『バカとテストと召喚獣』
パロディーは面白かったが、全体を通して話が面白いと思うことはなかった。にも拘らず、見終わってみると不思議と悪い気はしない。そんな作品だった。それは、試験召喚戦争の独自性というより、学校、クラス、グループといった共同体で悪くない人柄の連中が仲良く面白おかしくやっている姿を眺めるのが心地良かったからだろう。単に各種お約束を主人公がバカで自覚していないから嫌味に感じないともいえる。共同体幻想なのかもしれないが、現実での存在が薄ければ薄い程に惹かれるのも事実だろう。ただ、その感情はシリーズを通して見た短期的なものなので、埋没する前に続編シリーズが始まることを願いたい。

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okm

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