絆押しのおかげ

2012年2月22日シリーズ全体の感想

『スイートプリキュア』
序盤に長々と引っ張ったぎくしゃく路線の名残が消えるまでが長かった。毎週放送は一回で終わる舞台とは違うって点を履き違えた感じが何とも……。しかも、それが震災この方の絆押しに押されての軌道修正に見える下手さ。
で、3人目の謎のプリキュアがおって、中々正体がばれないなと思ったら、変わりに実質4人目の方が先に仲間になった。武器がギターでメタル調の音楽との親和性が高かった点や子はかすがいといった位置取りが良かった。本編ではないが、ギターの玩具のCMでバンクの曲を短くして繰り返しにした編曲が良かった。その後は、前にも書いた通り、折角秘匿してきた謎のプリキュアの正体がCMの映画の前売り特典でバレるという失態があって、興醒めしていたら謎どころか破壊力のあるロリコンでしたと落ちがついて、ちょっと登場は遅かったものの、EDのCGでも可愛いという域に達した。
最後は、見え見えのフリーザ様がフラグを立て、憎しみから生まれた力の権化としてラスボスになり、笑顔から生まれた力のプリキュアと闘って浄化され、憎しみも含め物事を受け入れ乗り越えるというシリーズ中で唯一納得の行く最後を飾った。終わりよければといっても、火を入れるなら最初からにしてくれないと、愛着がなかったら去りまっせ。