2018年4月位に開始の1話雑感をまとめて
2018年5月9日 1話雑感『ゲゲゲの鬼太郎 第6期』
目玉の親父さんをどうしても思い出してしまうけど、こういうのもありか。現代っぽさがより増した感じで、とりあえず鬼太郎が見られるなら良いかな。今度は打ち切りじゃなくて、ちゃんと最終回を迎えてくれたら言うことない。
『ニル・アドミラリの天秤』
大正が数年延びたという設定が、何となく和洋折衷だけど自然光を意識してか画面に華やかさがない。女性向けっぽいイケボ大集合で画面に華がないのはオッサンには辛いギャグやで。
『ウマ娘 プリティーダービー』
擬人化した馬が競馬するんだけど、騎手が居なくて周りを取り巻く人間模様でドラマに深みが出るような展開はなさそう。百合展開でその辺誤魔化すんだろうけど、ライバルって感覚を失くしてしまうと競技の盛り上がりも無くなってしまうからその辺どうなんだろうね。
『宇宙戦艦ティラミス』
出落ち系。笑えるのかと言われるとそうでもない。短編なので趣味が合えばかな。
『ガンダムビルドダイバーズ』
格好よいプラモを組み立ててバトルに有利に働いて勝つってのを通して友情だとか気持ちよさを提供する。そこに見映えが良いから説得力が増す。説得力が増すから見映えが増す。益々もっての連鎖反応が楽しくなる。そういうのがビルドシリーズの良い所でしょ。お話の流れや規模に対して劇伴と画面が煩過ぎる。そういうお手前のお上手感が見たいんじゃなくて、面白い話を盛り上げる演出として見たいんだよね。変に労力を割くよりも、ガンプラの見映えを増すための小技紹介とか薀蓄をさりげなく挟むとかの方がずっと手軽で良さそう。
『少年アシベ GO!GO!ゴマちゃん 第3シリーズ』
褒められて照れつつ格好付けて無理するゴマちゃんが可愛い。見守るみんなの図式でメインキャラの再顔見せもしつつ、おかえりって感じで嬉しくなる。
『かくりよの宿飯』
宿飯はじめました。妖怪の見える少女が、祖父の借金のかたに売られるが、祖父仕込の飯の腕で頑張る細腕繁盛記系か。まあ、祖父がちゃらんぽらんみたいだけど和彦さんなので、多くは言うまいて。
『キャプテン翼』
翼君の事故で無傷だったけど、頭はおかしくなったって感じのサッカーが楽しくて仕方ない姿と、若林君の全部止めてやるよの圧倒感は凄いな。懐かしいからってのもあるけど、小学生編はしっかりしていてその後に続くものもあって楽しめそう。
『多田くんは恋をしない』
某国のお姫様の日本旅行に少年が絡んでな展開。要は変則的に『ローマの休日』の様式と日本のアニメの様式を組み合わせたって感じか。お手本通りの転校生で〆る第1話。主人公の写真趣味と青春の1枚が噛み合うはずで座組も良好。『月刊少女野崎くん』で結果を出したチームだけあって表面的には再構成的な要素に目が行くが、『ローマの休日』なら秘密と信頼が根底にあるのでしっかりと根の張った作品になりそう。
『こみっくがーるず』
トキワ荘的な女性漫画家が集まったって感じか。何かこう状況設定だけで結局ワチャワチャする女の子を眺めるだけで、情熱みたいなものは感じられなかった。
『イナズマイレブン アレスの天秤』
世界5分前説的なゲーム脳で考えた設定を恥ずかしげもなく披露する辺りは流石。ただ、作中ですら設定の整合性が取れていなさそうなのをサッカーって素晴らしいって設定だけで作画を整えて押し切るってのが全く変わっていなくて首を挿げ替えただけですな。
『あっくんとカノジョ』
邪険に扱っているけど、その実は好き過ぎってのが本人に気付かれそうな程駄々漏れってのは、ツンデレの亜種としちゃあ気軽に流し見するにこういうのもありかなと。
『重神機パンドーラ』
地球がヤバイ。で、救えそうかってのが、全然見えてこないけど、何かお上手に設計したロボとで闘って画面の作り込みで見せる系。ロボとか作画を見せるのが目的の内はロボットアニメの復権は遠そう。こだわりの設定でなくとも、守りたい気持ちとそれを実現出来るロボを大事にすることで愛着が湧いて勝つから納得出来る。愛は無敵ってのはテレビアニメ開始以来の温故知新でっせ。
『魔法少女 俺』
出落ちで全部押し切る作品なんだけど、演者含めて座組はしっかりしている印象で好みは分かれそうだが好感が持てる。息切れしたっていいじゃないか、出落ちだもの。
『信長の忍び~姉川・石山篇~』
続きが見たいと思っていただけに、来てくれて嬉しい。信長を出す以上は最期まで見たいよね。
『ヒナまつり』
893と少女の組み合わせに超能力が加わって的確なツッコミの数々に、大人の汚さと折り合わせて演者の力も上乗せして綺麗に緩いのかきついのか分からないお父さんスイッチで低空長打に仕上がりそうな感じ。器の大きさを感じさせる演者の力量と動かせるアニメーターを集めての日常芝居が成せる技ですな。
『僕のヒーローアカデミア 第3期』
回想込の新しい展開への幕間といったところで、敵の雑魚なのに粋がっている感じとか物語の都合で生かされている感が相変わらず弱みだなと。
『MAJOR 2nd』
第1話というよりは第0話って感じで前シリーズのキャラのその後を振り返りつつ、2世としていじけてしまう流れから復活までの次回予告って感じか。相変わらずいけずな感じの奴ばっか出てくるのは変わらないな。でも、ドラマが要求すればそれに応える連中ばかりだから、ほぼ全員ツンデレと思えば可愛いものさ。
『PERSONA5 the Animation』
反逆とか脱出がテーマみたいな感じだけど、構成が分かりにくくて、王道の構成に反逆してみたのかな。現代から過去回想に入った流れが流し見だと切れていないように見えて気持ち悪かった。
『鬼灯の冷徹 第弐期 その弐』
取り立てて面白い訳でもないが、豆知識と作中設定で綺麗に組み立ててあって、気付いたら1話終わっている感じ。昔ながらのファミリー向けアニメを思わせてホッとする。
『銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅』
全体的に頑張ってはいると思ったけど、ここぞという場面で、演者の経験云々はこの際抜きにしても、やっぱオケの音楽ってのが使えた前のアニメは奇跡の中にあったんだなと思わされた。画面とか設定とかをより先の時代になって構成し直したとしても音響しょぼいと話にならないのが辛いね。壮大な雰囲気には壮大な音楽が必要なんじゃないかな。
『こねこのチー ポンポンらー大旅行』
チーが帰ってきただけで嬉しいぞ。金魚のヒララに夢中になる一家を構って欲しくてワチャワチャするチーが子供のようで可愛い。次回からは黒いのも登場して、チーを見守る図式が強化されるし、子供を暖かく見守るって図式は素晴らしいね。
『若おかみは小学生!』
事故で両親を亡くした小学生の主人公が、祖母の旅館で生活を始めて、幽霊やら周りの皆に励まされての若女将を目指す細腕繁盛記系とな。不憫で可愛そうから、一人前として扱われるまでの変化とか、きっとそういう所が売りなんだろう。
『ピアノの森』
ショパンコンクールから始まってOP代わりに1曲演奏するところからクレジットを載せて始まる。挨拶代わりにピアノの演奏と作画に対する自信をこれでもかと見せ付けてくれる。展開もやや駆け足ではあるが、必要以上に溜めた所で、毎回ピアノの演奏で発散が起こるのだから、これ位の勢いで流すのも良いと思う。EDで今後の印象的であろう場面を使って、冒頭の場面から逆算で今後の展開を喚起させる演出も好み。
『食戟のソーマ 餐の皿 遠月列車篇』
どっちもどっちな闘いだけあって、挑む情熱とかそういうものを押してくるんだけど、浮ついて見える辺りが過去の料理作品の焼き増しを超える何かを提示出来ていない証左でもあって新しい展開の始まりなのに少し寂しい気持ちになった。
『Caligula ‐カリギュラ‐』
とりあえず、誰かの頭がおかしい世界ってことは分かった。魅力的でもないし、何がしたいのかも良く分からないが、お金を使わせたいのが目的なだけの原作ものだとこういう感じはままある。
『ゴールデンカムイ』
不死身の日本兵とアイヌ少女の不思議な関係と北海道を舞台とした埋蔵金伝説が成立する明治時代の設定が結構面白そう。
『ルパン三世 PART5』
再放送で慣れ親しんだ山田ルパン一味から、2回目のテレビシリーズにしてやっと栗貫ルパン一味になったって印象で、現代的なネットやSNSの実況要素を抑えて、ルパンらしさを追求する構成がそれを引き立てていると思う。これは楽しい。
『ハイスクールD×D HERO』
前のシリーズからかなり間が空いているのでどんな話だったか忘れたが、要は大魔神的溜めて放つな王道火山噴火作品に滑りを加えた作品だったなと思い出す0話の構成は良かったと思う。
『鹿楓堂よついろ日和』
和菓子屋の兄ちゃんがイケメン揃いで物語が始まらない系。何か唸らせるような薀蓄すらもないってのはオッサンには辛い。
『シュタインズ・ゲート ゼロ』
当たり役の『デスノート』から、『ポケモンBW』と前作『シュタインズ・ゲート』によって一気に演技の幅が広がった感のある宮野氏の諦めから黒歴史扱いしている元中二病患者感をさらっと新規話数の再構成も振り返りもなくぶっこんで来る辺り、ファンへの誠意なのか弾切れなのかで今後の展望に大きく影響しそう。上手くやることで、科学は人の幸せのためにあるを体現出来れば、再びの栄光もあるかもね。
『ラストピリオド - 終わりなき螺旋の物語 -』
メタ言及するキャラが居て、ファンタジー世界なのかゲームの世界の話なのかが踏ん切りが付かない。その割にギャグが面白いかというとそうでもなく、テンポの良さや繰り返しギャグで攻めてくる感じなんだろうけどギャグは難しいね。
『ひそねとまそたん』
自衛隊員が訳の分からない怪物と闘わされるんだけど、あんまりやる気がないのに周囲が強制したのがどうとか責め合いをするのを見ると、この世界はそんなに危機でもないな。真面目に防衛やる気なら万全を尽くして欲しい。
『奴隷区 The Animation』
奴隷化させる装置の現実味が薄いを差し引いても、それを許容する世界の危うさみたいなのが感じられないので大したことない。テロリストが上手いこと自爆要員を調達するのとかに使いそうな割に平和だからね。
『ヲタクに恋は難しい』
メタ視で自分のオタク属性を客観視した体だけど、社交的な人らが不幸がっているだけに見えた。仕事があって暮らせていて友達がいて遊びも含め打ち込める何かがあるのは十分幸せなんだよ。アニメという時間の掛かる趣味を軸とした自分とは別種で不幸病の人らの話ですな。
『フルメタル・パニック!Invisible Victory』
ミスリル最期の闘いを思わせるテッサの兄との邂逅から、会長の引退といよいよ物語も最期が近付いてきたって所か。宗介の選択を含め、この作品が積み上げてきたものが試されるといった所か。
『メガロボクス』
何周年記念作品として『あしたのジョー』を退廃した現代に持ってきたって感じで、アウトローはこう描くんだぞってお手本を示しているかのような丁寧で引きも綺麗な王道の第1話。劇伴が一々格好よくて溜まらんね。
『レイトン ミステリー探偵社~カトリーのナゾトキファイル~』
ビッグベンから始まって、安楽椅子のあの人を思わせる名探偵の娘の事務所を勘違いして来訪した流れから、迷探偵と紙一重のお約束の展開。喋る犬役の小杉さんの渋さ、若手からベテランまで配役が光る。古畑よろしくのメタいライトアップで引くAパートがゲームのお手軽な謎解き展開のチュートリアルを思わせて、CM明けのBパートで一見ずれた推理披露で抽象画なタッチになってからのボケボケかと思いきや推理が繋がって謎が解かれていく。謎そのものではなく謎が解かれていく過程と解かれた後に解かれていく心を見せて行く、それも登場したキーワードから繋げて考えれば想定していた通りの構成なのが良いね。ゲームもそんな感じで楽しいんだろうなと思わせる。
『3D彼女 リアルガール』
如何にも漫画的な設定と見せ方ながら、ヒロインがどこまでが嘘なのか分からない態度と背景で、個人的に難しいと思っている「きまぐれ」が表現出来ていたと思う。不思議と嫌いじゃないのは、そういう所も含めて「きまぐれ」なあの作品を少女漫画からオタク方向へ寄せて組み直したような感じがするからか。まあ、如何にも少女漫画な力技の設定と美術の色が薄めなの合わさって強調されるキャラの掛け合いが癪に障りそうな気もするけどね。
目玉の親父さんをどうしても思い出してしまうけど、こういうのもありか。現代っぽさがより増した感じで、とりあえず鬼太郎が見られるなら良いかな。今度は打ち切りじゃなくて、ちゃんと最終回を迎えてくれたら言うことない。
『ニル・アドミラリの天秤』
大正が数年延びたという設定が、何となく和洋折衷だけど自然光を意識してか画面に華やかさがない。女性向けっぽいイケボ大集合で画面に華がないのはオッサンには辛いギャグやで。
『ウマ娘 プリティーダービー』
擬人化した馬が競馬するんだけど、騎手が居なくて周りを取り巻く人間模様でドラマに深みが出るような展開はなさそう。百合展開でその辺誤魔化すんだろうけど、ライバルって感覚を失くしてしまうと競技の盛り上がりも無くなってしまうからその辺どうなんだろうね。
『宇宙戦艦ティラミス』
出落ち系。笑えるのかと言われるとそうでもない。短編なので趣味が合えばかな。
『ガンダムビルドダイバーズ』
格好よいプラモを組み立ててバトルに有利に働いて勝つってのを通して友情だとか気持ちよさを提供する。そこに見映えが良いから説得力が増す。説得力が増すから見映えが増す。益々もっての連鎖反応が楽しくなる。そういうのがビルドシリーズの良い所でしょ。お話の流れや規模に対して劇伴と画面が煩過ぎる。そういうお手前のお上手感が見たいんじゃなくて、面白い話を盛り上げる演出として見たいんだよね。変に労力を割くよりも、ガンプラの見映えを増すための小技紹介とか薀蓄をさりげなく挟むとかの方がずっと手軽で良さそう。
『少年アシベ GO!GO!ゴマちゃん 第3シリーズ』
褒められて照れつつ格好付けて無理するゴマちゃんが可愛い。見守るみんなの図式でメインキャラの再顔見せもしつつ、おかえりって感じで嬉しくなる。
『かくりよの宿飯』
宿飯はじめました。妖怪の見える少女が、祖父の借金のかたに売られるが、祖父仕込の飯の腕で頑張る細腕繁盛記系か。まあ、祖父がちゃらんぽらんみたいだけど和彦さんなので、多くは言うまいて。
『キャプテン翼』
翼君の事故で無傷だったけど、頭はおかしくなったって感じのサッカーが楽しくて仕方ない姿と、若林君の全部止めてやるよの圧倒感は凄いな。懐かしいからってのもあるけど、小学生編はしっかりしていてその後に続くものもあって楽しめそう。
『多田くんは恋をしない』
某国のお姫様の日本旅行に少年が絡んでな展開。要は変則的に『ローマの休日』の様式と日本のアニメの様式を組み合わせたって感じか。お手本通りの転校生で〆る第1話。主人公の写真趣味と青春の1枚が噛み合うはずで座組も良好。『月刊少女野崎くん』で結果を出したチームだけあって表面的には再構成的な要素に目が行くが、『ローマの休日』なら秘密と信頼が根底にあるのでしっかりと根の張った作品になりそう。
『こみっくがーるず』
トキワ荘的な女性漫画家が集まったって感じか。何かこう状況設定だけで結局ワチャワチャする女の子を眺めるだけで、情熱みたいなものは感じられなかった。
『イナズマイレブン アレスの天秤』
世界5分前説的なゲーム脳で考えた設定を恥ずかしげもなく披露する辺りは流石。ただ、作中ですら設定の整合性が取れていなさそうなのをサッカーって素晴らしいって設定だけで作画を整えて押し切るってのが全く変わっていなくて首を挿げ替えただけですな。
『あっくんとカノジョ』
邪険に扱っているけど、その実は好き過ぎってのが本人に気付かれそうな程駄々漏れってのは、ツンデレの亜種としちゃあ気軽に流し見するにこういうのもありかなと。
『重神機パンドーラ』
地球がヤバイ。で、救えそうかってのが、全然見えてこないけど、何かお上手に設計したロボとで闘って画面の作り込みで見せる系。ロボとか作画を見せるのが目的の内はロボットアニメの復権は遠そう。こだわりの設定でなくとも、守りたい気持ちとそれを実現出来るロボを大事にすることで愛着が湧いて勝つから納得出来る。愛は無敵ってのはテレビアニメ開始以来の温故知新でっせ。
『魔法少女 俺』
出落ちで全部押し切る作品なんだけど、演者含めて座組はしっかりしている印象で好みは分かれそうだが好感が持てる。息切れしたっていいじゃないか、出落ちだもの。
『信長の忍び~姉川・石山篇~』
続きが見たいと思っていただけに、来てくれて嬉しい。信長を出す以上は最期まで見たいよね。
『ヒナまつり』
893と少女の組み合わせに超能力が加わって的確なツッコミの数々に、大人の汚さと折り合わせて演者の力も上乗せして綺麗に緩いのかきついのか分からないお父さんスイッチで低空長打に仕上がりそうな感じ。器の大きさを感じさせる演者の力量と動かせるアニメーターを集めての日常芝居が成せる技ですな。
『僕のヒーローアカデミア 第3期』
回想込の新しい展開への幕間といったところで、敵の雑魚なのに粋がっている感じとか物語の都合で生かされている感が相変わらず弱みだなと。
『MAJOR 2nd』
第1話というよりは第0話って感じで前シリーズのキャラのその後を振り返りつつ、2世としていじけてしまう流れから復活までの次回予告って感じか。相変わらずいけずな感じの奴ばっか出てくるのは変わらないな。でも、ドラマが要求すればそれに応える連中ばかりだから、ほぼ全員ツンデレと思えば可愛いものさ。
『PERSONA5 the Animation』
反逆とか脱出がテーマみたいな感じだけど、構成が分かりにくくて、王道の構成に反逆してみたのかな。現代から過去回想に入った流れが流し見だと切れていないように見えて気持ち悪かった。
『鬼灯の冷徹 第弐期 その弐』
取り立てて面白い訳でもないが、豆知識と作中設定で綺麗に組み立ててあって、気付いたら1話終わっている感じ。昔ながらのファミリー向けアニメを思わせてホッとする。
『銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅』
全体的に頑張ってはいると思ったけど、ここぞという場面で、演者の経験云々はこの際抜きにしても、やっぱオケの音楽ってのが使えた前のアニメは奇跡の中にあったんだなと思わされた。画面とか設定とかをより先の時代になって構成し直したとしても音響しょぼいと話にならないのが辛いね。壮大な雰囲気には壮大な音楽が必要なんじゃないかな。
『こねこのチー ポンポンらー大旅行』
チーが帰ってきただけで嬉しいぞ。金魚のヒララに夢中になる一家を構って欲しくてワチャワチャするチーが子供のようで可愛い。次回からは黒いのも登場して、チーを見守る図式が強化されるし、子供を暖かく見守るって図式は素晴らしいね。
『若おかみは小学生!』
事故で両親を亡くした小学生の主人公が、祖母の旅館で生活を始めて、幽霊やら周りの皆に励まされての若女将を目指す細腕繁盛記系とな。不憫で可愛そうから、一人前として扱われるまでの変化とか、きっとそういう所が売りなんだろう。
『ピアノの森』
ショパンコンクールから始まってOP代わりに1曲演奏するところからクレジットを載せて始まる。挨拶代わりにピアノの演奏と作画に対する自信をこれでもかと見せ付けてくれる。展開もやや駆け足ではあるが、必要以上に溜めた所で、毎回ピアノの演奏で発散が起こるのだから、これ位の勢いで流すのも良いと思う。EDで今後の印象的であろう場面を使って、冒頭の場面から逆算で今後の展開を喚起させる演出も好み。
『食戟のソーマ 餐の皿 遠月列車篇』
どっちもどっちな闘いだけあって、挑む情熱とかそういうものを押してくるんだけど、浮ついて見える辺りが過去の料理作品の焼き増しを超える何かを提示出来ていない証左でもあって新しい展開の始まりなのに少し寂しい気持ちになった。
『Caligula ‐カリギュラ‐』
とりあえず、誰かの頭がおかしい世界ってことは分かった。魅力的でもないし、何がしたいのかも良く分からないが、お金を使わせたいのが目的なだけの原作ものだとこういう感じはままある。
『ゴールデンカムイ』
不死身の日本兵とアイヌ少女の不思議な関係と北海道を舞台とした埋蔵金伝説が成立する明治時代の設定が結構面白そう。
『ルパン三世 PART5』
再放送で慣れ親しんだ山田ルパン一味から、2回目のテレビシリーズにしてやっと栗貫ルパン一味になったって印象で、現代的なネットやSNSの実況要素を抑えて、ルパンらしさを追求する構成がそれを引き立てていると思う。これは楽しい。
『ハイスクールD×D HERO』
前のシリーズからかなり間が空いているのでどんな話だったか忘れたが、要は大魔神的溜めて放つな王道火山噴火作品に滑りを加えた作品だったなと思い出す0話の構成は良かったと思う。
『鹿楓堂よついろ日和』
和菓子屋の兄ちゃんがイケメン揃いで物語が始まらない系。何か唸らせるような薀蓄すらもないってのはオッサンには辛い。
『シュタインズ・ゲート ゼロ』
当たり役の『デスノート』から、『ポケモンBW』と前作『シュタインズ・ゲート』によって一気に演技の幅が広がった感のある宮野氏の諦めから黒歴史扱いしている元中二病患者感をさらっと新規話数の再構成も振り返りもなくぶっこんで来る辺り、ファンへの誠意なのか弾切れなのかで今後の展望に大きく影響しそう。上手くやることで、科学は人の幸せのためにあるを体現出来れば、再びの栄光もあるかもね。
『ラストピリオド - 終わりなき螺旋の物語 -』
メタ言及するキャラが居て、ファンタジー世界なのかゲームの世界の話なのかが踏ん切りが付かない。その割にギャグが面白いかというとそうでもなく、テンポの良さや繰り返しギャグで攻めてくる感じなんだろうけどギャグは難しいね。
『ひそねとまそたん』
自衛隊員が訳の分からない怪物と闘わされるんだけど、あんまりやる気がないのに周囲が強制したのがどうとか責め合いをするのを見ると、この世界はそんなに危機でもないな。真面目に防衛やる気なら万全を尽くして欲しい。
『奴隷区 The Animation』
奴隷化させる装置の現実味が薄いを差し引いても、それを許容する世界の危うさみたいなのが感じられないので大したことない。テロリストが上手いこと自爆要員を調達するのとかに使いそうな割に平和だからね。
『ヲタクに恋は難しい』
メタ視で自分のオタク属性を客観視した体だけど、社交的な人らが不幸がっているだけに見えた。仕事があって暮らせていて友達がいて遊びも含め打ち込める何かがあるのは十分幸せなんだよ。アニメという時間の掛かる趣味を軸とした自分とは別種で不幸病の人らの話ですな。
『フルメタル・パニック!Invisible Victory』
ミスリル最期の闘いを思わせるテッサの兄との邂逅から、会長の引退といよいよ物語も最期が近付いてきたって所か。宗介の選択を含め、この作品が積み上げてきたものが試されるといった所か。
『メガロボクス』
何周年記念作品として『あしたのジョー』を退廃した現代に持ってきたって感じで、アウトローはこう描くんだぞってお手本を示しているかのような丁寧で引きも綺麗な王道の第1話。劇伴が一々格好よくて溜まらんね。
『レイトン ミステリー探偵社~カトリーのナゾトキファイル~』
ビッグベンから始まって、安楽椅子のあの人を思わせる名探偵の娘の事務所を勘違いして来訪した流れから、迷探偵と紙一重のお約束の展開。喋る犬役の小杉さんの渋さ、若手からベテランまで配役が光る。古畑よろしくのメタいライトアップで引くAパートがゲームのお手軽な謎解き展開のチュートリアルを思わせて、CM明けのBパートで一見ずれた推理披露で抽象画なタッチになってからのボケボケかと思いきや推理が繋がって謎が解かれていく。謎そのものではなく謎が解かれていく過程と解かれた後に解かれていく心を見せて行く、それも登場したキーワードから繋げて考えれば想定していた通りの構成なのが良いね。ゲームもそんな感じで楽しいんだろうなと思わせる。
『3D彼女 リアルガール』
如何にも漫画的な設定と見せ方ながら、ヒロインがどこまでが嘘なのか分からない態度と背景で、個人的に難しいと思っている「きまぐれ」が表現出来ていたと思う。不思議と嫌いじゃないのは、そういう所も含めて「きまぐれ」なあの作品を少女漫画からオタク方向へ寄せて組み直したような感じがするからか。まあ、如何にも少女漫画な力技の設定と美術の色が薄めなの合わさって強調されるキャラの掛け合いが癪に障りそうな気もするけどね。
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