢様でイチャイチャしているのだと解釈した。
一体感としてライブ感の強い劇を取り扱っていたが、その話が作品そのものに対するメタになっていたことや、2人と視聴者だけがそれを知っていることが面白く、その配役もそれまでの話で見せてきたキャラクターの個性に合ったもので、そこに至るまで過程やそれ自体の重みを物語りに活かせていたと思う。
最後の場面が最初の場面に繋がるが、今後の良い方向への進展が感じられるものに仕上がっていて、それも良かった。
話としては、非日常に対する日常の対比であり、日常部分がかなり丁寧に描かれていたので良かった。ツンデレ、百合などのパターンで見られがちだが、丁寧に作られていたので、お嬢様でイチャイチャしているのだと解釈した。
一体感としてライブ感の強い劇を取り扱っていたが、その話が作品そのものに対するメタになっていたことや、2人と視聴者だけがそれを知っていることが面白く、その配役もそれまでの話で見せてきたキャラクターの個性に合ったもので、そこに至るまで過程やそれ自体の重みを物語りに活かせていたと思う。
最後の場面が最初の場面に繋がるが、今後の良い方向への進展が感じられるものに仕上がっていて、それも良かった。
『ef−a tale of memories.』
話はゲーム的で面倒臭いことがてんこ盛りといった感じ。全体的に分かりやすい暗喩を表現した画面作りや台詞回しが特徴的である。その演出は、止めることで安く済ませながらも見せられるもの(現在では止めであっても美麗で手間の掛かるものだが)を目指して発展してきたリミテッドアニメの方向性であり、それを最大限に活かしたものといえるだろう。同じ世界の近所の三者三様の物語を一つの物語として纏めた形式も新しく、演出との相性も抜群だった。
また、説明のほとんどを説明台詞でなく暗喩や演出で出来ていたことは、映像作品が目指す方向として正しく素晴らしい。
ハッピーエンドに不満はないが、いささか引っ張り過ぎだったので、背中を押したい気持ちに駆られた。たぶん、それがこの作品の核なのだと思うけど、あれだけの悲劇的状況に置かれた2人が心中を選ぶというのも伝統的な筋書きらしいので、見てみたかった気もする。
テーマが恋愛でアニメやゲーム特有の演出も多いので見る人は選ぶものの、素晴らしい作品だった。
話はゲーム的で面倒臭いことがてんこ盛りといった感じ。全体的に分かりやすい暗喩を表現した画面作りや台詞回しが特徴的である。その演出は、止めることで安く済ませながらも見せられるもの(現在では止めであっても美麗で手間の掛かるものだが)を目指して発展してきたリミテッドアニメの方向性であり、それを最大限に活かしたものといえるだろう。同じ世界の近所の三者三様の物語を一つの物語として纏めた形式も新しく、演出との相性も抜群だった。
また、説明のほとんどを説明台詞でなく暗喩や演出で出来ていたことは、映像作品が目指す方向として正しく素晴らしい。
ハッピーエンドに不満はないが、いささか引っ張り過ぎだったので、背中を押したい気持ちに駆られた。たぶん、それがこの作品の核なのだと思うけど、あれだけの悲劇的状況に置かれた2人が心中を選ぶというのも伝統的な筋書きらしいので、見てみたかった気もする。
テーマが恋愛でアニメやゲーム特有の演出も多いので見る人は選ぶものの、素晴らしい作品だった。
『D.C.II〜ダ・カーポII』
一応の区切りは付いたものの、ヒロインとの話は次シリーズへ持越しするものと思われる。
主人公は鈍感で誰にでも親切で優しい。それ自体はありがちだけど、それがヒロインにとっては特別な関係へ踏み込めない辛さに繋がる展開は良く出来ていると思った。だけど、最終回の肝心な部分での「気持ちが伝わった」なんて説明台詞のせいで、今回のシリーズを通してやってきたことが台無しになった気がした。
それでも、『涼宮ハルヒの憂鬱』あたりから注目されやすくなったライブシーンは、ぎこちない関係となった2人を再び結び付ける契機となるだろう予感を感じさせるもので良かった。
作画面も比較的安定していたので、作品の持ち味を生かす方向へ正しく機能していたと思う。真の結末は、次シリーズを待つことになるだろうが、期待して待ちたい。
一応の区切りは付いたものの、ヒロインとの話は次シリーズへ持越しするものと思われる。
主人公は鈍感で誰にでも親切で優しい。それ自体はありがちだけど、それがヒロインにとっては特別な関係へ踏み込めない辛さに繋がる展開は良く出来ていると思った。だけど、最終回の肝心な部分での「気持ちが伝わった」なんて説明台詞のせいで、今回のシリーズを通してやってきたことが台無しになった気がした。
それでも、『涼宮ハルヒの憂鬱』あたりから注目されやすくなったライブシーンは、ぎこちない関係となった2人を再び結び付ける契機となるだろう予感を感じさせるもので良かった。
作画面も比較的安定していたので、作品の持ち味を生かす方向へ正しく機能していたと思う。真の結末は、次シリーズを待つことになるだろうが、期待して待ちたい。