『世紀末オカルト学院』第8話
仲違いしたままの二人がぎこちない。放課後に待ち合わせ場所に指定した場所は皆神神社と、少し意味がありそうな神聖な場所。牧場の牛の血が抜かれる怪現象と平行して皆神神社に現れるチュパカブラにさらわれる亜美を助けるため親父さんと一緒に皆が立つ。まあ、JKが決め台詞とダウジングロッドをヌンチャクの様に使って美味しい所を持っていったり、マヤを先に行かせるための格好付けた台詞が全部死亡フラグでメタツッコミ入れたりと笑いを挟みつつあっさり倒してしまう。火付けに策動する教頭が敵なのかと印象付けつつ、皆神神社は二人の仲直りの場所でしたと人騒がせな落ち。
『NARUTO 疾風伝』第175話
何だかんだで説得されたというか、破綻したというかで反則級の反魂技で全員が生き返って一件落着とどこか腑に落ちない終わり方。それでも、カカシが親父と和解したり、火の意志を改めて考えさせる内容ではあった。帰還したナルトが英雄として歓待される。火影になるまでのお話なのだろうから、順を踏んでいく形にはなっている。ただ、時々感情の流れが上手く行っていないのがこの作品の泣き所になる。まあ、ウンコがはしゃがなければまだ随分とましなので今回の編は良かった方か。
『祝福のカンパネラ』第8話
「8話だよ!全員集合!」のサブタイトル通りに主要なキャラが総登場する話。前回狙われたミネットを守りつつ収穫祭の一日を過ごすことになる。主なお守り役は双子とゴーレムのお騒がせトリオが担当し、他のキャラと収穫祭の街で遭遇する形になっている。お騒がせトリオが要所で漫才を繰り広げつつ順調に一日が過ぎていく。ゴーレムが操縦型だとか今更披露されても、完全に自立思考で自走して見える訳で……。幸せな日々がこの後のシリアスな闘いと作品の終わりに結び付きそうな話で上手く出来ていたと思う。後は、機能するか次第。
『イナズマイレブン』第97話
手術が必要な一之瀬にとっての最後の試合が始まる。まあ、不動と被るので一時退場ということになる。それにしては、相手がアメリカ代表なのだが、一之瀬と土門が活躍することでらしさが出ていない。世界大会編で敵味方に分かれる以上仕方の無いことではあるが、これまでに描写が無い以上、最後に残るであろうイタリア代表と比べると見劣りしてしまう。チームでの闘いに重きをおいていたこれまでとは違って、一之瀬の最後の我がままに円堂も応える個人体個人の様相を呈していた。
『たまごっち!』第44話
Aパートは、ハピハピっちのように空を飛びたいちゃまめっちの注文に、色々応えようとする発明話。便利なものが簡単に出来るはずもなく、ロケット鞄は空の彼方へ、空飛ぶ絨毯も彼方へ。スペブラ達の所にも飛んでしまった発明品が絡んだやり取りがあって笑いは任せておけとボケ倒す。最後は空飛ぶ靴で仲良く空の散歩で〆かと思ったが、スペブラが巨大紙飛行機で空を飛ぼうとする暴挙で予定調和。
Bパートは、ききっちが倒れた執事に変わって家の仕事を引き受けることに。屋敷の部屋数の無駄な多さが面白かったり、下級生トリオの仲間にごっこ遊びがてら手伝わせたりしつつ、執事の失態にならないように気を遣う優しさが垣間見える。ぱぱままに聞かれて、お手伝いが失態にならないように何もなかったと誤魔化して、布団で反芻する緩急が人の為に過ごすある日の話の二本立てを綺麗に〆ていた。
『ハートキャッチプリキュア!』第28話
夏休みの宿題が終わらず萎れる子供達の心の花を使ってデザトリアンの大群で攻めてくる。季節の風物詩ともいえる内容で、爛れた生活を送るえりかにとっても耳が痛い。それぞれのデザトリアンは弱いが数に任せて圧倒してくる闘い方やキュアマリンが夏バテで力が入らないといった小ネタを挟みつつ、まだ時間はあるから早く宿題をするのだと教育的に〆る安心の内容。プリキュアという番組の力を作り手側がメタ的に取り込んだ面白い回だった。相変わらず、台詞調での分かりやすいサブタイトルではあるが、いい加減慣れてきた。
『夢色パティシエール』第46話
決勝の日が迫る中、お婆ちゃんのレシピ帳のいちごタルトのページと同様に、パリ本校のレシピ本にも空白のページが見つかり、関連が気になる。必勝を賭けた決勝で課題次第でレシピを使いたいとの思いに、自分の味で勝負しなくて良いのかと問いかけられるも、調べるためにスイーツ王国へ。何やかやとあって、レシピ帳の鍵をくれた精霊が重鎮でお婆ちゃんの元パートナーで、これ以上にない直球で分かりやすく真相を教えてくれた。結局、戻ってきて改めて自分の味で勝負することを仲間に告げる。
節目の決戦前夜に、これまで作品が見せてきた道を示すことと一年間の成長を見せつつ決戦へと溜める絶好の話だった。型に嵌った手続きではあるが、決戦前夜を丁寧に見せることで溜めて放つの気持ち良さが物語として分かりやすい形で表現されているから好きだ。
『けいおん!!』第20話
最後の学園祭ライブで物語の一段落。流石に見せ場だけあって、開始前から「ごはんはおかず」での掴みに始まって、合間のMCもゆったりある。既存曲をカットしつつ〆の「U&I」が集大成となる。音響は学園祭仕様であっても、学生にしては不釣合いな楽器だけあって、それほど音が安く感じなかった。舞台でのやり取りに学園祭っぽさが出ていて、全編でそれっぽさを出すことに尽力していたように見える。で、面白かったのかというと、面白い方と答えたくなるのは、曲に対する好みのせいもありますな。しかしながら、全体の作りは流石に一番力を入れるべきところで入れてきたと言える内容で満足出来た。
『クレヨンしんちゃん』第711話
Aパートは、5000円の高級ジュースを貰ってきてのあれこれ。冷やしておいて庭仕事を終えてから飲もうとなるが、出し抜こうとするあれこれが面白い。高級ジュースなので、栓を抜く必要があって栓抜き探しに手間取ったり、ひろしが良い所を見せようとして駄目だったりと、ジュースを巡る攻防が楽しい。5000円だから500円の十倍美味い訳でもないのは承知しているが、高級ギフトの持つ高級感を流れの中で上手く表現出来ていたと思う。
Bパートは、チョコビを巡る不思議な世界の話。みさえが怪獣だったり、チョコビの箱の恐竜がキャラクター化したりと細かい割り当てが面白い。結果としては夢落ちで、ひろしが土産にチョコビを沢山貰ってきてご満悦と。夢のお告げという奴ですな。
『セキレイ Pure Engagement』第7話
会話の流れから総集編かと思ったが全編新規の説明回。物語の核になる設定が分かったが、引っ張る程のものでもなかったような気もするものの見せ方は良かった。引っ張ったことを振り返ると、これまでの流れがRPGで仲間が集まるまでのお使いイベントに似たような印象を受けたが、物語がゆっくりでキャラクターが次々増えていくって大体そんな感じになるのかも。
何故最後の一羽になるように競わせたり、創世神話の再現をやろうとするのかは分からなかったので、最終局面での鍵になりそうではある。まあ、選り取り緑の姉ちゃん達と屁垂れだけど気は優しい兄ちゃんの核だけで、最後まで持って行きそうな気もする。
『遊戯王5D’s』第123話
ルーンの瞳と星界の三極神という二大厨房設定を引っさげた次の対戦チーム。三人の出会いから、元キング相手の八百長と、俺が本気出せば勝ってたわのコンボに腹が痛い。レッドデーモン脳のキングとの構図が真厨房VSネオ厨房とでもいうべき内容で、遊星達の協力要請も不思議なお目目の力でシグナーに滅びの未来を感じ取り拒否と、救いようの無い厨房振りを発揮する。
与えられた凄い力ではしゃぐ賢者を気取った愚者をぐしゃりと踏み潰し未来を勝ち取る展開がある程度決まっているからましなものの、この手のはしゃぐキャラは好きになれない。まあ、そこを踏み潰す展開のカタルシスと物語の貢献度を考えると必要な系統のキャラではある。
『祝福のカンパネラ』第7話
降り止まない流星群とエールの以上が不吉の前兆を感じさせる。調査のためにアニエスの師匠が居た森に出掛ける一行。簡単な謎解きと回想を挟み、アニエスの兄弟子がミネットの核を狙う。日常の風景と対比になりそうな世界の危機と敵の登場で物語としてまとめるようで、日常の風景との繋がりを保てるかどうか。
まあ、次回予告で「8話だよ!全員集合!」のサブタイトルを見る限りは安心出来そうな予感がする。
『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』第6話
束の間の休息というべき一夜。まあ、お風呂とかで露出の多いサービス回です。のほほんとしたやり取りや武器の調達に沸き立つ一方で、橋では治安維持にあたる警官が厳しい局面が対比になっている。危機的状況で我を通そうとする地球市民さん方の代表が打ち抜かれる様に見る欺瞞と、罪悪感に駆られた行動でいよいよ良心が限界に達しつつある様が現状の理が何かを思わせる。まあ、最早決定的に爽快感のある落ちは望めそうに無いですな。
『たまごっち!』第43話
Aパートは、しゃっくりに関する話。止まらないと死ぬとか色々迷信はあるが、おばけが出てくると絶妙の匙加減。あれこれのしゃっくりを止めるおまじないを行うが、びっくりすると止まるといって、カタパルトで空中射出したりといちいち発明品を使って大げさに行うおまじないが楽しい。最後は友情を見せつつも、周りにうつってしまう分かりやすい落ち。
Bパートは、ラブリっちの父の知り合いの農場で休みを楽しむつもりが手伝わされてな話。多くは語らないけど、論理的で優しさを持った頑固親父と奥さんが原風景的な農場と相まって、色々と考えさせられる。ツンデレは職人的頑固親父と弟子の関係に近い。
『ハートキャッチプリキュア!』第26話
合宿後半。今回の合宿は、いつきをプリキュアとして、レギュラーとして馴染ませる狙いがある。プリキュアとしても、ファッションを変えることで部員としても、一気に距離が縮まりつつある中で、距離感に戸惑うなおみを出す。いつきとお友達になりたいけど、踏み出せないなおみ。どちらも、準レギュラーであり、主人公との関係はファッション部の活動でなおみの方が身近だった。結果として、いつきが輪に加わる話が、なおみがいつきの加わった輪に加わる話に仕上がった。見事な逆転に感心した。
これまで部長としての面倒見を見せたえりかの距離感に対する鈍感さや、戸惑う姿に少し前の自分を重ねるつぼみの繊細さ、利用されたところをプリキュアとして助けることでいつきにプリキュアとしての存在感を付加する。キャラクターの感情と見ているこちらの感情のそれぞれの流れが上手く出来ていて良かった。
『夢色パティシエール』第45話
指示された西欧の観光名所を渡り歩き、色々回った後に指示され馬車で向かった古城。チーム小城は早々とヘリで各地を回って待ち受けており、オジョーが勝ったら結婚式と鼻息を荒くする姿が笑える。いよいよ前回引き分けた準決勝の再試合で、課題はボンボンショコラ、要は一口チョコのこと。
チーム小城は、いつも通りにお取り寄せ高級食材を惜しみなく使って作る。一方で、列車での旅を通して各自が買った材料や考えたことを活かして勝負するチームいちご。最終的に旅を味わって得たものを表現したことが勝敗を分けた。オジョーとの勝負付けや、お菓子作りへの姿勢に実力を付けたことが適宜表現されていた。
この作品のお菓子はいつも見た目にも美味しく見えるので、お取り寄せ高級食材を使った方も十分美味しそうに見えたが、観光名所の形や印象とその地方の材料を使ったお菓子が見た目にも工夫が見えてより美味そうに感じられるようになっていた。そこが勝敗を分ける物語に対して、お菓子が見た目にも必要な水準を満たしていて良かった。
『バトルスピリッツ 少年激覇ダン』第47話
それぞれが異界王の包囲網を突破するために奮闘する中で、敗れた勇貴に対し現実の厳しさと人間の業を問いかける異界王。華実の復活をちらつかせ、コアの光主の犠牲が必要だと迫る。浮き足立つ勇貴とダンの双方が自身を生贄にと唱え、結論をバトルで決める展開となる。勇貴は勝って自分を犠牲に、ダンは自分の時のように勇貴のコアを復活させようとする狙いのようだ。
それにしても、異界王の設定や思想と敵対の状況に演者と『リーンの翼』のサコミズ王がちらつくのは狙いなのだろうか。まあ、同じサンライズで系譜と言えなくもないか。
『セキレイ~Pure Engagement~』第6話
セキレイ最後の一羽を巡って各勢力入り乱れての戦闘状態に。戦闘の見栄えも悪くなく、主要な勢力の主要なセキレイを説明する状況になっている。最終局面で命を燃やして自爆しようとする状況を主人公が止めようとする。屁垂れ系が唯一持っている勇ましさと優しさを体現した内容で、なぜ屁垂れに女の子が集まって来るのかというと、情熱を持った優しさを体現しようとするからだと言わんばかりの分かりやすさだった。
これまで、一通りの面子が揃ってのドタバタが楽しかったが、今後は闘いの局面へ移行するだろうから、作りや見せ方で弱い部分が露呈してしまうのではないかと心配になる。まあ、最後の一羽になるまで闘うことは、一人を選ぶことでもあり、選ばれし男女で創世神話ということなのだろうか。
『アマガミSS』第5話
平行した時間軸で新たなお話の始まり。全ヒロインのルートを個別に行くのなら作品の〆はどうなるか気になるところ。またぞろ可愛いヒロインが登場して、ヒロイン以外もちょこちょこ綺麗どころが映りこんでいて選り取り緑じゃないか。強烈な拳で気絶して運ばれた保健室に前回のヒロインがいたりと細かい部分も用意されている。思いがけず放課後に呼び出されたので、告白されるのではと膨らむ妄想が病的で、当然ながら美味しい展開はない。告白されるかと思ったと告げてみたり、バイト先を聞いて早速冷やかしに行ってみたりと、基本的な説明とフラグ立てに終始した印象。全体の雰囲気が相変わらず恥ずかしい。
『たまごっち!』第42話
Aパートは、ごっち大王のお城の湧き水を「ごっちのしずく」なる商品にして売り出すことに。ゴッチマンはついにCM出演だとばかりに喜ぶものの、ファイト一発な厳しい撮影が待っていて挫けそうになるけど頑張る姿が格好良い。時を同じくして、ラブリンやまめっち達も撮影をしているようで、見え見えの落ちが想像される。まあ、想像通りの落ちで、お蔵になっている訳でもない微妙な使われ方が、中途半端な人気とヒーローの辛さを感じさせられる。
Bパートは、くちぱっち一家のとある日常を描いた内容。お母さんこそ色違いなものの、男衆が書き分け無用の被り振りで、お母さんが間違うのが理由でかつらを着用するぱぱぱっちが可愛い。赤ちゃんの弟達が家の中を目茶目茶にしたので逃避に森へ散歩に出かけるも、ふらりと居なくなって探すことになる。色々あって、暴れん坊のたまごっちと追いかけっこすることになるが、くちぱっちが4人状態になって走り回る画面が面白い。取りあえず、ほのぼのと解決する落ちにホッとさせられた。

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okm

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