『薬師寺涼子の怪奇事件簿』第6話
折角のサブタイトルと設定なので、メイドさん大活躍かと思ったら、いつも通りのスケールで終わってしまった。設定は壮大なのだからそれに合わせたスケールの映像が来れば良いのだが、テレビシリーズでそれを求めるのも酷か。ただ、放送中に1回でもいいから内実の合ったものがあることに期待したい。
『RD潜脳調査室』第13話
丁度バブルが弾けた頃に少年時代を過ごした波留の回想を中心とした話で、特に美術面での美しさが素晴らしい。東京でも都市の人工建築のビルが立ち並ぶ街並みの美しさ、唐津の海と自然の美しさ、その両面が描かれていて、空き地が無くなるといった、僕自身も体験したことのある時代の流れが映像にあって、BGMに載せて淡々と描かれるアルバムのような内容は胸に来るものがあった。
そうやって昔を懐かしみつつも、残された時間の今とが繋がって、心新たにする終わり方が懐古主義的でないのも良かった。
『ぷるるんっ!しずくちゃん あはっ☆』第44話
今回は東海道中膝栗毛。前にあった大奥の時もそうだったけど、こういうシチュエーション系でのキャラクターの絶妙な配置と定番ネタの合わせ方が上手い。一話完結型の長期シリーズで定番化出来れば地力の高さは間違いない。
『ケロロ軍曹』第224話
大江戸操作網で逮捕しちゃうぞな内容。確かに前に宇宙刑事ネタで出てきた捜査官は課長だったけど、あえて子供に分からないネタを混ぜつつも、分からなくても楽しめる内容に仕上げるのはいつも通りで流石。
『Mission−E』第5話
関西のそれも通天閣、日本橋と僕がよく行く街で一騒動する話で、近未来らしさも見せていて、終始ニヤニヤしてしまった。物語でも主人公と同じ境遇を装う展開で、まだまだ後編に仕掛けもありそうな予感が良い感じ。今回のように見応えのあるSF設定と人間心理の両面が来れば言うことなし。
『スレイヤーズ REVOLUTION』第6話
ふらっと立ち寄った村で一騒動。ただそれだけ。こういう中身空っぽでドタバタだけで引っ張る話は好きだし、この作品に合っていると思う。変にテーマ性のある話で安い説教何ぞするよりは、馬鹿な話も世界と繋がっていて物語にまとまっていく方が気楽に見れる。
『WORLD DESTRUCTION 世界撲滅の六人』第5話
アムロ、シャア、カミーユとZ三昧な演者でベタで地味な話をそれなりに盛り上げて見せた。こういう安めで休めになりそうな話でも仲間意識を見せるという機能はしたので悪くない。
『RD潜脳調査室』第12話
光のない少女の超越的な感覚による表現は、物語でそれなりに見せようとしていたが、視覚でしか感じられない映像で扱うにはかなり無理のある話だった。それでも、逃げずに扱う意欲には敬意を表したい。
『To LOVEる−とらぶる−』第16話
何から何まで古臭い内容で、特にモテの名を関したキャラと取り巻きのコントが絶妙だった。十字の光まであって、話の中身は無いのに見せる内容になっていて、やるなと。
『NeoAngelique Abyss Second Age』第4話
かつての友がタナトスとなり、浄化されずに現世に留まっている。それを晴らす。状況がメインの話とそれとなく被っていて、結果も含めて見立てになっており、救いもあって後味は悪くない。
『Mission−E』第4話
言葉の真意や行動でもって、絆と信頼を見せる内容。それを周囲のシリアスさとは裏腹に、緩いコメディーチックな雰囲気を使って表現する辺りが、この作品らしくて微笑ましい。
感情を感情を表す言葉以外で表すためには、映像と演者双方の演技が高度でないと中々出来ない。しかも、結構省エネな映像で見せるのが憎い。
『マクロスF』第17話
オズマはバサラがお好きなようで、選曲といい、見せ場たっぷりの戦局といい、『マクロス7』の時の死を予見させるような内容で、かつパインと来ればもう駄目かと思わせた。
そこまでの安易な暗喩に対して、キャラクターの性格を反映した展開に落としたことが見事だった。これで、単なる焼き増しとは決定的に違うことが分かったと思う。その意味で重要な回であり会だった。
『ゼロの使い魔・三美姫の輪舞』第4話
落とし所こそ予定調和なものの、過程を見ればお粗末といった所か。この作品は、肝心の貴族の帰属意識の高さや、差別意識の強さを突然の感情表現で、即座に問題に発展させることで見せるばかりで、奥ゆかしさに欠ける。まあ、それは俺の貴族に対するイメージとの乖離でしかないわけだが、それでも展開が急なことには変わりない。
『イタズラなKiss』第16話
感情表現がかなりきつく、多少の親しみさえもない様に感じられた。それが残念ではあるが、いざとなって気付く展開と、滅多に泣かないで来たキャラが本気で涙することで、かなり軽減されたのも事実。やっぱり、こういうキャラは感情移入しやすいなと。
『乃木坂春香の秘密』第3話
オタク趣味がばれて過去の傷が蘇り塞ぎ込む。その展開には、かなり無理がある。より正確に言うと、この作品を意識して見ている俺にとっては、学生時代では陰口こそ言われど、人格を否定される様には思えない。むしろ、大人として見られる場面でこそ値踏みされるような要素であり、将来安泰のお嬢様が右往左往する展開は浅はかに思えた。
その上で、予定調和の展開とウィスパーを楽しむ内容に仕上がっていて、引っ張り過ぎてあざといながらもそこそこに見れた。まあ、この先の展開次第では、出発点の歪さも帳消に出来るでしょう。
『RD潜脳調査室』第11話
美しい音楽の素晴らしさは、流れ行く映像媒体の物語上で見せるには余りある。それをいかにして見せるのか。今回は物語上の時間の経過と関係性でそれを見せた。
論理的な研究者から技術と情熱の合致という感情的な一面が垣間見れ、同時に今賭ける情熱も伺えて良かった。
『Yes!プリキュア5 GoGo!』第25話
新たなる強敵を前に大苦戦。前回のパワーアップがまた出るのかと思いきや、そこは伝家の宝刀だけあって、初登場の敵には使わないというか使えない。
パワーアップで即定着だと有り難味がないので、これくらいの方が良い。その結果、貴重な打撃技のシューティーングスターが、また見れて良かった。
『ルパン三世“sweet lost night”〜魔法のランプは悪夢の予感〜

今回は話の仕掛けはそこそこに、全体的にアクションやカメラワークで見せるようになっていて、躍動感に胸躍った。21世紀を受けて新たにルパン一味が活躍する必然を持った話が作り辛い中で、普遍的なアクション方面への回帰は英断だったと思う。この方向で続けていけば話が嵌った時にまた破壊力のある作品が出来るかもしれない。そんな予感のする作品でした。
『マクロスF』第16話
ミンメイアタックの本質は驚かせてその間に武力で制圧で、バサラの場合は直接効果で撃退。では、ランカの場合はというと、ミンメイのそれに近い。まあ、オカマキャラがバサラにも言及していて、あれも伝説になっているのだなとホッとした。同作品内シンクロニシティやアレンジが多いけど、青春群像のようなこの作品らしいところもあって良い仕上がり。
『WORLD DESTRUCTION 世界撲滅の六人』第3話
獣人が支配する世界も一筋縄ではないことが分かるも、やはり撲滅すべきだと。いつまで、撲滅の理由を明かさずに強い意志の表明だけで引っ張るのか。これはこれで、ある意味楽しくなってきた。

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