『イナズマイレブン』第101話
日本からの手紙で食事に手が付かない程に感傷的になる虎丸を兄貴分として手馴れた飛鷹が受け止める。虎丸の食欲が出て来た所で、飛鷹がぼったくり雷雷軒の裏メニューなるものを披露してみる。喜んでいるが、それ残飯じゃないかと、冗談の一つも言ってみたくなる。色々あって、両者の成長とチームの協調を印象付けて終わりかと思えば、それもこれも全部まとめてRCシュートが持って行った。
流石に超次元サッカーも慣れたつもりだったが、蹴ったボールがラジコンカーになってコントローラーでシュートコースを防いだディフェンスを交わしてゴールするのは笑ってしまった。
『たまごっち!』第48話
Aパートは、ラブリン一強の時代に終止符を打つ天才ヴァイオリニストのメロディっちが初登場する回。喋り方は伝統的なルー大柴的外人なのだが、デザインと声が可愛い。テルリンが一目見て好きになるのも分かる。被っている帽子のデザインが良く、テルリンが真似して被っていても可愛い。トーク番組出演で自然体の雰囲気がに好感を持たれるが、道具を大切にすることや喋り方でそう見せているとことは相変わらず上手い。ラブリンとの並びに華もあって一層良い。加えて、三瓶由布子の可愛い女の子役で、何という俺得。
Bパートは、Aパートでメロディっちにチケットを渡したラブリンコンサートの話。テレビ中継で気合が入りまくっているとのADっちの発言に対し、テルリンがたまPっちの真似で返す場面が毎度の芸達者で楽しい。応援に駆けつけるまめっち一行の中にハートの鉢巻を付けたくろまめっちが……。クールにホットな奴だ。コンサートはMCもしっかりしており、貫禄十分で雰囲気も出ている。不意の停電に対し、メロディっちのヴァイオリン演奏で歌うことになる展開も二強時代を強烈に印象付けた。また、ヴァイオリン版の「エブリー・ラブリー」の聴き応えも良かった。
『GIANT KILLING』第25話
弱小チームが今期負け無しのチームに対し逆転することで立ち直りが明確になる回。勝つチームは勝つべくして勝っている面があり、不思議と勝っている面もある。一方で負けているチームは負けるべくして負けている面があり、負けが呼び込んだ波のようなもので負けている面がある。
勝って当然の相手に攻勢限界まで攻めさせ、後半から一気に疲れを付いて反転攻勢に出ると書けば簡単そうだが、それで勝てると選手が信じられるようになる過程を描いたからこそ実りが大きく見えた。後は、今後もシーズンが続くことを意識した話で〆ると思われる。急ぎ早にならずじっくりと手続きを踏んだ作品の場合、そんな俺達の闘いはこれからだな終わり方が上手く合う。また、それを見届けたくさせる力がある。
『けいおん!!』第24話
いよいよ本編の最終回。一通りの手続きにより、卒業式っぽさと同時に作品との別れを描いている。しかしながら、涙によって感情が爆発する場面はあっても、感傷的でもなくあまりお別れする感じもしない。番外編が残っていることもあるが、高校生としての彼女達の活動は終わっても同じ大学に進むこともあって、この先もこんな感じの風景が見られるような気にさせられるからだろうか。それこそが、この作品が持つ強みであり、物語の厚みではなく画面の厚みで作りあげていた。番外編も残っていることだし、ゆっくり彼女達とお別れしよう。
『家庭教師ヒットマン リボーン!』第202話
追い詰められて都合良く現れる初代ボンゴレによって、枷が外れてパワーアップ。白蘭のやっと本気で闘えるとの厨房台詞に、始めから本気で闘っとけよというのもこの作品では野暮か。アルコバレーノを復活させるためユニがおまけの人と一緒に犠牲となることで、人が目の前で初めて死んだ。まあ、そんなこんなで最初から本気を出さない阿呆垂れは消し飛んで、これまた初めて相手を殺したことになる。最後らしいといえばらしいが、これまで何だかんだで死ななず殺さずの形で上手く見せていたなと改めて思わされた。
後は平和な日常に帰って終わるだけだ。ただ、それを失敗するとこれまでの全てが台無しになるのだが、この作品なら日常の方が面白く描けていたから信頼している。
『アマガミSS』第10話
下校時に子犬を怖がっている所に遭遇したり、色々あって薫の店で一息付くことに。制服が可愛いから着てみたいとの中多さんの発言が勝手に広がってバイトしたいとの展開になり、引っ込み思案な正確を直すことも兼ねて純一宅でバイトの模擬面接を実践することになる。自宅でも妹に変態プレイを見られる展開は健在だが、今回は不可抗力でありラブコメ調になっている。相変わらず真面目なだけに笑えてくるナレーションもあり、古めのラブコメ臭を漂わせている。
それにしても、なぜか教官と呼ばせるのは、スチュワーデス物語が元ネタなのだろうか。お前はマニアック過ぎるとつっこみたくなる。
『HEROMAN』第25話
スクラッグの親玉が復活して、冗談抜きで地球そのものを破壊しようとする展開で、奮闘するもヒーローマンがやられてしまった。といっても、ほとんどのロボットアニメの敵は放って置けば世界の危機に繋がる相手だが、この作品の感じは流れが見えにくいから、そこまで事態を大きくせんでもと思えてくる。まあ、ゴキブリが巨大化してはしゃぐから駆除するという感情にも理にも適った展開ではあるが、ヒーローとは何かを見せた上で大団円を見せてくれると期待したい。
『オオカミさんと七人の仲間たち』第11話
最終回を前にして、一見解決したようで本筋は何ら解決も見せず、事態は進展の様相も見せずで、一体この作品は何がしたかったのかと考えさせられる。唐突に修行したことの意味も話の都合以上のものが無く、キャラの掘り下げが足りないわ、設定の披露も足りないわで、全体的に情報不足で類型ジャンルの属性で脳内補完する程度な出来なのが辛い。二期前提なのだろうか、はたまた……。むしろ、これで終われるのかに怖いもの見たさな気分がしてきた。
『イナズマイレブン』第100話
記念すべき100話にて、まさか現代で河童に遭遇する話とは……。深夜に河童を見た円堂だが、チームメイトは誰も信じようとしない。練習後に自主練をするヒロトと悪戯して逃げる小暮が迷い込んだ森の奥で一泊した後河童と出会う。河童が相手でもサッカーを挑まれれば受けるあたりがこの作品らしい。何だかんだで、ヒロトが一皮剥け、帰ってみると練習の直後の時間で、不思議体験から河童は居たんだよと熱弁して終わるという何とも奇妙な回だった。
河童がヒロトのファンだったり、子供と一緒に遊ぶとか、胡瓜を渡され分けてかじったり、何故か胡瓜の花を目印に森を出たりと、海外なのに日本の妖怪伝説に妙に忠実な話で、一見サッカーアニメの本筋とは関係ないようだが、一息付けつつ本質に迫り新必殺技も身に付く一石二鳥に仕上がったのは、みょうちくりんな河童の姿のおかげか。はたまた、サッカーの偉大さのおかげか。
『たまごっち!』第47話
Aパートは、今更ながらラブリンだと告白する話。まめっち達と視聴者にとっての秘密として必死に守ってきたが、そろそろ一年が経つのもあって話してみる気になった感じ。まあ、視聴者にとってもばれやしないかと冷や冷やしつつ、お前ら気付けよとメタ的に見る部分でもある点はよく機能していた。うわさっち以外には秘密が披露され、日常が少し変わっただけで穏便な結果になりました。
Bパートは、披露時に居なかったうわさっちが、ラブリっちをラブリンだと頑なに信用しないことに対する話。見た目そのままなのに、これまで何故かばれなかっただけあって、あの手この手の話をするも肝心のマニアックな知識が出てこずに信じてもらえない。で、番組形式でたまストリートの店を練り歩き、お土産に買ったお菓子を翌日に持ってきてやっと信じてもらえましたとさ。あまりに大き過ぎる話だと現実味に欠ける場合があることを使って、今まで引っ張った設定の総決算として上手くまとまっていた。
で、次回からは新規一点で新ヒロイン登場と、絶対的ヒロインから両雄といった変化を予感させる。
『夢色パティシエール』第48話
まさかのチーム天王寺の敗北。原因はアンリ先生の行動にあったように見える。しかしながら、相手チームも一流揃いどころかアンリ以来の天才と称されるだけあって、油断があれば負けるのも納得ではある。それでもぽっと出だが……。恋心を利用して職人としての覚悟を問うような展開だが真意は見えない。まあ、恋だ真心だと甘いことを言っているだけでは勝負に勝てないと、突如壁としての役割に目覚めたとか、師匠からの伝統とかなのだろう。決戦に向けて引っ張っただけあって、最高潮にあるので後は勝つだけだ。
『けいおん!!』第23話
受験も無事終わり、授業も終了し、後は卒業式を待つのみの中、学校に集まった一行がやり残したことについての話題で盛り上がる。放課後までの間、お茶して、片づけして、お茶して、お昼して、お茶してと、実にぐだぐだ。放課後になって梓も合流し、テープに演奏を吹き込んで残すことになるが、合間の喋りも録ってみて恥ずかしがったりと、それらしいやり取りで最後の放課後は過ぎていく、相変わらずの面々だが、今回はこの時でないと出来ない一瞬が詰まっていることが強調されていた。これも最後の卒業を前にした決戦前夜的な回であり、やっぱりそういう溜めが好きだ。
『アマガミSS』第9話
妹の同級生編の始まり。突如この編から中田譲治のナレーションで始まるのだから、楽しい気分になってくる。どうも、ヒロインが中多さんなので合わせた位しか理由が思いつかないのだが、どこか懐かしい雰囲気に仕上がっているのも確かだ。お嬢様と巨乳に作り過ぎな位の可愛い声で、なめとんのかと思う気持ちも、ここぞとナレーションが入ることで、当たりの強さがかなり軽減されている。ヒロイン毎に趣向を凝らした変態行動で責めるのが全体での統一事項なので、こういうひねり方は良いと思う。まあ、あまり人気のあるキャラではないようなので、無茶苦茶出来るのだろう。中田さんのファンとしては嬉しい限りだ。
『オオカミさんと七人の仲間たち』第10話
最早嫌がらせの域を脱して犯罪の領域に達する訳で、御伽銀行で解決するとかでも無いような気が……。大人を介入させず、将来有望な子供達に自分の力で解決させるってことに現実味が無くなっているように思える。唐突に修行を始めたり、犯されたように思えるミスリードをいつまでも続けるものの、何だかんだで解決してしまのだろう。その解決が論理的な流れ無視した話の都合のみだから気持ちも悪い。流れを作ってすっきりさせてくれると随分印象も変わるのだろうがそれも無理か。後は、終わり良ければを見せられるかどうかか。
『学園黙示録 ハイスクール・オブ・ザ・デッド』第9話
逃走の中で色々あって毒島先輩と神社で一泊することに。色っぽい姿やそれっぽい雰囲気の中、毒島先輩が語る痛め付けることで快感を覚えることへの自己嫌悪。何だかんだでそれを肯定して朝チュンな展開で神社から出るとゾンビの群れがこんにちは。颯爽と切り殺していく毒島先輩の恍惚の表情に朝日が差し込み濡れるの文字。エロを取ったら何が残るかと思ったが、笑いで攻めてくるとは……。
『たまごっち!』第46話
Aパートは、ある日のくちぱっちの話。ドーナツ屋の食べ放題で度を越した量を食べている食いしん坊と呼ぶにはちょっとなところから始まる。気付けば巨大化して食べ物を求め街を襲う有様。とって付けた様な地球防衛隊と博士役のまめっちがあれこれ発明を繰り出すも不発に。そこでこんなこともあろうかとと繰り出したのはメカくちぱっち。完全にメカゴジラなのだが、性格がくちぱっちなので解決したのやらしてないのやらよく分からない展開。そんなこんなの超展開の連続から、最後は試写室の場面に変わりお蔵入りが決定するという一風変わった落ち。それっぽいけどちゃんとこの作品らしさもあって面白い。
Bパートは、次世代プリンセスのオーディションの話。オーディションを聞きつけて集まった女の子達。板の隙間を通るふるい落としで始まり、歌唱力を競うお決まりの展開だが、気付けば重りを背負って筋肉番付のSASUKEの様な競技と何だか変な予感。とにかくそれっぽさの再現度が高い。まあ、予想通りにゴッチマンの敵役のオーディションだったが、確かに悪のプリンセスではあった。きっと今後メインとなる回があると思う。
『ハートキャッチプリキュア!』第30話
学校でも一緒に居たいと駄々をこねるポプリへの叱り方が、「めっ」と可愛い。で、家出してしまう。ポプリは生まれたばかりの妖精だから赤ちゃんに近いわけか。同じように家出した少女との出会い、四人目のオバハンの登場、雨の中ずぶ濡れになって探しに来るいつきの献身、デザトリアンとの闘いでの妖精に無茶させたことを怒るオバハン、ポプリもぬいぐるみの振りを練習することに。そんな感じでオバハンの復活への布石とポプリも一緒に行動出来るようにする手続き的な話だった。以前のもんぺ姿の披露でも思ったが、ファッションが中核にあっても格好良さだけではなく、格好悪さも織り込んで丁寧に作ろうとする姿勢が好きだ。
『アマガミSS』第8話
薫編最終回。まあ、くっ付くのは決まっているのだから、如何にして見せ場を作るかということになるのだが、気付けば最終回。家出した事情が解決しないのは、くっ付くまでを見せる上では不要だが、前回の編で10年後を見せただけに何らかの好転を感じさせるものが欲しかった。そこをペッティングして日差しが眩しいエンドの置いてけ堀感が後押ししてメデューサ編は残念な感じ。
『たまごっち!』第45話
Aパートは北の果てに歌を届ける為に向かう珍道中。いきなり車が走れなくなる事態に対し、通り掛かりの整備工のおじさんの店でスタッドレスに換装する本格的な対応。かと思えば、雪に閉ざされて分からなくなった道を歌の熱気で吹き飛ばして見つけたかのような展開で熱くなる。予定よりかなり遅くなったので待ってはいないと思ったら、住民総出の歓迎に北の街が熱気に包まれることを予感させて終わり。
Bパートは打って変わって、以前のマリンブルー伝説のロケの裏側。休憩中に探検した洞窟で、明らかに仕込みなのが分かるお宝を本物だと思い込んで次々と見つけていく。落ちが大体想像出来るのだけど、楽しそうに謎解きに挑む一同が微笑ましい。そんな中、以前の財宝伝説の回で見つけたのと同じ昔のお金が偶然落ちている。勿論、それは仕込ではない。でも、隠れていたであろう財宝には誰も思い至らない。見ているこちらには財宝伝説が本当にあるのだと思わせる具合だ。見つけて欲しいのだけど、伝説は伝説のままであって欲しいとも思う微妙な心理に合わせた情報の開示の仕方が大好きだ。
『バトルスピリッツ 少年激覇ダン』第49話
いよいよ異界王との最終決戦。仲間からそれぞれの色のXレアを託されたデッキで挑む。反則的な能力を持つガイ・アスラを相手にどう戦うか。まあ、託されたカードが全部降臨するのは当然として、異界王とは違ったマザーコアの光主としてダンが出す結論が、汚れたおっさんとは違った子供らしい真っ直ぐなもので、だからこそ子供が主人公である意味があるというもの。

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