『テレビまんが 昭和物語』第8話
夏休みの旅行が父の仕事の都合で中止になり、駄々をこねる公平。父の笑った写真を見せて旅行に行く気を起こさせようとするが、笑った写真は終ぞ見つからず落胆する。それを聞いた母は、自分宛に来ていた同窓会の招待状を思い出し、同窓会の行われる実家方面へ公平を連れて行く。電車の旅の途中で食べる峠の釜めしが美味そうだ。同じ車両のカップルを見て、母に滅多に笑わない父と結婚した訳を聞く公平に対し、思い出したかのようにはにかむだけの母が可愛らしい。その後公平は田舎の夏を満喫して蚊帳の中で昼寝をする。寝ぼけ眼にめかし込んだ母を見て驚く公平。そこに叔母が焚き付けるような語りで昔話をする。語られる若かりし頃の母親の恋と、同窓会での再開にやけぼっくいがと思った公平が暴走するも杞憂に終わる。母と父の馴れ初めの回想では、出兵する父の不器用な優しさに惹かれる母といった感じで時代を感じさせる。で、笑った写真が3枚だけあるとくれば、もう何の写真かは想像が付くもので、貴重な笑顔ゆえに効果抜群でグッとくる内容だった。

コメント

okm

この日記について

日記内を検索