『すべてがFになる』
ミステリな割に解決しても何の感慨もなかった。天才を理解出来るのは天才だけってことなのかな。違うか、たぶんミステリの形を借りて別の何かを見せる作品だったのにそれが見せられてなかったのかもね。まあ、加瀬さんの穏やかながらも内に秘めた感情の演技が気持ち良かったから良しとしとこ。

『ヤング ブラック・ジャック』
学生運動の時分に大学生であった間が医者とBJの間を男女問わずに助手役がヒロインって感じで描かれていた。学生運動の傲慢さやベトナム戦争での悲惨さ、高度な医療による延命やQOL向上による難しさ、命を救うことへの熱意とやるせなさ。そういう濃密な経験を通してBJに至るまでが随所に回想風のナレーションでまとめてあって楽しめた。

『Lance N’ Masques』
息子が強いとか力に目覚めるとか選ばれるとか、父親が強いとか偉大だと尤もらしくはあるね。白姫が擬人化するのは妄想なのか現実なのかよく分からんかったが、一番可愛かったと思うから良いかな。

『ハッカドール THE あにめ~しょん』
所々パロディを織り交ぜつつ、何だか憎めないお馬鹿なハッカドール達のドタバタが楽しい。尺が丁度良い長さだったからこそかな。

『進撃!巨人中学校』
本編の過剰な表現が全部ギャグに収束していくので、途中で脱落した本編より楽しめた。こりゃ良いスピンオフやな。

『スタミュ』
落ちこぼれからの成功物語含め、キャラクターとの関係性やら設定をミュージカルを気持ちよく重ねてきてチームとしてやりきったね。

『ワンパンマン』
可及的速やかに現場へ急行するのに一般人とニケツしたり、隕石で街が半壊した後に隕石を超能力で操作したりと、わざわざ原作の既刊分を確認してきたが、そんな要素なかったしいらんかったと思うわ。あくまで主人公が必ず勝つというヒーロー王道に対して主人公が強過ぎることでヒーロー像に迫りつつギャグに落とし込むってのが良さだと思うので、作画が話題になったかもしれないけど、演出的にはそこはオマケだと思う。労力の割に演出として微妙な仕上がりでガバってたなって印象が最後まで拭えなかった。勿体無いね。

『落第騎士の英雄譚』
アニメ化されるラノベらしい寄せ集め、主人公が必勝。だけど、どう見せるのかという演出の意味でOP同様に色で見せる演出含め随所で光ったね。全勝者限定の勝ち抜けって設定がガバだけど、補って余りある演出の妙が良かった。ヒロインのおかげで勝つって少女漫画的な方向ではなく、鍛え上げた肉体と精神で勝つ王道少年漫画方向で〆てあって、あのOPを作った時点からぶれずに貫き通すつもりだったんだろうね。そういうのが作品の内容と噛み合って居たのも良かったんじゃないかな。

『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』
死体キチを出すのに操作パートのバンクはいらんかったね。折角作ったからか〆に持ってきていたけど、最終回の演出が出来るのなら初めから不要だったでしょ。ガバでしたね。

『対魔導学園35試験小隊』
随所に低予算とスケジュールの圧迫を感じさせたものの、足早に色んな属性を持ったヒロインを勢ぞろいさせたのは正解だったと思う。これは原作の設定のせいなんだろうけど、女児が生まれると必ず世界を滅ぼす力を持つ家計でそれが主人公の「妹」ってのは何でじゃと。なぜ作ったし。それさえ真っ当ならもう少しましな印象で終えられたのにね。

『学戦都市アスタリスク』
演者含めて正統派主人公属性を持ったオッサンの人気が出るのは妥当だろう。主人公や周りのキャラ含め行動原理が異能者として何かを打破しようという気概を感じられなかった。演出もそんな感じ。タッグ戦で相手が吸血して回復する場面でバリアもないのにオッサンが消耗して動けない描写もないのにぼーっとしていたのは最高に酷い演出やったね。噛ませにしてもどう負けるかって部分で演出はあるでしょ。まあ、オッサンみたいな実力があるのに神器に選ばれていないから活躍出来ないような脇役を活かせる作品なら、そういう所を整えるまでもなく整っているはずなので、その程度の作品ってことなんでしょうな。2期とか開き直って作らんと1期で焦土になった後だときつそうやね。

『Dance with Devils』
吸血鬼と悪魔にエクソシスト、耽美な雰囲気を漂わせつつ状況に合わせた歌劇もあって綺麗な終わり方だった。流石やね。

『新妹魔王の契約者BURST』
シリアスとかバトルとか脱げんからいらんね。まさかそう思わせるとは思わんかったね。エロ方向の演出が頑張っていたってことなんだろうけど、シリアスとかバトルが取って付けとか寒いから本来的に不要な作品と思わせるのはちと勿体無いね。

『蒼穹のファフナー EXODUS 第2クール』
テレビシリーズ以外の分をちゃんと見ていないから正直設定を把握しきれていない。結局の所、ミールを必要とする島と新国連のフェストゥムとの共存を拒み同胞殺しも辞さない非道なる秩序からの脱出がテーマだったのかな。
まあ、どんなに絶望的な状況でも生き残る溝口さんがタンクトッパー界最強を示したから良しとしとくか。

『ご注文はうさぎですか??』
特に何かあるって訳でもないんだけど、周りのオッサンと同じようにワチャワチャしているのをそっと見守る感じで楽しめたから良いかな。ティッピーがどんどん可愛らしいおじいさんの演技になっていったのも楽しかったね。

『温泉幼精ハコネちゃん』
ハコネちゃんが居る奇妙な日々が日常になって、失ってまた戻ってくるまで3分ミニアニメで綺麗にまとめてあって良かった。

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okm

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