『シムーン』
純粋無垢な少女は虚構における美しさの極みの一つだ。その少女が「あらゆる世俗に塗れ汚れていく=大人になる」過程やそこでの苛立ちや、それを自覚した上でなお永遠に美しくありたいという願い。その願いをあらゆる要素で排斥していくことが、この作品がやってきたことだ。また、永遠の若さを持つから純粋無垢な少女なのではなく、純粋無垢な少女が持つ要素の一つにしか過ぎないと看破もした。そうした現実を突きつけられても、願いを乗せて飛べる翼がシムーンということか。
暗喩が多くて難解ではあるが、テーマに忠実に作られた作品。

コメント

すくりゅうT
すくりゅうT
2006年10月4日22:47

なんかハガレンの第1話を思い出しました。
二の舞にならないことを祈っております。

すくりゅうT
すくりゅうT
2006年10月4日22:48

やべ、書き込むトコ間違えた(汗
D-Graymanの話です。
okm

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