思考の整理整頓

2010年1月1日 笑い
時々整理しないと前に進めない性分ゆえ、新年を迎えるにあたり、日記を始めた経緯と推移を振り返る。

まず、ネット上のアニメの感想や批評に対して、明確でない部分や意図的な欠落に不満があった。それに対して、感想となぜそう感じたかを両方書くこと。特に、「感想」だけで「面白い、面白くない」「好き、嫌い」しか分からない文章は物足りないので避けた。同様に、事実を並べて作品外や作品を思想的に「褒めるか貶す」しかしない文章も避けた。あくまで、「なぜ」と自分にとって「どう」だったのかを併記することで、思考過程と結果が分かる文章を書きたいと思った。
同様に、分析紛いの行為に対しても、自分の主観を書くことで、先入観による分析の可能性を記述する。~史や~年代のような体系的視点での評価がどうであろうと、全ての作品に対して同じような分析紛いの行為を行っていないのなら、主観がその作品を書きたいと思う理由であり、先入観になりうるので、書いてあった方が、「ふーん。で、あんたはどう思うの」と物足りなさを避けられる。
次に、アニメファン以外にも薦められる作品やアニメファンに広く薦められる作品だけが評価される風潮、もっといえば、書かれないことで無かった事にされる作品の中にも面白い作品はあるんだと自分の感想を通して発信したいと思った。特に、その年のアニメ総評的な文章を読んだ時に感じたイラつき。ティーン以上を対象にしたアニメやその中で人気になったり話題性のあった作品だけを取り上げ、子供向けアニメやマイナーアニメの良作を無視して、その年のアニメ全体を評するおこがましさへの消極的反論の側面は大きい。でも、ランキングは書きやすくても絶対にしない。やるとしたら、丸い作品から順に並べるだろうが、それだと尖った面白作品が下の方で埋もれる。
そうして、書き始めてからある程度経つと、この先面白くなりそうな要素も無い作品を面白くないと書いても見るのを止めたらと思うだけで、アニメ自体の印象が悪くなると思ったから、余程に期待外れや思い入れを感じた作品以外は書くのも見るのもなるべく止めた。要するに、面白くないと思っているのに、最後まで見てその感覚を答え合わせするように、何でも答え合わせをするのが好きな性分のようだ。それに、思考過程を読むのも好きなのだろう。だから、他人にもそれを強いる。

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