『ザ・サード 〜蒼い瞳の少女〜』
OPテーマが作品のテーマの大部分を説明している。「砂上の夢」や「未完なるもの」は宇宙意思的な観察者からすれば、儚い生物の営みと見れる。その中の愚かなるヒトの営みとその未来に失望した観察者から決定者であるイクスへと星の行く末が委ねられる。これまでの色々なものとの出会いや別れ、火乃香との情愛といったものにより、その決定を彼女に委ね、その先にある善き営みを感じさせる結果となる。
映像媒体なら絵で演出できる範囲までも説明してしまうことの多かったナレーションも、宇宙意思的なものが神の視点を持つがゆえに行っていることと捉えることが出来る。また、ヒトでもザ・サードでもない帰属先が希薄な少女が己の存在をもって己の存在意義を見出し良い方向へ行くという、マイノリティーの歪んだマッチョイズムを体現しているとも見れるが、それも内包して進める論理性を組立てたことは大きい。
論理性やそれをやろうという気概の見られる作品の方は好きだ。
OPテーマが作品のテーマの大部分を説明している。「砂上の夢」や「未完なるもの」は宇宙意思的な観察者からすれば、儚い生物の営みと見れる。その中の愚かなるヒトの営みとその未来に失望した観察者から決定者であるイクスへと星の行く末が委ねられる。これまでの色々なものとの出会いや別れ、火乃香との情愛といったものにより、その決定を彼女に委ね、その先にある善き営みを感じさせる結果となる。
映像媒体なら絵で演出できる範囲までも説明してしまうことの多かったナレーションも、宇宙意思的なものが神の視点を持つがゆえに行っていることと捉えることが出来る。また、ヒトでもザ・サードでもない帰属先が希薄な少女が己の存在をもって己の存在意義を見出し良い方向へ行くという、マイノリティーの歪んだマッチョイズムを体現しているとも見れるが、それも内包して進める論理性を組立てたことは大きい。
論理性やそれをやろうという気概の見られる作品の方は好きだ。
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