『ケロロ軍曹』第154話
毎年恒例の改変期一大イベント。今回は宇宙の脅威による地球の危機。
面倒臭いコマンド入力で変形合体とか、全員終結とか。変形合体が、超時空要塞でダイダロスアタックのパロディーまでやっておいて、最後は馴染みの奴。こういうパロディーを〆の回に持ってきて纏めるのも、落とし方も、毎度ながら上手い。
次回から、放送日時が変わって、4年目突入。ケロロ師匠の勢いはどこまで続くのか。見ものだ。
『ロケットガール』第5話
1話の時点から気にはなっていたんだけど、今回のはちょっと良くないんじゃないかなと思った。
というのは、宇宙開発の理念や内容は真面目で崇高ともいえるものなのに、そこに集う人達が、コメディーのために無茶苦茶で、もしも結果が悪ければ、違法とか倫理的に拙いであろう行動を取るのが気になっていた。それでも、荒唐無稽な計画に、女子高生が巻き込まれるだけでなく、ガチでやらされていくことや、置かれた状況の特異さ等との対比で、苦笑気味にも見られた。
今回に関しては、前々から酷さを穏やかさで薄めていた親父が取った行動が、どうやっても命に関る規模の話になっていて、笑って見てられない。まあ、次回に奇跡が起こるのだろうなという物語の定型的安心感が無いわけではない。だから、人によってはそれほど気にならない人もいるだろう。僕は、気になってしまいました。野暮だろうけど、ちょっと気になってしまうと、次回に起こるであろう奇跡の感動が、薄まりやしないかと思ってしまった。
それ以外は、とても面白く見られた。管制側や宇宙飛行士の視点としてなのか、よくある氷はなかったけど、それとは別の見応えがあった。打ち上げって色々なメタファーとして見られるけど、どう受け取っても、視覚に訴えるという点では段違いの良さです。
『出ましたっ!パワパフガールズZ』第37話
Aパート、漫画家志望が描く怪力発泡少女隊Zというガールズのパチモノのガッチリした独特の雰囲気と、その印象に合わせた設定にしなければという拘りが光る。絵柄を指摘され人気漫画家になる落ちも悪くない。Bパート、ガールズが試験中の出動禁止に。試験中のそわそわがキャラクターの性格を表していて上手い。代わりに、博士とケンとピーチがどこかで見た気がする格好で出動し、意外と活躍。戻ってきたガールズに、パワパフボーイズZとしてやっていくよと言い放つ。ヒーローへの憧れが上手く表現されていた。今クールあたりから、小慣れてきたといった感じで、毎回平均して面白い。
『ケロロ軍曹』第152話
タイトル通りの『出没!アド街ック天国』のパロディーなんだけど、紹介されるランキングとか全体の雰囲気が本家の雰囲気にそっくりで、ナレーションも本家の方を起用していた。3年もシリーズをやっていながら、関連があるからこそ出来るネタのパロディーをやって、完成度も高く衰えを感じない。4期にも期待できそうだ。
『すもももももも・地上最強のヨメ 』第21話
拠り所とか、思いの先とか、〆に入っているなという内容。半蔵の報われなさと思われっぷりが目立った話。結局何も得るものがないのなら、せめてものイケメン乙も良いかなと。むしろ、毒を飲んだもも子が、片思いを自覚の上であったことの発覚の方が重要か。特に絆があったとも思えないので、どう纏めるのか。
『DEATH NOTE』第19話
松田が馬鹿で迂闊なのは、見ているこちらにとっても作中のキャラクターにとっても同じなんだけど、その馬鹿さと(orzで部屋に突入してしまうとか)今までのあっさり邪魔者が死んでしまう展開の積み重ねが相まって、置かれた危機の迫力が凄い。また、偽名である「松井」を間違えてしまうとやばいのが間違いない状況で、「松田」というサブタイトルが地味に効いて来る。松田とかミサとかの天然キャラクターが名前を言う度に、きっと言わないとは分かっていてもドキドキしてしまった。引っ掻き回すキャラクターはこういう展開で活かして欲しかったという正にそんな回。今回は、演出に加え、サブタイトルも秀逸だったと思う。
『妖逆門』第49話
人間、妖怪、それぞれの色々あった者達が、結束して一つの目標に向かっていく様。振り返る思い出。絶望から、背中を押す兄貴的存在。約束と絆。僕の語彙力では、陳腐な言葉でしか説明できないけど、こういった噛み締める様な演出が、49話も通して見てきた上であると、グッと来る。だから、その気持ちをベタとか斜に構えずに受け止めたい。
『Yes!プリキュア5』第6話
のぞみの天真爛漫さがかれんの素直さを引き出し、強がりではない意志の強さで願うことにより変身出来るまでの流れ。今回のシリーズでは特に食べている姿が強調されていて、モリモリという表現が似合う。そういう姿が人間味を強調して、そこでのやりとりが些細な談笑であっても結果を納得させるだけのものを感じさせる。とりあえず、5人揃ってバンクを省略せずに通しでやると長いが、こういう時にやっておかないと。まあ、5人なので今後の省略版バンクがどういったものになるのか気になる。
最後に、かれんはツンデレではなく、強がりで照れ屋です。
『ぷるるんっ!しずくちゃん』第22話
Aパートでは、かしまし娘風のアメの妖精が出てきて、ホワイトデーにとっておきのプレゼントがあるといって連れて行かれたら、ものを買わされるのかと思うも、自分で作れと言う。こういう最後の落とし所は、毎回為になるなと思わせて上手い。
Bパートでは、新しい先生が出てくるも、またもや天然。基本的に、天然、照れ屋、ツッコミ、置いてけ堀しか出てきませんな。
悪意が少なく、笑わせて、たまに気持ちよくさせるのが本当に上手い。
『護くんに女神の祝福を!』第21話
今更ビアトリスのせいで狙われているのだからとか、頑張って特訓したんだから何があっても大丈夫とか、言ってるキャラは安心出来ているかもしれないけど、見ているこちらは、「今更、悩むことかよ。」とか「いや、あぶないだろ。」とか思ってしまうわけで、嵐が来るんだから万全にして挑もうよと思ってしまって、この後起こる奇跡の価値を下げるのはどうかなと思った。
もっと直球で、ボーイミーツガールが良いな。って、僕がショタからお姉さんへの直球が好きなだけですけどね。
『Venus Versus Virus』第7話
色々と過去のこととか、そこから続く因縁と、この先についてが解ってきたが、そのことが果て無き欲求以外の理由で行われたとは思えず、それにしては堀下げが足りないかなと思った。世界をどうこう、命をどうこうには、そうしなければと思わせるだけの念が篭っていないと弱いかなと。最終的に日常を奪おうとするエゴとそうはさせないとするエゴがぶつかるのだろうから、なおのこと内面が見えてこないと伝わってこないかなと。そろそろ、少女が暴れるだけにしか受け取れない映像で感情を動かすのも無茶かなと思う。仮に、力技で行くとしても力不足と思います。
『ロケットガール』第3話
月面着陸は宇宙の絡んだ色々な作品で重要な役割をもって何度も出てきているが、高揚感とか動機付けとか宇宙開発といえば、といった具合で、直接的な暴力無しで進歩を感じさせてくれる歴史の貴重な瞬間として、これ程のものは他になく、何回見ても良いものだなと思った。それが話に対して上手く機能しているのなら、なおのこと。
『武装錬金』第23話
過去の延長が今であるが、互いの過去を知らない2人にとって、共通となり得るものがある。それは、今の延長にある未来だ。それがどんな形であれ、一心同体であろうという誓いを立てるのが今回の話。
一見すれば、全ては非日常的な闘いに巻き込まれ変わってしまったが、それも含めて日常であり、所々に挟まれる照れのあるやり取りが、それを一層引き立てる。気高い斗貴子さんの照れとか、真っ直ぐに意固地なカズキとの絆や、風変わりな妹やクラスメイト達との絆。そういうものに弱いんですよね、僕は。
『がくえんゆーとぴあ まなびストレート!』第9話
前回から続いている署名活動は、学生運動風の流れから一転して、その実現性の低さに興味や価値観の変貌といった現代へと続く心理を辿り頓挫しようとしていた。
そんな折に、新校歌の放送を乗っ取って流れるまなび達の風景。それは、今までビデオカメラ好きのマスコット的に存在していた桃葉の映像であり、その真っ直ぐで陽気な雰囲気と彼女も仲間であったことが伝わってくる。それに加え、吹溜り組の象徴である所の彼女達は、一体感や楽しみたいという欲求によって突き動かされている。
それは、現実では必ずと言って良い程に頓挫する吹溜り組の妄想でしかなく、本当は対象も小さめなのだろうが、この作品ではそこからもっと発展して、自分達の集団だけでなく、学園全体を対象とした大きなものになっている。
アニメとしては、女子校の少女達の姿を利用して間口を広げてあるが、ここでは、学園祭は青春の象徴としての意味を持っているだけでなく、誰もが参加できるものとして描かれている。本来なら、素晴らしい人々の素晴らしい人々だけを対象とした中位の規模、要は吹溜り組を対象外としたものである所の学園祭、もっといえば、青春を誰もが享受できるものとして成功させようという運動になっている。たとえそれが、いじけだろうと、妄想での憂さ晴らしによるものであろうと、疑似体験でしかなくても、素晴らしい。ゆえに、心を打つのだ。
他にも、聖桜の理事長が社会的に無価値ではないかと自問した青春を肯定出来、任せて見守ろうとする流れ。兄の彼女として砕ける愛洸の理事長とかも良かった。
『結界師』第17話
謎があるという事実が分かってきて、異変も起こり始めて、この間の不審者との関りへ発展していきそうだ。やっとこさ、謎を探るという目的ができた。今までの、しきたりがあってその中でヒロインを守ることや、美味い洋菓子を作るといった目的は、話を引っ張っていくには弱かったので、やっと序盤の説明が終わったということになるか。今後は今までの目的の継続に加え、自主的に謎や敵と闘うことになるだろう。その過程で、葛藤や挫折や努力が行われるのだろうし恋もあるだろうから、盛り上っていくだろう。ただ、今までのギャグ不発の傾向が危険ではある。
『Yes!プリキュア5』第5話
今まで、1話1人の変身を果たしてきたわけで、今回も蝶が出てくるまでの流れはそれまでの各話と似たようなもので、やっぱり単調に1話につき1人ずつ増えていって5人になって馴れ合うだけなのかと思っていたが、蝶が消滅した。そうきたか、主人公がキュアドリームでドリームコレット?だかが出てくるということは今回は夢がテーマなのだろう。それならば、5人目候補者は夢もなく現実で役割をこなしていくだけの日常を過ごしているわけで、これは理想像からすれば遠い状態にある。よって、現状では変身できないのも納得できる。次回以降に夢と向き合うようになるだろうから、それによって本作の明確な方向性が決まることになるだろう。それが、どういう形になるか見ものである。
『デルトラクエスト』は全体的に悪くない内容なんだけど、ちょっと探索や冒険の質感が弱い。
具体的には、進行している場所とか位置関係が今一つ分からない上、成長する要素や過程もなく知恵を絞りきったりもしないで、宝石の力やちょっとした偶然によって強敵を倒していく流れが辛い。いくらなんでも、典型的冒険が現代日本で現実味がないなどと言うつもりはないが、もう少し滑らかさがあっても良いかなとは思う。
溜まっていたのを見た。

『ときめきメモリアル 〜Only Love〜』第14話
幼馴染、金髪、ポニテ、アイドル、猫かぶり、S、武等派、名前がゆかりで声もゆかり。やってくれましたね。ここまで直球のキャラクターも初めてです。絶対に釣られんぞ貴様らー。じわじわと、どころか完全に釣られました。
と、冗談はおいて、主人公に対してゲームで言う所のNPCがあぶれ具合に対し僻んでくる展開とか、雨宮伝説を語るキバヤシと愉快な仲間達(適当)の一歩引いた上での友情のように真からも理からも全力で遠ざかる内容。加えて、この世界観に主人公さえもツッコミを放棄してしまうのはやっぱり取っ付き難くなっている原因でしょうな。
『DEATH NOTE』第17話
男の演者、特にオッサン連中が胸焼けしそうな程濃い。そんな中で、妹やミサに高田の浮きが激しい。その浮きが少年漫画の域を超えない範囲でしかない関係の中でやられると思うと引っ込んでろと思ってしまって残念だ。言い方は悪いけど、やっぱり男と男の絶妙なバランスで繰り広げられるやりとりの前には女子供は引っ込んでろと思ってしまう。狡猾さもなく無邪気なだけとか高田はあれだけど他は中々の技量なだけに勿体無い。そういうのとは縁遠い、次に誰を殺すか会議の雰囲気とか、本当にグッとくる。
『Yes!プリキュア5』第4話
5人出すって縛りの上なんだろうけど、4人目までが出た段階になってもとりあえず敵と闘うことに疑問もなく、闘いによって傷つくって発想に行き着かないのはどうかと。それをいったら話が進まなくなるとはいえ、何時までも騙し続けられることでもないので何時か触れる必要はあるかなと。今回と予告を見る限り、どうも5人目が戦士に変身出来るようになったからといって即打ち解けるような雰囲気がしないので、そこに絆が出来上がる過程で魅せてくれるものと期待したい。

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