分かり易いけど難しい
2010年1月13日 シリーズ全体の感想『ささめきこと』
リュウみたいな三人の兄とか、三機のドム的オタクとか遊びの部分もあったけど、朱宮君がややこしくして、朋絵とみやこが見せびらかして、蒼井がかき回して、きよりちゃんがカレーパンで外野、と本筋は分かりやすく作ってあった。
中でも二人の気持ちが作品の肝であり、初めは風間の気持ちが大きな声で、純夏の気持ちがささめきだった。それが、色々な体験を通して、風間もまんざらでもない様子になってきた。そして、都会と田舎の持つイメージを逆転し、純夏の居ない都会での風間を閑静に、田舎の純夏を喧騒に放り込むことで顕著にした。食卓での夏休みの宿題を通した最後の場面で見つめ合う二人の気持ちは語られること無きささめきこと。そんな文字通りささめきことを扱った作品だった。倒錯した関係ながらも、それを見守る視点に作ってあって、距離感の難しい作品だった。
リュウみたいな三人の兄とか、三機のドム的オタクとか遊びの部分もあったけど、朱宮君がややこしくして、朋絵とみやこが見せびらかして、蒼井がかき回して、きよりちゃんがカレーパンで外野、と本筋は分かりやすく作ってあった。
中でも二人の気持ちが作品の肝であり、初めは風間の気持ちが大きな声で、純夏の気持ちがささめきだった。それが、色々な体験を通して、風間もまんざらでもない様子になってきた。そして、都会と田舎の持つイメージを逆転し、純夏の居ない都会での風間を閑静に、田舎の純夏を喧騒に放り込むことで顕著にした。食卓での夏休みの宿題を通した最後の場面で見つめ合う二人の気持ちは語られること無きささめきこと。そんな文字通りささめきことを扱った作品だった。倒錯した関係ながらも、それを見守る視点に作ってあって、距離感の難しい作品だった。
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