『もしドラ』
アニメは、カメラのアングルからレイアウトからパースからと書き絵ゆえに自由度が高い。勿論、荒唐無稽な設定も実写と比べて受け入れられやすい。しかしながら、現実のものが持つ合理性を無視して、演出的意図が全く汲めない球場の形の間違いや、球種やコントロールに言及しない全球ストライクに放るのはバッティングセンター以下に思えたりと。荒唐無稽な設定程、現実味を持たせるための過程が大事なのだなとよく分かった。
現実の東京都大会の層の厚さを考えると、こんな甘い作戦と実力で勝てるとは思えない。この作中の東京都の層が厚くないと説明も無し。死んでしまった友人キャラも死なない方が、せめてもの救いになったものを、原作通りなのか死ぬわ。一言でいえば雑ですな。切なさだけで引っ張るには無理があった。逆説的にマネジメントの重要性が分かった点だけは良かったと言える。

コメント

okm

この日記について

日記内を検索