『ひだまりスケッチ』第1話
芸術系の学校を舞台とした『あずまんが』って所で話自体に面白さはない。
特筆すべきは画面の作り。まず、学校の外観を奥行きの感じ難い真正面のカットから始まって驚いた。次に、部屋の中でも真正面や近距離からの俯瞰といった空間の広がりを直接感じ難いカットが続く。ついには、大きさと前後だけで奥行きのある空間を表すカットまで登場し始める。そして、1カット挟んでイマジナリーラインを跨いで空間を確認できるカット。屋内も正面中心で、移動があってもカメラの移動ではなく、カットによる移動が中心で、背景は謎の心理的壁紙といった趣。もう、どこまでやるんだと魅せられた。それと同時に、予想い所に人間の感覚は情報の欠落を保管してくれるんだなと思った。
最近のシャフト作品という表現がピッタリで期待できそうだ。良い意味で。

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okm

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