撒き餌
2008年1月26日 放送中のアニメの感想とか『ゲゲゲの鬼太郎』第41話
狡賢くて金に汚いけど不遇なねずみ男が、モテモテ王国へ招待される話。もちろん王国は張りぼてだったが、今シリーズで綺麗になった鬼太郎に感化されたかのように悪さの薄まっていたねずみ男が、以前の隙あらば陥れようという気概のある悪に戻ったので良かった。
狡賢くて金に汚いけど不遇なねずみ男が、モテモテ王国へ招待される話。もちろん王国は張りぼてだったが、今シリーズで綺麗になった鬼太郎に感化されたかのように悪さの薄まっていたねずみ男が、以前の隙あらば陥れようという気概のある悪に戻ったので良かった。
ひとならざるもの
2008年1月25日 放送中のアニメの感想とか『狼と香辛料』第3話
やや説明的ではあるものの、人の学習にあっさりと並ぶ野生の感を筆頭にそこかしこで、狼であることや人との差異を感じさせる。また、所々で現れる商いに関る用語とその成立過程が実践的に上手く説明されている。
ホロが使うありんす言葉の混ざった変な言い回しにも、いつの間にか慣れた。
やや説明的ではあるものの、人の学習にあっさりと並ぶ野生の感を筆頭にそこかしこで、狼であることや人との差異を感じさせる。また、所々で現れる商いに関る用語とその成立過程が実践的に上手く説明されている。
ホロが使うありんす言葉の混ざった変な言い回しにも、いつの間にか慣れた。
間接的
2008年1月24日 放送中のアニメの感想とか『しおんの王』第12話
手の良さは、将棋の分からない者にとっては直接的に分からない。しかしながら、指したキャラの反応や周りの反応である程度はその意味を読み取ることは出来る。ただし、どこまで台詞で解説するのかについては難しい。今回は、しおんが常ならざる指し方をしたわけだが、キャラクターの微細な挙動によってそれを見せるわけではなく、台詞や外野の解説で済ませてしまっていてあっさりし過ぎかなと。
手の良さは、将棋の分からない者にとっては直接的に分からない。しかしながら、指したキャラの反応や周りの反応である程度はその意味を読み取ることは出来る。ただし、どこまで台詞で解説するのかについては難しい。今回は、しおんが常ならざる指し方をしたわけだが、キャラクターの微細な挙動によってそれを見せるわけではなく、台詞や外野の解説で済ませてしまっていてあっさりし過ぎかなと。
縁の下
2008年1月23日 放送中のアニメの感想とか『true tears』第3話
前回もそうだが、今回のバスケットのシーンにも象徴されるように、この作品ではカットの切り替えで省略可能な部分を動きで見せていて、それは全体の映像スピードやテンポのコントロールに影響するのか、美少女一杯の他の作品とは違った印象を受けた。このまま最後まで統一出来れば、それは素晴らしいことだと思う。
前回もそうだが、今回のバスケットのシーンにも象徴されるように、この作品ではカットの切り替えで省略可能な部分を動きで見せていて、それは全体の映像スピードやテンポのコントロールに影響するのか、美少女一杯の他の作品とは違った印象を受けた。このまま最後まで統一出来れば、それは素晴らしいことだと思う。
ごちゃごちゃ
2008年1月22日 放送中のアニメの感想とか『俗・さよなら絶望先生』第3話
今回は17歳教の御本尊ネタなどを散りばめつつ、画面や台詞過多でごちゃごちゃした印象がいつも異常に目立った。過剰なリアクションだけで間を繋ぐのは、この作品を象徴としていると思った。
今回は17歳教の御本尊ネタなどを散りばめつつ、画面や台詞過多でごちゃごちゃした印象がいつも異常に目立った。過剰なリアクションだけで間を繋ぐのは、この作品を象徴としていると思った。
ベタ
2008年1月21日 放送中のアニメの感想とか『ヤッターマン』第2話
かつての無軌道さは、その当時の番組と比較して語られたものとそうでないものがあり、比較して語られた無軌道がベタとなってしまった昨今においては、特に目新しさもない。当時の比較によらない無軌道さは今でも通用すると思うので、そういうものが見たい。
かつての無軌道さは、その当時の番組と比較して語られたものとそうでないものがあり、比較して語られた無軌道がベタとなってしまった昨今においては、特に目新しさもない。当時の比較によらない無軌道さは今でも通用すると思うので、そういうものが見たい。
属性補完計画
2008年1月20日 放送中のアニメの感想とか『ロザリオとバンパイア』第3話
天然で裏表のあるバンパイア、健康お色気サキュバス、ロリっ子魔女。属性の見本市、出し惜しみのない姿勢で、ムラムラするシチュエーションを繰り広げながら、かなり不釣合いな演者のゲストキャラとのお約束バトルがあってと、正統派ドタバタラブコメをやっていて時代の隙間を縫っている感がある。
天然で裏表のあるバンパイア、健康お色気サキュバス、ロリっ子魔女。属性の見本市、出し惜しみのない姿勢で、ムラムラするシチュエーションを繰り広げながら、かなり不釣合いな演者のゲストキャラとのお約束バトルがあってと、正統派ドタバタラブコメをやっていて時代の隙間を縫っている感がある。
ずっこけ
2008年1月19日 放送中のアニメの感想とか『ゲゲゲの鬼太郎』第40話
前回ぬらりひょんとの壮絶な闘いがあったと思えば、今度は鬼太郎グッズで横丁が一悶着という、何とも無軌道な内容。グッズがあまりにも現実の販促やタイアップのやり方に忠実で、そういうことを知っていると笑ってしまう内容だったと思う。
前回ぬらりひょんとの壮絶な闘いがあったと思えば、今度は鬼太郎グッズで横丁が一悶着という、何とも無軌道な内容。グッズがあまりにも現実の販促やタイアップのやり方に忠実で、そういうことを知っていると笑ってしまう内容だったと思う。
名は
2008年1月18日 放送中のアニメの感想とか『GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO-』第2話
今度は、ピノッキオなる呼び名のキャラクターを中心とした話で、ゼペット爺さんの言いつけを守らないばかりに苦労するような、名は体を表わすのではないかという予想が出来た。前回の名前の見立てというか洒落が今回に生きてきたなと。
今度は、ピノッキオなる呼び名のキャラクターを中心とした話で、ゼペット爺さんの言いつけを守らないばかりに苦労するような、名は体を表わすのではないかという予想が出来た。前回の名前の見立てというか洒落が今回に生きてきたなと。
『墓場鬼太郎』第1話
OPからして、ねとついた濃い絵で、これまた内容もコミカルというよりはシリアスでシニカルで濃い。この胸焼けしそうな濃さは期待以上でたまらない。EDがやや作品の方向性と離れた販促臭のするものだが、OPは譲らない。その意気やよし。
OPからして、ねとついた濃い絵で、これまた内容もコミカルというよりはシリアスでシニカルで濃い。この胸焼けしそうな濃さは期待以上でたまらない。EDがやや作品の方向性と離れた販促臭のするものだが、OPは譲らない。その意気やよし。
『魔人探偵脳噛ネウロ』第1話
探偵といえば推理と思いきや、最初から推理を放棄した落ちを持ってきた。ドーピングコンソメスープ、その不条理さを笑わずにはいられなかった。
探偵といえば推理と思いきや、最初から推理を放棄した落ちを持ってきた。ドーピングコンソメスープ、その不条理さを笑わずにはいられなかった。
『ヤッターマン』第1話
やけに勢いのない出だしのOPでテレビの故障かと思っていたら、最後まで勢いがありませんでした。絵の勢いはあるのに、曲に勢いがないとこうも……。焼き直しと最近の作風が今一つ乗り切れていない本編もどこか辛い。不条理で何でも取り込める受けの広さがあったシリーズだけにこうも勢いがなくなってしまうと駄目かもしれない。
やけに勢いのない出だしのOPでテレビの故障かと思っていたら、最後まで勢いがありませんでした。絵の勢いはあるのに、曲に勢いがないとこうも……。焼き直しと最近の作風が今一つ乗り切れていない本編もどこか辛い。不条理で何でも取り込める受けの広さがあったシリーズだけにこうも勢いがなくなってしまうと駄目かもしれない。
温故知新
2008年1月14日 放送中のアニメの感想とか『ぷるるんっ!しずくちゃん あはっ☆』第14話
桃太郎の話を基にそれぞれの配役がそれぞれを生かせる形に振られていて、それでもそれらしく見えてしまう桃太郎という昔話の完成度を再認識できた。後半は、真面目キャラクターの崩し。演歌系がかぶいているだけなのに、これが面白い。
桃太郎の話を基にそれぞれの配役がそれぞれを生かせる形に振られていて、それでもそれらしく見えてしまう桃太郎という昔話の完成度を再認識できた。後半は、真面目キャラクターの崩し。演歌系がかぶいているだけなのに、これが面白い。
忠実であれ
2008年1月13日 放送中のアニメの感想とか『ロザリオとバンパイア』第2話
怪物や妖怪の類も、エロという名のスパイスの前には、全てが霞む。ファンサービス満載で欲望に忠実な内容は、素直に賞賛できる。話の中身はあるに越したことはないが、なくても良い。
怪物や妖怪の類も、エロという名のスパイスの前には、全てが霞む。ファンサービス満載で欲望に忠実な内容は、素直に賞賛できる。話の中身はあるに越したことはないが、なくても良い。
漫遊
2008年1月12日 放送中のアニメの感想とか『デルトラクエスト』第54話
端的にいうと諸国漫遊編ってところでしょうか。掘り下げ足りなかった部分を掘り下げる形になっていて、そこそこ面白くは見られる。
端的にいうと諸国漫遊編ってところでしょうか。掘り下げ足りなかった部分を掘り下げる形になっていて、そこそこ面白くは見られる。
『狼と香辛料』第1話
狼であり神的な何かだから、裸でもOK。そう来るかといった感じ。全体的に丁寧で、一神教と多神教の不和を意識させておいて、それに対して神が出てくる構造なので、話の展開に期待できそうだ。
狼であり神的な何かだから、裸でもOK。そう来るかといった感じ。全体的に丁寧で、一神教と多神教の不和を意識させておいて、それに対して神が出てくる構造なので、話の展開に期待できそうだ。
『GUNSLINGER GIRL-IL TEATRINO』第1話
設定こそぶっ飛んだものだけど、内容はというとガンアクションというほどはアクションもない。淡々としていて仕掛けにも欠けるので、つかみ所が難しい。悲劇的な設定を軸にじわりと来る仕掛けがないなら、この手の設定はあまり好きになれないが、仕掛けがあって嵌れば面白いと思うので、そこそこには期待したい。
設定こそぶっ飛んだものだけど、内容はというとガンアクションというほどはアクションもない。淡々としていて仕掛けにも欠けるので、つかみ所が難しい。悲劇的な設定を軸にじわりと来る仕掛けがないなら、この手の設定はあまり好きになれないが、仕掛けがあって嵌れば面白いと思うので、そこそこには期待したい。
『ARIA The ORIGINATION』第1話
適度に崩した絵なども交えつつ、相変わらずの世界観を多少の変化はあれど、劇的な変化がない内容は健在で、それは前シリーズから同様のものだった。
それゆえか、作品世界で流れる季節と現実世界での作品の放送や終了後流れた季節とが、まるで連動したかのような錯覚を覚えた。作品というか、風物詩みたいな感じになってきました。
適度に崩した絵なども交えつつ、相変わらずの世界観を多少の変化はあれど、劇的な変化がない内容は健在で、それは前シリーズから同様のものだった。
それゆえか、作品世界で流れる季節と現実世界での作品の放送や終了後流れた季節とが、まるで連動したかのような錯覚を覚えた。作品というか、風物詩みたいな感じになってきました。
『AYAKASHI』第1話
もはや、異能の力やそれを冷酷に扱うキャラクターという造型はベタになりつつある。そういうベタで構成されていながらも、見世物にすることが日常化しているという状況には少し感心した。まあ、クールガールが出てきたので一抹の不安はあるが、この作品らしい何かがあればと願う。
もはや、異能の力やそれを冷酷に扱うキャラクターという造型はベタになりつつある。そういうベタで構成されていながらも、見世物にすることが日常化しているという状況には少し感心した。まあ、クールガールが出てきたので一抹の不安はあるが、この作品らしい何かがあればと願う。
『みなみけ おかわり』第1話
作品に対する直接の感想ではないが、『みなみけ』最終話と連続して放送されると、シリーズの途中で制作会社が変わった違和感があるのだが、それほど気にならないことは驚きだ。似たようなやりとりや場面でもテンポやレイアウトが変わっており、間も変わっている。それでも同じ原作を持つ作品に見えるのだから、原作の解釈の幅に収まっているということだろう。
作品に対する直接の感想ではないが、『みなみけ』最終話と連続して放送されると、シリーズの途中で制作会社が変わった違和感があるのだが、それほど気にならないことは驚きだ。似たようなやりとりや場面でもテンポやレイアウトが変わっており、間も変わっている。それでも同じ原作を持つ作品に見えるのだから、原作の解釈の幅に収まっているということだろう。