構造分析の先へ-萌えの定義-
2011年7月1日 構造分析の先へ「萌え」を定義してみよう。
まとめ
・「萌え」は口に出すのは憚られる感覚を集約した表現
・「萌え」って文字ならまだしも、口に出すのは恥ずかしい
・「萌え」とは、惹かれる気持ち
「萌え」でよく言われるところは、本番行為の無い性的な描写や劣情を喚起することだろうか。いわば、18禁作品に対する全年齢版といったところ。そこに、本来性的な対象とすることを禁忌とされる、例えば年齢が法令違反であったり、人外や擬人化であったりに上気するような感覚が合流した感覚だろうか。実際、既存の卑猥な言葉でいえば、興奮するだとか勃起ってことになる。それをそのまま口にするが如く、文字で書き込むことが憚られるのは羞恥心や自制として理解しやすく、当たり障りのない言葉に行きついたと見ることが出来る。
また「萌え」という言葉は、口語というよりは文字媒体における文語として捉えた方がしっくりくるだろう。マスメディアが面白おかしく取り上げたか作り上げたかして、合意を形成したから多少口語としても使う局面もあるが、本気で個人の詩的で私的な情念を伝える言葉としては、定義や捉え方が曖昧で相応しいとは思えない。魂の叫びとは、もっと直情な言葉ではなかろうか。
私としては、肌色乱舞や光と闇の狭間や土手に食い込むおパンツ様といった直接的な描写の無い作品。例えば、女の子一杯の日常作品には「萌え」を感じないので、この「萌え」という言葉をよく言われている範囲だけではなく拡張して考えたい。そこで、ベテランの演者の円熟の演技に裏打ちされたキャラクター、例えばオッサン、ババア、祖父ちゃん、祖母ちゃん。要は、大人として後進を導こうとするだとか、受け止めてくれる存在にホッとする感覚。また、子供や動物や妖精のような謎の生き物といった可愛らしいキャラクターを見て血圧が上がる感覚。これらも「萌え」に含めて考え、「萌え」とは惹かれる気持ちと定義する。例えば、美男美女がチュッチュしている姿を好ましく思うこともこれに含まれる。
今回は「萌え」を定義してみました。次回は、子供に向けても「萌え」があるということを考えます。
まとめ
・「萌え」は口に出すのは憚られる感覚を集約した表現
・「萌え」って文字ならまだしも、口に出すのは恥ずかしい
・「萌え」とは、惹かれる気持ち
「萌え」でよく言われるところは、本番行為の無い性的な描写や劣情を喚起することだろうか。いわば、18禁作品に対する全年齢版といったところ。そこに、本来性的な対象とすることを禁忌とされる、例えば年齢が法令違反であったり、人外や擬人化であったりに上気するような感覚が合流した感覚だろうか。実際、既存の卑猥な言葉でいえば、興奮するだとか勃起ってことになる。それをそのまま口にするが如く、文字で書き込むことが憚られるのは羞恥心や自制として理解しやすく、当たり障りのない言葉に行きついたと見ることが出来る。
また「萌え」という言葉は、口語というよりは文字媒体における文語として捉えた方がしっくりくるだろう。マスメディアが面白おかしく取り上げたか作り上げたかして、合意を形成したから多少口語としても使う局面もあるが、本気で個人の詩的で私的な情念を伝える言葉としては、定義や捉え方が曖昧で相応しいとは思えない。魂の叫びとは、もっと直情な言葉ではなかろうか。
私としては、肌色乱舞や光と闇の狭間や土手に食い込むおパンツ様といった直接的な描写の無い作品。例えば、女の子一杯の日常作品には「萌え」を感じないので、この「萌え」という言葉をよく言われている範囲だけではなく拡張して考えたい。そこで、ベテランの演者の円熟の演技に裏打ちされたキャラクター、例えばオッサン、ババア、祖父ちゃん、祖母ちゃん。要は、大人として後進を導こうとするだとか、受け止めてくれる存在にホッとする感覚。また、子供や動物や妖精のような謎の生き物といった可愛らしいキャラクターを見て血圧が上がる感覚。これらも「萌え」に含めて考え、「萌え」とは惹かれる気持ちと定義する。例えば、美男美女がチュッチュしている姿を好ましく思うこともこれに含まれる。
今回は「萌え」を定義してみました。次回は、子供に向けても「萌え」があるということを考えます。
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