『N・H・Kにようこそ!』は1クールみたいだが、その落とし所はまるで分からない。
ただ、佐藤君のもがく姿は、自己と錯覚する程に身近に感じてしまう。
この作品には、佐藤君と一緒に視聴者も救済されるような気にさせてしまう力がある。
そういう意味では、つまらんメタファーや彼岸、永遠に訪れないとも思える歓喜の時等ではなく、身近にして難題の自意識について、真摯に取り組んでいるので非常に宜しい。
全ての、素直に、理想的に、快活に、承認された、といった青春を遅れなかった者達に送る作品だ。
逆に、あちら側やそこに憧れる者にとっては、気持ちの悪い作品となっている。
今後の、頑張らないで頑張る頑張りに、否が応でも期待が高まる。

コメント

okm

この日記について

日記内を検索