『のだめカンタービレフィナーレ』
シリーズ全部を通して考えてみると、主要な人物は他の人物との依存が少なかったように思える。それは、音楽については依存することなく独立した個として向き合う姿勢で臨んでいるからであり、そんな職人気質の人物達で彩られていたからだと思う。今回のシリーズではそれが一層強かった。
その中で、のためが不意に見せた強烈な依存心と諦めに幻滅する千秋の心情はよく分かる。そこから立ち直る切っ掛けは音楽であり、二人の原点である。しかしながら、立ち直らせた直接の要因は音楽と向き合ったことであり、この作品が徹底してきたものが実った形になる。
音楽自体の微細な良し悪しは分からないけど、物語の流れに合わせて演奏を流し続けてきた。そうした反復が音楽と映像を親和させる演出として機能していた。音楽も含め、硬軟織り交ぜた楽しい作品をありがとう。
シリーズ全部を通して考えてみると、主要な人物は他の人物との依存が少なかったように思える。それは、音楽については依存することなく独立した個として向き合う姿勢で臨んでいるからであり、そんな職人気質の人物達で彩られていたからだと思う。今回のシリーズではそれが一層強かった。
その中で、のためが不意に見せた強烈な依存心と諦めに幻滅する千秋の心情はよく分かる。そこから立ち直る切っ掛けは音楽であり、二人の原点である。しかしながら、立ち直らせた直接の要因は音楽と向き合ったことであり、この作品が徹底してきたものが実った形になる。
音楽自体の微細な良し悪しは分からないけど、物語の流れに合わせて演奏を流し続けてきた。そうした反復が音楽と映像を親和させる演出として機能していた。音楽も含め、硬軟織り交ぜた楽しい作品をありがとう。
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