2012年10月新番をまとめて
2012年10月22日 1話雑感『うーさーのその日暮らし』
ピコピコなOPとか、愛らしいキャラデの割に宮野氏の痛い系の演技でブラックな落ちをやる。毎回、飽きそうで飽きないのがミニ枠の尺のなせる技よ。
『超速変形ジャイロゼッター 』
バンダイの典型的玩具販促アニメが、サンライズと来ないのは、原作スクエニ辺りとの兼ね合いか。
AIカーなるアシスト付きの車が出て車を学ぶ学園がある近未来。
初心者の縦列駐車の教習から始まって、ヒーローに憧れる主人公の動画顔負けのドラテクで特別性を示す丁寧な立ち上がりだ。同時並行で登場する報道ヘリが、敵襲から戦闘の一連を周知にして、主人公がヒーローとして祭り上げられるお膳立ても十分だ。ノリノリで秘密基地の総司令をやっている学園長とか、博士やメカニックに先生達の雰囲気が馬鹿馬鹿しくて面白い。敵襲時のドサクサで初心者の子が縦列駐車が成功するといった小ネタも配備されており、細部への統制が伺える。スーパーカーがロボに変形するってだけでも結構ワクワクするが、実車も出てきて活躍するとあっては、殊更堪らないね。
『となりの怪物くん』
勉強一筋の主人公の少女が、何やかんやで隣の席の停学明けても来ない少年のお守りを命じられて云々。愛すべき馬鹿といった体なのだろうが、DQN行動の派手さと経緯がイラッと来る。まあ、何やかんやでキスされたことから、意識して何やかんやと少女漫画的イベントが控えているという訳だろう。詰まるところ、俺がDQNだとかヤンキーを嫌いだということがよく分かった。
『獣旋バトル モンスーノ』
米国との共同制作だけあって、目が写実を意識した大きさで力に欠ける。強大な力があれば、配下とするか討伐するかといったドラゴンスレイヤーな展開や、強大な力を扱うゆえ軍事組織が登場する辺りが米国さん好みな設定だ。父親の開発した強力な生物兵器モンスーノを巡る争いといった内容にも合わせやすい。ただ、玩具は使役するためのものではなく、愛着を持って共にあるものであるのだから、物語においてモンスーノとの絆が見所となろう。さすらば、ドラゴンスレイヤーよりは、式神や龍の玉といった方向性の方が合いそうに思える。まあ、父親の友人である軍人の良識や軍隊を茶化さない点は純国産作品にも見習う所があろう。
『中二病でも恋がしたい!』
早速、別作品のシナリオの要約や設定との類似が指摘されていたりで、可愛い女の子の快進撃だけの中身が空っぽそうな作品内容からすると辛いところだろう。別の方向性を見出せれば良いのだが、無理ならばいっそのこと引用や参考といったクレジットをしてしまうというのもどうか。学術ならばそれで済むが、要するに商業ゆえ銭を節約したいという商人の碌でもなさや、芸術の創造性の理想からして恥ずかしいから出来ないというのなら、どうして中二病として十分な条件を備えているといえるではないか。勿論、シナリオの要約や設定がベタだから、被っただけだったと言えれば一番良い。
『新世界より』
所々ドヴォルザークが使われているなという感じで、彼の厨房ホイホイ宜しくに作りこんだ設定や世界観と親和するといったところか。原作がSFとして評価されているのなら、再現にばかり気を取られて人の感情の機微を忘れる危惧がある。開放的であろう新世界ながらも陰鬱とした雰囲気が漂っており、早速ほっちゃんがバイバイしたのが残念だ。まあ、キャラが多いので覚える前に退場しても感慨も糞も無く、その点主人公達の何事も無かったかのように続く日常と噛み合っているともいえる。
『銀魂 新作エピソード & 特選再放送』
ラテ欄からして金魂であり、銀さんに成り代わって金さんに乗っ取られた状況から始まる。それもこれも前シリーズであった最終回の嘘予告が本当にアニメ化されているという長い仕掛けであり、金魂を堂々と連呼する下らなさといい、帰ってきたなって感じだ。しかし、銀さんの欠点を克服しただけあって、駄目さとは違った魅力があってこれがこれで面白い。しかも、中村氏とはね。
『K』
異能者の不良達がヤクザをボコったり、抜刀警官の一団と対峙したりで、中二力の高い入りだなと思ったら、OPのクレジットが英語で洒落た字体で可読性が低いと、どこまでも突き抜けているのには吹いた。所変わって場面が学園に移り、裸の化け猫だとか、中世的少年だとかが出てきて、記憶にない殺人事件の犯人として追われるという展開が待っている。話の通じなさとKからしてどのKだよって感じですな。
『絶園のテンペスト』
主人公と親友、彼女でもある親友の妹が一年前に殺される不合理を境に壊れた日常をして、世の中の間接が外れてしまったと評したところか。ハムレットからの引用であり、ならば当たり前なのだが、ちゃんと引用としてクレジットしている点は非常に好感が持てる。鬱屈とした日常が描かれ、彼女でもある親友の妹の墓の前で、ババアに難癖付けられて組み伏せられそうになったところに、妹を殺した犯人を捕まえるために、魔法使いなるものと契約した親友が現れ助けてくれる。そこに怪現象や世界の危機が絡んできて、不合理な世界に魔法という不合理をぶつけてどうなるかといったところか。
『BTOOOM!』
恐らく本人演じる高橋名人パロの番宣が面白かったが、蓋を開けてみればニートのゲームチャンプ的主人公が、日々の駄目さ加減から一転して無人島でバトルロイヤルをやらされると。爆弾を投げつけて相手を殺すだけだが、爆弾にも起爆装置含め色々な種類があり、平気で爆殺しようとする輩やヒロインや他の諸々のキャラとの心が温まるどころか爆発するやり取りが見所となるといったところかな。たぶん名人パロのキャラがちょっと殺し合いをしてもらいますって感じで黒幕なのだろう。
『神様はじめました』
ホームレスから一点、土地神となった主人公の少女に何やかんやとイケメンがホイホイ。か弱い土地神様をお守り致します。由緒正しき姫と騎士の関係がここに。ってこともなく、何やかんやでチュッチュしはるんでしょうな。
『バクマン。3』
エイジと岩瀬の作品で亜豆がオーディションを受けるとか受けないとか、どうでも仕様もないことで右往左往する。あっちに出たらこっちがアニメ化した時に厳しいとか、今日日の節操の無いアニメ化を考えるに、当たったら文句言わないと思うけどね。まあ、何やかんやとリア充死ね展開を繰り返しつつも、完結を迎えることは、アニメ化以上喜ばしい。まあ、エピローグをどうするかとか、蛇足にならないようにするとか課題はあるが、受け手は見るだけなので気楽さ。
『ジョジョの奇妙な冒険』
色彩が独特な感じでハイライトがあるのに現代的でない印象を受ける。そこに擬音を画面に貼り付ける方式だとか、あれやこれやのネタになる場面が目白押しで、冗長性も無いのでかなり見応えがある。しかし、渋いお声で息子をジョジョと呼ぶジョースター卿は、逆に考えるまでもなく面白いな。
『リトルバスターズ!』
みんな揃っているから楽しく大丈夫。それが今年で終わるからその前に何かやりたいといった体で、本作では題名のリトルバスターズとして野球をやると。人数が足りないので、部員集めの楽しさや寄せ集めが勝つとか完全燃焼するとかで、約束された盛り上がりはあるだろうね。
『CODE:BREAKER』
悪そうな奴は大体お仕置きって感じで、炎の超能力中二病系代行者が、焼殺を目撃した委員長系ヒロインを助けたかと思えば、焼殺するのかと思わせて何のことはない記憶だけ焼くとかの茶番だろう立ち上がり。まあ、DQNが焼殺されるってのは、笑殺程ではないにしろスカッとしますな。
『マギ』
中東風なアリババとアラジンのコンビを中心に、散々壮大そうな雰囲気を作ってはいたが、今回の話に限っていえばアリババが悲惨な目に遭うのは大体アラジンのせいだった訳で……。不可抗力の事件で人助け出来たから、めでたしってのは渡世の通りに合わない気がするのだが、この先のファンタジックなダンジョン攻略で有耶無耶の内に友情で覆い被せるのだろうか。勧善懲悪に対する微妙感というか雑さってのはこういうところに潜んでいる。
『遊☆戯☆王ゼアルII』
世界大会優勝後も相変わらずの遊馬は、新たなる敵の登場に際し、鍵に篭ったアストラルを守るため小鳥に預ける。いつの間にやら頼もしいが、共に闘うをすっ飛ばして守って闘うのはまだ早そうだ。今回の敵は、ならず者を従えて刺客として送り込んでくるようなシリーズにはなかった合理的な登場で好感が持てる。まあ、すぐメッキが剥がれるのだろうけどね。
『好きっていいなよ。』
愛想の悪さで孤立気味の主人公の少女が、誤解、六階と段階を踏みつつ階段を踏み外したイケメン君に興味を持たれる。バイト先の客のストーカー化に対し、一応連絡先を交換していただけのイケメンに助けを求めると、彼氏の如くキスをして撃退する行動に出る。キスから入るってのは定番ですな。しかし、イケメン過ぎてほんわかしますわ。
『ToLOVEる-とらぶる-ダークネス』
久方ぶりに、あのリトさんが、光の王子として返ってきた。今回は金色の闇やモモを中心とした話のようで、相も変わらずパンツに一番顔の近いお人でござんす。如何にもなラブコメ作品だけど、宇宙人の姫に見初められて時期国王最有力だから、一夫多妻でもOK。一見無茶苦茶で都合の良い話だが、中々に筋の通った理屈だ。そのためにモモが他の子とくっ付けるお手伝いしつつ迫ってくるので、相変わらず羨まけしからん。それにしても、新キャラの髪の色が人間離れしているだけで、もう半分以上事件の香りが漂っておりますな。そういうベタさもよろしい。
『アイカツ!』
母親の弁当屋を手伝う主人公の少女は、いつの間にかアイドルオタになっていた弟のためにアイドルに詳しい友人に頼んでコンサートのチケットを手に入れる。で、一緒に行って魅了され、友人がそのアイドルも通うアイドル学校の編入試験を受けるとかで、付き添い受験を薦められて、才能の片鱗を見せつつ二人とも合格してと。要するに、友人と一緒に宝塚を受けるノリで、RPGのおつかいイベント並みのお膳立だが、芸能人はカードが命だとか、随所に込められている販促要素が笑える。きっと、月影先生みたいなのとか、いびり三人組とかが出てきて友情破壊の様相を呈しつつも、三人組ユニットとして大成するって感じかな。
この手の作品にしては演者が十分に聞けるレベルなので、スポ根サクセスストーリーと上手い化学反応を起こしそうだ。
『さくら荘のペットな彼女』
めぞん系っすね。ただし、住人は朱美さんと四谷さんみたいな変人しかおりまへん。主人公は脱さくら荘を目標に掲げており、ネコを飼うのを諦めるかさくら荘に移るかでネコを選んだ過去を持つのでヒロインウハウハを正当化と。新しく越してきた天才変人少女のお守りを命じられシッチャカメッチャかラブコメするって感じですな。
『ひだまりスケッチ×ハニカム』
お気楽極楽宜しくのいつも通りなのだが、上級生’sの修学旅行準備やら旅行中の日常と、この生活の終わりを予感させる要素もある。まあ、何やかんやでワイワイと楽しそうな雰囲気が気楽で良いですな。
『ハヤテのごとく!CAN’T TAKE MY EYES OFF YOU』
先生とヒナギクのおまけ達を背景にハヤテの楽屋落ちナレーションパートから始まり、ネバダで途方にくれるナギ、時系列戻ってネバダ行きの経緯とシリーズの第1話を思わせる展開に新キャラを混ぜつつ波乱を予感させる始まりだ。まあ、最後にも如何でしたでしょうかとナレーションパートを挟むことでシリアスさは大分薄れてますがね。
『ヨルムンガンド PERFECT ORDER』
やさぐれ中華ネーチャンが博士の元に入って、早速バルメと鉢合わせたりと一悶着あった後、CIAのやばい奴をヨナに教える流れと同時並行で、一期の最後にあったCIAのエージェントのやり取りは、お嬢を嵌めるための算段だったという具合に仕掛けが披露され、別の因縁ある仇敵との対峙を予感させる始まり方で〆ると。
街中で高額兵器を含めドンパチするのが楽しいので、またドンパチやるね、こりゃ。
『ガールズ&パンツァー』
いくらなんでも女の子が実車の戦車に乗るってのはと思ったが、戦車道と来たか。道ならば仕方ない。だって、日本の心だからね。携行兵器でドンパチとは違ったドンパチで、殺し合いとも違う授業だとか教育の一環と称する馬鹿馬鹿しさは楽しめそうな予感。
『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ』
ブラコンの妹に迫られつつ、その呪いによって迫り来るヒロインズを攻略していく。しかも、ヒロインズである生徒会の面々も何故か同居することになってと。妹と同時多発で迫り来るヒロインズの頭の狂い方は、想像以上に酷くて眩暈がしてきたわ。愛があってもあかんて。
『武装神姫』
一人暮らしをすることになった主人公の新生活が、神姫なる手乗り機械人形が武装して闘う世界に巻き込まれて行くって感じか。エンジェリックレイヤーとHANDMAIDを足して割ったみたいなもんですな。まあ、喋りの可愛さが段違いだけどね。これはセクサドロイドとちゃうねん、オナホールやねんって感じの愛玩人形ですな。勿論、そんな展開はなく、「可愛い娘にはバトルをさせよ」でしょうな。
『イクシオン サーガ DT』
モンハンっぽいオンゲの場面から始まって、美人局見切り余裕でしたな胡散臭い接触をDT力の高さで真に受ける主人公。DTってそれかよって入りから、『銀魂』なスタッフ陣のようで、シリアスなんだかギャグなんだか分からない内に椅子ごと転送されるカットが面白い。転送先の異世界では、何か如何にもな修羅場に敵将が勝ち名乗りを上げようとしている真上に主人公が落下する伝統芸が炸裂する。日本製の頑丈さとめり込むだけで済んだ的から、ギャグ補正世界であることが伺えるのが上手い。オカマにオッサンに生意気な姫と来て、並み居る白服のイケメン軍団が敵と来る分かりやすい展開でサクサク進む。大将クラスの名前をEDと略して、またぞろと思わせておいて、追い込まれた後の必殺技の溜めというお約束を破った主人公の蹴りで彼の金魂が破壊されたことが分かる落ちで〆る。下ネタ連呼をテンポとBGMの良さでねじ伏せるのも『銀魂』で培った業だけど、これで販促として良いのかは分からない。自由よね。
『PHYCHO-PASS』
人が潜在的に持っている犯罪に繋がる要因が数値化され読み取ることが出来るシステムが構築された社会で、新米警官が特別部署に配置されてな立ち上がり。面白い設定ではあるが、システムを構築したのが人間である点の不条理がある。まあ、不条理を演出するための無理やりだとかこじつけに感じる作為性の強さもあるけどね。
『ROBOTICS;NOTES』
巨大ロボットを作る夢と浪漫を追いかけるロボット部を舞台に部費獲得のためのロボコン参加を通したスポ根って感じか。相変わらず、女の子に振り回されて嫌々付き合うって感じに全く共感出来ないが、最早そういう様式美なのだろう。問題はロボの見せ方ですわ
ピコピコなOPとか、愛らしいキャラデの割に宮野氏の痛い系の演技でブラックな落ちをやる。毎回、飽きそうで飽きないのがミニ枠の尺のなせる技よ。
『超速変形ジャイロゼッター 』
バンダイの典型的玩具販促アニメが、サンライズと来ないのは、原作スクエニ辺りとの兼ね合いか。
AIカーなるアシスト付きの車が出て車を学ぶ学園がある近未来。
初心者の縦列駐車の教習から始まって、ヒーローに憧れる主人公の動画顔負けのドラテクで特別性を示す丁寧な立ち上がりだ。同時並行で登場する報道ヘリが、敵襲から戦闘の一連を周知にして、主人公がヒーローとして祭り上げられるお膳立ても十分だ。ノリノリで秘密基地の総司令をやっている学園長とか、博士やメカニックに先生達の雰囲気が馬鹿馬鹿しくて面白い。敵襲時のドサクサで初心者の子が縦列駐車が成功するといった小ネタも配備されており、細部への統制が伺える。スーパーカーがロボに変形するってだけでも結構ワクワクするが、実車も出てきて活躍するとあっては、殊更堪らないね。
『となりの怪物くん』
勉強一筋の主人公の少女が、何やかんやで隣の席の停学明けても来ない少年のお守りを命じられて云々。愛すべき馬鹿といった体なのだろうが、DQN行動の派手さと経緯がイラッと来る。まあ、何やかんやでキスされたことから、意識して何やかんやと少女漫画的イベントが控えているという訳だろう。詰まるところ、俺がDQNだとかヤンキーを嫌いだということがよく分かった。
『獣旋バトル モンスーノ』
米国との共同制作だけあって、目が写実を意識した大きさで力に欠ける。強大な力があれば、配下とするか討伐するかといったドラゴンスレイヤーな展開や、強大な力を扱うゆえ軍事組織が登場する辺りが米国さん好みな設定だ。父親の開発した強力な生物兵器モンスーノを巡る争いといった内容にも合わせやすい。ただ、玩具は使役するためのものではなく、愛着を持って共にあるものであるのだから、物語においてモンスーノとの絆が見所となろう。さすらば、ドラゴンスレイヤーよりは、式神や龍の玉といった方向性の方が合いそうに思える。まあ、父親の友人である軍人の良識や軍隊を茶化さない点は純国産作品にも見習う所があろう。
『中二病でも恋がしたい!』
早速、別作品のシナリオの要約や設定との類似が指摘されていたりで、可愛い女の子の快進撃だけの中身が空っぽそうな作品内容からすると辛いところだろう。別の方向性を見出せれば良いのだが、無理ならばいっそのこと引用や参考といったクレジットをしてしまうというのもどうか。学術ならばそれで済むが、要するに商業ゆえ銭を節約したいという商人の碌でもなさや、芸術の創造性の理想からして恥ずかしいから出来ないというのなら、どうして中二病として十分な条件を備えているといえるではないか。勿論、シナリオの要約や設定がベタだから、被っただけだったと言えれば一番良い。
『新世界より』
所々ドヴォルザークが使われているなという感じで、彼の厨房ホイホイ宜しくに作りこんだ設定や世界観と親和するといったところか。原作がSFとして評価されているのなら、再現にばかり気を取られて人の感情の機微を忘れる危惧がある。開放的であろう新世界ながらも陰鬱とした雰囲気が漂っており、早速ほっちゃんがバイバイしたのが残念だ。まあ、キャラが多いので覚える前に退場しても感慨も糞も無く、その点主人公達の何事も無かったかのように続く日常と噛み合っているともいえる。
『銀魂 新作エピソード & 特選再放送』
ラテ欄からして金魂であり、銀さんに成り代わって金さんに乗っ取られた状況から始まる。それもこれも前シリーズであった最終回の嘘予告が本当にアニメ化されているという長い仕掛けであり、金魂を堂々と連呼する下らなさといい、帰ってきたなって感じだ。しかし、銀さんの欠点を克服しただけあって、駄目さとは違った魅力があってこれがこれで面白い。しかも、中村氏とはね。
『K』
異能者の不良達がヤクザをボコったり、抜刀警官の一団と対峙したりで、中二力の高い入りだなと思ったら、OPのクレジットが英語で洒落た字体で可読性が低いと、どこまでも突き抜けているのには吹いた。所変わって場面が学園に移り、裸の化け猫だとか、中世的少年だとかが出てきて、記憶にない殺人事件の犯人として追われるという展開が待っている。話の通じなさとKからしてどのKだよって感じですな。
『絶園のテンペスト』
主人公と親友、彼女でもある親友の妹が一年前に殺される不合理を境に壊れた日常をして、世の中の間接が外れてしまったと評したところか。ハムレットからの引用であり、ならば当たり前なのだが、ちゃんと引用としてクレジットしている点は非常に好感が持てる。鬱屈とした日常が描かれ、彼女でもある親友の妹の墓の前で、ババアに難癖付けられて組み伏せられそうになったところに、妹を殺した犯人を捕まえるために、魔法使いなるものと契約した親友が現れ助けてくれる。そこに怪現象や世界の危機が絡んできて、不合理な世界に魔法という不合理をぶつけてどうなるかといったところか。
『BTOOOM!』
恐らく本人演じる高橋名人パロの番宣が面白かったが、蓋を開けてみればニートのゲームチャンプ的主人公が、日々の駄目さ加減から一転して無人島でバトルロイヤルをやらされると。爆弾を投げつけて相手を殺すだけだが、爆弾にも起爆装置含め色々な種類があり、平気で爆殺しようとする輩やヒロインや他の諸々のキャラとの心が温まるどころか爆発するやり取りが見所となるといったところかな。たぶん名人パロのキャラがちょっと殺し合いをしてもらいますって感じで黒幕なのだろう。
『神様はじめました』
ホームレスから一点、土地神となった主人公の少女に何やかんやとイケメンがホイホイ。か弱い土地神様をお守り致します。由緒正しき姫と騎士の関係がここに。ってこともなく、何やかんやでチュッチュしはるんでしょうな。
『バクマン。3』
エイジと岩瀬の作品で亜豆がオーディションを受けるとか受けないとか、どうでも仕様もないことで右往左往する。あっちに出たらこっちがアニメ化した時に厳しいとか、今日日の節操の無いアニメ化を考えるに、当たったら文句言わないと思うけどね。まあ、何やかんやとリア充死ね展開を繰り返しつつも、完結を迎えることは、アニメ化以上喜ばしい。まあ、エピローグをどうするかとか、蛇足にならないようにするとか課題はあるが、受け手は見るだけなので気楽さ。
『ジョジョの奇妙な冒険』
色彩が独特な感じでハイライトがあるのに現代的でない印象を受ける。そこに擬音を画面に貼り付ける方式だとか、あれやこれやのネタになる場面が目白押しで、冗長性も無いのでかなり見応えがある。しかし、渋いお声で息子をジョジョと呼ぶジョースター卿は、逆に考えるまでもなく面白いな。
『リトルバスターズ!』
みんな揃っているから楽しく大丈夫。それが今年で終わるからその前に何かやりたいといった体で、本作では題名のリトルバスターズとして野球をやると。人数が足りないので、部員集めの楽しさや寄せ集めが勝つとか完全燃焼するとかで、約束された盛り上がりはあるだろうね。
『CODE:BREAKER』
悪そうな奴は大体お仕置きって感じで、炎の超能力中二病系代行者が、焼殺を目撃した委員長系ヒロインを助けたかと思えば、焼殺するのかと思わせて何のことはない記憶だけ焼くとかの茶番だろう立ち上がり。まあ、DQNが焼殺されるってのは、笑殺程ではないにしろスカッとしますな。
『マギ』
中東風なアリババとアラジンのコンビを中心に、散々壮大そうな雰囲気を作ってはいたが、今回の話に限っていえばアリババが悲惨な目に遭うのは大体アラジンのせいだった訳で……。不可抗力の事件で人助け出来たから、めでたしってのは渡世の通りに合わない気がするのだが、この先のファンタジックなダンジョン攻略で有耶無耶の内に友情で覆い被せるのだろうか。勧善懲悪に対する微妙感というか雑さってのはこういうところに潜んでいる。
『遊☆戯☆王ゼアルII』
世界大会優勝後も相変わらずの遊馬は、新たなる敵の登場に際し、鍵に篭ったアストラルを守るため小鳥に預ける。いつの間にやら頼もしいが、共に闘うをすっ飛ばして守って闘うのはまだ早そうだ。今回の敵は、ならず者を従えて刺客として送り込んでくるようなシリーズにはなかった合理的な登場で好感が持てる。まあ、すぐメッキが剥がれるのだろうけどね。
『好きっていいなよ。』
愛想の悪さで孤立気味の主人公の少女が、誤解、六階と段階を踏みつつ階段を踏み外したイケメン君に興味を持たれる。バイト先の客のストーカー化に対し、一応連絡先を交換していただけのイケメンに助けを求めると、彼氏の如くキスをして撃退する行動に出る。キスから入るってのは定番ですな。しかし、イケメン過ぎてほんわかしますわ。
『ToLOVEる-とらぶる-ダークネス』
久方ぶりに、あのリトさんが、光の王子として返ってきた。今回は金色の闇やモモを中心とした話のようで、相も変わらずパンツに一番顔の近いお人でござんす。如何にもなラブコメ作品だけど、宇宙人の姫に見初められて時期国王最有力だから、一夫多妻でもOK。一見無茶苦茶で都合の良い話だが、中々に筋の通った理屈だ。そのためにモモが他の子とくっ付けるお手伝いしつつ迫ってくるので、相変わらず羨まけしからん。それにしても、新キャラの髪の色が人間離れしているだけで、もう半分以上事件の香りが漂っておりますな。そういうベタさもよろしい。
『アイカツ!』
母親の弁当屋を手伝う主人公の少女は、いつの間にかアイドルオタになっていた弟のためにアイドルに詳しい友人に頼んでコンサートのチケットを手に入れる。で、一緒に行って魅了され、友人がそのアイドルも通うアイドル学校の編入試験を受けるとかで、付き添い受験を薦められて、才能の片鱗を見せつつ二人とも合格してと。要するに、友人と一緒に宝塚を受けるノリで、RPGのおつかいイベント並みのお膳立だが、芸能人はカードが命だとか、随所に込められている販促要素が笑える。きっと、月影先生みたいなのとか、いびり三人組とかが出てきて友情破壊の様相を呈しつつも、三人組ユニットとして大成するって感じかな。
この手の作品にしては演者が十分に聞けるレベルなので、スポ根サクセスストーリーと上手い化学反応を起こしそうだ。
『さくら荘のペットな彼女』
めぞん系っすね。ただし、住人は朱美さんと四谷さんみたいな変人しかおりまへん。主人公は脱さくら荘を目標に掲げており、ネコを飼うのを諦めるかさくら荘に移るかでネコを選んだ過去を持つのでヒロインウハウハを正当化と。新しく越してきた天才変人少女のお守りを命じられシッチャカメッチャかラブコメするって感じですな。
『ひだまりスケッチ×ハニカム』
お気楽極楽宜しくのいつも通りなのだが、上級生’sの修学旅行準備やら旅行中の日常と、この生活の終わりを予感させる要素もある。まあ、何やかんやでワイワイと楽しそうな雰囲気が気楽で良いですな。
『ハヤテのごとく!CAN’T TAKE MY EYES OFF YOU』
先生とヒナギクのおまけ達を背景にハヤテの楽屋落ちナレーションパートから始まり、ネバダで途方にくれるナギ、時系列戻ってネバダ行きの経緯とシリーズの第1話を思わせる展開に新キャラを混ぜつつ波乱を予感させる始まりだ。まあ、最後にも如何でしたでしょうかとナレーションパートを挟むことでシリアスさは大分薄れてますがね。
『ヨルムンガンド PERFECT ORDER』
やさぐれ中華ネーチャンが博士の元に入って、早速バルメと鉢合わせたりと一悶着あった後、CIAのやばい奴をヨナに教える流れと同時並行で、一期の最後にあったCIAのエージェントのやり取りは、お嬢を嵌めるための算段だったという具合に仕掛けが披露され、別の因縁ある仇敵との対峙を予感させる始まり方で〆ると。
街中で高額兵器を含めドンパチするのが楽しいので、またドンパチやるね、こりゃ。
『ガールズ&パンツァー』
いくらなんでも女の子が実車の戦車に乗るってのはと思ったが、戦車道と来たか。道ならば仕方ない。だって、日本の心だからね。携行兵器でドンパチとは違ったドンパチで、殺し合いとも違う授業だとか教育の一環と称する馬鹿馬鹿しさは楽しめそうな予感。
『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ』
ブラコンの妹に迫られつつ、その呪いによって迫り来るヒロインズを攻略していく。しかも、ヒロインズである生徒会の面々も何故か同居することになってと。妹と同時多発で迫り来るヒロインズの頭の狂い方は、想像以上に酷くて眩暈がしてきたわ。愛があってもあかんて。
『武装神姫』
一人暮らしをすることになった主人公の新生活が、神姫なる手乗り機械人形が武装して闘う世界に巻き込まれて行くって感じか。エンジェリックレイヤーとHANDMAIDを足して割ったみたいなもんですな。まあ、喋りの可愛さが段違いだけどね。これはセクサドロイドとちゃうねん、オナホールやねんって感じの愛玩人形ですな。勿論、そんな展開はなく、「可愛い娘にはバトルをさせよ」でしょうな。
『イクシオン サーガ DT』
モンハンっぽいオンゲの場面から始まって、美人局見切り余裕でしたな胡散臭い接触をDT力の高さで真に受ける主人公。DTってそれかよって入りから、『銀魂』なスタッフ陣のようで、シリアスなんだかギャグなんだか分からない内に椅子ごと転送されるカットが面白い。転送先の異世界では、何か如何にもな修羅場に敵将が勝ち名乗りを上げようとしている真上に主人公が落下する伝統芸が炸裂する。日本製の頑丈さとめり込むだけで済んだ的から、ギャグ補正世界であることが伺えるのが上手い。オカマにオッサンに生意気な姫と来て、並み居る白服のイケメン軍団が敵と来る分かりやすい展開でサクサク進む。大将クラスの名前をEDと略して、またぞろと思わせておいて、追い込まれた後の必殺技の溜めというお約束を破った主人公の蹴りで彼の金魂が破壊されたことが分かる落ちで〆る。下ネタ連呼をテンポとBGMの良さでねじ伏せるのも『銀魂』で培った業だけど、これで販促として良いのかは分からない。自由よね。
『PHYCHO-PASS』
人が潜在的に持っている犯罪に繋がる要因が数値化され読み取ることが出来るシステムが構築された社会で、新米警官が特別部署に配置されてな立ち上がり。面白い設定ではあるが、システムを構築したのが人間である点の不条理がある。まあ、不条理を演出するための無理やりだとかこじつけに感じる作為性の強さもあるけどね。
『ROBOTICS;NOTES』
巨大ロボットを作る夢と浪漫を追いかけるロボット部を舞台に部費獲得のためのロボコン参加を通したスポ根って感じか。相変わらず、女の子に振り回されて嫌々付き合うって感じに全く共感出来ないが、最早そういう様式美なのだろう。問題はロボの見せ方ですわ
関西2012年10月の新番組
2012年9月24日 関西の新番組『緋色の欠片 第二章』読売テレビ : 10/01(月) 25:58~
http://www.hiironokakera.tv/
二期。一期脱落ゆえ、あまり興味なし。
『超速変形ジャイロゼッター 』テレビ大阪 : 10/02(火) 18:00~
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/gyrozetter/
未来系スーパーカーでバトりつつ、世界を救う。で、車はロボにも変形すると。玩具販促らしさに、勇者シリーズを髣髴とさせる内容が、別の制作会社から出る新しい形の原点回帰。
『となりの怪物くん』テレビ大阪 : 10/02(火) 26:10~
http://www.tk-anime.info/
少女漫画原作の青春群像劇の模様。つまりは、壁殴り系ということになろうか。ただ、HPのキャラクター紹介が、キャラ表のように横並びで身長の対比になっている点のように見やすくて好感が持てる。
『獣旋バトル モンスーノ 』テレビ大阪 : 10/03(水) 18:00~
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/monsuno/
口を開いて決めているのにアホ面で何か違う感じのするキャラデに不安を感じた。となれば、物語は有に及ばずといったところか。まあ、米国との共同制作となれば、色々な制約の物語と販促要素との不整合でやばそうな臭いがしますな。
『中二病でも恋がしたい!』サンテレビ : 10/03(水) 24:35~
KBS京都 : 10/03(水) 25:00~
http://www.anime-chu-2.com/
スタッフの中二病エピソードをHPの関係者コメントで開示する辺りや主演福山氏とくれば『えむえむっ!』のような寒い内輪受けだけはないようにお願いしたい。
『新世界より』ABC : 10/03(水) 26:48~
ニコニコ動画 : 配信予定
http://www.tv-asahi.co.jp/shinsekaiyori/
新世界よりといえば、ドヴォルザークの交響曲を思い浮かべる。あれは新大陸のアメリカからのメッセージを意識したものだったが、こちらの場合は呪力なる超能力と人類史の暗部を受けての新世界といった内容のようだ。原作の受賞云々からしても負けられない作品だけあって、初々しさ少な目の布陣のようだが、深夜アニメ久しいテレ朝が、持ち前の音痴さを発揮しないといいですね。
『銀魂 新作エピソード & 特選再放送』テレビ大阪 : 10/04(木) 18:00~
http://www.sunrise-inc.co.jp/gintama/
とりあえず、お気楽系ではこの作品頼みの節があることは分かった。もういっそ胸糞が悪くならない仕掛けで打ち切られるようなハチャメチャやってもいいかなと。
『K』MBS : 10/04(木) 25:30~
BS-TBS : 10/13(土) 24:00~
ニコニコ動画 : 配信予定
http://k-project.jpn.com/
今日日では、真っ直ぐにティーン向けの謎が謎を作品を作る志だけでもありがたい。いよいよ新鋭スタジオの実力が試されるといったところか。
『絶園のテンペスト』MBS : 10/04(木) 26:00~
BS-TBS : 10/13(土) 24:30~
http://www.zetsuen.net/
魔法でバトルなシリアス系中二作品といったところでしょうか。原作付なら大丈夫かもしれないが、気付いたら作画だけはっていってそうな気もする。
『BTOOOM!』サンテレビ : 10/05(金) 26:15~
KBS京都 : 10/07(日) 24:00~
ニコニコ動画 : 10/08(月) 22:00~
BS11 : 10/13(土) 27:00~
http://www.btooom.com/
ゲームチャンプ的主人公が、無人島でバトルロイヤルをやらされると。パッチワーク臭が堪りませんな。
『神様はじめました』テレビ大阪 : 10/05(金)26:40~
http://www.mikagesha.com/
ホームレスから一点、土地神となった主人公の少女に神やら何やらのイケメンがホイホイ。
『バクマン。3』NHK-Eテレ : 10/06(土) 17:30~
http://www9.nhk.or.jp/anime/bakuman/3rd/
完結を迎えることは、アニメ化以上に喜ばしいことではないでしょうか。
『ジョジョの奇妙な冒険』MBS : 10/06(土) 25:58~
BS11 : 10/12(金) 24:00~
http://jojo-animation.com/
人気シリーズ漫画が原作とはいえ、漫画のテンポを喚起しつつ面白く仕上げるのは並大抵では行かないだろう。果たして如何に。
『リトルバスターズ!』MBS : 10/06(土) 26:28~
BS11 : 10/12(金) 24:30~
http://www.litbus-anime.com/
そろそろ公共事業に割いていたリソースが再配分されて何とかなると信じていますよ。
『CODE:BREAKER』MBS : 10/06(土) 26:58~
BS11 : 10/09(火) 24:00~
http://www.code-breaker.jp/
悪そうな奴は大体お仕置きって感じの超能力中二病系代行者ってところか。
『クロスファイト ビーダマンeS』テレビ大阪 : 10/07(日) 08:45~
http://www.b-daman.tv/eS/
15分枠。販促のミニ枠にはあまり興味なし。
『マギ』MBS : 10/07(日) 17:00~
http://www.project-magi.com/
意気込みは分かるが、いい加減ごみな番宣番組を止めない点や壮大さ押しの予告に不安がある。
『遊☆戯☆王ゼアルII』テレビ大阪 : 10/07(日) 17:30~
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/yugioh-zexal/
カードを掌握出来ないのは分かるが、物語は掌握して欲しいものだ。
『好きっていいなよ。』サンテレビ : 10/07(日) 24:30~
KBS京都 : 10/08(月) 25:00~
BS11 : 10/12(金) 23:30~
http://www.starchild.co.jp/special/sukinayo/
初恋ですか。何ともいえない響き、大方大して可愛い扱いもされていない少女が、イケメンホイホイするんでしょうな。仕様もないオッサンは置いてけ堀の予感ですが、逆にそれで良し。
『ToLOVEる-とらぶる-ダークネス』BS11 : 10/07(日) 24:30~
サンテレビ : 10/08(月) 24:35~
http://www.j-toloveru.com/
久方ぶりに、あのリトさんが、光と闇を従え帰ってきた。色んな意味で過剰サービスの日本らしい作品でしょうな。
『アイカツ!』テレビ大阪 : 10/08(月) 19:30~
http://www.aikatsu.net/
月曜は女児向けで固めてきたか。作中でこれから売り出していくキャラと演者の境遇が上手く重なると良いが、下手過ぎてってのは勘弁願いたい。
『さくら荘のペットな彼女』MBS : 10/08(月) 26:20~
http://sakurasou.tv/
めぞん系っすね。タイトルの同人ホイホイ臭からして、キャラが可愛くてチュッチュッしてたらええんちゃいますか。
『ひだまりスケッチ×ハニカム』MBS : 10/08(月) 26:50~
BS-TBS : 10/20 25:00~
http://www.tbs.co.jp/anime/hidamari/
お気楽極楽宜しく。
『ハヤテのごとく!CAN’T TAKE MY EYES OFF YOU』テレビ大阪 : 10/09(火) 24:35~
http://www.hayate-project.com/
どうやっても茶番でしかないのだから、上手い具合に本編の終了と合わせて盛り上がる位の仕掛けがそろそろ欲しいかな。
『ヨルムンガンド PERFECT ORDER』サンテレビ : 10/09(火) 24:35~
KBS京都 : 10/09(火) 25:00~
BS11 : 10/10(水) 24:00~
ニコニコチャンネル : 配信予定
http://www.jormungand.tv/
フラグクラッシュ系ショタアニメの二期っすね。割と高級兵器のハチャメチャな運用が気に入ってますね。
『ガールズ&パンツァー』テレビ大阪 : 10/10(水) 26:35~
BS11 : 10/13(土) 23:00~
http://girls-und-panzer.jp/
人外成分が足りないかと思ったが、相変わらずのメカキチのようでホッ。
『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ』BS11 : 10/11(木) 24:00~
サンテレビ : 10/11(木) 24:35~
http://www.oniai.com/
ブラコンの妹に迫られつつ、その呪いによって迫り来るヒロインズを攻略していく。って、違うか。まあ、タイトル落ちの強制ハッピエンドな優しい温い作品でしょうね。
『武装神姫』MBS : 10/11(木) 26:30~
BS-TBS : 10/20 25:30~
http://www.tbs.co.jp/anime/busou/
落ちもの的出会いのアンドロイド少女がバトると。キャラが可愛かったらええですな。
『めだかボックス アブノーマル』テレビ大阪 : 10/12(金) 26:10~
http://medakabox.jp/
前シリーズの冒頭の印象は、アブノーマルさ皆無だったが、如何に。まあ、急に化ける筈もないか。
『生徒会の一存 新アニメ(仮)』ニコニコ生放送 : 10/13(土) 23:30~
http://seitokai-no-ichizon.com/
新聞広告やキャスト変更と色々話題を提供しながら散々引っ張っておいて、ニコニコ生放送先行枠とは。勢い作品を評価が出た後に後出しで地上波放送するのは、ビデオグラムの売上的にもどうなるのか気になるところ。地上波待ちかな。
『イクシオン サーガ DT』テレビ大阪 : 10/13(土) 26:25~
http://ixion-saga-anime.jp/
カプコンから出すゲームのメディアミックスって感じか、新感覚異世界アクションなるキャッチに相変わらずの自由な企画が飛び出す制作会社の度量を楽しみたい。
『PHYCHO-PASS』関西テレビ : 10/~
http://psycho-pass.com/
仰々しい布陣に画面が死ななければ良いですねと思う。
『ROBOTICS;NOTES』関西テレビ : 10/~
http://www.roboticsnotes.tv/
まず、ゲームの宣伝でキャッチコピーを声に出しているのが心底恥ずかしいので何とかしてくれ。そのアニメ化となると、まずは客観性の有無次第か。
『うーさーのその日暮らし』ニコニコ動画 : 配信予定
http://wooser.tv/
可愛い系のデザインのキャラに作り込み系の宮野氏でミニ枠と来れば、気軽にはしゃげる作品ではないかなと。
http://www.hiironokakera.tv/
二期。一期脱落ゆえ、あまり興味なし。
『超速変形ジャイロゼッター 』テレビ大阪 : 10/02(火) 18:00~
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/gyrozetter/
未来系スーパーカーでバトりつつ、世界を救う。で、車はロボにも変形すると。玩具販促らしさに、勇者シリーズを髣髴とさせる内容が、別の制作会社から出る新しい形の原点回帰。
『となりの怪物くん』テレビ大阪 : 10/02(火) 26:10~
http://www.tk-anime.info/
少女漫画原作の青春群像劇の模様。つまりは、壁殴り系ということになろうか。ただ、HPのキャラクター紹介が、キャラ表のように横並びで身長の対比になっている点のように見やすくて好感が持てる。
『獣旋バトル モンスーノ 』テレビ大阪 : 10/03(水) 18:00~
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/monsuno/
口を開いて決めているのにアホ面で何か違う感じのするキャラデに不安を感じた。となれば、物語は有に及ばずといったところか。まあ、米国との共同制作となれば、色々な制約の物語と販促要素との不整合でやばそうな臭いがしますな。
『中二病でも恋がしたい!』サンテレビ : 10/03(水) 24:35~
KBS京都 : 10/03(水) 25:00~
http://www.anime-chu-2.com/
スタッフの中二病エピソードをHPの関係者コメントで開示する辺りや主演福山氏とくれば『えむえむっ!』のような寒い内輪受けだけはないようにお願いしたい。
『新世界より』ABC : 10/03(水) 26:48~
ニコニコ動画 : 配信予定
http://www.tv-asahi.co.jp/shinsekaiyori/
新世界よりといえば、ドヴォルザークの交響曲を思い浮かべる。あれは新大陸のアメリカからのメッセージを意識したものだったが、こちらの場合は呪力なる超能力と人類史の暗部を受けての新世界といった内容のようだ。原作の受賞云々からしても負けられない作品だけあって、初々しさ少な目の布陣のようだが、深夜アニメ久しいテレ朝が、持ち前の音痴さを発揮しないといいですね。
『銀魂 新作エピソード & 特選再放送』テレビ大阪 : 10/04(木) 18:00~
http://www.sunrise-inc.co.jp/gintama/
とりあえず、お気楽系ではこの作品頼みの節があることは分かった。もういっそ胸糞が悪くならない仕掛けで打ち切られるようなハチャメチャやってもいいかなと。
『K』MBS : 10/04(木) 25:30~
BS-TBS : 10/13(土) 24:00~
ニコニコ動画 : 配信予定
http://k-project.jpn.com/
今日日では、真っ直ぐにティーン向けの謎が謎を作品を作る志だけでもありがたい。いよいよ新鋭スタジオの実力が試されるといったところか。
『絶園のテンペスト』MBS : 10/04(木) 26:00~
BS-TBS : 10/13(土) 24:30~
http://www.zetsuen.net/
魔法でバトルなシリアス系中二作品といったところでしょうか。原作付なら大丈夫かもしれないが、気付いたら作画だけはっていってそうな気もする。
『BTOOOM!』サンテレビ : 10/05(金) 26:15~
KBS京都 : 10/07(日) 24:00~
ニコニコ動画 : 10/08(月) 22:00~
BS11 : 10/13(土) 27:00~
http://www.btooom.com/
ゲームチャンプ的主人公が、無人島でバトルロイヤルをやらされると。パッチワーク臭が堪りませんな。
『神様はじめました』テレビ大阪 : 10/05(金)26:40~
http://www.mikagesha.com/
ホームレスから一点、土地神となった主人公の少女に神やら何やらのイケメンがホイホイ。
『バクマン。3』NHK-Eテレ : 10/06(土) 17:30~
http://www9.nhk.or.jp/anime/bakuman/3rd/
完結を迎えることは、アニメ化以上に喜ばしいことではないでしょうか。
『ジョジョの奇妙な冒険』MBS : 10/06(土) 25:58~
BS11 : 10/12(金) 24:00~
http://jojo-animation.com/
人気シリーズ漫画が原作とはいえ、漫画のテンポを喚起しつつ面白く仕上げるのは並大抵では行かないだろう。果たして如何に。
『リトルバスターズ!』MBS : 10/06(土) 26:28~
BS11 : 10/12(金) 24:30~
http://www.litbus-anime.com/
そろそろ公共事業に割いていたリソースが再配分されて何とかなると信じていますよ。
『CODE:BREAKER』MBS : 10/06(土) 26:58~
BS11 : 10/09(火) 24:00~
http://www.code-breaker.jp/
悪そうな奴は大体お仕置きって感じの超能力中二病系代行者ってところか。
『クロスファイト ビーダマンeS』テレビ大阪 : 10/07(日) 08:45~
http://www.b-daman.tv/eS/
15分枠。販促のミニ枠にはあまり興味なし。
『マギ』MBS : 10/07(日) 17:00~
http://www.project-magi.com/
意気込みは分かるが、いい加減ごみな番宣番組を止めない点や壮大さ押しの予告に不安がある。
『遊☆戯☆王ゼアルII』テレビ大阪 : 10/07(日) 17:30~
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/yugioh-zexal/
カードを掌握出来ないのは分かるが、物語は掌握して欲しいものだ。
『好きっていいなよ。』サンテレビ : 10/07(日) 24:30~
KBS京都 : 10/08(月) 25:00~
BS11 : 10/12(金) 23:30~
http://www.starchild.co.jp/special/sukinayo/
初恋ですか。何ともいえない響き、大方大して可愛い扱いもされていない少女が、イケメンホイホイするんでしょうな。仕様もないオッサンは置いてけ堀の予感ですが、逆にそれで良し。
『ToLOVEる-とらぶる-ダークネス』BS11 : 10/07(日) 24:30~
サンテレビ : 10/08(月) 24:35~
http://www.j-toloveru.com/
久方ぶりに、あのリトさんが、光と闇を従え帰ってきた。色んな意味で過剰サービスの日本らしい作品でしょうな。
『アイカツ!』テレビ大阪 : 10/08(月) 19:30~
http://www.aikatsu.net/
月曜は女児向けで固めてきたか。作中でこれから売り出していくキャラと演者の境遇が上手く重なると良いが、下手過ぎてってのは勘弁願いたい。
『さくら荘のペットな彼女』MBS : 10/08(月) 26:20~
http://sakurasou.tv/
めぞん系っすね。タイトルの同人ホイホイ臭からして、キャラが可愛くてチュッチュッしてたらええんちゃいますか。
『ひだまりスケッチ×ハニカム』MBS : 10/08(月) 26:50~
BS-TBS : 10/20 25:00~
http://www.tbs.co.jp/anime/hidamari/
お気楽極楽宜しく。
『ハヤテのごとく!CAN’T TAKE MY EYES OFF YOU』テレビ大阪 : 10/09(火) 24:35~
http://www.hayate-project.com/
どうやっても茶番でしかないのだから、上手い具合に本編の終了と合わせて盛り上がる位の仕掛けがそろそろ欲しいかな。
『ヨルムンガンド PERFECT ORDER』サンテレビ : 10/09(火) 24:35~
KBS京都 : 10/09(火) 25:00~
BS11 : 10/10(水) 24:00~
ニコニコチャンネル : 配信予定
http://www.jormungand.tv/
フラグクラッシュ系ショタアニメの二期っすね。割と高級兵器のハチャメチャな運用が気に入ってますね。
『ガールズ&パンツァー』テレビ大阪 : 10/10(水) 26:35~
BS11 : 10/13(土) 23:00~
http://girls-und-panzer.jp/
人外成分が足りないかと思ったが、相変わらずのメカキチのようでホッ。
『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ』BS11 : 10/11(木) 24:00~
サンテレビ : 10/11(木) 24:35~
http://www.oniai.com/
ブラコンの妹に迫られつつ、その呪いによって迫り来るヒロインズを攻略していく。って、違うか。まあ、タイトル落ちの強制ハッピエンドな優しい温い作品でしょうね。
『武装神姫』MBS : 10/11(木) 26:30~
BS-TBS : 10/20 25:30~
http://www.tbs.co.jp/anime/busou/
落ちもの的出会いのアンドロイド少女がバトると。キャラが可愛かったらええですな。
『めだかボックス アブノーマル』テレビ大阪 : 10/12(金) 26:10~
http://medakabox.jp/
前シリーズの冒頭の印象は、アブノーマルさ皆無だったが、如何に。まあ、急に化ける筈もないか。
『生徒会の一存 新アニメ(仮)』ニコニコ生放送 : 10/13(土) 23:30~
http://seitokai-no-ichizon.com/
新聞広告やキャスト変更と色々話題を提供しながら散々引っ張っておいて、ニコニコ生放送先行枠とは。勢い作品を評価が出た後に後出しで地上波放送するのは、ビデオグラムの売上的にもどうなるのか気になるところ。地上波待ちかな。
『イクシオン サーガ DT』テレビ大阪 : 10/13(土) 26:25~
http://ixion-saga-anime.jp/
カプコンから出すゲームのメディアミックスって感じか、新感覚異世界アクションなるキャッチに相変わらずの自由な企画が飛び出す制作会社の度量を楽しみたい。
『PHYCHO-PASS』関西テレビ : 10/~
http://psycho-pass.com/
仰々しい布陣に画面が死ななければ良いですねと思う。
『ROBOTICS;NOTES』関西テレビ : 10/~
http://www.roboticsnotes.tv/
まず、ゲームの宣伝でキャッチコピーを声に出しているのが心底恥ずかしいので何とかしてくれ。そのアニメ化となると、まずは客観性の有無次第か。
『うーさーのその日暮らし』ニコニコ動画 : 配信予定
http://wooser.tv/
可愛い系のデザインのキャラに作り込み系の宮野氏でミニ枠と来れば、気軽にはしゃげる作品ではないかなと。
『バトルスピリッツ ソードアイズ』第1話
主人公の兄の謀反による王宮陥落から、ロボが赤ん坊の主人公を抱えて落ち延びるまでの一連の展開からして、亡国から凱旋を約束された王道ファンタジー路線といった様相が伺える。
アトランティアという国名、異界王役でもあった力兄のナレーションもあり、旧作の良かった点を引き継いだファンタジー世界での栄枯盛衰を予感させる。落ち延びた後のボード遊びにはまる主人公の平和な日常から、ソードアイズの覚醒と赤の剣との出会いから真実を知ってロボ再起動までをAパートを使って丁寧に表現する。バトルフォームとボードが機械的面白さとカードバトルに不足しがちな躍動感を補完している点が面白い。
慣れない手付きをロボに指導される初陣だが、苦戦も伝説の赤の剣をコスト踏み倒しで出すドラゴンと剣自体のアドの取り方が凄まじく、拍子抜けするほどの圧勝であった。流石に新カードの新能力を使っての再始動なだけはある。
次回は、敵陣営の紹介から更なる追撃が待っているようで、EDでのロボのバイクのサイドカーに乗った姿から旅立ちを予感させる。
バトルやカードパワーは掌握できないが、ファンタジー作品としては十分に掌握して展開していくのであろう。前作のまとめ方からしての期待は、今のところ満たされそうな予感がする。
主人公の兄の謀反による王宮陥落から、ロボが赤ん坊の主人公を抱えて落ち延びるまでの一連の展開からして、亡国から凱旋を約束された王道ファンタジー路線といった様相が伺える。
アトランティアという国名、異界王役でもあった力兄のナレーションもあり、旧作の良かった点を引き継いだファンタジー世界での栄枯盛衰を予感させる。落ち延びた後のボード遊びにはまる主人公の平和な日常から、ソードアイズの覚醒と赤の剣との出会いから真実を知ってロボ再起動までをAパートを使って丁寧に表現する。バトルフォームとボードが機械的面白さとカードバトルに不足しがちな躍動感を補完している点が面白い。
慣れない手付きをロボに指導される初陣だが、苦戦も伝説の赤の剣をコスト踏み倒しで出すドラゴンと剣自体のアドの取り方が凄まじく、拍子抜けするほどの圧勝であった。流石に新カードの新能力を使っての再始動なだけはある。
次回は、敵陣営の紹介から更なる追撃が待っているようで、EDでのロボのバイクのサイドカーに乗った姿から旅立ちを予感させる。
バトルやカードパワーは掌握できないが、ファンタジー作品としては十分に掌握して展開していくのであろう。前作のまとめ方からしての期待は、今のところ満たされそうな予感がする。
『バトルスピリッツ 覇王』
強みを失ったストーリー重視から一転、大会アニメへと脱皮を図れるかと思いきや、大会での子供達の気持ちや視点についてこれじゃない感があった。ましてや世界一を目指す子供となれば、大人のカードゲーマーには分からない世界なので、たとえカードゲームをプレイして雰囲気を掴んだとしても難しかったであろう。2シリーズ続けての迷走となれば監督の交代もやむなしといったところだ。
監督交代後は、急転換せずに既存視聴者への配慮を忘れない姿勢で、歯がゆくもあるが責任を持って執行していたともいえる。
というのも、最終的に、同じ色のデッキを使いながらも、力の象徴であるドラゴン大好きで世界一を目指すハジメ、一方で太陽神の名を冠するアマテラスドラゴンに魅入られてお家再興に賭けたテガマル、両者の立場の違いと対立をカジュアルとガチの代理的に使い、一度人生も含めガチ側へと越境したかに見えたテガマルが振り返るでもなく、また楽しめるように、また楽しんでも良いのだと再確認させる決着で上手く〆ていたゆえのことだ。これは、自我を超越したと思っていたテガマルが、一足先に大人になっただけなのに対し、心からバトスピを楽しむハジメの姿に越境を見出したともいえる。結果として、販促という縛りやいつまでもバトスピで遊んでいられない現実に対するハジメの越境した様を大人になったテガマルが肯定するという作り手としての優しさを表していたともいえる。だって、楽しい遊びは大人でも楽しい。
また、最後にして初期に使ったキースピリット同士がぶつかり合う様は、初期面子や初期機体のような特別なものに特別な意味を持たせて盛り上げる手法そのものであり、自社も含め過去作への敬意を感じさせた意味でも良かったと思う。
思うところはあったが、過去における強みを再考し再構築したと思しき内容から復権の兆しが見られたので、次シリーズに期待しつつ一年間ありがとう。
強みを失ったストーリー重視から一転、大会アニメへと脱皮を図れるかと思いきや、大会での子供達の気持ちや視点についてこれじゃない感があった。ましてや世界一を目指す子供となれば、大人のカードゲーマーには分からない世界なので、たとえカードゲームをプレイして雰囲気を掴んだとしても難しかったであろう。2シリーズ続けての迷走となれば監督の交代もやむなしといったところだ。
監督交代後は、急転換せずに既存視聴者への配慮を忘れない姿勢で、歯がゆくもあるが責任を持って執行していたともいえる。
というのも、最終的に、同じ色のデッキを使いながらも、力の象徴であるドラゴン大好きで世界一を目指すハジメ、一方で太陽神の名を冠するアマテラスドラゴンに魅入られてお家再興に賭けたテガマル、両者の立場の違いと対立をカジュアルとガチの代理的に使い、一度人生も含めガチ側へと越境したかに見えたテガマルが振り返るでもなく、また楽しめるように、また楽しんでも良いのだと再確認させる決着で上手く〆ていたゆえのことだ。これは、自我を超越したと思っていたテガマルが、一足先に大人になっただけなのに対し、心からバトスピを楽しむハジメの姿に越境を見出したともいえる。結果として、販促という縛りやいつまでもバトスピで遊んでいられない現実に対するハジメの越境した様を大人になったテガマルが肯定するという作り手としての優しさを表していたともいえる。だって、楽しい遊びは大人でも楽しい。
また、最後にして初期に使ったキースピリット同士がぶつかり合う様は、初期面子や初期機体のような特別なものに特別な意味を持たせて盛り上げる手法そのものであり、自社も含め過去作への敬意を感じさせた意味でも良かったと思う。
思うところはあったが、過去における強みを再考し再構築したと思しき内容から復権の兆しが見られたので、次シリーズに期待しつつ一年間ありがとう。
『バトルスピリッツ ソードアイズ』ABC : 09/09(日) 07:00~
http://www.sunrise-inc.co.jp/battlespirits5/
12本の剣を巡るバトルロイヤルの異世界ファンタジーを軸に、光と闇の陣営に分かれての兄弟対決やライバルとのバトルとくれば、カードのイラストイメージとの親和性を発揮しそうだ。構造としては異世界風にナレーションが異界王役だった力兄を持ってくるところや、シリーズ経験済みの演者を再び交えていることからするに起死回生の総決算となるだろうか。異世界ファンタジーに過去の色々な他作品の要素を加工引用できれば、もう一回当たる可能性も無きにしも非ず。
http://www.sunrise-inc.co.jp/battlespirits5/
12本の剣を巡るバトルロイヤルの異世界ファンタジーを軸に、光と闇の陣営に分かれての兄弟対決やライバルとのバトルとくれば、カードのイラストイメージとの親和性を発揮しそうだ。構造としては異世界風にナレーションが異界王役だった力兄を持ってくるところや、シリーズ経験済みの演者を再び交えていることからするに起死回生の総決算となるだろうか。異世界ファンタジーに過去の色々な他作品の要素を加工引用できれば、もう一回当たる可能性も無きにしも非ず。
敵の親玉、まとめて魔王の話。
まとめ
・魔王の代表的な二種、絶対型、相対型
・絶対型は純粋悪、相対型は正義の裏返し
・絶対型の魅力は、力と悪を背負い倒されるべき存在感
・相対型の魅力は、正義が裏返る過程と悲哀
・魔王の存在は物語を盛り上げる
魔王を大別し、生来の気質から世界支配、あるいは人類殲滅を試みようとするもの、運命から世界そのものの破壊、あるいは破滅を目論むものに分けて考える。
前者を絶対型、後者を相対型とでも定義しておこう。
絶対型の魔王は、生来の圧倒的な力や才覚を背景としている場合が多く、非力なものを蹂躙しても平気な精神を持ち合わせている。倒される理由も明確で壁としても分かりやすい。
一方、相対型の魔王は、魔王とはいっても生粋とは呼び難く、非力なものを蹂躙しても平気な精神を持ち合わせているような人間の業に対し、叡智を授けることが出来ない己に対する憤りと自身も含めた世界への罰を与える代行者としての側面を持っている。正義の方向や行使が他人を不幸に陥れるともいえよう。盗人にも三分の理といった呈で一方的に断罪するのも難しく、人間の不条理の裏返しともいえる側面を持ち合わせている。
絶対型の魔王の魅力は、圧倒的な力とこの世の悪逆を一手に引き受け倒される役割に対する存在感が挙げられる。
一方、相対型の魔王の魅力は、人間の持つ業や正義の屈折から己自身への憤りへと至る過程や、そうなる以前との対比、そこにある悲哀や不条理が挙げられる。
どちらにせよ敵としての魔王の存在が物語を面白く出来ることは間違いない。
まとめ
・魔王の代表的な二種、絶対型、相対型
・絶対型は純粋悪、相対型は正義の裏返し
・絶対型の魅力は、力と悪を背負い倒されるべき存在感
・相対型の魅力は、正義が裏返る過程と悲哀
・魔王の存在は物語を盛り上げる
魔王を大別し、生来の気質から世界支配、あるいは人類殲滅を試みようとするもの、運命から世界そのものの破壊、あるいは破滅を目論むものに分けて考える。
前者を絶対型、後者を相対型とでも定義しておこう。
絶対型の魔王は、生来の圧倒的な力や才覚を背景としている場合が多く、非力なものを蹂躙しても平気な精神を持ち合わせている。倒される理由も明確で壁としても分かりやすい。
一方、相対型の魔王は、魔王とはいっても生粋とは呼び難く、非力なものを蹂躙しても平気な精神を持ち合わせているような人間の業に対し、叡智を授けることが出来ない己に対する憤りと自身も含めた世界への罰を与える代行者としての側面を持っている。正義の方向や行使が他人を不幸に陥れるともいえよう。盗人にも三分の理といった呈で一方的に断罪するのも難しく、人間の不条理の裏返しともいえる側面を持ち合わせている。
絶対型の魔王の魅力は、圧倒的な力とこの世の悪逆を一手に引き受け倒される役割に対する存在感が挙げられる。
一方、相対型の魔王の魅力は、人間の持つ業や正義の屈折から己自身への憤りへと至る過程や、そうなる以前との対比、そこにある悲哀や不条理が挙げられる。
どちらにせよ敵としての魔王の存在が物語を面白く出来ることは間違いない。
【アニメ】一つの系譜
2012年8月1日 アニメ・マンガ『たまごっち!』がまた面白くなってきた記念。『たまごっち!』は『Drスランプ アラレちゃん』の正統系譜だ。まあ、視聴率と認知度は段違いだけど、そこは時代とか商品展開の違いもあるやん。
まとめ
・『たまごっち!』と『Drスランプ アラレちゃん』は色々似ている
・『たまごっち!』は『Drスランプ アラレちゃん』と比べて親御さんも安牌に改良されている
・『たまごっち!』は『Drスランプ アラレちゃん』の正統系譜だ
早速、比較行ってみよう。まずは、基本1話完結型で2話構成から始まった。この点は、以前1話型に変更となってパワーダウンしたと指摘したが、本家が出来るならやれるといわんばかりに定着させた。
発明小僧の「まめっち」(釘宮半ズボンボイスが脳に沁みるぜ)は「千兵衛博士」に相当する。
まめっちの発明に命が宿った「ハピハピっち」(演者的にも羽付き『クレしん』のひまわり)は、「アラレちゃん」「ガッちゃん」の折衷に相当する。まめっちには「ちゃまめっち」(「ピースケ」的ポジション)という妹がおり、アラレちゃんを千兵衛博士の妹として誤魔化していた点を思わせる。
作中のヒーロー番組の主役「ゴッチマン」(打ち切りの境を彷徨う不人気設定)は「スッパマン」に相当する。ただし、人格を否定される程の扱いはされておらず、時々ある担当回はオッサンホイホイなのでチェックしておこう。
作品の舞台となっているたまごっち星を征服するためにやってきた「スペイシーブラザーズ」(黒、赤、緑の色した落ち担当の3人組)は、きっと「ちたま」だって征服出来るさ。
1期から鎮座する不動のアイドルヒロイン「ラブリっち/ラブリン」(作中での扱われ方同様に可愛い)の実家はカフェ。
4期加入の「もりりっち」(死語盛り沢山)はどう考えてもナウい。
6期加入で復権に一役買っている「ひめスペっち」(妄想少女+ゆかなの俺得ヘルミッショネルズ)による妄想シーンにおいて、まめっちは極端に美化されている。
他にも挙げれば沢山あるが、それだけなら単に真似て一発当たっただけの作品といえよう。だが、正統系譜というからには、進化や変化がある。大きな点としては、子供の無邪気さを誇張して表現していた破壊や大人相手の態度や言葉遣いといった退廃的であったり真似して欲しくない一切合切が排されている。他には、子供でさえ当たり前に助け合うたまともの絆。作中内番組の形式をとって在りし日の輝いて見えた画面の向こう側を思わせる話。作中での販促回が発売後少し経って現実に商品が馴染みつつある段階で行う反則的販促技。大きなお友達を相手でも立ち回れる演者による早期からの可愛い攻めの英才教育。以前登場させたキャラや設定を当然のように活かしての再登板させる管理能力。
これらは、子供らしい嫌味と雑味こそないが、教育的要素を押し出すでもなく真似にくいし真似しても安心で週間の楽しさや振り返っての発見もある。ゆえに「たまごっち!」は、設定や要素の点だけでなく『Drスランプ アラレちゃん』正統系譜と呼ぶに相応しい。
まとめ
・『たまごっち!』と『Drスランプ アラレちゃん』は色々似ている
・『たまごっち!』は『Drスランプ アラレちゃん』と比べて親御さんも安牌に改良されている
・『たまごっち!』は『Drスランプ アラレちゃん』の正統系譜だ
早速、比較行ってみよう。まずは、基本1話完結型で2話構成から始まった。この点は、以前1話型に変更となってパワーダウンしたと指摘したが、本家が出来るならやれるといわんばかりに定着させた。
発明小僧の「まめっち」(釘宮半ズボンボイスが脳に沁みるぜ)は「千兵衛博士」に相当する。
まめっちの発明に命が宿った「ハピハピっち」(演者的にも羽付き『クレしん』のひまわり)は、「アラレちゃん」「ガッちゃん」の折衷に相当する。まめっちには「ちゃまめっち」(「ピースケ」的ポジション)という妹がおり、アラレちゃんを千兵衛博士の妹として誤魔化していた点を思わせる。
作中のヒーロー番組の主役「ゴッチマン」(打ち切りの境を彷徨う不人気設定)は「スッパマン」に相当する。ただし、人格を否定される程の扱いはされておらず、時々ある担当回はオッサンホイホイなのでチェックしておこう。
作品の舞台となっているたまごっち星を征服するためにやってきた「スペイシーブラザーズ」(黒、赤、緑の色した落ち担当の3人組)は、きっと「ちたま」だって征服出来るさ。
1期から鎮座する不動のアイドルヒロイン「ラブリっち/ラブリン」(作中での扱われ方同様に可愛い)の実家はカフェ。
4期加入の「もりりっち」(死語盛り沢山)はどう考えてもナウい。
6期加入で復権に一役買っている「ひめスペっち」(妄想少女+ゆかなの俺得ヘルミッショネルズ)による妄想シーンにおいて、まめっちは極端に美化されている。
他にも挙げれば沢山あるが、それだけなら単に真似て一発当たっただけの作品といえよう。だが、正統系譜というからには、進化や変化がある。大きな点としては、子供の無邪気さを誇張して表現していた破壊や大人相手の態度や言葉遣いといった退廃的であったり真似して欲しくない一切合切が排されている。他には、子供でさえ当たり前に助け合うたまともの絆。作中内番組の形式をとって在りし日の輝いて見えた画面の向こう側を思わせる話。作中での販促回が発売後少し経って現実に商品が馴染みつつある段階で行う反則的販促技。大きなお友達を相手でも立ち回れる演者による早期からの可愛い攻めの英才教育。以前登場させたキャラや設定を当然のように活かしての再登板させる管理能力。
これらは、子供らしい嫌味と雑味こそないが、教育的要素を押し出すでもなく真似にくいし真似しても安心で週間の楽しさや振り返っての発見もある。ゆえに「たまごっち!」は、設定や要素の点だけでなく『Drスランプ アラレちゃん』正統系譜と呼ぶに相応しい。
【メモ】カタルシスに至る道
2012年7月27日 メモ罪と罰、罪と恥の比較から見る物語におけるカタルシスとアニメのアンチヒーロー。己の羞恥心は棚上げして書いた。なんという矛盾。
まとめ
・罪は償えたとしているが、恥は消え難い
・罪も恥であり、恥も罪である
・相手に罪悪感を与えることで、己の罪を代償したつもりの連中がいる
・カタルシスは代償行為の側面がある
・代償行為には追承認するもの、天に対する恥への罰を与えるものがある
・前者は時に詭弁や欺瞞を含み、後者は含まないため趣が大きく異なる
・勧善懲悪は根本を後者に属す、ゆえに根強い
・羞恥心のないアンチヒーローは失敗に繋がる
まずは、罪と罰といえば、同名の文学作品もある程に対義として扱われる。信賞必罰における必罰に見られるように、相応の行いには相応の罰が伴ってしかるべきと捉えがちだろう。
では、罪とは何か。それは、法に背くこと。端的に挙げればそうなるが、法といっても神の教えに基づいたもの、日本的にいえば天に人の道に対するものとなる。罰とは法に背いたことによって受ける報いとなる。
次に、罪と恥について。罪の文化と恥の文化などと対比されることもある。両者は似ているようだが違うものだろうか。
罪については、先ほど述べたので割愛する。恥については、世の東西を問わず、高貴と評される者程気にするものと考えられる。恥を受けることは、屈辱であり、一度受けた屈辱が晴れることはあっても消えることはない。
別の側面から考えてみる。罪に対する罰を受けることで償いを終えたとするような節がある。あるいは、罰的な状況が続くようであれば、受難だとか償えていないと見るだろうか。一方で、罪とは恥と同じであり、恥を償うことは決して出来はしないとの見方もある。もしくは、世に対し償ったところで消えない事実として己に課せられる。法とは異なり、己一つで可逆的に幾らでも罪悪感を抱くことが出来る。つまりは、罪も恥であり、恥も罪であるといえる。
よって、天に恥ずべきことを行いながら、罪ならないとほざく輩は、恥という名の罪を犯しているといえよう。あまつさえ、無辜を大量に殺しておきながら、勝ったので法を曲げて許されたとし、己の罪を相手に罪悪感と罪を与えて代償しようとするだとか、勝ち馬に乗っておきながら、負けた途端に掌返しで鞭を打った癖に被害者面するといった類のことは、天に恥じるべき罪であり、恥であるため決して失せることはない。
やや脱線したが、今度は物語におけるカタルシスを考える。カタルシスは浄化を意味する語であり、代償行為によって得られる満足を指す場合もある。早い話がスッとするってことだ。スッとするといっても、人生、あるいは国家的物語の追承認と、天に恥ずべき輩に与えられる罰とでは、天と地程の差があろう。前者は、時に先に挙げた罪悪感を相手に与える代償行為のような己の恥や罪を覆い隠すための詭弁や欺瞞を含むが、後者は悪辣という人間臭さを伴わない冷酷さを孕むものの、普遍的道徳の顕現と代行であり、詭弁や欺瞞は微塵もない。根本を後者に属するゆえ、勧善懲悪は根強い。
最後にアニメのアンチヒーローとの関係だが、天に対し恥ずべき己に対する羞恥心がないままで、詭弁要素を伴ったカタルシスを描くと腑に落ちない場合が多い。残念ながら、微塵も匂わせるのに成功していない羞恥心を補完出来るのは、余程惹かれたファン以外には出来ないことを挙げておく。
まとめ
・罪は償えたとしているが、恥は消え難い
・罪も恥であり、恥も罪である
・相手に罪悪感を与えることで、己の罪を代償したつもりの連中がいる
・カタルシスは代償行為の側面がある
・代償行為には追承認するもの、天に対する恥への罰を与えるものがある
・前者は時に詭弁や欺瞞を含み、後者は含まないため趣が大きく異なる
・勧善懲悪は根本を後者に属す、ゆえに根強い
・羞恥心のないアンチヒーローは失敗に繋がる
まずは、罪と罰といえば、同名の文学作品もある程に対義として扱われる。信賞必罰における必罰に見られるように、相応の行いには相応の罰が伴ってしかるべきと捉えがちだろう。
では、罪とは何か。それは、法に背くこと。端的に挙げればそうなるが、法といっても神の教えに基づいたもの、日本的にいえば天に人の道に対するものとなる。罰とは法に背いたことによって受ける報いとなる。
次に、罪と恥について。罪の文化と恥の文化などと対比されることもある。両者は似ているようだが違うものだろうか。
罪については、先ほど述べたので割愛する。恥については、世の東西を問わず、高貴と評される者程気にするものと考えられる。恥を受けることは、屈辱であり、一度受けた屈辱が晴れることはあっても消えることはない。
別の側面から考えてみる。罪に対する罰を受けることで償いを終えたとするような節がある。あるいは、罰的な状況が続くようであれば、受難だとか償えていないと見るだろうか。一方で、罪とは恥と同じであり、恥を償うことは決して出来はしないとの見方もある。もしくは、世に対し償ったところで消えない事実として己に課せられる。法とは異なり、己一つで可逆的に幾らでも罪悪感を抱くことが出来る。つまりは、罪も恥であり、恥も罪であるといえる。
よって、天に恥ずべきことを行いながら、罪ならないとほざく輩は、恥という名の罪を犯しているといえよう。あまつさえ、無辜を大量に殺しておきながら、勝ったので法を曲げて許されたとし、己の罪を相手に罪悪感と罪を与えて代償しようとするだとか、勝ち馬に乗っておきながら、負けた途端に掌返しで鞭を打った癖に被害者面するといった類のことは、天に恥じるべき罪であり、恥であるため決して失せることはない。
やや脱線したが、今度は物語におけるカタルシスを考える。カタルシスは浄化を意味する語であり、代償行為によって得られる満足を指す場合もある。早い話がスッとするってことだ。スッとするといっても、人生、あるいは国家的物語の追承認と、天に恥ずべき輩に与えられる罰とでは、天と地程の差があろう。前者は、時に先に挙げた罪悪感を相手に与える代償行為のような己の恥や罪を覆い隠すための詭弁や欺瞞を含むが、後者は悪辣という人間臭さを伴わない冷酷さを孕むものの、普遍的道徳の顕現と代行であり、詭弁や欺瞞は微塵もない。根本を後者に属するゆえ、勧善懲悪は根強い。
最後にアニメのアンチヒーローとの関係だが、天に対し恥ずべき己に対する羞恥心がないままで、詭弁要素を伴ったカタルシスを描くと腑に落ちない場合が多い。残念ながら、微塵も匂わせるのに成功していない羞恥心を補完出来るのは、余程惹かれたファン以外には出来ないことを挙げておく。
2012年7月新番をまとめて
2012年7月18日 1話雑感『TARI TARI』
http://taritari.jp/
ゲームっぽいというか、イベントスタンプラリーというか、ベタさというか。絵柄や色彩やご当地らしさの主張が強くて、作為性が鼻に付く。あるいは、華に当たる何かがTARIない。
『トータル・イクリプス』
http://muv-luv-te-anime.com/
あまりに想像通りで返って笑えた。『太陽の牙ダグラム』の頃からすれば、作画や美術といった下流工程は隔世の感があるはずなのに、全体の構成のような上流工程がどうも船頭が多くて船が山に登った様子で、悲壮感が深まるほどに貧相観を呈す。戦争だとか政治が設定の背景にある作品は、今日日の流れるような消費時代の速さに合わせた制作では尚のこと難しいのだろうか。
『ゆるめいつ 3でぃ+』
http://www.takeshobo.co.jp/sp/tv_yuru/
妹ちゃん居座るの巻にて再始動というか継続。OPの絵が微妙に変わった使い回しで、受験のこととかもうどうでもいいって感じにゆるい展開が続く。まあ、定番過ぎるケーキに顔面落下が面白くもあり、雰囲気に合ってますわ。
『輪廻のラグランジェ season2 』
http://lag-rin.com/
大人が不在で少女に世界の命運が託される話に違和感があるのは相変わらずだが、1期総集編をキャラクターコメンタリー風と思しきやりかたで大人キャラが心情だとか人間関係を示しているのは上手い。でもね、そういう大人との関わりや視点を本編でやっとけよって思う訳ですわ。言い知れぬ不安感が漂うね。
『人類は衰退しました』
http://www.maql.co.jp/special/jintai/
あまり話にも関係なさそうな町の女の子のキャラ押しが鼻に付いたり、妖精さんが醸しそうなデザインだったり、作為に満ち満ちた世界観が厨房ホイホイを予感させる。これは、オーキド博士だけで満足出来る俺にも死角はあった。まあ、妖精さんの工場へ査察に訪れた際に喋る菓子パンが、中身を血の様にぶちまける場面が笑えた。それを落ちとするためだけの壮大な演出だったと思えば、毎回の仕掛けを楽しむ分には悪くはないか。
『ちとせげっちゅ!!』
http://www.takeshobo.co.jp/sp/tv_chitose/
ミニ枠なれど、耳障りレベルのアフレコ不慣れ感は耐え難きを耐え忍び難きを忍べず。
『超訳百人一首 うた恋い。』
http://www.anime-utakoi.jp/
安い作りに見えるが、案外と演者頼みで雅な雰囲気を繰り広げる百人一首と人物の逸話の数々。解説本を読み流す体で学習漫画的な気分ですな。
『アルカナ・ファミリア -La storia della Arcana Famiglia-』
http://www.arcanafamiglia.com/
アルカナに応じた特殊能力を宿した能力者が、マフィアの次のボスの座とボスの娘との結婚を賭けてバトる。特殊な能力の存在の提示から始まり、バトれと号令を発して一悶着までと分かりやすい構成でゲームっぽい。早い話がエンドールの武術大会なのだが、この作品では姫もアルカナ能力者として大会でバトる点が異なる。それにしても、イケメンに勝ってお前と結婚しないようにするっていわれるのは全うな娘さんには結構応えそうなのだが、ツンデレの変形でチヤホヤされたい層への狙いが透けて見えるかのようだ。
『じょしらく』
http://www.starchild.co.jp/special/joshiraku/
1話3本立て構成になっており、それぞれの開始時に作品説明のナレーションや高座の落ちから楽屋へ戻る場面が挟まれ、楽屋駄弁りの文字通りの楽屋落ちな作風。申し訳程度にだが、一応落語するのでまあまあ。後はガールズトーク風のオッサン笑かしが肌に合うか次第か。
『貧乏神が!』
http://www.binbogamiga.net/
幸不幸が世界中で釣り合い調和しているとの世界観で、調和を乱す程に周りの運気を吸い上げるほどの主人公に貧乏神が取り付いてといったドラちゃん系。ギャグ系の作風で押されているが、幸不幸の釣り合いは結構酷い設定に思える。それに加えての何某さんがアフレコ慣れしていない感じで落ちパート担当ってのは、どんな判断だ。まあ、花澤さんの裏表ありの主人公、特に口汚い口調がM心にJINJINくるから良いわ。
『探検ドリランド』
http://www.toei-anim.co.jp/tv/Driland/
主役の力量に合わせた堅実な作りと見るか、嫌々の手堅さへの逃げと見るかで評価が割れるか。耳障りな主役にナレーションを担当させないとか、ベテラン冒険者役の野沢さんとか、ドリランドジングルをアイキャッチに使わないとか、卒のない王道の作りといえるか。もしかすると、姫の従者がの敬語が曖昧だが、元冒険者らしいからなのだと後の展開で設定として回収するような技が、奇跡的に見られるかもしれない。起こらないから奇跡というのだけどね。
『境界線上のホライゾンII』
http://genesis-horizon.net/
1期を振り返ることもなく、戦いの最中から始まって、何故か裸の主人公。下ネタ押しの内輪受けは潔い。まあ、本で読む分と違って、家人がいる状況でこれはちょっと引くけどね。相変わらず設定は分からんが、またぞろ顔と声の良さをバックに女の子を救うってこった。
『ソードアート・オンライン』
http://www.swordart-online.net/
ネットゲームの正式版スタートのワクワク感で引っ張りつつ、RPG初期にあったようなプレーヤーの死と現実の死が、精神ではなく技術によって実現したゲーム世界だと判明する絶望へ突き落とす。若手とベテランの役の立ち位置の逆転を背景に繰り広げることで作中のキャラにとって現実味をもったこととして受け止められていく見せ方は上手い。何層にも織り成された世界の100層、要は100階到達がクリア条件なので、双六のように途中をかっ飛ばしてゴールするようなことがなければ、絶対に今回のアニメ化では完結しなそうなのが何とも。まあ、ネットゲームは途上を至上とするとも見られるのでありか。見ているこちらに現実味は全くないけど、それを我がことのように受け取るのがフィクションの良さ。
『はぐれ勇者の鬼畜美学』
http://kichiku.tv/
文字通りの強くてニューゲームで、肉感的な女の子にあれやこれやのエロ放題。深刻ぶるよりはそっち方面を強調して売りにする方が潔くて良いわ。
『カンピオーネ!』
http://www.campi-anime.com/
魔法だとか、神だとか、魔王だとか、魔法初心者の主人公を上級者のヒロインが引っ張りつつ、主人公の人柄とか血統の良さとを紹介するベタ中のベタな第1話。引きの場面から設定の説明だとかは立木ナレーションの力技でタイトルロゴとサブタイトルで〆る。例えて、駄菓子が意外と美味しいって感じ。まあ、序章完といった体ですな。
『ココロコネクト』
http://kokoro-connect.com/
如何にもな線細デカ目に髪の毛ハイライトと好きになれないデザインだが、魂入れ替わりものらしく、演者を楽しむって感じになるのだろうか。予告を見る限りそうでもなさそうか。
『この中に1人、妹がいる!』
http://www.tbs.co.jp/anime/nakaimo/
亡き父の後を継ぐためのあれやこれやの条件のため、高校へ通いつつ嫁探しもする。学び舎はお見合い会場とちゃうぞと、真面目に説教するのも馬鹿馬鹿しい設定で、そこにタイトルの通り妹がいそうなので結婚するとやばくねって感じ。まあ、異母兄弟なら制度上結婚できないと思われるし、漂う屁垂れイケメンオーラが迫り来る貞操の危機に対し真っ向突っ込んでも良さそうなので、どっちでも良さそうな。それくらい現実感がないから禁忌も糞もねえわ。ゲームのような選択の主体性、それがないだけでここまで眺めている感が強くなるとはね。映像化は怖いわ。
『薄桜鬼 黎明録』
http://www.geneonuniversal.jp/rondorobe/anime/hakuoki/
前のアニメ化の前日譚。新撰組が都に上った前後から始まり、芹沢の悪辣さと話の中心となるであろう拾われ者の龍之介を介して新撰組や状況の説明を兼ねる。雌分皆無で雄、押忍な潔さにくらくらする。何にしても、前シリーズ同様の堅実な面々と譲治を纏った芹沢のボス臭、加えて美麗なデザインと来れば、またオッサンの純情回路にスイッチが入っちゃうかもね。
『DOG DAYS´』
http://www.dogdays.tv/
前シリーズでの地球のお友達とアスレチック大会で競い合ったいとこを引き連れて、速攻で再会とキャラ紹介にプニョポヨーンに挟まれつつ茶番の戦に入る。女勇者候補と勇者不在の既存勢力、初心者役と新規勢力といった具合に先の展開を予測させて〆る。新規勇者候補が両方女の子で、新勢力も頭目が女の子とこの世界は獣耳で母系社会ということになるか。そう思わせておいて、実は不在の大人達が封印していたうんたらかんたらがとか振ることも出来そうで、茶番というのも自覚して行う分には仕掛けになり得そうだ。
『もやしもん リターンズ』
http://kamosuzo2.tv/
説明は軽く済ませつつ、見える菌が可愛いから何となく受け入れられる点で押し切る。作品の強みを生かした上手な端折り方といえよう。菌と一緒に謎も巻きつつ、人間模様で見せてくれるのだろうか。先輩二人にイケ声系の演者を当てていたことで、ギャップと技量で間を上手く作っていたという改めての発見もあった。
『夏雪ランデブー』
http://natsuyuki.tv/
線細とボソボソ喋りという如何にもな女性向けと思しき作品。原作付きとプレスコと来れば、作品に対し確固とした解釈を見せてくれるのではないかという期待はある。まあ、幽霊もので愛し愛され嫉妬しあうって方向なので、愛されたことのない私に傍観者以外の視角はなかった。と、いつも通りの平常運伝でござい。
『恋と選挙とチョコレート』
http://www.koichoco.com/
探偵ごっこかと思いきや、車に引かれる場面から始まって、何やかやと主人公と部活の面々を紹介しつつ、国会紛いの学生自治の生徒会選挙が展開していくと。まあ、ごっこを脱却出来ると良いですね。
『だから僕は、Hができない。』
http://boku-h.com/
屁垂れの雄が、妄想を垂れ流す。セクハラ妄言やDQNをドン引きさせる妄想力を発揮しつつ、死神姉さんがやってきて生命力の供給、あるいは勃起力の提供をってな感じで引き。結局は顔と声が良いから許されるのさ、別にそれ以上のものは感じない。清々しいまでの妄想や妄言垂れ流しを許されるありえなさを逆手にとって面白く出来たら良いね。
『織田信奈の野望』
http://odanobuna.com/
タイムスリップの経緯もそこそこに藤吉郎が死んで代わりに信長の野望厨の主人公が、史実を知る点を逆手にとってくって感じ。まあ、蝮の道三も綺麗な孫世代の娘さんになら遺産を譲るってものさとか、女の子が役所を引き受けている点を活かしたというか、ゲームのIFシナリオのように正史を進めていくってところか。そう来たかとは思うが、そこ止まりで終わる可能性もある。
http://taritari.jp/
ゲームっぽいというか、イベントスタンプラリーというか、ベタさというか。絵柄や色彩やご当地らしさの主張が強くて、作為性が鼻に付く。あるいは、華に当たる何かがTARIない。
『トータル・イクリプス』
http://muv-luv-te-anime.com/
あまりに想像通りで返って笑えた。『太陽の牙ダグラム』の頃からすれば、作画や美術といった下流工程は隔世の感があるはずなのに、全体の構成のような上流工程がどうも船頭が多くて船が山に登った様子で、悲壮感が深まるほどに貧相観を呈す。戦争だとか政治が設定の背景にある作品は、今日日の流れるような消費時代の速さに合わせた制作では尚のこと難しいのだろうか。
『ゆるめいつ 3でぃ+』
http://www.takeshobo.co.jp/sp/tv_yuru/
妹ちゃん居座るの巻にて再始動というか継続。OPの絵が微妙に変わった使い回しで、受験のこととかもうどうでもいいって感じにゆるい展開が続く。まあ、定番過ぎるケーキに顔面落下が面白くもあり、雰囲気に合ってますわ。
『輪廻のラグランジェ season2 』
http://lag-rin.com/
大人が不在で少女に世界の命運が託される話に違和感があるのは相変わらずだが、1期総集編をキャラクターコメンタリー風と思しきやりかたで大人キャラが心情だとか人間関係を示しているのは上手い。でもね、そういう大人との関わりや視点を本編でやっとけよって思う訳ですわ。言い知れぬ不安感が漂うね。
『人類は衰退しました』
http://www.maql.co.jp/special/jintai/
あまり話にも関係なさそうな町の女の子のキャラ押しが鼻に付いたり、妖精さんが醸しそうなデザインだったり、作為に満ち満ちた世界観が厨房ホイホイを予感させる。これは、オーキド博士だけで満足出来る俺にも死角はあった。まあ、妖精さんの工場へ査察に訪れた際に喋る菓子パンが、中身を血の様にぶちまける場面が笑えた。それを落ちとするためだけの壮大な演出だったと思えば、毎回の仕掛けを楽しむ分には悪くはないか。
『ちとせげっちゅ!!』
http://www.takeshobo.co.jp/sp/tv_chitose/
ミニ枠なれど、耳障りレベルのアフレコ不慣れ感は耐え難きを耐え忍び難きを忍べず。
『超訳百人一首 うた恋い。』
http://www.anime-utakoi.jp/
安い作りに見えるが、案外と演者頼みで雅な雰囲気を繰り広げる百人一首と人物の逸話の数々。解説本を読み流す体で学習漫画的な気分ですな。
『アルカナ・ファミリア -La storia della Arcana Famiglia-』
http://www.arcanafamiglia.com/
アルカナに応じた特殊能力を宿した能力者が、マフィアの次のボスの座とボスの娘との結婚を賭けてバトる。特殊な能力の存在の提示から始まり、バトれと号令を発して一悶着までと分かりやすい構成でゲームっぽい。早い話がエンドールの武術大会なのだが、この作品では姫もアルカナ能力者として大会でバトる点が異なる。それにしても、イケメンに勝ってお前と結婚しないようにするっていわれるのは全うな娘さんには結構応えそうなのだが、ツンデレの変形でチヤホヤされたい層への狙いが透けて見えるかのようだ。
『じょしらく』
http://www.starchild.co.jp/special/joshiraku/
1話3本立て構成になっており、それぞれの開始時に作品説明のナレーションや高座の落ちから楽屋へ戻る場面が挟まれ、楽屋駄弁りの文字通りの楽屋落ちな作風。申し訳程度にだが、一応落語するのでまあまあ。後はガールズトーク風のオッサン笑かしが肌に合うか次第か。
『貧乏神が!』
http://www.binbogamiga.net/
幸不幸が世界中で釣り合い調和しているとの世界観で、調和を乱す程に周りの運気を吸い上げるほどの主人公に貧乏神が取り付いてといったドラちゃん系。ギャグ系の作風で押されているが、幸不幸の釣り合いは結構酷い設定に思える。それに加えての何某さんがアフレコ慣れしていない感じで落ちパート担当ってのは、どんな判断だ。まあ、花澤さんの裏表ありの主人公、特に口汚い口調がM心にJINJINくるから良いわ。
『探検ドリランド』
http://www.toei-anim.co.jp/tv/Driland/
主役の力量に合わせた堅実な作りと見るか、嫌々の手堅さへの逃げと見るかで評価が割れるか。耳障りな主役にナレーションを担当させないとか、ベテラン冒険者役の野沢さんとか、ドリランドジングルをアイキャッチに使わないとか、卒のない王道の作りといえるか。もしかすると、姫の従者がの敬語が曖昧だが、元冒険者らしいからなのだと後の展開で設定として回収するような技が、奇跡的に見られるかもしれない。起こらないから奇跡というのだけどね。
『境界線上のホライゾンII』
http://genesis-horizon.net/
1期を振り返ることもなく、戦いの最中から始まって、何故か裸の主人公。下ネタ押しの内輪受けは潔い。まあ、本で読む分と違って、家人がいる状況でこれはちょっと引くけどね。相変わらず設定は分からんが、またぞろ顔と声の良さをバックに女の子を救うってこった。
『ソードアート・オンライン』
http://www.swordart-online.net/
ネットゲームの正式版スタートのワクワク感で引っ張りつつ、RPG初期にあったようなプレーヤーの死と現実の死が、精神ではなく技術によって実現したゲーム世界だと判明する絶望へ突き落とす。若手とベテランの役の立ち位置の逆転を背景に繰り広げることで作中のキャラにとって現実味をもったこととして受け止められていく見せ方は上手い。何層にも織り成された世界の100層、要は100階到達がクリア条件なので、双六のように途中をかっ飛ばしてゴールするようなことがなければ、絶対に今回のアニメ化では完結しなそうなのが何とも。まあ、ネットゲームは途上を至上とするとも見られるのでありか。見ているこちらに現実味は全くないけど、それを我がことのように受け取るのがフィクションの良さ。
『はぐれ勇者の鬼畜美学』
http://kichiku.tv/
文字通りの強くてニューゲームで、肉感的な女の子にあれやこれやのエロ放題。深刻ぶるよりはそっち方面を強調して売りにする方が潔くて良いわ。
『カンピオーネ!』
http://www.campi-anime.com/
魔法だとか、神だとか、魔王だとか、魔法初心者の主人公を上級者のヒロインが引っ張りつつ、主人公の人柄とか血統の良さとを紹介するベタ中のベタな第1話。引きの場面から設定の説明だとかは立木ナレーションの力技でタイトルロゴとサブタイトルで〆る。例えて、駄菓子が意外と美味しいって感じ。まあ、序章完といった体ですな。
『ココロコネクト』
http://kokoro-connect.com/
如何にもな線細デカ目に髪の毛ハイライトと好きになれないデザインだが、魂入れ替わりものらしく、演者を楽しむって感じになるのだろうか。予告を見る限りそうでもなさそうか。
『この中に1人、妹がいる!』
http://www.tbs.co.jp/anime/nakaimo/
亡き父の後を継ぐためのあれやこれやの条件のため、高校へ通いつつ嫁探しもする。学び舎はお見合い会場とちゃうぞと、真面目に説教するのも馬鹿馬鹿しい設定で、そこにタイトルの通り妹がいそうなので結婚するとやばくねって感じ。まあ、異母兄弟なら制度上結婚できないと思われるし、漂う屁垂れイケメンオーラが迫り来る貞操の危機に対し真っ向突っ込んでも良さそうなので、どっちでも良さそうな。それくらい現実感がないから禁忌も糞もねえわ。ゲームのような選択の主体性、それがないだけでここまで眺めている感が強くなるとはね。映像化は怖いわ。
『薄桜鬼 黎明録』
http://www.geneonuniversal.jp/rondorobe/anime/hakuoki/
前のアニメ化の前日譚。新撰組が都に上った前後から始まり、芹沢の悪辣さと話の中心となるであろう拾われ者の龍之介を介して新撰組や状況の説明を兼ねる。雌分皆無で雄、押忍な潔さにくらくらする。何にしても、前シリーズ同様の堅実な面々と譲治を纏った芹沢のボス臭、加えて美麗なデザインと来れば、またオッサンの純情回路にスイッチが入っちゃうかもね。
『DOG DAYS´』
http://www.dogdays.tv/
前シリーズでの地球のお友達とアスレチック大会で競い合ったいとこを引き連れて、速攻で再会とキャラ紹介にプニョポヨーンに挟まれつつ茶番の戦に入る。女勇者候補と勇者不在の既存勢力、初心者役と新規勢力といった具合に先の展開を予測させて〆る。新規勇者候補が両方女の子で、新勢力も頭目が女の子とこの世界は獣耳で母系社会ということになるか。そう思わせておいて、実は不在の大人達が封印していたうんたらかんたらがとか振ることも出来そうで、茶番というのも自覚して行う分には仕掛けになり得そうだ。
『もやしもん リターンズ』
http://kamosuzo2.tv/
説明は軽く済ませつつ、見える菌が可愛いから何となく受け入れられる点で押し切る。作品の強みを生かした上手な端折り方といえよう。菌と一緒に謎も巻きつつ、人間模様で見せてくれるのだろうか。先輩二人にイケ声系の演者を当てていたことで、ギャップと技量で間を上手く作っていたという改めての発見もあった。
『夏雪ランデブー』
http://natsuyuki.tv/
線細とボソボソ喋りという如何にもな女性向けと思しき作品。原作付きとプレスコと来れば、作品に対し確固とした解釈を見せてくれるのではないかという期待はある。まあ、幽霊もので愛し愛され嫉妬しあうって方向なので、愛されたことのない私に傍観者以外の視角はなかった。と、いつも通りの平常運伝でござい。
『恋と選挙とチョコレート』
http://www.koichoco.com/
探偵ごっこかと思いきや、車に引かれる場面から始まって、何やかやと主人公と部活の面々を紹介しつつ、国会紛いの学生自治の生徒会選挙が展開していくと。まあ、ごっこを脱却出来ると良いですね。
『だから僕は、Hができない。』
http://boku-h.com/
屁垂れの雄が、妄想を垂れ流す。セクハラ妄言やDQNをドン引きさせる妄想力を発揮しつつ、死神姉さんがやってきて生命力の供給、あるいは勃起力の提供をってな感じで引き。結局は顔と声が良いから許されるのさ、別にそれ以上のものは感じない。清々しいまでの妄想や妄言垂れ流しを許されるありえなさを逆手にとって面白く出来たら良いね。
『織田信奈の野望』
http://odanobuna.com/
タイムスリップの経緯もそこそこに藤吉郎が死んで代わりに信長の野望厨の主人公が、史実を知る点を逆手にとってくって感じ。まあ、蝮の道三も綺麗な孫世代の娘さんになら遺産を譲るってものさとか、女の子が役所を引き受けている点を活かしたというか、ゲームのIFシナリオのように正史を進めていくってところか。そう来たかとは思うが、そこ止まりで終わる可能性もある。
2012年6月位に終了をまとめての追加
『ちはやふる』
主人公の若々しさと危なっかしさを内包していながらも才能が有るってのや立ち位置と演者との同調を筆頭に、作り過ぎ優等生、古風ながらも芯の強い女の子、眼鏡君、俊敏なデブ等、癖のあるキャラの数々と演者の割り振りが上手くて面白かった。そうして土台を固めた上で、読み手やかるたの質感、競技の綾となるであろう駆け引きの見せ方と、競技かるたの雰囲気を再現しているのだろうなと。その上で、競技に賭ける老若男女の熱意を通しての熱気が感じられた。
唯一、新君が立ち直る場面が千早の熱意という外的な要因にのみ拠ったように見えたのが気になった。如何にも対象が女性だなという感じで、男性の感性ならば、ここはその熱意を受けた上で、大好きだった祖父や己の誇りのために立ち上がるとなるのだろうか。まあ、よく出来ていた作品なので些細なことではある。
『ちはやふる』
主人公の若々しさと危なっかしさを内包していながらも才能が有るってのや立ち位置と演者との同調を筆頭に、作り過ぎ優等生、古風ながらも芯の強い女の子、眼鏡君、俊敏なデブ等、癖のあるキャラの数々と演者の割り振りが上手くて面白かった。そうして土台を固めた上で、読み手やかるたの質感、競技の綾となるであろう駆け引きの見せ方と、競技かるたの雰囲気を再現しているのだろうなと。その上で、競技に賭ける老若男女の熱意を通しての熱気が感じられた。
唯一、新君が立ち直る場面が千早の熱意という外的な要因にのみ拠ったように見えたのが気になった。如何にも対象が女性だなという感じで、男性の感性ならば、ここはその熱意を受けた上で、大好きだった祖父や己の誇りのために立ち上がるとなるのだろうか。まあ、よく出来ていた作品なので些細なことではある。
2012年6月位に終了をまとめて
2012年7月9日 シリーズ全体の感想『これはゾンビですか? OF THE DEAD』
主人公がヒロインの声を妄想しての会話(喋ると拙い設定になっているため)や次回予告で見られたベテランの演者達が、たまに喋るヒロイン役も含めて若手の刺激になっていたのであろう。前シリーズと比べればいささかましにはなっていた。過度の内輪受けも、高尚な作品になんぞ出来んと開き直っていて良い方向へ向かっていた。
だが、だ。
これはあのね商法ですか?
ちゃうねん。尺足りてへん。
と、サブタイトルパロディで揶揄したくなる落ちはないぜ。
続編情報が無く未確定状態で、避けられない闘いの前夜を描いておきながら、闘いの予感を漂わせて終わるってのは誠実とは呼びがたい。バトル分や荒唐無稽アクションも少ないのに、バトルがお預けとはね。テレビ放映全10話にするにしても、差別化に繋がっていたバトル要素が排除されたら、三文判のハーレム作品に繋がってしまう予感。またぞろ本編か未放映分だかを円盤なりおまけ付き小説を買えば続編があるよってのは、誠実な作り手が頼むから嫌味がないのであって、不誠実に見える作り手がやると拝金主義のそしりを受けるのに勿体無い。終わりが良くなかったので、残念やね。
『ポケットモンスター ベストウイッシュ』
毎年下手になる笛のお兄さんみたいな感じで仕切り直し毎に初心者に逆戻りするサトシさん。いい加減つっこむのも野暮なので止めておこう。ピカチュウ、キバゴ、ツタージャ、ミジュマル、エモンガ、ズルッグが可愛い。ポカブは商品化からも外されているだけあって進化して可愛さの少ない姿になったりと、商魂が露骨に展開に影響しているのも平常運転。褐色ヒロインのアイリスとキバゴのヘルミッショネルズの可愛いことよ。マイルドきもいデントの芝居がかった言い回しやポケウッド絡みの映画回とか、ロケット団の諜報員としての出世した晴れ姿といった仕掛け面でも関心することが多く、仕切り直しは成功だったと言えよう。
サトシさんのバトルにはこれからも失笑させて頂けるとして、顔見せしたメロエッタのヒロイン然とした立ち居振る舞いもあってこれからの展開にも目が離せないぜ。
『Fate/Zero 2ndシーズン』
後日譚に当たる作品を知っていたものの、1stシーズンのOPやEDの印象から避けられない運命に立ち向かう展開を感じていた身としては、本作のOPやEDの如何にも運命に巻かれて悲劇を辿ることが予兆される曲調と絵の映像に嫌な予感がしていた。図らずもそれは的中する訳だが、作品全体の出来映えとしては文句なしによく出来ていたと思うし、小説媒体の心情描写や行間を演者の力を借りつつ最大公約数的に作り上げていたことにも大いに好感が持てた。ある意味で、神の定めし運命(制作の都合、原作や原案作との整合性)に打ち勝つことが出来なかったともいえるか。原作付きのジレンマともいえる泣き所に奇跡的に泣いた。
『黄昏乙女×アムネジア』
昭和の娘さんの幽霊だけあって、ムフフな展開はあるものの、桃色遊戯に耽るようなことはなく、どこか爽やかだけど落ち着かない生暖かい空気が流れていた。怪談なる噂の出元に当たる田舎の因習と運命に翻弄された少女達の魂が因果によって救われる。仕掛けも上々で結構楽しめた。Hなお姉さんは好きですか。はい、それが魅力の大半です。後の分は、意思疎通可能な対象なら幽霊も辞さない愛欲の深さと方向性です。
『アクエリオンEVOL』
受け継がれし神話だとか何だとか、前作や作品世界の過去の輪廻や因果を巻き込んだ話の割には、多感な少年少女の学園キャッキャウフフがあったりと狙いが今一つ分からない展開が多かった。ダメ押しは大人達の無責任さである。出来ちゃったけど運命の悪戯で子供は放置した。でも、立派に育ってくれましたとさってのがこの作品の大人の姿であり、神話となった歴史を紡いで来たであろう人々の営みの代表となってしまっていることが全体に漂う微妙感の元だったと思われる。
思春期、恋愛、今が全て、短絡的ともいえる衝動がこの作品の至上とするものであったことは、恐らくのパチ化やプログラムピクチャーであろう身の丈に合っているともいえるが、当たり前のロボットものの顔をして外してくる意欲的前作と比べてもお粗末な次第。背中を追いたい先達が居ないってのは、業界のみならず国としての行く末が暗喩として漏れているかのような寂しさだ。この情熱の無さは悲し過ぎる。
『ゆるめいつ3でぃ』
一区切りといったところだが、桜も咲かずにゆるゆると過ごす面々のドンちゃん騒ぎに終始する。傷の舐めあいともいえるが、当人達には至極普通の日常を送っているだけの駄目な感じが効いてくる作品だった。
『リコーダーとランドセル レ』
ついに小学生だと分かってしまったり、相変わらずの茶番の空気が良かった。その後の作品世界が和やかに続いていくであろう雰囲気と茶番の組み合わせに、半ズボンパワーが合わさって短編の尺をテンポ良く運べたのも良かった。続いているであろう原作と同調させたともいえる形の終わらせ方は、ミニ枠特有の気軽さと相まって、またあったら嬉しい雰囲気で心が洗われる。
『ヨルムンガンド』
音楽は格好良くあったものの、重低音を重視した音響だったのか、台詞の音声が他の音声と比べて小さいのが気になって仕方がなかった。それ以外は、お姉さんキラーのヨナ坊の色々な破壊力が堪能出来た。一癖も二癖もある大所帯の茶番の延長にありながら、死亡フラグを逆手にとって活躍フラグにしてしまったりと開き直りが意外性もあって楽しめた。不完全燃焼でもなく、決定済みの2期の開始が待ち遠しくなる引きの上手さについても挙げておきたい。
『這いよれ!ニャル子さん』
ニャル子というよりは、演者の偉大さを改めて実感した。それにつけても主人公のニャル子への当たりの強さは、途上であることを至上とするラブコメとはいえ、目に余る程に酷くあまり共感出来なかった。甲斐甲斐しい娘さんを邪険に扱うってのはちょっとね……。それも含めて、意識し始めてからの定番ラブコメの茶番振りに1回目のアニメ化で踏み込めたのは良かったと思います。そこはほら、ツンばっかりだと現実を意識してしまって辛いよね。
『謎の彼女X』
本筋としては最終話の一つ前で一区切りといった感じで、最終話がおまけの後日譚のようで次も見据えている作りになっていた。これは出し惜しみしないという点で好感が持てる作りだ。何より、可愛いけど無頓着で可愛さの薄れている卜部が、時々とても可愛く見え、OPやEDも含め素人っぽさが魅惑へと繋がる仕掛けの数々の勝利とでもいうべきか。全カット隙なしの可愛いらしさではなく、キャラの心情や状況によって魅力を放つ方法は、飾らない地の美しさとでも評すべき新たな理想像を打ち立てた。本心が直ぐに漏れちゃうのもあって、椿君にあまり嫌味がないのも良かった。アニメ史を論じる機会があれば、間違いなく選出しようと思う水準だが、惜しむべきは売れ線と一線を描いた卑猥な芸術に見えることで完結を見られないと思われることだろうか。まあ、よだれで気持ちが繋がるって変態設定とロマンチックな描き方が出会った結果ムラムラする作品ってことなんですがね。
『坂道のアポロン』
音楽の体感と青春と時代性を上手く融合させたといえるだろう。音楽の体感は心ごと体ごと踊りだしたくなるような心地の良さを、青春は鬱屈が音楽の体感と出会いによって押し引きする波の如く、時代性は学生運動だとか寝台だとか同棲だとか当時の地方や日本国の憧れ的なものを織り込んでいたのではなかろうか。勿論、高校生とは思えない程に巧みでBGMと遜色ない演奏の腕が気にならない訳でもないが、技術が状況の表現に従属する形になっていたのであまり気にせず見られた。音楽のことばかりになったが、タイトルにもあるように心象風景という意味でもシーンの最後に挟む背景といった美術面を使った見せ方についても挙げておきたい。
『つり球』
宇宙人だ、海だ、釣りだ、世界を救っただとどう繋げるのかと思っていたが、全力で挑んだ趣味人の姿と学生時代の友情風景の郷愁と見守る大人達の視点と同調する形で上手くまとまっていた。日常場面でのリコーダーのほのぼのとしたBGMと緊迫した場面でのBGMの落差、荒唐無稽な設定に説得力を持たせる絶妙の彩色、ベテランの演者の大人に若手の子供と同調させた配役は、釣りを詳しく知らないなりにも小技を合わせての大物一本釣りって感じに見えて丁寧でした。
『モーレツ宇宙海賊』
OPとEDの伴奏でキャラを順写しにする演出が群像劇的要素と相まって良いなと思っていた。話が進むに連れ、EDでは主人公と一緒に歩くキャラが増えていった。増える前から、このカットはそれぞれの体格に合わせた歩き方で差別化されており、足の左右もタイミングも合っていない。が、一緒に歩いている。これは、作品を象徴するとでもいってよい要素で、そのまま本編の違う人格の個人が出会い、歩みを共にして前に進んで行く物語と同調していた。話の内容も、海賊業をする羽目になった女子高生の日常といった描き方で、冒険や浪漫とは縁遠いちまちまとしたそれでいて絡む人物や肩書きの規模は大きい話が何個も組み合わさっていて、ある種の物足りなさとちょっとしたお得感の同居した作りになっていた。最後の話で、創作上の海賊像である宇宙規模の冒険や浪漫と対峙するでもなく、今進める道を進むべき道と定めて進む形で複線を未来への暗示と織り交ぜつつ映画化するまでに規模が段々と大きくなって、らしくなる作りで見事に全てをまとめ上げていた。小説が原作にSFの重加算と来れば、深刻に大風呂敷で引っ張った割に大したことなくて白けるかとも思ったが杞憂でしたな。OPやEDの作り方からして着地点に当たりを付けて見事に着地したって感じ。
主人公がヒロインの声を妄想しての会話(喋ると拙い設定になっているため)や次回予告で見られたベテランの演者達が、たまに喋るヒロイン役も含めて若手の刺激になっていたのであろう。前シリーズと比べればいささかましにはなっていた。過度の内輪受けも、高尚な作品になんぞ出来んと開き直っていて良い方向へ向かっていた。
だが、だ。
これはあのね商法ですか?
ちゃうねん。尺足りてへん。
と、サブタイトルパロディで揶揄したくなる落ちはないぜ。
続編情報が無く未確定状態で、避けられない闘いの前夜を描いておきながら、闘いの予感を漂わせて終わるってのは誠実とは呼びがたい。バトル分や荒唐無稽アクションも少ないのに、バトルがお預けとはね。テレビ放映全10話にするにしても、差別化に繋がっていたバトル要素が排除されたら、三文判のハーレム作品に繋がってしまう予感。またぞろ本編か未放映分だかを円盤なりおまけ付き小説を買えば続編があるよってのは、誠実な作り手が頼むから嫌味がないのであって、不誠実に見える作り手がやると拝金主義のそしりを受けるのに勿体無い。終わりが良くなかったので、残念やね。
『ポケットモンスター ベストウイッシュ』
毎年下手になる笛のお兄さんみたいな感じで仕切り直し毎に初心者に逆戻りするサトシさん。いい加減つっこむのも野暮なので止めておこう。ピカチュウ、キバゴ、ツタージャ、ミジュマル、エモンガ、ズルッグが可愛い。ポカブは商品化からも外されているだけあって進化して可愛さの少ない姿になったりと、商魂が露骨に展開に影響しているのも平常運転。褐色ヒロインのアイリスとキバゴのヘルミッショネルズの可愛いことよ。マイルドきもいデントの芝居がかった言い回しやポケウッド絡みの映画回とか、ロケット団の諜報員としての出世した晴れ姿といった仕掛け面でも関心することが多く、仕切り直しは成功だったと言えよう。
サトシさんのバトルにはこれからも失笑させて頂けるとして、顔見せしたメロエッタのヒロイン然とした立ち居振る舞いもあってこれからの展開にも目が離せないぜ。
『Fate/Zero 2ndシーズン』
後日譚に当たる作品を知っていたものの、1stシーズンのOPやEDの印象から避けられない運命に立ち向かう展開を感じていた身としては、本作のOPやEDの如何にも運命に巻かれて悲劇を辿ることが予兆される曲調と絵の映像に嫌な予感がしていた。図らずもそれは的中する訳だが、作品全体の出来映えとしては文句なしによく出来ていたと思うし、小説媒体の心情描写や行間を演者の力を借りつつ最大公約数的に作り上げていたことにも大いに好感が持てた。ある意味で、神の定めし運命(制作の都合、原作や原案作との整合性)に打ち勝つことが出来なかったともいえるか。原作付きのジレンマともいえる泣き所に奇跡的に泣いた。
『黄昏乙女×アムネジア』
昭和の娘さんの幽霊だけあって、ムフフな展開はあるものの、桃色遊戯に耽るようなことはなく、どこか爽やかだけど落ち着かない生暖かい空気が流れていた。怪談なる噂の出元に当たる田舎の因習と運命に翻弄された少女達の魂が因果によって救われる。仕掛けも上々で結構楽しめた。Hなお姉さんは好きですか。はい、それが魅力の大半です。後の分は、意思疎通可能な対象なら幽霊も辞さない愛欲の深さと方向性です。
『アクエリオンEVOL』
受け継がれし神話だとか何だとか、前作や作品世界の過去の輪廻や因果を巻き込んだ話の割には、多感な少年少女の学園キャッキャウフフがあったりと狙いが今一つ分からない展開が多かった。ダメ押しは大人達の無責任さである。出来ちゃったけど運命の悪戯で子供は放置した。でも、立派に育ってくれましたとさってのがこの作品の大人の姿であり、神話となった歴史を紡いで来たであろう人々の営みの代表となってしまっていることが全体に漂う微妙感の元だったと思われる。
思春期、恋愛、今が全て、短絡的ともいえる衝動がこの作品の至上とするものであったことは、恐らくのパチ化やプログラムピクチャーであろう身の丈に合っているともいえるが、当たり前のロボットものの顔をして外してくる意欲的前作と比べてもお粗末な次第。背中を追いたい先達が居ないってのは、業界のみならず国としての行く末が暗喩として漏れているかのような寂しさだ。この情熱の無さは悲し過ぎる。
『ゆるめいつ3でぃ』
一区切りといったところだが、桜も咲かずにゆるゆると過ごす面々のドンちゃん騒ぎに終始する。傷の舐めあいともいえるが、当人達には至極普通の日常を送っているだけの駄目な感じが効いてくる作品だった。
『リコーダーとランドセル レ』
ついに小学生だと分かってしまったり、相変わらずの茶番の空気が良かった。その後の作品世界が和やかに続いていくであろう雰囲気と茶番の組み合わせに、半ズボンパワーが合わさって短編の尺をテンポ良く運べたのも良かった。続いているであろう原作と同調させたともいえる形の終わらせ方は、ミニ枠特有の気軽さと相まって、またあったら嬉しい雰囲気で心が洗われる。
『ヨルムンガンド』
音楽は格好良くあったものの、重低音を重視した音響だったのか、台詞の音声が他の音声と比べて小さいのが気になって仕方がなかった。それ以外は、お姉さんキラーのヨナ坊の色々な破壊力が堪能出来た。一癖も二癖もある大所帯の茶番の延長にありながら、死亡フラグを逆手にとって活躍フラグにしてしまったりと開き直りが意外性もあって楽しめた。不完全燃焼でもなく、決定済みの2期の開始が待ち遠しくなる引きの上手さについても挙げておきたい。
『這いよれ!ニャル子さん』
ニャル子というよりは、演者の偉大さを改めて実感した。それにつけても主人公のニャル子への当たりの強さは、途上であることを至上とするラブコメとはいえ、目に余る程に酷くあまり共感出来なかった。甲斐甲斐しい娘さんを邪険に扱うってのはちょっとね……。それも含めて、意識し始めてからの定番ラブコメの茶番振りに1回目のアニメ化で踏み込めたのは良かったと思います。そこはほら、ツンばっかりだと現実を意識してしまって辛いよね。
『謎の彼女X』
本筋としては最終話の一つ前で一区切りといった感じで、最終話がおまけの後日譚のようで次も見据えている作りになっていた。これは出し惜しみしないという点で好感が持てる作りだ。何より、可愛いけど無頓着で可愛さの薄れている卜部が、時々とても可愛く見え、OPやEDも含め素人っぽさが魅惑へと繋がる仕掛けの数々の勝利とでもいうべきか。全カット隙なしの可愛いらしさではなく、キャラの心情や状況によって魅力を放つ方法は、飾らない地の美しさとでも評すべき新たな理想像を打ち立てた。本心が直ぐに漏れちゃうのもあって、椿君にあまり嫌味がないのも良かった。アニメ史を論じる機会があれば、間違いなく選出しようと思う水準だが、惜しむべきは売れ線と一線を描いた卑猥な芸術に見えることで完結を見られないと思われることだろうか。まあ、よだれで気持ちが繋がるって変態設定とロマンチックな描き方が出会った結果ムラムラする作品ってことなんですがね。
『坂道のアポロン』
音楽の体感と青春と時代性を上手く融合させたといえるだろう。音楽の体感は心ごと体ごと踊りだしたくなるような心地の良さを、青春は鬱屈が音楽の体感と出会いによって押し引きする波の如く、時代性は学生運動だとか寝台だとか同棲だとか当時の地方や日本国の憧れ的なものを織り込んでいたのではなかろうか。勿論、高校生とは思えない程に巧みでBGMと遜色ない演奏の腕が気にならない訳でもないが、技術が状況の表現に従属する形になっていたのであまり気にせず見られた。音楽のことばかりになったが、タイトルにもあるように心象風景という意味でもシーンの最後に挟む背景といった美術面を使った見せ方についても挙げておきたい。
『つり球』
宇宙人だ、海だ、釣りだ、世界を救っただとどう繋げるのかと思っていたが、全力で挑んだ趣味人の姿と学生時代の友情風景の郷愁と見守る大人達の視点と同調する形で上手くまとまっていた。日常場面でのリコーダーのほのぼのとしたBGMと緊迫した場面でのBGMの落差、荒唐無稽な設定に説得力を持たせる絶妙の彩色、ベテランの演者の大人に若手の子供と同調させた配役は、釣りを詳しく知らないなりにも小技を合わせての大物一本釣りって感じに見えて丁寧でした。
『モーレツ宇宙海賊』
OPとEDの伴奏でキャラを順写しにする演出が群像劇的要素と相まって良いなと思っていた。話が進むに連れ、EDでは主人公と一緒に歩くキャラが増えていった。増える前から、このカットはそれぞれの体格に合わせた歩き方で差別化されており、足の左右もタイミングも合っていない。が、一緒に歩いている。これは、作品を象徴するとでもいってよい要素で、そのまま本編の違う人格の個人が出会い、歩みを共にして前に進んで行く物語と同調していた。話の内容も、海賊業をする羽目になった女子高生の日常といった描き方で、冒険や浪漫とは縁遠いちまちまとしたそれでいて絡む人物や肩書きの規模は大きい話が何個も組み合わさっていて、ある種の物足りなさとちょっとしたお得感の同居した作りになっていた。最後の話で、創作上の海賊像である宇宙規模の冒険や浪漫と対峙するでもなく、今進める道を進むべき道と定めて進む形で複線を未来への暗示と織り交ぜつつ映画化するまでに規模が段々と大きくなって、らしくなる作りで見事に全てをまとめ上げていた。小説が原作にSFの重加算と来れば、深刻に大風呂敷で引っ張った割に大したことなくて白けるかとも思ったが杞憂でしたな。OPやEDの作り方からして着地点に当たりを付けて見事に着地したって感じ。
関西2012年7月の新番組
2012年6月25日 関西の新番組『TARI TARI』KBS京都 : 07/01(日) 24:00~
サンテレビ : 07/02(月) 25:35~
http://taritari.jp/
この作品が目指すであろうベテランが見守る箱庭が好きだ。よって、大人を軽視し出すと黄色信号と見る。
『トータル・イクリプス』テレビ大阪 : 07/02(月) 25:10~
http://muv-luv-te-anime.com/
設定と画面作りだけ凝ったSFアニメで面白かった試しがない。拘りの作画も今や出来て当たり前と見られる風潮の厳しさを鑑みるに、原点回帰してキャラの描き方とその物語がどうなるかが問われることから目を逸らさないことを願う。要は、上流工程の調和が大事。
『ゆるめいつ 3でぃ+』サンテレビ : 07/02(月) 25:35~
ニコニコ動画:配信予定
http://www.takeshobo.co.jp/sp/tv_yuru/
浪人生活継続ってことか。ミニ枠なので、ゆるく見られる。
『輪廻のラグランジェ season2 』読売テレビ : 07/02(月) 25:53~
ニコニコ動画 : 配信予定
http://lag-rin.com/
大人が不在で少女に世界の命運が託される話に違和感があるのは至極当然のことだ。差別だろうが区別だろうが知ったことか。それもこれも都合の良い時だけ弱者の顔して守って貰おうとする恥知らずのせいさ。
『人類は衰退しました』サンテレビ : 07/02(月) 26:10~
BS11 : 07/05 27:00~
http://www.maql.co.jp/special/jintai/
キャラデと色彩から見るに華のなさそうな感じだ。が、オーキド博士だけで満足出来る俺に死角はなかった。まあ、ポケモンのミニコーナーのように出番がなくなったとしたら寂しいわな。
『ちとせげっちゅ!!』KBS京都 : 07/03(火) 25:30~
ニコニコ動画 : 配信予定
http://www.takeshobo.co.jp/sp/tv_chitose/
ミニ枠。HPのキャッチコピーにもあるが、恋する女の子はムテキなのです。このキャッチコピーを当該女の子が自認しているのなら、鬼婆の素質に引くね。だから、周りの大人の使い方にもよる。窘めるのも立派な役目だ。
『超訳百人一首 うた恋い。』テレビ大阪 : 07/03(火) 26:05~
http://www.anime-utakoi.jp/
私程度の教養でも、wikiで調べて見られる程度の逸話が見られると楽しいかな。雑な作品が増えているように錯覚する昨今では、調べているなってだけで好感が持てる。
『アルカナ・ファミリア -La storia della Arcana Famiglia-』サンテレビ : 07/05(木) 24:35~
http://www.arcanafamiglia.com/
イケメン大集合かと思いきや、主人公の女の子も闘えるようなので、中々に隙のない配置といえよう。顔や声だけでなく、骨格や筋肉、それをもってしての振る舞いを加えたイケメンにクラクラしたいな。
『じょしらく』MBS : 07/05(木) 26:25~
http://www.starchild.co.jp/special/joshiraku/
ちょっと前にも落語を題材にした作品はあったが、今度こそ落語アニメになると信じておりますぞ。駄弁り一つとっても、噺家らしい機転が聞いているだとか、落語のあれやこれやに関心してみたいものですな。
『貧乏神が!』MBS : 07/05(木) 26:55~
http://www.binbogamiga.net/
自己中心的で利己主義の主人公は、半押しの演技が来る前兆である。人間的深みが出ると良いが、これが難しい。
『ゆるゆり♪♪』テレビ大阪 : 07/06(金) 26:40~
ニコニコ動画 : 07/09(月) 23:30~
http://yuruyuri.com/
勢いで二期やってしまった方が良い。それが証明されますかな。
『探検ドリランド』テレビ大阪? : 07/07(土) 23:30~
http://www.toei-anim.co.jp/tv/Driland/
久方ぶりに東映の深夜枠。HPの絵から『デジモン』的なものを感じる。原作に物語がなさそうなので、たぶん自由に作れそうだから、化ける可能性はある。
『境界線上のホライゾンII』MBS : 07/07(土) 26:28~
http://genesis-horizon.net/
正直、キャラと設定が把握出来ていないので、事前特番なりで解説よろしく。(単に譲治が聞きたいだけ)
『ソードアート・オンライン』MBS : 07/07(土) 27:28~
http://www.swordart-online.net/
HPがうぜえ。演者が若手しか見えていないので、話に説得力が出なさそう。まあ、対面的かつ理性的で秩序を守る大人的振る舞いを出来るキャラがいれば、代替は可能だけど、若手を集めた作品でそういったキャラが居ることは稀である。
『はぐれ勇者の鬼畜美学』サンテレビ : 07/08(日) 25:30~
BS11 : 07/12(木) 24:00~
http://kichiku.tv/
最初から俺強えする気なのは分かったが、天狗主人公でイラッとしそうな予感もある。また、原作通りだとしても、タイトルに鬼畜という言葉を残虐行為や犯罪行為、戦前のプロパガンダ以外で文字として載せようとすること。関わっている大人の良識や品性への懐疑。あるいは、アニメ文化に対する挑戦と見てもよいか。(もっともらしい振りをしても、買わないクソオタの私のどんなフォントを使うのかという邪な好奇心でしかないけどね)
『カンピオーネ!』サンテレビ : 07/09(月) 24:35~
BS11 : 07/13(金) 24:00~
http://www.campi-anime.com/
またぞろ若手祭りかと思ったが、ナレーションに立木文彦と来れば、引き締める方向に持って行く気かなと。ただ、愚直にいつもの格闘番組風にあおる演技の半押しを狙っているのなら残念な気持ちになる可能性が高いけどね。
『ココロコネクト』MBS : 07/09(月) 26:20~
http://kokoro-connect.com/
何番煎じだと言いたくなる。いい加減、この手の類似キャラデを止めるべき。まあ、出来が良くて手の平返しの可能性もあるけどね。
『この中に1人、妹がいる!』MBS : 07/09(月) 26:50~
http://www.tbs.co.jp/anime/nakaimo/
キャラデと若手大売出しに漂う不安感。HPのキャラクター説明を開くと、左上に閉じるボタンのUIからしても受け手への優しさの点で駄目な感じがするわ。『シスプリ』の時代とは放送や情報の量も質も変化しているということだけは指摘しておく。放送免許の用件における教養枠にアニメが入るのかは知らんが、甘くないぞと。
『薄桜鬼 黎明録』読売テレビ : 07/09(月) 26:53~
http://www.geneonuniversal.jp/rondorobe/anime/hakuoki/
小物を含めた美術も見所だったりする。今回もそうあれば良いですね。
『DOG DAYS´』KBS京都 : 07/10(火) 25:00~
サンテレビ : 07/11(水) 24:35~
http://www.dogdays.tv/
世界の命運なんぞ背負うべくもなく、糞茶番再びならばよし。この開き直りの境地は見習うべきである。茶番を捨てたらあかんよという確信は得た。
『もやしもん リターンズ』関西テレビ : 07/10(火) 25:58~
http://kamosuzo2.tv/
前回のアニメ化から間が空き過ぎているような気がする。流行は時間を経ても新規者を呼び込むような良い香りを醸しださないように思うが、旬という名の魔法が解けていないと良いですね。
『夏雪ランデブー』関西テレビ : 07/10(火) 26:28~
http://natsuyuki.tv/
パッと見アニメ化されなさそうな原作をアニメ化シリーズ。この演者でプレスコとなれば中々に興味深い。ただ、暗い時勢には色恋よりも真心の方が受けそうなので危惧はある。単に私が色恋よりも真心が好きなだけともいえますな。
『恋と選挙とチョコレート』KBS京都 : 07/13(金) 25:00~
サンテレビ : 07/15(日) 24:30~
http://www.koichoco.com/
学生に自治と来て、大人不在の予感を見れば、成長なるを見られるや如何に。これからの萌えは、愛され少年や少女箱庭だけでなく、その先を目指すものが求められるでしょうな。
『だから僕は、Hができない。』サンテレビ : 07/13(金) 26:15~
BS11 : 07/14(土) 27:00~
http://boku-h.com/
酷いタイトルだが、初めから高尚な作品を目指す気持ちを断念させるので、返って良いかもしれない。約束された糞茶番内輪受け。イラつく可能性も十分にある。
『織田信奈の野望』テレビ大阪 : 07/14(土) 26:05~
http://odanobuna.com/
戦国武将である意味を感じられると良いが、単にキャラ付けの目的だけで結局はキャラが多くて覚えられないだけの可能性もある。タイムスリップものでは、後出し倫理観で当時の時勢をディスる戦後の流行のようなものへの危惧もある。
サンテレビ : 07/02(月) 25:35~
http://taritari.jp/
この作品が目指すであろうベテランが見守る箱庭が好きだ。よって、大人を軽視し出すと黄色信号と見る。
『トータル・イクリプス』テレビ大阪 : 07/02(月) 25:10~
http://muv-luv-te-anime.com/
設定と画面作りだけ凝ったSFアニメで面白かった試しがない。拘りの作画も今や出来て当たり前と見られる風潮の厳しさを鑑みるに、原点回帰してキャラの描き方とその物語がどうなるかが問われることから目を逸らさないことを願う。要は、上流工程の調和が大事。
『ゆるめいつ 3でぃ+』サンテレビ : 07/02(月) 25:35~
ニコニコ動画:配信予定
http://www.takeshobo.co.jp/sp/tv_yuru/
浪人生活継続ってことか。ミニ枠なので、ゆるく見られる。
『輪廻のラグランジェ season2 』読売テレビ : 07/02(月) 25:53~
ニコニコ動画 : 配信予定
http://lag-rin.com/
大人が不在で少女に世界の命運が託される話に違和感があるのは至極当然のことだ。差別だろうが区別だろうが知ったことか。それもこれも都合の良い時だけ弱者の顔して守って貰おうとする恥知らずのせいさ。
『人類は衰退しました』サンテレビ : 07/02(月) 26:10~
BS11 : 07/05 27:00~
http://www.maql.co.jp/special/jintai/
キャラデと色彩から見るに華のなさそうな感じだ。が、オーキド博士だけで満足出来る俺に死角はなかった。まあ、ポケモンのミニコーナーのように出番がなくなったとしたら寂しいわな。
『ちとせげっちゅ!!』KBS京都 : 07/03(火) 25:30~
ニコニコ動画 : 配信予定
http://www.takeshobo.co.jp/sp/tv_chitose/
ミニ枠。HPのキャッチコピーにもあるが、恋する女の子はムテキなのです。このキャッチコピーを当該女の子が自認しているのなら、鬼婆の素質に引くね。だから、周りの大人の使い方にもよる。窘めるのも立派な役目だ。
『超訳百人一首 うた恋い。』テレビ大阪 : 07/03(火) 26:05~
http://www.anime-utakoi.jp/
私程度の教養でも、wikiで調べて見られる程度の逸話が見られると楽しいかな。雑な作品が増えているように錯覚する昨今では、調べているなってだけで好感が持てる。
『アルカナ・ファミリア -La storia della Arcana Famiglia-』サンテレビ : 07/05(木) 24:35~
http://www.arcanafamiglia.com/
イケメン大集合かと思いきや、主人公の女の子も闘えるようなので、中々に隙のない配置といえよう。顔や声だけでなく、骨格や筋肉、それをもってしての振る舞いを加えたイケメンにクラクラしたいな。
『じょしらく』MBS : 07/05(木) 26:25~
http://www.starchild.co.jp/special/joshiraku/
ちょっと前にも落語を題材にした作品はあったが、今度こそ落語アニメになると信じておりますぞ。駄弁り一つとっても、噺家らしい機転が聞いているだとか、落語のあれやこれやに関心してみたいものですな。
『貧乏神が!』MBS : 07/05(木) 26:55~
http://www.binbogamiga.net/
自己中心的で利己主義の主人公は、半押しの演技が来る前兆である。人間的深みが出ると良いが、これが難しい。
『ゆるゆり♪♪』テレビ大阪 : 07/06(金) 26:40~
ニコニコ動画 : 07/09(月) 23:30~
http://yuruyuri.com/
勢いで二期やってしまった方が良い。それが証明されますかな。
『探検ドリランド』テレビ大阪? : 07/07(土) 23:30~
http://www.toei-anim.co.jp/tv/Driland/
久方ぶりに東映の深夜枠。HPの絵から『デジモン』的なものを感じる。原作に物語がなさそうなので、たぶん自由に作れそうだから、化ける可能性はある。
『境界線上のホライゾンII』MBS : 07/07(土) 26:28~
http://genesis-horizon.net/
正直、キャラと設定が把握出来ていないので、事前特番なりで解説よろしく。(単に譲治が聞きたいだけ)
『ソードアート・オンライン』MBS : 07/07(土) 27:28~
http://www.swordart-online.net/
HPがうぜえ。演者が若手しか見えていないので、話に説得力が出なさそう。まあ、対面的かつ理性的で秩序を守る大人的振る舞いを出来るキャラがいれば、代替は可能だけど、若手を集めた作品でそういったキャラが居ることは稀である。
『はぐれ勇者の鬼畜美学』サンテレビ : 07/08(日) 25:30~
BS11 : 07/12(木) 24:00~
http://kichiku.tv/
最初から俺強えする気なのは分かったが、天狗主人公でイラッとしそうな予感もある。また、原作通りだとしても、タイトルに鬼畜という言葉を残虐行為や犯罪行為、戦前のプロパガンダ以外で文字として載せようとすること。関わっている大人の良識や品性への懐疑。あるいは、アニメ文化に対する挑戦と見てもよいか。(もっともらしい振りをしても、買わないクソオタの私のどんなフォントを使うのかという邪な好奇心でしかないけどね)
『カンピオーネ!』サンテレビ : 07/09(月) 24:35~
BS11 : 07/13(金) 24:00~
http://www.campi-anime.com/
またぞろ若手祭りかと思ったが、ナレーションに立木文彦と来れば、引き締める方向に持って行く気かなと。ただ、愚直にいつもの格闘番組風にあおる演技の半押しを狙っているのなら残念な気持ちになる可能性が高いけどね。
『ココロコネクト』MBS : 07/09(月) 26:20~
http://kokoro-connect.com/
何番煎じだと言いたくなる。いい加減、この手の類似キャラデを止めるべき。まあ、出来が良くて手の平返しの可能性もあるけどね。
『この中に1人、妹がいる!』MBS : 07/09(月) 26:50~
http://www.tbs.co.jp/anime/nakaimo/
キャラデと若手大売出しに漂う不安感。HPのキャラクター説明を開くと、左上に閉じるボタンのUIからしても受け手への優しさの点で駄目な感じがするわ。『シスプリ』の時代とは放送や情報の量も質も変化しているということだけは指摘しておく。放送免許の用件における教養枠にアニメが入るのかは知らんが、甘くないぞと。
『薄桜鬼 黎明録』読売テレビ : 07/09(月) 26:53~
http://www.geneonuniversal.jp/rondorobe/anime/hakuoki/
小物を含めた美術も見所だったりする。今回もそうあれば良いですね。
『DOG DAYS´』KBS京都 : 07/10(火) 25:00~
サンテレビ : 07/11(水) 24:35~
http://www.dogdays.tv/
世界の命運なんぞ背負うべくもなく、糞茶番再びならばよし。この開き直りの境地は見習うべきである。茶番を捨てたらあかんよという確信は得た。
『もやしもん リターンズ』関西テレビ : 07/10(火) 25:58~
http://kamosuzo2.tv/
前回のアニメ化から間が空き過ぎているような気がする。流行は時間を経ても新規者を呼び込むような良い香りを醸しださないように思うが、旬という名の魔法が解けていないと良いですね。
『夏雪ランデブー』関西テレビ : 07/10(火) 26:28~
http://natsuyuki.tv/
パッと見アニメ化されなさそうな原作をアニメ化シリーズ。この演者でプレスコとなれば中々に興味深い。ただ、暗い時勢には色恋よりも真心の方が受けそうなので危惧はある。単に私が色恋よりも真心が好きなだけともいえますな。
『恋と選挙とチョコレート』KBS京都 : 07/13(金) 25:00~
サンテレビ : 07/15(日) 24:30~
http://www.koichoco.com/
学生に自治と来て、大人不在の予感を見れば、成長なるを見られるや如何に。これからの萌えは、愛され少年や少女箱庭だけでなく、その先を目指すものが求められるでしょうな。
『だから僕は、Hができない。』サンテレビ : 07/13(金) 26:15~
BS11 : 07/14(土) 27:00~
http://boku-h.com/
酷いタイトルだが、初めから高尚な作品を目指す気持ちを断念させるので、返って良いかもしれない。約束された糞茶番内輪受け。イラつく可能性も十分にある。
『織田信奈の野望』テレビ大阪 : 07/14(土) 26:05~
http://odanobuna.com/
戦国武将である意味を感じられると良いが、単にキャラ付けの目的だけで結局はキャラが多くて覚えられないだけの可能性もある。タイムスリップものでは、後出し倫理観で当時の時勢をディスる戦後の流行のようなものへの危惧もある。
【メモ】ネット配信の群雄割拠を読み解く
2012年6月14日 メモ生の価値とネット放送と視聴環境の変化。
まとめ
・今という生の感覚に旬の感覚が合わさると価値が高まる
・旬の内は融通が利きやすい
・最新話1週間無料は、けちというよりは旬の感覚を付加している
・旬や流行を追うとは、詰まるところ間断無き消費の連鎖に繋げやすい
・自分が楽しめる作品は、自分で積極的に探す必要がある
生放送ではない収録の放映であっても、放送時間に見ることは視聴者にとって巻き戻しの出来ない感覚である。元来、アニメは絵を連続して撮影し繋げて作るものなので生放送が難しい。放送時間に見るという感覚は、録画視聴やビデオグラムでの後追いでは見逃しの対処を考えない場合に絶対に得られない感覚だ。
食べ物でいうところの「旬」だとか、流行の最先端における優位性や優越感もこれと似ている。旬の内は、作り捨ての雑な作りでも許される。一方で、旬を過ぎれば、旬の感覚とは違った何か。例えば、王道のようなものが求められる。
自称古参アニメファンとやらは、深夜アニメの先鋭化を気持ち悪がることがある。理由に、ゴールデンタイムのアニメの時代の良さと懐かさを挙げる。が、今のゴールデンタイムのアニメは見ていないのではないだろうか。
これは、単に自分が見る時間という生の感覚が大事なのであって、たまたまその時に放映されていたものがアニメであったということに過ぎない。今やったところで見ないのなら、根拠としてもビジネスモデルとしても破綻している。加えて、深夜に放映しているからといって、深夜に見ている者が大多数とは限らない。
では、オンデマンドで好きな時間に見るのと変わらないかというと、今見たという生の感覚はあっても、現在進行形で制作放映中の作品以外では旬の感覚に欠ける。この点ネットにおいては、最新話のみ無料といった形が多い。これはけちなのではなく、最新話を旬を逃さず消費出来るといえる。結果、生と旬を擬似的に操って、知らず知らずにテレビで新規話数を追う感覚の訓練にもなっている。
視聴への支払が生じる場合、それは視聴権に対するものである。ただし、完結までの間においては、中途からの視聴参入と旬に追いつくための費用の意味合いも含んでいる。
後追いするにしても、お金は勿論、人気を得られない作品は後々の配信機会どころか、視聴もされることなく忘れ去られる可能性が高い。身も蓋もない見方をすれば、資本主義的、商業主義的成功とは、今のところは間断の無い消費の連鎖でしかない。他方、文化の価値といえば大げさだが、自分の楽しめる作品足る秘密の花園が育つ様を愛でるには、今まで以上に積極的に探さねばなるまい。その手間は、生活の変化と共に年々増加していく。
まとめ
・今という生の感覚に旬の感覚が合わさると価値が高まる
・旬の内は融通が利きやすい
・最新話1週間無料は、けちというよりは旬の感覚を付加している
・旬や流行を追うとは、詰まるところ間断無き消費の連鎖に繋げやすい
・自分が楽しめる作品は、自分で積極的に探す必要がある
生放送ではない収録の放映であっても、放送時間に見ることは視聴者にとって巻き戻しの出来ない感覚である。元来、アニメは絵を連続して撮影し繋げて作るものなので生放送が難しい。放送時間に見るという感覚は、録画視聴やビデオグラムでの後追いでは見逃しの対処を考えない場合に絶対に得られない感覚だ。
食べ物でいうところの「旬」だとか、流行の最先端における優位性や優越感もこれと似ている。旬の内は、作り捨ての雑な作りでも許される。一方で、旬を過ぎれば、旬の感覚とは違った何か。例えば、王道のようなものが求められる。
自称古参アニメファンとやらは、深夜アニメの先鋭化を気持ち悪がることがある。理由に、ゴールデンタイムのアニメの時代の良さと懐かさを挙げる。が、今のゴールデンタイムのアニメは見ていないのではないだろうか。
これは、単に自分が見る時間という生の感覚が大事なのであって、たまたまその時に放映されていたものがアニメであったということに過ぎない。今やったところで見ないのなら、根拠としてもビジネスモデルとしても破綻している。加えて、深夜に放映しているからといって、深夜に見ている者が大多数とは限らない。
では、オンデマンドで好きな時間に見るのと変わらないかというと、今見たという生の感覚はあっても、現在進行形で制作放映中の作品以外では旬の感覚に欠ける。この点ネットにおいては、最新話のみ無料といった形が多い。これはけちなのではなく、最新話を旬を逃さず消費出来るといえる。結果、生と旬を擬似的に操って、知らず知らずにテレビで新規話数を追う感覚の訓練にもなっている。
視聴への支払が生じる場合、それは視聴権に対するものである。ただし、完結までの間においては、中途からの視聴参入と旬に追いつくための費用の意味合いも含んでいる。
後追いするにしても、お金は勿論、人気を得られない作品は後々の配信機会どころか、視聴もされることなく忘れ去られる可能性が高い。身も蓋もない見方をすれば、資本主義的、商業主義的成功とは、今のところは間断の無い消費の連鎖でしかない。他方、文化の価値といえば大げさだが、自分の楽しめる作品足る秘密の花園が育つ様を愛でるには、今まで以上に積極的に探さねばなるまい。その手間は、生活の変化と共に年々増加していく。
【メモ】映画とテレビ
2012年6月8日 メモ映画とテレビの話。
考えたつもりで、実は映画上映の間おしっこを我慢できない野郎の戯言。
まとめ
・テレビは映画より快楽志向で場当たり的になりがちで刹那的と評される
・映画は受け手の時間に対し連続であるがゆえに刹那的とも見られる
・テレビは受け手の時間に対し不連続だが、連続的に補完されるゆえに刹那的ではないともいえる
・刹那的でない受け止め方をすれば、テレビは刹那的でない何かを持ち得る
映画畑の人間や映画に特別な思いを持った世代の人が、テレビは刹那的といった評し方をする。それは本当だろうか。
テレビでの連続放映型の形態は、雑誌の連載などと同じく、物語の部分にあたる毎話毎話で起承転結、あるいはそこまで明確に分けずとも最低限の導入と引きを求められる。その結果、快楽志向で場当たり的な印象に繋がる。一方、映画であれば、本編全体から物語の一部分としてテレビ相当の時間に切り分けても、導入と引きが必ずはない。これは、視聴者が放映の中途で増加するかどうかの違いによるといっても良いだろう。よって、それをして刹那的と評するのは正しい。
しかし、受け手からすれば作品の総時間が同じであっても、作品の完結を見るまでに経過する時間が異なる。メタ的な発想ではあるが、2時間あれば終わる物語を、2時間で見るのと、1ヶ月掛けて見るのを同じように受け止めることはない。映画の2時間で受け手に感情以外で起こる変化といえば精々、「のどが渇く、腹が減る、尿意」といった程度である。一方、テレビの2時間相当である4話分の1ヶ月で受け手に起こる変化といえば、それはもう人生色々であり、作品に対しての解釈についても次の週までに発見や想像が広がる。更に近年であれば、録画しておいて後で見るといったこともある。よって、映画の方がテレビよりは短い間隔で導入と引きを用意する必要はないが、視聴期間で考えると刹那的であるとも見られる。刹那の連続は刹那ではなかろう。
映画は受け手の時間に対し連続であり、テレビは受け手の時間に対し不連続ながらも連続的に繋げて補完される。ゆえにテレビも刹那的でない何かを持ち得る。
考えたつもりで、実は映画上映の間おしっこを我慢できない野郎の戯言。
まとめ
・テレビは映画より快楽志向で場当たり的になりがちで刹那的と評される
・映画は受け手の時間に対し連続であるがゆえに刹那的とも見られる
・テレビは受け手の時間に対し不連続だが、連続的に補完されるゆえに刹那的ではないともいえる
・刹那的でない受け止め方をすれば、テレビは刹那的でない何かを持ち得る
映画畑の人間や映画に特別な思いを持った世代の人が、テレビは刹那的といった評し方をする。それは本当だろうか。
テレビでの連続放映型の形態は、雑誌の連載などと同じく、物語の部分にあたる毎話毎話で起承転結、あるいはそこまで明確に分けずとも最低限の導入と引きを求められる。その結果、快楽志向で場当たり的な印象に繋がる。一方、映画であれば、本編全体から物語の一部分としてテレビ相当の時間に切り分けても、導入と引きが必ずはない。これは、視聴者が放映の中途で増加するかどうかの違いによるといっても良いだろう。よって、それをして刹那的と評するのは正しい。
しかし、受け手からすれば作品の総時間が同じであっても、作品の完結を見るまでに経過する時間が異なる。メタ的な発想ではあるが、2時間あれば終わる物語を、2時間で見るのと、1ヶ月掛けて見るのを同じように受け止めることはない。映画の2時間で受け手に感情以外で起こる変化といえば精々、「のどが渇く、腹が減る、尿意」といった程度である。一方、テレビの2時間相当である4話分の1ヶ月で受け手に起こる変化といえば、それはもう人生色々であり、作品に対しての解釈についても次の週までに発見や想像が広がる。更に近年であれば、録画しておいて後で見るといったこともある。よって、映画の方がテレビよりは短い間隔で導入と引きを用意する必要はないが、視聴期間で考えると刹那的であるとも見られる。刹那の連続は刹那ではなかろう。
映画は受け手の時間に対し連続であり、テレビは受け手の時間に対し不連続ながらも連続的に繋げて補完される。ゆえにテレビも刹那的でない何かを持ち得る。
あな、おたくのめんどうくささよ。
L知っているか?野郎が主人公のアニメにおける二次元の嫁と称する概念は、エディプス(エレクトラ)的で、シンデレラ的願望と寝取られを孕んだお父さんスイッチなのだよ明智君。
まとめ
・シンデレラが阿婆擦れだと辛い
・必ず、最後は寝取られる
・その対象を嫁と称し、仕様も無いよく分からん輩がちらつくとあたふた
・でも最後は娘の幸せを祝福する
・だから、彼氏と称する輩はまともであって欲しい
夢見がちであり処女性が重んじられるのは、娘にシンデレラ症候群であって欲しいかの様。しかして、最後は主人公と結ばれる(寝取られる)ことを祝福するのである。それでありながら嫁と称し、彼氏がちらつくと荒れるのはまるで、娘にエディプス(エレクトラ)コンプレックスであって欲しい父親の様。萌えアニメであっても野郎が主人公なら、いつか嫁的かつ娘的ヒロインがそいつと結ばれるのだ。
つまり、どこの馬の骨とも知らぬ糞野郎、例えば『いちご100%』の(ヒロインの見せ場を作るために目移りする宿命を背負った)主人公の真中「通称:うんこ」、であっても大団円の内はヒロインの幸せそうな姿を見送る気持ちになるのだ。一人に決めた後は、きっと大丈夫だと思い込む。この構図は、とんだお父さん集団だよ。
よって、男の性格は力の有無によらず、全うな善良を絵に描いた判押しになりがちだ。だって、娘の彼氏だぜ、浮気野郎はまだ娘一筋になったと思い込むにしても、倫理観欠如とか正直困るって。
詳しい実証は、心理学専攻の諸氏に任せた。
L知っているか?野郎が主人公のアニメにおける二次元の嫁と称する概念は、エディプス(エレクトラ)的で、シンデレラ的願望と寝取られを孕んだお父さんスイッチなのだよ明智君。
まとめ
・シンデレラが阿婆擦れだと辛い
・必ず、最後は寝取られる
・その対象を嫁と称し、仕様も無いよく分からん輩がちらつくとあたふた
・でも最後は娘の幸せを祝福する
・だから、彼氏と称する輩はまともであって欲しい
夢見がちであり処女性が重んじられるのは、娘にシンデレラ症候群であって欲しいかの様。しかして、最後は主人公と結ばれる(寝取られる)ことを祝福するのである。それでありながら嫁と称し、彼氏がちらつくと荒れるのはまるで、娘にエディプス(エレクトラ)コンプレックスであって欲しい父親の様。萌えアニメであっても野郎が主人公なら、いつか嫁的かつ娘的ヒロインがそいつと結ばれるのだ。
つまり、どこの馬の骨とも知らぬ糞野郎、例えば『いちご100%』の(ヒロインの見せ場を作るために目移りする宿命を背負った)主人公の真中「通称:うんこ」、であっても大団円の内はヒロインの幸せそうな姿を見送る気持ちになるのだ。一人に決めた後は、きっと大丈夫だと思い込む。この構図は、とんだお父さん集団だよ。
よって、男の性格は力の有無によらず、全うな善良を絵に描いた判押しになりがちだ。だって、娘の彼氏だぜ、浮気野郎はまだ娘一筋になったと思い込むにしても、倫理観欠如とか正直困るって。
詳しい実証は、心理学専攻の諸氏に任せた。
2012年4月新番をまとめて
2012年5月4日 1話雑感まとめて放出
『聖闘士星矢Ω』
星矢が守った赤子が成長して後を継ぐってだけでワクワクしてくる。OPが初代のアレンジというのもね。
『宇宙兄弟』
宇宙に対する憧れをオッサンの時系列で語る。確かに同じ時代を知っている者には、補足なしで懐かしさと雰囲気補正が働く。だが、子供や宇宙に特段思いのない者に対し、主人公同様の思いを抱かせるだけのものが見えてこないのは如何なものか。それはただ重いだけで思いと呼べるのだろうか。
『しばいぬ子さん』
しばいぬ子なる擬人化犬コロが送る女子高校生生活。だれる前にパッと終わるミニアニメらしいところが良い。
『ゆるめいつ 3でぃ 』
一刻館的無茶苦茶な住人達が浪人生活を満喫する話かな。誘惑が多くて誰も合格していないのだろうか。まあ、ミニアニメだと日常系4コマと思しき本作の尺は合っているわな。
『ZETMAN』
ダークヒーローものと思われるが、正統派のヒーローとして真っ直ぐに成長したであろう現在に向けた過去回想編から開始。出自からして斜になっている以上、わざわざ構えるまでもないといったところか。
『緋色の欠片』
世界を守る巫女なる田舎の謎の風習と押し寄せるイケメン守護者達。運命論だけで巻く話は現代が舞台だとあまり好きじゃない。
『NARUTO-ナルト- SD ロック・リーの青春フルパワー忍伝』
本編より気楽で楽しみやすい。結果、物語と映像の同調は犠牲になったのだ。どっちが良いかは難しいね。
『銀河へキックオフ!!』
今は下手だけど才能の片鱗を見せる始まり方は、説得力がありと感じるかどうか次第ではあるものの、しっかりとした手続きになっていて好感が持てる。チームメンバー集めも同時に始まるが、このワクワクだけは時代を超えるね。
『あらしのよるに ひみつのともだち 』
CGの動物に擬人化的に表情を付けたら、ちょっと生々しくて気持ち悪くなる手前まで来ている。まあ、世間慣れした狼と世間ずれした羊の友情という大茶番によるお父さんスイッチ作品でも、見た目は大事じゃないかな。
『しろくまカフェ』
人間と擬人化された動物が当然のように会話をして社会を形成している。で、動物はイケ声の方々を集めたという、壮大な出落ち作品。イケ声とボケの組み合わせが良いね。
『リコーダーとランドセル レ♪』
イケ声のおっさんが小学生をやっている。繰り返しネタと茶番がミニアニメの尺で落ちとするのに丁度合う。
『これはゾンビですか? OF THE DEAD』
主人公が無口キャラの会話を妄想した体のゲストの豪華さとか、相変わらずの出落ち感で緩いんだか温いんだかな滑り出し。世界がどうとかボスが出てくる展開に繋げるのが難しそうだねと。まあ、予告で無口キャラの妄想役のゲストと本尊の掛け合いがあるんだけど、相変わらず「シャァベッタァァァァァァァ!!!」 というよりは「シャァベンナァァァァァァァ!!!」って感じで、上手くなってくれないと作品の雰囲気を壊しますぜ旦那。
『夏色キセキ』
スフィア押しの是非はともかく、演者としてそれなりに出来るはずのスフィアの面々に、凡庸というよりは4人で一まとめのようなキャラを当てるってのはどうよ。折角、脇をキャリアのある演者で固めているとか、学生生活の雰囲気作りを頑張ってもキャラが弱いと微妙だぜ。まあ、物語も微妙な感じだけどね。
『鷹の爪NEO』
別段チャンネルや媒体が変わっても変わった点もなく、茶番の雰囲気を笑いに繋げるのも上手い。
『めだかボックス』
僕、この生徒会長は品を感じないので支持出来ません。頭おかしいとしか思えない破廉恥制服の媚さと、既にカップリング済みと来て、本当に皆が支持してくれているのか甚だ疑問。作中と受け手のこちらの感情の溜めという手続きが、週間のスピード感で受け手の補完で済んでいたということか。要は、誰かつっこめよってだけの話。他者意識の欠如も内輪受けといえようか。残念ながら、アニメの尺でその補完は厳しいと感じる視聴者もいる。主に俺とか。可愛いキャラの過剰な媚びは流行始めた頃から恥ずかしいと思っていました。
『ジュエルペット きら☆デコッ!』
無軌道の片鱗こそ見せているものの、1話は手堅く制限速度での走り出し。まあ、終わり位から暴走のためのアクセル全開だったような気もするけどね。今年も1年楽しめそうだ。
『超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム』
制限速度での走り出し、暴走はなしなのか。音響のクレジットを見る限りありそうにも思えるが如何に。楽しめるかはそれ次第。
『Fate/Zero 2ndシーズン』
派手な戦闘で待った貝(燕の子安貝的なお宝)はあったが、画面映えする会話劇としての面白さは少な目の回でもあった。総集編を別途で放送したため、回想なしで完全に1stシーズンからの続きからとなっており、誰にでも訴えかけやすい絵力で攻めるのも当然か。もう何やっても余程がない限り負けそうにない。圧倒的勝者の貫禄やね。勝ち馬に乗れ。
『黒子のバスケ』
影が薄いから、名前通り黒子に徹すると。これを駄洒落と取るか上手い掛けと取るかで明暗分かれる。勿論、明暗を分けるのはキャラの性格とバスケの内容次第。メインの二人の灰汁が強い以上は脇のキャラ、バスケをハックする以上は基本的なプレー、それぞれが映像で動かして絶妙になれば良いけれど、これが難しい。特にバスケはそびえ立つ壁もあるしね。
『アクセル・ワールド』
ジャンルとしては近未来学園もの兼電脳バトルってことになるか。デフォルメ等身でデブっている主人公の鬱屈した日常から始まり、ヒロインに現実世界に影響する脳の加速処理ソフトを渡される。で、最後は忠告を破った結果、現実か仮想か分からない状況でバトルに発展しそうなところで引くと。限定能力バトル的展開なのかもしれないが、折角の文明の利器をして日常をずらすようなハック感が薄いってのは、『ドラえもん』を経験している以上辛いね。え、そういう作品じゃない。そか。
『カードファイト!! ヴァンガード アジアサーキット編』
時間帯が変わって心機一転。今一度ルールの詳細を確認する形で謎の初心者少年とのファイトが始まる。で、終わってみるとデッキが新カードを使ったものに摩り替わっていた。新手のシャークともいえる凄い超パワーに目を惹かれるが、相変わらずファイト内容も良い。
『黄昏乙女×アムネジア』
幽霊お姉さんと嬉し恥ずかしドキドキの怪奇調査の部活動。幽霊お姉さんの骨を見つけておきながら放置しつつ、死の真相を追うって感じになるのか。狭い人間関係を中心としているようなので、仕掛けや面白さをどうやって出すのか。
『謎の彼女X』
そのものセックスがどうとかのナレーションがあり、よだれを舐めたら禁断症状になったとか。斜め上のエロフェチってことになるのか。ヒロイン役の素人っぽさが、演出として機能している点は僥倖であろう。
『あっちこっち』
微妙な距離の二人を周りが茶化す。そういうのはあまり好きじゃない。おまけに日常系と来れば仕掛けもなしか。
『さんかれあ』
好きな子をゾンビにするとか、死んでんねんでそれ。
『ヨルムンガンド』
傭兵を束ねる武器商人の女。武器が嫌いな少年兵。こういっちゃ何だが、台詞のやり取りの小気味良さとか箔に欠けるような気がするな。映像化は難しいね。まあ、ショタおね系なんで好みではあるぜ。
『戦国コレクション』
戦国武将が女体化。現代のものへの反応に武将の逸話が上手くあしらってあり、思いの他戦国になっているのかなと。
『這いよれ!ニャル子さん』
設定自体は如何にもな無茶苦茶だが、キャラ押しと演者押しで久しぶりに好みに合いそうな作品。独善も主人公少年の貞操狙いならエロくて良いね。
『エウレカセブンAO』
エウレカの息子っぽい主人公が、独立したと思しき沖縄を舞台に何やらかんやら。主役ロボットが登場しないまま次回へ引き。いい加減、政治でお遊びするのは止めといたら。もしくは、1時間でやれ。あるいは、あの耳に気持ち良いBGMとロボ戦はもうないのかいな。
『シャイニング・ハーツ ~幸せのパン~ 』
記憶喪失でやってきた主人公がパン屋をと。パン屋って技術職だとか、その辺の現実味はよく分からないが、この作品の若い姉ちゃんと3人で楽しくやってますってだけの雰囲気は何か引っかかる。そう、仕事を一日やったという疲労感が薄いってことか。って、違うか。
『咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A』
楽しい麻雀教室の日々と終わり、更に段々と友人と疎遠になって行く過程。別の地で活躍する友人とまた麻雀がしたい。だから、麻雀部の面子を集めて全国大会へ行こう。この一連の手続きをきちんとやるってのは良いね。おまけに部員集めという約束された盛り上がりもあるわけだ。まあ、卓上のやり取りはほとんど見せてないので麻雀アニメとしての押しは弱いが、部活アニメとしてはこれもありなのかもね。
『坂道のアポロン』
60年代を舞台に九州の高校に転校した主人公が、色々あってジャズやるみたい。如何にもなバンカラとの出会いや、ジャズとの出会いがあってと1話らしい。まあ、音楽が売りなので、ドラムのプレイが既に素人の動きには見えないのが気になるといえばなるが、美術に関しては今の駅前のような極彩色ではなく、抑え目で日常や古い時代を感じさせる点で釣り合いが取れているか。漫画漫画していない日常の鬱屈感の出し方にも貢献していますし、好感が持てますな。
『つり球』
緊張が頂点になると強張りを通り越して憤怒の形相になってしまう主人公。彼が江ノ島にやってくるところから始まり、鮮やかな色使いの塗り、宇宙人を自称する少年、釣りと脈絡の無さが何とも不思議な感じ。描き絵でないと絶対に成立し得ない薄氷の上に立つ作品かなと。栗コーダーカルテットの音楽が気楽な感じと合っていて良いね。
『イナズマイレブンGO クロノ・ストーン』
相変わらず、日野い(酷い)話だ。紆余曲折で全国優勝しとはいえ、この間サッカー始めたレベルの腕前だった奴が、出張サッカー教室で学校を休んでいるだと。で、戻るとサッカーの存在自体が希薄になっていたと。原因は、謎の軍団の過去改変と。結果、チームメイト達は別の部活をやっている。当の主人公もサッカー部ではなく、書道部所属らしくがっかりする。しかしながら、チームメイト達はサッカーが無いなりに別の部活で充実しているのではないかと思わせることもあり、主人公に対してもサッカーを始めるきっかけを改変してサッカーを忘れさせようと計られる。この程度で無かったことになるとすれば、サッカーが代替可能であることが強調される。そもそも、サッカーが絶対なる世界観への疑問符に対し、前作では有効な解答を示せなかった。改めて、物語を通じサッカーにゲームデザインだとか、商業的な狙い以上の何かを提示出来るだろうか。アニメスタッフがサッカー描写で必死に箔を付けるのは変わらないだろうが、それに対することも含め日野さんの矜持の程が見定められることは間違いあるまい。
『氷菓』
全10話と1クールの尺に拘らないようで、媒体の違う原作との時間感覚を上手く埋めようとするのかなと。1話は予習といった感じで、大まかなキャラクターと背景、今後の作品の方向性の提示となっている。キャラクター付けからして、謎解きは味付けでしかないような気もする。それなら、1話1ミステリーでサクサク行くのならキャラ押しと相まって良いかもね。ミステリーを京アニの美術への拘りが後押しする予感もあって期待したい。
『AKB0048』
何をテーマにするにしろ、改めて受け手側の経験として作品内でテーマに価値を用意していないのは感心しない。選抜したとはいえ、演者の微妙さもあって、AKBの価値を毀損しかねない。ディスクにおまけを付ければ収益が見込めるとはいえ、劣化マクロスではね。買わないアニメファン代表としては、この作品から漂う大人の事情が鼻に付く。酷な言い方をすれば、アニメに擦り寄らされて大変ですねと。
『聖闘士星矢Ω』
星矢が守った赤子が成長して後を継ぐってだけでワクワクしてくる。OPが初代のアレンジというのもね。
『宇宙兄弟』
宇宙に対する憧れをオッサンの時系列で語る。確かに同じ時代を知っている者には、補足なしで懐かしさと雰囲気補正が働く。だが、子供や宇宙に特段思いのない者に対し、主人公同様の思いを抱かせるだけのものが見えてこないのは如何なものか。それはただ重いだけで思いと呼べるのだろうか。
『しばいぬ子さん』
しばいぬ子なる擬人化犬コロが送る女子高校生生活。だれる前にパッと終わるミニアニメらしいところが良い。
『ゆるめいつ 3でぃ 』
一刻館的無茶苦茶な住人達が浪人生活を満喫する話かな。誘惑が多くて誰も合格していないのだろうか。まあ、ミニアニメだと日常系4コマと思しき本作の尺は合っているわな。
『ZETMAN』
ダークヒーローものと思われるが、正統派のヒーローとして真っ直ぐに成長したであろう現在に向けた過去回想編から開始。出自からして斜になっている以上、わざわざ構えるまでもないといったところか。
『緋色の欠片』
世界を守る巫女なる田舎の謎の風習と押し寄せるイケメン守護者達。運命論だけで巻く話は現代が舞台だとあまり好きじゃない。
『NARUTO-ナルト- SD ロック・リーの青春フルパワー忍伝』
本編より気楽で楽しみやすい。結果、物語と映像の同調は犠牲になったのだ。どっちが良いかは難しいね。
『銀河へキックオフ!!』
今は下手だけど才能の片鱗を見せる始まり方は、説得力がありと感じるかどうか次第ではあるものの、しっかりとした手続きになっていて好感が持てる。チームメンバー集めも同時に始まるが、このワクワクだけは時代を超えるね。
『あらしのよるに ひみつのともだち 』
CGの動物に擬人化的に表情を付けたら、ちょっと生々しくて気持ち悪くなる手前まで来ている。まあ、世間慣れした狼と世間ずれした羊の友情という大茶番によるお父さんスイッチ作品でも、見た目は大事じゃないかな。
『しろくまカフェ』
人間と擬人化された動物が当然のように会話をして社会を形成している。で、動物はイケ声の方々を集めたという、壮大な出落ち作品。イケ声とボケの組み合わせが良いね。
『リコーダーとランドセル レ♪』
イケ声のおっさんが小学生をやっている。繰り返しネタと茶番がミニアニメの尺で落ちとするのに丁度合う。
『これはゾンビですか? OF THE DEAD』
主人公が無口キャラの会話を妄想した体のゲストの豪華さとか、相変わらずの出落ち感で緩いんだか温いんだかな滑り出し。世界がどうとかボスが出てくる展開に繋げるのが難しそうだねと。まあ、予告で無口キャラの妄想役のゲストと本尊の掛け合いがあるんだけど、相変わらず「シャァベッタァァァァァァァ!!!」 というよりは「シャァベンナァァァァァァァ!!!」って感じで、上手くなってくれないと作品の雰囲気を壊しますぜ旦那。
『夏色キセキ』
スフィア押しの是非はともかく、演者としてそれなりに出来るはずのスフィアの面々に、凡庸というよりは4人で一まとめのようなキャラを当てるってのはどうよ。折角、脇をキャリアのある演者で固めているとか、学生生活の雰囲気作りを頑張ってもキャラが弱いと微妙だぜ。まあ、物語も微妙な感じだけどね。
『鷹の爪NEO』
別段チャンネルや媒体が変わっても変わった点もなく、茶番の雰囲気を笑いに繋げるのも上手い。
『めだかボックス』
僕、この生徒会長は品を感じないので支持出来ません。頭おかしいとしか思えない破廉恥制服の媚さと、既にカップリング済みと来て、本当に皆が支持してくれているのか甚だ疑問。作中と受け手のこちらの感情の溜めという手続きが、週間のスピード感で受け手の補完で済んでいたということか。要は、誰かつっこめよってだけの話。他者意識の欠如も内輪受けといえようか。残念ながら、アニメの尺でその補完は厳しいと感じる視聴者もいる。主に俺とか。可愛いキャラの過剰な媚びは流行始めた頃から恥ずかしいと思っていました。
『ジュエルペット きら☆デコッ!』
無軌道の片鱗こそ見せているものの、1話は手堅く制限速度での走り出し。まあ、終わり位から暴走のためのアクセル全開だったような気もするけどね。今年も1年楽しめそうだ。
『超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム』
制限速度での走り出し、暴走はなしなのか。音響のクレジットを見る限りありそうにも思えるが如何に。楽しめるかはそれ次第。
『Fate/Zero 2ndシーズン』
派手な戦闘で待った貝(燕の子安貝的なお宝)はあったが、画面映えする会話劇としての面白さは少な目の回でもあった。総集編を別途で放送したため、回想なしで完全に1stシーズンからの続きからとなっており、誰にでも訴えかけやすい絵力で攻めるのも当然か。もう何やっても余程がない限り負けそうにない。圧倒的勝者の貫禄やね。勝ち馬に乗れ。
『黒子のバスケ』
影が薄いから、名前通り黒子に徹すると。これを駄洒落と取るか上手い掛けと取るかで明暗分かれる。勿論、明暗を分けるのはキャラの性格とバスケの内容次第。メインの二人の灰汁が強い以上は脇のキャラ、バスケをハックする以上は基本的なプレー、それぞれが映像で動かして絶妙になれば良いけれど、これが難しい。特にバスケはそびえ立つ壁もあるしね。
『アクセル・ワールド』
ジャンルとしては近未来学園もの兼電脳バトルってことになるか。デフォルメ等身でデブっている主人公の鬱屈した日常から始まり、ヒロインに現実世界に影響する脳の加速処理ソフトを渡される。で、最後は忠告を破った結果、現実か仮想か分からない状況でバトルに発展しそうなところで引くと。限定能力バトル的展開なのかもしれないが、折角の文明の利器をして日常をずらすようなハック感が薄いってのは、『ドラえもん』を経験している以上辛いね。え、そういう作品じゃない。そか。
『カードファイト!! ヴァンガード アジアサーキット編』
時間帯が変わって心機一転。今一度ルールの詳細を確認する形で謎の初心者少年とのファイトが始まる。で、終わってみるとデッキが新カードを使ったものに摩り替わっていた。新手のシャークともいえる凄い超パワーに目を惹かれるが、相変わらずファイト内容も良い。
『黄昏乙女×アムネジア』
幽霊お姉さんと嬉し恥ずかしドキドキの怪奇調査の部活動。幽霊お姉さんの骨を見つけておきながら放置しつつ、死の真相を追うって感じになるのか。狭い人間関係を中心としているようなので、仕掛けや面白さをどうやって出すのか。
『謎の彼女X』
そのものセックスがどうとかのナレーションがあり、よだれを舐めたら禁断症状になったとか。斜め上のエロフェチってことになるのか。ヒロイン役の素人っぽさが、演出として機能している点は僥倖であろう。
『あっちこっち』
微妙な距離の二人を周りが茶化す。そういうのはあまり好きじゃない。おまけに日常系と来れば仕掛けもなしか。
『さんかれあ』
好きな子をゾンビにするとか、死んでんねんでそれ。
『ヨルムンガンド』
傭兵を束ねる武器商人の女。武器が嫌いな少年兵。こういっちゃ何だが、台詞のやり取りの小気味良さとか箔に欠けるような気がするな。映像化は難しいね。まあ、ショタおね系なんで好みではあるぜ。
『戦国コレクション』
戦国武将が女体化。現代のものへの反応に武将の逸話が上手くあしらってあり、思いの他戦国になっているのかなと。
『這いよれ!ニャル子さん』
設定自体は如何にもな無茶苦茶だが、キャラ押しと演者押しで久しぶりに好みに合いそうな作品。独善も主人公少年の貞操狙いならエロくて良いね。
『エウレカセブンAO』
エウレカの息子っぽい主人公が、独立したと思しき沖縄を舞台に何やらかんやら。主役ロボットが登場しないまま次回へ引き。いい加減、政治でお遊びするのは止めといたら。もしくは、1時間でやれ。あるいは、あの耳に気持ち良いBGMとロボ戦はもうないのかいな。
『シャイニング・ハーツ ~幸せのパン~ 』
記憶喪失でやってきた主人公がパン屋をと。パン屋って技術職だとか、その辺の現実味はよく分からないが、この作品の若い姉ちゃんと3人で楽しくやってますってだけの雰囲気は何か引っかかる。そう、仕事を一日やったという疲労感が薄いってことか。って、違うか。
『咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A』
楽しい麻雀教室の日々と終わり、更に段々と友人と疎遠になって行く過程。別の地で活躍する友人とまた麻雀がしたい。だから、麻雀部の面子を集めて全国大会へ行こう。この一連の手続きをきちんとやるってのは良いね。おまけに部員集めという約束された盛り上がりもあるわけだ。まあ、卓上のやり取りはほとんど見せてないので麻雀アニメとしての押しは弱いが、部活アニメとしてはこれもありなのかもね。
『坂道のアポロン』
60年代を舞台に九州の高校に転校した主人公が、色々あってジャズやるみたい。如何にもなバンカラとの出会いや、ジャズとの出会いがあってと1話らしい。まあ、音楽が売りなので、ドラムのプレイが既に素人の動きには見えないのが気になるといえばなるが、美術に関しては今の駅前のような極彩色ではなく、抑え目で日常や古い時代を感じさせる点で釣り合いが取れているか。漫画漫画していない日常の鬱屈感の出し方にも貢献していますし、好感が持てますな。
『つり球』
緊張が頂点になると強張りを通り越して憤怒の形相になってしまう主人公。彼が江ノ島にやってくるところから始まり、鮮やかな色使いの塗り、宇宙人を自称する少年、釣りと脈絡の無さが何とも不思議な感じ。描き絵でないと絶対に成立し得ない薄氷の上に立つ作品かなと。栗コーダーカルテットの音楽が気楽な感じと合っていて良いね。
『イナズマイレブンGO クロノ・ストーン』
相変わらず、日野い(酷い)話だ。紆余曲折で全国優勝しとはいえ、この間サッカー始めたレベルの腕前だった奴が、出張サッカー教室で学校を休んでいるだと。で、戻るとサッカーの存在自体が希薄になっていたと。原因は、謎の軍団の過去改変と。結果、チームメイト達は別の部活をやっている。当の主人公もサッカー部ではなく、書道部所属らしくがっかりする。しかしながら、チームメイト達はサッカーが無いなりに別の部活で充実しているのではないかと思わせることもあり、主人公に対してもサッカーを始めるきっかけを改変してサッカーを忘れさせようと計られる。この程度で無かったことになるとすれば、サッカーが代替可能であることが強調される。そもそも、サッカーが絶対なる世界観への疑問符に対し、前作では有効な解答を示せなかった。改めて、物語を通じサッカーにゲームデザインだとか、商業的な狙い以上の何かを提示出来るだろうか。アニメスタッフがサッカー描写で必死に箔を付けるのは変わらないだろうが、それに対することも含め日野さんの矜持の程が見定められることは間違いあるまい。
『氷菓』
全10話と1クールの尺に拘らないようで、媒体の違う原作との時間感覚を上手く埋めようとするのかなと。1話は予習といった感じで、大まかなキャラクターと背景、今後の作品の方向性の提示となっている。キャラクター付けからして、謎解きは味付けでしかないような気もする。それなら、1話1ミステリーでサクサク行くのならキャラ押しと相まって良いかもね。ミステリーを京アニの美術への拘りが後押しする予感もあって期待したい。
『AKB0048』
何をテーマにするにしろ、改めて受け手側の経験として作品内でテーマに価値を用意していないのは感心しない。選抜したとはいえ、演者の微妙さもあって、AKBの価値を毀損しかねない。ディスクにおまけを付ければ収益が見込めるとはいえ、劣化マクロスではね。買わないアニメファン代表としては、この作品から漂う大人の事情が鼻に付く。酷な言い方をすれば、アニメに擦り寄らされて大変ですねと。
2012年4月位に終了と抜け分
2012年4月24日 シリーズ全体の感想抜けてた分とか4月に終わった分。
『銀魂’』
如何に酷さでこちらの予想を上回るか。これに尽きる。既に完成された作風ゆえ、原作が溜まればまたやりそうかな。
『未来日記』
90年代後半からの物語の形骸化とメタ意識の顕在化、それに対するハックは原点的『エヴァ』への解答をするかのように本家キャラまんまの秋瀬君だったりと結末へ向けた仕掛けが面白くはあった。しかしながら、三週目の世界だとか、当初の想定通り後味の悪い破滅の結末へ向かうのが見えてくると興が醒めてきた。少しだけ救いを示唆した結末なのでそこまで悪いとも思わなかったが、新展開の告知が入って何となく煮え切らない結末に嫌らしさが伺えてしまったのは残念だ。単行本のおまけであろうCパートのムルムルの奴が、本編を補完しつつ凄惨さも軽減していた点はスタッフの作品愛が感じられて良かった。
『イナズマイレブンGO』
作品世界におけるサッカーの絶対感に対し、設定や制作の都合以上の解答は愚か、キャラクターにとっての愛着すら表現出来ていたか怪しい展開であった。前作ではサッカーが好きで堪らなかったり、勝ちたくて仕様がない連中が本気でぶつかる面で説得力があったものの、近作においては政治的駆け引きや妥協ばかりを押したことで作品の弱点を露呈した。それは、本作が玩具を使って何かをする話ではなく、スポ根ゲームの玩具なので、物語の中でらしく感じさせるようにしないと、代替可能性が目立ったり違和感を覚えたりするなと。ゲームのアニメ化は難しいね。
『銀魂’』
如何に酷さでこちらの予想を上回るか。これに尽きる。既に完成された作風ゆえ、原作が溜まればまたやりそうかな。
『未来日記』
90年代後半からの物語の形骸化とメタ意識の顕在化、それに対するハックは原点的『エヴァ』への解答をするかのように本家キャラまんまの秋瀬君だったりと結末へ向けた仕掛けが面白くはあった。しかしながら、三週目の世界だとか、当初の想定通り後味の悪い破滅の結末へ向かうのが見えてくると興が醒めてきた。少しだけ救いを示唆した結末なのでそこまで悪いとも思わなかったが、新展開の告知が入って何となく煮え切らない結末に嫌らしさが伺えてしまったのは残念だ。単行本のおまけであろうCパートのムルムルの奴が、本編を補完しつつ凄惨さも軽減していた点はスタッフの作品愛が感じられて良かった。
『イナズマイレブンGO』
作品世界におけるサッカーの絶対感に対し、設定や制作の都合以上の解答は愚か、キャラクターにとっての愛着すら表現出来ていたか怪しい展開であった。前作ではサッカーが好きで堪らなかったり、勝ちたくて仕様がない連中が本気でぶつかる面で説得力があったものの、近作においては政治的駆け引きや妥協ばかりを押したことで作品の弱点を露呈した。それは、本作が玩具を使って何かをする話ではなく、スポ根ゲームの玩具なので、物語の中でらしく感じさせるようにしないと、代替可能性が目立ったり違和感を覚えたりするなと。ゲームのアニメ化は難しいね。
2012年3月位に終了をまとめて
2012年4月10日 シリーズ全体の感想今日までに終わった分。
『カードファイト!!ヴァンガード』
後半から〆に使っていたのは恐らくグレード3に重ねる奴だと思うが、だからこそ物語の展開上で1枚だけ授かる伝説のカードって付加価値との親和が良い感じだった。引き過ぎると困るやん、サーチもあるし。初心者から段々と勝てるようになる成長物語としては勿論のこと。ファイトの内容も含め、ゲームとしての運の部分が上手く表現されており、それを操っているかのようなPSYクオリアや勝ちたい気持ちとの折り合いで〆るのは、定石の先を見せるかのようで良かった。合間に挟む、お調子者の森川を筆頭とした不動のベンチ3人組with小学生ズの硬軟織り交ぜも上滑りせず機能していた。お手本のような成長物語でしたが、アジアサーキット編はどうなるでしょうね。
『ジュエルペット サンシャイン』
血管に欠陥があったら死にかねない程に驚きと笑いの連続だった。懐かしいネタや外画パロも含め、破天荒な作為性を笑いに繋げるだけでなく、ジュエルペットと人間の三角関係やまさかの兄弟で脱落から禁断の愛までと昼ドラが裸足で逃げ出す少女向け要素で物語としても回していたのは、流石としか言いようがない。まさか、落ちに来た御影君の必死さが、イルカ先生に中の人がいるネタを忘却してたら茶番でしかないとか最高や。監督やライターといった上流工程の設定管理と作品愛、それを形にする下流工程とサンリオの度量なくしては成しえなかった偉業といえよう。
『バクマン。2』
予想通りの3へと続くわけだが、この作品はいい加減に終わらなければならない。なぜなら、アニメ化を目指す作品がアニメ化しており、ぐだぐだ引っ張ったら勢いが完全になくなったおよそアニメ化されない作品になってしまう恐れがあるからだ。3でまとめる位が良いと思われます。
『persona4 the ANIMATION』
まあ、映像作品における大抵の犯人は、キャラが搾られてくると演者の風格からして消去法で分かるとはいえ、それまでの間の日常回も含め上手く絡めて、シスコン番長の番長足る由縁を見せ付けて余りある出来だった。イゴちゃんを外すどころか、立ち居地含め語り部としてサンプリングとは思えない活躍をさせたことも含め、ゲームをアニメに再現した作品として金字塔を打ち立てたことは間違いあるまい。アベル以来じゃな。スピンオフとか関連作品をお待ちしております。
『灼眼のシャナIII -Final-』
落ちが二人の融和と分かっている以上、細か過ぎる設定に基づいて把握するには沢山の武将が同時に別の場所で闘っている様を延々と見せられるのは、とても冗長で難しいものがあった。意識しないようにしても、同時期に同じ組み合わせの『ゼロ魔』がやってたのもあって、比べてまうやん。まあ、感情を背景に持ってきた〆方を真っ直ぐやったので終わり良ければって感はあるけど、家族を捨てて異世界に行って愛し合う二人は幸せってのは、落ちとしてあまり好かんね。君達が望みを捨てた世界の住人としては、この世界それほど捨てたものでもないと思っているのでね。
『ラストエグザイル-銀翼のファム-』
少女が大人の世界の思惑に絡めとられる様が、制作と本作の関係と同調して見えた。この作品のように世界を救うような少年的浪漫と、少女が大人になることで得る打算とは元来相容れないのかもしれない。間の旧作のBOXのCMや総集編の回での旧作との絡み部分の方が面白く見えたってのも、その辺りに原因があるのではないかな。だってさ、作品作って一発当てようって山っ気は少年的浪漫の典型ですやん。それを女の視点から描いていればまた違ったと思うね。野郎のハードで野郎のソフトを少女のハードで動かしているかのようにエミュレートしても、何かこう作為性が鼻に付いてしまうのよ。
『リコーダーとランドセル』
突拍子も無い出落ち設定なので、ミニ枠が身に合っていて実に良かった。置鮎さんの甘える小学生の演技の破壊力よ。
『新テニスの王子様』
OPの突然の歌劇調への転調からして、ミュージカルアニメだったのではないかと。しかも、話の筋だけを見ると王道も王道。だけど、予想を上回る変態テニスやずれた真面目さが笑えてくるから堪らない。顔は二枚目、扱い三枚目の内容を二枚目の体ですることがこれ程面白いとはね。1週回って来たって感じかな。
『偽物語』
お兄ちゃんは最強なのです。異論は認めません。にしても、日常パートのテンポでは言葉遊びが単に冗長なだけで辛いものがあった。だって、散々引っ張っておいて、仕掛けが駄洒落みたいな語呂合わせだけってのはね。力があって、状況があって、後押しがあって、後はやるだけ。なら、手続きは長すぎない位が好きだな。
『探偵オペラ ミルキィホームズ 第2幕』
延々と落第し続けて同じ学園編をやり続けそうな様相。しかして、イケメンブー太が力兄でラスボスの風格が如何に大切かよく分かった。ミルキィホームズは礼節がなってなくてちょっぴり鬱陶しい内輪受けなので、絶妙な配置で均衡が保たれているのだろうね。
『あの夏で待ってる』
親世代不在の箱庭世界で一つ屋根の下宇宙人お姉さんと一緒に暮らしつつ映画製作をする夏休みの青春。全ては、青春の風景と主人公とヒロインの恋の成就のためだけに用意された壮大な装置。いわば作為性の塊、その下世話さから来る気恥ずかしさが全て。が、ロリバアアにやったのとかコンドーム渡させる場面を入れたのは、作為性の中に宿る無作為への冒涜以外の何者でもない。落ちの茶番さが白けに繋がって、薄氷を踏むようなギリギリのところで保たれている作風なのだなと認識した。どこにもない「あの夏」を作為によって作り出し、受け手の心のままの無作為に焼き付ける。そういう幻想的な作品に下手な現実味はいらん。
『輪廻のラグランジェ』
アニメにおいて、女性が世界の命運を託されてあっさりと従う物語は違和感を覚える。それは母親になってすらどこか別次元の生き物であり、少女なら尚更我を通すものとして描かれてきたからであろうか。主役に立てて、少年のようなコミュニティを形成することに現実味がまるでない。価値観の軸が違い過ぎるように思える。元気少女という装置を通して力を与えられた野郎の意思もないので、想像力が完全に及ばないという点で仮想の少女達の友情ごっこを見守るお父さん視点かもしれないね。続編確定だが、新しい何かに期待してしまうのは機体のおかげもある。格好良い機体でスカッとしたい。でも、少女ではメカキチもきついか……。
『男子高校生の日常』
流し見る分には十分楽しめた。でも、変則で短めのCMを入れても、ちょっと間延びが避けきれてなかった感はある。15分位だともっと楽しめたかもね。
『Another』
壮大そうに見えて、要は町の中学校の3年3組とその類縁者という小さな単位で落ちが付く。現象の範囲の限定的かつ律儀な適用や凶器に駆り立てられた人間が壮大な茶番の様相を呈しての落ち。だが、不思議と悪くはない。そんな簡単に救われないぞという無常観がなせる業か。はたまた万能の科学で説明の付かない都市伝説への恐怖観か、過ちを繰り返す人間の業か。
『夏目友人帳 肆』
ニャンコ先生との絡みや彰キャラとの絡みが多めで、妖怪との接し方や自分の居場所を再確認するテーマに特化してあって、一つ前のと比べると随分楽しめた。これはもう完結に向かってガンガンいこうぜ。
『ゼロの使い魔F』
かなり急ぎ早ではあったものの、誰もが望んだ終わり。しかも、旧家の生まれが成り上がり貴族の平民の実家を訪問するという、折り目の正し過ぎる風景で手を取り合う二人の姿を持ってきて〆るとか。想像以上じゃないか。おじさんびっくりだよ。およそ若人の色恋を扱った作品全てが忘れがちな家族という社会性に、異世界救世恋愛ファンタジーという極北からの帰還がなされた。シリーズとしての完結を迎えたこと。未完のシリーズでは決して得られない。完結したシリーズでなければ得られない味わい。ありがとう、お疲れ様でした。
『ハイスクールD×D』
落ちは大体きまりきっているとはいえ、存外茶番臭が嫌いでもない。でも、この作品に光と影は作為的に過ぎるきらいがあったな。あれじゃあ淫魔になっちゃって、高貴な雰囲気から遠くなっちゃっていたよ。まあ、続きそうな設定の披露もあったので、あるんじゃないですかね。
『パパのいうことを聞きなさい!』
4人一緒に暮らせて良かった体になってはいるものの、物語という作為でそうなった以上は、どこかやり過ぎな気が残る。これはもう事故に遭ったけど生きていましたとか、義理の娘としての嫁入りを描くとかしないと物語として落ちない感じですな。温かくも辛いお父さんスイッチ作品であった。
『アマガミSS+ plus』
ヒロインだけでなく、おまけの妹メインの温泉回で〆るとは、実にうらやまけしからん。後日談なんてどうかと思っていたが、お助け役の梅原の出番が少ない点以外は楽しさ満点だった。まあ、ダディャーナサンとヒロインの愛し愛されっぷりっときたら、想像以上にニヤニヤ楽しめるから凄いわな。
『カードファイト!!ヴァンガード』
後半から〆に使っていたのは恐らくグレード3に重ねる奴だと思うが、だからこそ物語の展開上で1枚だけ授かる伝説のカードって付加価値との親和が良い感じだった。引き過ぎると困るやん、サーチもあるし。初心者から段々と勝てるようになる成長物語としては勿論のこと。ファイトの内容も含め、ゲームとしての運の部分が上手く表現されており、それを操っているかのようなPSYクオリアや勝ちたい気持ちとの折り合いで〆るのは、定石の先を見せるかのようで良かった。合間に挟む、お調子者の森川を筆頭とした不動のベンチ3人組with小学生ズの硬軟織り交ぜも上滑りせず機能していた。お手本のような成長物語でしたが、アジアサーキット編はどうなるでしょうね。
『ジュエルペット サンシャイン』
血管に欠陥があったら死にかねない程に驚きと笑いの連続だった。懐かしいネタや外画パロも含め、破天荒な作為性を笑いに繋げるだけでなく、ジュエルペットと人間の三角関係やまさかの兄弟で脱落から禁断の愛までと昼ドラが裸足で逃げ出す少女向け要素で物語としても回していたのは、流石としか言いようがない。まさか、落ちに来た御影君の必死さが、イルカ先生に中の人がいるネタを忘却してたら茶番でしかないとか最高や。監督やライターといった上流工程の設定管理と作品愛、それを形にする下流工程とサンリオの度量なくしては成しえなかった偉業といえよう。
『バクマン。2』
予想通りの3へと続くわけだが、この作品はいい加減に終わらなければならない。なぜなら、アニメ化を目指す作品がアニメ化しており、ぐだぐだ引っ張ったら勢いが完全になくなったおよそアニメ化されない作品になってしまう恐れがあるからだ。3でまとめる位が良いと思われます。
『persona4 the ANIMATION』
まあ、映像作品における大抵の犯人は、キャラが搾られてくると演者の風格からして消去法で分かるとはいえ、それまでの間の日常回も含め上手く絡めて、シスコン番長の番長足る由縁を見せ付けて余りある出来だった。イゴちゃんを外すどころか、立ち居地含め語り部としてサンプリングとは思えない活躍をさせたことも含め、ゲームをアニメに再現した作品として金字塔を打ち立てたことは間違いあるまい。アベル以来じゃな。スピンオフとか関連作品をお待ちしております。
『灼眼のシャナIII -Final-』
落ちが二人の融和と分かっている以上、細か過ぎる設定に基づいて把握するには沢山の武将が同時に別の場所で闘っている様を延々と見せられるのは、とても冗長で難しいものがあった。意識しないようにしても、同時期に同じ組み合わせの『ゼロ魔』がやってたのもあって、比べてまうやん。まあ、感情を背景に持ってきた〆方を真っ直ぐやったので終わり良ければって感はあるけど、家族を捨てて異世界に行って愛し合う二人は幸せってのは、落ちとしてあまり好かんね。君達が望みを捨てた世界の住人としては、この世界それほど捨てたものでもないと思っているのでね。
『ラストエグザイル-銀翼のファム-』
少女が大人の世界の思惑に絡めとられる様が、制作と本作の関係と同調して見えた。この作品のように世界を救うような少年的浪漫と、少女が大人になることで得る打算とは元来相容れないのかもしれない。間の旧作のBOXのCMや総集編の回での旧作との絡み部分の方が面白く見えたってのも、その辺りに原因があるのではないかな。だってさ、作品作って一発当てようって山っ気は少年的浪漫の典型ですやん。それを女の視点から描いていればまた違ったと思うね。野郎のハードで野郎のソフトを少女のハードで動かしているかのようにエミュレートしても、何かこう作為性が鼻に付いてしまうのよ。
『リコーダーとランドセル』
突拍子も無い出落ち設定なので、ミニ枠が身に合っていて実に良かった。置鮎さんの甘える小学生の演技の破壊力よ。
『新テニスの王子様』
OPの突然の歌劇調への転調からして、ミュージカルアニメだったのではないかと。しかも、話の筋だけを見ると王道も王道。だけど、予想を上回る変態テニスやずれた真面目さが笑えてくるから堪らない。顔は二枚目、扱い三枚目の内容を二枚目の体ですることがこれ程面白いとはね。1週回って来たって感じかな。
『偽物語』
お兄ちゃんは最強なのです。異論は認めません。にしても、日常パートのテンポでは言葉遊びが単に冗長なだけで辛いものがあった。だって、散々引っ張っておいて、仕掛けが駄洒落みたいな語呂合わせだけってのはね。力があって、状況があって、後押しがあって、後はやるだけ。なら、手続きは長すぎない位が好きだな。
『探偵オペラ ミルキィホームズ 第2幕』
延々と落第し続けて同じ学園編をやり続けそうな様相。しかして、イケメンブー太が力兄でラスボスの風格が如何に大切かよく分かった。ミルキィホームズは礼節がなってなくてちょっぴり鬱陶しい内輪受けなので、絶妙な配置で均衡が保たれているのだろうね。
『あの夏で待ってる』
親世代不在の箱庭世界で一つ屋根の下宇宙人お姉さんと一緒に暮らしつつ映画製作をする夏休みの青春。全ては、青春の風景と主人公とヒロインの恋の成就のためだけに用意された壮大な装置。いわば作為性の塊、その下世話さから来る気恥ずかしさが全て。が、ロリバアアにやったのとかコンドーム渡させる場面を入れたのは、作為性の中に宿る無作為への冒涜以外の何者でもない。落ちの茶番さが白けに繋がって、薄氷を踏むようなギリギリのところで保たれている作風なのだなと認識した。どこにもない「あの夏」を作為によって作り出し、受け手の心のままの無作為に焼き付ける。そういう幻想的な作品に下手な現実味はいらん。
『輪廻のラグランジェ』
アニメにおいて、女性が世界の命運を託されてあっさりと従う物語は違和感を覚える。それは母親になってすらどこか別次元の生き物であり、少女なら尚更我を通すものとして描かれてきたからであろうか。主役に立てて、少年のようなコミュニティを形成することに現実味がまるでない。価値観の軸が違い過ぎるように思える。元気少女という装置を通して力を与えられた野郎の意思もないので、想像力が完全に及ばないという点で仮想の少女達の友情ごっこを見守るお父さん視点かもしれないね。続編確定だが、新しい何かに期待してしまうのは機体のおかげもある。格好良い機体でスカッとしたい。でも、少女ではメカキチもきついか……。
『男子高校生の日常』
流し見る分には十分楽しめた。でも、変則で短めのCMを入れても、ちょっと間延びが避けきれてなかった感はある。15分位だともっと楽しめたかもね。
『Another』
壮大そうに見えて、要は町の中学校の3年3組とその類縁者という小さな単位で落ちが付く。現象の範囲の限定的かつ律儀な適用や凶器に駆り立てられた人間が壮大な茶番の様相を呈しての落ち。だが、不思議と悪くはない。そんな簡単に救われないぞという無常観がなせる業か。はたまた万能の科学で説明の付かない都市伝説への恐怖観か、過ちを繰り返す人間の業か。
『夏目友人帳 肆』
ニャンコ先生との絡みや彰キャラとの絡みが多めで、妖怪との接し方や自分の居場所を再確認するテーマに特化してあって、一つ前のと比べると随分楽しめた。これはもう完結に向かってガンガンいこうぜ。
『ゼロの使い魔F』
かなり急ぎ早ではあったものの、誰もが望んだ終わり。しかも、旧家の生まれが成り上がり貴族の平民の実家を訪問するという、折り目の正し過ぎる風景で手を取り合う二人の姿を持ってきて〆るとか。想像以上じゃないか。おじさんびっくりだよ。およそ若人の色恋を扱った作品全てが忘れがちな家族という社会性に、異世界救世恋愛ファンタジーという極北からの帰還がなされた。シリーズとしての完結を迎えたこと。未完のシリーズでは決して得られない。完結したシリーズでなければ得られない味わい。ありがとう、お疲れ様でした。
『ハイスクールD×D』
落ちは大体きまりきっているとはいえ、存外茶番臭が嫌いでもない。でも、この作品に光と影は作為的に過ぎるきらいがあったな。あれじゃあ淫魔になっちゃって、高貴な雰囲気から遠くなっちゃっていたよ。まあ、続きそうな設定の披露もあったので、あるんじゃないですかね。
『パパのいうことを聞きなさい!』
4人一緒に暮らせて良かった体になってはいるものの、物語という作為でそうなった以上は、どこかやり過ぎな気が残る。これはもう事故に遭ったけど生きていましたとか、義理の娘としての嫁入りを描くとかしないと物語として落ちない感じですな。温かくも辛いお父さんスイッチ作品であった。
『アマガミSS+ plus』
ヒロインだけでなく、おまけの妹メインの温泉回で〆るとは、実にうらやまけしからん。後日談なんてどうかと思っていたが、お助け役の梅原の出番が少ない点以外は楽しさ満点だった。まあ、ダディャーナサンとヒロインの愛し愛されっぷりっときたら、想像以上にニヤニヤ楽しめるから凄いわな。
関西2012年4月の新番組
2012年4月2日 関西の新番組『聖闘士星矢Ω』ABCテレビ : 04/01(日) 06:30~
http://www.toei-anim.co.jp/tv/seiya/
わしの原点が来た。
『宇宙兄弟』読売テレビ : 04/01(日) 07:00~
http://uchukyodai.com/
大人の喜ぶ物語は地味で子供受けさせるのが難しそう。宇宙浪漫を映像に落とし込めるかどうか次第かな。
『しばいぬ子さん』ニコニコ動画 : 04/01(日)
http://www.takeshobo.co.jp/sp/tv_shibainukosan/
内輪受け犬コロも2分なら良さげか。
『GON -ゴン-』テレビ大阪 : 04/02(月) 18:00~
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/gon/
『ゆるめいつ 3でぃ 』サンテレビ : 04/02(月) 25:35~
ニコニコ動画・バンダイチャンネル : 04/07(土) 25:10~
http://www.takeshobo.co.jp/sp/tv_yuru/
『ZETMAN』読売テレビ : 04/02(月) 26:38~
BS11 : 04/06(金) 24:00~
http://zetman.jp/
ダークヒーローかな。なら、難しい題材になるね。
『緋色の欠片』読売テレビ : 04/02(月) 26:08~
ニコニコ動画・バンダイチャンネル : 04/05(木) 25:30~
http://www.hiironokakera.tv/
この手のコミカルありそうな耽美系と俺の相性はすこぶる悪い。
『NARUTO-ナルト- SD ロック・リーの青春フルパワー忍伝』テレビ大阪 : 04/03(火) 18:00~
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/lee/
斜に構えた感じが微塵もなさそうなので、本編より楽しめそう。
『銀河へキックオフ!!』BSプレミアム : 04/03(火) 19:00~
NHK総合テレビ : 04/07(土)09:30~
http://www9.nhk.or.jp/anime/ginga/
ついにBSと地上派の同時ネット。
『君と僕。2』テレビ大阪 : 04/03(火) 26:05~
http://www.kimiboku.tv/
『あらしのよるに ひみつのともだち 』テレビ大阪 : 04/04(水) 17:30~
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/arashinoyoruni/
お父さんスイッチ。
『しろくまカフェ』テレビ大阪 : 04/05(木) 17:30~
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/shirokumacafe/
ギャグは当たるかどうか難しいが、出落ちは確定。
『リコーダーとランドセル レ♪』ニコニコ動画 : 04/05(木) 深夜
KBS京都 : 04/10(火) 25:30~
http://www.takeshobo.co.jp/sp/tv_rikoran/
気楽で良いよね。
『これはゾンビですか? OF THE DEAD』サンテレビ : 04/05(木) 24:35~
BS11 : 04/05(木) 27:00~
http://kadokawa-anime.jp/zombie/
短くまとめようという姿勢は良し。
『夏色キセキ』MBS : 04/05(木) 26:25~
http://www.natsuiro-kiseki.jp/
予告からしてスフィア押しだが、それ以上にキャラとキャストの世代配置を同調させてある点とか、練られている感じはする。
『鷹の爪NEO』NHK-Eテレ / ネット配信 : 04/06(金) 18:20~
http://鷹の爪.jp/
NHKの地上波とネットの同時配信。新しい押しですな。
『めだかボックス』テレビ大阪 : 04/06(金) 26:10~
http://medakabox.jp/
原作者がシナリオを書くってのは、勝っている内に色々試すのを見られて興味深い。
『ジュエルペット きら☆デコッ!』テレビ大阪 : 04/07(土) 07:00~
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/jp-kiradeco/
テレビ東京より一足お先に。またぞろ無軌道路線の予感。
『超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム』テレビ大阪 : 04/07(土) 08:00~
http://www.tv-aichi.co.jp/TF-prime/
CGと来れば、懐かしのアドリブ合戦を期待するよね。
『プリティーリズム ディアマイフューチャー』テレビ大阪 : 04/07(土) 10:00~
ニコニコ動画 : 04/20(金) 21:00~
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/prettyrhythm/dmf/
え、続編。
『ふしぎの海のナディア デジタルリマスター版』NHK-Eテレ : 04/07(土) 17:55~
http://www9.nhk.or.jp/anime/nadia/
えらい綺麗になっとるわ。
『うぽって!!』ニコニコ生放送 : 04/07(土) 24:00~
http://www.upotte.jp/
通常配信するかは知らん。
『Fate/Zero 2ndシーズン』MBS : 04/07(土) 26:28~
BS11 : 04/14(土) 24:00~
ニコニコ動画 : 04/15(日) 25:00~
http://www.fate-zero.jp/
さて、じらした結果の勝者の貫禄や如何に。
『黒子のバスケ』MBS : 04/07(土) 25:58~
BS11 : 04/13(金) 18:30~
http://www.kurobas.com/
地上波が深夜帯ってのが泣けるね。
『アクセル・ワールド』MBS : 04/07(土) 26:58~
ニコニコ動画 : 04/10(火) 23:00~
BS11 : 04/13(金) 24:30~
http://www.accel-world.net/
キャラの等身が極端なので、同じ画面に映りこむとパースが難しそうだ。
『メタルファイト ベイブレード ZEROG』テレビ大阪 : 04/08(日) 08:30~
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/mf-beyblade-zero/
流石、回るとお金も回るだけあるな。
『カードファイト!! ヴァンガード アジアサーキット編』テレビ大阪 : 04/08(日) 10:00~
http://cf-vanguard.com/
更なる強カードを求めて。
『ファイ・ブレイン ~神のパズル 第2シリーズ』NHK-Eテレ : 04/08(日) 17:30~
http://www9.nhk.or.jp/anime/phibrain/
この作品のパズルに気軽さはない。
『黄昏乙女×アムネジア』サンテレビ : 04/08(日) 24:30~
http://www.amnesia-tv.com/
ありがとう、日曜枠。
『謎の彼女X』サンテレビ : 04/09(月) 24:35~
KBS京都 : 04/09(月) 25:30~
BS11 : 04/13(金) 23:00~
http://www.starchild.co.jp/special/nazokano_x/
エロかフェチ枠。予告の時点で恥ずかしいわ。
『あっちこっち』MBS : 04/09(月) 26:20~
http://www.tbs.co.jp/anime/ackc/
『さんかれあ』MBS : 04/09(月) 26:50~
http://www.tbs.co.jp/anime/sankarea/
『ヨルムンガンド』KBS京都 : 04/10(火) 25:00~
BS11 : 04/11(水) 24:00~
サンテレビ : 04/11(水) 24:35~
http://www.jormungand.tv/
流行る予定の分割と違いますかね。
『戦国コレクション』テレビ大阪 : 04/10(火) 25:30~
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/sencolle/
正直、時代物でキャラが多過ぎるのは関係性が掴み辛いから苦手。
『這いよれ!ニャル子さん』ニコニコ動画 : 04/11(水) 25:30~
テレビ大阪 : 04/13(金) 27:10~
http://www.nyaruko.com/
『クイーンズブレイド リベリオン』サンテレビ : 04/11(水) 26:05~
BS11 : 04/12(木) 24:00~
http://queensblade.tv/
ガンカタはあるか。って、そういうアニメじゃねーから。分かんないけどね。
『エウレカセブンAO』MBS : 04/12(木) 25:55~
BS-TBS : 04/21(土) 24:00~
http://eurekaao-prj.net/
実の子と義理の子が、親に捨てられてバトル話ですか。まあ、違うわな。
『シャイニング・ハーツ ~幸せのパン~ 』MBS : 04/12(木) 26:55~
ニコニコ動画 : 04/19(木) 24:30~
http://shining-world.jp/heartsTV/
手作りパンを口にする機会は少ないが、上手さと手間はよく分かっているつもり。その点はどうよ。
『咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A』テレビ大阪 : 04/14(土) 26:25~
http://www.saki-anime.com/
見ると、半荘打ちたくなる。
『坂道のアポロン』関西テレビ : 火曜の深夜?
http://www.noitamina-apollon.com/
ノイタミナ枠。趣味の拘り押しは分かるが、心理描写次第か。
『つり球』関西テレビ : 火曜の深夜?
http://www.tsuritama.com/
ノイタミナ枠。HPの画像の上に白のキャプションは見難いとあれほど……。
『氷菓』KBS京都 : 04/23(月) 25:00~
サンテレビ : 04/24(火) 24:00~
BS11 : 04/27(金) 27:00~
http://www.kotenbu.com/
話数を絞って冗長さが無いように出来るかどうか。
『AKB0048』サンテレビ : 04/29(日) 23:30~
KBS京都 : 05/05(土) 23:30~
http://akb0048.jp/
メタ的に見て、終わってないのに復活ってのは、終わりの始まりにならないことを祈るよ。
http://www.toei-anim.co.jp/tv/seiya/
わしの原点が来た。
『宇宙兄弟』読売テレビ : 04/01(日) 07:00~
http://uchukyodai.com/
大人の喜ぶ物語は地味で子供受けさせるのが難しそう。宇宙浪漫を映像に落とし込めるかどうか次第かな。
『しばいぬ子さん』ニコニコ動画 : 04/01(日)
http://www.takeshobo.co.jp/sp/tv_shibainukosan/
内輪受け犬コロも2分なら良さげか。
『GON -ゴン-』テレビ大阪 : 04/02(月) 18:00~
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『ゆるめいつ 3でぃ 』サンテレビ : 04/02(月) 25:35~
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『ZETMAN』読売テレビ : 04/02(月) 26:38~
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ダークヒーローかな。なら、難しい題材になるね。
『緋色の欠片』読売テレビ : 04/02(月) 26:08~
ニコニコ動画・バンダイチャンネル : 04/05(木) 25:30~
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この手のコミカルありそうな耽美系と俺の相性はすこぶる悪い。
『NARUTO-ナルト- SD ロック・リーの青春フルパワー忍伝』テレビ大阪 : 04/03(火) 18:00~
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斜に構えた感じが微塵もなさそうなので、本編より楽しめそう。
『銀河へキックオフ!!』BSプレミアム : 04/03(火) 19:00~
NHK総合テレビ : 04/07(土)09:30~
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『君と僕。2』テレビ大阪 : 04/03(火) 26:05~
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『あらしのよるに ひみつのともだち 』テレビ大阪 : 04/04(水) 17:30~
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お父さんスイッチ。
『しろくまカフェ』テレビ大阪 : 04/05(木) 17:30~
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/shirokumacafe/
ギャグは当たるかどうか難しいが、出落ちは確定。
『リコーダーとランドセル レ♪』ニコニコ動画 : 04/05(木) 深夜
KBS京都 : 04/10(火) 25:30~
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気楽で良いよね。
『これはゾンビですか? OF THE DEAD』サンテレビ : 04/05(木) 24:35~
BS11 : 04/05(木) 27:00~
http://kadokawa-anime.jp/zombie/
短くまとめようという姿勢は良し。
『夏色キセキ』MBS : 04/05(木) 26:25~
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予告からしてスフィア押しだが、それ以上にキャラとキャストの世代配置を同調させてある点とか、練られている感じはする。
『鷹の爪NEO』NHK-Eテレ / ネット配信 : 04/06(金) 18:20~
http://鷹の爪.jp/
NHKの地上波とネットの同時配信。新しい押しですな。
『めだかボックス』テレビ大阪 : 04/06(金) 26:10~
http://medakabox.jp/
原作者がシナリオを書くってのは、勝っている内に色々試すのを見られて興味深い。
『ジュエルペット きら☆デコッ!』テレビ大阪 : 04/07(土) 07:00~
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/jp-kiradeco/
テレビ東京より一足お先に。またぞろ無軌道路線の予感。
『超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム』テレビ大阪 : 04/07(土) 08:00~
http://www.tv-aichi.co.jp/TF-prime/
CGと来れば、懐かしのアドリブ合戦を期待するよね。
『プリティーリズム ディアマイフューチャー』テレビ大阪 : 04/07(土) 10:00~
ニコニコ動画 : 04/20(金) 21:00~
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え、続編。
『ふしぎの海のナディア デジタルリマスター版』NHK-Eテレ : 04/07(土) 17:55~
http://www9.nhk.or.jp/anime/nadia/
えらい綺麗になっとるわ。
『うぽって!!』ニコニコ生放送 : 04/07(土) 24:00~
http://www.upotte.jp/
通常配信するかは知らん。
『Fate/Zero 2ndシーズン』MBS : 04/07(土) 26:28~
BS11 : 04/14(土) 24:00~
ニコニコ動画 : 04/15(日) 25:00~
http://www.fate-zero.jp/
さて、じらした結果の勝者の貫禄や如何に。
『黒子のバスケ』MBS : 04/07(土) 25:58~
BS11 : 04/13(金) 18:30~
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地上波が深夜帯ってのが泣けるね。
『アクセル・ワールド』MBS : 04/07(土) 26:58~
ニコニコ動画 : 04/10(火) 23:00~
BS11 : 04/13(金) 24:30~
http://www.accel-world.net/
キャラの等身が極端なので、同じ画面に映りこむとパースが難しそうだ。
『メタルファイト ベイブレード ZEROG』テレビ大阪 : 04/08(日) 08:30~
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/mf-beyblade-zero/
流石、回るとお金も回るだけあるな。
『カードファイト!! ヴァンガード アジアサーキット編』テレビ大阪 : 04/08(日) 10:00~
http://cf-vanguard.com/
更なる強カードを求めて。
『ファイ・ブレイン ~神のパズル 第2シリーズ』NHK-Eテレ : 04/08(日) 17:30~
http://www9.nhk.or.jp/anime/phibrain/
この作品のパズルに気軽さはない。
『黄昏乙女×アムネジア』サンテレビ : 04/08(日) 24:30~
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ありがとう、日曜枠。
『謎の彼女X』サンテレビ : 04/09(月) 24:35~
KBS京都 : 04/09(月) 25:30~
BS11 : 04/13(金) 23:00~
http://www.starchild.co.jp/special/nazokano_x/
エロかフェチ枠。予告の時点で恥ずかしいわ。
『あっちこっち』MBS : 04/09(月) 26:20~
http://www.tbs.co.jp/anime/ackc/
『さんかれあ』MBS : 04/09(月) 26:50~
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『ヨルムンガンド』KBS京都 : 04/10(火) 25:00~
BS11 : 04/11(水) 24:00~
サンテレビ : 04/11(水) 24:35~
http://www.jormungand.tv/
流行る予定の分割と違いますかね。
『戦国コレクション』テレビ大阪 : 04/10(火) 25:30~
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/sencolle/
正直、時代物でキャラが多過ぎるのは関係性が掴み辛いから苦手。
『這いよれ!ニャル子さん』ニコニコ動画 : 04/11(水) 25:30~
テレビ大阪 : 04/13(金) 27:10~
http://www.nyaruko.com/
『クイーンズブレイド リベリオン』サンテレビ : 04/11(水) 26:05~
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ガンカタはあるか。って、そういうアニメじゃねーから。分かんないけどね。
『エウレカセブンAO』MBS : 04/12(木) 25:55~
BS-TBS : 04/21(土) 24:00~
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実の子と義理の子が、親に捨てられてバトル話ですか。まあ、違うわな。
『シャイニング・ハーツ ~幸せのパン~ 』MBS : 04/12(木) 26:55~
ニコニコ動画 : 04/19(木) 24:30~
http://shining-world.jp/heartsTV/
手作りパンを口にする機会は少ないが、上手さと手間はよく分かっているつもり。その点はどうよ。
『咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A』テレビ大阪 : 04/14(土) 26:25~
http://www.saki-anime.com/
見ると、半荘打ちたくなる。
『坂道のアポロン』関西テレビ : 火曜の深夜?
http://www.noitamina-apollon.com/
ノイタミナ枠。趣味の拘り押しは分かるが、心理描写次第か。
『つり球』関西テレビ : 火曜の深夜?
http://www.tsuritama.com/
ノイタミナ枠。HPの画像の上に白のキャプションは見難いとあれほど……。
『氷菓』KBS京都 : 04/23(月) 25:00~
サンテレビ : 04/24(火) 24:00~
BS11 : 04/27(金) 27:00~
http://www.kotenbu.com/
話数を絞って冗長さが無いように出来るかどうか。
『AKB0048』サンテレビ : 04/29(日) 23:30~
KBS京都 : 05/05(土) 23:30~
http://akb0048.jp/
メタ的に見て、終わってないのに復活ってのは、終わりの始まりにならないことを祈るよ。
『スマイルプリキュア』
前作でのプリキュアが笑顔から生まれた力との気付きから、今度はタイトルそのものに笑顔のスマイルを冠しての本作。『おジャ魔女どれみ』+『Yes! プリキュア5』(『セラームーン』のような背伸びがないという意味で)といった印象だ。
元気系ヒロインが転校初日から遅刻しそうになって、妖精さんと出会いつつ、転校先のクラスにプリキュア全員が揃っているという親切設計で始まる。今回は、スマイルとハッピーのセットで390な感じで、メルヘンランドだとか、敵さんがバッドエンドと分かりやすくて上手な設定だ。
変身はパフでファンデを付ける要領で行う。変身後のヒロインの中学生らしいビビリ方とプリキュアパワーでの格闘とまぐれ勝ちは、白馬の王子を待つのではなく、白馬の王子になるプリキュアシリーズの良さを体現している。
なお、必殺技が変身アイテムに気合のエネルギーを溜めて放つ方式で、かめはめ波よろしくの仕様と、『ドラゴンボールZ』のビシバシドカバキな格闘要素を取り込んで始まったシリーズが、ついに技まで拝借した点を挙げておく。追い込まれてなのか、発展系なのかは難しいところだが、欲求を溜めて放つ爽快感に根ざした技がある以上、スカッとする物語が待っているのではないだろうか。まあ要するに、演者が好みって訳ですわ。
前作でのプリキュアが笑顔から生まれた力との気付きから、今度はタイトルそのものに笑顔のスマイルを冠しての本作。『おジャ魔女どれみ』+『Yes! プリキュア5』(『セラームーン』のような背伸びがないという意味で)といった印象だ。
元気系ヒロインが転校初日から遅刻しそうになって、妖精さんと出会いつつ、転校先のクラスにプリキュア全員が揃っているという親切設計で始まる。今回は、スマイルとハッピーのセットで390な感じで、メルヘンランドだとか、敵さんがバッドエンドと分かりやすくて上手な設定だ。
変身はパフでファンデを付ける要領で行う。変身後のヒロインの中学生らしいビビリ方とプリキュアパワーでの格闘とまぐれ勝ちは、白馬の王子を待つのではなく、白馬の王子になるプリキュアシリーズの良さを体現している。
なお、必殺技が変身アイテムに気合のエネルギーを溜めて放つ方式で、かめはめ波よろしくの仕様と、『ドラゴンボールZ』のビシバシドカバキな格闘要素を取り込んで始まったシリーズが、ついに技まで拝借した点を挙げておく。追い込まれてなのか、発展系なのかは難しいところだが、欲求を溜めて放つ爽快感に根ざした技がある以上、スカッとする物語が待っているのではないだろうか。まあ要するに、演者が好みって訳ですわ。