『放浪息子』
性同一性障害という難しい問題を扱っており、全体の淡い色使いや線の細い演技もあって深刻ながらも前向きにあるがままに進む内容と合っていた。ただ、今後彼らが成長して学校を卒業して社会参加する段になって表面化してくるであろう根の深い問題でもあり、楽観に過ぎるどころかリア充な終わり方が拍子抜けしたのも事実。じゃあ、将来どうすればとなると、あるがままに自然体で挑むってことになるか。なら、表現方法が解答にあった方向性で出来ていたといえるか。スカッと行けない難しい問題を扱っているだけに、快楽とは縁遠いが心を抉ってくる。それも不快でないよう浅くといった匙加減。下手に誇張するより好感が持てた。

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okm

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