『NARUTO 疾風伝』第166話
敵わないと分かっていながらも、絶体絶命のナルトを救うためにヒナタが動く。本編素材だけでなく新規の素材を使って過去の回想を行いつつ、圧倒的に打ちのめされる中でヒナタからナルトへの告白で盛り上げ、儚く消え行く命にナルトが暴走を予感させ終わる。
現在の編において山場の始まりだが、それに対して全体の映像水準を大幅に上げて正面から映像の密度で見せるところがこの作品の上手い所だ。映像における躍動感が、物語の盛り上がりと呼応し、台詞は少ないながらも雄弁に魅せる。物語の盛り上がりと映像の盛り上がりを呼応させるやり方は分かっていても、人を集められないと中々出来ない芸当で素直な物量戦とでもいえようか。
まあ、サクラがウンコヒロインなのと、ヒナタへの思い入れが良く見せている面もあるけど、それ以上の力があるからこそ、中弛みがあっても見続けているのだなと再確認した。

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okm

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