『しゅごキャラパーティー!』
ぷっちぷちは、最後までしゅごキャラ達が仲良くコントを繰り広げる形式で統一されていて、これまでのシリーズを通して時に和みを時に内面からの声を担当してきたしゅごキャラの性格を上手く使って作られていた。何より、キャラデの可愛らしさと、最後にはあむもぷっちぷちのデザインで登場させて落ちに持ってくることも含めて全編の話の作り方が上手く、大好きでした。
本編は、りっかやひかるの成長と敗れた夢の象徴である×タマが新たな卵となって持ち主へと帰ること、それが今回のシリーズのテーマであり、最後にあむ達の卒業でもって『しゅごキャラ!』シリーズ全体の終わりと連動させていた。また、本編の時間は短くなったものの、りっかやひかるにややといった後輩への引継ぎを視野に入れた先輩として見守る視点での話が多かったことを挙げておきたい。そうした見守る視点が、単発で日常の話が中心になったことと連動して、見ているこちらが後輩を見守るような映像に仕上がっていた。最後に初代OP曲での後日談EDがあったこと。これは、シリーズの初めから見てきたことに対して、最大の賛辞になっていたと思う。
面白い話と誠実な作り、そして綺麗な終わり、良い作品をありがとう。

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okm

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