『大正野球娘。』第8話
人々の過剰な期待に対して事態はあらぬ方向へ向かう。人の過剰な期待と真面目な行動との差で生じる恥ずかしい空気が予定調和に醸成されていく様にニヤニヤしっぱなしだった。こういう全くの番外編というわけでもない程度に本筋から逸れた話が好きだ。
『イナズマイレブン』第47話
新キャラの爽やかサーファーが高い身体能力でサッカー未経験ながらも強力なシュートを放つ。始めは勢いよくやらせてもらえるものの、技術面では練習を積んだキャラに追いつけない様を見れただけで満足。基本ワンパタなんだけど、こうして頑張る姿に意味を持たせるだけで随分違うものだ。
『遊戯王5D’s』第74話
何故か、Dホイールでのアクションが満載。スピードを克服しないと新たなる可能性には至れないとか、毎度毎度カードゲームと関係ないのはご愛嬌。披露したアクセルシンクロの効果はオフィシャルで再現するまでもなく凶悪の一言に尽きる。結局、強さにはそれを上回る強さですよね。昔から、それが玩具を売るということだったなと。
『宙のまにまに』第9話
これまた一波乱ありそうな煩悩直撃系の才女からのビデオレターを受けての続き。さながら、完璧超人からの挑戦状といったところか。引っかき回すのかと思いきや最初から配備先が部長なのは上手い。
『東京マグニチュード8.0』第8話
そういう気はしていたけど、そういうことなのだろう。苦難の中にあっての光明というべき擬似家族の要素があるからこそ保ってきた均衡が歪みはじめた。擬似ドキュメンタリーだからとはいえ、ハッピーエンドじゃない展開はどうも……。
『蒼天航路』第11話
呂布の作り出す血の海によって、高まっていた士気が一気に反転する反董卓連合。呂布と単騎にて渡り合う関羽との一騎打ちを挟んで膠着する両陣営。董卓本人の計略により敗走する反董卓連合といった具合に将の躍動とそれが与える影響で二転三転する士気が楽しかった。
『フレッシュプリキュア!』第30話
フェレット似の妖精という設定なので、獣医が見れば分かるという大雑把さは今回のシリーズらしい。また、主人公の周辺で事件が起こるのはいつもながら、ご町内という身近だけど距離を置いた他人も絡む形はこれまでのシリーズとは趣を変えている。まあ、落ちはベタで読めていたが細かいネタの選別や人情仕立ての展開とナケワメーケと愉快な仲間達の絡みの馬鹿馬鹿しさもあって楽しい。
『獣の奏者エリン』第33話
籠の鳥と王獣の置かれた状況に自分を重ねるキリクの自由に飛びたかったのに、飛べるはずがない、飛んで欲しくない、飛ばないべきだ、いや本当は飛べるはずだ、飛べ、嗚呼飛んだのかといった心理的変遷がありありと描かれる。エリンはエリンで野生の動物としての王獣を尊重しようとする。それを受けた流れで飛翔する王獣リランには飛翔時に輝く視覚的美しさも加わって、雛の巣立ちを見守るドキュメンタリーのように思える。だが、それは決して巣立ちではなく、かえって自由からは遠い籠の中にいることを強調する形になっている。そうした埋めようもない溝が不幸を予兆しているようで暗い影を落としているが、その中にあっても明るく力強い意思や息遣いがあって見入ってしまう。
『大正野球娘。』第7話
時代を感じる辻切り風の格好でも声からしてばればれなのに、辻打ちや辻投げと称して行う勝負の馬鹿馬鹿しさ。当然ながら、全てを承知で釘をさされる場面も予定調和。まあ、魔球というか恐らくは変化球に気づくことが話の全てとはいえ、馬鹿馬鹿しい話の中で偶然発見するのが良い味付けになっていた。
『涼宮ハルヒの憂鬱』第22話
あの繰り返しでのフラストレーションの後にこれほどまでハルヒに対する悪感情を抱かせる展開で涼宮ハルヒ「の」というよりは「に」なのを改めて思う。メインキャラに怨嗟を集めることが作品に対する印象を悪く感じるわけで、それが今後の展開でどういう演出として昇華されるのか。むしろ、それが不発に終わると致命的な気もする。
『銀魂』第172話
久々によろずや一行に関わりのない1話完結のコント。悪人顔を攻め立てる真選組一行のもっともらしい心理的駆け引きとそれが予想通りに展開する。勿論落ちも含めて予定調和満載なので楽しい。
『遊戯王5D’s』第73話
ゲームのシステム上、シンクロ召喚で召喚されるモンスターも素材も強過ぎるのは明白で、その事実に対して販促を至上命題とする作品で商品に対するメタ言及が出るとは面白い。それだけ思わせぶりにしておきながら、新しい力を見せてやるといわんばかりの謎の男で次回の引きに持ってくる商魂豊かな展開が面白い。
『フレッシュプリキュア!』第29話
作中での扱い全てが色物なカオルちゃんが、エージェントとして大活躍。カオルちゃんがグッと身近になったとういか遠退いたというか、確かなことは要所要所において重宝されてきたカオルちゃんと彼のドーナツがこの作品に欠かせないことだろう。
『宙のまにまに』第8話
予算獲得を目標に掲げた自作プラネタリウムも、作り物ではあるがそれゆえにより強い思い入れを通した心象として見せられているようで、とても綺麗だった。
『フレッシュプリキュア!』第28話
思い出の中での邂逅と思い出に浸りたい弱さを押してくれる厳しさの中にある優しさ、それはベタだけど好きだ。それを気持ちよく見せることを第一に据えた内容で、久しぶりに主人公として目立てた回だった。
『フレッシュプリキュア!』第27話
4人の浴衣姿という露出出来ない作品において夏らしさのあるサービス回でありながら、狙いの良く分からない芸人ゲスト再びもやってのける盛り沢山の内容。ツッコミ担当の長台詞は息遣いが少々辛かった。そう考えるとカオルちゃんは結構良いのかも。
それはさておき、憑依したものの特徴を表現しているナケワメーケの掛け声だが、今回のお面のそれはお祭りらしさもあって特に面白かった。
『狼と香辛料II 』第7話
次に繋がる内容もあるにはあったが、大半がイチャイチャで終わってしまった。それをニヤニヤ見るのがこの作品の楽しみ方だとはいえ、9割8分位イチャイチャしていたような印象で、これはこれで崩しに思えた。
『NARUTO 疾風伝』第123話
いくら強力な技の応酬を見せられても、片方が敗北の描かれないキャラだと茶番でしかない。折角のアクション全開も見切られるか既に幻術落ちしかないと思えば逆に白ける。まあ、常々サスケという存在が人気に反比例するかのように作品の構造を脆弱にしていると思っている前提で見れば大体残念に見えるのだが……。
『プリンセスラバー!』第7話
唐突な婚約者の登場に波乱の予感を含みつつ、婚約者役がベテランというだけで今後の展開を読めそうな感じ。まあ、訓練済みの人にはそういう具合に、訓練中の人には訓練な作品ではある。逆にも持っていける感じだが、たぶんベタだろう。
『イナズマイレブン』第45話
新たなる宇宙人は更なるインフレで、イレブンは手も足も出ない。おまけに、古参組からインフレを指摘するメタ視点の批判と諦めによる脱落者が現れる具合で、インフレのパターンを踏襲しつつ崩すだけでなく、新作用の新キャラを上手く加入させて再登場の布石にもなる一石二鳥どころか三鳥で上手い。でも、再登場がないととても寂しいのも事実。

< 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 >

 
okm

この日記について

日記内を検索