しっくりこない
2009年8月6日 放送中のアニメの感想とか『東京マグニチュード8.0』第3話
毎回出るテロップでの重々シミュレーションした結果に基づいてということからすると、災害の後の質感や画面作りは良く出来ていると思う。だけど、いくら危機感に欠けるといっても自然な感性ならば、いざ燃える街並みと瓦礫の山を目の当たりにして現実味の無い感覚で居られるかは疑問だ。テレビの画面を通してでなく自分で揺れを体感し目で見た結果のシミュレーションであり、それをテレビの画面を通して見ている身としてはモヤッとした。
毎回出るテロップでの重々シミュレーションした結果に基づいてということからすると、災害の後の質感や画面作りは良く出来ていると思う。だけど、いくら危機感に欠けるといっても自然な感性ならば、いざ燃える街並みと瓦礫の山を目の当たりにして現実味の無い感覚で居られるかは疑問だ。テレビの画面を通してでなく自分で揺れを体感し目で見た結果のシミュレーションであり、それをテレビの画面を通して見ている身としてはモヤッとした。
完熟
2009年8月5日 放送中のアニメの感想とか『フレッシュプリキュア!』第25話
イースからせつなになったことで一層目立つ世間ずれというか慣れていない感じと、パッションとか熟れたてフレッシュといった単語が相まって何ともいえないドキドキが。まあ、パッションフルーツは熟れてから採るので熟れたては新鮮なのだけど、別の意味で受け取れるように用意されているのは明らだ。
と、冗談というか熱弁は置いといて。勧善懲悪では敵や味方と第三者といった立場が明確なだけに、敵と味方の中間の存在として揺らぐパッションの話が盛り上るの当然といえよう。そこに一石投じるのがギャグ担当のウェスターで、お馬鹿だけに簡潔で本質を突く言葉が出てくる立ち回りが巧妙だった。
イースからせつなになったことで一層目立つ世間ずれというか慣れていない感じと、パッションとか熟れたてフレッシュといった単語が相まって何ともいえないドキドキが。まあ、パッションフルーツは熟れてから採るので熟れたては新鮮なのだけど、別の意味で受け取れるように用意されているのは明らだ。
と、冗談というか熱弁は置いといて。勧善懲悪では敵や味方と第三者といった立場が明確なだけに、敵と味方の中間の存在として揺らぐパッションの話が盛り上るの当然といえよう。そこに一石投じるのがギャグ担当のウェスターで、お馬鹿だけに簡潔で本質を突く言葉が出てくる立ち回りが巧妙だった。
どこのイデオロギーなのやら
2009年8月4日 放送中のアニメの感想とか『戦場のヴァルキュリア』第17話
三角関係のレイシズムの辛気臭さとが相まって嫌な雰囲気が漂っている中を辛うじて保っていたキャラクターの退場が辛い。原作通りなのかもしれないけど、これまでの流れで心新たに前へとか戦争の悲惨さといったフィクションで現実に訴えかけるような典型的欺瞞を直球で放ってきそうな気配がプンプンするのはやばい。
スカッとしないのに感情に訴えかける演出を見せられても嘘臭いだけだ。
三角関係のレイシズムの辛気臭さとが相まって嫌な雰囲気が漂っている中を辛うじて保っていたキャラクターの退場が辛い。原作通りなのかもしれないけど、これまでの流れで心新たに前へとか戦争の悲惨さといったフィクションで現実に訴えかけるような典型的欺瞞を直球で放ってきそうな気配がプンプンするのはやばい。
スカッとしないのに感情に訴えかける演出を見せられても嘘臭いだけだ。
偉大なる動きの話
2009年8月3日 放送中のアニメの感想とか『化物語』第4話
動きが少ない本編も個々の画面自体に手間が掛っているように見えるが、動きの面白さという魅力は偉大だと教えてくれる力強いOPが全てを持っていった。それは静あっての動、動あっての静と言わんばかりで、毎度毎度演出に凝る作風なのだから、逆に動きをふんだんに取り入れた演出が見たいと思ってしまった。
動きが少ない本編も個々の画面自体に手間が掛っているように見えるが、動きの面白さという魅力は偉大だと教えてくれる力強いOPが全てを持っていった。それは静あっての動、動あっての静と言わんばかりで、毎度毎度演出に凝る作風なのだから、逆に動きをふんだんに取り入れた演出が見たいと思ってしまった。
懐かしい話
2009年8月2日 放送中のアニメの感想とか『銀魂』第167話
バーチャのポリゴンとか昔の話と並行してウィルスにより段々と退化して仕舞いにはドット絵になるハイテクロボたまが面白かった。特にドット絵が妙に手が込んで見えて逆に手間が掛ってしまうのも現実同様なのではないかと思える力作が流石。それに、ドラクエ発売後の時事ネタとしても機能していて隙が無い。
バーチャのポリゴンとか昔の話と並行してウィルスにより段々と退化して仕舞いにはドット絵になるハイテクロボたまが面白かった。特にドット絵が妙に手が込んで見えて逆に手間が掛ってしまうのも現実同様なのではないかと思える力作が流石。それに、ドラクエ発売後の時事ネタとしても機能していて隙が無い。
細かい話
2009年8月1日 放送中のアニメの感想とか『プリンセスラバー!』第3話
立ち合いの場面が気になった。構えは美しいのだけど、フェンシングのような抜き身からの打突とあの構えの居合いで居合いの方が速いのはどうも違和感があった。刀を抜くというよりは鞘を抜く感じで抜かないと遅い気がするのだが、そこは野暮な話か。
上流社会に対しての庶民感覚や一定の作画水準とかが健闘していて、思いの他チープな要素が少ないだけに変に気になった。
立ち合いの場面が気になった。構えは美しいのだけど、フェンシングのような抜き身からの打突とあの構えの居合いで居合いの方が速いのはどうも違和感があった。刀を抜くというよりは鞘を抜く感じで抜かないと遅い気がするのだが、そこは野暮な話か。
上流社会に対しての庶民感覚や一定の作画水準とかが健闘していて、思いの他チープな要素が少ないだけに変に気になった。
あるがまま
2009年7月31日 放送中のアニメの感想とか『宙のまにまに』第3話
前回の星空の直後に改めて作り物であるプラネタリウムを持ってくることが対比になっていた。特に、どちらも描き絵なのだけど、質感に明確な差があって、プラネタリウムがより作り物だということが強調されていたことに感心した。その上で、どちらの星空も綺麗に作られていて貴賎を比べることもなく相乗効果でより綺麗に見えて良かった。そういう見せ方とヒロインの自然体が心地良い。
前回の星空の直後に改めて作り物であるプラネタリウムを持ってくることが対比になっていた。特に、どちらも描き絵なのだけど、質感に明確な差があって、プラネタリウムがより作り物だということが強調されていたことに感心した。その上で、どちらの星空も綺麗に作られていて貴賎を比べることもなく相乗効果でより綺麗に見えて良かった。そういう見せ方とヒロインの自然体が心地良い。
ショック
2009年7月30日 放送中のアニメの感想とか『家庭教師ヒットマン REBORN!リボーン』第142話
回想というか新章の説明が少なくなって本編時間が長くなったのは良いが、本編終了後の「ハルのハルハルインタビューでんじゃらす」が無くなったことと、長くなった次回予告にかなりの違和感を覚えた。特にああいう感じの2次創作的な1次創作コーナーが好きだっただけに、無くなったのが残念だ。
回想というか新章の説明が少なくなって本編時間が長くなったのは良いが、本編終了後の「ハルのハルハルインタビューでんじゃらす」が無くなったことと、長くなった次回予告にかなりの違和感を覚えた。特にああいう感じの2次創作的な1次創作コーナーが好きだっただけに、無くなったのが残念だ。
話は続くよどこまでも♪
2009年7月29日 放送中のアニメの感想とか『涼宮ハルヒの憂鬱』何回目かの8
カットや細かな部分を変えても大筋が同じものを何回も見せられるのは疲れる。落ちというか区切りを求める姿勢で臨むとまた同じ内容を見せられることで、このエピソードが終わかもしれないことを次回の引きとされると辛い。しかも、こちらが数回見たら落ちが容易に想像出来るものに、メタ視点を持つキョンが気付かないのは不自然に思える。
とまあ、そんなメタ視点で見られないと見続けるのは難しい感じ。
カットや細かな部分を変えても大筋が同じものを何回も見せられるのは疲れる。落ちというか区切りを求める姿勢で臨むとまた同じ内容を見せられることで、このエピソードが終わかもしれないことを次回の引きとされると辛い。しかも、こちらが数回見たら落ちが容易に想像出来るものに、メタ視点を持つキョンが気付かないのは不自然に思える。
とまあ、そんなメタ視点で見られないと見続けるのは難しい感じ。
娯楽的
2009年7月28日 放送中のアニメの感想とか『CANAAN』第2話
クールとかサスペンス一辺倒でなく、取材チームのコミカルが上手い味付けになっていて、深遠な背景があって重々しさを見せられて白けるというか疲れることなく見られて良かった。また、コミカルでありながら狂言回しにもなっていることで、この手の作品から受けるいやらしさが軽減されていた。カーチェイスやカナンのアクションといった見せ場も用意されていて、今までこの手の系統になかった作品を予感させる。
クールとかサスペンス一辺倒でなく、取材チームのコミカルが上手い味付けになっていて、深遠な背景があって重々しさを見せられて白けるというか疲れることなく見られて良かった。また、コミカルでありながら狂言回しにもなっていることで、この手の作品から受けるいやらしさが軽減されていた。カーチェイスやカナンのアクションといった見せ場も用意されていて、今までこの手の系統になかった作品を予感させる。
感性の表現は難しい
2009年7月27日 放送中のアニメの感想とか『宙のまにまに』第2話
青空の美しさを描き絵で見せるのにそれほど違和感は抱かないが、夜空のそれも星空は綺麗だけど質感が露骨に描き絵であり、展開に上手く盛り込んでも難があった。まあ、そんなのは折込済みで見られる私には振り返らなければそれほど気にならないけど、気になる人は気になりそうな気がした。
青空の美しさを描き絵で見せるのにそれほど違和感は抱かないが、夜空のそれも星空は綺麗だけど質感が露骨に描き絵であり、展開に上手く盛り込んでも難があった。まあ、そんなのは折込済みで見られる私には振り返らなければそれほど気にならないけど、気になる人は気になりそうな気がした。
『東京マグニチュード8.0』第1話
もしも東京にマグニチュードなタイトルそのまんまの内容で、平和というか安寧というか日常に不自由さを感じていることを長々見せた後に落差として天災を持ってくる。シミュレーションに基づいた見せ方は充実している。
シミュレーションへの忠実さよりは、その状況におけるキャラクターの心理をいかに見せるかが大事だと思うのでそれ次第で、作品なのか防災PRなのかが分かれると思われる。
もしも東京にマグニチュードなタイトルそのまんまの内容で、平和というか安寧というか日常に不自由さを感じていることを長々見せた後に落差として天災を持ってくる。シミュレーションに基づいた見せ方は充実している。
シミュレーションへの忠実さよりは、その状況におけるキャラクターの心理をいかに見せるかが大事だと思うのでそれ次第で、作品なのか防災PRなのかが分かれると思われる。
準備
2009年7月25日 放送中のアニメの感想とか『クロスゲーム』第15話
物語の見せ方というか手続きに丁寧であり地味にも見えるが、王道の展開で冗長さを感じさせないところが上手い。具体的にどこが良いのかは挙げにくいが、気持ちの見せ方があって、全体の雰囲気というか調和に繋がっているところか。
部分よりも全体が良いってのはかなり希なことで、具体的に褒めにくいけど続きが見たくなってしまうことにちょっと戸惑う。
物語の見せ方というか手続きに丁寧であり地味にも見えるが、王道の展開で冗長さを感じさせないところが上手い。具体的にどこが良いのかは挙げにくいが、気持ちの見せ方があって、全体の雰囲気というか調和に繋がっているところか。
部分よりも全体が良いってのはかなり希なことで、具体的に褒めにくいけど続きが見たくなってしまうことにちょっと戸惑う。
4人目
2009年7月24日 放送中のアニメの感想とか『フレッシュプリキュア!』第23話
まあ、パッションフルーツなのだろうけど、情熱の意味で受け取れるようなイースがベースになったキュアパッションはやばい。とりあえず、喋りが加味された破壊力を堪能出来た。
と、冗談か本気かはさておき。立ち居地という意味ではかなり複雑であり見せ所のある位置付けで、他のキャラクターが霞むような印象さえ受ける。慣れてしまうまでが賞味期限な気もするが、自分の立ち居地に戸惑うような展開があるようで、当面は楽しめそうだ。
まあ、パッションフルーツなのだろうけど、情熱の意味で受け取れるようなイースがベースになったキュアパッションはやばい。とりあえず、喋りが加味された破壊力を堪能出来た。
と、冗談か本気かはさておき。立ち居地という意味ではかなり複雑であり見せ所のある位置付けで、他のキャラクターが霞むような印象さえ受ける。慣れてしまうまでが賞味期限な気もするが、自分の立ち居地に戸惑うような展開があるようで、当面は楽しめそうだ。
こっそり
2009年7月23日 放送中のアニメの感想とか『化物語』第2話
エロチックなOPに本編の内容が毒気の強い割には省エネで、それが全体的に痛い感じがして中坊前回で、たぶん作品の持ち味といつもの演出との噛み合せが上手く行っているのだと思った。ただ、ちょっと直視し辛いというか、一人で見たい作品ではある。
エロチックなOPに本編の内容が毒気の強い割には省エネで、それが全体的に痛い感じがして中坊前回で、たぶん作品の持ち味といつもの演出との噛み合せが上手く行っているのだと思った。ただ、ちょっと直視し辛いというか、一人で見たい作品ではある。
『狼と香辛料II』第1話
制作スタジオが変わって、間が開いてのシリーズ再開なので少々不安だったが、蓋を開けてみれば、会話の合間で回想を挟んで振り返る作りでテンポを損なわず見せるようになっていて安心した。会話そのものが見所として作られている作品なので一々楽しい。
制作スタジオが変わって、間が開いてのシリーズ再開なので少々不安だったが、蓋を開けてみれば、会話の合間で回想を挟んで振り返る作りでテンポを損なわず見せるようになっていて安心した。会話そのものが見所として作られている作品なので一々楽しい。
『大正野球娘。』第1話
時代考証はそこそこに、野球を知らない娘達が初めての野球に悪戦苦闘する様を見せるための方便に大正があるといった感じ。となると、旧時代の価値観や0からの出発といったスポ根的な部分も加えた時代ものらしさが見所か。
時代考証はそこそこに、野球を知らない娘達が初めての野球に悪戦苦闘する様を見せるための方便に大正があるといった感じ。となると、旧時代の価値観や0からの出発といったスポ根的な部分も加えた時代ものらしさが見所か。
『プリンセスラバー!』第1話
お姫様とか実は有力グループの御曹司とか、見慣れた人には突飛に感じない突飛な設定で、グループ総帥が若本御大とくれば、もはや出落ち。心なしかヒロイン達のビジュアルも既視感がある。
どう転んでも名作になる気配はないが、娯楽に徹して楽しませようとする姿勢や説明的でない会話に好感が持てる。
お姫様とか実は有力グループの御曹司とか、見慣れた人には突飛に感じない突飛な設定で、グループ総帥が若本御大とくれば、もはや出落ち。心なしかヒロイン達のビジュアルも既視感がある。
どう転んでも名作になる気配はないが、娯楽に徹して楽しませようとする姿勢や説明的でない会話に好感が持てる。
『CANAAN』第1話
女スパイアクション系とでもいうべきか。謎だらけの中で起こる事件を二人の視点から見せる作りになっていた。どうも、一方通行である映像媒体とこの手のジャンルの手法とは親和性が低いように思っているが、この作品からもそんな臭いがした。それは全くの直感だが、もし1クールなら、見せ方が大き過ぎるように思えるからだ。
結局、アクションとそれを要求する話の流れと謎の内容そのものが納得出来るかどうかを見守ることになる。
女スパイアクション系とでもいうべきか。謎だらけの中で起こる事件を二人の視点から見せる作りになっていた。どうも、一方通行である映像媒体とこの手のジャンルの手法とは親和性が低いように思っているが、この作品からもそんな臭いがした。それは全くの直感だが、もし1クールなら、見せ方が大き過ぎるように思えるからだ。
結局、アクションとそれを要求する話の流れと謎の内容そのものが納得出来るかどうかを見守ることになる。
『宙のまにまに』第1話
元気溌剌というかトラブルメーカーなヒロインの有り余る活力が魅力的に描かれていて、やれやれと思いつつもまんざらでもない主人公が巻き込まれていく様が丁寧にかつ上手く省略し、語らずに見せることが出来ていた。
星空の質感が実物の持つ質感を越えることは難しいと思うので、如何に物語の中で持つ意味を加味するのかが見せ所に思ったが、ラブコメで引っ張る流れもあるのでじっくり見たい。
元気溌剌というかトラブルメーカーなヒロインの有り余る活力が魅力的に描かれていて、やれやれと思いつつもまんざらでもない主人公が巻き込まれていく様が丁寧にかつ上手く省略し、語らずに見せることが出来ていた。
星空の質感が実物の持つ質感を越えることは難しいと思うので、如何に物語の中で持つ意味を加味するのかが見せ所に思ったが、ラブコメで引っ張る流れもあるのでじっくり見たい。