あちゃちゃ
2009年9月11日 放送中のアニメの感想とか『東京マグニチュード8.0』第8話
そういう気はしていたけど、そういうことなのだろう。苦難の中にあっての光明というべき擬似家族の要素があるからこそ保ってきた均衡が歪みはじめた。擬似ドキュメンタリーだからとはいえ、ハッピーエンドじゃない展開はどうも……。
そういう気はしていたけど、そういうことなのだろう。苦難の中にあっての光明というべき擬似家族の要素があるからこそ保ってきた均衡が歪みはじめた。擬似ドキュメンタリーだからとはいえ、ハッピーエンドじゃない展開はどうも……。
大軍を俯瞰する心地良さ
2009年9月10日 放送中のアニメの感想とか『蒼天航路』第11話
呂布の作り出す血の海によって、高まっていた士気が一気に反転する反董卓連合。呂布と単騎にて渡り合う関羽との一騎打ちを挟んで膠着する両陣営。董卓本人の計略により敗走する反董卓連合といった具合に将の躍動とそれが与える影響で二転三転する士気が楽しかった。
呂布の作り出す血の海によって、高まっていた士気が一気に反転する反董卓連合。呂布と単騎にて渡り合う関羽との一騎打ちを挟んで膠着する両陣営。董卓本人の計略により敗走する反董卓連合といった具合に将の躍動とそれが与える影響で二転三転する士気が楽しかった。
探偵何とか
2009年9月9日 放送中のアニメの感想とか『フレッシュプリキュア!』第30話
フェレット似の妖精という設定なので、獣医が見れば分かるという大雑把さは今回のシリーズらしい。また、主人公の周辺で事件が起こるのはいつもながら、ご町内という身近だけど距離を置いた他人も絡む形はこれまでのシリーズとは趣を変えている。まあ、落ちはベタで読めていたが細かいネタの選別や人情仕立ての展開とナケワメーケと愉快な仲間達の絡みの馬鹿馬鹿しさもあって楽しい。
フェレット似の妖精という設定なので、獣医が見れば分かるという大雑把さは今回のシリーズらしい。また、主人公の周辺で事件が起こるのはいつもながら、ご町内という身近だけど距離を置いた他人も絡む形はこれまでのシリーズとは趣を変えている。まあ、落ちはベタで読めていたが細かいネタの選別や人情仕立ての展開とナケワメーケと愉快な仲間達の絡みの馬鹿馬鹿しさもあって楽しい。
複雑
2009年9月8日 放送中のアニメの感想とか『獣の奏者エリン』第33話
籠の鳥と王獣の置かれた状況に自分を重ねるキリクの自由に飛びたかったのに、飛べるはずがない、飛んで欲しくない、飛ばないべきだ、いや本当は飛べるはずだ、飛べ、嗚呼飛んだのかといった心理的変遷がありありと描かれる。エリンはエリンで野生の動物としての王獣を尊重しようとする。それを受けた流れで飛翔する王獣リランには飛翔時に輝く視覚的美しさも加わって、雛の巣立ちを見守るドキュメンタリーのように思える。だが、それは決して巣立ちではなく、かえって自由からは遠い籠の中にいることを強調する形になっている。そうした埋めようもない溝が不幸を予兆しているようで暗い影を落としているが、その中にあっても明るく力強い意思や息遣いがあって見入ってしまう。
籠の鳥と王獣の置かれた状況に自分を重ねるキリクの自由に飛びたかったのに、飛べるはずがない、飛んで欲しくない、飛ばないべきだ、いや本当は飛べるはずだ、飛べ、嗚呼飛んだのかといった心理的変遷がありありと描かれる。エリンはエリンで野生の動物としての王獣を尊重しようとする。それを受けた流れで飛翔する王獣リランには飛翔時に輝く視覚的美しさも加わって、雛の巣立ちを見守るドキュメンタリーのように思える。だが、それは決して巣立ちではなく、かえって自由からは遠い籠の中にいることを強調する形になっている。そうした埋めようもない溝が不幸を予兆しているようで暗い影を落としているが、その中にあっても明るく力強い意思や息遣いがあって見入ってしまう。
なかったことに
2009年9月7日 放送中のアニメの感想とか『大正野球娘。』第7話
時代を感じる辻切り風の格好でも声からしてばればれなのに、辻打ちや辻投げと称して行う勝負の馬鹿馬鹿しさ。当然ながら、全てを承知で釘をさされる場面も予定調和。まあ、魔球というか恐らくは変化球に気づくことが話の全てとはいえ、馬鹿馬鹿しい話の中で偶然発見するのが良い味付けになっていた。
時代を感じる辻切り風の格好でも声からしてばればれなのに、辻打ちや辻投げと称して行う勝負の馬鹿馬鹿しさ。当然ながら、全てを承知で釘をさされる場面も予定調和。まあ、魔球というか恐らくは変化球に気づくことが話の全てとはいえ、馬鹿馬鹿しい話の中で偶然発見するのが良い味付けになっていた。
12時の鐘が鳴る
2009年9月6日 放送中のアニメの感想とか『涼宮ハルヒの憂鬱』第22話
あの繰り返しでのフラストレーションの後にこれほどまでハルヒに対する悪感情を抱かせる展開で涼宮ハルヒ「の」というよりは「に」なのを改めて思う。メインキャラに怨嗟を集めることが作品に対する印象を悪く感じるわけで、それが今後の展開でどういう演出として昇華されるのか。むしろ、それが不発に終わると致命的な気もする。
あの繰り返しでのフラストレーションの後にこれほどまでハルヒに対する悪感情を抱かせる展開で涼宮ハルヒ「の」というよりは「に」なのを改めて思う。メインキャラに怨嗟を集めることが作品に対する印象を悪く感じるわけで、それが今後の展開でどういう演出として昇華されるのか。むしろ、それが不発に終わると致命的な気もする。
久々に
2009年9月5日 放送中のアニメの感想とか『銀魂』第172話
久々によろずや一行に関わりのない1話完結のコント。悪人顔を攻め立てる真選組一行のもっともらしい心理的駆け引きとそれが予想通りに展開する。勿論落ちも含めて予定調和満載なので楽しい。
久々によろずや一行に関わりのない1話完結のコント。悪人顔を攻め立てる真選組一行のもっともらしい心理的駆け引きとそれが予想通りに展開する。勿論落ちも含めて予定調和満載なので楽しい。
商業とはかくありき
2009年9月4日 放送中のアニメの感想とか『遊戯王5D’s』第73話
ゲームのシステム上、シンクロ召喚で召喚されるモンスターも素材も強過ぎるのは明白で、その事実に対して販促を至上命題とする作品で商品に対するメタ言及が出るとは面白い。それだけ思わせぶりにしておきながら、新しい力を見せてやるといわんばかりの謎の男で次回の引きに持ってくる商魂豊かな展開が面白い。
ゲームのシステム上、シンクロ召喚で召喚されるモンスターも素材も強過ぎるのは明白で、その事実に対して販促を至上命題とする作品で商品に対するメタ言及が出るとは面白い。それだけ思わせぶりにしておきながら、新しい力を見せてやるといわんばかりの謎の男で次回の引きに持ってくる商魂豊かな展開が面白い。
欠かせないもの
2009年9月3日 放送中のアニメの感想とか『フレッシュプリキュア!』第29話
作中での扱い全てが色物なカオルちゃんが、エージェントとして大活躍。カオルちゃんがグッと身近になったとういか遠退いたというか、確かなことは要所要所において重宝されてきたカオルちゃんと彼のドーナツがこの作品に欠かせないことだろう。
作中での扱い全てが色物なカオルちゃんが、エージェントとして大活躍。カオルちゃんがグッと身近になったとういか遠退いたというか、確かなことは要所要所において重宝されてきたカオルちゃんと彼のドーナツがこの作品に欠かせないことだろう。
意思が宿ったかのような
2009年9月2日 放送中のアニメの感想とか『宙のまにまに』第8話
予算獲得を目標に掲げた自作プラネタリウムも、作り物ではあるがそれゆえにより強い思い入れを通した心象として見せられているようで、とても綺麗だった。
予算獲得を目標に掲げた自作プラネタリウムも、作り物ではあるがそれゆえにより強い思い入れを通した心象として見せられているようで、とても綺麗だった。
思い出が語るもの
2009年9月1日 放送中のアニメの感想とか『フレッシュプリキュア!』第28話
思い出の中での邂逅と思い出に浸りたい弱さを押してくれる厳しさの中にある優しさ、それはベタだけど好きだ。それを気持ちよく見せることを第一に据えた内容で、久しぶりに主人公として目立てた回だった。
思い出の中での邂逅と思い出に浸りたい弱さを押してくれる厳しさの中にある優しさ、それはベタだけど好きだ。それを気持ちよく見せることを第一に据えた内容で、久しぶりに主人公として目立てた回だった。
水着と並ぶもの
2009年8月31日 放送中のアニメの感想とか『フレッシュプリキュア!』第27話
4人の浴衣姿という露出出来ない作品において夏らしさのあるサービス回でありながら、狙いの良く分からない芸人ゲスト再びもやってのける盛り沢山の内容。ツッコミ担当の長台詞は息遣いが少々辛かった。そう考えるとカオルちゃんは結構良いのかも。
それはさておき、憑依したものの特徴を表現しているナケワメーケの掛け声だが、今回のお面のそれはお祭りらしさもあって特に面白かった。
4人の浴衣姿という露出出来ない作品において夏らしさのあるサービス回でありながら、狙いの良く分からない芸人ゲスト再びもやってのける盛り沢山の内容。ツッコミ担当の長台詞は息遣いが少々辛かった。そう考えるとカオルちゃんは結構良いのかも。
それはさておき、憑依したものの特徴を表現しているナケワメーケの掛け声だが、今回のお面のそれはお祭りらしさもあって特に面白かった。
イチャイチャぱらだいす
2009年8月30日 放送中のアニメの感想とか『狼と香辛料II 』第7話
次に繋がる内容もあるにはあったが、大半がイチャイチャで終わってしまった。それをニヤニヤ見るのがこの作品の楽しみ方だとはいえ、9割8分位イチャイチャしていたような印象で、これはこれで崩しに思えた。
次に繋がる内容もあるにはあったが、大半がイチャイチャで終わってしまった。それをニヤニヤ見るのがこの作品の楽しみ方だとはいえ、9割8分位イチャイチャしていたような印象で、これはこれで崩しに思えた。
茶番のはじまりはじまり
2009年8月29日 放送中のアニメの感想とか『NARUTO 疾風伝』第123話
いくら強力な技の応酬を見せられても、片方が敗北の描かれないキャラだと茶番でしかない。折角のアクション全開も見切られるか既に幻術落ちしかないと思えば逆に白ける。まあ、常々サスケという存在が人気に反比例するかのように作品の構造を脆弱にしていると思っている前提で見れば大体残念に見えるのだが……。
いくら強力な技の応酬を見せられても、片方が敗北の描かれないキャラだと茶番でしかない。折角のアクション全開も見切られるか既に幻術落ちしかないと思えば逆に白ける。まあ、常々サスケという存在が人気に反比例するかのように作品の構造を脆弱にしていると思っている前提で見れば大体残念に見えるのだが……。
ある意味驚く
2009年8月28日 放送中のアニメの感想とか『プリンセスラバー!』第7話
唐突な婚約者の登場に波乱の予感を含みつつ、婚約者役がベテランというだけで今後の展開を読めそうな感じ。まあ、訓練済みの人にはそういう具合に、訓練中の人には訓練な作品ではある。逆にも持っていける感じだが、たぶんベタだろう。
唐突な婚約者の登場に波乱の予感を含みつつ、婚約者役がベテランというだけで今後の展開を読めそうな感じ。まあ、訓練済みの人にはそういう具合に、訓練中の人には訓練な作品ではある。逆にも持っていける感じだが、たぶんベタだろう。
崩してきた
2009年8月27日 放送中のアニメの感想とか『イナズマイレブン』第45話
新たなる宇宙人は更なるインフレで、イレブンは手も足も出ない。おまけに、古参組からインフレを指摘するメタ視点の批判と諦めによる脱落者が現れる具合で、インフレのパターンを踏襲しつつ崩すだけでなく、新作用の新キャラを上手く加入させて再登場の布石にもなる一石二鳥どころか三鳥で上手い。でも、再登場がないととても寂しいのも事実。
新たなる宇宙人は更なるインフレで、イレブンは手も足も出ない。おまけに、古参組からインフレを指摘するメタ視点の批判と諦めによる脱落者が現れる具合で、インフレのパターンを踏襲しつつ崩すだけでなく、新作用の新キャラを上手く加入させて再登場の布石にもなる一石二鳥どころか三鳥で上手い。でも、再登場がないととても寂しいのも事実。
メタラッシュ
2009年8月26日 放送中のアニメの感想とか『うみねこのなく頃に』第7話
一応、多くのキャラに見えているということから存在するものとして見せるのが今回のエピソードの目的なのか。かと思えばメタも挟むで、こんがらがって今見ている話が作中で実際に起こっていることなのか、主人公が思考実験として見せられているものなのか訳が分からなくなってきた。それが狙いというメタのメタともうメタメタ。
一応、多くのキャラに見えているということから存在するものとして見せるのが今回のエピソードの目的なのか。かと思えばメタも挟むで、こんがらがって今見ている話が作中で実際に起こっていることなのか、主人公が思考実験として見せられているものなのか訳が分からなくなってきた。それが狙いというメタのメタともうメタメタ。
遊びの幅
2009年8月25日 放送中のアニメの感想とか『ケロロ軍曹』第276話
精神の入れ替わりという名の演者の技量が遺憾なく発揮されるお話づくし。クルルと入れ替わったおばあちゃんの演技がとても面白い。夏美と入れ替わったケロロ母の無防備さに翻弄されるギロロも実に分かってらっしゃる。
精神の入れ替わりという名の演者の技量が遺憾なく発揮されるお話づくし。クルルと入れ替わったおばあちゃんの演技がとても面白い。夏美と入れ替わったケロロ母の無防備さに翻弄されるギロロも実に分かってらっしゃる。
理詰めのち感情
2009年8月24日 放送中のアニメの感想とか『狼と香辛料II』第6話
まさに鉄火場の市場における群集の熱気と対照的に静かに進行する二人の間での動きとの差の見せ方が上手い。その後の感情の動きをシーンを変えずに見せきり、そこに居合わせる見習いの少年が役回りを含めて良い味を出していた。
また、視点を変えての答え合わせを含めながら元の鞘に納まるのは、同じ場面ながらも明確に物語上の意味があって上手い。今回の話は予定調和を上手い具合に崩しながら、物語内の時間の進行はゆっくりで作品の時間はみっちり埋まっていていた。
まさに鉄火場の市場における群集の熱気と対照的に静かに進行する二人の間での動きとの差の見せ方が上手い。その後の感情の動きをシーンを変えずに見せきり、そこに居合わせる見習いの少年が役回りを含めて良い味を出していた。
また、視点を変えての答え合わせを含めながら元の鞘に納まるのは、同じ場面ながらも明確に物語上の意味があって上手い。今回の話は予定調和を上手い具合に崩しながら、物語内の時間の進行はゆっくりで作品の時間はみっちり埋まっていていた。
まるで燃え尽きた後
2009年8月23日 放送中のアニメの感想とか『涼宮ハルヒの憂鬱』第20話
実際に今回を見るまで本当の意味で抜けた気がしなかった。それもあってか、これまでの話の流れが特に物語ることもなくイベント消化しているだけのような印象で、折角のみくる伝説もメタ視点で仕掛けばかりを気にしてしまう。
実際に今回を見るまで本当の意味で抜けた気がしなかった。それもあってか、これまでの話の流れが特に物語ることもなくイベント消化しているだけのような印象で、折角のみくる伝説もメタ視点で仕掛けばかりを気にしてしまう。