大分忘れてた。

『転生したらスライムだった件』
転生するまでの丁寧さと転生の雑さとゲームっぽさを皮切りに強過ぎるスライムが降臨して、最強竜も何のそのの展開よろしくに最強ハーレムするって感じか。

『あかねさす少女』
少女サークルが並行世界の自分と出会って何が起こるのか。ご大層な割に何がしたいのか今一分からない。ただ、アニマックスの記念作品だけあって座組に金の臭いはするが、一発金字塔を打ち立てようみたいな山っ気と無難狙いの女の子の組み合わせは相性最悪なので、もっと冒険して欲しいね。

『DOUBLE DECKER! ダグ&キリル』
おしゃれな作風にコメディを混ぜた凸凹コンビ系作品といったところか。世界観は構築出来ていると思うけど、設定に既視感が強いので、細かい所での差で魅せる作品になってくれると良いね。

『ソラとウミのアイダ』
男の仕事に女がみたいな話にSFを混ぜて誠意を引いた感じ。初心者主人公をなりゆきで罵倒する仲間ってのは、ごめんなさいもなく打ち解けちゃいかんと思うが、なし崩しに結束して何か達成してみたいな物語の構成になるんじゃないかなと。OPとか見るにそんな感じ。

『RErideD-刻越えのデリダ-』
塗りが、特に背景が抑え目の色遣いで、題材がSFで西洋的な石の文明の古めの家と、凝った作風を感じさせるんだけど、舞台装置の大掛かりでしっかりとした風な割に細かい部分の緩さに危うさのある印象。タイムトラベル理論は実現していないがコールドスリープで時は越え、危惧していたオートマタの反乱によって退廃したであろう未来で目覚めると。大よそやりたいことと解決方法は提示されている系みたいだけど、大仕掛けの割に驚きが少ないから心情をしっかりみせてくれないと微妙かな。

『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』
背景設定を綺麗に流していく過程で、主人公の性格とヒロインとの関係構築もしていくお手本的な1話。意外と楽しめそう。

『ゾンビランドサガ』
ゾンビはB級の定番、それを丁寧に設定しつつ、キャラと舞台の勢いで流していく。結構楽しい。

『グラゼニ シーズン2』
安心感と少しずつ変わっていくことを示唆するかのように変わったEDも含め、何だかんだで華はないけど楽しめるのが良い。

『火ノ丸相撲』
えらく実直な少年漫画って感じで、題材が相撲で今この時期でさえなければもっと世間に可愛がられていたであろうことが残念ではあるが、ここ一番で盛り上がるだろうから懐かしさを味わいつつ楽しめそう。

『抱かれたい男1位に脅されています。』
ゲイ能界って感じで、ある意味リアリティが詰まった作品なんじゃないかな。まあ、それで見たいかって言われると別なんだけどさ。

『やがて君になる』
人を好きになる気持ちがどうのこうのとか、それが生徒会とお姉様との出会いを経て雅で百合な関係。情愛なのか性愛なのか、何だか居心地の悪い印象の作品。

『うちのメイドがウザすぎる!』
ロリコンでもメイドならOK。訓練経験もあって強い。心が温まるのか冷えるのか微妙な落ちを毎回付けていく感じで、まあ、出落ちですな。

『寄宿学校のジュリエット』
原作は知らないが、ギャグの調子なんかを見るに如何にもな少女漫画風な作りの茶番だなと思った。面白いのかと問われると秘密の価値がそれ程でもないので、温い印象を受けた。

『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』
新たなる強大な敵の襲来、そして前作同様にまだ浮上しないヤマト。これはヤマト浮上時に今回のバージョンの主題歌が掛かるってことなんでしょうかね。

『色づく世界の明日から』
色を失った世界という比喩表現そのままに色を失った魔法使いの少女が時間を越えて祖母の時代の高校に通う。そんなひねり過ぎて、色々怪我しそうで扱いの難しそうな印象の作品。

『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』
ゴールドエクスペリエンスの無機物を生物に変える能力の質感と大川ナレで、アバ茶とかお話が動き出すまでは緩い感じの5部らしいなといった所。

『逆転裁判 ~その「真実」、異議あり!~ Season2』
サクサク進むけど、ゲームの1話のチュートリアルだとよく分かる構成で、お馴染みのアウチやらレギュラーを紹介しつつ、綺麗にまとまっているなとは思わせる。そんなに深く考えずに手軽な感じが良いね。

『ラディアン』
用語こそ違えど、既視感のある設定や展開の詰め合わせで、昔の作品のように手続きが長い訳でもなく、サクッと始まってサクッと終わるのかというと本筋の方は長そうで現代にお話を作るのって大変だね。

『となりの吸血鬼さん』
吸血鬼少女と少女が出会うことで始まるキャッキャウフフでドラやらQ太郎よろしくな同居ものの亜種って感じが気軽に見られる作品な印象。

『SSSS.GRIDMAN』
世界を守るヒーローのあれやこれやといった感じで、現代を舞台に色々厳しい展開も待っていそうな悲壮な雰囲気が漂うのが何とも。まあ、グリッドマンのイケボが全部持って行くから良いんじゃないかな。

『ゴブリンスレイヤー』
ゴブリン死すべしって感じで、ゴブリンが殺されるべき存在であり、慈悲や甘さが招いた全てを知るゴブリンスレイヤーの過去を想像させる。分かりやすいけど、爽快さとは縁遠い感じかな。だけど、見ちゃう。そんな不思議な魅力のある作品かな。

『学園BASARA』
獲物や攻撃方法的なものを加味してのサッカー部と野球部に始まり、キャラの設定やら色々を上手く織り込んで学園ものに落とし込んでいて見られるものに仕上げてある辺り流石だなと思った。

『BAKUMATSU ~恋愛幕末カレシ 外伝~』
幕末にイケボ志士と恐ろしくお手軽な作品なんだけど、存外考証がしっかりしていて見られる辺りが良いね。

『ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士』
史実のジャンヌなら最後は悲劇が待っているんだけど、それを前提にジルやら錬金術を織り交ぜたって感じなのか、妙に設定の壮大さを売りにしているんだけど、細かい部分の説明が雑でチョロインやらを盛り込んでくるから、恐ろしく安い滑った作品に見えてしまって勿体無い。大筋でメインヒロイン一筋の主人公の男気に惚れるヒロイン達ってこの上なく分かりやすい作品なのだから、もう少しやりようがあるんじゃないかな。

『アニマエール!』
誰かを応援するチアを頑張る女の子達を応援するって感じの作風。初心者が訳あり経験者やらの人集めしてから一定の結果を残すまでの経過と結果のよくある構成かな。

『ガイコツ書店員 本田さん』
主人公のガイコツを筆頭に本屋の裏側を極端なデフォルメキャラで描いてあって案外面白い。

『蒼天の拳REGENESIS 第2期』
あれから数年経ち穏やかに暮らすエリカの元に再び危機が訪れ、北斗の宿命の闘いに繋がっていくって感じで、お手軽なのか重厚なのか分からない感じで気軽に見られて良い。

『ゴールデンカムイ 第2期』
放送だけ分割といった感じで、話の時系列も演者の演技も間が空いて飛んでいる印象はなく、変わらずに続いていくようでホッとした。

『走り続けてよかったって。』
役はこれからデビューしていく専門学校生で挫折は描かれなさそうではあるが、地方から出てきて最初のメイン役作品が当たらずに辞めかけたことがある演者をチラホラ配置しているだけあって夢一杯でもどこか引き締まった印象を受けた。

『風が強く吹いている』
足の速い万引き犯を捕まえて、仲間に引き入れるって展開が、いくら駅伝部のためとはいえ癖が強過ぎる。常習犯だったら、1回反省して終わりとは行かないし、何か釈然としないものを抱えて頑張る仲間みたいな話を展開されてもちょっとね。他の部員全員訳ありみたいな変則なら、もっと最初から仕掛けを見せて行くと思うので、そういう感じでもないんじゃないかな。

『人外さんの嫁』
OPの方が本編かと思わせる長さだけど、OPと合わせてモフモフした訳の分からない人外との結婚が決まったって分かりやすい第1話らしい構成は流石。

『CONCEPTION』
選ばれし男女が交わることで世界が救える異世界に飛ばされたぞ。という、設定が頭のネジが数本外れた気軽な感じで酷過ぎる。まあ、ケガレとか交わると星の子がとか初っ端からチュートリアルにしても狙い過ぎて酷くて笑える。まあ、本番って訳でもないだろうから、肩透かしでギャグの体なんだろうな。

『俺が好きなのは妹だけど妹じゃない』
ワナビー兄が大好き過ぎる妹の作家としての才能と替え玉になることを通して、向き合うのか向き合わないのか分からない匙加減でいつも通りのヒロイン沢山のコメディを繰り広げていく。苦悩とかそういう方向性が皆無だとお手軽作品の設定亜種でしかないのでちと雑な印象。

『メルクストーリア -無気力少年と瓶の中の少女-』
Bからだけど1話で活躍していたし言う程無気力少年かとは思うけど、ゲーム原作だけあって先達のドラクエ3やSAGA2よろしくの旅するお父さんに対して旅立つ息子に今風の可愛い妖精やら小動物枠のモンスターを絡め、モンスターを癒す主人公の珍道中を描いていく中々に王道の作品に思えた。

『からくりサーカス』
しっかりした作品だけど、速度感が昔の期限未定枠向きな感じで、深夜枠の期限を区切った構成の条件と折り合いが悪そうかなと。もっとナレーションをばんばん使って説明していく実直な昔気質な作りの方が、養殖の熱い作品の型に押し込めてしまって滑る心配がなくなって良いんじゃないかな。まあ、林原さんと小山さんの時点で多少の粗さを補ってくれる芝居が期待出来そうなので自分は楽しめそうだけどね。

『ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。』
あの地獄のベルゼブブ様がって感じで、女体化すれば何でもござれなお手軽感の作品。あまりお手軽さを逆手に取って見せる何かはなさそうなので波風の立たなさを楽しめるならありか。

『おとなの防具屋さん』
何がおとななのかと問われるとエロ目線を茶化していく大人の好きな作風とでもいおうか、別に真剣に見てどうこうする作品でもないので、演者の掛け合いの緩い雰囲気が気に入ったのならありかな。

『ツルネ ―風舞高校弓道部―』
早気、要はイップスの類になった主人公が、再び弓道と向き合っていく再起の話。弓道の作法やらの説明含めて丁寧過ぎない程度に1話で収めてあって、かつ数話で手軽に取り戻すような感じもないので、物語として冗長過ぎない程度にしっかり描いたら綺麗に仕上がりそう。得られる上がりの割に、とても繊細な釣り合いの中にあって難しそうな印象の作品。
『キラキラハッピー★ ひらけ!ここたま』第1話
新たなる契約者、新たなるここたま、新たなる物語。全ては物を大切にする心の賜物。骨董品店を営む祖父の影響で古い物に対する思いいれのある主人公と、骨董と同列に並べ置かれる新しい玩具。普通の部屋ならまだ分かるが、質感を同列に並べて違和感なく処理するのに相応の自信がないと出来ない芸当に思えるので流石。EDの歌も何だか好きになれるし、パントニオさんが凄く気になるぞ。
『じょしおちっ!~2階から女の子が…降ってきた!?~』
折れない鉄の意思を股間に持つ主人公でなければ2階から降ってくるを受け止めることはできまい。18禁OVA全盛期のようなデザインに貧弱過ぎる無理筋のお話をエロだけで押し切る潔さ。これぞ男の子向けよのう。

『中間管理録トネガワ』
キャスティングと演出が寂しいー。(カビラ)ナレだけでも気に障るのに、引っ張る程の展開でもないのにカイジの説明やったり日常業務見せたりでさっさと利根川の世界を見せんかい。

『すのはら荘の管理人さん』
おっぱいがでっかい。おっぱいがやわらかい。おんなのこがいっぱい。おとこのこのどきどきがいっぱい。すばらしい。

『BANANA FISH』
銃の出回っている国は危ないなって印象しかなかった。別に余所の国のマフィアとか、ウィットなやり取りもなきゃ癪な虫みたいな存在。

『ISLAND』
不思議の島で色々啓示なのかタイムリープの記憶なのかがあって、世界を救いたいけどヒロインも助けたいそんな感じかな。別に秘密が分かって相反する程度なので申告ぶらずに気軽に流せばいいんだけど、たぶんそういう作品じゃないよね。そういうので感動みたいなのしたことないから分からん。

『バキ』
演者の布陣が素晴らしい。無茶苦茶な死刑囚が大集合してバキ達とバトるけど、演者の格があるからなんか風格も出ててその辺の座組が上手い。

『はねバド!』
大会で大敗と大勝した二人のその後の競技への取り組みと対比が部活ものとして和解や協調から切磋琢磨へと繋がっていく物語の物語の盛り上がりに作画が呼応すれば良いのだけど、序盤のどうでも良い試合や練習で本気出してて最後まで走りきれるか心配になるし、緩急としてそれはどうなんだという疑問もある。

『ヤマノススメ サードシーズン』
気軽に山登り出来ちゃう体力の見せ方は気になるけど、和気藹々と辛い山登りを楽しんで登り切った頂から見る素晴らしい景色と作品を走りきって完成させることに対し、最後まで視聴完走する達成感が呼応してくるのが良い所なんだと思う。

『千銃士』
取って付けた闘いと銃から生まれた偉人の霊がってスマホゲーかな。茶番と分かって作って分かっている感で楽しめる作品って訳でもなく、変に真面目にやる必要あるのかな。

『Back Street Girls』
性転換したやくざのアイドルユニットの出落ちものか。別段仕掛けや工夫で攻めている感じはないが、気軽に見れる範囲で楽しめたら良いんじゃないかな。

『夢王国と眠れる100人の王子様』
女性向けも異世界転生とか救世の波が来ているのね。夢魔的な存在の悪夢攻撃からイケメン引き連れて世界を救うのだって感じ。案外細かい部分の繋がりや展開がしっかりしているので綺麗にまとまっていたら楽しめそうかな。

『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』
ゲームのアバターの魔王キャラに意識が入ったままで転生した。魔王だけど異世界なので一人で色々やらないと行けないので、人柄が自然と出てて、魔王のロールプレイが異世界転生の色々と合わさって意外と楽しめそう。

『殺戮の天使』
びっくりする位のテンプレで如何にもな中二病感のあれやこれやが敷き詰めてあって、出来のあれさも相まって馬鹿映画的な楽しみ方をするのなら十二分に満足出来そう。そういう作品を語らう場や仲間が居るのなら是非この作品を味わい尽くすべき。

『ちおちゃんの通学路』
テンション高めのギャグものって感じか。気楽に見られるので悪くなささそう。

『はるかなレシーブ』
競技初心者の入門から始まる展開で、行き詰った経験者や2人で闘う競技の絆が対比されていく感じかな。ビーチバレーなので水着のサービス要素があるけど、どちらかというと競技者の姿を描く作品として真に迫りそうな兆しもある。パッと見からすると何があるか意外と分からんもんだね。

『ゾイドワイルド』
相棒ゾイド誕生やら敵の小賢しいやり口とか、細かい所を整えて来ているんだけど、仲間になりそうな一団の所属人数が多いので冒険の雰囲気が薄れそうな気がするんだが大丈夫なのかね。

『はたらく細胞』
体内の細胞を擬人化して見た目と演者で個性を付与する中々に映像作品向きの題材。学習漫画的知ることの楽しさもあって、何より主人公の花澤さんの個性で差別化に成功している辺りが流石だなと。

『音楽少女』
アイドル舐めんなとか、別に思いいれもないし、特になりゆき以外のドラマ性もなく、新人の快演や怪演もなく、十把一絡げの賑やかな感じだけを楽しむ作品。ぼーっと眺めていられるならあり。

『七星のスバル』
デスゲームと知らずにMMOでの死が現実の死に繋がってしまった最強小学生が、何年かしてまた似たようなゲームに参加するみたいな話。まあ、悲壮感出しているけど、政府は無能で証明完了な事案で死を弄ぶだけにしか見えない展開はお話の都合以外に思うことがなかった。

『百錬の覇王と聖約の戦乙女』
異世界だか過去だかの古代世界をスマホ知識でハックせよ。元の世界に居る本命一筋の癖に今居る世界の娘さん方の純真を弄んでいるように見えるから、好感は持てませんな。

『あそびあそばせ』
若手の女の子3人で賑やかに遊ぶ数本立てギャグ系をメインの上手い訳でもないんだけど癖になる感じと合わせて眺めていられるならありかな。

『邪神ちゃんドロップキック』
テンポの問題なんだろうけど、フルの尺だと癪に障る間延び。そういうポンコツさも含めて雑魚感を眺めるのが好きならあり。

『悪偶 -天才人形-』
儀式のえぐさが、価値観を共有していない国の原作なんだろうなと思わせる。ホラーなんだけど、グロというか酷さが許容出来るかどうかで見続けるかどうか分かれると思う。演者の布陣が悪くないので、余計に酷さを演技が強調してしまうので難しい所。

『Phantom in the Twilight』
大雑把にロンドンで吸血鬼みたいな悪霊退治屋カフェのイケメンと留学生の少女が絡むってことは分かった。座組は頑張ったんだろうけど、そういう属性が好きな女性狙いのゲームの宣伝かなって程度にしか興味の湧かない悲しさ。細かい違いから漂う本格の香りが大好きなオッサン向けじゃないね。

『京都寺町三条のホームズ』
骨董屋の兄さんが謎解きするって感じで『ギャラリーフェイク』を人間模様から謎解きに寄せたような印象で結構気に入った。謎さえ解けて気持ちよく見られるように作ってあれば、人が死ぬってのは舞台装置でしかないから、人死にのない謎解きの方がより本質に迫っていて好き。人が死んだから犯人を突き止めて罰を受けさせるために解決する方が動機付けや必要性の手続きが楽なので、面白さのための質の要求水準は高いけどね。

『プラネット・ウィズ』
座組の意図は分かるんだけど、ロボットアニメを通して伝統的に描かれてきた日本的なものの本質に迫るものは感じられなかった。何かよく分からんSF設定があって異能やロボが動くから闘う。ほんで、意志の力はどこって感じ。動機付けになる設定は追々開示されていくんだろうけど、エヴァだって後追いの細かい設定抜きに男気と義務感で搭乗する所から始まっているんだから、いい加減斜陽になったジャンルの自覚を持って最初から全開で行こう。意志は時間を掛けた煮込みが必要なので天ぷらみたいに後載せで食感を楽しもうとするのは難しいよ。

『アンゴルモア元寇合戦記』
中位の高校程度の歴史の授業では振れられることもない元寇の裏で活躍したアウトロー達の闘いの物語って感じか。歴史ものって学習漫画的な知的好奇心への刺激と秘史感の中二病への刺激が織り交ざって独特の空気を醸成するよね。

『深夜!天才バカボン』
六つ子が当たったから今度はバカボンって感じか。そんなことしなくても普通にバカボンのリメイクって結構楽しめたんだけど、時代ですな。

『オーバーロードIII』
続きがあるのは良いが、話の中心がどこにあるのかと時間の配分によるかな。雑魚がはしゃいで〆られるとかハック的な所が一番面白いから早めに頼むよ。

『天狼 Sirius the Jaeger』
ヴァンパイアハンターIN明治って感じで、新政府の帝都で蠢く悪鬼羅刹共を刈るって感じ。やっと味方同士の対立ではなく明確な敵との対立で始まる作品を作るようになったのね。そのまま行けるなら結構面白くなるんじゃないかな。

『ハイスコアガール』
彩色は髪のハイライト以外でいつものJC感のある色合いはなく鮮やかさは低いが暗くない画面。本物を思わせるゲームの映像に合わせた質感の統一でとても良い。ゲーセン黄金期にゲーセンや駄菓子屋含めてアーケードに出入りしていた世代には堪らんものがあるね。

『ハッピーシュガーライフ』
頭のネジが2、3本飛んでいる狂気の主人公を演者の力で映像化して押し切る。実に素晴らしい。好みに合って楽しめるかは別だけどね。

『ぐらんぶる』
大学入学を機にいとこの家に居候することになった主人公が、大学のウェーイ系ホモソーシャルなダイビング部に巻き込まれてなドタバタ。体を動かす系のウェーイは苦手で全一目指すとか目標が見えてこないから難しいかな。

『ゆらぎ荘の幽奈さん』
安直なドタバタラブコメかと思ったが、申し訳程度の霊能力者設定で男気を見せるのに活かすところがイカす。

『少女☆歌劇 レヴュー・スタァライト』
宝塚音楽学校とガラスの仮面のニコイチかと思ったが、謎空間バトルの脱落みたいな要素を盛り込んで、演出のためも演出作品なんだなと全開で見せる辺り好感が持てる。大した謎でもないのに仰々しく引っ張って白けるより、最初に見る人を篩いにかける方が誠実ではある。俺は落ちるよ。

『ロード オブ ヴァーミリオン 紅蓮の王』
事件から始まって体の色んな所が疼き出す。事件に巻き込まれて謎が広がってドーンなんだけど、座組だけ整えた感じで真柱としての本筋が何がしたいのか見えてこない。なので、東京が舞台だけに情報バラエティの流行と一緒でそれどうせ東京の方限定の話でしょって冷めちゃう感じ。

『つくもがみ貸します』
古道具屋の揃った損料屋に集まったつくも神を使って事件を解決していく形式か。要はレンタル屋ってことね。でも、時代感を大事に作ってあるのなら自由よりは勝手とかもっと言葉の選択があると思うんだけど、その辺甘いかな。江戸時代を現代漫画ファンタジー的につくも神のキャラクター性で押し切る作品ならアニメ化でそれ位は遣って退けないでどうする。
『カードファイト!! ヴァンガード』
変な力とか抜きに再構成した話でライバル達と全一目指して熱く楽しくファイトするんだろうかね。正統派リメイクって感じで、森川にすら貫禄が付いていて驚いた。

『ゲゲゲの鬼太郎 第6期』
目玉の親父さんをどうしても思い出してしまうけど、こういうのもありか。現代っぽさがより増した感じで、とりあえず鬼太郎が見られるなら良いかな。今度は打ち切りじゃなくて、ちゃんと最終回を迎えてくれたら言うことない。

『ニル・アドミラリの天秤』
大正が数年延びたという設定が、何となく和洋折衷だけど自然光を意識してか画面に華やかさがない。女性向けっぽいイケボ大集合で画面に華がないのはオッサンには辛いギャグやで。

『ウマ娘 プリティーダービー』
擬人化した馬が競馬するんだけど、騎手が居なくて周りを取り巻く人間模様でドラマに深みが出るような展開はなさそう。百合展開でその辺誤魔化すんだろうけど、ライバルって感覚を失くしてしまうと競技の盛り上がりも無くなってしまうからその辺どうなんだろうね。

『宇宙戦艦ティラミス』
出落ち系。笑えるのかと言われるとそうでもない。短編なので趣味が合えばかな。

『ガンダムビルドダイバーズ』
格好よいプラモを組み立ててバトルに有利に働いて勝つってのを通して友情だとか気持ちよさを提供する。そこに見映えが良いから説得力が増す。説得力が増すから見映えが増す。益々もっての連鎖反応が楽しくなる。そういうのがビルドシリーズの良い所でしょ。お話の流れや規模に対して劇伴と画面が煩過ぎる。そういうお手前のお上手感が見たいんじゃなくて、面白い話を盛り上げる演出として見たいんだよね。変に労力を割くよりも、ガンプラの見映えを増すための小技紹介とか薀蓄をさりげなく挟むとかの方がずっと手軽で良さそう。

『少年アシベ GO!GO!ゴマちゃん 第3シリーズ』
褒められて照れつつ格好付けて無理するゴマちゃんが可愛い。見守るみんなの図式でメインキャラの再顔見せもしつつ、おかえりって感じで嬉しくなる。

『かくりよの宿飯』
宿飯はじめました。妖怪の見える少女が、祖父の借金のかたに売られるが、祖父仕込の飯の腕で頑張る細腕繁盛記系か。まあ、祖父がちゃらんぽらんみたいだけど和彦さんなので、多くは言うまいて。

『キャプテン翼』
翼君の事故で無傷だったけど、頭はおかしくなったって感じのサッカーが楽しくて仕方ない姿と、若林君の全部止めてやるよの圧倒感は凄いな。懐かしいからってのもあるけど、小学生編はしっかりしていてその後に続くものもあって楽しめそう。

『多田くんは恋をしない』
某国のお姫様の日本旅行に少年が絡んでな展開。要は変則的に『ローマの休日』の様式と日本のアニメの様式を組み合わせたって感じか。お手本通りの転校生で〆る第1話。主人公の写真趣味と青春の1枚が噛み合うはずで座組も良好。『月刊少女野崎くん』で結果を出したチームだけあって表面的には再構成的な要素に目が行くが、『ローマの休日』なら秘密と信頼が根底にあるのでしっかりと根の張った作品になりそう。

『こみっくがーるず』
トキワ荘的な女性漫画家が集まったって感じか。何かこう状況設定だけで結局ワチャワチャする女の子を眺めるだけで、情熱みたいなものは感じられなかった。

『イナズマイレブン アレスの天秤』
世界5分前説的なゲーム脳で考えた設定を恥ずかしげもなく披露する辺りは流石。ただ、作中ですら設定の整合性が取れていなさそうなのをサッカーって素晴らしいって設定だけで作画を整えて押し切るってのが全く変わっていなくて首を挿げ替えただけですな。

『あっくんとカノジョ』
邪険に扱っているけど、その実は好き過ぎってのが本人に気付かれそうな程駄々漏れってのは、ツンデレの亜種としちゃあ気軽に流し見するにこういうのもありかなと。

『重神機パンドーラ』
地球がヤバイ。で、救えそうかってのが、全然見えてこないけど、何かお上手に設計したロボとで闘って画面の作り込みで見せる系。ロボとか作画を見せるのが目的の内はロボットアニメの復権は遠そう。こだわりの設定でなくとも、守りたい気持ちとそれを実現出来るロボを大事にすることで愛着が湧いて勝つから納得出来る。愛は無敵ってのはテレビアニメ開始以来の温故知新でっせ。

『魔法少女 俺』
出落ちで全部押し切る作品なんだけど、演者含めて座組はしっかりしている印象で好みは分かれそうだが好感が持てる。息切れしたっていいじゃないか、出落ちだもの。

『信長の忍び~姉川・石山篇~』
続きが見たいと思っていただけに、来てくれて嬉しい。信長を出す以上は最期まで見たいよね。

『ヒナまつり』
893と少女の組み合わせに超能力が加わって的確なツッコミの数々に、大人の汚さと折り合わせて演者の力も上乗せして綺麗に緩いのかきついのか分からないお父さんスイッチで低空長打に仕上がりそうな感じ。器の大きさを感じさせる演者の力量と動かせるアニメーターを集めての日常芝居が成せる技ですな。

『僕のヒーローアカデミア 第3期』
回想込の新しい展開への幕間といったところで、敵の雑魚なのに粋がっている感じとか物語の都合で生かされている感が相変わらず弱みだなと。

『MAJOR 2nd』
第1話というよりは第0話って感じで前シリーズのキャラのその後を振り返りつつ、2世としていじけてしまう流れから復活までの次回予告って感じか。相変わらずいけずな感じの奴ばっか出てくるのは変わらないな。でも、ドラマが要求すればそれに応える連中ばかりだから、ほぼ全員ツンデレと思えば可愛いものさ。

『PERSONA5 the Animation』
反逆とか脱出がテーマみたいな感じだけど、構成が分かりにくくて、王道の構成に反逆してみたのかな。現代から過去回想に入った流れが流し見だと切れていないように見えて気持ち悪かった。

『鬼灯の冷徹 第弐期 その弐』
取り立てて面白い訳でもないが、豆知識と作中設定で綺麗に組み立ててあって、気付いたら1話終わっている感じ。昔ながらのファミリー向けアニメを思わせてホッとする。

『銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅』
全体的に頑張ってはいると思ったけど、ここぞという場面で、演者の経験云々はこの際抜きにしても、やっぱオケの音楽ってのが使えた前のアニメは奇跡の中にあったんだなと思わされた。画面とか設定とかをより先の時代になって構成し直したとしても音響しょぼいと話にならないのが辛いね。壮大な雰囲気には壮大な音楽が必要なんじゃないかな。

『こねこのチー ポンポンらー大旅行』
チーが帰ってきただけで嬉しいぞ。金魚のヒララに夢中になる一家を構って欲しくてワチャワチャするチーが子供のようで可愛い。次回からは黒いのも登場して、チーを見守る図式が強化されるし、子供を暖かく見守るって図式は素晴らしいね。

『若おかみは小学生!』
事故で両親を亡くした小学生の主人公が、祖母の旅館で生活を始めて、幽霊やら周りの皆に励まされての若女将を目指す細腕繁盛記系とな。不憫で可愛そうから、一人前として扱われるまでの変化とか、きっとそういう所が売りなんだろう。

『ピアノの森』
ショパンコンクールから始まってOP代わりに1曲演奏するところからクレジットを載せて始まる。挨拶代わりにピアノの演奏と作画に対する自信をこれでもかと見せ付けてくれる。展開もやや駆け足ではあるが、必要以上に溜めた所で、毎回ピアノの演奏で発散が起こるのだから、これ位の勢いで流すのも良いと思う。EDで今後の印象的であろう場面を使って、冒頭の場面から逆算で今後の展開を喚起させる演出も好み。

『食戟のソーマ 餐の皿 遠月列車篇』
どっちもどっちな闘いだけあって、挑む情熱とかそういうものを押してくるんだけど、浮ついて見える辺りが過去の料理作品の焼き増しを超える何かを提示出来ていない証左でもあって新しい展開の始まりなのに少し寂しい気持ちになった。

『Caligula ‐カリギュラ‐』
とりあえず、誰かの頭がおかしい世界ってことは分かった。魅力的でもないし、何がしたいのかも良く分からないが、お金を使わせたいのが目的なだけの原作ものだとこういう感じはままある。

『ゴールデンカムイ』
不死身の日本兵とアイヌ少女の不思議な関係と北海道を舞台とした埋蔵金伝説が成立する明治時代の設定が結構面白そう。

『ルパン三世 PART5』
再放送で慣れ親しんだ山田ルパン一味から、2回目のテレビシリーズにしてやっと栗貫ルパン一味になったって印象で、現代的なネットやSNSの実況要素を抑えて、ルパンらしさを追求する構成がそれを引き立てていると思う。これは楽しい。

『ハイスクールD×D HERO』
前のシリーズからかなり間が空いているのでどんな話だったか忘れたが、要は大魔神的溜めて放つな王道火山噴火作品に滑りを加えた作品だったなと思い出す0話の構成は良かったと思う。

『鹿楓堂よついろ日和』
和菓子屋の兄ちゃんがイケメン揃いで物語が始まらない系。何か唸らせるような薀蓄すらもないってのはオッサンには辛い。

『シュタインズ・ゲート ゼロ』
当たり役の『デスノート』から、『ポケモンBW』と前作『シュタインズ・ゲート』によって一気に演技の幅が広がった感のある宮野氏の諦めから黒歴史扱いしている元中二病患者感をさらっと新規話数の再構成も振り返りもなくぶっこんで来る辺り、ファンへの誠意なのか弾切れなのかで今後の展望に大きく影響しそう。上手くやることで、科学は人の幸せのためにあるを体現出来れば、再びの栄光もあるかもね。

『ラストピリオド - 終わりなき螺旋の物語 -』
メタ言及するキャラが居て、ファンタジー世界なのかゲームの世界の話なのかが踏ん切りが付かない。その割にギャグが面白いかというとそうでもなく、テンポの良さや繰り返しギャグで攻めてくる感じなんだろうけどギャグは難しいね。

『ひそねとまそたん』
自衛隊員が訳の分からない怪物と闘わされるんだけど、あんまりやる気がないのに周囲が強制したのがどうとか責め合いをするのを見ると、この世界はそんなに危機でもないな。真面目に防衛やる気なら万全を尽くして欲しい。

『奴隷区 The Animation』
奴隷化させる装置の現実味が薄いを差し引いても、それを許容する世界の危うさみたいなのが感じられないので大したことない。テロリストが上手いこと自爆要員を調達するのとかに使いそうな割に平和だからね。

『ヲタクに恋は難しい』
メタ視で自分のオタク属性を客観視した体だけど、社交的な人らが不幸がっているだけに見えた。仕事があって暮らせていて友達がいて遊びも含め打ち込める何かがあるのは十分幸せなんだよ。アニメという時間の掛かる趣味を軸とした自分とは別種で不幸病の人らの話ですな。

『フルメタル・パニック!Invisible Victory』
ミスリル最期の闘いを思わせるテッサの兄との邂逅から、会長の引退といよいよ物語も最期が近付いてきたって所か。宗介の選択を含め、この作品が積み上げてきたものが試されるといった所か。

『メガロボクス』
何周年記念作品として『あしたのジョー』を退廃した現代に持ってきたって感じで、アウトローはこう描くんだぞってお手本を示しているかのような丁寧で引きも綺麗な王道の第1話。劇伴が一々格好よくて溜まらんね。

『レイトン ミステリー探偵社~カトリーのナゾトキファイル~』
ビッグベンから始まって、安楽椅子のあの人を思わせる名探偵の娘の事務所を勘違いして来訪した流れから、迷探偵と紙一重のお約束の展開。喋る犬役の小杉さんの渋さ、若手からベテランまで配役が光る。古畑よろしくのメタいライトアップで引くAパートがゲームのお手軽な謎解き展開のチュートリアルを思わせて、CM明けのBパートで一見ずれた推理披露で抽象画なタッチになってからのボケボケかと思いきや推理が繋がって謎が解かれていく。謎そのものではなく謎が解かれていく過程と解かれた後に解かれていく心を見せて行く、それも登場したキーワードから繋げて考えれば想定していた通りの構成なのが良いね。ゲームもそんな感じで楽しいんだろうなと思わせる。

『3D彼女 リアルガール』
如何にも漫画的な設定と見せ方ながら、ヒロインがどこまでが嘘なのか分からない態度と背景で、個人的に難しいと思っている「きまぐれ」が表現出来ていたと思う。不思議と嫌いじゃないのは、そういう所も含めて「きまぐれ」なあの作品を少女漫画からオタク方向へ寄せて組み直したような感じがするからか。まあ、如何にも少女漫画な力技の設定と美術の色が薄めなの合わさって強調されるキャラの掛け合いが癪に障りそうな気もするけどね。
『宇宙よりも遠い場所』
南極を目指す女子高生の話。色々な過去があるんだろうけど、冒険とかそういう山っ気と女の子の相性はあまりよろしくないが、今回は3人なので何とかなるかもね。

『ゆるキャン△』
1人キャンプな主人公が出会いから巻き込まれて女子高同士で色々キャッキャする系。薀蓄を明夫ナレにさせることで何だか得した気分になるし、細かい描写も頑張っているので案外見られるかも。

『ラーメン大好き小泉さん』
ラーメンが大好きな小泉さんと仲良くしたいクラスメイトの女の子とのワチャワチャを見守る感じ。場面転換で流れるハミングとか雰囲気が良いね。

『グランクレスト戦記』
チュートリアルって感じの説明尽くしの1話。女導師と契約してな妄想が捗りそうな状況だけど、身近な者達の幸せを望むのは選ばれるのに相応しいだけの要素も踏まえてあってしっかりしている。画面映えもしているし、演者も揃えてあるのでキャラが出揃ったら面白くなりそう。ただ、今の1クール時代の速さに着いて来られる内容かどうかだけは気掛かり。

『刀使ノ巫女』
女の子と刀は分からんでもないが、学園とか真剣を使って生き死にのあるのかないのかが不明瞭な模擬戦みたいなのが現実感なさ過ぎて、肉体鍛錬のない華奢にしか見えない宿命を背負ったアニメのキャラデで説得力がない。逃避行での引き自体も分からんでもないが、全体を通して描かれる物語がなさそうで場当たり的に闘いが連続して行くでもなく、刀や剣術や言葉遣いが頑張っているだけにちぐはぐな印象を持った。

『七つの大罪 戒めの復活』
改めてキャラが可愛いってのは良いなと思った。中々7人揃わんけど、後付で設定付け足して増し増しになってから合流する感じかな。スカウターまで出てきて分かりやすくインフレするだろうね。

『新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION』
斜陽のジャンルが一周回って親子で平和を守るという原点回帰で来た。新幹線がテーマだけあって展開も早いし、子供の搭乗適合者達に対し大人が大人としての役割を果たそうとしていく作品だと強く打ち出してあって、ロボが起動して敵と対峙する引きで楽しめそう。

『スロウスタート』
色々あって高校受験浪人した主人公に友達が出来て仲良くなっていく日常を描いていく。そういうのは女の子でないと成立しないと思うので良いんじゃないかな。

『ポプテピピック』
クソアニメオブザイヤー受賞確定の間違いなくクソアニメ。まあ、それを逆手に取ってやりたい放題で楽しい。ほとんど同じ内容を別の演者が演じるって形式が舞台とかラジオドラマっぽくて、声オタならより楽しめるぞ。勿論、物語を楽しみたい人にはオススメ出来ない。

『サンリオ男子』
可愛いキャラクターグッズとおばあちゃんとの思い出を軸に、可愛いもの好きの男子の日常を描いていく。何、顔が良ければ大体何が好きでも成立するさな内容に、おばあちゃんとの思い出と影が加わるだけでお話も見られるようになっていて良かった。サンリオキャラ可愛いもんな。

『カードキャプターさくら クリアカード編』
帰って来たんだなと。あれから随分経っただけに作中でも時間が経過していることがより感慨深い。年齢不詳のキャラ以外は全員少し年を取った演技になっていて、デジタルになってもしっかりしている美術がそれを引き立てる。

『刻刻』
日常から一転しての誘拐展開の胸糞から時を止める能力で解決するのかと思ったが、そうでもなく敵の能力者が早速崩してくる。梅津さんのキャラデは良いがチンピラが粋がってて胸糞悪い。

『citrus』
純情ギャルと黒髪奔放お嬢様のギャップ系。お嬢様が反抗期って感じで影で奔放に振舞う様が見所なんかね。あんま情が見えてこなかったからその辺よく分からない。

『三ツ星カラーズ』
小学生3人組の伝統が女の子になって蘇った。ジャンルを問わず仲良し3人組とそれを見守る大人達の優しさ。大人になってみると周りの大人のキャラが作品を盛り立てていることがよく分かって優しい気持ちになれる。

『りゅうおうのおしごと!』
ラノベメソッドって感じでヒロイン沢山ぶっ込むために色々難しい所はあるんだけど、基本的には主人公が女の子に癒されて闘う男として成長して行く系なので大丈夫かな。棋士の世界は女流との差がどうしてもあるので、弟子が可愛い小学生女子ってのが自分のライバルになりそうな弟子を育てる最年少竜王よりも合っている。

『からかい上手の高木さん』
声がデカ過ぎるけど叱られるのは主人公だけという感じが何ともいえないが、基本的に可愛いヒロインに翻弄される主人公のキャッキャを見てたらそんなに気にはならなくなるけど、内容的にはミニ枠の方が向いてそう。

『弱虫ペダル GLORY LINE』
初日のゴールへと向けた闘いから再開する。回想を挟みつつ、進んで行くが、やっぱ指導者不在なのが気になる。でも、EDがバンドになっていて学園祭の体なんだろうけど、順調にキャラ受け作品になっていることを考えると、指導者の大人が雑味であってないからこそ受けているんだろうなと。

『学園ベビーシッターズ』
学園で教職員の子供を有資格者不在で預る危うさとか、気になる部分はあるけどそこは話の都合で曲がっても良い。可愛い子供と色々ある少年主人公や大人が加わって見せる物語が本筋。

『オーバーロードII』
新たなる闘いの序章って感じで一通りこれまでの展開を振り返りキャラを出しつつ、今後の闘いを予感させる。

『ダメプリ ANIME CARAVAN』
ファンタジー世界でもっともらしい設定と地位を用意しておいて、可愛い主人公に色々寄って来る方々系作品。王子が馬鹿でダメってだけで1話を引っ張るのは大したもので、この後にほぼ必須の見直すことへのしっかりした流れ。小国ながらも才覚溢れる王と妃の組み合わせが案外しっかりしている。

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』
無感情戦闘少女だかロボだかがほだされていく系か。周りの優しさが感動みたいなことなんだろうが、感情の爆発でもなければ物語の本筋には既視感しかないので難しいかな。

『デスマーチからはじまる異世界狂想曲』
デスマーチの結果死亡して異世界転生な感じ。デスマーチ描写にまだまし云々言われるだろうけど、過労死ラインで働くこと事態が本来異常であるべきなので異世界転生という異常と噛み合って丁度良いかもね。パラメータが限界突破している上に、主人公が大人なだけに気楽にハーレムする作品ってのも難しそう。画面がぼんやりした印象だと余計にね。

『メルヘン・メドヘン』
文字が発明されるより前の口伝で伝えられてきたものを記録する。それが本なのだ。って口伝関係ないやん。地の文のあれな感じを若手に読ませるから説得力もないセンスの開幕でファンサービス作品は流石に震えるぞ。当然、何だかんだと理由付けはするが、キッズ枠の魔法学園で押し切ってしまう様と比べるとくどさが目に余る。設定という錦を着込み過ぎ。

『ハクメイとミコチ』
森の精の2人の女の子のお話。御伽噺のような、それでいて悪意や苦難はなく、日常の中で愉快に穏やかに暮らしていく。一緒に暮らし始めて、来客用のカップが割れて専用カップを買おうとか、そういう程度の出来事だけど小さな積み重ねで心が温まる。傑作として語り継がれる程の仕上がりとなるかは分からないけど、終わってみてどこか別れが寂しい。そんな作品になる気がする。

『だがしかし2』
15分枠になったのでテンポの良さが増した。駄菓子の持つ値頃感そのままな雰囲気と相まって良い感じ。

『覇穹 封神演義』
大々的な処刑場面とか前のアニメ化を思うと割とシリアスな作品だったんだなと。でも、倒すとか言って至近距離まで肉薄して一撃も加えないってのは作品の都合であって手緩く見えていかんね。160人だか殺されて、ギャグとシリアスのバランスを取るのは難しいね。

『博多豚骨ラーメンズ』
職業殺し屋が跋扈する福岡。ロケランが押収されたニュースやネットの乗りの印象で修羅の街扱いされているのをそのまま設定に持ち込んだって感じで、でも職業殺し屋の粋がっている感じがどうにも気になるのも想定通りで、バッティングセンターが出てきてタイトル的に草野球感でもあるのかと思って楽しみにしていた部分が無さそうなのだけは分かった。

『BEATLESS』
ロボ少女という人工物の作為に宿る本物で勝負する系。現状の人間ぽさのないロボにすら愛着を感じる現状からすると、同様に振舞う主人公がその信頼を勝ち得る点で、特に目新しさはないが手続はしっかりしている。破壊行為して平気な感情が壊れている同類との闘いと同居ものとの匙加減次第では軽く見られそうではある。

『キリングバイツ』
気弱だけど良い人な主人公の下に裏バトル専門の戦闘少女がやってきて同居することになってなお色気ありバトルありな作品。古臭いと見るか王道と見るかは見る人次第。俺は結構好き。

『ダーリン・イン・ザ・フランキス』
未来世界でロボに乗って闘う候補生の主人公が、鬼っ子って感じのヒロインに見初められることで特異なロボの搭乗者になる。まあ、肝心のロボが変形前の方が好みなの以外は既視感あれど王道にまとめた作品ではある。

『ミイラの飼い方』
ミイラのミーちゃんの可愛さが全て。永遠不滅の肉体への回帰を考えたミイラですら可愛いキャラへと昇華させる文化の力を見た。

『斉木楠雄のΨ難 第2期』
短編の詰め合わせでテンポがよく、斉木君のテレパシーツッコミが繰り広げられて、たまに笑えて終わってみるとちょっと寂しい。そういう作品の印象が変わらないままで新しいシリーズが始まったらちょっと嬉しい。

『Fate/EXTRA Last Encore』
アヴァンからAパートの冒頭の授業風景や移動中の会話が何かテンポ悪い。よく分からない学園もので命が軽い世界観とか、テーマも見えてこないのに中途半端に見覚えのあるキャラが出てくるのが気持ち悪い。誰も抜けないエクスカリバーを抜いたことでセイバーと契約したって感じか。結局どんな世界観かは分からないけど、気持ちの悪い世界だということは分かった。

『まめねこ』
子猫兄弟の中から色々合って選ばれた2匹の心の声系の作品。子猫が可愛いくてミニ枠よろしくなので大体大丈夫。

『働くお兄さん!』
グサッと来る働くあるあるを動物擬人化でまとめてあって、ミニ枠の尺で気軽に見られるのが良い。

『HuGっと!プリキュア』
女の子は最強。お母さんは最強。この二つを組み合わせたぞ。今回はそんなテーマ。異世界からの赤ちゃんとマスコット小動物の組み合わせがクッソ可愛い。今回は仲間もさっさと揃って子育てが主軸になるんだろうね。可愛い、護る、強い。これぞ古典からの伝統。
『UQ HOLDER! ~魔法先生ネギま!2~』
ネギまの世界観でバトルものって展開か、無印の方は何かやっつけに終わっちゃったけど、原作だとバトル漫画になっている感じだったので、本線ではあるんだろうけど、何か女の子が多くてワチャワチャする方を押している段階までしかアニメで見ていないからピンと来ない。吸血鬼の規格外の力でぶっとばす微妙なバトルものって印象しかない。まあ、桃色乱舞の無修正版でも見たら下半身が元気になるだろうけど、それとバトルが同居するってかなり高度な作品理解が必要なのでどうだろうね。

『Infini-T Force』
あのヒーロー達が一同に介し助けてくれる。ただし、何かやる気と生きる気が希薄な姉ちゃんをだけどな。実直に少年とかオッサンと家族を持って来ない辺りが、企画通すのって辛いなって思った。

『ブラッククローバー』
魔法「帝」で良いのかな。帝の字を冠していながら騎士団団長ってのは、教養がなくて勘違いしているのかもしれないが、名は体を表すを考えるともっと整えて欲しいね。過剰演出で妙に壮大さを押しているけど、要するに諦めないのが俺の忍道だよね。大方が血統とか才能の出来レースなんだから長く続ける欲目よりもテンポよく話を進めた方が白けなくて良いんじゃないかな。折角、才能が開花する前から肉体鍛錬している設定とか地に足付けようとしている原作の良い所をテンポ遅くして殺してちゃ世話ない。

『お酒は夫婦になってから』
酔うのは夫の前だけな絶滅危惧種な様子を眺めてほっこりする短編。すぐ終わるから壁を殴る暇もない位気軽に見られる。

『十二大戦』
行け、噛ませ犬。陰惨な殺し合いを平然と遣って退ける狂気を見せるために延々時間を掛けるのは良いんだけど、結局噛ませ犬でやった方にもよくやったと思えなくて、何だか遣る瀬無いね。

『食戟のソーマ 餐の皿』
直接勝負のために学園祭での勝ちを目的とした闘いが始まるんだろうけど準備が長いよ。テンポよくイベントと勝負が押し寄せてくるのが良かったんだから出し惜しみせずテンポよく進めて欲しいね。

『Just Because!』
第1話らしい舞台設定の開示と話の滑り出しとしてまとまっていて良かったと思う。まあ、今後恋愛模様に発展するだけで残りの話数を引っ張るとなると厳しそうではあるので、一打席勝負のような無言での会話みたいな演出に期待したい。

『このはな綺譚』
ケモナー歓喜と思いきや、心を読めるのか空気を読めるのかな主人公で心温まる話をするのかと思いきや、力を見せるために事前に指導なく失敗して先輩風を吹かされるても健気ですな話を進めちゃってがっかりした。気が回る先輩の体で指導がないのは嫌味ですやん。意地悪と思い至らなさを自覚して一緒に成長する展開がないと困るよ。

『少女終末旅行』
何とか最後まで見たが、終末の世界という結果ありきの作品でメインの登場人物二人だけで延々と退屈な日常を見せられてもきつい。

『キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series』
当然のように相棒のバイクが喋ってもな世界観と、肯定も否定もせずに風変わりの国や街を行く。人を殺しが禁止されていないってのは当然そうなるって感じだけど、サッと旅立って次の場所へ。映画で短編見た位だけど、変わらずの肯定も否定もせず受け止めるのが良いね。

『牙狼<GARO> -VANISHING LINE-』
オッサンとニイサンの中間位な印象の無骨な主人公がホラー討伐を通してヒロインと一緒にエルドラドの謎に迫る訳か。マッチョな肉体と女好きだけ決める時は決める主人公。今回は近未来が舞台で剣じゃなくて拳なのかと思ったら未来感あるバイクと剣を組み合わせてくる。劇伴もイケイケで演者も揃っているし、話の見せ方もアクションと画面作りが込になっている。俺は護りし者の台詞と事後処理必死のド派手な展開で楽しめた。

『宝石の国』
宝石の質感と、神だか仏だかな天界な感じの闘いやら女子同士の絆みたいなので押して行く感じか。宝石人間って感じの質感は凄いなと思うけど、落とし所に繋ぐまでの物語が要るかって感じがしちゃって今一つ心が躍らなかった。

『ブレンド・S』
主人公がすっげえ目つきが悪い女の子って設定を一点突破で特殊な喫茶で働かせることで活かす。当然出てくる奴は全員変。でも、変として真っ当なので、作りとしては実直。

『DYNAMIC CHORD』
基本的には芸能グループの男同士の行き過ぎた仲の良さを思わせる系作品だけど、昔のドラマを思わせるような直情的な旋律の音響が面白い。話の仕掛けよりも尺を埋めて見せる方向で行きそうなのでそれなりに楽しめるかも。

『鬼灯の冷徹 第弐期』
鬼灯のあの頃を振り返りつつ、何だかんだでメタ地獄の温く激しいが見られる訳か。テンポよく間を繋ぐってのが大事だね。

『血界戦線 & BEYOND』
アバンで世界をさらっと救っておしゃれなOPで流していく、キャラと世界観の再紹介の手続に物語は不要。パッと見て気付いたら引き込まれている。ラップが流れ出したと思ったら、説明台詞の代わりだわ。当たり前の部屋爆破から止まることのない追いかけっこを軽快な劇伴が盛り上げる。気持ち良いわ。やっぱこれだよな。

『魔法使いの嫁』
世捨てした少女が人身売買の末に稀代の魔法使いに買われて弟子となりやがては嫁にで進む訳か。素直にお前が大事だとかお前は私の妻にすると本心でぶつかることで心解けて行く展開を絶対紳士の魔法使いの演者の声質による力技で押し切るのね。狙いは分かったが、構造的に女性向け作品の部類になるのでどこまで付いて行けるかな。

『クジラの子らは砂上に歌う』
凄く丁寧だけど、キャラクターのやり取りを通して世界観をテンポよく説明するので、自分達の住む領域の外にも人が居ることから始まる世界の謎を追うサスペンスだけで押そうとしている感じでもない。話の仕掛けそのものではなく仕掛けを見せる過程を大事にしてくれそうな予感。

『妹さえいればいい。』
開幕から妹の裸でお兄ちゃんのナニが起っきっきからの頭が悪過ぎて眩暈どころの騒ぎじゃない。ラノベ作家主人公のぶっとびカードホールインワンな作品か。OPとEDも含め劇伴が良いね。お話自体は全く興味をそそられない点以外は悪くない。

『王様ゲーム The Animation』
冒頭からすると死んじゃう王様ゲームという名の理不尽な命令であれこれ人間の証明をさせられるって感じか。転校先でホンダさんに声を掛けられてびびっちゃう。そんなやっちゃえニッサンな兄さんが冗談みたいな王様ゲームの2周目に挑戦する感じか。それにしてもモブ顔と面倒臭い奴は全員死んだんちゃうかな。胸糞も良くないだけに、ホラーなのかスプラッタなのかはっきりして欲しい。唯一次回予告の代わりに金田一よろしくの人物集合写真から死人を区別する演出だけは感心した。

『つうかあ』
サイドカーレースでツーカーでつうかあって訳か。当然ちぐはぐから始まって団結するんだろうけど、正直色々無理があるし命懸け感が全くないので本気度も低く見える。まあ、女の子キャラにやらせて、オッサンが作るとこうなるわなって感じ。

『ネト充のススメ』
仕事辞めてワッハーなネナベがギルドのヒロインとあんなこんなで、これは相手がネカマでリアルがちゃんとカップルになるんだろうね。コンビニでのやり取りがそれっぽかったけど、ネットはオフで会うまではシュレディンガーですからその辺どうですかな。物語としてどうまとめるのかが難しそう。

『Code:Realize ~創世の姫君~』
全身に猛毒を宿すヒロインが、次から次へと変り種のイケメン達にラブコールされる系。猛毒、関係ねえよの本音でぶつかってくれるのが売りかな。触っちまったらどうするんだよって台詞には、野郎はほぼ全員死ぬがなって呟いたと思うけど、どうせ大したことないから大丈夫でしょ。

『ラブ米 -WE LOVE RICE- 二期作』
何かどこから突っ込んで良いのか分からない位に相変わらず何でも米に合わせたパロと語呂で、際どいのが勉強になるのが怖い。今度は小麦の世界から麺が留学してきて、そちらも全部合わせて来る。テンポよくすぐ終わるから清々しい。

『アニメガタリズ』
チャイナ合作で、あれのパクリもクソもずばりアニメについて語る作品なので似たようなごった煮をだしても無問題という力技を出してきた。アニメの良い所を真剣に考えて表現出来たら化けそうだけどどうなんだろうかね。

『僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件』
狙いすぎて気持ち悪いってのが正直な感想。その狙い過ぎが行き過ぎて面白いようにも見えなかった。恐らく、耳年増で狙い過ぎているけど、おぼこい所や一途な所が可愛いとか、追加ヒロインが釣られて狙い過ぎとかそういうのが売りなんだろうけど、良い所が出ていなければ意味ないね。

『3月のライオン 第2シリーズ』
思い切ってのお得意の演出を盛り込んで来たことで感傷的な雰囲気が愉快な演出で中和されて良かったと思う。プロ棋士のおやつの話題から手作りラムネを通して甘酸っぱい口溶けと共に広がっていく確かな絆から三姉妹で〆る。それが第2シリーズのテーマだと見せるしっかしとした第1話で良かったと思う。

『いぬやしき』
押し込められやり込められていく中年親父溜めに溜め込んだものの発露。それがキャトられて改造されたことによってもたらされると。原作ありきなので限界はあるだろうが、溜めて放つの系譜なので楽しめそうではある。
『バチカン奇跡調査官』
天才成年とのコンビでキリスト教の奇跡を調査すると、処女受胎からスティグマ、マリア像の涙と比較的類似性のある話を知っている人が多い要素を散りばめてあるけど、一番大事な名前という名詞が頭に入ってこない。エクソシストよろしくでバトルがありそうな雰囲気がしたが推理もののようで、推理ものとしてはお手軽な作品が毎週やっているからその辺と比べると手軽さがないね。バチカンにバカチンと言われん程度には頑張って欲しい。

『THE REFLECTION WAVE ONE』
作画的には凝っているんだろうし遅くはないんだけど、緩急がなくてフワッとした動きと同じフレーズを繰り返す音楽、その戦闘を見守って応援する市民の構図を面白く感じなかった。発表的にはこちらが先発作品なのかもしれないが、設定的には悪魔の実とかスタンドの矢でしょ。世界の秘密とかも物語の魅力みたいな気がするけど、大抵は分かっても予想の範疇かそれ程面白くなくて分からせる過程と方法が見せ所になる。作画や演出は物語を引き立てるスパイス。その辺が、戦闘を見るに無理ちゃうかな。それにしても、ヒーローとそれを応援する市民って構図、メリケンさんはお好きやね。こちとら応援されなくても勝手に地球と人々を守る文化育ちなもんでよう分からんわ。
『ひなろじ~from Luck & Logic~』
可愛らしい女の子と謎小動物でキャッキャする感じ。細かい表情が可愛らしくて、お風呂もあってサービス満点。変に物語に振れ過ぎず日常に比重が置かれていれば気楽に見られて良いんじゃないかな。

『Fate/Apocrypha』
何だかんだでサーバントが誰なのかと特性とが演出として機能して物語になるのが見所なんだろうけど、円卓騎士団ガチャ以外に見るところがないFateっぽさの義務感だけで構成されて感じた1話だった。アーサーの変わりが出てきた所の場面合わせをしたかったんだろうけど、たまに放送開始前特番や4話位である舞台設定をナレーションでまとめて説明するような実直な世界観説明に徹する訳でもないから、返ってテンポを損なっていただけに思えた。

『賭ケグルイ』
設定が無理筋なのを女の子の可愛さと顔芸で押していくんだろうけど、才覚と狂気の片鱗を見せるにしては相手が小物過ぎたんじゃないかな。

『ナイツ&マジック』
メカオタの会社員の日常から始まって、異世界に転生した云々の説明もなく、転生した体で異世界の日常が始まって、現実世界の感覚を持ち込んだファンタジーハックで魅せるのかと思ったが、逆に冗長になっただけに思えた。ロボに乗って活躍するのが目的なら、原作があるからとはいえ時系列で後に控えているであろう大地に立つ場面を直球で見せても良かったんじゃないかな。メカ設定に詳しくて頭が切れるって設定と現実世界の想像力でファンタジー世界に転生してロボに乗って活躍するってコンセプトなんだろうけど、特に設定を用意せずに主人公だからロボを動かせて活躍する作品と差別化するつもりでテンポと見せ方が悪くて負けてりゃ世話ない。

『バトルガール ハイスクール』
若手から中堅を集めてベテランも配置し、準備は整った。では、キャラクターの役割としてはどうかというと、特別に中堅の先輩してが先輩いる訳でもベテランが大人している訳でもない。謎の侵略者相手にクソガキ共が人類を守る役割を果たすにしてはハンチクで誰も嗜めないいつもの展開が繰り広げられる。プロ意識の無いガキに命運を握られているけど、話の都合で何とか滅ばずに済んでいる世界とか、どう考えても他の住人が不幸やで。女の子を一杯出して闘わせるって設定を物語に落とし込めていない感じがトカトントンと響く。

『スカートの中はケダモノでした。』
女装した美しいお姉さんの股間にそびえ立つ何か。それがケダモノじゃぞって感じ。ミニ枠なので直球でも大丈夫。後々にお姉兄様の複雑な背景が控えているのか、それとも一線を越えそうな迫り方で主人公がドギマギする姿を見せるだけなのか。スカートの中同様に夢が広がるぞ。

『恋と嘘』
少子化対策で政府が決めた相手とのみ恋愛して結婚しろとかいう戯けた設定にイラつかされるが、要は親の決めた許婚という古典的設定を拗らせただけ。じゃあ、この世界に姦通罪あんのかよとか攻め立てたくなるから、その辺は軽く流しておいて、思いが通じた相手が居て、別に結婚相手で綺麗所が居て、そういう承認がある人生を不幸だと嘆く似非純愛模様に一喜一憂出来たら楽しめるんじゃないかな。つまり、いい年してアニメをガチで考えとるワシにはきつそう。でも、女の子は可愛い所が揃っているので何とかもつかな。

『妖怪アパートの幽雅な日常』
幽霊と霊能者の居る一刻館とからんまとかのるーみっくな感じのドタバタ。演者のバランスが良いから、後は心が温まって笑ったり泣いたり出来れば、最上なんじゃないかな。

『潔癖男子!青山くん』
潔癖過ぎるという設定が相手選手を交わしたりポジション取りに役立って活躍するサッカー少年が、青春スポ根に絡まった姿を笑い飛ばす感じ。チームメイトやらライバルの少年達の演者が中堅~ベテランで固めてあるので、後はヒロインとかの若手が呼応してくれたら、何がしかの様式は出来上がると思う。それが好みに合えば良し。

『アホガール』
異次元レベルのアホをテンポよく見せる。短編だから間延びしにくいし良いね。まあ、本当に笑えないレベルにアホでも可愛かったら大丈夫。そういう演者は配置してあるから飽きるまで気楽に見ると思う。

『徒然チルドレン』
絵柄が特徴的だけど、要するに固定面子の『BOYS BE…』って感じかな。イケイケ感やオラオラ感がないからギリギリ許せる範囲に収まっている。ニヤニヤして見ているんだけど、「クッソ」とか「チッ」とか自然と言っちゃってる。

『DIVE!!』
文字通りの飛び込み、高飛び込みを題材とした作品。有望な少年達が、潰れかけのスクールの復活を賭けて東京五輪を目指す。自信に満ちた主人公の憧れ兼ライバル、水着の綺麗所のコーチと駒は揃っているので、あまりテレビ中継もされないマイナー感のある種目で五輪を目指すって部分を上手く表現出来たら楽しめそうかな。

『最遊記RELOAD BLAST』
何年ぶりだろうかの復活だけど、キャストが変わっていないのが良いね。内容は、三蔵法師一行を再紹介しつつ、越後のちりめん問屋の隠居を名乗る爺さんと同じ構造で地元の小悪党を〆る。流石に今回のアニメ化はオリジナルやってでも終わらせるつもりなのかな。まあ、終わらない旅路の良さでもたせてきた作品だからどちらでも良いけどね。

『時間の支配者』
取って付けたような滑り出しから、滑り続けて始発駅から列車が走り出す旅立ちで物語の終わりと作品の始まりの引きとする。しかし、物語を演出するための時間は支配出来なかった模様。

『将国のアルタイル』
戦争で大切なものを失った訳ありの少年が、開戦から将として頭角を現して行くといった展開の予想される作品。ただ、前の戦争に責任を感じる大人の高官と最近高官として加わった若者の若さと過去からくる反対が、対比ではなく国家の選択として納得させるだけの形式も整えず単に戦争反対して見えるのが気になった。結局仕掛けられて闘うことになると思われる上、主人公自身の戦闘能力が非常に高くて闘うことを厭わず、しかも高官になれるだけの有能さがあるのに、個人的感情の発露にしか見えないってのは、今後の有能描写を損なうだけじゃないかな。折角壮大そうで音楽も良いのに、思考実験としての戦争に対する反応すら出来ないアニメ業界のアホ臭いサヨク臭が鼻に付いてちゃ世話ないぜ。

『メイドインアビス』
アビスと呼ばれる深淵の穴底を探検する学校だかの組織に所属する主人公の少女が、少年型ロボを拾ってさてどうなるって感じ。深淵を成立させるための舞台設定をコネコネしてあるけど、意思疎通の出来る存在であれば人間と同等に扱う系作品で配置がちょっと違うだけに見えた。中々に可愛らしいデザインなので、ほんわか行くのかグロで落差を付けるのか。作り物なのに本物の命があるかのような存在との絆をどう見せるのかが見所になるのかな。

『捏造トラップ-NTR-』
彼氏の横で女の子が女の子を弄る。そんな感じで耽美な雰囲気を出していたけど、要するにバイセクシャルなのね。あまり馴染みがないから目新しそうに感じるのかもしれないけど、何のことはない性愛の範疇ですな。若手の子にそういう恥ずかしい演技をさせて眺めるという悪趣味系。

『異世界食堂』
演者的に山岡な爺さんが先代で、二代目の息子の食堂が異世界と繋がっちゃったって感じかな。異世界住人に豪華な演者を集める辺り力の入れ方として正しいと思う。普通の料理が美味くてありがたがられるだけの画面は地味になるからね。対決形式の料理作品でもないし、解説過剰でもなく美味そうな飯をかき込んで物語を流していく方向で上手く嵌っていると思う。お遊び的な先代役の演者も含め、若手からベテランまで演者のバランスが良いのも活きている。無駄に豪華ではない。豪華だから画面がより映えるのだ。

『コンビニカレシ』
アバンから1分30秒走り続けるカットの演出感覚はかなり古めのアニメを思わせる。まあ、古めのアニメならもっと演出意図もしっかりしているんだけど、全く感じられないままOPに入るのは正直怖かったぞ。その辺も含めカットの繋ぎ方がとろ臭く感じてしまう。演者もしっかり集めてあるけど、引き締める役柄としての大人に相当する役割不在の作風と、全体の映像の調和が宜しくない現場のメタとが噛み合ってどうする。見る人の感じ方を大切にするためにモノローグが少ない結果、冗長と感じてしまった悲しみをどうする。コンビニは現代のアニメの潮流と同様にスピード感があったり求められる世界だけど、タイトルはそういうことじゃないのかな。

『アクションヒロイン チアフルーツ』
昭和感溢れるパロディ映像が安っぽさのある御当地ヒーローと噛み合って調子は良い。ヒーローショーが中止になって気落ちしている幼子達のために女の子達が頑張る展開は心が熱く温まる。体を動かせる理由付けに新体操とチアを持ってきているが、最早素人の動きじゃないから見応えもある。現代らしく、映像を勝手にネットに上げられたことで新しい町興し役になっての引きで、次回以降の展開も気になる。こいつは良いぞ。

『ボールルームへようこそ』
将来への展望もなく進路に悩む平凡な主人公が、職員室で説教されていると同じように説教されている少女を見て安心する閉塞感から始まる。喝上げされそうになった所を助けてくれたお兄さんに連れられてきた社交ダンス教室での体験レッスンで先程の少女と再会する。社交ダンスの才能に満ち溢れ自分と同じだと思っていたのにまるで違うことへの自己嫌悪、無理矢理持たされたDVDで見たお兄さんの世界レベルのダンスや他の選手の様子と熱意に触発されてはじめの一歩を踏み出してがむしゃらにやることで回りを巻き込んでいく引き、ライバルキャラ登場の次回予告。『はじめの一歩』を思い出すプロットだけど、原作出版社的に編集やらメソッドが近いのかもね。それに、社交ダンスは老若男女関係なくヒロインとパートナーになれ同じ舞台で闘える。その上でプロットに信頼があるので、楽しめる作品になるだろうなと予感させるものがあった。特にステップが重要な場面では足元、凄いダンスの場面では動きの決めになる止めを中心にと、ダンスだからと闇雲に動かすことに拘らず緩急や止めといったリズムに対する演出意図を通し、画面から情熱が伝わってきたのが良かったと思う。

『プリンセス・プリンシパル』
飛行石だかが発掘されて独占している王国と共和国が壁で西と東に分かれたというパラレルビクトリア朝+戦後ドイツみたいな状況でスパイが暗躍という名の表通りを爆走する。スパイの少女達と出会った青年が西側に亡命する車での逃走劇から一点王族も通う伝統と格式ある学校の生徒さんでしたというズッコケ三人組な感じで舞台設定の紹介。演者的には現場の若手と会議室のベテランといった感じ。事務担当だかスパイマスターだかのお姉さんの胸を強調し過ぎの服装と渋い声でやり取りするオッサンが同居する絵面は腹筋破壊力抜群。若手ワチャワチャにしてはちゃちさは感じないが、設定や物語のせいでちゃちになったら可愛そうだね。まずはウィットに富んだ体のやり取りをシリアスなのかギャグなのかはっきりして欲しいけど、学園での光とスパイとしての闇が画面の明暗で対比する手法を選んでいる以上は期待出来そうに無いね。暗い画面で動きやカメラワークが激しいと目が疲れるよ。

『セントールの悩み』
亜人だか異人種だかが暮らす並行世界だかなんだかで、女同士がキャッキャする。要は二本立ての百合作品やな。亜人だか異人種でもっと股間のリビドーや心のひだに素直に訴えかけていた作品の方が実直で好感が持てていたぞ。中国絡みのスタジオか資本なのか知らんが、金蔓は黙っとけやを奥ゆかしい言葉で理論武装するなりして、煩い奴と調整しながらハチャメチャする方が面白い作品が作れるのではないかと思う。現状は折角の金と時間と人を浪費しそうな予感しかしないぞ。

『18if』
よく、夢の世界の幻想表現としてどぎつい色やら歪んだ物体表現があるが、生憎とそういう夢を見たことがないんだよね。それ突っ込んだらあかんのかな。心理学の大家よろしく夢の世界を診断してカウンセリングをするって感じなんだろうけど、もう夢の世界の表現が作為的過ぎてきつかった。

『天使の3P!』
小学生孤児が寄付されたのか何だか価値のある楽器でプロ顔負けのバンドしてはしゃぐ。そこにネットでPの主人公が誘われて云々。まあ、演奏担当がプロなんだからそりゃプロ顔負けだよなとしか言い様がないし、作画が頑張っていているのは分かるが、物語の演出としてロボットアニメが陥った袋小路のような記号以上に感じられず空盛り上がりに見えた。ロックな音楽の感情の爆発なら、見合うだけの情熱が見たいな。小学生でもそういうのあるし、今後の物語を牽引していくのならそれとなく仄めかしてくれても良かったんじゃないかな。

『ひとりじめマイヒーロー』
男の子同士の友情とは違った何かを描いた感じか。腐れ縁以上の異常な感情が渦巻いている感じだな。私立か公立かにもよるが成績上位校の校門前で守衛もおらず、DQNがはしゃいでみたいな感じはイラッとするね。まあ、家庭に居場所が無くて不良グループに加担していくってアニメ化する無難な作品ではあまり見ない際どい設定に説得力を感じさせる描き方が出来ていた点は良いと思う。

『無責任ギャラクシー☆タイラー』
前作のアイキャッチの演出にもあったように、キャラが沢山居て無責任シリーズよろしく硬軟の開け閉めで綺麗に回していた形跡はまるでなし。あの前作があっての今作で何とも二軍感のある出来にしてしまった。無責任ってそういうことじゃねえだろ。

『RWBY Volume 1-3: The Beginning』
少女+大物武器。海外作品の特徴なのか忙しいなという印象。冒頭からナレーションが流れっぱなしで、少女登場からアクションと画面に動的な要素が存在しない時間が少ない。本来細かく動いている部分が正しく動いているのだから正しくはあるが、もう少し止めを使って緩急があるアニメ育ちなのでそういう方が好みかな。とりあえず学校に通わせておけとか2頭身デフォルメとか日本のアニメに影響を受けて作ったのかな。でも、動きの緩急とかは全然違うから吹き替えても限度があるね。

『クリオネの灯り』
夏休みとか人権啓発とかが喜びそうなスタジオが食い繋ぐためのプログラムピクチャーって感じで、今時のテレビじゃきつい。肝心の妖精クリオネの出演が要請されているのに単なるタイトルなだけで出てこないのも気になった。

『ノラと皇女と野良猫ハート』
魔法だかで主人公がノラ猫に変えられたという呪いで云々系の作品で物語の盛り上がりが約束されていると思うのだが、特に見所はなかった。雑種って感じだけど、マスコット的可愛さにも欠ける。そこに若手がワチャワチャして返って厚みが減っただけ。

『SHADOW OF LAFFANDORラファンドール国物語~FANTASY PICTURE STORY~』
アドベンチャーゲームのPVみたいな演出だったけど、次回以降もこのまま行くならきつい。

『異世界はスマートフォンとともに。』
異世界に転生しても大丈夫。そう、iPhoneならね。って感じ。RPGツクールよろしくに異世界転生ツクール感がするので、RPGツクールのそれに拒否感がある人がいるのと同様だろうなって感じ。主人公が特に調子付いてもいないし、如何にもな世界で如何にもなヒロイン達と仲良くなってな導入なのが良かったと思う。ベタだけど天性の才能で粋がるだけの作品ではないってのは、増えてくるヒロイン含め好かれる人柄として後々効いて来るんじゃないかな。粋がりに俺の嫁が寝取られるのって嫌やろ。

『ようこそ実力至上主義の教室へ』
突然だが少し考えて欲しい、放送に耐え得る最低限の演技とはどの程度かを。通学バスで優先座席を譲らないことで嫌味な奴を表現するにしても、そういうやり取りが出て、他の皆さんに呼びかけても主人公と同じ学校の奴が誰も譲らない方がどうかと思った。未来を作る学生が通う学校という設定なのにね。よく分からん国立学校だかで不良クラスがあるとか何だろうな。私立でも私学助成金の原資を思うと税金の無駄遣いやな。やりたいことは分かるが設定とか気に障る点が多過ぎる。最後連帯責任が明かされて、どうだって感じだったけど、メインの演者が演技を作り過ぎて下手に感じる棒読み調ってのは作品全体に連帯責任となって圧し掛かるからね。ようこそ実力至上主義の商業作品の世界へ。

『はじめてのギャル』
おっぱいとパンツに興味のある者は残れ、~中略~「おっぱい、ぷるん、ぷるん。」。「それはパンチラというにはあまりに見せすぎた。~中略~ それは正にパンモロだった。」で大体通じると思う。童貞のガキって感じの主人公がギャルに好かれていたかもという引きは、天地開闢が如き物語創世の圧力を感じた。でも、アニメなので逆に大丈夫だ。肉があるのに柔らかそうなデザインと質感が良い。これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬも女体の神秘って感じで、坊主かと思ったら姫が大量に釣れるみたいだし、エロ枠はこうでないとな。

『魔法陣グルグル 新シリーズ』
テンポは良くなったしゲーム感のあるドット絵や吹き出しもある。でも、旧作においてメタRPGのギャグとしては地の文に相当するナレーションが担当していたものが消え去り、ただテンポが良いだけで懐かしくもあるが笑いはなくなったかな。後、ククリの演技なのか声質なのか田舎者のおぼこい感じも消え去っていてオッサンには辛いな。『桃太郎伝説』『魔神英雄伝ワタル』『ダイの大冒険』『ドラゴンクエスト』辺りのクエストがあってRPG感を出そうと頑張って一旦途絶えた流れを受け、旧作やら『スレイヤーズ』があったのを思うと、回顧以上の何かが湧き上がるね。

『ゲーマーズ!』
ゲーム好きの主人公が学園の華でもあり意識高い系ゲーマーでもあるヒロインにゲーム部に強引に誘われて云々な既視感の作品。誘われたけど色々考えて断っちゃうという、愛情の搾取でなあなあに入部する展開も可能なところをあえて宗派の違いともいえる同好の士としての趣味への温度差の違いで引きにするのは悪くないし、差別化になっていたと思う。気軽に楽しむエンジョイ勢ってのも裾野には居るし、それをコア層しか見なさそうなアニメでやることの是非はあるが、落とし所がヒロイン増殖と結局入部の茶番だろうから、一発かましてからと考えるとそれ程冒険でもないか。

『ナナマルサンバツ』
特に目立たないけど知識豊富な主人公が競技クイズの世界へと飛び込むって感じか。ヒロインのアフレコがやばくて出てきていない場面はしっかりしているのが余計に厳しい。若手の成長云々以前で、地上波が東京ローカールっぽいのにそんなパンダなくても良いのになと思ってしまう。まあ、逆に上達することと物語の中でクイズで強くなって行くこととが呼応してくれると上手く行く場合もあるけど、1クールでは中々難しいかな。競技かるたのあれを思い出す要素が多いが、あれにもそういうキャラが出ていたから似ているのは本当なんだな。おまけコーナーの読み手が一番クイズ番組っぽい辺り本職の人は違うね。分類としては、初心者離れした才能のある主人公が、努力して勝つって展開なんだろうけど、そういうベタなのと青春を賭けるってのが組み合わさるととんでもない力が発揮される場合があるから様子見かな。
『僕のヒーローアカデミア 第二期』
過去の同じ枠の作品の傾向通りに1話から間延びしている感じがある。バトル展開も上手くやったった感が今一つ弱いのでどうかね。

『アリスと蔵六』
失敗続きで絶滅危惧となっていた1話スペシャル1時間放送。特殊能力と女の子にバトルと如何にもな若向け作品かと思えば、明夫ボイスの爺さんが組事務所でゴニョゴニョと絡み合って混沌としてきた。特殊能力があろうと子供が悪いことをしたら叱る古風な常識人。最後で結局ただの花屋だと分かるんだけど、それでも漂うプロ臭が凄い。取って付けた特殊能力と女の子とそれを取り巻く大人とくれば大体つまらんことになるのが常だけど、蔵六さんが健在なら大丈夫かな。手っ取り早く予想すると爺さんが主人公のローゼン。

『つぐもも』
エロバトル枠。20年位前のノリで姉ちゃん九十九神や委員長を中心に女の子がワッチャワッチャと湧いてくる。気軽に見るのには悪くないかな。

『スタミュ 第2期』
選ばれし選抜枠としてまとまった形で終わって、改めてする話があるのかどうかは分からないが、何となく華やかで良いんじゃないかな。

『笑ゥせぇるすまんNEW』
新しい喪黒さんは先代に似せようとしてはいるけど、ちゃんと別物になっている。話の展開に現代要素が入ってちょっとまとまりが悪い感じだけど、胡散臭さと業の入り混じった感じが2本立てで気軽に見られるってのは悪くない。

『ロクでなし魔術講師と禁忌教典』
如何にもなテンプレで本気出したら凄い系なんだろうけど、生徒との決闘で負けちゃう辺り、パターン崩し系かな。テンプレが足を引っ張らないと良いんだけど難しいね。

『BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』
スピンオフ続編だけに、本編から寄せ集めた要素の筋が良いのは当然として、本編で長期連載の犠牲になっていた間延びとか画面暗くしていく感じを長く続けたい欲目で繰り返しそうなのが不安材料かな。

『まけるな!! あくのぐんだん!』
具体的な作品名は思い出せないが、玄田さんと屁垂れの組み合わせが面白いのはギャグ系作品で実証済み。脇を固めるキャラも豪華な演者を上手く活かしてミニ枠でテンポよく見られて良い。

『サクラクエスト』
都会に出たものの就職に失敗した女の子が登録モデル事務所に騙されて地方の町興しに借り出されて云々。田舎が嫌で都会に出たけど田舎も悪くないよねって結論ありきで事件は起こるんだけど、何となくなあなあで過ごしていく感じかな。それはスタジオの経営者の体験談であって視聴者の視聴体験で省略して良いとは思えなかった。いい加減いうの飽きたけど、今回も対立から始まってごめんなさいの言えない作風が足を引っ張ると思う。

『サクラダリセット』
心の繊細さで押して行くんだろうけど、能力設定が如何にもなのに画面が淡いく華がないのが返って作為的に感じるのが気になる。たぶん、アニメ化で加わった媒体の違いによる要素が雑味になっているんだろうね、EDの歌い方が笑えるとか悪い冗談かと思ったし。

『ひなこのーと』
可愛い女の子達でワチャワチャしながら劇団を作るぞって感じなんだろうけど、ブレーメンの音楽隊よろしく途上を楽しむのか、それとも劇団立ち上げあるあるを楽しむのかが分かれ目になると思う。

『ツインエンジェルBREAK』
キャラ一新で怪盗要素がなくなって普通に変身ヒロインものらしい内容になった。コンビ誕生の生け贄になったジョン・ガラブシさんが四天王の中で最強とか小ネタのパンチが効いてた。玩具販促要素の縛りがない分緩過ぎる箸にも棒にもかからない日常だけど、如何にも大友向けな頭弱女の子大集合な感じが鼻に付かない程度には弁えているから良いと思う。まあ、流し見するのに丁度良いし、ハリネズミのミルクが可愛いからええんちゃうかな。

『神撃のバハムート VIRGIN SOUL』
本当に続編とはね。如何にもな中世ファンタジーの世界観なんだけど、画面作りがしっかりしているだけで魅力が出るのは相変わらずか。惚れっぽい怪力姉ちゃんは前作ヒロインの血統なのかな。前作キャラもちゃんと出るみたいだし、アフロの登場タイミングが楽しみ。

『カブキブ!』
歌舞伎好きの主人公と親友で部活にしてしまう情熱と途上を楽しむ作品かな。梨園の隠し子、日舞の名取、宝塚よろしく姉ちゃんと個性豊かな面々の紹介に始まり、前衛的な芸能だった歌舞伎が伝統になって権威主義的になりを地で行く梨園の御曹司で〆ると。大衆娯楽な歴史を持っているだけに素人さんでも楽しんで良いんやでを押して行くんだろうけど、監修に松竹が入っているから好意的に捉えてしっかり作品作っていったら面白くなるんちゃうかな。まあ、歌舞伎はよく知らんので、ちょいちょい挟むであろう講座的な部分でも楽しめそうかな。

『境界のRINNE 第3シリーズ』
オムニバス形式の作品だけど、仕切り直しなのでとりあえず全員集合させて始める辺り好感が持てる。前シリーズの最後で見えた二人の関係性にどの程度踏み込むのかは分からないが、立ち上げて熱が入るまではそういう要素を微塵も入れない匙加減も良いね。

『Re:CREATORS』
フィクション世界からキャラが漏れ出して現実世界で英霊よろしくバトるフィクションと。フィクション世界の女の子が具現化してラブコメなパターンがありならこれもありよね。オタク腐す感じがほとんどなく、どんな作品でも創作は尊いって感じが根底に見受けて好感が持てるね。

『エロマンガ先生』
引きこもりの可愛い義理の妹が自分のラノベの挿絵担当だったら、あわよくばその子が好いてくれたら、それが基点となってヒロインが集まってきたら、それって素敵やんな作品。あんまりな設定で小恥ずかしいけど、嫌なキャラが居なければまあまあ見られるんじゃないかな。

『恋愛暴君』
あからさまにパロったキスノートを使って、よからぬカップリングに勤しむ死神姿の天使に見出された主人公を取り巻くパロありヤンデレスプラッタありなドタバタコメディ。主題歌含めて軽い感じに仕上がっていて、本当の恋を知らない天使が本当の恋を知ってしまって深まる味わいが予想されるので合っていると思う。癖はあるものの画面に華があってヒロイン可愛くて勢いで軽く見られたら上々でしょ。

『クロックワーク・プラネット』
超展開未来世界に天性の才能と人間性に難ありな主人公とこれぞ二流の中の二流という感じで、ヒロインのロボ子の可愛さ押しだけで踏ん張っているんじゃないかな。超展開未来世界は行き過ぎたノンスチームパンクなディストピアって感じで、色んな部分が気になるんだけど、まさにヒロインの力で何とか繋ぎとめている。最初のお話の落とし所や追加ヒロイン次第かな。

『月がきれい』
CMであるオリジナルの爽やかな印象のアニメがTVシリーズになったって感じで、月がきれいという奥ゆかしい表現のように淡い恋と青春を描いた印象。お話は淡いけど画面は淡過ぎない。これ重要ね。

『ID-0』
機械の体に精神を入れ込んで活動出来るSF。主人公の女の子が海賊一家に拾われてな感じかな。企画通すの難しいんだろうけど、これ女の子じゃない方が良かったんじゃないかな。脇固めはしっかりしているけど、最近の『アクティブレイド』の1期と2期を見比べても谷口監督って男臭い方が持ち味が出ると思う。

『有頂天家族2』
まさかまたアニメ化されるとはね。一段落したのと時間が空いたのもあってか斜に構えた感じがなくなってスッキリした印象。天狗先生の息子が帰ってきての対立から始まる辺りスタジオの呪い染みてさえいるが、原作があるのならちゃんと和解が描けてスカッとする展開になるんじゃないかな。溜めの長さも感じないし、主題歌アーティストも続投で、再アニメ化で作品イメージに必要な要素をしっかり押さえているのは良いね。

『ゼロから始める魔法の書』
タイトルでかっぱえびせんみたいなシリーズかと思ったら全然関係ない割にしっかりした世界観を見せていく。まあ、設定やらはテンプレ感はあるものの、半人半獣のごつい主人公にごつい系の声を持ってきたのが良いね。繊細な世界観なのでちょっとしたアニオリやガバで崩れるだろうけど、主人公の声という避けようのない属性が当りなら十分じゃないかな。

『夏目友人帳 陸』
夏目の周りにも友人やら縁が広がったもんだなと思わせる入り方。流石にもう何度もアニメ化出来るとは思えないので、妖怪との付き合い方の話に踏み込んで行って欲しいな。

『正解するカド』
天才ネゴシエイター官僚だか国連職員という未確認存在が、異世界だか宇宙だかからやってきた存在との対話を開始する。政治云々が出て来るんだろうけど、日本だけで済むと良いね。海外が絡むと途端に物語として破綻することが多いからね。

『喧嘩番長 乙女-Girl Beats Boys-』
何かよく分からんが、生き別れの双子に代わって男装して男子校で天辺取るって感じか。この先出会うライバル達が主人公に抱くホモな感情のギャグ作品かな。逆に見ると主人公の変わりに女装して通う男の子が存在する訳だが、どうなんだろうね。

『終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?』
ファンタジー世界っぽい人類含め色々滅んで世界が1回終わった後みたい。選ばれた主人公が何か深刻そうな女の子相手にええ格好しいするのかな。

『覆面系ノイズ』
天性の歌声とトラウマのある主人公の少女。担当する早見さんの力に極端に頼った感じ。関わりのあった少年との恋愛模様を中心に心を取り戻して行くのかな。主人公はトラウマのせいで終始マスクをしている変人設定だけど、声も含め可愛いから成立している少女漫画原作にありがちな感じ。作中で可愛い扱いされていなくても見て可愛いんだから可愛いやろって感じで、周りのモブが全員引き立てみたいで刺々しい心持になっちゃうんだよね。

『トミカハイパーレスキュー ドライブヘッド 機動救急警察』
1話を見ただけでは、正直何がしたいのか分からなかった。秘密隊員の少年とトミカロボの物語なのに、既に選ばれた後から始まって如何にもな秘密基地紹介が出てこないだけでこんなに心躍らないとは思わなかったね。1話から出し惜しみしたらあかんで。

『アトム ザ・ビギニング』
アトムを作った天馬博士とお茶の水博士の前日譚って感じか。大学で高等な研究をしているんだけど、変な戦後のサヨクかぶれ感が一切ないのが良いね。夢のロボを作る情熱に注力していたらそんな暇ないもんね。

『信長の忍び~伊勢・金ヶ崎篇~』
主題歌が初期路線に変更されていてヨカッタネ。松永弾正登場からの再開で、短いながらも義理のない義理堅さが出ていて良いね。

『冴えない彼女の育てかた♭』
相変わらず冴えていないのは主人公とこの物語だけやね。ヒロイン全部それなりに可愛くてキレッキレやん。画面に華があるのは素晴らしい。

『ラブ米(コメ)-WE LOVE RICE-』
何でもかんでもお米関係のもじりや駄洒落になっていて、気軽にドン米de大体大丈夫。

新しい何か

2017年2月10日 1話雑感
『キラキラ☆プリキュア アラモード』第1話
随分と思い切った路線変更だなと、特に実写とアニメの合成画面は凄い。作為が露骨に出るので、半年で陳腐化する玩具を売る商売で避けていたと思しき所に初っ端からぶっこんで来た印象。歴の浅い若手や主役未経験者、中堅、ベテランと演者には鉄板の布陣があって、主人公は若手や主役未経験ながらもそれなりにアフレコは上手い演者が起用される場合が多かったが、今回は主人公が微妙だなと。早期に上達出来れば作品の尻上がりと同調して相乗効果に繋がるが、こればっかりは時の運。お菓子作りは料理アニメの範疇に入るが、同分野では既に傑作が存在するだけに難しい選択だなと。玩具的にはママキッチンのポジションを狙いに行く感じかな。美味しいお菓子を作ったらキラキラ輝く嬉しい気持ちの素みたいなのが湧いてきて敵も味方もエネルギーになるのね。エネルギーのある時とない時の演技が良い味出してますな。
次の回で戦士が1人追加されるみたいだけど、5人揃うまで長いし聞き苦しいじゃ嫌だな。下手すりゃ演者全体のバランスを確かめる前に脱落するぞ。うーん、こりゃ全くの別のシリーズと思った方が良いかな。
『政宗くんのリベンジ』
金持ちデブから痩せてイケメンになった主人公が、何やかんやで振られた女の子に変わった自分でリベンジしようとするんだけど、当の相手は姿が変わっても覚えていたで次回に引くと。まあ、その辺の恋模様のドタバタ作品なんだろうね。姿が変わったからって手の平返してきたらシリアルキラーになりかねないから、あえて振られたり変わらず相手にされていないで良いと思う。

『うらら迷路帖』
動物とのハーフなのかな。だから服従の腹見せって訳か。あざと過ぎるわ。

『セイレン』
おー、『ジュエルペットサンシャイン』のコンビか。一通りヒロインの紹介をしつつ、話の方は大して進んでいないから、設定された属性を出会いからしっかり裏付けをするつもりなのかな。『アマガミ』の数年後な設定みたいだから、フェチで責めてくるのを期待したらええんかな。って、これじゃマゾやん。

『AKIBA’S TRIP -THE ANIMATION-』
ゾンビものの亜種かな。ゾンビが大気に弱いから服を脱がせと。良いぞ、もっとやれ。ゾンビものなのでB級なんだろうけど、気軽に見るならその方が良い。

『スクールガールストライカーズ Animation Channel』
ソシャゲかな。良い感じのキャラデに明るい画面と豪華な演者。後は物語が揃えば勝利は間近(これか一番難しい)。敵がこの間より強くなっているというが、ゲームと違ってパラメータ表示のない世界感で言われてもほとんど一撃で倒してりゃ強そうに感じない。水着のお姉さん達が出てきて重火器ぶっ放すのはウッソ君じゃなくても当惑するな。とりあえず、色んな意味で課金すりゃ逆転出来るんちゃうかな。

『青の祓魔師 京都不浄王編』
前回アニメ化時のアニオリ部分を完全無視しているのだろうけど、回想から入ってもいないのでどこから仕切り直しか分からない。暴走した後辺りからなんだろうけど、子供が勝手に突っ込んで死にかけるとか甘い内容から入って、その後の同級生の場面でギスギスが始まったら雑過ぎて困惑するで。京都が舞台で関西系の演者を集めたのが生きてくれば楽しめるかな。

『昭和元禄落語心中~助六再び篇~』
話芸を主題とした作品で、時間を忘れて聞き惚れる感じが堪らんね。回想ナレーションが落語調になっていたり、細かい間の取り方やら、真打昇進から姉さんとの仲やバブル時代の速さに置いて行かれてしまう落語を盛り立てる約束の実践とてんこ盛りの会話中心でありながら、自分の内面だけに偏っておらず、誰かのためが強く意識されていて眠くならないのが良いね。

『亜人ちゃんは語りたい』
吸血鬼、デュラハン、雪女、サキュバスと上級者向けの属性のヒロイン達が、研究者志望だった先生の居る学校へやってきてあれやこれやと美味しい展開てんこ盛りって感じかな。先生がごついオッサンで諏訪部さんだったら大概許されるから良いキャスティングやね。画面も華やかで何となく楽しい気分で見られて良い。OPとEDの曲調好き。

『風夏』
衝撃的な出会いという設定のために、盗撮の疑いを掛けてスマホを叩き壊すってのは酷いな。おまけに学校で再会した際は盗撮していないか確かめるとか言い出して、前回のは何だったんだと。大和君の時からお話作りに進歩がないですな。

『チェインクロニクル ~ヘクセイタスの閃~』
黒の王に対抗する義勇軍の隊長が主人公って訳か。そこまではナレーションで説明して終わらせるので良い作品かなと思ったけど、世界観の説明もないままに黒の王との闘いが始まって終わって呪いでも受けたのか黒に苛まれている主人公からダブル主人公の片割れの方へ場面転換して金持ちを鼻にかける悪漢を倒す好青年の体で対比なんだろう。でも、物価高でも正当に対価を払った嫌味なオッサン相手に先制攻撃して反撃されたら完全制圧して強盗するとか正気とは思えない。その後、怪物が出てきてダブル主人公が合流して続くと。唯一、主人公視点のカメラで敵陣に向かっていくカットだけは良いと思ったが、Cパートの黒の王のSD短編ギャグが一番面白いってどうなんだよ。一見すると、説明の手続を丁寧にやっているようだが、もっとナレーションでかっ飛ばして、義のバランスやらキャラクター同士の関係性と世界を見せて物語を盛り上げるような方向性で良いと思うんだけどね。映像を綺麗に作るのは上手いんだけど、それで物語を演出するのが一番難しいよね。

『にゃんこデイズ』
この擬人化猫達は、本当に意思疎通が出来るのか単なるキャラ化か。それを全て投げっ放しで終わる短編の気軽さ。

『幼女戦記』
魔法と近代兵器の組み合わせで戦争ね。FFの世界観で戦争する感じか。それにしても少女と重火器の組み合わせは不滅なんやな。まあ、戦争いうても魔法要素のおかげで作戦レベルの戦闘に収まっているから省エネでええわな。でも、幼女が主役だからって大人が全部無能って対比は大人になって見ても陳腐に思えて好きになれないね。

『リトルウィッチアカデミア TVアニメシリーズ』
短編なら許されている話や設定の説明の省略が、テレビとなると次回への引きとして温い部分も引くから難しいね。結果的に主人公の力が発現するとはいえ、学園初の一般人新入生という特別枠に選んでおいて偶然の出会いがなければ魔法学校に辿り着けていないってのはどうかと思った。『プリキュア』にテレビシリーズとして先を越されているのもあってどうしても比べちゃうしね。

『ガヴリールドロップアウト』
天界の学校で優秀な天使が人間界の学校へ降りてきてネトゲに堕ちてしまった結果なシチュエーションギャグ系作品か。別に腹を抱えて笑うこともないんだけど、緩く流し見する分には画面も明るいし、若手の演者でワチャワチャしててええんちゃうかな。

『霊剣山 叡智への資格』
数年経って下山して俗世での仙人修行からの続きか。キャラデも仙人を騙る詐欺師をぶっ殺す血生臭さも何か緩く見れた前期とは違うのね。剣劇みたな方向性で押していくのかな。それにしては物語が貧弱なんだけど、中華は価値観を共有している国じゃないから、こんなもんかな。

『アイドル事変』
ロウガイ党と明らかに老害を思わせる名前で既存の政党や議員を嫌なものとして設定し、アイドル党のアイドルが議員をやるという設定の正当化を図ろうとしているが、明らかに10代で天下国家を左右する決断が任される状況の異常性はどうやっても正当化するのは無理だな。折角の出資を日和見でこんな作品に使っちゃ駄目でしょ。

『南鎌倉高校女子自転車部』
女子で自転車かと思ったが、こちらは背景美術の拘りで来たか。OPだとない雑味が本編にはあって、久しぶりで乗れなくなってて練習するにしても砂利の上でってのは転ぶのにないんじゃないかとか気になった。後は入学式から始まって、自転車部が出てこずに引きってのは部活ものではないと受け取っていいのかな。Cパートで補助輪なしで乗れないことを披露したかと思ったら実写パートが始まって腹が痛かったぞ。

『エルドライブ』
頭の中に謎の声が聞こえる主人公。精神の病気か。まあ、声的に釘宮病やな。宇宙警察に選ばれて、何やかんやで謎の声の共生生物の力を借りて闘うって訳か。場所こそ上半身だけど、発現の仕方が完全に男根の暗喩やん。要はピョン吉やな。

『ACCA13区監察課』
オサレ系刑事もの、昼行灯の切れ者。後藤隊長みたいな感じか。

『けものフレンズ』
5分アニメと思っていたら、30分アニメだった。混沌を覗いたような気分にさせられる。魅力的な2Dキャラデから繰り出される微妙なCGと今一つな演技に謎の実写、マイナスにマイナスを掛けて更にマイナスを掛けた感じ。ある意味癖になるかもしれないが、俺はもういいかな。

『ハンドシェイカー』
緊迫した状況から始まった映像で見せて、緊縛もあったりとしながら時系列を戻して状況を説明する。塗りの質感やらカメラワーク、映像から独特の何かを見せることで導入としようとするんだろうけど、何百本も見ていると能力者バトルなんて見せ方をいくら工夫しようと既視感なんだよね。ヒロインと手を離したら死ぬからハンドシェイカーなのね。雰囲気作りだけで推して行くんだろうけど、演出は物語のためにあると思っているので見解の相違やね。

『ピアシェ~私のイタリアン~』
うぜー、けど小学生なら許せる。ギリギリ許容出来るのは中学生の年齢までかな。その辺の匙加減を短編に上手く合わせてあって、サブタイの料理を毎回EDで作り方を歌にする感じか。絵描き歌やお弁当箱の歌のような短時間でも良い雰囲気を出せる手法をミニアニメに持ってきた点を大いに評価したい。

『One Room』
よくあるカメラマンが主人公の視点な感じ。なぜか隣家の少女の家庭教師をするようになった体なんだけどカメラワークが完全にオッサン目線なので事案とかヤリ部屋にしか見えなくてクッソ笑ったぞ。

『この素晴らしい世界に祝福を!2』
ゲームっぽさのある世界観と掛け合いで押し切る作風に対し、ふっかつのじゅもんから再開するってのは良さを分かっていそうかなと好感が持てた。中身は中世ファンタジーらしく、魔女裁判染みた展開から無一文になっての再始動で家もなくなって金を稼がないと暮らせない生活になった所で引きと、キャラクター毎の属性や定番を振り返りつつ風呂敷を再度広げるための手続になっており、2期の1話として感心した。

『CHAOS;CHILD』
渋谷の人工地震と自殺サークル染みた同日自殺とが交錯するって感じか。全員が全てを語らずな雰囲気でオリエント急行感もある。気絶する程の恐怖を味わってまで怪死事件に関わる主人公もよく分からんし、察しが悪くならないように極端な誘導があったりと、全体的に出来過ぎで違和感になっている。大体こういう作為が気になる作品は真相が分かってもそれ程面白くない場合が多いね。

『小林さんちのメイドラゴン』
ドラゴンがメイドに変身してなギャグ系なのかな。ドラゴンの形態の方が愛嬌があるデザインで好きなんだけど、メイド好きの主人公との百合百合した展開とかあんまり合わなさそうな作風。要はQちゃんの亜種やな。ギャグは鬼門なので、欠けさせておくのが良いと思う。

『弱虫ペダル NEW GENERATION』
全一を取って3年の引退が迫り、これから先の進路と王者としての部の行く末に取り組む感じか。留学で9月入学のために前倒しで去る3年の先輩や、裏で特訓してた2年の先輩とそれぞれ進級しても物語を続けるために使い捨てにされていない点で好感が持てそうだ。既に登りじゃ全国区な主人公にしては、平坦での大敗で改めて見せたメンタル面の弱さと今後の新チーム移行への儀式として3年との追い出しレースを持って来るんだろうね。実直だな。

『MARGINAL#4 KISSから創造るBig Bang』
新人アイドルグループのアイドルものかと思ったら、同じ学校なので部活を作ろうという鵺でキメラな路線で来た。それなりの演者を集めたからとはいえ、大したことない喋りで誤魔化している感じしかしないのが気になる。

『クズの本懐』
それぞれの憧れのお兄ちゃんとお姉ちゃんが居て、そちらに行かずに手近で擬似恋愛って感じか。必ずしも己が承認されてしかるべき、祝福されるべき存在ではないと意識出来ていないんだから、恋愛をテーマにしていようがリア充だろうが中二病だよね。身代わり同士とはいえ、お肌とお肌の振れ合いで情が全くないってのはないと思うんだけど、こういう作品の感覚だとちゃうんやろね。エロ漫画の尺だと気にならんやろうけど、連載漫画やTVアニメの尺だと気になっちゃうんだよね。EDの万華鏡的演出も含め、作品の目指す方向が別世界なのに同じ世界にいるように作ってあるからイラッとする。まあ、友達が全く出てこなかったし、今後出てくるにしても出会いがもたらす変化になるならまだ良い方かな。結局、少年が主人公で同じことやったら全力で女性が嫌いそうな内容なのに、少女が主人公だから成立しているかのような不公平な作風が好みじゃないというこった。なまじっか演者の布陣も上手いから、昔こういう作風の作品に言ってた死ねって感じが増幅されて心が鋭敏になるな。

『鬼平』
ああ、鬼平やな。粂八との出会いの回でドラマと尺が違うのもあって飯の場面はなかったが、盗賊3ヶ条やら男気やらで鬼平していた。音楽もちゃんと出来る田中さんなので安心かな。

『BanG Dream!』
暗い部屋からカーテンの外の明るい世界で家の内と外で対比になっているのかなと思ったら、外に出てもそんなに画面が明るくなっていないじゃないか。何か背景とキャラの塗りの感じに気持ち悪さもあるし、設定が二番煎じ感あるんだからその辺はちゃんとして欲しいね。見ていると異常に疲れるんだけど、光の加減が原因かな。バンドが始まる前に画面見てて疲れるからもう良いかな。流石に次回予告のサブタイが「やっちゃった!」で困惑したわ。

『がん がん がんこちゃん』
がんこちゃんの世界は遥か未来の地球だった。未来からタイムマシンでやってきた人間の少年が、遥か未来のがんこちゃん達の居る世界に降り立つ。人形だと難しい人間とキャラクターがアニメなら同居できる。テレビもねえ、スマフォもねえ、そんなオラ未来行ぐだな感じ。文字貼り付けの漫画演出が面白いし、EDが絵描き歌ですっごい真っ当な子供向けアニメやでこれは。

挨拶は基本

2017年1月6日 1話雑感
『ポケットモンスター サン&ムーン』第1話
商店街の福引の南の島旅行で全一の旅から解放されたサトシ君が繰り出す挨拶「アローラ」とギャグ系のデザインで解放的な南の島の空気が相まって気楽に見られそうで良い。とりあえず、「アローラ」言っておいたら何でも良い感じで万能やね。
『デジモンユニバース アプリモンスターズ』
異世界ものではなく、現代世界にデジタル世界のレイヤーが現れたって感じか。相棒になってくれって展開を一旦は拒否して、ここ一番で受諾する。思いの他しっかりと新シリーズを立ち上げたなって印象。

『タイムボカン24』
何か、全体的に懐かしさをなぞっているんだけど、今一つパンチに欠ける印象。監督的に化ける可能性もありそうなので、様子見か。それにしても懐かしさをなぞるならOPも主題歌として書き下ろしで歌わせるとか出来んもんかね。

『ViVid Strike!』
女の子が格闘技って方向性が悪いって訳でもないけど、流石に髪型がヤバくないか。主人公が最初やってた野良でのルール無用の闘いもそうだけど、流石にルールあるんだよね。何かよく分からん格闘技だと楽しみ方が分からんからどうかと思うけど、Bパートの後にOPとEDの2回戦ぶっ込んであってEDのデフォルメキャラは可愛かった。

『うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVEレジェンドスター』
OP入りの演出なんだろうけど、夜道で主人公が通りかかるまで整列して全員で待っているのは流石に面白い。回想で色々挟みつつ、これまでのグループが車で主人公をさらって歌い出すミュージカルが始まって腹が痛い痛い。更に車で横付けして今度は別のグループが登場。極め付けはヘリでメイングループがさらっていく。意味不明の社長二人のおっさん三輪車とか、最早何がしたいのか分からんが面白い。ツッコミ不在でさらっと全部受け入れる主人公が一番やばい。

『終末のイゼッタ』
実際の国名と地名を時代にあってない呼び方にしているけど、要するにWW1かな。それっぽさが散りばめてあるんだけど、アクション映画と違ってアニメらしい台詞過多なので物理法則のガバさが気になる。史実なのか基にしているだけなのかにもよるが、キャラが時間軸や場面での最適行動に噛み合っていなさ過ぎる。結局よくわからん魔女と姫様のキャッキャですか。何じゃそらって感じ。別に詳細設定が理解出来ない演出だとか、そういう感想が阿呆だとか関係なく、設定が分かっても大して面白くないでしょこのアニメ。

『こねこのチー ポンポンらー大冒険』
3Dでもチーが可愛い。やったぜ。

『モンスターハンター ストーリーズ RIDE ON』
通過儀礼の儀式の前日に禁則地に冒険に出掛ける少年達という、いかにもな第1話って感じで、オトモンなるお供モンスターが赤い火竜ってのも定番やね。最初の方でへまして助けて貰って、言い合いしてなくてお礼位言って欲しいねの一言に対し、主人公と相棒のナビキャラが意地を張って俺は悪くないと息ぴったりみたいな場面でコミカルな体なんだけど、お礼は結局ないままという。何だかなという場面が一番印象に残った。意地張ってごめんが言えないにしてもありがとうは言わないとね。

『カードファイト!! ヴァンガードG NEXT』
高校に進学してトライスリーの面々もそれぞれの道に進み、クロノ君も落ち着いた雰囲気かと思いきや、挑まれたファイトで熱くなってくる辺り、仕切り直しとして悪くないと思う。問題は前の甲子園みたいに大会がなかったことにならないかなんだけど、その辺は正直不安しかないな。今の所、シリーズで世界の云々に絡まなかった作品はないからね。

『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 2nd season』
もっともらしくするための設定をナレーションで垂れ流すんだけど長い。2期で仕切り直すとはいえ、波平位が頭に入る丁度良い量だなと思った。任侠っぽさを突き詰めて行く感じなんだろうかね。

『マジきゅんっ!ルネッサンス』
マジってのがマジカルなのね。魔法の適正のある芸能学校って感じの所に転校してきた主人公の女の子の周りに美少年が唸るって感じの作品か。最初は有名人の娘という設定なので血統や七光りで入ったと思われるけど、徐々に才能の片鱗を見せて周りを納得させ美少年が落ちて行く展開ですかね。オッサンでも画面華やかで演者も揃っているので流し見する分には悪くないんじゃないかな。

『刀剣乱舞-花丸-』
刀剣が擬人化してタイムパトロールするって感じか。終点のない話だろうから、何となくワチャワチャしているのを見られればそれで良いって感じの作りに見えた。キャラが頭に入ってこないのは、年取ったなってことなのか、覚えさせるような演出じゃないからか。

『アイドルメモリーズ』
おー、Aパートで引きかと思ったら実写コーナー始まって困惑。流石に中の人って属性も、絶世の美女でも混じっていないと価値向上に寄与しないでしょ。しかもバラエティ風で長いし、中国資本なんだろうけど、中国語口座まであって、何がしたいのか全く分からん。

『Bloodivores』
中華か。これは15分じゃないのね。スピードメーターが300キロを示していたが、景色の流れ方が全然スピード出ていないのにはびびった。しかも、吸血鬼だかゾンビだかが横行する世界なのか。本格的な雰囲気を出そうとしているんだけど、特徴的な格好で強盗に入っておいて顔を見られたから子供を殺そうとするとか先述の車の件とか、変に気取らない方が良いのになと思った。流石に死刑判決後の護送中に大量の銃撃から次回予告で全員ピンピンぽいのは腹抱えて笑った。

『魔法少女育成計画』
アヴァンからOPの数カット全般が夜で暗いし、明るいカットでも薄いから大丈夫かと思ったけど、Aパートの頭がハム太郎でまあいっかってなった。魔法少女アプリでまじで魔法少女になるってのは中々現代的な設定になっているね。Cパートを見るに、OPの暗そうな方向へ行くんだろうね。要は番長同士の喧嘩みたいなもんなんだろうけど、少女の方が見目麗しくて画面映えするわな。そう思わせておいて幼馴染少年が魔法少女になっているとか流石にキッズ枠とは違いますな。

『SHOW BY ROCK!!#』
何か見逃したかなと思うようなOPで、本編始まってみれば特に変わりなく、それどころか事務所が引き抜きやらイベント主催ででかくなっていた。かと思えば前作のボスが復活して、未来忍者が出てきたりと闘いの予兆もありつつ、シアンが異世界に来る所で引きと。相変わらず動物姿のCGが良いね。

『TRICKSTER -江戸川乱歩「少年探偵団」より-』
明智探偵やら二十面相が出てくるんだけど、異能力ものになっていて、小林少年が力の制御が出来ない少年ってことしか分からん。吹き替えみたいにテンポ早い会話と場面転換で進んでいくんだけど、結局能力ものである既視感が追いかけてくるから返って分かりにくいだけという。二十面相が脱獄して登場するということは、一旦捕まえて区切りに出来る分だけましかな。

『学園ハンサム』
ミニ枠の勢いで見られるのに丁度あった感じかな。キャラが崩れすぎてて逆に作画難しそうなのが面白いね。ゲームキャスト版とアニメ版それぞれキャストで楽しめる。

『装神少女まとい』
オッサンのリアルサバゲーが始まって番組間違えたかなと思ったら、女の子やロボ装甲が出てきて異形が倒されてアヴァン終了と。Aパートに入ってからの落差といい、神社が出てきて日本だったのかと。何やかんやで神楽舞の振りと一致したことで主人公に不思議な力が宿って退魔の闘いが始まる訳か。衣装が現代変身少女風で神社だから和装に期待していたんだけど、もう一人の子がそれっぽいかな。何やかんやで終わって変身が解けたら全裸って完全に変態ですやん。方向性を掴みかねていたけど最後の全裸でよく分かった。

『夏目友人帳 伍』
夢落ちから入って、主要キャラとの絡みを入れつつ、ニャンコ先生登場でじたばたが可愛い。おばあさんの過去に触れながら見えてくる今の家族との距離感が今後の話の核になっていくのかな。

『侍霊演武:将星乱』
これも中華15分枠か。全体的に怪しい雰囲気で、何か保健室とか含めデザイン全般に違和感がある。何より、回想なのか何なのかエフェクトが掛かった画面が見にくい。選ばれしカード争奪バトルみたいな展開なのね。主人公のカードから出てきたの女騎士やし、要するに三国フェイトやん。どうせなら中国らしい要素を上手く入れたオリジナルでやってくれたら良いのに。まあ、共産圏と文革のコンボで名作が禁書や焚書されているのかもしれないけど、それでも面白い物語って普遍的に世界中であるでしょ。

『ステラのまほう』
如何にもな4コマ系かな。ゲームを作る部活。楽しそうな雰囲気とおばあちゃん子で写実系の絵描きの主人公がアニメや漫画世界からするとちょっとずれていて面白い。PC使いながらのイラスト作業もおばあちゃんにかかればお絵描きとテレビ消すんやでの暖かいやり取りになるのな。

『ナンバカ』
Aパート終わりにOPがあって、まだBパートがあるのにゲンナリしたわ。Bパートになったらなったでアクション皆無でピー音会話始まったり、誰かそういうのそろそろ止めろ。こんなんやったらミニ枠でええやろ。

『CHEATING CRAFT』
中華資本枠ね。現代版科挙に対してカンニングを色々なタイプの生徒がおってあれこれするみたいな話。半パートアニメなのに結構間延びしていたが、広中さんのナレーションで世界まる見えに仕上げて押し切った。日本側スタッフの経験が生きたってことなのかな。主人公達が出てくる次回以降が本番だけど、この間を見る限りやばいんじゃないかな。

『TO BE HERO』
これも中華か。イケメンパパがトイレに嵌ってヒーローになったはずなのに外見がブタ親父になって何やかんやの短編ギャグか。存外悪くないと思う。

『ナゾトキネ』
広告代理店勤務でちょっぴりオタな女の子が謎のクイズ空間に囚われて、正解しないと出られない所で変身して終わりと。流石にマンピースってパロはアウト過ぎて面白かった。まあ、時流的に過労死の話題が気になっちゃうけど、アニメの世界なので過労死するのはスタッフだろうと思うと逆に戦慄が走ったぞ。

『タイガーマスクW』
OPのアレンジ云々はこの際言うまい。OPとEDは流石にルール無用過ぎるやろ。勝った場合と負けた場合の本が両方用意されているのであって、完全に障害殺人案件を観客ありの表の試合でやるのには驚いた。その割にはガヤがあんま入っていないんだけどね。その後のクマ殺しから雪山裸崖登り、死んだと思った親父さんが生きていたのにも驚いた。メインイベントのカードにタイガーが乱入して変更とか許してしまう空気も含めて、内容まで昭和風にする必要があったのか分からないが、プロレス人気があった頃の名作をリメイクして風を起こすのは大変なんだなと思った。二人の主人公が陣営分かれてタイガーマスクとして闘うってのは面白そうやね。

『奇異太郎少年の妖怪絵日記』
妖怪関ヶ原みたいにシリアスな体で主要登場キャラを画面に全部出しておいて、その実ハートフル作品でしたとナレーションで〆る。まるで最終回のような立ち上がりだが、ミニ枠ならそれも効果的に使えるんだから驚きだね。

『魔法少女なんてもういいですから。セカンドシーズン』
早速磔にされていたかと思いきや喫茶店で駄弁るだけという進展しているのかいないのか分からない内容。ゲーマーのじいさんだけちょっと面白かった。まあ、ミニ枠ならこれで良い。

『響け!ユーフォニアム2』
県予選で金賞取った直後から始まって、関西大会に向けて加わる新しい先生、去年の事件が尾を引く退部者の復帰希望、夏祭りと怒涛の夏といった印象。花火という一瞬の芸術と青春とを重ねていくかのような引き方で、次の曲が始まるんだなと。間の取り方やカメラワークでドラマを作っていく映画なんかだと基本的な演出なんだけど、アニメだとありがたみを感じてしまうのもどうかと思うが好感が持てる確かな作りだ。

『フリップフラッパーズ』
キャラデの印象が習作っぽい。動き重視で崩しやすいデザインってことなのかな。まあ、それもこれも物語を演出するための技術だという点を踏まえていればこそなんだけど、謎の組織とか人外的な頭弱い系女の子とか背景が盛り上がりに欠けるというか。EDのパロディっぽいのは楽しかったからよしとするか。

『競女!!!!!!!!』
尻と胸以外での攻撃が出来ない尻相撲+ボクシングって感じか。とんでもない豪速球が飛んできた。馬鹿馬鹿しいけど、案外『アタックNo.1』みたいなスポ根を正面から出来ない時代に皮だけ変えての正統派展開の可能性もあるから侮れんかもね。尻なのに出落ちにならんと良いですな。

『私がモテてどうすんだ』
腐女子だけど痩せたら可愛くてモテ出すという、ある意味最後の砦貯金を切り崩して全力でぶっ飛んでいく作品。手の平返ししてもイケメンなら大丈夫。万事そんな感じで凄く身も蓋もない。少女漫画もそういう方向を抑える時代なのね。

『ガーリッシュ ナンバー』
自虐も度が過ぎると嫌味になる。新人声優やらを通して恐らくは作者の業界にしがみ付いているとの自虐なんだろう。自分の作品を糞味噌に言うのは結構だが、その糞にまとわりつく視聴者やこれからファンになる可能性のある人間は虫か何かか。そういう視点が欠如していると嫌味どころか害悪に感じた。新人が売れていく過程を歴の浅い人にやらせるのは良いが、優しさがなくて嫌味な作品って属性が良い方に働くとは到底思えない。ベテランの演者で業界の嫌な感じや不思議な感じを出して行くんだろうけど、それも度が過ぎて気持ち悪い。何というか運がないね。

『ドリフターズ』
主人公の台詞なしに関ヶ原での退き口から始まる。一対多の場面での槍の壁からのカットが格好良い。串刺しにされた後にふらふらと彷徨い冥府からファンタジー世界に飛ばされる。信長に与一に清明にと、外人も居るみたいだし、EDの印象からするに天下布武って訳かな。まあ、原作での展開通りにしかならんのだろうけど、動きと音は原作にはないからその辺で補完して楽しめるように仕上がっていたら良いね。

『バーナード嬢曰く。』
一見知的なんだけどその実そうでもない。バーナード嬢同様に小説を読んでいなくても概要と豆知識が知られて良かったなと。ミニ枠向きの内容で合っていると思う。

『ハイキュー!! 烏野高校 VS 白鳥沢学園高校』
いよいよ決戦って感じで、応援団の違いの対比や地方大会決勝らしくTV中継に合わせたあれこれや、試合開始の笛の音がなるまでの沈黙、ブロックとレシーブのタイミングが合っていてもポイントする相手エースの洗礼。正に立ちはだかる壁であり、乗り越えていく小さなエースとの対比で楽しめそうだ。

『ALL OUT!!』
如何にもな新入生からの部活ものって感じで、対照的な1年生の二人の出会いとラグビー部へ入部までの流れ、でかい方が訳ありで断った後に去っていく。でも行き止まりで気まずいをアイキャッチで済ませるのは面白いなと思った。一昔前の不良系を思わせる小柄な主人公とでかいけど気弱で訳ありの凸凹コンビが1話目で早速打ち解けてラグビーに戻ってくる速度感。初心者で体格的に不向きだけど前のめりな主人公がチームに噛み合って行く展開と面白そうではある。

『12歳。~ちっちゃなムネのトキメキ~ セカンドシーズン』
今度はそちらのカップルに波風が立つのね。典型的な当て馬なんだろうけど、小学生でナルシストがそれやるとイラつき半端ないな。

『クラシカロイド』
台詞一切無しでベートーベンをBGMに餃子を焦がしちゃって運命の有名な所を流してOPに入ると、まあそこまでは定番としても、その後の展開が台詞過多で滑っているのはどうかなと。安全確認もせずに解体工事が始まるとか正直面白い描写でもなんでもない前時代の遺物でしょ。田園からの一連の流れはおクスリでも決めてんのかなと思う程で、それなのに物語として面白さに寄与しないという驚きに満ち溢れていた。クラシカロイドなるアンドロイドの偉人がハチャメチャするコンセプトなんだろうかね。偉人の功績や曲のイメージを映像化で学べるでもないし、正直困惑しかない。

『ろんぐらいだぁす!』
女の子がチャリと。ショップの場面で競技自転車の値段もガチなのを見せる辺りガチなんかな。デザインとか配置がすっげえ軽音楽のあれっぽいんだけど、まあ今や定番なんだろうな。サイクリング初心者向けの要素や仲間との出会いも盛り込んであって1話らしい仕上がり。タイヤ小さい自転車で長距離ってのは結構しんどいと思うんだけどどうなんだろうね。

『3月のライオン』
台詞なしに明暗、白黒の対比を盛り込んだ日常風景を流していく導入。画面作りの拘りをそういう方向で、主人公の初期の心象風景として演出する訳か。やがて色を取り戻し光の差す方へ向かっていく物語全体で対比に繋がっていくのかな。コミカルな場面も逃げずに真っ直ぐアニメ的な誇張した表現にしてあって好感が持てる。全国放送向けに自分達の強みを活かして来たなという印象。

『Occultic;Nine -オカルティック・ナイン-』
コミュ障系主人公なのに女の子一杯、だけど奇乳だったりでどこか変な子が多い。やっぱ顔かの。霊能力者のババアの演技がいっちゃっている感が出ていて面白い。ギャグ路線なのかと思ったら火サスみたいな展開になって引きとね。正直よく分からん。

『うどんの国の金色毛鞠』
うどん屋の親父が死んで、片付けに東京から戻ってきた主人公が、不思議な子供と出会う。うどんや在りし日の思い出と邂逅しながら、子供の正体が化けダヌキだと分かって次回に引きと。ED後に唐突に劇中劇の短編が始まったり、予告がうどん県副知事本人だったりとカオスな内容。初回はうどんの思い出だけだったけど、おいおいうどん出るのかな。

『信長の忍び』
可愛らしいキャラデでくの一が主人公の割にしっかりした作りなんだなと。ミニ枠の割に話のまとめ方が上手いので期待出来そう。

『はがねオーケストラ』
スマホゲームを宣伝するだけのアニメと言ってのける正直さは面白い。テンポよく上滑っていく流れがミニ枠に合ってて良い。

『ユーリ!!! on ICE』
凄いのが来た。OPからして圧巻の滑りで、CGに頼り過ぎない動きの躍動感。ロトスコープとかトレスとか言われるだろうけど、同じような線を書いたりコマを落としているのに躍動感や緩急を付けるのは技術がないと出来ない。主人公の勇利とロシアのユーリ、二人のユーリと世界選手権5連覇のヴィクトルを軸に皇帝が新たな皇帝を育てて世界を狙うドラマか。惨敗続きで進退を決めかねて5年間離れていた地元に戻るも憧れの幼馴染も結婚していて、ヒロインを用意する隙間も準備万端整った。古の祭りの時代より現代の盆踊りまで受け継がれてきている音に合わせた動きの快感。物語もしっかりしていそうで、動きがそれを演出する。つづくのフォントも味があるし、EDも洒落てて良い。技術はこういう使い方が良いよね。

『舟を編む』
出版社の辞書部門。紙の辞書の需要が年々減少する中でも精細さの求められる部署で、舟に相当する辞書の編纂を中心とした物語って感じか。営業向きじゃない言葉の使い方に繊細な主人公って設定は分からんではないんだけど、映像媒体にして音が入っちゃうとコネもねえのに到底出版社に受かんなさそうな青年になっちゃう辺り難しいよね。その辺甘く見えるけど、しっかりとした演者を揃えてあるのでそれなりには見られそう。
『タイムトラベル少女~マリ・ワカと8人の科学者たち~』が断トツかな。
キャラをちゃんと描くって良いよね。


『Rewrite』
不良との会話に限ったことじゃないけど、何か茶化した内容で小粋な雰囲気が成立するって狙いは分かるんだけど、儀式的で滑っている感じが好きになれない。

『B-PROJECT~鼓動*アンビシャス~』
撮影の体でOPを流して、そのまま本編に雪崩れ込んで決めポーズから肩で息する疲労感も見せて演出として機能している。そこにプレーヤーアバターっぽい主人公の女の子が男性アイドルの担当として本当に何ら業界経験も研修もなくて現場に放り込まれていて怖い怖い。一応、絶対音感的な能力で独自性を見せられてはいるので、物語のその場所にいる必然性も組み込めている。まあ、10人程いる感じなので今後あるであろう怒涛のキャラ紹介を如何に物語に組み込めるかで差が付きそう。1話を見る限りではやれそうかな。

『食戟のソーマ 弍ノ皿』
調子こいた奴が負けるってのは分かるんだけど、どこまで行っても食材無駄にして平気の精神を見ている以上辛いよね。

『DAYS』
いくら何でも設定と演技の方向性に問題があると思う。空気読めない系で精神が肉体を凌駕している主人公ってのは異常に見えて怖いわ。

『アルスラーン戦記 風塵乱舞』
大軍勢を率いている割にそびえ立つ城壁に対して破城槌が屋根もない形状で、ただでさえ上からの攻撃に弱い特性だから、何か違うんじゃないかな。まあ、王様が牢獄から単騎で脱獄するのが衝撃的過ぎてどうでもよくなった。そうか、魔法なんかもある世界観なんだからシリアスな笑い方向でも良いんだな。

『初恋モンスター』
大人に見える小学生のギャグの佳作といえば『リコーダーとランドセル』を思い出すが、別にあれほど短編でもなく下ネタにピー音で喜ぶような作為が透けて白ける。ギャグはセンスが必要なので難しいね。

『orange』
男の子が女の子の影響で云々って感じからするに少女漫画かな。未来の自分からの手紙のようなSF的要素に対する親和性のなさってのもあってもやもやする。

『不機嫌なモノノケ庵』
物の怪と友人になるような系統の作品かな。学校内に亜空間的な繋がりがあって妖怪対策事務所みたいな感じで助手をやるのね。人語を喋らない愛らしいマスコットポジの妖怪が1話限りのゲストじゃないみたいで良かった。

『SHOW BY ROCK!! しょ~と!!』
流石にスピンオフって感じでキャラだけ本編のキャラだけど、話が短編ギャグの方向性なのであんまり関係ない。2期までの繋ぎですな。

『テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス』
姫とか出したがるのは分かるけど、高貴だと思わせる演出が機能不全なことが多いね。下賎の私が見ていても高貴ではないことは分かる。RPGでも戦闘以外はカメラの切り替えも含めて品を感じさせる所作にしておいて欲しいね。

『チア男子!!』
チアリーディングを男子がやるって方向性でギャグを織り交ぜつつ友情と連携で見せるって感じかな。チアを始める動機付けになる設定を1話掛けてしっかり見せるってのは良いと思う。問題はチアになって作画力が求められた時に大丈夫なのか。

『NEW GAME!』
女性ばかりのゲーム会社に就職するって設定よりも、会社の人事と総務面が心配になった。まあ、制作って付く所は大なり小なりそういう傾向があるみたいだけど。ギャグのつもりでも動画になると印象が強くなるよね。説明もなく残業させたっぽいのとか36協定の話なんて絶対出てこないだろうから怖いよ。

『ツキウタ。THE ANIMATION』
やおい姉さん大好きな男性アイドルグループにショタが入門するという別角度からの刃を見た。姉が風邪なので、弟が変わりに握手会限定品を貰いに行く展開から、アイドルグループと気付かずに遊んで貰ってファンになるとか、オッサンが作品のファンになる視点そのもので上手いと思った。ひねくれていても、いざ子供相手だと優しくなれるからね。

『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 3rei!!』
またイリヤに会えると思ったら、ほんわかしているのは最初だけで、並行世界に迷い込んだようだと見せて引く。聖杯戦争が絡むと深刻になっちゃうのかな。

『スカーレッドライダーゼクス』
若さと使命感のなさとは関連するものでもないと思うのだが、毎度毎度世界の危機で集められた少年達と来たら、命が、人の命が懸かっているというのにどいつもこいつも舐め腐ってからに。世界の危機と闘うような作品が駄目になった理由って、そういう手抜き感のせいやろ。その点では変身して闘えない主人公が人命救助に敵中に飛び込んで来るってのは良いんじゃないかな。高潔な意志に力が呼応してくれてあっさり行ったので、後はギスギスが続くかどうかが面白さの分水嶺じゃないかな。

『レガリア The Three Sacred Stars』
ロボがでかくて強いってのは実に男根的だと思う。それなのに、少女カップルやら王国やら売れ線にするために用意した設定で引っ掻き回されて、そういう男根的な要素は敵の醜いおっさんに集約されているという。そら何か気持ち悪くて居心地が悪いわな。

『この美術部には問題がある!』
動画になるとギャグがギャグでなくなることってあるよね。2次元野郎を好きになってしまい、自分がモデルのはずが2次元絵にされたからって、キャンバスにパンチで台無しってのは笑えないかな。ラブコメってテンプレとして見やすいけど難しいね。

『腐男子高校生活』
BL好きはホモじゃないとしながらも、男子同士なのでそういう臭いも漂う短編ギャグ枠って感じか。

『タイムトラベル少女~マリ・ワカと8人の科学者たち~』
行方不明の父親の研究室からタイムトラベルして過去の偉人らしき人と絡むことになるが、外国なのになぜか英語が上手いと言われて会話が通じているとか、発した台詞から恐らく父親もタイムトラベル絡みで行方不明なのだろうと悟ったから質問させてみたり、現代科学の常識が一般的中学生の主人公には説明出来なかったりと見せ方が上手い。演者の布陣も良いし、タイムトラベルには後知恵でのハックもあるからある程度は面白いと思ったが予想以上だった。絵が古めな印象だけど、色はそうでもないし他がしっかりしているからきっと大丈夫。

『クオリディア・コード』
世界が崩壊して立て直してなお脅威にさらされている状況で、理由があるにせよ主人公含め超能力に目覚めた少年が徒党を組むのも気持ち悪いし、団結しないのはもっと気持ち悪い。死なない前提で物語の段取りを組んでいるのが見え見えだと興醒めだね。

『アンジュ・ヴィエルジュ』
要は5色あってなゲーム世界ってことか。説明ナレーションが長過ぎて専門用語ばかりで全く頭に入らないってのはどうかと思う。説明ナレーションってのは端的に作品世界を説明して、なおかつ使い回しでおさらいにもなるという万能の存在なので有効活用して欲しいね。Aパート開幕大浴場で何がしたいのかは分かったが、湯気がきついのう。光を操る能力、それは裸体を見事に隠す。お風呂で回想とキャラ紹介している間にほぼ終わってた。演者は集めたなって感じだけど、エロもねえんじゃ話になんねえな。次(回予告)なんてない。

『美男高校地球防衛部LOVE!LOVE!』
全体的にパワーアップって感じで変身含めプリキュアっぽさが増していたり、ウォンさんがウォンバットさを増していたりで帰ってきたんだなって感じ。茶番って分かっているから気楽に見られるね。先生は蘇らないのかな。

『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン』
帝国が主人公サイドみたいだけど、高貴な身分を描く下手さと直面していた。不真面目系英雄だと機転のために無能な敵を見せられる可能性も高いので辛いね。

『あまんちゅ!』
海女要素が特になかったし、主人公がお頭があれ系に見えて何か忙しないね。

『アクティヴレイド -機動強襲室第八係- 2nd』
相変わらず設定が凝っているのは分かるんだけど、斜に構えた世捨て人みたいな世相風刺っぽさも残っていて、何かがっかりした。

『OZMAFIA!!』
ショタホモ枠ですかな。野獣の住まう学園に入るってのは危ないですかな。

『モブサイコ100』
主人公の怒りや不満と思しきパーセンテージをちょくちょく挟むんだけど、1話目で100にならないと引きとして弱いんじゃないかな。大魔神みたいな大暴れがあるんだろうけど、それを待つには面白味に欠けるのがね……。

『バッテリー』
攻めと受けって感じなのかな。ゆったりとした時間間隔でバッテリーの出会いが描かれる。何か作画が怪しい気がするのだが大丈夫かな。
『フューチャーカード バディファイト TRIPLE D』
ドラムと父親の関係があったのは偉大だったな。何か足りない感じはそういう所かな。

『逆転裁判』
ナルホド君、時代背景が原作発売当時としても、歩道を自転車で走るのはどうかと思うわ。ゲームの1話をそのままなぞるって感じで、どうしても間が法廷として許されるか怪しい程延びてしまっているのが気になる。

『学戦都市アスタリスク 2nd Season』
天性の異能にはしゃぐガキの場面から始まって、噛ませ犬でしかないのに尺取り過ぎ。逆に、主人公の対戦相手であるガキと同じ所属の無骨な武人との闘いが噛ませ犬な辺り見ていて辛いわ。EDにOPを流していたっぽいけど、びっくりする位オッサンが小さくモブってて、ガキとか主人公みたいな奴らがはしゃぐ世界でこいつらを潰したいと思うテロリストが居そうだけど、きっとそういう目線はないんだろうね。

『ラグナストライクエンジェルズ』
30秒アニメで超短い。PVといった方が相応しい印象かもしれないが、美味しい場面に特化してあるという意味では下手な30分アニメより凝縮されている。

『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』
開幕からラジオ形式で、うん?っと思ったら吉良のチラ見せとはたまげたね。それにしても、空の色やら凄いけど画面全体は明るいから見られちゃう。暗い展開だからって画面を暗めにする作品は見習って欲しいね。

『機動戦士ガンダムUC RE:0096』
申し訳程度の戦闘でモビルスーツの説明的な導入のつもりなんだろうけど、元々がファン向けで導入よりも既存のガンダム世界との整合と設定を見せるだけになっている。編集のセンスが良くなる可能性は低いね。

『僕のヒーローアカデミア』
異能力の有無でヒーローがどうこうで主人公は無能力と。異能ではしゃぐガキに虐げられる主人公を延々見せるのはくどいね。それに異能力の有無は抜きに肉体の鍛錬への言及がないってのが漫画原作らしいね。ラノベなら既にある程度肉体鍛錬して勝つ方向になる世界観だろうけど、頭脳バトルと秘められた才能のどちらに行くかが分かれ道かな。まあ、原作があるから決まっているんだけろうど、引っ張り過ぎずに行ってくれると気楽で良いんだけどね。

『宇宙パトロールルル子』
宇宙人が一杯で話らしい話もないアニメーター主導な感じかな。それでもちょっとした話で上手いなと思わせてくれると好みなんだけどね。

『くまみこ』
OPが終わっているな。これから始まるのに終わっているってどうかと思うで。ロリコンっぽさのある回想だけでさらっと済ませる割に所々で間延びするのはどうかなと思わせておいてエロネタを放り込んでくる。4chのペドベアーさんって感じかな。でも去勢済とは……。EDはデフォルメキャラとキャラソンで楽しかった。

『ベイブレードバースト』
ベイブレード大好きの初心者主人公が、最強の友人から助言を受けてバトルで才能の片鱗を見せるお手本のような第1話。ただし、いきなりトーナメントで才能を発揮するってのは、負けの見せ方が難しそうで気になる。

『うしおととら 3クール目』
間が空いたので話の内容を忘れかかっている視聴者と作中世界での記憶操作が同調してちょっと面白い感じ。皆がうしおを忘れている中で、覚えている存在としてとらが最初に現れる辺り相棒って感じで良いね。ちゃんと3クール目で〆られれば良いんじゃないかな。

『ばくおん!!』
バイクって高校生にはとても高いんだよね。女子高でそれが容易に手に入るお嬢様だとバイクが許されない気がするし、バイクの必然性がないのに免許取得の導入からしっかりやる。バイクの精霊と会話出来るファンタスティックな設定もあってごちゃごちゃした感じ。

『聖戦ケルベロス 竜刻のファタリテ』
さすらいの剣士って自分で言っちゃう台詞のセンスや、盗人のガキが処刑される場面で割って入るどこに義があるのか分からなかったりと、ガバガバやね。一応、師匠の受け売りを話す若ってことで何とか体裁を保とうとはしている分まだまし。逆に師匠がそういう所しっかりしていると、アホが突っ込まれずに英雄扱いされるという残念な展開になる。それだと辛いな。

『薄桜鬼~御伽草子~』
父親を探す千鶴が坊主頭を通り越して丸いものに片っ端から見とれる。その過程でデフォルメのチビキャラになった面々を一通り登場させる。ミニ枠なのでくどくなくて良いね。

『マクロスΔ』
先行放送でも既に見たけど、最後にずっこけるけどナレーションで世界観を説明するってのだけは良いね。ヒロインの入ったコンテナの扱いが死なない程度に変更されている割に、リンゴは直積みのままと。で、気付いたら変身バンクでプリキュアになっとった。宇宙空間と暗闇のせいで後半の画面が薄暗いのと塗りの質、ドッグファイトのカメラワークが忙しくて疲れる。まあ、最早パチの素材に物語を求めるのは酷か。

『ハンドレッド』
異形の化け物が跋扈する世界で異能力バトルって感じの導入から、なぜか主人公が学園艦にやってくるやれやれなダサイ流れ。測定値最強の転校生主人公が、最強の在校生と闘って勝ってデレるって展開をやりたいのだろうが、士官学校だか新兵訓練施設だかで遅刻したので退学させられることへの異議申し立てって展開は、結果のためとはいえ過程を蔑ろにしていて酷い。どこかで見た寄せ集めであったとしても、主人公の行動に共感出来る何かがあれば良いんだけど、残念ながら流されるだけで終わる1話からは片鱗すら見出せなかった。王道というよりは、一般道を100kmで飛ばしていく感じ。

『Re:ゼロから始める異世界生活』
死に戻り系って奴か。要は昔のアドベンチャーゲームみたいなもんやね。絶対に戻るって分かっていれば無茶出来る。ゲーム的な発想で如何に陰惨な展開と大胆な行動により打ち破るかが見所かな。勿論、それがあればの話だけどね。

『ジョーカー・ゲーム』
憲兵隊が邸宅に踏み込む所から始まって、回想として士官学校出の兄さんが中野学校に行って間諜の訓練を受けた面々とタイトルにもある『ジョーカー・ゲーム』の世界に踏み込んで、冒頭の憲兵隊が偽装であり隊長役として何も無ければ腹を切る約束でジョーカーを掴まされたかという所で引く。前後編に分かれていて大丈夫かと思ったが、命懸けでの引きは鬼気迫るね。強固な信念や自己犠牲とは違った冷徹な目的遂行という、ある意味で集団作業の制作の理想系ともいえる内容が中堅やベテランの演者で敷いてあると画面が引き締まって良いわ。

『バトルスピリッツ ダブルドライブ』
おまけの解説講座枠も担当するお父さんからバトスピを習った少年が、全一になった後に異世界救世って感じ。ダンさんを思わせる滑り出しだけど、CMでも散々やってきたような家族で楽しむを知っている主人公は一味違った何かを見せてくれそうかな。そうじゃないと、家族でバトスピをお母さんは煙たがるの構図を出した意味がないよね。

『双星の陰陽師』
過去の災厄の唯一の生き残りの業とか臭いが無香空間されて単なる学園ものになると何だかなって感じ。お前そんなに才能あるんだったら、悪霊絶対殺すマンに早くなれって感じ。

『文豪ストレイドッグス』
文豪の属性から擬人化した異能力バトルって感じか。作中では非日常である異能に驚いているが、見ているこちらにとっても非日常ではあるが作品としては最早目新しくもないので、引っ張り過ぎな感があった。

『SUPER LOVERS』
主人公が引き取られた母親の実家で犬と暮らす野生児と出会う。何だかんだでBL臭漂うが、犬が可愛くて飯が美味そうな点は良さを分かっている感じかな。笑いがないのでちょっと苦手かも。

『アイカツスターズ!』
星宮いちご役の諸星すみれさんが如何に偉大だったかということになるんだが、早々奇跡は起こらんね。ましてや、売れた後に色々な柵の中でもう一花咲かせようとなると余計厳しいね。今回は~組って宝塚要素を取り込んでみたって所か。でも、スターの風格がある若手なんてそうそう何人も用意出来ないから、その他大勢にしか見えんのは辛いね。

『クロムクロ』
国連幻想みたいな発想は陳腐なので止めて欲しいね。あれは連合国を意識させない和訳ですよ。それに負けた日本が何故中心になって鬼と呼ばれる異形の敵兵器相手に闘える兵器の開発を許されているのか。ロボを出すのならその辺の社会をフィクションとして整えて欲しい。これなら昔の何とか研究所の作った超兵器やらご先祖様の古代兵器の方が説得力があるやん。そして、そろそろ何十回目と呼べる程に対立から始まって、東京に負けた感を世界の国連に組み込んで憂さ晴らしみたいな発想と世界の危機とが同居しているような作品では本気の生存闘争が出来るとも思えないね。後、色味はもうちょっと明るい方がメジャーになれると思う。

『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?』
ネトゲの嫁は女の子だったけど、他のギルメンも含め軒並みメンヘラ臭がするので、頗る居心地が悪い。過去作品のツンデレヒロイン達ってメンヘラ臭が無いから偉大だったんだなって思った。

『あんハピ』
これから皆さんに幸せになって貰います。不幸な境遇の女の子達を集めたハッピーロワイヤルって感じか。恩着せがましいのと微笑ましくないのは何でなんだろうね。

『甲鉄城のカバネリ』
バイオと進撃のニコイチって感じか。爽快感はどこにあるんだろうね。

『少年メイド』
男の娘の亜種かな。これもロリコンの系統でしょ。

『迷家-マヨイガ-』
新しい自分に生まれ変わる場所へ向かうバスツアー。色々なダメ人間属性が寄り集まっているが、共感出来ない奴らがこれだけいるのに誰一人として運ちゃんと一緒に帰ろうという気にならないのには驚いたね。大人代表の運ちゃんを糞味噌に貶しておいた手前、言い出し辛いってことなんだろうか、丁寧に描く程ぼろが出るね。いつも通り台詞のテンポで何とかもたせる辺りは流石と思ったけど、怪奇現象でも起こって片っ端から死んでも良いんちゃうかな。

『坂本ですが?』
緑川さんのナルシストキャラとギャグによる化学反応はこうなるのかって感じ。小林さんの渋いけど笑えるナレーションからのどなりが一番笑えたわ。高松作品だけあって、演者やら音響演出頼みなんだけど、その辺を活かして狙い過ぎなのに笑えるってのは凄いね。ただ、全話通して品質を保つのはとても難しいから頑張って欲しい。

『12歳。~ちっちゃなムネのトキメキ~』
充実している奴らの小学校生活ってこんな感じかって作りがとても丁寧に描かれていて、ちゃんと聞ける若手を集めてそれをやっちゃう。こりゃ仕様もないオジサンのワイや高校生位の設定の学園ものの雑魚作品達が血の涙を流しちゃうね。それにしても、生理用品買いに行くとか生理ネタをコミカルにやるってのは少女漫画の特権やね。学校で乳繰り合う先生達を目撃しちゃうのは酷いけど、職員室内の爛れた関係ってのもよくあると聞くので上手いとも思った。

『境界のRINNE 第2期』
新キャラ登場で、2期というか新クールって感じで特に説明や振り返りもないが、パッと見て設定が分かるようになっているのは上手い所。

『田中くんはいつもけだるげ』
タイトル通り気だるくて面倒臭がりで線が細めの田中君と世話を焼く太田君の紹介って感じか。耽美な方向へ行くのか日常ほのぼので行くのか、どちらにせよ気だるさが全てを許容しそうではあるね。

『キズナイーバー』
冒頭からヒロインっぽい子にまたヤンキーに喝あげされているのと聞いてされていると答える主人公。直後、ヤンキーに暴行を受ける場面が出てそれを助けてくれる兄ちゃんやら、人物と主人公の性質の紹介が始まる訳だが、残念ながらヒロインっぽい子が学校や警察案件にしないって時点で共感致しかねる。何やかんやで一段落して、謎の少女に階段から突き落とされて負った大怪我のはずが元気そうな主人公やさっきの兄ちゃんやらとの間で傷のキズナとやらで結ばれたシステムが構築されたとか何とか。中に気違いが一人混じっているのにも辟易させられる。展開の都合のために随分と瑕が目立つなという印象をアクションで誤魔化せると思っているなら嫌だね。一番大事なのは物語と演出と人物と設定のキズナでしょ。後、バリウムバケツ2杯とか余裕でしょってのも、健康診断を実施していなさそうな業界が考えた背伸びワードって感じがだだ滑りで恥ずかしいな。

『はいふり』
軍隊だか何だか知らんが、海軍学校で実習艦を使って云々といったのを女の子でやる系。本格な雰囲気を出そうと頑張っているんだろうけど、どこまでいっても女の子にやらせる合理性に疑問が残るのと同じで、ガバガバ展開でこんな対応する軍隊機構なら国が滅びるわって感じで危機感以前に興醒めだ。既存の社会機構にフィクションを組み込むって調和が難しいね。

『ふらいんぐうぃっち』
同い年の親戚の女の子が居候するラブコメ風の始まりだけど、魔法や魔女が普通に存在する世界となると随分違うもんだね。他人には秘密にしておくべき所をうっかり喋ってしまう気質を周りの知っている人間があたふたする作品になるのかな。追加魔女が増えることで印象が変わる可能性もあるけど、都会と違って穏やかな雰囲気のある街並みだから許容してくれそうではあるね。

『三者三葉』
元お嬢様が庶民のご学友が出来て良かったねって、元使用人の兄ちゃんみたいな目線で見守る感じか。

『とんかつDJアゲ太郎』
とんかつってご馳走やね。そんな美味そうなとんかつを揚げるための動作がDJのそれと酷使していて、半端者の主人公が性根を入れ替えて昼と夜の帝王を目指すって感じで、凄く第1話らしい仕上がりになっていた。揚げ物同様に短い時間でサッと間延びせず見られそうかな。

『ビッグオーダー』
能力者バトルものって感じか、小物感と男の子感の両方が出せるとは上手くなったもんやね。肝心の主人公の能力はギアスなんだけど、現代が舞台なので上手く差別化出来ると良いね。

『カミワザ・ワンダ』
ワンダなるロボ犬達の星がピンチで地球にやってきて居候しながら、カードスキャンするガジェットで敵とバトルするって感じ。それだけだとありがちな販促作品だけど、主人公の家で飼っていた犬が死んでしまったことをお星様になったと表現しているが、妹はそれを受け入れられない状況で帰って来て欲しいと願う中で、ワンダが空から降ってきたのを死んだ飼い犬が帰って来たって喜ぶのにはホロリとさせられる。いつか来るお別れを思うと、オジサンそういうの弱いんだよね。
今更感。

『魔法つかいプリキュア!』第1話
そうや、このOPに漂う小恥ずかしさと歌詞の良さ。原点回帰ってことなんだろうな。師匠とクロミのような赤と黒の魔法使いにマスコット、それも『ジュエルペット』が終了した途端にルビーをマスコットに持って来る。無慈悲過ぎるサンリオ枠の良いとこ取りに震えるぜ。おじさん的にはポコ太とかチャチャを思い出したぞ。
普通の世界の女の子と魔法世界の女の子コンビで魔法世界に入門の形で世界観を説明する。二人揃ってのバンクも含め、原点回帰しつつも過去のアニメの良かった所を貪欲に取り込んでいく姿勢。老舗がそれをやってくれると真似しいの後追いも続きやすくて良いね。
それにつけても圧巻はED。人間やマスコットキャラのダンスが可愛いのは最早当たり前。魔法が主題なだけにほうきのような道具までも踊るが、この動きが実に良い。CGダンスの先駆が見せ付けてきたなって感じ。
ベテランポジに可愛いで押している堀江さんを持ってきていることも含め、主要な演者に関しては可愛い所を集めてきたって感じなので、今後の追加戦士も加味した演者の配置に関しても見所になりそう。
また、中盤に追加戦士と玩具、終盤に主人公と魔法世界とのお別れという盛り上がりが予想されることもあり、シリーズに欠けていたものがここにきて一つの完成を迎えるかもしれないと思うと楽しみ。

悲しいかなアニメはやや出来損ないが普通なので、損ないがないってだけでありがたいんだよね。


『僕だけがいない街』
29歳の主人公がタイムリープと過去の事件が交錯して10歳の小学生に戻って終わりと。思いの他期待が持てるけど、現代が舞台で実写映画化しそうな感じの作品だから主人公29歳時を俳優、10歳時を女優が担当だと声の演技が厳しいかもね。確かに写実的な方向性を求めて俳優を起用するのは良いと思うが、未来を変えるって物語は写実かということが問われるんじゃないかな。

『プリンス・オブ・ストライド オルタナティブ』
街中とか建物とか平坦じゃない障害物リレーって感じかな。バトンゾーンがあってそこまでトップスピードで交錯してタッチするってのが売りなのね。疾走感があって良いと思うけど、動きが現実離れしているように感じる。アニメって難しいね。

『ハルチカ~ハルタとチカは青春する~』
主人公が女の子で幼馴染の男の子と再会して音楽から部活ものかと思ったら、暗号と来てミステリ要素もあって忙しいね。黒板に書かれた音符の暗号と来たけど、ここでスマホで写真に取っておいて引っ張らない辺りはggksって感覚が入ってきて雑味になるから、写真に取った直後に解くってのは良いと思う。花言葉で対立を思わせてまたかと思ったけど、別の意味が答えになって解けるってのはPA的に進歩になると良いね。と思わせておいて、ホモとの三角関係という変化球で対立から始めるとか、これもう分からないね。対立から入ってこれから部活で一緒に頑張るみたいに、この会社の作る作品のほとんどが、世の中のほとんどで困難な個人的な感情を越えて結び付いて成し遂げる組織や関係を根に物語を構築しようとする。それはとても難しいから、もっと最初から仲良く始まる導入にしたら気軽に見られるしガバらなくて良いと思うよ。

『無彩限のファントム・ワールド』
ある理由で見えないものが見えるようになったって、それ全世界的な病気という危ういツッコミが……。要は電脳メガネ無しで電脳世界が見えている状況でカードキャプターやらカービィーやら異能力者な感じなのね。個人的にはエロくてよろしいけど近未来設定でブルマはそろそろ勘弁して欲しいかな。絵で押す方向性とエロの組み合わせは良いと思う。おっぱいぷるんぷるん以外にも見所になるように設定とかお話をゴールに向けてもうちょっと整えてくれると見やすくて良いね。

『アクティヴレイド -機動強襲室第八係-』
電車内の音声デバイスから面接場面になって、ちょいちょい英語が混じるのがcoolがhotになって笑える。玩具っぽいメカがテンコ盛りな割にパワードスーツの装着バンクでパン1とか、色んなSFぶっこんでダサ格好良く仕上げてあるコメディなんだろうね。野郎の裸落ちとか最高に下らなくて堪らないね。狙い過ぎという点が気になるので、上手く整えて欲しいね。

『少女たちは荒野を目指す』
花澤さんの第一声から、客席のくしゃみでアドリブに入ってと、ネットのCMの時のノリでイメージしたんかな。そんなアバンでOP開けからタイトルの割に主人公らしき男の子の日常がしばらく続いて、女の子が何やかんやで一攫千金にエロゲ制作に誘ってくるとか、時代はソシャゲなんじゃと思ったがこれはこれでええんかね。だから荒野なのな。要するに、若手と中堅の売れ線にエロゲ台詞をさせたいのかね。

『NORN9 ノルン+ノネット』
あしながおじさんナレーションと田舎の美術からヒロイン登場で、男の子一杯と学園っぽい舞台で、異能まであって時代背景やら何なのか分からんが、乙女ゲーかね。最初の数カットからして美術に自信があるんだろうね。OPで監督のクレジットが控えめな辺りに奥ゆかしさを見た。自己紹介と世界観の説明に主人公が記憶はあるけど名前は分からないとか、女の子が3人とかキャラメイクみたいで凄くゲームっぽい。SFチックな飛行メカでノアの箱舟なんかね。主人公が慣れていないから敬語でちょっと受け答えに間のある感じが選択肢選んでいるみたいな印象。桃を取ろうとしてガチで落下してからED曲らしき音楽と共に名前を思い出して一段落と思ったら爆発落ちで引っ張るとか斬新やね。

『おじさんとマシュマロ』
マシュマロ大好きなオジサン上司と部下の女子社員とのラブコメって感じなのかな。丸っこいオジサンと若い子のマシュマロを巡るアクションが短編らしくまとまってて気楽に見られる。これで既婚とかなら波風立つんだけど、アニメだからその辺はきっと大丈夫なはずなので気楽に見よう。

『だがしかし』
初回からアヴァンなしでOPが完成していて、駄菓子の実物があれこれ出ると、それがアヴァンに相当するって訳か。で、漫画家志望の主人公が車田パロで繋いで、ヒロインの会社は明治製菓パロな訳ね。他にも何やかんやでパロディぶっこんであるけど、原作の持ち味なんかね。駄菓子の大きさがカットによって変わったりするのも演出として意図があるのか疑問で間延びした印象も重なるとガバな臭いが漂いますな。駄菓子は駄と付くが、深夜の駄アニメと違ってガチ工業製品なので家内制手工業未満でも負けないように頑張って欲しいね。

『ディバインゲート』
暗い世界だからって全体的に暗い場面が多いのは華が無くて嫌だね。中二世界観との兼ね合いで余計に酷く見える。泣きそうな目(ハイライトなし)をしていたねとか、俺が泣きそうだわ。そこから学園ものに繋がるとか、円卓会議とか精神的に何らかの異常をきたすかと思ったわ。全体的に心の色だとかの暗い心象風景や、親殺しの主人公を学園に勧誘するために朝の冤罪を軽い謝罪で済ませるとかガバガバやね。主人公の心理の背景とそこに関わる世界観を大事にしている作品なのだろうから、気遣いを疎かにして欲しくないね。

『紅殻のパンドラ』
義体だとか攻殻と設定同じで、女の子と肌色成分で紅ってことかな。あんまりな部分にしつこく手を突っ込まされるインストールのバンクだとか、少佐と違って気楽な田中さんの演技やらで肩の力を抜いて股間に力を入れて見たら良いんじゃないかな。バンク出てくるまで間延び感が酷かったのは気になるけど、導入ってのはそういう側面もあるから次回以降の方向性次第かな。

『昭和元禄落語心中』
1時間SPというのもあるが年初から飛ばしてきたなという印象。話芸の落語を高座での所作にも見入る所があり、アニメというカメラが邪魔にならない媒体だからこそ密着ドキュメンタリーですら不可能であろう角度からのカットで所作も見られて楽しい。多人数で制作する動画の出来よりも、不確定要素の少ない演者頼みな話芸的要素が落語や名人の過去と絡み合い、不確定なことが多い動画も呼応してくれるとなると楽しいね。

『ファンタシースターオンライン2 ジ アニメーション』
名門学園、生徒会、オンゲと何故繋がるのか分からんが、ログイン初っ端から玄田ボイスキャラの登場でどうでもよくなった。有能生徒会長が操作するキャラで名前がSOROだから仲間増やしたかった訳ね。何かEDでもマスコットキャラの脇のワイプで一緒に踊っているし、このキャラメイクの思い付きは結構面白いね。中途半端なイケボキャラよりも、ベテランに色々させて笑いに持っていった方があくまでゲームが世界の危機やらと関わり無いって見せられるから良いと思った。

『ラクエンロジック』
冒頭TCGアニメかと思ったらCMなのね。本編前に脱落しかけたわ。魔法だか異能を物質構成の中に組み込んで、能力者の少年少女が治安機構に組み込まれてちょろちょろすると。異世界からアテナがやって来て何か力のカードくれたら、まあしゃーねーな。ロジックが素粒子の上位存在なのでロジカル、ロジカルの連呼があるけど、それ一番アニメでガバる要素だから注意ね。

『ブブキ・ブランキ』
地上とは別の場所の旧文明の遺産的な鋼鉄の巨人と、ファンタジックな装飾でラピュタのそれですかな。と思ったら、何やかんやで10年後で日本とか超高層建築が出てきて未来ガジェットで少年少女と大人がバトルね。バトルのカット以外の動作ですらCGに違和感があるけど、本格バトルになって大丈夫なのかなと思った。それに加えてガキが異能ではしゃぐとか画面が煩くてきついな。

『ディメンションW』
W軸の次元から無限エネルギーを導出出来るコイルの完成した世界ね。ガソリンが高騰した世界でレストアしている和装の髭面で人相の悪い主人公含め、売れ線っぽくないデザインの濃い面子も居るんだけど、演者はガチか。OPからしてまたぞろアニメーターも集めたもんだね。まあ、回収屋業務に感情のあるヒロインロボ子と来ればベタで楽しくなってくるね。次世代エネルギーに最適化されつつある近未来世界をMTのガソリン車や鍛錬した肉体の躍動でぶっ飛ばすってのも良い。コイル開発者の博士が色々あってアンチジャマーコイル的なものを発動して一事件起こして、ロボ子の存在も含め当面の話の掴みは上々。後は話の構成が整っていれば大丈夫かな。

『霊剣山 星屑たちの宴』
背景部門はちゃんとしているのに二原が微妙なのかな。完成した動画がどこかカラオケで流れるような専門学校生のアニメ染みた安っぽさが漂うね。その上で古代中華風建築の背景にビップルームとかミッションといった台詞のセンスが余計に辛いんだよね。貴賓室とか任務とか使える日本語があるじゃろ。1話でこれとは、色々難しいね。

『おしえて!ギャル子ちゃん』
開幕、能登+下ネタとはたまげたな。全体的に漂う小恥ずかしさが堪らないね。下ネタありの4コマみたいな感じなのかな。短編だと見やすくて良いね。

『石膏ボーイズ』
出落ちだけど、イケボで石膏像だから何でもありだね。手描きマイキーって感じかな。

『旅街レイトショー』
少人数で作った短編かな。紙芝居の良さってのが少し感じられた。オムニバス形式なのかな。

『最弱無敗の神装機竜《バハムート》』
100年以上継続する国家ってだけでも珍しいのに数百年圧政を敷いていたってだけで色々凄いね。お魚咥えたドラネコを追っかけてお風呂に落下とか、何なんだろうね。しかも学園ものとか、屋根伝いに来られない断崖に建っているとかガバガバやな。テンプレ混ぜ合わせだけど、細かい部分で差異をどう見せるか。たぶん混ぜ合わせる段階で擦り合わせしてくれていたら随分ましなんだろうけどね。

『シュヴァルツェスマーケン』
史実の途中で地球外生命体の襲来で変わったSF世界ね。似たような作品と関連性があるのかないのか知らんが、開幕から登場する部隊の女性比率の高さにシュラク隊を禁じ得ない。初っ端から発狂した姉ちゃんを重要戦線に投入するとか軍隊がガバなのか人口減が相当の人材不足を招いているんだろうか。そこから導き出される当然の惨事。余命幾許もない隊員への慈悲に脳みそぶちまけそうな顔面に向けで弾丸ぶち込むってのはその後の死体回収指示と合ってないね。地球規模の危機に対し東西冷戦分裂ドイツが本筋に絡む展開が続いてきて生きるのって辛いなと思った。だから人材が不足しているのね。主人公が東でその妹の面影あるヒロインが西で共産圏の暗部とかドイツであんま触れて欲しくない要素を散りばめながら、冒頭の独白の感じからしてロミジュリに落ち着くんだろう。生きるって難しいね。

『魔法少女なんてもういいですから。』
開幕、21時間労働宣言のお父さんでブラックな香りが漂う。音速丸のパチもんに強制的に契約させられて変身バンクが下から上のカメラワークでどんなのが来るかと思ったら途中のインナーっぽい水着で終わって何か面白かった。短編だと気楽で良いかもね。

『虹色デイズ』
虹色ってのは男同士のあれなんですかね。OPの1カット目から笑ったぞ。写真の背景にキャラが貼り付けてあるのってボラギノールのCMを連想しちゃったわ。中身は少女漫画なのね。30分枠じゃないのは見やすくていいかも。リア充が不器用な振りするのを24分近く付き合うのって大変だからね。

『赤髪の白雪姫 2ndシーズン』
木登りしたことのない天才薬剤師のリュウ相手に忍者的オビが取ってやるのではなく登ってみるかとやらせてみるやり取りがほっこりした。派手さはないが華もある塗りやら美術の加減が良いんだよね。設定やカップリングが強固なのもあって物語に常に蛇足感が付きまとうけど、肉付けがしっかりしていると随分と見られるもんだね。

『GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり 炎龍編』
その後の状況変化と今後の展望を見せる2期目の開始話数らしい立ち上がりで、腐敗した王侯貴族の顔見せも済んで本格的にドンパチやるのかな。まずは粋がっているガキがレンジャー出身の主人公を本気にさせるって容易に想像し得る展開をどう見せてくるかかな。

『灰と幻想のグリムガル』
ある日突然にゲーム的なファンタジー世界に放り出されて、現実か仮想なのか分からないけどパーティーを組んで青春群像みたいな作品か。命の危険のありそうな世界で男女混成で組めている時点で色々と際どい作品だよね。なるべく安全にって感じで敵も選んでいるけど、サブタイがWizオマージュっぽいから無慈悲な死が待っているのだろうか。その辺の説明が1話でまとまっていないので難しいね。設定や状況説明が膨大であろうと、ゲーム的ファンタージー世界観の都合良さで省ける部分がもっとあったんじゃないかな。そんな気がした。

『蒼の彼方のフォーリズム』
蒼とタイトルに付くから浜辺からの始まりなんだろうけど、塗りが地味なのが気になるね。空を飛ぶガジェットがある世界で制服がスカートとか、学園ものの緩くてガバな感じならもっと画面に華がないといかんね。福圓さんの頭ゆるキャラがワシ的に気に入った。後は、つづくで終わるのとか。股間に来るパンツの処方箋はないけど、作風見るに雑味になりそうなのでそれはなくても良いかな。空中で速度感のあるスポーツものってのを低予算臭のする中で工夫でどう乗り切るかだね。競技としてそんなに面白みを感じないってのと塗りに華がないのがどうにも足を引っ張りそうなのが不安材料だけどね。

『この素晴らしい世界に祝福を!』
異世界救世の亜種って感じでヒキニート主人公が女神を引き連れて転生して冒険すると。あれか、素晴らしい世界ってのはだらしないオッパイ世界ってことか。そんな感じで画面に華があるのは良い。あまりに障害のない展開で張り合いがある物語を入れる隙がないんだが大丈夫かね。

『亜人』
夜ってこととCGだからってことなんだろうけど、薄暗くて何かよく分からない画面から始めるってのは好きになれんね。亜人なる不死身の新人類がおってどうとか、これは1回のアニメ化で区切りの良い所までやる気なさそう。暗い状況で暗い画面って辺りにはそういう半端な落ちが待ってそうな予感がする。とりあえず、画面作りをカメラでの撮影と考えたとして、画面が暗過ぎるからそれを何とかしてくれ。次回予告のサブタイトルがこれまた笑える。要するに僕は悪くないが、演出が悪いってこった。写実的過ぎる画面作りを重視したのだろうが、亜人という設定そのものがファンタジー的フィクションなので齟齬があるように見受ける。
『すべてがFになる』
加瀬さんが主役でしかも優しい演技でホッとする。本筋としては天才博士と過去の殺人事件を追っていくって感じなので、そういう優しさが確定しているだけで随分見やすくなる。

『牙狼〈GARO〉 -紅蓮ノ月-』
前作が中世の西洋なら近作は平安の日本。藤原やら清明やら源氏やら金時といった設定で、主要な演者は前作とほとんど同じ。清明女性説と金時短パンに驚きはあるものの、あの黄金騎士の出で立ちが和風になっていないってのが一番驚いた。後々変化あるのかなと思った。

『ルパン三世 新シリーズ』
イタリア先行放送だけあって、舞台もイタリアだけど元々のアニメが無国籍な感じにしてあるからあまり気にならない。ついにルパンが結婚って下りから始まるのは何だか感慨深いね。OPやら雰囲気が全体的に好き。

『かみさまみならい ヒミツのここたま』
キャラがクッソ可愛いんじゃ、荒んだ現代社会を生きるオッサンの心に染み渡る。主人公も新人離れして上手な子を見つけて来たようで、安心のたまごっち班なら何も心配ない。癖のあるOPに下手なミュージカルより動きまくるここたまとか、これは始まったな。

『ヤング ブラック・ジャック』
ナレーションが大塚さんで、青年期の回想みたいに仕上げてあって、それだけで結構満足出来た。流石に手術では患部が見えないカットになっていたけど、そこよりは世相と若き日のBJを振り返るって感じかな。

『ミス・モノクローム -The Animation- 3』
分割というか連続で始まって、ライブに向けてDJの妄想から行き当たりばったりでGSの兄ちゃんをスカウトして終わりと。変わらない日常と無軌道な展開でホッとする。

『蒼穹のファフナー EXODUS 第2クール』
再開って感じで絶望も再開。救いのない世界の中で今を生きるって感じが徹頭徹尾なのがこの作品の良し悪しだなと。

『いとしのムーコ』
アホ犬の心情を書き文字で見せるなら良いんだけど、演技だとうざったく感じるから匙加減が難しいね。

『金田一少年の事件簿R 新シリーズ』
とりあえず、このOPはねえな。迷ったら地獄の傀儡子と海外ってのがRシリーズの定番って感じになるのかな。今回はその両取りと来た。

『ヘヴィーオブジェクト』
複雑そうなSF設定やらロボだけど、要するに第一次世界大戦時の戦車みたいなもんやね。それを歩兵が倒すってコンセプトなのか。何というか下手に戦略レベルの兵器を出して、戦術レベルの戦闘するような感じが気味悪いな。

『Lance N’ Masques』
騎士として育てられたために、ピンチに仮面を付けて騎士として振舞ってしまうってギャグを推した作品。まあ、分からんでもないけど、王道を行くなら冗長でも仮面の騎士になるバンクが必要だったと思うよ。全体的に女の子一杯で雑な感じになっちゃっているからね。

『ハッカドール THE あにめ~しょん』
アプリガール達が何かスマホから飛び出してきてわちゃわちゃする感じか。キャラは可愛いし、短編なら何とかなるかね。

『進撃!巨人中学校』
本編の序盤をなぞりつつのギャグ漫画展開。実際こっちの方が面白く感じたぞ。

『ハイキュー!! セカンドシーズン』
王道スポ根なんて言うが、要するに自発的に頑張るってことであって、そこに科学を持ち込んだら現代的なだけであり、この作品は相変わらず置かれた状況で皆頑張るから響くんだろうね。

『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』
火星の独立戦争が舞台で独立派の先鋒のお姫様を守る騎士って感じか。底辺傭兵部隊を仕切る隊長と一目置いている親友の二枚看板で展開もさせやすそう。敵が襲ってきて早速逃げ出した上司達を囮に使ったり、姫様に魔の手が迫ると読んで先に連れ出したりと手回しよくテンポよく話が進むのが良い。如何にもな丸っこいキャラでも荒事に慣れていて活躍する場面を用意したり重機とMSみたいな分け方でピンチにガンダムが立つって展開に感心した。戦争に対する各人の思惑はあるだろうが、イデオロギーで押してないのがガンダムの良さであったことを鑑みると原点回帰といえよう。

『コンクリート・レボルティオ~超人幻想~』
既存のフィクションであったSF要素のごちゃ混ぜの内輪受け感と作画で推していく感じか。そういう作品って物語を演出するのを忘れがちなんだけどどうだろうね。

『スタミュ』
入学初日にミュージカル学科のハイソな人らが歌って踊り出すとか、どう考えてもギャグや。特に才能もないって設定の主人公だけど、踊りと歌が既に本編素材なので高度なんですが・・・・・・。まあ、雑に笑いを取りつつ真剣さを盛り込んだら面白く見られそうかな。真剣に突っ込んだら野暮助ってもんだしな。

『ワンパンマン』
初っ端からバイキンマンをぶっ飛ばして、強過ぎるヒーローの普通の日常やら夢落ちで繋ぐ。既に強過ぎるので強くなることを物語には出来なさそうだけど、テンポよく敵を倒して他のヒーローとの絡みの笑いで押していくことになるのかな。

『落第騎士の英雄譚』
まあ、アニメ化されるラノベらしい寄せ集めの既視感はあるが、頭使って戦闘して酒井ミキオのOPだかEDみたいに格好良く見せたら化けるかもね。

『おそ松さん』
おそ松君の『銀魂』パロディのアニメ化って感じ、演者頼みな所はいつも通り。

『DD北斗の拳2 イチゴ味+』
ふははははは、お腹一杯になるわ。

『終物語』
他人と話すことで気付きや閃きに繋がるオートクラインと呼ばれるような印象の作品だが、はっきり言って察しが悪くて冗長になっている。今更かもしれないが、30分枠の構成にしないと間延びが半端ないわ。

『うたわれるもの 偽りの仮面』
前作を思わせる記憶喪失の主人公とヒロインの邂逅に始まり、キャラと世界観を見せるお手本的第1話。藤原さんの若いキャラの演技ってのも新鮮で良いね。

『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』
歩けば死体にぶつかるマッドな法医学者の推理ものって感じか。とりあえず、一般人が閉鎖空間で殺人事件に遭遇する類の探偵ものならまだしも、警察が出張ってきて無能扱いするってのはプロを馬鹿にする系の嫌いなテンプレだな。異能力系なら血統で誤魔化せるけど、一般人でそれは無理があるよ。

『対魔導学園35試験小隊』
異端審問官とか、日本刀が主力武器だったとか、現代劇なのに異次元の話なっとる。そんなテンプレにおっぱいダイブで数え役満や。これは雑魚小隊というか雑魚アニメやろ。

『学戦都市アスタリスク』
大災害で国家概念が無くなるとなぜか倫理観が変質してとかよう分からん説得力のない理屈のナレーション。超能力者が跋扈している設定ならそれが倫理観を変質させる要因なんだからその辺を説明すりゃ良いのにね。『落第騎士の英雄譚』と設定というか展開似てるのは、別レーベルっぽいけど編プロが一緒とかか。

『俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツ?された件』
庶民生活を知らないお嬢様だけが通う学校にホモと勘違いされた主人公がサンプルとして連れてこられてって設定。ハーレムをやりたいんだろうけど、色々雑なんだよね。特に、ハイソな人達の主人公への仕打ち、そこにうざい演技とテンプレが加わることによる化学反応。どうかしてるぜ。

『Dance with Devils』
聖女の主人公が悪魔かもしれない少年達を攻略する系って感じか。学園ものの割に事件性が強いので、落ち着かない感じがするけど、初っ端から少年達に呼び出されたら歌と踊りを見せられる洗礼を受けた後なので不思議と安心して見られる。

『温泉幼精ハコネちゃん』
妖精少女が出てくる擬人化系短編アニメって感じか。八百万の神の懐の深さよ。

『ご注文はうさぎですか??』
ティッピーがホッとするんじゃ。後は正直物語らしいものもないからあんまり覚えていないけど、そういうふんわりした感じを楽しむ作品なので良いかな。

『終わりのセラフ 第2クール 名古屋決戦編』
そういや何か力が暴走して終わったんだったな。相変わらず過去回想の使い回しでの水増しが少ないのは好感が持てるね。

『ブレイブビーツ』
異世界からダンスの玉を集めるDB的な要素の相棒が来て、小学生と合体してダンスバトルって感じ。体を動かす作品でキャラがちとエッチいってのは良いかもね。ダンスが題材だけに異能力アクションなんかと違って重心移動に誤魔化しが効かないから大変そうやね。合体とか大人になって等身が変わるとか衣装的にもあげだマンを思い出した。

『カードファイト!! ヴァンガードG ギアーズクライシス編』
勝ち星を重ねて父親の謎とギアクロのクランリーダーを目指すといった方向性か。予告にレオンさんで過去作キャラのその後とのファイトも見られる展開で面白そう。

『新妹魔王の契約者BURST』
初っ端からエロか。親父が強過ぎるのも主人公の強さの補強になるし、基本ライトポルノって感じで未成年でも買えるのは良いことなのかもね。

『VALKYRIE DRIVE -MERMAID-』
これはエロですよ。通常の服装で乳輪が見えているっぽい光さんの活躍に股間が震えたわ。
『GANGSTA.』
イケボのコンビがギャングの掃除屋家業と、いちいち凝っている。そこから更に一人が聾唖者でヒロインがビッチというノーブレーキでコーナーに突っ込む構えでビビった。作り物のアニメで聾唖者の演技、それもかなり上手いとか作風が合う合わないは抜きにして1回は見れて良かったかな。

『アクエリオンロゴス』
やっぱGENが居ないと駄目だね。俳優か何か知らんがサンピンの演者とか、太陽にあてられた救世主発言の主人公とか、メカデザインは良いよ。でも、アクエリオンの良さはそこじゃない。文字に着目した割に、写植がイケてない。

『ケイオスドラゴン 赤竜戦役』
竜の力を発揮するためには生贄が必要という設定を悲劇的に推していたが、メタ的に見て別にそれまでの展開自体がそう見せるために人が死にまくってて今更感が酷かった。守るために覚醒してもええんやで。

『だんちがい』
団地で暮らす少年とその姉妹といった一対他の変形なんだけど、ただそれだけで落ちないミニ枠は物足りなかった。

『おくさまが生徒会長!』
エロ。新設校なら尚更文科省が許さん設定で狙いすぎててきつい。

『乱歩奇譚 Game of Laplace』
モブ影が人に変わるってのは悪くないが、大量にモブが出てくると鬱陶しいことこの上ない。特別な許可証を持った民間人の探偵の指示で官憲が釈放するとか、現代が舞台なのも含めて設定が雑な感じやね。コバヤシ少年も頑張っているけど、同じサイコパスなアケチの櫻井さんだけで全部引っ張るんだから強気やね。

『城下町のダンデライオン』
規模は分からんが王家の子供達が異能持ちで時期国王選挙云々。恥ずかしがりの主人公が能力使って飛ぶとパンツ見えるという割にパンツが映らないアングルだったり、能力使うのが予見される状況でスカート履いてきたりとちょっとしたパンチがなくて残念だな。

『Classroom☆Crisis』
それっぽい本格的なSFの雰囲気は出しているけど、人命が懸かっているのに折角の規格外メカで活躍する展開もお子様の素人判断での無茶が入ると白ける。大人の場面なんぞを入れたところで、お子様が結果オーライで無茶するなら、その合理性でも説明する時間に使った方が良いのではないかと思った。組織があってお子様が独断専行する雰囲気って如何にも作りものな販促アニメですら避けるようになっているのに、いつまでそんな演出に頼るのか。

『Charlotte』
5秒だけの入れ替わり能力を筆頭にちょっと足りない超能力者の学園アニメってことなんだろうけど、恋愛成就でトラックに危険運転させて助けるってのはないな。石垣に結構な速度でトラック突っ込んだけど、エアバックで助かりましたの体はゲーム脳過ぎて萎える。そこを助かるように計らった能力者が登場しないなら、センスが終わっていますわ。超能力がばれて特別学校に転校って流れだけど、それまでに入れ替わりで行っていた悪行の数々罪悪感やそれを軽減させる要素がないと、感動の展開とかアニメじゃ絶対無理よ。

『六花の勇者』
自信満々の主人公はテンプレなんだろうけど、親善試合を汚しておいからの異世界勇者説明、意味不明懲役というなの禁固刑からの勇者覚醒と

『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』
文字で読む分には面白いのかもしれないけど、際どい単語やらぼかしを入れて演者の息遣いが入ると、いくら設定とはいえ途端に嘘臭くなる。避けようのない媒体の違いが浮き彫りになったね。

『ミス・モノクローム -The Animation- 2』
相変わらず緩い本編で、高性能ルンバは喋り出すしでちょっと豪華になっている。アルバムを写真と間違えて売り出して完売するような王道ボケだけで引っ張って終わっても短編だとくどくなくて良い感じ。EDのCGも相変わらずでホッとした。

『うーさーのその日暮らし 無幻編』
そういえば、前作でトランザムして突っ込んだ所で終わってたなって感じで再開して、ティエリアもおるし何だかんだで元の家に戻ってきて、この作品が戻ってきたんだなって感じ。

『わかば*ガール』
女の子がワキャワキャしてて、特段面白くもないが短編だから間延びしなくて良い。

『うしおととら』
原作が古いのもあって、とらとの初遭遇でデフォルメ化してのやり取りとか懐かしい感じ。王道展開で時代要素が少ないのもあって今やっても悪くないと感じる要因なんだろうね。

『GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』
異世界相手に自衛隊が尖兵となると、隊員個人の戦闘力が高いって設定までならそこまででもないけど、集団となると仮想戦記的なものになるのだろうか。今の所は温いね。

『青春×機関銃』
サバゲーに繋がることに関しては、そういうお話だと捨て置くにしても、主人公のもの知らず加減が度を越していてイライラした。

『ドラゴンボール超(スーパー)』
悟空がトラクターを運転して農作業しててビビった。アニオリの運転免許の回みたいな面白さがあった。次回はべジータがテーマパークに行くという日常回の予告だったので、しばらくこういう展開が続くなら楽しいだろうなと思った。

『ワカコ酒』
一人酒って感じか。短編と一杯引っ掛けて帰るって感じが上手く合わさっていた。

『ゴッドイーター』
CGなんかな。どうもこの塗りの質感が背景に対して違和感あって困る。内容としては世界観説明チュートリアル的な訓練生主人公の独断専行という命を舐めている内容だけど、ちゃんと熟練の先輩が尻拭いと人死にを教えてくれる。〆るところは〆ている印象だが、塗りに華がない所か違和感あるとそれもね。手間の割に違和感出来てりゃ世話ねーな。

『To LOVEる-とらぶる-ダークネス 2nd』
流石は光と闇の王子、1話数転倒股間IN余裕でしたか。宇宙的一夫多妻の前には真面目系ヒロインも陥落じゃ。

『赤髪の白雪姫』
主人公の赤髪を珍重した屑王子からの愛妾通告と髪切りに隣国への逃避行で少年と出会う。童話の白雪姫をベースに、手違いで少年が毒りんごを食べてしまうことでの脅迫と少年が王子で毒なれしていましたからの悪行の粉砕で〆。4クールやるような世界名作系なら、王子であることをもうちょっと引っ張るんだろうけど、最近の作品だけあって王子ばれも早い。まあ、本来の童話の通りなら毒りんごを食べる役割が逆なんだろうけど、恐らくはヒロインが王子を攻略するような倒錯系なんだろうね。毒りんごを王子が食べたって事はそういうことなんだろうと思う。

『ミリオンドール』
合いの手の入れ方とかそれっぽいけど、動いてない場面多過ぎるで。ライブが動いていないだけ、止めで見せるって感じでもないのは良くないね。

『実は私は』
顔に出ちゃうサトラレ系主人公が、意中の女の子の秘密を知ってしまってな話。キャラデが微妙なのと似非関西弁が厳しいな。あと、OPとEDはファンタジー設定の作りもの感に対してトレンディな学園ものドラマのような曲で合っていないから作為性を意識させられて嫌な感じ。

『のんのんびより りぴーと』
過疎の村のピカピカの1年生は学校に通うのにも一苦労といった感じで、1年生のワクワクが上手く描かれていた。フィクションの田舎はあるものが揃っていなのになぜかホッとするね。

『それが声優!』
キャラの中の人の裏側を扱った作品。新人の主人公から中堅や大御所も揃っていてバランスが良い。とちり方とか失敗あるあるを不慣れな感じで演じるってのは、実際の失敗を流すのと違って技量が要求されるなと思った。それをそれらしく見えるように演じている若手役の演者はかなり上手いと思った。

『オーバーロード』
社会人ギルドでの世界樹ユグドラシルの名を冠したネトゲ最終日あるあるの寂しさから、サーバーダウン直前のINでの現実世界化のような現象とゲーム世界観の説明。ネトゲ最終日の寂しさこそ物語だろうけど、それ以外は元ゲームの世界観を説明しながら現実なのかどうかも含め主人公の状況確認で終わる。ネトゲ最終日は恐らく原作者が経験したことのあるものなんだろうが、それ以外の見せ方の部分でネトゲとファンタジーの境界にある作品をどう見せて始めるかの匙加減が凡庸そのものであった。物足りないけど、これから何を始めるのかの起の部分だけでも確認してからかな。

『モンスター娘のいる日常』
異種エロ枠やん。死にかけているのに受け入れるって辺りが、この手の押し掛け系の特徴やね。まあ、一線は越えないんだけど勃起はするよね。その辺SEXと台詞とハンドサインで出しているんだから言及してラブコメに落とし込んだら画期的と思うわ。

『ビキニ・ウォリアーズ』
ビキニだけど防御力もあると。その辺気になっていた所をコメディに落としこんであって短編らしい勢いで見られて良かったかな。

『洲崎西 THE ANIMATION』
テニヌから宗像コーチの露出ネタで〆と。短編なんで何でもありなんだろうけど、こういう緩い感じなんだろうね。

『空戦魔導士候補生の教官』
タイトルからしてややこしい感じ。まあ、空戦だけあって地に足が付いていないカットが多いこと。確かにテンプレ設定が多いかもしれないけど、カットや動きが微妙で引きのカットが少ないから画面がもたないんじゃないかな。自信がないのかスケジュールに余裕がないのか分からないが、ここぞという場面だけでもカメラを少し引いてくれ。後、意味ありげに裏切り者と呼ばれているまま引っ張る辺りも、和解のための布石にしても頭痛がするぞ。次回予告からするにスタジオワークをカバーするためにキャラデと腹筋攻めに注力する訳やな。予告の空戦と下着のカットのカメラワークを合わせて笑い取りに来ているので納得した。でも、それを2話に持ってくる辺り相当現場厳しそうなのね。

『純情ロマンチカ3』
男の新キャラが軒並み鞘当なところが面白いな。とりあえずクマ、これやな。

『がっこうぐらし!』
ほのぼのしている日常系かと思わせておいて、バイオハザードの落差で攻める。狂っているであろう主人公の妄想である日常パートがそれなりに面白くて、非日常のバイオハザードによる結果と結び付くからこその変化球。まあ、本当にバイオハザードで面白くなるのかという怖いもの見たさはあったので引きとしては良いと思う。

『監獄学園 プリズンスクール』
エロ枠だろうけど、暴力描写が酷いから2カット位でお腹一杯になる。だって、退学にする代わりに人権蹂躙とか映像にしたら酷くなるに決まっているやん。SMの中でも傷害レベルの道具や加減って笑えないよ。

『干物妹!うまるちゃん』
干物系になるのかな。だらけ少女の日常って感じだけど、特に面白いことがある訳でもない。通常枠でやるとちょっと間延びするのが難しいね。

『枕男子』
ラジオドラマで良かったんじゃないかと思うが、絵があってこちらに語りかけてくるカットは気恥ずかしいな。

『アイドルマスター シンデレラガールズ 2nd SEASON』
ライブを終えてのプロデューサーただいまから始まる。2期と視聴者の中のPに対して気持ちの良い。あー帰ってきたんだなって感じが上手く表現されていたと思う。やり手女重役の就任挨拶からPのストーカー探しとキャラ紹介を兼ねつつ緩い内容から、アイドル事業凍結宣言で〆て一波乱を予感させる。やり手感を表現するためにタイゾーンで緩んでいるネクタイを締め直す。緩んだネクタイの表現までは良かったんだけど、締め直したネクタイ隙間完全になくなってない。携帯電話とスマートフォンの普及率を考えると、資料が用意出来ませんでしたなんて言い訳通用しないんだからいい加減アニメのネクタイ表現はちゃんとしなさいな。

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