『遊戯王デュエルモンスターズ GX』第142回
ここ数回の展開は混沌としている。背負うものや気負いを持った相手とデュエルを楽しむだけに闘った十代。仲間の信頼を失い。仲間を失い。その果てに得た勝利の空しさは、心を蝕む。そして、悪の囁きに従い悪の覇王となる。残った仲間は、十代をもとに戻すために闘う。その過程での仲間視点で語られる十代という存在と彼や彼の周辺への信頼。
物語としては、主人公不在の中、覇王に挑む仲間それぞれが主人公として機能していて、散漫に見える。一方で、それぞれの仲間を通して、十代の存在や作品自体をメタ視点で問うような仕掛けになっていて上手い。
キャラクターとしてのアニキの解体と再構築が流行っているのだろうか。

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okm

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