個人的な感覚だけで、纏めてみた。
個人的な感覚ゆえに妥当性を担保するものは何もない。
それでも、言語で表現したら、思った以上の量になった。
個人の感覚による認識の誤差を埋めようとしたら、難解そうな表現になった。
ただ、言ってることは大したことじゃない。

面白さについて
・表現そのもの
表現媒体は様々だが、主にその媒体特有の視覚表現。

・表現の論理性
端的に言えば物語とそれを見せる為の技術。

基本的な総合力はこれらの総和と見た。
それぞれの絶対的な面白さは大事だ。
また、総和の大きさに寄らず、要素それぞれの比率の良さにも面白さがある。
表現そのものによって描かれた内容や論理によって表された内容、そのものを記号的に扱うことも可能である。
それは現実にない事象であっても同様だ。

翻ってアニメの面白さについて
・アニメとは
映像表現の技法。
現実をそのまま画で書くこともできるが、現実で手間のかかることや実現不可能な画を動かせる。
つまり、他の技法より金と手間がかからない。
加えて、確固たる技術や制作体制を確立できたことがそれを後押ししている。

・動き
たとえ、物理法則を無視していようが、見ていて圧倒的に面白い動きというものがある。
こればかりは個人の感覚に寄らざるを得ない。
ただ、あるアニメの動きを面白がる人が多いという傾向のようなものは見られる。

・物語や世界・舞台・登場人物(人以外や擬人等も含む)の設定
誇張した場面や設定等の実写での実現不可能なものや実現しているように見せるのに手間のかかる題材でも、軽々と表せる。
また、映像以外によって物語られている作品を映像にすることや映像化の容易さもある。
ゆえに独特の世界や舞台、登場人物を持つことが可能。

・ジャンルや周辺ジャンルでの蓄積
ある状況や場面で利用された表現法をもってして、記号的に表現を簡略化した。
また、主に漫画との間で相互的に簡略化を行ってきている事実の蓄積と、それらの中のいくつかが受け入れられたという事実の蓄積。
そこから、簡略化そのものさえも楽しめる。
そうして、簡略化を楽しんだ事実の蓄積も次の楽しみへと繋がる。
多用されたり、時代遅れとなったものや、時代を越えてなじんだ表現をキャラクターに自己言及させたり、パロディーとして表現する。
そいう知識のある者に向けた、内輪向け的な内容も解る者には面白い。
これはアニメ以外でも見られることだ。

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okm

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