『獣の奏者エリン』
見立てを考えれば、シビリアンコントロールの模索の話なのだろう。しかしながら、そこでの軍事力は生きた獣であり、それを自然の獣としてあるがままの姿に導こうとするエリンは、奏者の術を使わずとも、立派な奏者だった。
要所要所での動物や虫、草木、その他自然現象のそれぞれで見立てを行う演出が分かりやすかった。そして何より、メタ視点を抜きにして考えても親から子へ連綿と受け継がれていく営みの話として面白かった。終わり方もラストカットも実にこの作品らしいと思える素晴らしいものだった。
見立てを考えれば、シビリアンコントロールの模索の話なのだろう。しかしながら、そこでの軍事力は生きた獣であり、それを自然の獣としてあるがままの姿に導こうとするエリンは、奏者の術を使わずとも、立派な奏者だった。
要所要所での動物や虫、草木、その他自然現象のそれぞれで見立てを行う演出が分かりやすかった。そして何より、メタ視点を抜きにして考えても親から子へ連綿と受け継がれていく営みの話として面白かった。終わり方もラストカットも実にこの作品らしいと思える素晴らしいものだった。
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