『ガラスの艦隊』
SF要素が物理的に正しかろうと、それは瑣末なことに過ぎない。気取って気持ちの良さそうな台詞を吐くだけ、全てはそれに尽きる。フィクションにおいて、奇跡は往々にして起こる。ただし、それは奇跡に足る精神的か物理的な要素があればこそだ。それがなければ、奇跡ではなく奇跡的なものを話の都合で走らせただけだ。この作品においては、なんとなく格好良さそうという要素だけで全てを走らせた。だが、どこか潔さや我武者羅さからは遠くSF要素が弁解にも見えた。もっと突き抜ければとは思った。その点が残念だ。
SF要素が物理的に正しかろうと、それは瑣末なことに過ぎない。気取って気持ちの良さそうな台詞を吐くだけ、全てはそれに尽きる。フィクションにおいて、奇跡は往々にして起こる。ただし、それは奇跡に足る精神的か物理的な要素があればこそだ。それがなければ、奇跡ではなく奇跡的なものを話の都合で走らせただけだ。この作品においては、なんとなく格好良さそうという要素だけで全てを走らせた。だが、どこか潔さや我武者羅さからは遠くSF要素が弁解にも見えた。もっと突き抜ければとは思った。その点が残念だ。
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