『ブラスレイター』
この世の不条理とそれに対抗できる力の行使と対立、その中での人と人との絆がテーマであり、アマンダの機体に描かれた「絆」の文字がそれを雄弁に語っていた。
3DCGで描かれたスピード感のある戦闘は密度が高く、2Dと比べた画面の浮きが少ないが、やや忙し過ぎで全体の中では浮いた印象を受けた。設定上仕方ないとはいえ、大半の戦闘が戦略や戦術的な考えや感情のぶつけ合いの少ないもので、いざという時には戦闘と会話が分離して描かれ連続性を失っていたことが原因だろうか。
同じ闘いながらの会話でも、動画としての闘いと会話が分離しているよりは、混ざっている方が主従の逆転も可能であり気持ちを惹き付け続けることは、既に過去の作品が実証済みだ。
それでも、戦闘以外の部分では十分に魅力ある作品だったと思う。

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okm

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