長期シリーズは1クール毎に振り返るようにしても良いかもと思った。

『俺の妹がこんなに可愛いわけがない。』未放映分込
この終わり方ならテレビ版に少々肉付けした終わり方の方が良かったと思える。実妹ルート選んだから、他の競合するヒロインを振っていくって流れがとにかく気持ちが悪い。自覚していたということは愛情の搾取だったことになるからね。でも、全年齢版だからHシーンなしみたいな匙加減でプラトニックな感じも全くなくて、「うわー、勿体無いことしているな」って思った。奇をてらったタイトルと思っていたらテーマでもあった。しかも、向き合うとあかん奴なのだから不幸とも言えますな。

『たまごっち!~ゆめキラドリーム~』
心機一転ドリームタウンの留学から、ひめスペっちやピアニっちの加入とまめっちのホームステイ先のイカリっちとの和解までを軸に夢との向き合い方を新しくメインとなったゆめみっちとキラリっちを中心に描いた和解編。ひめスペっちとのお別れからコフレっちの加入とゆめみっちとキラリっちが夢に向かっていく姿を描いたゆめキラ編で形成されていた。
新加入の女の子キャラが全部前髪が特徴的で可愛く、マスコットキャラのゆめキャンっちも含めモフっとした感じだった。ゆめキラバッグのランダム変身に一見役に立たなさそうなお手伝いアイテムと合わせて体当たりで問題解決していく話の組み立てが面白かった。最終的には、カードと変身の対応関係が蓄積されたことで道具に頼るきらいを見せ、そこから夢は自分の力で叶える方向へと運びゆめキラバッグとお別れする展開へと繋いだことは素晴らしく、お別れした後のゆめキラコンビが自分の力で発表会を成功させ、結果を認められて留学が決まる話まで見せた。ちょっとイカリっちさんがまめっちに辛く当たる展開はどうかなと思う面もあったが、魔法少女もの的な要素をもった物語の終わらせ方としては申し分ないものだった。
今度は未来編となり、未来から来る新キャラが登場し、歌いながらのメイクで心をざわつかせるコフレっちも続投するということでどんな物語が展開されるのか楽しみである。ひめスペっちのチートUFOがなくなったので難しいかもしれないが、たまごっちタウン編のキャラやゆめキラコンビの後日談が見られると嬉しいな。

『バトルスピリッツ ソードアイズ』
今作は序盤の主人公ツルギが落ち延びた第二王子である話から、実兄である白夜王ヤイバがボス然としていて面白そうな滑り出しではあったが、明確な目標不在で賭けバトルの約束を保護にしたりと義理放棄で進行し、ラスボスになりそうな裏で暗躍する存在が分かってからも、正体がバレバレで謎解きの爽快感もない。キザクラという可愛くてバトルもするヒロインの存在に回帰出来たことは良かったが、どうも神だ創世だといったと三文ファンタジー落ちはやっつけ感があって残念だった。自我を持たない機械人形のブリンガーに自我が宿っているかのようなツルギとの友情やら父親亡き後に父権を引継いだ兄を超えるといった過去作で良かった遺産ともいえる要素を取り込んでいたことは良かった。
ただ、部分や全体にせよ目標は必要であり、初代の宇宙頂点王は正体こそバレバレだったが一切姿を見せないことで目標として神聖な存在であることを保てたし、異界王も敵の親玉としてこそ認識していたものの登場するのは後半で登場後に圧倒的な存在感を見せた。それらシリーズの原点と最盛期の二作にあった強みを再確認した上で、目標、好敵手、仲間、バトルヒロイン、これらとの切磋琢磨といった作品の強みを次のシリーズに活かして欲しい。そんな風に思わずにはいられない惜しい感じがあった。

コメント

okm

この日記について

日記内を検索