『Yes!プリキュア5 GoGo!』第27話
肝試しの予定がおとぎ世界とリンクして、本物のお化けに責められる。久々のねるねばあちゃん登場で夏の定番ネタの祭り、浴衣、肝試しと来ればこれほど見栄えする内容もないだろう。
スポーツ健康系でお化けは怖い完璧な布陣を活かしたものかは分からないが、なぜかお化けを逆に驚かせることで苦手克服と称した展開は絶妙。
唐傘ホシイナーを和の見立てで懲らしめて苦手も克服、何より浴衣姿に加えて表情や仕草が可愛く描かれていて眼福だった。今回のシリーズでは、キャラクターに焦点を当てた回はほぼ力の入った内容になっているが、特に今回は原画が二人で全体に統一感が出せていて演出も良く、最強の布陣でした。
『マクロスF』第20話
三角関係を通して歌の持つエネルギーが歌い手の感情と密接な関係があることを見せる。まさに恋と歌がテーマを地で行く内容で、山場も一杯あって次回以降の展開が気になる。死ぬことはないと思っていたら意外とあって、軽いわけでもなかった。あまり、好きではないが、死ぬってことを見ていて想像出来る内容になってくると、こちらも油断して見れないから俄然盛り上る。
『ゼロの使い魔・三美姫の輪舞』第7話
仮装舞踏会の設定はさておき、情報の非対称という美味しい展開を気持ちのすれ違いとして描くこともなく、ワンパタの嫉妬に落とし込んでいた。いうならば、美味しい所が多過ぎて、物語に不必要な部分が間延びして、必要な部分が端折られているような印象。
それに加えて、最後に先生が出てきて説明が次回に持ち越しの引きはきつい。今回だけでもシリーズの連続性を破壊しかねないが、次回の説明次第ではこの作品が変にギャグに走った様に見えてしまうだろう。次回が色んな意味で怖い。
『我が家のお稲荷さま。』第20話
萎びた温泉宿で事件が。と、お稲荷さま同様に期待が膨らむのだが、全部が全部2時間サスペンスよろしくのベタに解釈出来そうで少し外し、落ちも含めて気楽に見れた。
長かった。実に長かった。作品内の設定やこれまでの内容を目一杯盛り込んで無駄なく綺麗にまとめた話を待っていた。僕はこれまでで一番面白いと思った。
『しゅごキャラ!』第45話
パッとしない眼鏡キャラが眼鏡を取ったらいつもと違う自分に。まあ、積極的になっただけなんですが、歌が下手なのを練習してそれなりになったことで説得力も持たせてあって、それも含めて折り目正しいベタな話で良かった。話的にも小休止といった感じで、たまにこういうのがあると緩急付いて良いなと。
『おおきく振りかぶって』特別編(第26話)
阿部を通して嫌な奴に見えていた榛名の事情が分かる話。ほんの少し事情を知らない、たったそれだけのことであれほど仲違いしてしまうことを考えると。この回を通して随分印象が変わったものだ。特典で置いておかず、放送してくれたことに感謝。きっとあるだろう新シリーズを気長に待ちたい。
『ストライクウィッチーズ』第7話
あれはパンツとかスク水といった類のものではなくズボンです。ただそれだけの馬鹿馬鹿しい設定で一話丸々使ってしまうのは実に良い。女の子大集合でズボンが無くなってキャッキャするのは見ているだけで微笑ましい。欲を言えば、もう少し連帯感が見られれば良かったかなと。
『銀魂』第119話
大規模な禁煙キャンペーンを受けて、なぜか全編モノマネでDBが展開される。しかも、BGMは本物。セルの人がいるのにモノマネで済ませてしまう所がこの作品らしい。こういうパロディーの限界を守りつつもやりすぎ感を出し、人情もありと思わせて落すのはこのアニメの真骨頂だろう。
『NARUTO 疾風伝』第71話
オリジナル編に入ってからのアスマのフィーチャーぶりに加えて、サスケに足りなかったものを全て持っているソラの存在が大きかった。特に、ナルトにとって分かり合える友の存在程欠乏していたものもない。それだけに、鏡写しのようなソラの存在が良かった。加えて、アスマとシカマルの最後のやり取りで出た、玉の捉え方に対する含みの持たせ具合が絶妙だった。
オリジナルにしては原作に対してテーマと整合性を揺るがしかねない大事件を扱っており、これまでの及び腰だったオリジナルと比べると大分良かった。
『薬師寺涼子の怪奇事件簿』第6話
折角のサブタイトルと設定なので、メイドさん大活躍かと思ったら、いつも通りのスケールで終わってしまった。設定は壮大なのだからそれに合わせたスケールの映像が来れば良いのだが、テレビシリーズでそれを求めるのも酷か。ただ、放送中に1回でもいいから内実の合ったものがあることに期待したい。
『RD潜脳調査室』第13話
丁度バブルが弾けた頃に少年時代を過ごした波留の回想を中心とした話で、特に美術面での美しさが素晴らしい。東京でも都市の人工建築のビルが立ち並ぶ街並みの美しさ、唐津の海と自然の美しさ、その両面が描かれていて、空き地が無くなるといった、僕自身も体験したことのある時代の流れが映像にあって、BGMに載せて淡々と描かれるアルバムのような内容は胸に来るものがあった。
そうやって昔を懐かしみつつも、残された時間の今とが繋がって、心新たにする終わり方が懐古主義的でないのも良かった。
『ぷるるんっ!しずくちゃん あはっ☆』第44話
今回は東海道中膝栗毛。前にあった大奥の時もそうだったけど、こういうシチュエーション系でのキャラクターの絶妙な配置と定番ネタの合わせ方が上手い。一話完結型の長期シリーズで定番化出来れば地力の高さは間違いない。
『ケロロ軍曹』第224話
大江戸操作網で逮捕しちゃうぞな内容。確かに前に宇宙刑事ネタで出てきた捜査官は課長だったけど、あえて子供に分からないネタを混ぜつつも、分からなくても楽しめる内容に仕上げるのはいつも通りで流石。
『Mission−E』第5話
関西のそれも通天閣、日本橋と僕がよく行く街で一騒動する話で、近未来らしさも見せていて、終始ニヤニヤしてしまった。物語でも主人公と同じ境遇を装う展開で、まだまだ後編に仕掛けもありそうな予感が良い感じ。今回のように見応えのあるSF設定と人間心理の両面が来れば言うことなし。
『スレイヤーズ REVOLUTION』第6話
ふらっと立ち寄った村で一騒動。ただそれだけ。こういう中身空っぽでドタバタだけで引っ張る話は好きだし、この作品に合っていると思う。変にテーマ性のある話で安い説教何ぞするよりは、馬鹿な話も世界と繋がっていて物語にまとまっていく方が気楽に見れる。
『WORLD DESTRUCTION 世界撲滅の六人』第5話
アムロ、シャア、カミーユとZ三昧な演者でベタで地味な話をそれなりに盛り上げて見せた。こういう安めで休めになりそうな話でも仲間意識を見せるという機能はしたので悪くない。
『RD潜脳調査室』第12話
光のない少女の超越的な感覚による表現は、物語でそれなりに見せようとしていたが、視覚でしか感じられない映像で扱うにはかなり無理のある話だった。それでも、逃げずに扱う意欲には敬意を表したい。
『To LOVEる−とらぶる−』第16話
何から何まで古臭い内容で、特にモテの名を関したキャラと取り巻きのコントが絶妙だった。十字の光まであって、話の中身は無いのに見せる内容になっていて、やるなと。
『NeoAngelique Abyss Second Age』第4話
かつての友がタナトスとなり、浄化されずに現世に留まっている。それを晴らす。状況がメインの話とそれとなく被っていて、結果も含めて見立てになっており、救いもあって後味は悪くない。
『Mission−E』第4話
言葉の真意や行動でもって、絆と信頼を見せる内容。それを周囲のシリアスさとは裏腹に、緩いコメディーチックな雰囲気を使って表現する辺りが、この作品らしくて微笑ましい。
感情を感情を表す言葉以外で表すためには、映像と演者双方の演技が高度でないと中々出来ない。しかも、結構省エネな映像で見せるのが憎い。

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