『遊戯王5D’s』第147話
ゾーンの時械神による手札戻し効果が、アポリアの繰り出す機皇帝達を片っ端から退ける。遊星達から受け取った希望を胸に絶望的な状況へ挑むアポリア。その逆転への戦略は、自らのデッキ破壊という肉を切らせて骨を断つ捨身のものだった。ギリギリの破壊の後に来る再生とでもいうべき状況が、今のアーククレイドル落下直前と同調して上手い。デッキが空なら、ドローすることでダメージを与えるカードが必ず発動するとは直接火力でガンガン行けない暗黙の了解の中よく考えた。勿論、未来を読み切ったゾーンの前には、デッキ修復によって水泡に帰せられ、ドローは不発。回りくどいやり方ではあったが、デュエルの展開と物語の展開が同調するのは良い。まあ、デッキ修復された瞬間に思ったことは、お前そのカード効果なら3枚入っているよなという身も蓋もない現実論で、入っていても引けないのは分かっているが、この作品で久方ぶりに手に汗を握った。これは終わりよければ全てよしの予感がしてきたぞ。

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okm

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