2015年4月前後に終わった作品
2015年5月20日 シリーズ全体の感想今更ながら
『フューチャーカード バディファイト 』
友情なんだよね。バディや仲間、そしてライバルとの友情。主人公が一度も敗北しないファイト構成にも関わらず、展開や使うカードがそれに合わせてあり、小学生らしい楽しんで勝つが前面に押し出されていた。バディってゲームの特性が活きてたと思う。
『ガンダムビルドファイターズ トライ』
作画頑張っているんだけど、三人一組同時戦闘で勝ち残り方式だとどうしても噛ませにならざるをえない構成で、盛り上がりに欠ける試合が多かった。モビルスーツのデザインやギミックは格好良かったんだけど、何かね。まあ、ワイはギャン子みたいな可愛らしさのあるキャラが登場しただけでも満足やで。
回想と戦闘とが完全分離していた方がテンポが良くなったと思う。過去の名作もそんな感じ。
『ガンダム Gのレコンギスタ』
何がしたかったのか分からないというのが正直な所で、面白くなりそうな感じだけで最後まで引っ張って、終わりかいって感じ。野心やら嫉妬やらの個人的な感情を持った重要人物を背景に政治的な意図が絡んで戦争になるってのが『ガンダム』らしさかな。それがこの作品にはなかった。差別階級がどうとかそんなん日本にないから知らんがなって感じで、根深そうな恨みがなぜか地球に降り立って解決されたみたいな。宇宙中心で地球圏での地位争いってことになるのかな。だから美しい地球の前には争いなんて関係ないと。何だかな。まあ、個別の戦闘は良かったけど、個別の戦闘に意味があまりないのがね。もっと軌道エレベーターやら何やらを絡めた政治闘争込みの戦争を期待したのが間違いだったんだろうな。
『まじっく快斗1412』
青子含め女の子が可愛いってのがバーローとの最大の違いやね。毎回のあれな英語も含め、ちょっと懐かしい感じのする作品で結構好きでした。
『四月は君の嘘』
穿った見方をすれば、愛情を搾取するドキンちゃんが、青鬼のふりして友情と愛情ごっこするってことなんだろう。どいつもこいつも他人の情を搾取して憚らん癖に慮っている良い奴みたいな体なのが鼻持ちならん。
コンクールのバイオリンソロが凄みのために他の楽器の音が聞こえるような演出になるのか。一応、最後の有馬君の演奏の心象風景に繋がるといえなくもないが、ちゃうやろ。
母の死によって与えられたかのような演奏に集中すればするほどに音が聞こえなくなるイップスの類の呪縛が、好きな女の子との出会いによって見方を変えて昇華され演奏に反映される。
そういう内容の物語で、イップスを克服した描写もないのに、なぜ心象風景で登場するかをりちゃんのバイオリンの音が鳴って一緒に演奏しているかのような演出になるのか。これが分からない。
結末が決まってて、途中の捉え方が違うだけでこうも嫌な感じだけが残る作品になるんだなと。
正直、コンクールのバイオリンソロの後にキャラデが監督の嫁って知って、ああ充実している奴らが真剣に作品背景を考えずにお洒落に作ったらこうなるなって偏見はあったけど、その通りになってくれても全く嬉しくないんやで。
つまりは、この作品において、音楽が良い演出足りえたのはOPとEDだけ。こんな要領で原作を浪費すると勿体無いお化けが出るそ。
『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』
アメリカ的な正義押しのヒーローに東映お得意の日本的ヒーロー番組の作法がこれほどかみ合うとは思わなかった。美化された武士道が体現するとこういう感じなのかもね。
絶対的な正義を信じて仲間と共に闘い、子供であっても精神的に敗北しない強い意志が勝利を呼び込む。
いささか精神論に過ぎるかもしれないが、子供ってのは非力だけど大人と同等の意志を持った尊い存在として扱う文化だからそれで良いんだよ。7歳までは神の子扱いだからね。
ロキさんがラスボスの圧倒的力を我が物にしても小物で、愛すべき雑魚だったのも良かったね。ヒーローが勝つという世の理に挑戦するレッド・スカル編が佳境に入る前にテレビの前のみんなに話しかけたりするデッドプールを参戦させる展開には唸らされたね。
何より、大人と子供の友情って勇者シリーズやらを思い出して熱くなれたよ。
『探偵歌劇ミルキィホームズTD』
ちょいとパロディ劇場を交えつつ、脈絡のない展開で何のこっちゃという感じ。無軌道なコント、計算されていないを計算して作る楽しさ。それがミルキーホームズの良さなんだろうかな。前回主人公経験者なのに申し訳程度で酷い扱いを受けるフェザーズさんといい、思わず酷いと笑ってしまうけど引く程ではない。これやね。
『アブソリュート・デュオ』
シリアスな体だけどギャグになってて、ちょっとって感じ。絆押しな割にヒロインのパワー不足に悩まされたね。
『みりたり!』
可愛い女の子を同居させつつ、唐突なごついオッサンやらマゾ犬を織り交ぜて、普通のサラリーマンから軍神に転職したオヤジ〆る。1話で申し訳程度に出た設定落ちを落ちに持ってくる辺りが、作品の良さをよく理解してほのぼの作品に出来てた要因なんだろうね。
『新妹魔王の契約者』
家族を守る父親と妹を守るお兄ちゃんは世界最強なんです。これは世の理に等しい。規制が多いとエロシーンが笑える内容になっていたけど、見える範囲での肌の塗りの質感が良かったね。
『冴えない彼女の育てかた』
キャラデと塗りの質感が凄い良かった。着衣巨乳の先輩と太股の幼馴染とおっぱいのいとこ、絶対そのフェチを推すために設計してるし、冴えないと言いつつ可愛くてフェチ的な意味でだけ冴えていないヒロインも上手く行ってた。話の内容は凄くイラッとするね。才能と環境に恵まれてて、オタクだけど気持ち悪がられる容姿でもない。気持ち悪がられるオタク像を舐めんな。幼馴染にはしご外されて和解する回とか、クオリティ上げるためにスケジュールに穴を開ける職人がごめんなさい出来ないアニメ業界の体質を体現したかのようなイラッと感で和解した体で馴れ合って花火がドーンとか脳みそ沸騰しそうになった。無論、恵まれた状況で不幸面している中二病の被害者意識を貫き通す様がイラッとする。少女漫画だとヒロインキャラが担う立場なので可愛いから許せるが、男の主人公がその立場で闘ってとか意志を見せてヒロイン守るって状況がないとイラつくだけやね。ただ、2期のあるなしはさておき、『ビューティフルドリーマー』的な文化祭の前夜な途上を至上として終えた〆方は良かったと思う。
まあ、作り手側が作り手側に行きたいオタクを上から目線で寄り添うことなく描いて見えたら、作り手側に行くこともなく、ぐだぐだオタクやっているオッサンがムカつくのは当然でそれは自分のせいなんだけどね。
『蒼穹のファフナー EXODUS』
悲壮感と絶望感が漂う。破滅に向かう守りの闘いが作品の売りなんだろうけど、続編前提で反転攻勢に出られない状況が続くってのは欲求不満が溜まる。
『アイドルマスター シンデレラガールズ』
全員集合から、デビューを経て駆け出しから、私達はようやくのぼりはじめたばかりだからなな途上でありながら、一つのイベントの成功までを描いた実直な作品だったなと。一番若手でありながら年長者として見守る立場の役回りを演じきった武内Pの存在には脱帽だね。
『美男高校地球防衛部LOVE!』
ウォンバット似の珍妙生物の麦人さんの頑固親父のデレデレ的な可愛らしい演技が見られて、それを囲う地球防衛部の面々やらの予定調和だけで1クールもたせたのは、日本のアニメの強みの演者頼みとして象徴的やね。
『神様はじめました◎』
妖怪が人間に恋しては駄目だというが、駄目だと思う程に燃え上がる恋。鞘当が登場してそれを意識させられる。それもこれも三森さんが上達して可愛らしさが増しているからこそ。綺麗になったなと上手くなったなが等価、そういうメタ的な状況が加算されることはとても恵まれている。
『デス・パレード』
OPの明るく楽しい雰囲気に反して最後の審判を下す裁定者が、作り物の体に入れられた心で送られてきた人間の過去と今とで見せる不合理に対し悩む姿から、答えを見つけて明るいOP曲で〆る。本編との落差を見せつつ最後は晴れやかな心へ至ったことに上手く合わさっていた。
『DOG DAYS’’』
キャラデと塗りが良いんだよね。波風が立たない物語が気になるかもしれないけど、妄想で股間が立つから良いんだよ。オネショタまで投入されてオッサン歓喜やったで。
『みんな集まれ!ファルコム学園SC』
勢いだけで、本編設定を上手くギャグに落とし込んでみししとゴーファイで〆てりゃ大丈夫。相変わらず短編で面白い余韻が大事ってよく分かっていたな。
『純潔のマリア』
処女をこじらせているって設定だけど、作品的には童貞をこじらせているキャラの性別が女って感じで、谷口作品の作風にとても合ってたんじゃないかなと。ラブって幸せ、ピースって感じで、命のやり取りもあるけど、本当に悪人らしい悪人が居ない優しい世界が上手く表現できていたと思う。個人的には現役が長かったクロスボウやらの中世会戦に城壁を吹っ飛ばして攻城戦を大きく変えたカノン砲の登場と移り変わる戦争史と会戦描写の見応えもあって楽しめた。
『戦国無双』
お家を守るために準じる男の死に様、乱世の武人に終わりを告げる。そんな物語だったなと。まあ、Cパートの短編が一番面白かったわけですが。
『聖剣使いの禁呪詠唱』
ワシの腹筋がブレイクされたことを思い出した。明らかにシリアスギャグを意図して作ってた。だって、シリアスにしては設定と展開が酷いからね。まあ、「奪われたくないなら、奪うな」って演技が結構良かったし、日本的な平和主義思想を体現出来てたと思う。
『夜ノヤッターマン』
途中ぐらいまでは、ヤッターマンを上手く現代作品にしてたかなと思ったけど、1クールは長過ぎたね。メッキ剥がれて間延びしてきた辺りでモノマネで本物になりきってないドクロベエが出てくるとか『ルパン三世』が変わった時を思い出したわ。
『 ISUCA 』
こんなの放送して良いんすか。いや、駄目だよ。理由としては単純明快で、どうせデレるのに命懸けの状況で舐めプしてまで暴力ヒロインを見せるとか。そんなの見せられても気持ち悪いわ。ED含めタマ子の可愛さは理解していたようだけど、出番が一番多くて役回りも重要なヒロインの描写が滑ってたら不愉快であかんわ。
『七つの大罪』
王道ヒーローものかと思ったら、血統舐めプオサレ作品だったわけだ。ヒロイン含め女キャラの可愛さと塗り、勿論豚も現実の家畜動物としての皮膚感とは違ったキャラクターとして申し分ない質感で良い味出してた。あんま大筋決めずに転がしていく作品なんだろうね。たぶん2期もあるけど、7人揃うのはいつになるんだろうな。
『弱虫ペダル GRANDE ROAD』
高度な闘いにおいて重要となる精神面の弱さ、弱い考えと仲間のために頑張ることで発揮される強さとの狭間で揺れる面々の友情と絆が努力と合わさって勝利を導く。チームスポーツでありながら、勝つのは一人という孤独さを兼ね備えた競技自転車の世界で、友情に拘り続ける甘い主人公達がインハイを闘い切る。夢があって良いね。3年が引退した後も続く作品のその後を見てみたいと思わせる実に良い終わり方だったと思う。
『寄生獣』
日常が非日常に変わっていく不気味さとキモ可愛いミギーとの奇妙な関係が絶妙に噛み合わさっていた。感情を持たない寄生生物との友情。無機物に有機的な意味を見出すアミニズムの延長として、これはこれで良かったんじゃないかな。
『SHIROBAKO』
ファンタジーっていう面はあるんだろうけど、問題解決してアニメを作っていく作品として絶妙な加減に仕上がっていたと思う。要するに、このアニメよりもとっ散らかるとグダグダの駄目アニメ改編やら駄目演出の作品になるってことなんじゃないかな。そういう試金石的な面もある。
制作を続けていくという何度も途上と終わりと向き合う展開は、夢が夢のままであることの期待感から来る幸福と上手く同調していたと思う。本編に合わせた新人の時のOPとED、脱皮してのOPとEDと、それぞれ立場が変わっても夢との向き合い方が表現されてて、夢に向かっていく姿が感動的でした。
『フューチャーカード バディファイト 』
友情なんだよね。バディや仲間、そしてライバルとの友情。主人公が一度も敗北しないファイト構成にも関わらず、展開や使うカードがそれに合わせてあり、小学生らしい楽しんで勝つが前面に押し出されていた。バディってゲームの特性が活きてたと思う。
『ガンダムビルドファイターズ トライ』
作画頑張っているんだけど、三人一組同時戦闘で勝ち残り方式だとどうしても噛ませにならざるをえない構成で、盛り上がりに欠ける試合が多かった。モビルスーツのデザインやギミックは格好良かったんだけど、何かね。まあ、ワイはギャン子みたいな可愛らしさのあるキャラが登場しただけでも満足やで。
回想と戦闘とが完全分離していた方がテンポが良くなったと思う。過去の名作もそんな感じ。
『ガンダム Gのレコンギスタ』
何がしたかったのか分からないというのが正直な所で、面白くなりそうな感じだけで最後まで引っ張って、終わりかいって感じ。野心やら嫉妬やらの個人的な感情を持った重要人物を背景に政治的な意図が絡んで戦争になるってのが『ガンダム』らしさかな。それがこの作品にはなかった。差別階級がどうとかそんなん日本にないから知らんがなって感じで、根深そうな恨みがなぜか地球に降り立って解決されたみたいな。宇宙中心で地球圏での地位争いってことになるのかな。だから美しい地球の前には争いなんて関係ないと。何だかな。まあ、個別の戦闘は良かったけど、個別の戦闘に意味があまりないのがね。もっと軌道エレベーターやら何やらを絡めた政治闘争込みの戦争を期待したのが間違いだったんだろうな。
『まじっく快斗1412』
青子含め女の子が可愛いってのがバーローとの最大の違いやね。毎回のあれな英語も含め、ちょっと懐かしい感じのする作品で結構好きでした。
『四月は君の嘘』
穿った見方をすれば、愛情を搾取するドキンちゃんが、青鬼のふりして友情と愛情ごっこするってことなんだろう。どいつもこいつも他人の情を搾取して憚らん癖に慮っている良い奴みたいな体なのが鼻持ちならん。
コンクールのバイオリンソロが凄みのために他の楽器の音が聞こえるような演出になるのか。一応、最後の有馬君の演奏の心象風景に繋がるといえなくもないが、ちゃうやろ。
母の死によって与えられたかのような演奏に集中すればするほどに音が聞こえなくなるイップスの類の呪縛が、好きな女の子との出会いによって見方を変えて昇華され演奏に反映される。
そういう内容の物語で、イップスを克服した描写もないのに、なぜ心象風景で登場するかをりちゃんのバイオリンの音が鳴って一緒に演奏しているかのような演出になるのか。これが分からない。
結末が決まってて、途中の捉え方が違うだけでこうも嫌な感じだけが残る作品になるんだなと。
正直、コンクールのバイオリンソロの後にキャラデが監督の嫁って知って、ああ充実している奴らが真剣に作品背景を考えずにお洒落に作ったらこうなるなって偏見はあったけど、その通りになってくれても全く嬉しくないんやで。
つまりは、この作品において、音楽が良い演出足りえたのはOPとEDだけ。こんな要領で原作を浪費すると勿体無いお化けが出るそ。
『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』
アメリカ的な正義押しのヒーローに東映お得意の日本的ヒーロー番組の作法がこれほどかみ合うとは思わなかった。美化された武士道が体現するとこういう感じなのかもね。
絶対的な正義を信じて仲間と共に闘い、子供であっても精神的に敗北しない強い意志が勝利を呼び込む。
いささか精神論に過ぎるかもしれないが、子供ってのは非力だけど大人と同等の意志を持った尊い存在として扱う文化だからそれで良いんだよ。7歳までは神の子扱いだからね。
ロキさんがラスボスの圧倒的力を我が物にしても小物で、愛すべき雑魚だったのも良かったね。ヒーローが勝つという世の理に挑戦するレッド・スカル編が佳境に入る前にテレビの前のみんなに話しかけたりするデッドプールを参戦させる展開には唸らされたね。
何より、大人と子供の友情って勇者シリーズやらを思い出して熱くなれたよ。
『探偵歌劇ミルキィホームズTD』
ちょいとパロディ劇場を交えつつ、脈絡のない展開で何のこっちゃという感じ。無軌道なコント、計算されていないを計算して作る楽しさ。それがミルキーホームズの良さなんだろうかな。前回主人公経験者なのに申し訳程度で酷い扱いを受けるフェザーズさんといい、思わず酷いと笑ってしまうけど引く程ではない。これやね。
『アブソリュート・デュオ』
シリアスな体だけどギャグになってて、ちょっとって感じ。絆押しな割にヒロインのパワー不足に悩まされたね。
『みりたり!』
可愛い女の子を同居させつつ、唐突なごついオッサンやらマゾ犬を織り交ぜて、普通のサラリーマンから軍神に転職したオヤジ〆る。1話で申し訳程度に出た設定落ちを落ちに持ってくる辺りが、作品の良さをよく理解してほのぼの作品に出来てた要因なんだろうね。
『新妹魔王の契約者』
家族を守る父親と妹を守るお兄ちゃんは世界最強なんです。これは世の理に等しい。規制が多いとエロシーンが笑える内容になっていたけど、見える範囲での肌の塗りの質感が良かったね。
『冴えない彼女の育てかた』
キャラデと塗りの質感が凄い良かった。着衣巨乳の先輩と太股の幼馴染とおっぱいのいとこ、絶対そのフェチを推すために設計してるし、冴えないと言いつつ可愛くてフェチ的な意味でだけ冴えていないヒロインも上手く行ってた。話の内容は凄くイラッとするね。才能と環境に恵まれてて、オタクだけど気持ち悪がられる容姿でもない。気持ち悪がられるオタク像を舐めんな。幼馴染にはしご外されて和解する回とか、クオリティ上げるためにスケジュールに穴を開ける職人がごめんなさい出来ないアニメ業界の体質を体現したかのようなイラッと感で和解した体で馴れ合って花火がドーンとか脳みそ沸騰しそうになった。無論、恵まれた状況で不幸面している中二病の被害者意識を貫き通す様がイラッとする。少女漫画だとヒロインキャラが担う立場なので可愛いから許せるが、男の主人公がその立場で闘ってとか意志を見せてヒロイン守るって状況がないとイラつくだけやね。ただ、2期のあるなしはさておき、『ビューティフルドリーマー』的な文化祭の前夜な途上を至上として終えた〆方は良かったと思う。
まあ、作り手側が作り手側に行きたいオタクを上から目線で寄り添うことなく描いて見えたら、作り手側に行くこともなく、ぐだぐだオタクやっているオッサンがムカつくのは当然でそれは自分のせいなんだけどね。
『蒼穹のファフナー EXODUS』
悲壮感と絶望感が漂う。破滅に向かう守りの闘いが作品の売りなんだろうけど、続編前提で反転攻勢に出られない状況が続くってのは欲求不満が溜まる。
『アイドルマスター シンデレラガールズ』
全員集合から、デビューを経て駆け出しから、私達はようやくのぼりはじめたばかりだからなな途上でありながら、一つのイベントの成功までを描いた実直な作品だったなと。一番若手でありながら年長者として見守る立場の役回りを演じきった武内Pの存在には脱帽だね。
『美男高校地球防衛部LOVE!』
ウォンバット似の珍妙生物の麦人さんの頑固親父のデレデレ的な可愛らしい演技が見られて、それを囲う地球防衛部の面々やらの予定調和だけで1クールもたせたのは、日本のアニメの強みの演者頼みとして象徴的やね。
『神様はじめました◎』
妖怪が人間に恋しては駄目だというが、駄目だと思う程に燃え上がる恋。鞘当が登場してそれを意識させられる。それもこれも三森さんが上達して可愛らしさが増しているからこそ。綺麗になったなと上手くなったなが等価、そういうメタ的な状況が加算されることはとても恵まれている。
『デス・パレード』
OPの明るく楽しい雰囲気に反して最後の審判を下す裁定者が、作り物の体に入れられた心で送られてきた人間の過去と今とで見せる不合理に対し悩む姿から、答えを見つけて明るいOP曲で〆る。本編との落差を見せつつ最後は晴れやかな心へ至ったことに上手く合わさっていた。
『DOG DAYS’’』
キャラデと塗りが良いんだよね。波風が立たない物語が気になるかもしれないけど、妄想で股間が立つから良いんだよ。オネショタまで投入されてオッサン歓喜やったで。
『みんな集まれ!ファルコム学園SC』
勢いだけで、本編設定を上手くギャグに落とし込んでみししとゴーファイで〆てりゃ大丈夫。相変わらず短編で面白い余韻が大事ってよく分かっていたな。
『純潔のマリア』
処女をこじらせているって設定だけど、作品的には童貞をこじらせているキャラの性別が女って感じで、谷口作品の作風にとても合ってたんじゃないかなと。ラブって幸せ、ピースって感じで、命のやり取りもあるけど、本当に悪人らしい悪人が居ない優しい世界が上手く表現できていたと思う。個人的には現役が長かったクロスボウやらの中世会戦に城壁を吹っ飛ばして攻城戦を大きく変えたカノン砲の登場と移り変わる戦争史と会戦描写の見応えもあって楽しめた。
『戦国無双』
お家を守るために準じる男の死に様、乱世の武人に終わりを告げる。そんな物語だったなと。まあ、Cパートの短編が一番面白かったわけですが。
『聖剣使いの禁呪詠唱』
ワシの腹筋がブレイクされたことを思い出した。明らかにシリアスギャグを意図して作ってた。だって、シリアスにしては設定と展開が酷いからね。まあ、「奪われたくないなら、奪うな」って演技が結構良かったし、日本的な平和主義思想を体現出来てたと思う。
『夜ノヤッターマン』
途中ぐらいまでは、ヤッターマンを上手く現代作品にしてたかなと思ったけど、1クールは長過ぎたね。メッキ剥がれて間延びしてきた辺りでモノマネで本物になりきってないドクロベエが出てくるとか『ルパン三世』が変わった時を思い出したわ。
『 ISUCA 』
こんなの放送して良いんすか。いや、駄目だよ。理由としては単純明快で、どうせデレるのに命懸けの状況で舐めプしてまで暴力ヒロインを見せるとか。そんなの見せられても気持ち悪いわ。ED含めタマ子の可愛さは理解していたようだけど、出番が一番多くて役回りも重要なヒロインの描写が滑ってたら不愉快であかんわ。
『七つの大罪』
王道ヒーローものかと思ったら、血統舐めプオサレ作品だったわけだ。ヒロイン含め女キャラの可愛さと塗り、勿論豚も現実の家畜動物としての皮膚感とは違ったキャラクターとして申し分ない質感で良い味出してた。あんま大筋決めずに転がしていく作品なんだろうね。たぶん2期もあるけど、7人揃うのはいつになるんだろうな。
『弱虫ペダル GRANDE ROAD』
高度な闘いにおいて重要となる精神面の弱さ、弱い考えと仲間のために頑張ることで発揮される強さとの狭間で揺れる面々の友情と絆が努力と合わさって勝利を導く。チームスポーツでありながら、勝つのは一人という孤独さを兼ね備えた競技自転車の世界で、友情に拘り続ける甘い主人公達がインハイを闘い切る。夢があって良いね。3年が引退した後も続く作品のその後を見てみたいと思わせる実に良い終わり方だったと思う。
『寄生獣』
日常が非日常に変わっていく不気味さとキモ可愛いミギーとの奇妙な関係が絶妙に噛み合わさっていた。感情を持たない寄生生物との友情。無機物に有機的な意味を見出すアミニズムの延長として、これはこれで良かったんじゃないかな。
『SHIROBAKO』
ファンタジーっていう面はあるんだろうけど、問題解決してアニメを作っていく作品として絶妙な加減に仕上がっていたと思う。要するに、このアニメよりもとっ散らかるとグダグダの駄目アニメ改編やら駄目演出の作品になるってことなんじゃないかな。そういう試金石的な面もある。
制作を続けていくという何度も途上と終わりと向き合う展開は、夢が夢のままであることの期待感から来る幸福と上手く同調していたと思う。本編に合わせた新人の時のOPとED、脱皮してのOPとEDと、それぞれ立場が変わっても夢との向き合い方が表現されてて、夢に向かっていく姿が感動的でした。
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