『ef−a tale of memories.』
話はゲーム的で面倒臭いことがてんこ盛りといった感じ。全体的に分かりやすい暗喩を表現した画面作りや台詞回しが特徴的である。その演出は、止めることで安く済ませながらも見せられるもの(現在では止めであっても美麗で手間の掛かるものだが)を目指して発展してきたリミテッドアニメの方向性であり、それを最大限に活かしたものといえるだろう。同じ世界の近所の三者三様の物語を一つの物語として纏めた形式も新しく、演出との相性も抜群だった。
また、説明のほとんどを説明台詞でなく暗喩や演出で出来ていたことは、映像作品が目指す方向として正しく素晴らしい。
ハッピーエンドに不満はないが、いささか引っ張り過ぎだったので、背中を押したい気持ちに駆られた。たぶん、それがこの作品の核なのだと思うけど、あれだけの悲劇的状況に置かれた2人が心中を選ぶというのも伝統的な筋書きらしいので、見てみたかった気もする。
テーマが恋愛でアニメやゲーム特有の演出も多いので見る人は選ぶものの、素晴らしい作品だった。
話はゲーム的で面倒臭いことがてんこ盛りといった感じ。全体的に分かりやすい暗喩を表現した画面作りや台詞回しが特徴的である。その演出は、止めることで安く済ませながらも見せられるもの(現在では止めであっても美麗で手間の掛かるものだが)を目指して発展してきたリミテッドアニメの方向性であり、それを最大限に活かしたものといえるだろう。同じ世界の近所の三者三様の物語を一つの物語として纏めた形式も新しく、演出との相性も抜群だった。
また、説明のほとんどを説明台詞でなく暗喩や演出で出来ていたことは、映像作品が目指す方向として正しく素晴らしい。
ハッピーエンドに不満はないが、いささか引っ張り過ぎだったので、背中を押したい気持ちに駆られた。たぶん、それがこの作品の核なのだと思うけど、あれだけの悲劇的状況に置かれた2人が心中を選ぶというのも伝統的な筋書きらしいので、見てみたかった気もする。
テーマが恋愛でアニメやゲーム特有の演出も多いので見る人は選ぶものの、素晴らしい作品だった。
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