『バクマン。』第3話
祖父ちゃんから叔父さんの仕事場の鍵を授かり、最高と秋人は早速二人で仕事場へ。沢山の漫画に沢山のフィギュア、沢山の連載当時の雑誌に沢山のネームの入った箱と沢山の思い出が詰まった場所。死してなお残る叔父さんの意志を見た最高は、親父へ電話して叔父さんが自殺では無かったことを告げる。親父からは、叔父さんが強い人間だったことと、息子への思いを漫画の作品名だけで分かり合う。親父役の宇垣さんが渋くて、実に引き締まる。その後、ネームの箱の脇で見つけた箱に入った手紙の束から叔父さんの文通だけの恋とその結末を知る。恋の終わった後にアニメ化に漕ぎ着けた作品で、自分の状況を反映させたキャラクターを登場させるところがメタのメタといった感じでくるものがある。それは最高の状況とも少なからず重なり合うもので、卒業アルバムで見た写真は亜豆に似ており、母ではないかと確かめてみることとなる。想像通りの展開だが、こちらは縦ロールに井上喜久子さんで、凄く浮世離れした感じで対照的。
あまりにも出来過ぎだけど、漫画、それも面白い漫画を描ける才能と運に恵まれた状況を逆算して作られた物語なら、劇的な位が丁度良いのかもしれない。今の所、芝居にあの作品のあのキャラでといった感じがしないのも、全体の印象を整えている。

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okm

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