なめとんのか
2007年11月19日 放送中のアニメの感想とか『キミキス pure rouge』第7話
何でも手に入れる奴がいることをリアリティーに欠けているとはいわないが、フィクションで万人に伝えることが難しい音楽によることを夢としたキャラクターとなれば話は別。クールを気取っておいて恋も夢も両取りでは、ポーズで音楽やっているようにしか見えない。音楽単体でこちらを感動させることは不可能に近いので、話の筋や努力の描写や力の入った作画等のように総合的に感動へ誘導するものが必要だろう。
それと比べると、味音痴ネタは度が過ぎているがキャラクターの新たな一面を見せるために上手く機能していたと思う。
まあ、最大公約数的なモテキャラに気に入ったキャラクターをあっさり持っていかれた逆恨みでけちを付けているだけなんだけどね。
何でも手に入れる奴がいることをリアリティーに欠けているとはいわないが、フィクションで万人に伝えることが難しい音楽によることを夢としたキャラクターとなれば話は別。クールを気取っておいて恋も夢も両取りでは、ポーズで音楽やっているようにしか見えない。音楽単体でこちらを感動させることは不可能に近いので、話の筋や努力の描写や力の入った作画等のように総合的に感動へ誘導するものが必要だろう。
それと比べると、味音痴ネタは度が過ぎているがキャラクターの新たな一面を見せるために上手く機能していたと思う。
まあ、最大公約数的なモテキャラに気に入ったキャラクターをあっさり持っていかれた逆恨みでけちを付けているだけなんだけどね。
無駄に見える重要
2007年11月17日 放送中のアニメの感想とか『灼眼のシャナII』第7話
池が吉田さんを喜ばせるためにスケジュール管理能力を振るう話。本当に一話丸々それだけで、敵や敵かもしれない新キャラのことに関する真面目な話は一切なく、池が真面目で不器用ながらも吉田さんがとても好きだということと、その気持ちがどこか空回りしていることが端々に見えた。無駄に見えるが、作品を底支えするキャラクターの関係性や内面が見えてくる重要な回だった。
一見クールな池の意外な一面が垣間見られるのはベタだけど、なるほど前のシリーズで女の子に好かれるだけのものはあったなと思わせられた。こういうのが前のシリーズに足りなかったものだと思うので大事に見ていきたい。
池が吉田さんを喜ばせるためにスケジュール管理能力を振るう話。本当に一話丸々それだけで、敵や敵かもしれない新キャラのことに関する真面目な話は一切なく、池が真面目で不器用ながらも吉田さんがとても好きだということと、その気持ちがどこか空回りしていることが端々に見えた。無駄に見えるが、作品を底支えするキャラクターの関係性や内面が見えてくる重要な回だった。
一見クールな池の意外な一面が垣間見られるのはベタだけど、なるほど前のシリーズで女の子に好かれるだけのものはあったなと思わせられた。こういうのが前のシリーズに足りなかったものだと思うので大事に見ていきたい。
数値化できないものの可視化
2007年11月16日 放送中のアニメの感想とか『バンブーブレード』第6話
強さを見せることは容易だが、それを比べるとなると難しくなる。そのために、実際に対決させて結果を比べたり、数値化してみたりといった方法がある。この作品では、画面を通して伝わってくる映像の勢いと二回対戦を見せることでそれがなされており、勢い以外の細かい部分も充実していて十分に伝わってきた。
それだけでなく、コミカルな猫や武礼葉が暗黙に了解されるような馬鹿馬鹿しい部分も残っていて、硬軟の織り交ぜが上手い。
強さを見せることは容易だが、それを比べるとなると難しくなる。そのために、実際に対決させて結果を比べたり、数値化してみたりといった方法がある。この作品では、画面を通して伝わってくる映像の勢いと二回対戦を見せることでそれがなされており、勢い以外の細かい部分も充実していて十分に伝わってきた。
それだけでなく、コミカルな猫や武礼葉が暗黙に了解されるような馬鹿馬鹿しい部分も残っていて、硬軟の織り交ぜが上手い。
かくあるべし
2007年11月15日 放送中のアニメの感想とか『みなみけ』第6話
マコちゃん登場までの馬鹿馬鹿しさと、その後の展開の馬鹿馬鹿しさが面白かった。何より、マコちゃんが可愛く描かれていた。そうやって馬鹿馬鹿しさを引っ張っていく上で必要なことが出来ている。力の使い方はかくあるべし。
マコちゃん登場までの馬鹿馬鹿しさと、その後の展開の馬鹿馬鹿しさが面白かった。何より、マコちゃんが可愛く描かれていた。そうやって馬鹿馬鹿しさを引っ張っていく上で必要なことが出来ている。力の使い方はかくあるべし。
有難味が
2007年11月14日 放送中のアニメの感想とか『レンタルマギカ』第6話
意味有り気に引っ張ってきて、実際に意味があった眼帯の下の眼。その眼の見せ方が、毎回引っ張ったわりにはリスクを見せ切れてないし、あっさりと解放したので今一つ有難味がなかった。
たぶん、その設定とそれを受け手の行動はアストラルという集まりと双璧を成すこの作品の根底にある見せ所だと思うので、次回以降で上手く見せてくれることに期待したい。
意味有り気に引っ張ってきて、実際に意味があった眼帯の下の眼。その眼の見せ方が、毎回引っ張ったわりにはリスクを見せ切れてないし、あっさりと解放したので今一つ有難味がなかった。
たぶん、その設定とそれを受け手の行動はアストラルという集まりと双璧を成すこの作品の根底にある見せ所だと思うので、次回以降で上手く見せてくれることに期待したい。
変わらないものと変わるもの
2007年11月13日 放送中のアニメの感想とか『金田一少年の事件簿SP オペラ座館・最後の殺人』
久方ぶりでも、相変わらずのBGMやSEを使った場面の繋ぎと演者の勢いは健在で、それに加えて今回は場面毎の明るさに配慮した色使いも凝っていた。全体的に豪華で良く出来ていたところにあえて不満をいえば、もともと1時間ゆえの話の密度の低さにスペシャル特有のCMぶつ切りの多さによる間延びが気になった。あと、キャラクターデザインが変わったことによって、一は特に大きく変わりないものの、許容できるが老けて見える剣持と野暮ったさが減って垢抜けた美雪が今一つ可愛くなかった。次回もデザインは変えてあるようで、それも含めて楽しみではある。
久方ぶりでも、相変わらずのBGMやSEを使った場面の繋ぎと演者の勢いは健在で、それに加えて今回は場面毎の明るさに配慮した色使いも凝っていた。全体的に豪華で良く出来ていたところにあえて不満をいえば、もともと1時間ゆえの話の密度の低さにスペシャル特有のCMぶつ切りの多さによる間延びが気になった。あと、キャラクターデザインが変わったことによって、一は特に大きく変わりないものの、許容できるが老けて見える剣持と野暮ったさが減って垢抜けた美雪が今一つ可愛くなかった。次回もデザインは変えてあるようで、それも含めて楽しみではある。
激突
2007年11月12日 放送中のアニメの感想とか『Yes!プリキュア5』第39話
敵の総大将がこちらの力を試しに来たのに、盛り上がりに欠ければ馴れ合いに見えてしまうだろう。幸いにして、敵は未来の見えた大人の正論に則って夢を否定してくるが、主人公達は未来ある子供の正論で夢を肯定する。その相反する価値観の激突と闘いの激突が相まって、かなり盛り上る内容になっていた。実際、真っ向から価値観をぶつけて肉弾戦のぶつかりを見せる場面では、他の場面以上に力が入っていて力の配分として良かった。
敵の総大将がこちらの力を試しに来たのに、盛り上がりに欠ければ馴れ合いに見えてしまうだろう。幸いにして、敵は未来の見えた大人の正論に則って夢を否定してくるが、主人公達は未来ある子供の正論で夢を肯定する。その相反する価値観の激突と闘いの激突が相まって、かなり盛り上る内容になっていた。実際、真っ向から価値観をぶつけて肉弾戦のぶつかりを見せる場面では、他の場面以上に力が入っていて力の配分として良かった。
もう一加速
2007年11月11日 放送中のアニメの感想とか『デルトラクエスト』第45話
7つの宝石を集めることと比べて世継ぎを探すことが話として見劣りすることは分かるが、だからといってあまりにもこじんまりした設定を得意げに謎解きされても、明確な伏線やほのめかしもないのでは今一つ盛り上らない。結局は、先行作品が蓄積してきたベタでもって無理矢理納得することが精一杯だ。それによって、3人の冒険の価値が損なわれているというか、リーフの主人公としての価値が損なわれてしまっているので、今明かされている通りだとしてもそれを受けて唸らされる展開がなされるものと期待したい。
7つの宝石を集めることと比べて世継ぎを探すことが話として見劣りすることは分かるが、だからといってあまりにもこじんまりした設定を得意げに謎解きされても、明確な伏線やほのめかしもないのでは今一つ盛り上らない。結局は、先行作品が蓄積してきたベタでもって無理矢理納得することが精一杯だ。それによって、3人の冒険の価値が損なわれているというか、リーフの主人公としての価値が損なわれてしまっているので、今明かされている通りだとしてもそれを受けて唸らされる展開がなされるものと期待したい。
穏やかな日常に潜む不穏な空気
2007年11月10日 放送中のアニメの感想とか『Myself;Yourself』第6話
一見穏やかな日常とそこでの楽しげな交流、それが繰り返される中で主人公のずれた感性に代表されるぎこちなさ。それに加えて、合間合間に流れる触れてはいけないことの存在が一層の不安を掻き立てる。今後向き合うであろうトラウマ描写は今やありふれてしまっているが、このベタな作品でそれとどう向き合うのかは見所だと思う。
一見穏やかな日常とそこでの楽しげな交流、それが繰り返される中で主人公のずれた感性に代表されるぎこちなさ。それに加えて、合間合間に流れる触れてはいけないことの存在が一層の不安を掻き立てる。今後向き合うであろうトラウマ描写は今やありふれてしまっているが、このベタな作品でそれとどう向き合うのかは見所だと思う。
濃厚
2007年11月9日 放送中のアニメの感想とか『げんしけん2』第5話
内容はサブタイトル通りで、どのキャラも一様に美化されていて、演者もそれ系の人がいるとなると胸焼けするくらいにどろり濃厚。直接の絵はないものの絡みの場面の音声や部屋は写してあって、それがかえって卑猥さを増している。よもや、テレビアニメで絡みを中心にしたものが見られるとは……。今回のシリーズは明暗ともに濃いものが見られるようで、この先も注目していきたい。
内容はサブタイトル通りで、どのキャラも一様に美化されていて、演者もそれ系の人がいるとなると胸焼けするくらいにどろり濃厚。直接の絵はないものの絡みの場面の音声や部屋は写してあって、それがかえって卑猥さを増している。よもや、テレビアニメで絡みを中心にしたものが見られるとは……。今回のシリーズは明暗ともに濃いものが見られるようで、この先も注目していきたい。
意外性
2007年11月8日 放送中のアニメの感想とか『バンブーブレード』第5話
あれほどの人数から選抜された相手校の選手が一癖も二癖もある連中だったことには驚いた。顧問の抜けた性格や、そこでのやりとりでそれぞれの特徴が見せられていた。見ているこちらが、主人公達同様に緩んできた所で間髪入れずに先鋒で圧倒的な技を繰り出す展開は、読み通りかつ見応えがあった。剣道が描けているかは微妙で隙はあるが、剣道っぽさは描けていると思うので悪くない。これで剣道の描写が締まって来れば隙はないはず。
あれほどの人数から選抜された相手校の選手が一癖も二癖もある連中だったことには驚いた。顧問の抜けた性格や、そこでのやりとりでそれぞれの特徴が見せられていた。見ているこちらが、主人公達同様に緩んできた所で間髪入れずに先鋒で圧倒的な技を繰り出す展開は、読み通りかつ見応えがあった。剣道が描けているかは微妙で隙はあるが、剣道っぽさは描けていると思うので悪くない。これで剣道の描写が締まって来れば隙はないはず。
分かっちゃいるが
2007年11月7日 放送中のアニメの感想とか『遊戯王デュエルモンスターズ GX』第160話
ここ数回のグラサンの激しい攻めは余程のトップデッキをしない限りは詰んでいて絶望ともいえる。まあ、逆転が予定調和であることは明白で笑っちゃうんだけど、それに対する回答と引きにはその回やそれまでの回で印象深いカードが盛り込まれていることに唸らされる。いやはや、トップデッキは印籠ですな。
ここ数回のグラサンの激しい攻めは余程のトップデッキをしない限りは詰んでいて絶望ともいえる。まあ、逆転が予定調和であることは明白で笑っちゃうんだけど、それに対する回答と引きにはその回やそれまでの回で印象深いカードが盛り込まれていることに唸らされる。いやはや、トップデッキは印籠ですな。
会話劇と空気感
2007年11月6日 放送中のアニメの感想とか『逆境無頼 カイジ』第2話
サブタイトルとは裏腹に甘い気分で乗せられやすさに付け込まれて逆境に立たされる。絶望の中に与えられた希望に見える今回のギャンブルが嘘でしかないことを受けてなお、甘い誘いに希望を見出したがために招いた惨事。心理誘導とそれに嵌る心理が巧みに描かれており、確かにそうなるなと思わせるだけの力がある。どん底からの逆転と来れば、盛り上らないわけもなく、見応えがないわけもなく、この先絡め取りに行くのならばこれまでの展開が布石になると思われる。この会話劇と空気感はそうそうない。
サブタイトルとは裏腹に甘い気分で乗せられやすさに付け込まれて逆境に立たされる。絶望の中に与えられた希望に見える今回のギャンブルが嘘でしかないことを受けてなお、甘い誘いに希望を見出したがために招いた惨事。心理誘導とそれに嵌る心理が巧みに描かれており、確かにそうなるなと思わせるだけの力がある。どん底からの逆転と来れば、盛り上らないわけもなく、見応えがないわけもなく、この先絡め取りに行くのならばこれまでの展開が布石になると思われる。この会話劇と空気感はそうそうない。
足りないもの
2007年11月5日 放送中のアニメの感想とか『キミキス pure rouge』第5話
サックスはイケメンだけど他に魅力が感じられないわけで、そいつにあっさりなびく摩央姉が安っぽく見えて嫌だ。それに対してどいつもこいつもだんまりを決め込んでいるのはどうなのか。まあ、単に俺が摩央姉を気に入っているだけなんだけども。
要するに、この作品は主人公が分離してカップリングされたことによって嫉妬が足りない状態にある。憎悪とまでは行かずとも適度な鞘当はあって欲しい。願望充足もので、「ああイケメンか」なんて言いたくない。
サックスはイケメンだけど他に魅力が感じられないわけで、そいつにあっさりなびく摩央姉が安っぽく見えて嫌だ。それに対してどいつもこいつもだんまりを決め込んでいるのはどうなのか。まあ、単に俺が摩央姉を気に入っているだけなんだけども。
要するに、この作品は主人公が分離してカップリングされたことによって嫉妬が足りない状態にある。憎悪とまでは行かずとも適度な鞘当はあって欲しい。願望充足もので、「ああイケメンか」なんて言いたくない。
バランスが肝心
2007年11月4日 放送中のアニメの感想とか『ご愁傷さま二ノ宮くん』第5話
アヴァンの即売会ネタが面白かった。これは、虚構世界における現実性や妥当性に即していて、ありえないだらけのこの作品が取るべき戦略として極めて正しい。
海と来れば水着とくれば、その姿は力の入ったものが求められる。作画が崩れることはないが、どうもエロさに欠けるものだった。主人公の悟りに近い平常心目線という主観から見ればそれでも良いかもしれないが、それが明示されない以上エロさを求めるのは必然。むしろ、そういう作品だと思ってみていたので、おいおい違うだろと言わざるを得なかった。かといって、あの悟りに近い煩悩の度合いではエロくてもかえって浮くので微妙だろうが。
要するに、エロさと主人公の煩悩の度合いとが、願望充足の方向性に対して適度なバランスを保っていないと駄目だなと。
アヴァンの即売会ネタが面白かった。これは、虚構世界における現実性や妥当性に即していて、ありえないだらけのこの作品が取るべき戦略として極めて正しい。
海と来れば水着とくれば、その姿は力の入ったものが求められる。作画が崩れることはないが、どうもエロさに欠けるものだった。主人公の悟りに近い平常心目線という主観から見ればそれでも良いかもしれないが、それが明示されない以上エロさを求めるのは必然。むしろ、そういう作品だと思ってみていたので、おいおい違うだろと言わざるを得なかった。かといって、あの悟りに近い煩悩の度合いではエロくてもかえって浮くので微妙だろうが。
要するに、エロさと主人公の煩悩の度合いとが、願望充足の方向性に対して適度なバランスを保っていないと駄目だなと。
見たくもないリアリティー
2007年11月3日 放送中のアニメの感想とか『げんしけん2』第4話
クッチーお得意の品のない茶化しから始まっていつも通りだなと思っていたら、久我山に愚痴ったり発破掛けられたりと、くっ付くまでのありそうなやりとりが繰り広げられて、多少生々しい描写もあって成就と。
久我山とのやりとり辺りから見ていてたまらなかった。そうだよな、俺ってクッチー・久我山サイドだったなと。俺に生涯なさそうなチャンスや求めてもいないものに対する尻込みや成功を見ていて辛いのは当然か。
とはいえ技術面で見れば、微妙な関係とその変化が仕草とか言動とか空気感で伝わるように出来ていて上手かった。それだけに余計に辛い。
クッチーお得意の品のない茶化しから始まっていつも通りだなと思っていたら、久我山に愚痴ったり発破掛けられたりと、くっ付くまでのありそうなやりとりが繰り広げられて、多少生々しい描写もあって成就と。
久我山とのやりとり辺りから見ていてたまらなかった。そうだよな、俺ってクッチー・久我山サイドだったなと。俺に生涯なさそうなチャンスや求めてもいないものに対する尻込みや成功を見ていて辛いのは当然か。
とはいえ技術面で見れば、微妙な関係とその変化が仕草とか言動とか空気感で伝わるように出来ていて上手かった。それだけに余計に辛い。
これも定番か
2007年11月1日 放送中のアニメの感想とか『スケッチブック〜full color’s〜』第5話
今や、珍妙なキャラクターに渋い声の人を割り振るというのは1つの定番となっているだろう。今回は、猫達を中心に、気ままな生活や飼い猫生活についてあれこれ考えたりする。
そんな感じで全編緩くて、落ちも含めベタな内容だった。こういう緩かったりベタな話は一見平坦だけど、当然のように作品内で論理が組立てられ使われているから侮れない。
今や、珍妙なキャラクターに渋い声の人を割り振るというのは1つの定番となっているだろう。今回は、猫達を中心に、気ままな生活や飼い猫生活についてあれこれ考えたりする。
そんな感じで全編緩くて、落ちも含めベタな内容だった。こういう緩かったりベタな話は一見平坦だけど、当然のように作品内で論理が組立てられ使われているから侮れない。
断片の結合
2007年10月31日 放送中のアニメの感想とか『ef−a tale of memories.』第4話
個々の話は独立していながら断絶せずに見られる。それは、話の構成が断片的でありながらも、ヒロイン達を介して全てが繋がっている構造ゆえのものだろう。また、色やレンズやカメラ位置が独特で、世界にはそこでやりとりしている当事者しか居ない風景であるかのように切り取ろうとしていることも挙げられる。
ただ、不満があるとすれば、記憶障害が実際の映像では数分程度のことであり、それを超えて伝わってこないから悲壮感が伝わってこないこと。また、それゆえ回りくどく感じてしまうから、荒唐無稽であろうと記憶がなくなるまでの時間で物語を書けばいいじゃないかと思ってしまう。
要するに、設定以上に悲壮が伝わってくる何かが無いというか、誰も居ない2人だけの世界でキスする前にできることや考えられることがあるように思えて馬鹿らしく思えるというか、最善手を打てないのではなく打たないだけに見えるというか、その全部。
個々の話は独立していながら断絶せずに見られる。それは、話の構成が断片的でありながらも、ヒロイン達を介して全てが繋がっている構造ゆえのものだろう。また、色やレンズやカメラ位置が独特で、世界にはそこでやりとりしている当事者しか居ない風景であるかのように切り取ろうとしていることも挙げられる。
ただ、不満があるとすれば、記憶障害が実際の映像では数分程度のことであり、それを超えて伝わってこないから悲壮感が伝わってこないこと。また、それゆえ回りくどく感じてしまうから、荒唐無稽であろうと記憶がなくなるまでの時間で物語を書けばいいじゃないかと思ってしまう。
要するに、設定以上に悲壮が伝わってくる何かが無いというか、誰も居ない2人だけの世界でキスする前にできることや考えられることがあるように思えて馬鹿らしく思えるというか、最善手を打てないのではなく打たないだけに見えるというか、その全部。
珍しく
2007年10月29日 放送中のアニメの感想とか『Yes!プリキュア5』第38話
ミルクがレギュラーメンバーをシンデレラの世界に当てはめた話を書く話。キャラクターそれぞれの役の割り振りが絶妙でこの作品には珍しい自己言及ネタもあって、その言及の仕方や内容もキャラクターの特徴が十分に生かされたものだった。
映画の予告の偽プリキュアといい、この作品は乗りに乗ってやりたい放題やっているので面白い。
ミルクがレギュラーメンバーをシンデレラの世界に当てはめた話を書く話。キャラクターそれぞれの役の割り振りが絶妙でこの作品には珍しい自己言及ネタもあって、その言及の仕方や内容もキャラクターの特徴が十分に生かされたものだった。
映画の予告の偽プリキュアといい、この作品は乗りに乗ってやりたい放題やっているので面白い。
全開
2007年10月28日 放送中のアニメの感想とか『大江戸ロケット』第23話
全編に渡って自己言及や内輪ネタ満載でありながら、必要な話はシリアスに見せる。まあ、夏休みの引き延ばしともいえるけど、周りの人達の話を受けて決断に至る流れが見えているので、結論を急ぐよりはこういう話があった方が良いと思える。
全編に渡って自己言及や内輪ネタ満載でありながら、必要な話はシリアスに見せる。まあ、夏休みの引き延ばしともいえるけど、周りの人達の話を受けて決断に至る流れが見えているので、結論を急ぐよりはこういう話があった方が良いと思える。