真顔の力
2009年8月22日 放送中のアニメの感想とか『プリンセスラバー!』第6話
じゃじゃまる、ぴっころ、以下略でゆけむりとぼかしの居心地の悪い調和が馬鹿馬鹿しい。直球のスラング「ラッキースケベ」を真顔でメタ言及したり、使い捨てのモブを加えて脱落者の厚みを増すわ、ざわざわするわで最後の同盟締結以外は全面的にギャグ回で馬鹿馬鹿しくてホッとする。
じゃじゃまる、ぴっころ、以下略でゆけむりとぼかしの居心地の悪い調和が馬鹿馬鹿しい。直球のスラング「ラッキースケベ」を真顔でメタ言及したり、使い捨てのモブを加えて脱落者の厚みを増すわ、ざわざわするわで最後の同盟締結以外は全面的にギャグ回で馬鹿馬鹿しくてホッとする。
極まれり
2009年8月21日 放送中のアニメの感想とか『イナズマイレブン』第44話
主人公と同じポジションに一つ前の必殺技を引っさげて追いついてこようとするのは新世代の若島津とでもいうべきか。モブも必殺技を持っていて当然で、並のシュートがゴールに刺さることもない。そうなるとインフレから逃れるすべはない。如何にしてパターンを崩すかが見所か。
主人公と同じポジションに一つ前の必殺技を引っさげて追いついてこようとするのは新世代の若島津とでもいうべきか。モブも必殺技を持っていて当然で、並のシュートがゴールに刺さることもない。そうなるとインフレから逃れるすべはない。如何にしてパターンを崩すかが見所か。
生真面目な手続き
2009年8月20日 放送中のアニメの感想とか『遊戯王5D’s』第71話
のっけから経緯の振り返りから始まるが、映画とかドッキリの類なのではと思っていたらガチンコというこの作品の手続きに対する生真面目さが遺憾なく発揮された話。一歩間違えば本当に死にかねない展開にハラハラした。エロティックだけどそれを微塵も感じさせない二人乗り、最後のクイズが本気で見ていないと分からないことも含めこの作品の生真面目さを再確認させる内容だった。
のっけから経緯の振り返りから始まるが、映画とかドッキリの類なのではと思っていたらガチンコというこの作品の手続きに対する生真面目さが遺憾なく発揮された話。一歩間違えば本当に死にかねない展開にハラハラした。エロティックだけどそれを微塵も感じさせない二人乗り、最後のクイズが本気で見ていないと分からないことも含めこの作品の生真面目さを再確認させる内容だった。
あるあるというかありそうという最大公約数
2009年8月19日 放送中のアニメの感想とか『GA 芸術科アートデザインクラス』第6話
最大公約数的お化け屋敷かと思えばちょっとした仕掛けや造形が芸術科らしい作り込みで怖いという最大公約数的内容。腰が抜けちゃう宇佐美先生が面白くて可愛らしかった。
最大公約数的お化け屋敷かと思えばちょっとした仕掛けや造形が芸術科らしい作り込みで怖いという最大公約数的内容。腰が抜けちゃう宇佐美先生が面白くて可愛らしかった。
純粋暴力
2009年8月18日 放送中のアニメの感想とか『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』第19話
火は自然物の中でも質感が難しく思えるが、今回はそのまま焼き尽くすといった内容で、焦げ付きが臭ってきそうなしつこい描写と火も含めたアクションが良かった。分かった上で見る純粋暴力は危うい魅力を持っている。
火は自然物の中でも質感が難しく思えるが、今回はそのまま焼き尽くすといった内容で、焦げ付きが臭ってきそうなしつこい描写と火も含めたアクションが良かった。分かった上で見る純粋暴力は危うい魅力を持っている。
煩悩は滑らない
2009年8月17日 放送中のアニメの感想とか『NEEDLESS』第6話
EDでも絶賛露出中のキャラ達にレギュラー露出要員を加えて肌色乱舞でてんやわんや。本当にそれだけの回で、ギャグで滑るよりは欲望に忠実でよろしい。
EDでも絶賛露出中のキャラ達にレギュラー露出要員を加えて肌色乱舞でてんやわんや。本当にそれだけの回で、ギャグで滑るよりは欲望に忠実でよろしい。
手抜きというわけでもない
2009年8月16日 放送中のアニメの感想とか『狼と香辛料II』第5話
山あり谷ありの仕掛けあいの事実を確かめていくだけの会話なのだが、商売仲間以上の友情を確かめていくものになっていて飽きさせない。細かいことだが、会話の場面での表情やその絵の完成度が安定していて、それはかなり大事なことだろう。
山あり谷ありの仕掛けあいの事実を確かめていくだけの会話なのだが、商売仲間以上の友情を確かめていくものになっていて飽きさせない。細かいことだが、会話の場面での表情やその絵の完成度が安定していて、それはかなり大事なことだろう。
基礎トレ
2009年8月15日 放送中のアニメの感想とか『大正野球娘。』第5話
欠員補充にあたり、ちょっと前に『ONE OUTS』で見たような塁間の話。まあ、どちらがどうとか大した意味もない。ユニホーム姿の可憐な乙女達にニヤニヤ出来たので良し。
欠員補充にあたり、ちょっと前に『ONE OUTS』で見たような塁間の話。まあ、どちらがどうとか大した意味もない。ユニホーム姿の可憐な乙女達にニヤニヤ出来たので良し。
前後しても大丈夫
2009年8月14日 放送中のアニメの感想とか『涼宮ハルヒの憂鬱』数えるの面倒なののラスト
終わらない夏休み状態にある者にとって、この終わらない感は素直に笑えないというか、もういっそ残り全部これでOKと思ってしまうような。とりあえず、時計を見たら抜けるかどうか分かるので駄目。それと、変身少女ものよろしく画面分割で違いを見比べると別の意味で楽しめそうな感じ。
とはいえ、落ちがあまりに予想の範囲内でこれだけ引っ張った構造に対してだけでなく本当に大したことないショボい話だったなと。ある意味で下手な怪談より怖い夏らしい話だったということにしておこう。むしろ、予告がないのでちょっと面白不安になる。
終わらない夏休み状態にある者にとって、この終わらない感は素直に笑えないというか、もういっそ残り全部これでOKと思ってしまうような。とりあえず、時計を見たら抜けるかどうか分かるので駄目。それと、変身少女ものよろしく画面分割で違いを見比べると別の意味で楽しめそうな感じ。
とはいえ、落ちがあまりに予想の範囲内でこれだけ引っ張った構造に対してだけでなく本当に大したことないショボい話だったなと。ある意味で下手な怪談より怖い夏らしい話だったということにしておこう。むしろ、予告がないのでちょっと面白不安になる。
インフレ
2009年8月13日 放送中のアニメの感想とか『イナズマイレブン』第43話
力のインフレに逆らわずに直進してきただけあって、今回の新しいノート発見はそれを象徴している。しかしながら、0から自分で編み出した必殺技でないものは借りてきた技のような印象があって、きっとその次の究極の必殺技はノートにないオリジナルなのだろうと期待したい。まあ、練習をしっかり見せてくれるので秘められた才能みたいな興醒めもなく、問題ないといえば問題ない。
力のインフレに逆らわずに直進してきただけあって、今回の新しいノート発見はそれを象徴している。しかしながら、0から自分で編み出した必殺技でないものは借りてきた技のような印象があって、きっとその次の究極の必殺技はノートにないオリジナルなのだろうと期待したい。まあ、練習をしっかり見せてくれるので秘められた才能みたいな興醒めもなく、問題ないといえば問題ない。
雰囲気作り
2009年8月12日 放送中のアニメの感想とか『CANAAN』第5話
サブタイトルの当て字が毎回の内容と絶妙に一致するもので、時折あるコミカルな場面が今後への布石になっており気持ち良い。目立つアクション以外も間を作って見せる芝居に仕上がっていて、段々と謎が埋まっていく匙加減も良い。複線を張りつつ回収してくれるのがこんなに気持ち良いとは……。
サブタイトルの当て字が毎回の内容と絶妙に一致するもので、時折あるコミカルな場面が今後への布石になっており気持ち良い。目立つアクション以外も間を作って見せる芝居に仕上がっていて、段々と謎が埋まっていく匙加減も良い。複線を張りつつ回収してくれるのがこんなに気持ち良いとは……。
ジャンル
2009年8月11日 放送中のアニメの感想とか『東京マグニチュード8.0』第4話
これは擬似的なドキュメンタリーではないか。ふとそう思った。ドキュメンタリーなのだから事実をありのままに見せることだけに徹している作りなのだと考えることで微妙な空気に納得がいった。ドキュメンタリーはカタルシスを含んだ構成である必然もない。まあ、楽しめるかは別ね。
これは擬似的なドキュメンタリーではないか。ふとそう思った。ドキュメンタリーなのだから事実をありのままに見せることだけに徹している作りなのだと考えることで微妙な空気に納得がいった。ドキュメンタリーはカタルシスを含んだ構成である必然もない。まあ、楽しめるかは別ね。
推理問題というよりは証明問題
2009年8月10日 放送中のアニメの感想とか『うみねこのなく頃に』第5話
大半のキャラが死に、惨劇は止まらなかった。その後の魔女とのやり取り、それはゲームの視点とでもいうべきもので、物語を見せるというよりは物語を分析する方向へ誘導している。物語を見たいと思っている人は肩透かしを食らった印象を受けるような気がした。
大半のキャラが死に、惨劇は止まらなかった。その後の魔女とのやり取り、それはゲームの視点とでもいうべきもので、物語を見せるというよりは物語を分析する方向へ誘導している。物語を見たいと思っている人は肩透かしを食らった印象を受けるような気がした。
ねこねこねこねこねこねこねこねこ
2009年8月9日 放送中のアニメの感想とか『しゅごキャラ!!どきっ』第94話
拾ってきた迷子の子猫にてんやわんやの一行。理事長の猫好きが確認出来たり、何時も通り意味深で今後に関わりそうな発言があったりと卒がない。
兎にも角にも、アニメの小動物はやっぱり良い。
拾ってきた迷子の子猫にてんやわんやの一行。理事長の猫好きが確認出来たり、何時も通り意味深で今後に関わりそうな発言があったりと卒がない。
兎にも角にも、アニメの小動物はやっぱり良い。
ホイホイ
2009年8月8日 放送中のアニメの感想とか『咲-Saki-』第17話
全自動卓でこれだけ神懸り的な闘牌をされると、卓の交換を要求しないのかと思うが、むしろこれだけ人知を超えたことを見せられると、麻雀が打ちたくなる不思議。単に、天才に技術外で翻弄されるその他といった構図が嫌いなだけの気もするが……。
全自動卓でこれだけ神懸り的な闘牌をされると、卓の交換を要求しないのかと思うが、むしろこれだけ人知を超えたことを見せられると、麻雀が打ちたくなる不思議。単に、天才に技術外で翻弄されるその他といった構図が嫌いなだけの気もするが……。
傍観者
2009年8月7日 放送中のアニメの感想とか『狼と香辛料II』第4話
ホロのためを思ってした行動が裏目に出て深まる溝と、肝心な一言に踏み込めないロレンスの姿、それをただただ見守る気持ちでいる。今回、この主体的に見守るというよりは、客観的に見守るという視点が構築されていることがこの作品の魅力なのだと気付いた。そりゃあ、一度でも傍観者として関ったのなら、成り行きが気になるのも当然だ。
ホロのためを思ってした行動が裏目に出て深まる溝と、肝心な一言に踏み込めないロレンスの姿、それをただただ見守る気持ちでいる。今回、この主体的に見守るというよりは、客観的に見守るという視点が構築されていることがこの作品の魅力なのだと気付いた。そりゃあ、一度でも傍観者として関ったのなら、成り行きが気になるのも当然だ。
しっくりこない
2009年8月6日 放送中のアニメの感想とか『東京マグニチュード8.0』第3話
毎回出るテロップでの重々シミュレーションした結果に基づいてということからすると、災害の後の質感や画面作りは良く出来ていると思う。だけど、いくら危機感に欠けるといっても自然な感性ならば、いざ燃える街並みと瓦礫の山を目の当たりにして現実味の無い感覚で居られるかは疑問だ。テレビの画面を通してでなく自分で揺れを体感し目で見た結果のシミュレーションであり、それをテレビの画面を通して見ている身としてはモヤッとした。
毎回出るテロップでの重々シミュレーションした結果に基づいてということからすると、災害の後の質感や画面作りは良く出来ていると思う。だけど、いくら危機感に欠けるといっても自然な感性ならば、いざ燃える街並みと瓦礫の山を目の当たりにして現実味の無い感覚で居られるかは疑問だ。テレビの画面を通してでなく自分で揺れを体感し目で見た結果のシミュレーションであり、それをテレビの画面を通して見ている身としてはモヤッとした。
完熟
2009年8月5日 放送中のアニメの感想とか『フレッシュプリキュア!』第25話
イースからせつなになったことで一層目立つ世間ずれというか慣れていない感じと、パッションとか熟れたてフレッシュといった単語が相まって何ともいえないドキドキが。まあ、パッションフルーツは熟れてから採るので熟れたては新鮮なのだけど、別の意味で受け取れるように用意されているのは明らだ。
と、冗談というか熱弁は置いといて。勧善懲悪では敵や味方と第三者といった立場が明確なだけに、敵と味方の中間の存在として揺らぐパッションの話が盛り上るの当然といえよう。そこに一石投じるのがギャグ担当のウェスターで、お馬鹿だけに簡潔で本質を突く言葉が出てくる立ち回りが巧妙だった。
イースからせつなになったことで一層目立つ世間ずれというか慣れていない感じと、パッションとか熟れたてフレッシュといった単語が相まって何ともいえないドキドキが。まあ、パッションフルーツは熟れてから採るので熟れたては新鮮なのだけど、別の意味で受け取れるように用意されているのは明らだ。
と、冗談というか熱弁は置いといて。勧善懲悪では敵や味方と第三者といった立場が明確なだけに、敵と味方の中間の存在として揺らぐパッションの話が盛り上るの当然といえよう。そこに一石投じるのがギャグ担当のウェスターで、お馬鹿だけに簡潔で本質を突く言葉が出てくる立ち回りが巧妙だった。
どこのイデオロギーなのやら
2009年8月4日 放送中のアニメの感想とか『戦場のヴァルキュリア』第17話
三角関係のレイシズムの辛気臭さとが相まって嫌な雰囲気が漂っている中を辛うじて保っていたキャラクターの退場が辛い。原作通りなのかもしれないけど、これまでの流れで心新たに前へとか戦争の悲惨さといったフィクションで現実に訴えかけるような典型的欺瞞を直球で放ってきそうな気配がプンプンするのはやばい。
スカッとしないのに感情に訴えかける演出を見せられても嘘臭いだけだ。
三角関係のレイシズムの辛気臭さとが相まって嫌な雰囲気が漂っている中を辛うじて保っていたキャラクターの退場が辛い。原作通りなのかもしれないけど、これまでの流れで心新たに前へとか戦争の悲惨さといったフィクションで現実に訴えかけるような典型的欺瞞を直球で放ってきそうな気配がプンプンするのはやばい。
スカッとしないのに感情に訴えかける演出を見せられても嘘臭いだけだ。
偉大なる動きの話
2009年8月3日 放送中のアニメの感想とか『化物語』第4話
動きが少ない本編も個々の画面自体に手間が掛っているように見えるが、動きの面白さという魅力は偉大だと教えてくれる力強いOPが全てを持っていった。それは静あっての動、動あっての静と言わんばかりで、毎度毎度演出に凝る作風なのだから、逆に動きをふんだんに取り入れた演出が見たいと思ってしまった。
動きが少ない本編も個々の画面自体に手間が掛っているように見えるが、動きの面白さという魅力は偉大だと教えてくれる力強いOPが全てを持っていった。それは静あっての動、動あっての静と言わんばかりで、毎度毎度演出に凝る作風なのだから、逆に動きをふんだんに取り入れた演出が見たいと思ってしまった。